ある記事のコメントで「お前はどんな本を読むんや?」とご質問いただいたので、レスがてら独立した記事にしてみます。
本の表紙の画像を張ろうかとも思ったんですが、思い出すのに必死なんで今回は文字だけです。
なんぼ文字をスクロールしてもうても、絵は無いので興味ない方はどうぞスルーしてください。
自分のことは活字キチガイやと思ってるんですが、いわゆる「読書家」やと思ったことはありません。
思想書だのなんだのの難しい本は読みませんし、純文学もほとんど読んでないですから。
そもそも純文学と大衆小説?の区別さえじぇんじぇんついてないんです。
自分の中では、エッセー、小説、旅モノ(紀行文?)くらいの大ざっぱな把握しかありません。
小説の中では、普通の小説、恋愛小説、推理小説、サスペンス小説、ホラー小説、SF小説、時代小説、ファンタジー小説くらいの分類をしてるかもしれません。
推理モンとサスペンスモンはなんとなく分かれてる気がするものの、ホンマに区別が分かってるかはビミョーです。
あと、ハードボイルドってなタイプもあると思うんですが、あれはそれだけで一つのジャンルになるんでしょうか・・・・。
読む小説のうちで何冊かはハードボイルドって言える気もしますが、これまた明確な定義は不明です。
で、よく読むジャンルには、まずエッセーがあります。
中学高校時代を通して畑正憲さん(ムツゴロウさん)は量・回数ともにすんごく読みました。
少し前は中島らもを片っ端から読んで、苦手な対談モノ以外はほとんど読んだかと。
”らも”つながりで”わかぎえふ”も何冊か。
芸人(=有名人)の本は敬遠気味ですが、室井滋はけっこう好きです。
2〜3年前からしばらく100均コーナーに多いってんで、ちびまる子ちゃんの作者のやつも数だけはかなり読んだかと。
軽い感じで独特の文体の原田宗典もそれなりの数読みました。
サイバラ(西原理恵)もんはマンガを含め、その取り巻きやらもけっこう数読んだかと。
群ようこは出てる作品数の割には少ないですが何冊か摘んだことあります。
数を出してなかったり名前が思い出せなかったするんで、具体的には上げませんが適当に本屋(含む古本屋)で見つけた作者のエッセーもかなり読んでます。
ただ、理由はなぜか分からんのですが、ここ1〜2年はエッセーを読む量がガクンと減ってます。
買うてもなかなか読まんので、買う量も抑えてるんですが、昔のクセでついつい買うて来て積んだままってのが何冊もあります。
読まなくなったジャンル繋がりで、旅モノも減りました。
懐具合が寂しくあんまり旅行に出にくいし、一緒に旅する相手もないと旅モノを読んで変に旅心に火が点くと難儀なんで、キライになってないけど読む機会は減りました。
別の良く読むジャンルには時代小説がありますねぇ。
高校生ぐらいは書かれた時代背景とか気にせんと山本周五郎にはまってました。
これはまさに「はまった」って書き方が正しくて、読みたくて仕方ないから必死で古本屋を巡って文庫を漁ってました。
山周は手元にないせいもあって、もう何年も読んでませんね。
私は気に入ると何度も同じ本を読むんですが、時代小説のジャンルでなんべんも読んでるのは池波正太郎のヤツです。
「鬼平犯科帳」と「剣客商売」のシリーズが好きでこれは文章を覚えるくらい読んでます。
ある作家のことを気に入ると片っ端から作品を読むことが多いんですが、池波の他のヤツはあんまり読んでません。
食について造詣が深いから池波正太郎のエッセーは何冊か読んでますが、他の作品は数えるほどですわ。
時代小説は基本的に短編、特に短編連作が好きやからってのが理由かもしれません。
藤沢周平とか他にも何人か複数の冊数読んでる作家も居るんですが、あんまり読み返さんし思い入れは小さいかもしれません。
ここ3年ほどで読みたいと思う作家には山本一力がおるんですが、まだ旬の作家なせいか古本屋の100均棚にはほとんど並ばんので、あんまり読めてないです。
まだ3〜4冊読んだ程度やと思いますが、この作家は懐に余裕があれば端から潰していってると思います。
自分では時代小説っていう認識は弱いんですが、畠中恵の「しゃばけ」シリーズはかなり好きです。
どっかの新刊本屋(フツーの本屋)では、時代推理小説?ってな分類をされてた気がします。
推理って言われてから、あぁそういえばそうかと思わんでもないんですが、あの作家の作品は自分の中じゃジャンル分けはしてなくて「ほんわかしたもん」を楽しむって意識で読んでます。
最近はちょっとインパクトは薄まってますが、しゃばけシリーズは定価で新刊を買うたこともあると思いますわ。
この作者のは他の作品も何冊か読んでるんで、端から潰す系とも言えるかも。
ほんわか系で最近ヒットやったんは、仁木英之の「僕僕先生」ってのが良かったですわ。
1回目はまあまあやと思ったんですが、なんとなくで2回目を読んだら気に入って、その後もう2〜3回読んだ気がします。
この作品には続編が2冊出てるようで、100均とは言わんからなんとか古本で手に入れたいなぁと思って日々古本屋の棚をチェックしてます。
今回の記事を書くきっかけになった別の記事では、書名を出さんと探してた本を見つけたと書きました。
それは香月日輪って作家の「妖怪アパートの幽雅な日常」ってシリーズです。
ハードカバー(単行本)で10巻出てるようで、かなり人気があるってことでしょうが私はつい最近まで作者の名前さえ全く知りませんでした。
おそらくアマゾンのオススメで見かけたんやと思いますが、いろんな妖怪が住むアパートに高校生が越していくという設定がオモロそうで読む気になりました。
何冊かはすでに文庫化されてるっていうんで、文庫、それも古本で読もうとここ2〜3ヶ月捜してたんです。
で、読んでみたら青春モンと言えるんでしょうか、なかなか好みに合うてたんで、その日に2回目も読み終えた次第。
冊数もそこそこあるから、「はまるやろう」と書いた次第です。
自分の中で、しゃばけ、僕僕先生ってのは、似たような位置づけで、その系統で他に新しい本が欲しかったんで妖怪アパートはええハマリ対象やと思った訳です。
今の部屋には屋根裏に収納庫があって、読んだ本を放り込んでる段ボール箱がいっぱいになるとそこに上げてます。
そこに上げられた本は、例外を除けばほぼ読み返すことがなくなります。
*例外は同じ本を買うて来て気づかずに読むばあいです。(^^;)
で、複数回読む本はスペースの限られた本棚に置いてます。
しゃばけ、僕僕先生、池波の2シリーズは本棚に居ます。
露悪趣味をうたうブログなんで、ちと恥ずかしいとこも白状しときましょう。
本棚にはもう1シリーズ?並んでるんですが、それは有川浩の「図書館戦争」シリーズ。
本編4冊に外伝モノ2冊、巻によって程度に差はあれラブコメ、ベタ甘という評価がアマゾンでもようさん出てました。
こいつが原作になって少女漫画も出てるそうで、37才にもなる一人モンのオッサンが何遍も読んでるってのはかなりお恥ずかしい話です。
恥ずかしいついでで、開き直っておくと、これは他の本棚居残り組とはまったく位置づけは違うんですが、はまり具合では負けず劣らずですわ。
作者は外伝の後書きで「もうええ加減にしきます」ってなことを書いてましたが、どんな無理矢理でもええんで続編が欲しいモンです。(^^;)
ちなみに、今はマンガを買うことはほとんどないんですが、私はマンガも大好きです。
で、少女漫画?っていうんでしょうか、女子向けのマンガもかなり好きやということをついで白状しときましょう。
「どんなヤツが好きや?」っていうツッコミのないように作者も書いとくと、
大昔は小椋冬美にはまりました。(今でも新刊が出たら買うかも)
一条ひかりはかつて有閑倶楽部は全部持ってましたし、割と最近の「正しい恋愛のススメ」やら「天使のツラノカワ」なんかも気に入ってました。
ワンコ、動物好きなんで佐々木倫子の「動物のお医者さん」も好きで、その後同じ作者の他の作品もいくつか読みました。
登場する女子はもしリアルで会うてもきっと興味ないと思うんですが、なぜか昔から好きなのが西村しのぶのマンガ。
サードガールから始まって、いまだに古本屋に寄ったらチェックしてて最近の未読作品は100均になれば買おうかと狙ってます。
この作家の書く女子はベッピンばっかりやから、私の好みと全然違うんで自分でも好きなのが妙なんですけどねぇ・・・・。
他には何を読みましたかねぇ・・・・。
なかなか思い出せませんが槇村さとるは「おいしい関係」限定に近いですが単行本を持ってました。
大昔は逢坂みえこも好きでなんシリーズかは揃えてました。
で、このへんでマンガ好きの方はお気づきかもしれんのですが、「YOUNG YOU」って月刊の女性漫画誌を何年も購読しとりました。(^^;)
もう15年くらい読んでないんですが、りぼんを卒業して、そっちに行った作家を追っかけた?世代でございます。
あ〜あ、なんかヤケクソになったというか、書き出したらトコとんまで書いてしもうてますわ。
読んでる本をオープンにするって、ヒトサマに自分の腹を文字通り切り開いて見られてるような気分になりますなぁ・・・。
アホな文章で呆れられてるかもって思いつつ、普段は平気でブログの記事を書いてますが、それと較べて格段に恥ずかしいですわ。
まだ読むジャンルのうちで白状したもんに偏りがあるんで、もうちょっとどんな本を読むか書いてみます。
定義はよう分からんと書きましたが、日本のハードボイルド?もそこそこ読みます。
ここ何年か端から潰してる作家は、大沢在昌でしょうか。この作家のヤツは2〜30冊読んでるかと。
今も100均で見つけてラッキーと思った在庫が何冊かあります。
ハードボイルドになるんか分かりませんが、流行モンじゃ石田衣良もそこそこ。
池袋ウェストゲートパークのシリーズから入って、そのシリーズを何冊か。
そこから広がって端から潰すほどやないけど、安くで見つかったら「とりあえず」って感じで何冊か。
これまた今も手元に1〜2冊未読在庫があったはず。
作者名が思いだせんけど、ハードボイルになるんかなぁと思いながら読んだのは他にかなり数があると思いますわ。
他に数読んでるのは、パスティーシュで出た清水義範でしょうか。これは何十冊か読んでます。
そうそう小説やないんですが古本屋で100均限定ですが柳田理科雄の「空想科学読本」シリーズも好きですねぇ。
SFとかウルトラマンだのゴジラだのの特撮モノをホンマの科学に当てはめて検証?するんですが、なんべんも涙が出るほど笑かしてもらいました。
早い時間には大笑いするネタになるうえに、寝床で読むと数字や物理の法則?が出てきて私にはええ眠り薬にもなるというスグレもんです。
ああ、思い切り忘れてました。
流行どころ、有名どころじゃ浅田次郎も数を読んでるかと。
浅田次郎のヤツはなんパターン化に分かれてて、「あぁまたあの系統か」って思うことはあります。
でも、浅田次郎は芸術家というよりハイレベルな職人って感じで好きですわ。
泣かそうと思ってるやろうと構えてても、きっちり泣かされるってのがパターン。
いくつかは段ボールに詰めずに棚にも置いてます。
けっこうな作者や作品を上げたつもりなんですが、じぇんじぇん読書傾向を表現出来てないですなぁ。
ほんまはここ3年ほどに読んだ書名でも全部並べたいとこですが、記憶だけでやとさっぱり思い出せんし、実物は屋根裏やから下ろすのは邪魔くさいんですよねぇ。
文庫やったらタイトルに目がとまって、後ろの要約でなにか感じりゃとりあえず読むってスタンスなんです。
ハードカバーは、タイトルだけやとなかなか買いにくいですが、帯がありゃそのキャッチコピーだけで買うてみるなんてザラです。
昔知り合いの古本屋に通ってたころに「ほんまにバラバラやなぁ」って面白がられた傾向は今も変わってないですからねぇ・・・。
今回の記事で具体的に上げた作者と作品を合わせても読んだモンの半分はないと思います。
読んだ本を明かすのはハラワタをさらけ出すことに似てる気がするけど、ちゃんと全体像を見てもうてない気分がしてよけいにケツの座りが悪いですわ。
日々読んだ本を飲み食いネタのしたの日記部分で紹介するってのも考えたことがなくもないんですけど、音楽よりマシにしてもよう表現せんのですよねぇ。
感想文はガキの頃から苦手やし、文章の分析やら善し悪しの判断もようせんし・・・。
読んだ直後でもストーリー忘れてたりするし。
コメント欄でレスするには長すぎるんで記事にしましたが、今回はこんなもんでご勘弁ください。