いつまでやってるんやとお思いの方もあるでしょうが、金のかかったネタなんで無理矢理アップしてみます。
「金のかかった」なんて書くとヤラシイですが、私にとっちゃこの旅で唯一の宿やし、ながらく行きたかった宿なんで自分のために残しておきます。
今回の宿がある「鹿教湯温泉(HP)」は長野県の松本と上田の中間くらいにあります。
長野って色んな温泉がありますが、鹿教湯温泉自体の知名度ってどの程度なんでしょうね。
けっこうな数の宿があるように思いましたが、私は「三水館」に泊るまでは知りませんでした。
今回の旅では節約の意味もあって、基本的には車内泊で行くつもりでしたが、もしかしたらと思ってこの宿と諏訪の「みなとや旅館(HP)」の連絡先だけは用意して行ってました。
方向性は全然違うけど、両方とも以前に泊ってすんごい気に入ってたんです。
前のブログでもネタにしてないってことは、ブログを始める前に行ったんでしょうなぁ・・・・。
前のブログでネタにした長野の一人旅でも、もっぺん行きたかったけど三水館はいっぱいで、みなとやは連絡先が分からんかったんです。
今の生活じゃ分不相応かと思わんではなかったですが、もし縁があったらどっちかに泊ろうかと思って旅をスタートした次第です。
さて、旅の3日目(20日)に新潟でへぎそばを食べましたが、そこ駐車場から迷いに迷った末、まず三水館から電話。
すると今回は縁があったようで、翌日の予約が取れました。
三水館のサイトによると部屋によって料金が違うようだったんで、念のために一人泊りの料金も確認しました。
15900円に割増料金の2100円が加算されて18000円になるとのこと。
その値段やったら宿の値打ちが分かってたから喜んで予約をお願いしました。
翌日は、朝をゆっくり過ごしてから、14時のチェックインまで時間つぶしを兼ねて志賀高原方面へ。
予想以上に高いトコまで行ってしまい、途中は宿入りがかなり遅くなるかと思いましたが結局ええ時間に。
2時過ぎに鹿教湯温泉の温泉街に到着したんですが、以前1回来ただけやから宿の場所は全く思い出せず。
*宿の地図を焼いとけば良かったんですけどね。
ところどころ見覚えのある温泉街をそろそろと転がしたんですが、いつのまに温泉街の出口へ。
どっかで人に聞かんとアカンなぁと思いながら、同じ道を入り口まで戻ると、な〜んか見覚えのある風景。
「かんぽの宿」の看板に引っかかりを覚えて、温泉街の外れの細い道へ突撃。
*かんぽの宿はコチラによると潰れたようですが・・・。
我ながらええ勘しとりましたわ。
田圃のある田舎道をちょいと進んだら見覚えのある三水館の建物をサクッと発見。
駐車場に車を突っ込んだのが2時34分やったんで、まずまずの到着時間ですよね。
宿の人に、「初めてですか?」って聞かれて、「2度目です」と答えると、「宿の説明は要りますか?」と。
ロビー周りの様子は覚えがありましたが、「何年かぶりなんで・・・」と言うと、風呂があっちの離れ、晩メシが1階のこっちの部屋などと簡単に説明してくれました。
風呂の位置なぞはすっかり忘れてたんですが、指さされた瞬間に思い出すから不思議ですね。
「三十坂」という名前の和室に案内して貰うと、しっかり冷えたお皿に載った小さなケーキとお茶を出してくれはりました。
単なる土産モンの温泉まんじゅうみたいなモンやなくて、チビやけど真っ当なスイーツって感じのヤツでしたわ。
初めて泊ってこういうスタートやと期待が高まるでしょうなぁ・・・・。(^^)
まあ私はあんまり甘いモンに興味がないんで、「こんなとこまで気ぃ使こてるんやなぁ」とだけ思ったらパクッと行って、すぐ風呂の用意。
お風呂の様子は、宿のサイト内コチラのページにあります。
気に入った宿やというけど、大して広くもないお風呂ですし、露天風呂からすごい風景が広がる訳でもありません。
ちなみに前回泊ったときに、シャワーの水の出(水圧?)が弱いなぁと思ったんですが、今回も同じでした。(^^)
泊ってる間に4回風呂に入りましたが、あんまり他のお客さんかち合うこともなく、手狭には感じませんでしたわ。
単なる峠越えって言うにはちと激しいドライブの後やったんで、温泉がいっそう気持ちよかったですわ。
東京からのおっちゃんが入ってて少し言葉を交わしましたが、
「平日の昼間にこうしてる贅沢やなぁ」
ということで意見が一致。
風呂であったまることだけでもご機嫌ですが、私にとっちゃその後がさらに楽しみ。
部屋に戻るなり、冷蔵庫の瓶ビールを出してゴクゴク行かせてもらいましたよ。
*その時に携帯から上げた記事はコチラです。
宿の食事は、晩ご飯が6時から、翌日の朝ご飯が8時半からと決まっています。
その時間頃になると部屋に電話が入って、順に食事場所へ案内されるシステムです。
昼メシがもりそばだけで軽めやったんで、5時半頃には腹ぺこでウズウズ。
なんとか相撲を眺めながら時間になるのを待ってました。
そうそう、ここの部屋にあるテレビは、箱に入ってて扉が付いてるんで無粋やと思う人は画面を隠せるようになってましたねぇ。
宿の中の写真を撮ってれば、引っ張りようもありますが、以前撮った記憶があり今回は全く撮る気にはならず。
というわけで、私のしょうもない文章はこんなもんにして晩ご飯の写真をご覧いただきましょう。
食事場所は2カ所くらいに分かれてようで、賑やかな大人数さんは別の場所でした。
私が食べた場所では、京都からの私と変わらん世代の夫婦(カップル?)と風呂でしゃべった男性と奥さんの3組だけでした。
部屋出しではないけど、大広間で食べさせられるような感じは全くなく落ち着けました。
*席に着くとセットされていた前菜の盛り合わせです。
左の方から順に説明してくれて、
・ワラビの煮物
・三つ葉のお浸し
・こしあぶらの天ぷら
・蕗のにぎり寿司
・山椒味噌の田楽
・信濃雪鱒の骨周りの唐揚げ
・三つ葉のだし巻き
・うどのきんぴら
だったと思います。
「こしあぶら」っていう山菜はドライブ中に道の駅でなんどか見かけて気になってたんで、出てきて嬉しかったですわ。
熱々とは行かんけど、まだほんのりと温かかったです。
派手さのない前菜ばかりですが、少しずつ山菜や野菜が食べられて私には文句なしのスタートです。
最初にビールを1本貰ったら、すぐ日本酒へ。
「お酒を燗でお願いします」
というと特に量も銘柄も確認はされず。
飲み物のメニューには数は多くないけどいくつかの地酒が載ってたと思います。
出てきたのは備前のような焼き締め?の酒器で、1合にしちゃかなりたっぷりで外食ではたいてい4合以上飲む私が2合で十分でした。
へたすると正味の1合より多かったんちゃいますかねぇ・・・。
さて、どんどん三水館のお料理を見てもらいましょう。
続いてはお造りの登場です。
なんぼ日本海まですぐでも海のない長野に泊って、お造りでマグロ・イカ・鯛なんていう組み合わせが出てくるとガックリしますが、もちろんそんなことはなかったです。
*信濃雪ますと立科牛のたたき
あたしゃ、旅先でこの手の川魚のお造りがでるとそれだけで嬉しくなります。
量も控えめでいい感じです。盛りつけも無駄に派手じゃないですしね。
手前のチビッコい大根?もナントカって言うって説明してくれはりましたが、メモし忘れました。
*わらびと蕗とジャガイモの煮物
ふきにはちゃんとフキらしいかすかなエグミが残ってて、ええ風味でした。
このお料理も素材としては、地味ですよね。特別珍しいモンでもないし。
でも、落ち着いた美味しさで頬がゆるむ感じで楽しませて頂きました。
*伽羅蕗の飯蒸し(いいむし)
料理の説明では伽羅蕗のいいむしとだけ言われましたが、蒸されたご飯の中に塩気のあるマス?みたいなオレンジ色の身の魚が入ってました。
*なぜか単独で登場した「サラダ」
これだけはこの日の料理でじゃっかん「?」マークが浮かびました。
飲み物リストにはワインもあったんで、そういう人向けなんでしょうか。
ごくごく真っ当な洋モノのサラダの味でした。(フレンチドレッシング?)
シャキッとした葉っぱモンに文句はないんですが、熱燗をやってる私にはちと合わない一品でした。
*信州サーモンの木の芽焼き
信州サーモンは、ニジマスとトラウトを交配して作った品種やってなことを説明してくれはった気がします。
詳しくはコチラをご覧下さい。
*山菜のグラタン
こいつだけはちぃと派手目の厚手の焼きモノで登場しました。
トマトベースのソースなんでしょうか、パスタ類はなしで、ソースの中に何種類かの山菜が入ってました。
普通の野菜やったら思いソースに負けそうですが、山菜のアクやクセがソースに負けんとちゃんと主張してました。
ただ、たっぷりチーズがかかってることもあって、私一人で食べるにはちと重すぎて、山菜を出来るだけつまみ出して、ソースは少し残してしまいました。
美味しかったんで仲居さんに下げて貰うときにはスンマセンと謝っておきました。
*山菜のお浸し
これで後はご飯になりますと言われて、この料理がやってきました。
手前のグラタンがちと濃ゆかったので、これのおかげで口をサッパリさせられました。
*アスパラご飯と漬け物とみそ汁
長野ではこの頃がアスパラの旬やったから、このご飯になったんでしょう。
かなり柔らかめの炊き加減で塩もキチッと効いた味付けでアスパラがえらく甘く感じました。
おみそ汁の具には、ニラともう一個山菜みたいなモンが入ってました。
お漬け物もええかげんな手抜きがなく、最後まで落ち着いた美味しさを堪能させて貰い大満足の夕飯でした。
デザートは、ラウンジに移動して頂きました。
そこでたまたま同じ食事場所だった他の2組と喋ったんですが、どちらも宿のリピーターでした。
年に1〜2回、数年にわたって来てるそうで、他の季節の料理のことなんかも教えて貰いました。
5人の意見が一致したのが、三水館はどこかスゴイって訳やない、ゆったりした良さが一番の魅力ってことでした。
お二組は、料理しかり、お部屋しかり、サービスからお風呂に至るまで自然で落ち着けるから通いたくなるって言うてはりました。
他に似た宿がないかなぁと5人で喋ったんですが、この雰囲気のとこはないなぁという結論でした。
もう一本の記事に分けて書くほどでもないので、翌日の朝ご飯も続けて行ってみます。
翌日は6時にバチッと目が開いてしまい、8時の食事までぼけぇ〜っと。
朝ご飯の時間から逆算して、風呂上がりの汗は落ち着くけど、体が冷え切らないってタイミングでお風呂へ。
男風呂と女風呂は前日の夜の8時だったかに入れ替えになってるんで、両方のお風呂が楽しめました。
前日にしっかり食べたけど、早起きして風呂に入ると、8時の朝ご飯の前に腹ぺこでした。
朝ご飯の席に着くなり、ビールをお願いしました。
運転があるから量は飲まれへんけど、朝メシのビールこそが温泉の醍醐味ですわ。
*「はたはたの干物」
頭は少し固いかもしれませんって言うてはったんで、逆に言えば食べられるってことやわなと理解。
しっかり噛んでなんにも残さんと頂きました。
*菜っぱの煮物、ごぼうのキンピラ、炒り豆腐?
これまた地味なオカズですが、ちゃんと作ってる感じが伝わる味で気に入りました。
普段から野菜中心なんで、これだけで十分ビールが楽しめました。
*席についてから持ってきてくれた「厚焼き卵」
だし巻き玉子って言う方がええんですかねぇ・・・。熱々で湯気が立ってました。
*お漬け物や佃煮など
私にはこれだけでご飯を食べるのが十分でした。
お櫃でご飯を出してくれたんで、小ぶりのお茶碗で4杯もご飯を食べました。
男モンの大ぶりのお茶碗でもしっかり2杯くらいあったと思います。
普段の朝メシではなっかなか食欲が湧かんのに、しっかり食べましたねぇ。
ご飯の後は、チェックアウトまでにまたお風呂へ。こんだけ最後の最後まで楽しんだら値打ちがありますねぇ。
お勘定をすると、なぜか基本の宿泊料金が17000円でした。
酒代だの入湯税だの、消費税まで入れたコミコミで21885円。
25000円までは覚悟してただけに、思ったより安く感じました。
私の価値感ではコストパフォーマンスでここよりええ宿はなかなかないように思います。
1泊でもしっかり楽しみましたが、この宿やと2泊したらこの5倍くらいご機嫌でしょうなぁ・・・。
朝メシでガッツリ飲みも入れて、部屋に戻って、ウトウト。
昼間は散歩がてら鹿教湯温泉の外湯なぞをシバいてみたり。
湯の後はまたビールでも入れて、本を読みながらウトウト・・・・。
食って飲んで、風呂入って、寝て、また食って飲んで。
独り身では贅ぇ沢が過ぎますが、気兼ねせんでええ相手とそんな風に過ごせたら幸せでしょうね。
というわけで、三水館は個人的にすごくお勧めです。
タイトルにつけた「極上」をどう捉えるかは人によりますが、ゆったりを求める人には分かってもらえるんじゃないでしょうか・・・。
信州方面でゆっくりくつろげる宿をお探しの人には、めっちゃええ宿やと思いますよー!!
週末はかなり予約が取りにくいんで、興味が出た方は早めに計画してくださいねー。
*平日は比較的マシみたいですが、行ける人は限られるでしょうねぇ・・・。
<参考>
*信州鹿教湯温泉 三水館:公式サイト
住所:長野県上田市西内1866−2(信州 鹿教湯温泉)
電話:0268−44−2731
<追記>
*本文で書き忘れましたが、この旅館には名物猫が居ます。
今回初めてそのニャンのことを知りましたが、宿の中をうろついるんで猫嫌いの人はご注意を。
写真を撮りたかったんですが、出会ったときにはカメラが無かったんですよねぇ・・・。
写真集?にも登場したそうで、わたし好みのデブ猫でした。
*常連さん曰く、最近はだいぶやせたそうです。
宿のサイトからにゃんこのブログへのリンクがあったんで、記事は少なくあんまり更新されてませんが一応張っておきます。
*三水館の名物猫「ニャン蔵」ブログ:ニャン蔵日記
うーん、更新が少ないのがホンマ残念です。



サラダとかグラタンは客に気を使ってるのかも知れませんが、この手の気遣いは無用に感じます。地のものを、妙にひねることなく地道に食べさせてくれれば充分なのにね。
私の好みにはええ感じの料理が多かったです。
> サラダとかグラタンは客に気を使ってるのかも知れませんが、
個人的にグラタンはオモロかったんですが、サラダは日本酒には合わんってのが正直な感想でした。
> 地のものを、妙にひねることなく地道に食べさせてくれれば充分なのにね。
料理全体はそんな感じなので気に入ってます。ishさんにもおすすめですよ。(^^)