グルコバというのは、「B級的・大阪グルメ!ブログ」のこばやしさんが主催するインド料理をみんなで作って食べるイベントです。
いつものように10時頃に家を出て、会場へ向かいました。
今回はデカリュックに少しスペースが空いたので前回と較べるとやや荷物は少なめでした。
前回は体調&気力がかなり落ちてたせいか、リュック2つと固めて置いてあった寸胴を忘れて行ってしまいました。
さすがに2回連ちゃんでチョンボするわけにはイカンので、何日も前から頭の中は「寸胴、寸胴」と寸胴のことで一杯でした。
その甲斐あって、無事寸胴共に会場入りすることが出来ました。
いつものように御堂筋線の西中島駅で降りて、テクテク歩いて崇禅寺駅前の「もと飛鳥人権文化センター」へ。
第2回からこの会場でずっと参加してますが、グルコバってほんと天気に恵まれてる気がしますわ。
調理中に雨が降ったことはあるけど、私は行き帰り雨にあったことがないんですよねぇ。
11時過ぎからボツボツと作業。しっかり下味を付けるためにタンドリーチキンの漬け込みから。
その後は、いつものようににんにくの皮むき、その半量のすりおろし作業などをチマチマと。
12時半頃から近所の八百屋とスーパーへ買い出し。
自分用の昼メシにネギトロの細巻き1本と、大人の麦ジュースをゲット。
昼メシを食べ終わる頃には、ぼつぼつと調理から参加のメンバーが揃い始めたので本格的な作業をスタート。
私は今回も刻みモンに徹することにして、玉ねぎのみじん切りやら、スライスやら、青唐辛子のみじん切りなどをせっせとこなしました。
前半はいつものようにこばやしさんの指示で各テーブルに分かれた参加者が並行して作業。
ある程度色んな料理の下準備出来た頃に、こばやしさんによるマトンカレーの作り方のレクチャーがスタート。
*前回に続いて「マトンカレー」は講義形式で
こばやしさんも2回目で講師役が板に付いてましたねぇ。私はチラッと覗いてあとは、輪の外でぼけっとしとりました。
今回は食事会スタートの直前で多少バタ付きましたが、調理全体は割りと余裕があったようです。
刻みモンのオーダーもそんなに多くなかったんで、途中からは自分が根城にしてた調理台を離れて、色んなトコでちょこちょこ洗いモンにも手ぇ出してました。
ただ、そのせいかいつも以上に手の指がボロボロになってしまい、途中からでもえらく荒れてるのが分かりましたねぇ。
調理班の密かな(一番の?)お楽しみと言えば、作業中に飲みながら、色んなアテを摘むこと。
私は迷ってたんですが、前日に仕込んだモノをちょっぴり差し入れしました。
*前日に湯煎で作った「牡蛎のオイル煮」
加熱用の牡蛎を3パック買うて来まして、まずは塩水で振り洗い。
キッチンペーパーで一つずつ水気を取って、小鍋へ。
月桂樹の葉、粗挽きコショウ、にんにくの粗みじん、ローズマリー、バジル、冷凍の生パセリ、鷹の爪の輪切り、軽めの塩を振ってオリーブオイルをかぶるまで鍋に。
大鍋に湯を沸騰させたところに漬けて湯煎に。
ここで、前回は小鍋を大鍋のフチに引っかけただけで鍋が浮いたんですが、牡蛎が3倍になって鍋は浮かず。
ギリギリで気づいて手を放さんかったんでセーフでしたが、もうちょっとでドッバ〜と水が入るトコでした。
3パック分もの牡蛎をワヤにするとこで、本気で焦りましたが、鍋底に小皿を1枚入れてその上に小鍋を乗っけて調整してやりました。
ある程度小鍋が温まるまで中強火で加熱して、途中でなんどかかき混ぜ、ある程度の温度になったら弱火に。
時々小鍋の中を混ぜながら1時間ほど加熱してやりました。
*出来上がった「牡蛎のオイル煮」
当日は、すぐ各調理台に配ってしまい、写真を撮り忘れたんでこれは前日の味見の写真です。
生よりは多少縮んでるけど、1時間も火を入れた割りにはふっくらしてました。
今回は、当初この状態のまま、フードプロセッサーに掛けて牡蛎ペーストのようなモンにしようかと考えてました。
ペーストにしたら、油のそこに溜まった牡蛎の汁をくわえるとか、粉チーズやらジェノベーゼなんかをぶち込んでいじれるかなぁと思ったんです。
出来上がった量が思ったほどなかったのと、夜に作業してて、油だらけになるフードプロセッサーを洗うのが邪魔くさくなったので、結局そっちはパス。
素直に牡蛎のオイル煮として摘んで貰いました。
牡蛎の臭みというかニオイが苦手な人が居ったらと思ったんで、割りとしっかり香辛料?を効かせたつもりでしたが、料理としちゃ簡単すぎるんでちゃんと食べて貰えるか不安でした。
全体に配ってしばらくしたら、残されて晒しモンにしとくのは格好悪いんで回収しようと各テーブルをチェック。
幸いどこも余ってなかったんで、一応は摘んで貰えたようで良かったですわ。
写真がとれなかったのが残念ですが、だいこんさんがまた自家製のベーコンを持ってきてくれはりました。
スライスにしてお皿に盛ったら、参加者の方の手がドンドン伸びて、ほとんど瞬殺状態で売り切れとりました。
燻製って自分には全く馴染みのないジャンルだけに、こういうホンモンの手作り品はスゴイなぁと感心してしまいます。
私は飲まなかったんですが、紅茶の葉をたくさん持ってきてくれた方がチャイを作ってくれたり、別のテーブルではロールケーキでしょうか、甘いモンも出てたようです。
こばやしさんの奥さんのゆっき〜さんのブログ記事によるとドライフルーツなんかも出てたようです。
私は自分のビールだけをスローペースで舐めてましたが、ワインも何本か空いてたようですわ。
後半にタンドリーチキンを焼き始めると、そのつけダレが余ってたので誰かが言い出してジャガイモを漬けて焼こうと。
私がジャガイモの皮むき&刻みをやって、他の方が天火で焼いてくれました。
このオマケ料理もピリ辛で主役の手羽元並に旨かったですわ。
なんだかんだつまみながら作業してたんですが、今回は食事会の前は腹ぺこでした。
というわけで、もうぼちぼち出来上がった料理をご覧いただきましょう。
*赤タマネギのアチャール
*ミックスライタ
*お焼き風の具入りとシンプルな粉モンの2種類
*サモサ
ゼロから手作りの粉モンが3種類もあって充実してますねぇ。
*myblackmamaさん作の「ポルサンボール」
今回もmyblackmamaさんのおかげで本来のメニューになかった裏メニューが3つも登場
*myblackmamaさん作「キノコのテルダーラ」
これは本来夏野菜で作りたいモンやって言うてはったと思います。
冬場でいい露地物の野菜がないからアレンジしてキノコでやりはったんだとか。
*野菜のパコラ3種類
インド風の天ぷらで、ブロッコリー、京芋、カボチャ。
特に揚げたてのブロッコリーは、もっちりした食感で普段固めに茹でて食べるのは全然違って驚きました。
*トマトチャットニーとコリアンダーチャットニー
トマトの方作ってるのをどなたかが見て「なんやろ?」っていうんで、私は「前にトマト味の混ぜご飯があったから、それかもしれませんねぇ」なんていう大ボケを。
ソースとして単品で食べるモンでした。何回参加してもほんまに何も分かってませんねぇ。
嘘を教えてしまった方、食事会で気づきはったでしょうが、ゴメンナサイ。(^^;)
*ダル・マッカニー(豆のカレー)
*アルゴビ
ジャガイモとカリフラワーが入ってました。
これは最後の塩加減がちょっと塩辛くなってしまったんですが、myblackmamaさんが牛乳を加えて、辛さをアップさせて見事に修正しはりました。
辛さをキツくすると、塩加減をキツメにせなアカンから、逆に塩辛いときには辛さをプラスすると塩辛さが減るんやそうです。
*手製のチーズの揚げたモノ
ほうれん草のカレーにコイツを入れるとセットで「パラク・パニール」という定番料理に。
*北インド風マトンカレー
では、盛りつけ例をご覧下さい。
*クリックして貰えば横800ピクセルのデカイ写真が出ます
いつものように料理の解説写真と説明はこばやしさんの記事からお借りしました。

A.アルゴビ
カリフラワーとじゃがいものスパイス炒め。ベンガル風にパンチホロンを使ってあっさりと仕上げました。
B.北インド風マトンカレー
ヨーグルトとトマトのマサラで煮込んだ北インド式レシピで。
C.ダル・マッカニー
ウラド豆と赤インゲン豆を生クリームとトマトで煮込んだリッチなダル。本式では皮付きウラド豆を使いますが、個人的な趣味で皮無しを使ってます。
D.パローター
小麦粉の生地をたたんで焼いた、パイ状のパン。
E.パラク・パニール
牛乳から作ったカッテージチーズを浮かべたほうれん草のカレー。
F.ミックスライタ
キュウリとトマト、玉ねぎのヨーグルトサラダ。北インド式にチャットマサラで仕上げました。
G.ムーリ・パラタ
大根のマサラを包んで焼いたお焼き風のおかずパン。
H.ベジタブル・プラオ
バスマティライスを使った野菜の炊き込みご飯。
I.ジャスミンライス
J.フライド・ポルサンボール
myblackmamaさん作の、スリランカ風ココナツふりかけ。
K.キノコのテルダーラ
myblackmamaさん作の、スリランカ風スパイス炒め。
L.ベジタブル・サモサ
おなじみのインドを代表するスナック。
M.トマトチャットニー
パンチホロンを効かせて甘くしたベンガル風ディップ。
N.コリアンダー・チャットニー
香菜を使った北インド風ディップ。
O.タンドリーチキン
カシューナッツや蜂蜜、カスリメティを使ったマサラに漬け込んで焼いた鶏肉。
P.野菜のパコラ
ブロッコリー、京芋、かぼちゃをスパイス入りの生地で揚げたもの。
Q.オニオンアチャール
玉ねぎの即席漬け。
あと、皿に載せ忘れましたが、myblackmamaさん作の紫キャベツのマッルンもありました。
今回のグルコバではカレーリーフを使いにくい季節だから、北インド系の料理を中心にされてるそうです。
日本のインド料理レストランってほとんどが北インド系やそうなんですが、何回かレストランで食べたヤツよりやっぱりグルコバで食べるヤツの方が旨く感じました。
盛りつけ例にある鶏の手羽元で作ったタンドリーチキンは、ほぼ全ての人が食事会を待たずに、調理室で熱々の焼きたてを食べてはりました。
私も熱々を食べましたが、冷めてからよりもきっとそっちの方が正解やった気がします。
myblackmamaさん作の紫キャベツのマッルンなるものは、可哀想なことに鍋ごと調理室に忘れられてました。
途中で気づいて取りに行ったんで、私が皆さんの席を回って配らせて頂きました。
私の食べた分はこんな感じです。
*自分が食べた料理
この写真のあと、もう少しご飯とおかずをお代わり。今回はかなりたっぷり目に食べた気がします。
いやー、毎度のことですが1500円で丸一日楽しんで、しっかり美味しい料理が食べられるってのはありがたいことです。
主催してくれはったこばやしさんにはほんとに感謝です。ありがとうございました。
グルコバのあとは、こばやしさんを含めて4人ほどで梅田の立ち呑みにて反省会という名の2次会。
この日は珍しく酒と体調のバランスが良かったみたいで、グルコバで缶ビール5本、立ち飲みで焼酎ロックをけっこうな杯数飲んだんですが、嫌な酔い方はなし。
家に帰ってもジントニを1杯入れたんですが、翌日の二日酔いもなくええ感じでしたわ。
次回のグルコバはけっこう間隔が短く3月21日(日)の開催やそうです。
毎回けっこうな人数の方が初めて参加してはるので、興味のあるかたはこばやしさんのブログやmixiから申し込んでくださいね。
すぐ次回のグルコバになりそうやけど、まかないモンのネタがもうあんまり無いなぁ・・・・。
*朝イチの体重:58.0kg(昨日も晩はショボかったのになぁ・・・。ギリギリは納得行かん)