伊勢の方って牡蛎を売りモンしてるトコが多い気がしますが今回の宿もその一つ。
せやからおかげ横丁で焼きガキが割と安くで売ってたのは食べんと我慢。
時期的にはギリギリやろうけど、宿で食べる牡蛎を楽しみにしとりました。
3時に宿に入ったんでまずはお風呂へ。
でも、今回のお宿、大浴場はナシ。
小さな小さな湯船がある貸し切り用の風呂とそこそこマシな部屋風呂ってスタイル。
最初はどうかと思ったけど、部屋風呂やと姪っ子と一緒に入って水遊びしとっても気兼ねせんで済んだんでまあ問題なし。
風呂に入って部屋で軽くビールを飲んでから本を読んだりウトウトしたり。
夕食を6時にしたんですが、5時頃にはかなりの空腹で待ち遠しかったですわ。
6時になるや大急ぎで食堂へ。
流れに沿って写真をご覧下さい。
前菜の盛り合わせ
なんの説明もなかったので何を食べたかの詳細は不明です。
流し函でドカッと作って切っただけの直方体モノが多用されてるのが印象的。
*作ったか、買うて来たかは分かりませんが・・・・
色んな種類さえありゃ、酒のアテにはなるから驚きはなくてもちょこちょこ頂きました。
おそらくクラゲがメインの小鉢ものかと。
ピーナツ系のすりモンを酸っぱくしたようなタレでした。
見たまんま「サラダ」です。
ごく普通の白いドレッシングが掛かってました。
海藻のたぐいが入ってるあたりが海辺の宿って主張なんでしょう。
この3つの料理と宿屋の定番「小鍋」がテーブルに付く前からセットしてありました。
小鍋の方はさすがに牡蛎がウリだけに味噌仕立てのダシに大きめの牡蛎がいくつか。
牡蛎が苦手な妹とオカンには陶板焼きですき焼きみたいなモノが付いてました。
飲み物は最初に瓶ビール。
私は当然のように日本酒に行こうかと思ったんですが、オヤジがボトルで焼酎を頼むというのでそっちに付き合うことに。
ソムリエバッチらしきものを付けた男性が1人おるくらいなんで、飲みモンのメニューはそこそこ種類があったようです。
ボトルにハーフとフルがあったんで、仲居さんにどんな大きさか尋ねると最初の若い子は日本語が片言で要領を得ず。
次にかんなり年配のヒトにも声を掛けましたが、まったく分かってはりませんでした。
かなり待ってやっとソムリエっぽい兄ぃちゃんが登場して解決してくれました。
ビールグラスは冷酒器のような一口サイズやったけど、焼酎の水割りやお湯割りにはジョッキになりそうなサイズのデカいコップ。
4合瓶の焼酎でも3人が1杯ずつ作るとあっちゅう間になくなりそうでした。
自分らでやるって言うてるのに、肩に力入りまくったようなしゃべり方のソムリエ兄ぃちゃんが
「せっかくやから一杯目くらいはお作りしますよ」
ってなこというて作ってくれはりました。
なんの味もせんくらい薄〜すいヤツやったんで、兄ぃちゃんが下がるなり自分らでドボドボ注ぎましたけどね。
そんなことやってる間に豪華料理が登場。
シマアジ、平目、伊勢エビの載った舟盛り。
取り分けやすいようにか舟2つで出してくれたんですが、これは3人分です。
オヤジの方に正面を向けてるんで裏側でご容赦を。
予約したときに「1人半匹の伊勢エビが付きます」と言われたと聞いてました。
宿までの道中で伊勢エビって言うてもサイズはピンキリやからなぁと言うてたんで出てきたときは吹き出しそうになりました。(^ ^;)
とはいえ、生のエビってあんまり好きやないけど伊勢エビの刺身は旨いですなぁ。
ザリガニ君サイズやから大事に一口ずつ頂きました。
こんなチビのうちに食っちゃうなんてなんだか逆にもったいなかったですわ。
続いて登場したのが宿のウリの牡蛎。
”1月頃から水温が上がってノロウイルスが検出されたから生ガキは出せません”ってな説明書きがテーブルにありました。
殻付きの生ガキも食べたかったけど当たるんはイヤやからしゃあないですな。
この牡蛎は容赦なく思い切り火を入れられてるようでしたが、身はけっこうな大きさ。
やっぱ牡蛎で有名な地域だけにモノがええんでしょうなぁ。
殻のサイズの割に中身が大きいのが印象的でした。
えらくしょっぱかった(塩辛い)ですが、身の海水が煮詰まってたんでしょうかね。
またいつか生牡蛎で味わってみたいもんですわ。
牡蛎と別に焼き物も登場。
貝類2種は、親の敵やと思われたんかムチャクチャな焼きを入れられてました。
とてもやないけど噛み切れんので食べモンには申し訳ないけどほとんどのモンが残してました。
焼き魚はこれまた説明もなかったので不明。
醤油味になぜか安っぽいキウィジャムが添えてありました。
なんの意図があったんでしょうねぇ・・・・・
意図不明続きというわけではないですが、続いて出たのも不思議なモノ。
箸休めやそうです。
スライスしたパンによく分からん具を乗せてチーズ掛けて焼いてありました。見たまんまですね。
なにがどう箸を休めることになってるんでしょう・・・・。
舟盛りや焼いた貝類に続いてコレを出そうと思う発想に興味が湧きますなぁ。
揚げ物は3色団子。
魚系、海老と鴨かなんかでしょうか。
この手の練りモンだけ3つってのは、つい要らんことを考えてしまいますなぁ。
”いっぺんにドカッと仕込んできわにダダッと揚げるだけやん”ってなイヤミなことをね。
*単なる冷凍食品を揚げただけって可能性は考えないことにします。(^ ^;)
手抜きかどうかは不明ですが、モノ自体はなかなかのモンでした。
しっかり下味が付いて旨かったですわ。
大バコ系の居酒屋料理なんかには使えそうでしたわ。
どうせなら最後までご覧頂きましょうか。
デザートです。どうみてもデザートです。
食べたモンは以上です。
最初から最後まで料理もサービスもツッコミどころは満載。
その割りには不思議と怒ったり文句言うたろうってなイヤな気分にはなりませんでした。
あまりにもイッちゃてるからでしょうかねぇ。
ようしゃべる身内が集まってワイワイガヤガヤ言いながら飲み食いしてたんであんまり気になりませんでしたわ。
飲み食いネタはこんなもんにして少しだけ宿の様子を書いときましょうか。
今回の宿は雑誌に載ってたそうで駐車場と建物の間には写真映えしそうな前庭がありました。
でも建物自体は真四角な鉄筋コンクリート造りで、おそらくかなりの年代物。
建て替えるわけに行かんから建物はそのままで全体をリニューアルしたようでした。
改装してさほど経ってないようで小ぎれいなんだけは、ありがたいですわね。
すでに書いたとおり大浴場はないと聞いて、風呂好きとしちゃ最初はショックでしたが各部屋にそれぞれ割とちゃんとした風呂が付いてました。
ここ10年くらいでしょうか、カップル向けに借り切りできる家族風呂やら2人で入れる部屋風呂をウリにした宿が増えてますねぇ。
今回は親父ら2人が一部屋、妹一家と私が一部屋を取ってました。
親父等の部屋は広めのベッドが二つにちょいと背の高いスツールがある程度でかなり狭め。
でもそっちのお風呂はかなり広くて3人でも充分なサイズ。
姪っ子とそっちの風呂を借りに行くたびに、ラブホの安いグレードの部屋を想像しちまいました。
私が泊まった方はベッド二つに和室で標準的な家族向けって感じ。
でも風呂はかなり小さめ。
カップル向けと家族向けでアピールするとこが違うんですかねぇ。
細かいとこで気付いたことも書いてみましょう。
部屋のテレビはサムソンの液晶でサイズはかなり大きめ。
ただ地上デジタルには対応してなかったんで、かなり予算が苦しかったんでしょうなぁ。
部屋には空のチビ冷蔵庫だけがあって、自販機は1階のみ。
それはええけど部屋にお茶のセットはあるけど、コップはナシ。
私は”茶碗でビール”でも気にならんけど、気になるヒトもあるでしょうな。
湯飲みのお盆に掛かってた布が大創のヤツってのも涙ぐましい経費節減の一環でしょうか。
チェックイン時にお抹茶サービス券をくれました。
次の日の朝に私以外は頼んでましたが、茶菓子ナシに若干のブーイングあり。
せっかくサービスするんやったら日持ちするもんでええからチョロッと付けたらええのにねぇ。
階段の踊り場と部屋のトイレに花が飾ってありました。
そのどれもがちんけな造花。
生の花を買われへんのやったら花なんか飾らんとトイレやったらポストカードでも額に入れて置いときゃええのにと。
造花を置くだけでダサさが強調される気ぃするんですけどね。
宿側は起死回生を狙って改装したかもしらんのですが、正直言うて2度目はないですなぁ。
今風の和をウリにする宿が増えてますが、その手の宿の中ではかなり見劣りがしましたもん。
今回は宿の経営してる人らが可哀想やから屋号を書かんときますね。
意図的にボッてるとか、騙しがあったら同じような目に遭うヒトが減るように屋号を書いてもええとは思います。
でも今回の宿は足らんトコが多いけど、ムカつかされたわけでもないですから控えときましょう。
それにしても雑誌の写真なんかを撮るプロってのはすごいですなぁ。
撮り方だけで同じモンでもガラッと印象が変わるええ見本でしたわ。(^ ^;)


