2011年12月14日

生野区田島の居酒屋「淡路屋直売所」

昨日携帯からアップしたお店のことをサクッとご紹介しておきます。

このお店はうちからチャリで5分ほどのトコにあるんですが、存在を知ったのは割と最近のことです。

すぐ近所にある田島屋ってお店は今里筋に面してるんで、その存在は子供の頃から知ってました。

ところが、淡路屋直売所の方は今里筋から入って少し行かんとアカンのですが、その道は近所やのに昔からほとんど通ったことがなかったんです。

地元に戻って1人暮らしを始めて、改めて近所をウロウロ探検しだして初めて気づいたんです。

前はちょくちょく通るようになったんですが、通るのは昼間ばかり。

屋号が「淡路屋直売所」やからなんとなく酒屋の角打っぽいイメージを持ってたんです。

昨日はなんとなく外食したくなったんで、ここ2〜3年気になってたお店にやっと行ってみることに。




お店に入ってみると長いカウンターが奥まで続いててちゃんとイスもありました。

勝手に立ち呑みやと思いこんでたんで意外でした。





どて焼きと燗酒でスタート

*どて焼きと燗酒でスタート

入り口から入ってすぐのカウンターに座ったんで、カウンター中央のネタケースはあんまり見えず。

目の前におでんの鍋があって、そのならびにドテが見えたんでドテ焼きでスタート。

そんなに体は冷えてませんでしたが、なんとなくビールは冷たい気ぃしたんでまずはお酒で。


食べ物のメニューはカウンターの中のホワイトボードに書いてありました。

眺めてみると生モンも色々あって、けっこう高い食材も並んでましたねぇ。

980円のてっさとか、千円を超えるメニューもちらほら。

こっちは立ち飲みに行くつもりで入ったんで、少々予想より価格帯が上でビビリ気味でした。(^^;






具だくさんで量もたっぷりの「ポテトサラダ」

*具だくさんで量もたっぷりの「ポテトサラダ」

1人で1品1000円近いものはなかなかよう注文せず、値段は分からんながらもそないに高くないやろうポテサラに逃げてみました。

こいつはいっぺんネタケースのトコまで歩いて、すぐに目に入ったんですよねぇ。

キューリだのハムってなポテサラに定番の具以外にミックスベジタブルみたいなモンが入って具だくさんでしたわ。

量もかなり多くて食べ応えがありましたねぇ。

これを頼むのと一緒に瓶ビールもオーダー。

キリン、アサヒ、サッポロと3種類も置いてくれてたんで、サッポロを行っときました。




いわしの梅揚げ

*淡路屋直売所の「いわしの梅揚げ」

こいつは白板に書いてあった中からチョイスして、たしか値段は450円だったかと。

鰯フライと両方あったんですが、日本酒を飲んでたんで天ぷらの方にしてみました。

そこそこのサイズが3匹入ってて熱々で旨かったですねぇ。

ちゃんと天つゆも出してくれたんですが、ほとんどはカウンターにあった味塩を振って食べてしまいました。



鯨のねぎまとおでんの厚揚げ

*鯨のねぎまとおでんの厚揚げ

ホワイトボードに「ねぎま」とあったんで頼むと、


 「クジラのねぎまになるけどええ?」


って確認されました。

「ねぎま」って「葱鮪」のことやと思ってましたが、ここは「ねぎの間」って意味なんでしょうね。

これは2本で300円だったかと。

クジラらしい香りがあって、久しぶりの鯨肉やったんでけっこう良かったですわ。


厚揚げは中の豆腐が絹こしやったんでフルフルの熱々でしたねぇ。


料理は以上で、お酒は燗酒2杯と大瓶ビール1本。



これでお勘定は2860円でした。




食べた料理の種類はそんなに多くないのに、けっこう腹が大きくなったんはポテサラのボリュームのせいでしょうなぁ。



ムチャクチャ安いって訳ではないけど、年季の入った大衆居酒屋って感じでけっこう楽しめました。

1人で行くと色々頼めんのが残念ですが、近所でこれからも使えそうな店が見つかって良かったですわ。

出来たら2〜3人で行って、あれこれ生モンも頼んでみたいもんですなぁ。



生野区田島の「淡路屋直売所」の店構え

*生野区田島の「淡路屋直売所」の店構え


ネットで情報を調べると4時から営業のようなんでちょっと遅めの昼酒気分にもつかえそうですな。








<参考情報>

*淡路屋直売所:参考サイト

住所:大阪市生野区田島3−5−37

電話:06−6754−1490

営業:16:00〜22:00

定休:日曜(月曜が祝日の場合は連休)





*朝イチの体重:57.6kg弱(まぁヨシとしとこ。)

*12月の休肝日:5日/13日中(前日までの休肝日日数をカウント)
 
 

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2011年11月30日

讃岐うどん屋「鈴庵」@奈良の家のすぐ近所

28日の月曜日に奈良の家の近所で新しいうどん屋に行ってみたので簡単にアップしておきます。

この日は前日のグルコバの疲れが残ってへろへろでした。

体中がこってるというか筋肉痛やったんで温泉にでも行ってほぐそうかと思ってるトコに電話が入りました。

実家のオカンから奈良の家に運転手をしてくれんかと。

向こうも私がボロボロになってるやろうと予想はしてたようですが、奈良の家の近所にある温泉に行くことにしてオッケーを出しました。


奈良の家からすぐの表通りでオカンを落としたら、私は家に寄らず温泉へ直行。

じっくり温もったら筋肉痛の方はだいぶマシになったのを実感。

風呂に入ってる間に用事を終えたオカンをまた表通りで拾いました。

帰る前に昼メシを食おうっていうんで、私の提案で近所にあるうどん屋に行くことに。








このうどん屋のことは少し前に第4回の関西讃岐うどん西国三十三ヵ所巡礼をやってはるWakkyさんのブログの記事でで知ったんです。

私は関西圏ではそんなに讃岐うどん屋に行こうと思わないんですが、Wakkyさんのブログを読むとつい刺激を受けて行きたくなってしまうんですよねぇ・・・。

でも「鈴庵」の記事を読んだときは出だしからいつもと違ってました。


記事の冒頭でお店の場所を説明するのに、西名阪の”香芝SA”って言葉が。

奈良の家って、香芝ICを降りて少し走った上牧町にあるんで、「近所ちゃうん!!」って思わず反応。

少々うちから遠くてもドライブの目的地ってことにして出かけるのは平気ですが、香芝や五位堂なんて言われたら、自分の”シマ内(縄張り内)”ですからねぇ。

一回目は思わず記事の内容を飛ばして、住所を確認するために先に記事の末尾に行ってしまいました。

北葛城郡の”広陵町”って言われてもピンと来ないんですが、”馬見中”って地名にはなじみがあります。

リンク先の地図を確認すると、うちの家のすぐ近くの表通りを真っ直ぐ行ったごく近所やと分かりました。




すぐ近所のうどん屋のことを神戸の山手に住んではる知り合いのブログで知るって不思議な気分でしたわ。



記事を読んでから奈良の家には行ってたんですが、チャンスがなくてやっと今回初めて行ってみることに。




うちの家から高速に向かうの反対方向にしばらく進むと幾央大学とかいう聞いたことのない大学があって、そのすぐ手前の対面に店がありました。

オカンはばあちゃんの施設の行き帰りになんべんも前を通ってるのに、初めて気づいたって言うてました。

Uターン禁止の標識がなかったので、店を通り過ぎてすぐの信号でUを切ってお店へ。






って、いつもならここに店の外観写真をはるんですが、写真は撮り忘れました。(^_^;)








お店に入ったのが12時半を少し過ぎた時間で、駐車場は2台空きがあって、店内はテーブル席は一杯でカウンターが開いてました。






奈良の讃岐うどん屋「鈴庵」のメニュー

*奈良の讃岐うどん屋「鈴庵」のメニュー


屋号が「釜揚げうどん 鈴庵」っていうだけあって、メニューの左上が釜上げでした。

私はかけ系のうどんが食べたかったんですが、メニューに見あたらず少し慌てましたが左下にちゃんと「おだしのうどん」とありました。

左の方に天ぷらが色々あったんで、かけうどんがないのはちと残念でしたねぇ。

天ぷらとかとっぴんぐの単品メニューがあるなら、シンプルな素うどんがあってもええと思うんですけどねぇ。

ざるやぶっかけ、生じょうゆっていうシンプルメニューはあるから、別に客単価をしばる意味じゃないでしょうしねぇ・・・。









オカンが頼んだ「きつねうどん」

*鈴庵の「きつねうどん」 660円

これはおかんのオーダーです。初めての店やから様子見にキツネにしたんですかねぇ・・・。

私はきつねが苦手なんできつねうどんを頼むことはないです。

オカンに後で聞くと揚げの炊き方は上手かったようです。




かき揚げうどんは別盛り

*私が頼んだうどん

ちびっこいあげが乗ってますが、素うどんのサービス品みたいですね。





うどんの具は別皿でやってきました。






ボリュームたっぷりな鈴庵の「かき揚げ」

*ボリュームたっぷりな鈴庵の「かき揚げうどん」 820円


メニューで掻き揚げうどん820円って文字だけ見たときはちょっと高めやなぁと思いました。

でも、実物を見たらその値段もなっとくの迫力サイズでした。

普通のかき揚げとして十分なサイズのヤツが2枚乗ってました。


私にはちょっと多すぎると思ったんで一つはオカンに押しつけましたけどね。


押しつけはしましたが、この天ぷらはウデがええせいか衣が少なく、カラッと揚がってるんで見た目より非常に軽かったですねぇ。


うどんの方は大阪讃岐うどんに多いツルツルで伸びるタイプではなく、かなり太めでした。

太めやけど表面はなめらかなんでエッジは立ってないんで、少なくとも”かけ”だと食べにくいような剛麺ではなかったですわ。

温められててもしっかりコシが残ってたから、冷やだと苦手かも知らんなぁとは思いました。

 *苦手かは別にして冷やでも是非食べてみたいとは思いましたよ。

出汁は非常にまろやかでかなり旨かったですねぇ。

もともとかけうどんが好きなんですが、ここの出汁は良かったですわ。



厨房の兄ぃさんとしゃべるとお店は開店して2年7ヶ月になるとのことでした。





冷やが好みに合うかは近いうちに試すとして、温いうどんは旨かったんでこれからも奈良の家に行ったらちょくちょく寄ろうと思いますわ。

家の近所にはここより近いトコにも1軒気に入ってる「富八」っていううどん屋があるんでうどん環境には恵まれてますね。

奈良の家に行く時って車やから、妹がおらん限り飲まれへんのですよねぇ。

うどんなら酒が欲しくならんので、あっちの家の近所にええうどん屋があるのはありがたいことです。





<参考情報>

*釜揚げうどん 鈴庵:食べログ

住所:奈良県北葛城郡広陵町馬見中5−1−26

電話:0745−55−9116

営業:平日 11:00〜15:00(14:30 L.O)・18:00〜22:00(21:30 L.O)
  土日祝 11:00〜15:00(14:30 L.O)・17:30〜22:00(21:30 L.O)
  
定休:木曜


posted by えて吉 at 11:37| Comment(0) | TrackBack(0) | 食べ歩き | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年11月06日

非常に珍しく洋食屋さんへ「グリル・ポッケ」@桃谷

一昨日の昼ご飯は私にしてはヒジョーに珍しく「洋食屋さん」に出かけたので簡単にアップしておきます。

外で食べるのは大好きで色んなジャンルに興味あるんですが、いわゆる正統派の「洋食」ってほとんど食べたこと無いんですよねぇ。

洋食といえば、一番最初に連想される料理ってなんでしょうか?

私はハンバーグが最初に浮かびますかねぇ・・・、そして次がトンカツとかエビフライなんかの揚げ物。

そしてだいぶ考えてシチュー類が浮かぶって感じでしょうか。


洋食屋さんが出してる料理って、手間がかかってるから当然なんですがモノによるけっこうなお値段しますよね?

そのおかげで日常的な昼ご飯なんかに食べるには値段が高すぎるイメージがあるんです。
逆に非日常、ハレの日の外食に使うには、地味というか料理名だけ聞くと家庭でもポピュラーなメニューが多くて盛り上がるに欠けるっていうんですかねぇ・・・。

ちゃんとした洋食屋さんで出るような立派なエビフライなんか憧れはあるんですよ。

でもそれが一皿で2500円とかっていわれと、どうもそこまで出そうって気にはならんのです。



おまけに昼・夜問わず、洋食屋さんっぽい料理を食べたくなること自体がそんなに多くないんです。


そんな訳で洋食屋さんの経験値はうなぎ屋なみに低いんです・・・。






で、一昨日は朝イチで日生まで牡蛎入りお好み焼き「カキオコ」を食べようかと迷ってました。

カキオコはもうちょっと寒くなるまで待つことにしたんですが、牡蛎からの連想で牡蛎フライが食べたくなったんです。

牡蛎フライなんかどこででも食べられるけど、前シーズンにまともな洋食屋で食べてみようと思ったことを思い出しました。


そんな時にちょうどお代官さまがリハビリでビフカツを食べてはる記事を読んだんです。

私はビフカツよりトンカツ派なんですが、トンカツ以上にビフカツって洋食屋のメニューって印象があるんです。


カキオコみたいな庶民的でベタ食べモンからの連想、連想で最後に頭は洋食モードに。

うちからすぐ行けるところでは、何回か昼にハンバーグを食べた「グリル・ロア」ってトコもあるんですが、そこ以外にもう一軒気になってる店があったんです。

去年に牡蛎フライを食べようかと思ったときにも考えたのが桃谷に近い下町にある今回のお店。

私の一番小さな生活圏を少し出たくらいの距離にありますし、鶴橋方面に行くときにちょくちょく前を通るからお店の存在はかなり前から知ってたんです。

平日でも店の前に何台もチャリンコが止まってて、こんなとこでも繁盛してるんやなぁと思ってました。






桃谷の洋食屋「グリル・ポッケ」の店構え

*桃谷の洋食屋「グリル・ポッケ(Grill Pokke)」の店構え



気になる存在ではあったんですが、ある時にお代官さまがこの店に行きはった記事を読みました。

えらく盛りだくさんなランチセットを食べてはったんで、ごく近所に住むモンとしてはいっぺん行かんとアカンなぁって思ったんです。

リンク先の記事を見てびっくりしましたが、ちょっと前やと思ッてたのにもう4年以上も前の記事なんですねぇ・・・





珍しく世間さまのランチタイムに腹が減ったこともあって、ついに「グリル・ポッケ」に突撃することに。




うちから店まではのんびりチャリンコを漕いで行っても10分ほどやと思いますが、1時前にはお店に到着。




行くまでに何を食べるか熟慮に熟慮を重ねてました。




第一候補はカキオコから繋がった「牡蛎フライ」。

単品で頼んでサクッとビールでも飲もうかなぁと。

第二候補は自分にとって「洋食屋といえば」な「ハンバーグ」。

最後の候補は、ishさんが食べてはった色んなものを盛り合わせにしたセットランチ。



牡蛎フライとハンバーグの両方を単品頼みなんていう荒技も浮かんだんですが・・・・。







お店に入ってカウンターに案内されて、まずは瓶ビールを注文。






モルツとエビスがあるってことだったので、エビスで。





そして最終的に決定したお料理をオーダー。





テーブル席は1回転目が終わるような時間やったせいか半分ぐらいの埋まりだったでしょうか。



カウンターで3人連れの女性陣が食べてはったから、12時頃はテーブルが埋まってたんかなぁなんて考えてました。

1枚もんの紙に書かれた夜のメニューがカウンターにあったんで、じっくり研究しましたが刺身みたいなモンがあったりいくつか気になるモンがありました。


色々食べるとなると身内で来るぐらいしか手ぇがないんですが、身内出来てあれこれと頼むにはちょっとメニュー数が少ないかなぁ・・・なんて。

そもそもうちの身内でも洋食屋に行こうなんて言う話が出たこと無いんで、あんまり興味なさそうなんですよねぇ。




外が暑かったんで中瓶のビールなんてあっちゅうまに開けてしまいそうやったんで、大事に大事に舐めるように飲んでお料理の到着を待ちました。






桃谷の洋食屋「グリル・ポッケ」のAセットランチ

*桃谷の洋食屋「グリル・ポケット」のAセットランチ 1200円

自分が作る普段の料理でもそうなんですが、私は質より量より、種類。

色んなモンが食べてみたく盛り合わせになったセットランチをお願いしました。

右のハンバーグに真ん中のタルタルソースのかかったヤツが白身魚のフライ、手前の丸いのがなにかのクリームコロッケ。

左にプレーンオムレツ、エビフライ、後ろにたっぷりのサラダ、サラダとエビフライの間くらいにハムが一枚隠れてました。


ハンバーグのソースは塩気も甘みもあまりキツくないさっぱりしたソースでした。

ハンバーグの評価が出来るほど食べてないですが、ごくごくオーソドックスに感じました。

すんごく肉々しいとか肉汁があふれ出るってことはなかったです。

クリームコロッケも味付けはぜんぜんキツくなかったですが、濃厚なホワイトソースに感じました。

いかにも自家製なタルタルソースがかかった白身魚はまずまずおいしかったです。

タルタルソースも割とサラっと軽い感じでした。

エビフライはさすがにこの値段なんで非常に可愛らしいサイズでした。

オムレツは小さいけどほんまのプロが作った感じがしましたねぇ。

表面だけが膜のように火が通ってるのに中身はとろっとろでした。

個人的にはオムレツにちょこっとケチャップがかかってて欲しかったかな。

クリームコロッケもほんまは別皿にウースターソースでも入れてちょいと端を付けて食べたいなぁと思ってしまいました。


中瓶を1本開けたら、後は少なめにしてもうたライスとおかずをいただきました。

メインのプレートとご飯にみそ汁もついてました。





欲張りに色々と食べられるセットもんにしましたが、このチョイスはどうやったんですかねぇ・・・。


洋食屋さんに行くのはものすごく久しぶりやったんで、かなり肩に力が入ってた気がします。

ちょっとずつ色んなモンを食べるのが好きなハズなんですが、今回はどの料理もやや印象が薄かったですねぇ。



私みたいな味音痴にはあっさり目より、揚げモンだったらトンカツソースやケチャップをつけたようなベタ味、ハンバーグもこってりめに甘みが効いたんがええんですかねぇ・・・。


どれも美味しいんですが、食べ終わったら「うぉー!!満たされたー!!」ってなインパクトは弱めでした。(^^;

 *お店の雰囲気とかスタッフの人らの感じは良くて、なんにも不満に思うようなとこは無かったんですけどね。





それでも、長いこと気になってた”ほぼ”地元のお店にやっと行けたんで嬉しかったですわ。




昼ご飯の後は、すぐ近くの御幸通り(コリアタウン)に行って、もうちょっとしか残ってない粉唐辛子をゲットして家へ帰りました。



夜は厚揚げの煮物と鶏ムネ肉を揚げ焼きにしたモノだけでおしまい。

夜に控えたおかげで翌日の体重も問題なかったですわ。








<参考情報>

*「グリル・ポッケ」:食べログ

住所:大阪市生野区桃谷2−28−17

電話:06−6718−2163

営業:11:30〜14:00(LO) 17:30〜22:00(LO):火〜土
   11:30〜14:00(LO) 17:30〜21:00(LO):日・祝日

定休:月曜日(祝日は営業)






*朝イチの体重:57.2kg(夜、残せんもんを全部食べたけど楽勝セーフ)

*11月の休肝日:2日/5日中(前日までの休肝日日数をカウント)
 
 
 
posted by えて吉 at 15:21| Comment(4) | TrackBack(0) | 食べ歩き | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年10月22日

やっぱりボリュームたっぷり・寺田町の割烹「味良久」を再訪

外食ネタは上げるなら行ってから出来るだけ早めに上げようと思ってるんですが、少し前に行ったお店のことをアップしておきます。

以前にJR環状線の寺田町駅前のあたりをうろうろしてて偶然見つけた割烹「味良久(みらく)」がなかなかよかったんで早めに裏を返しておこうと思ってたんです。

とはいえ、最初に行ったのが7/23ですが、毎月ちゃんとした外食をする訳にもいかんので季節が変わったらと思ってました。

夏のお料理を頂いたんで、次は秋本番とまで言わんでも秋を感じられるようになってからにしようと思ってました。

9月に入って去年と較べれば暑さはグッとマシでしたが、夏らしい日が戻ってきたりで延び延びに。

月末の9月29日になって、なんとか外食するだけの生活費もキープ出来たし、多少は秋らしさを感じるようになってたんで行ってみることに。


前回は桃谷で餃子をちょこっと食べてからだったんですが、今回は完全にお店のお料理をいただくっていう体制で向かいました。




営業時間の5時半を少し過ぎた時間にお店へ。




おまかせ料理は金額が3500円だったかと、5000円の2本立て。


前に食べてない3500円のコースも気になったんですが、どうせなら同じコースで前回と較べるのがええかと今回も5000円のコースをオーダー。









突き出しに「いたや貝の黄身酢和え」

*突き出しに「いたや貝の黄身酢和え」

前回はホタテ貝の貝柱でしたが、味付けは同じ黄身酢和えでした。

突き出しにしちゃ豪華な1皿ですが、ある程度の期間は黄身酢和えで固定に近いんでしょうかね。







最初はビールを貰って、この1皿が終わる頃にはお酒を燗で貰いました。







椀物は「松茸の土瓶蒸し」

*椀物は「松茸の土瓶蒸し」


いつも行ってた割烹では土瓶蒸しに差し替える時だけ追加料金が行ったんですが、ここではそんなんは無し。

松茸への執着は薄い方ですが、季節にいっぺんくらい土瓶蒸しが食べられたらええなぁとは思ってます。

予想してないところで土瓶蒸しが食べられることになり、得した気分でした。







松茸の土瓶蒸しの中身

*松茸の土瓶蒸しの中身

中身は松茸以外には鱧が入ってたのを覚えています。

緑の野菜は菊菜やったんですが、個人的には菊菜ぐらい香りがきついと松茸の香りとケンカしそうに感じてしまいました。

なんにも無しでもええぐらいなんで、添えるなら三つ葉くらいに止めといてもうたらどうやろって思いました。

2回目で再確認ですが、こちらの大将のおだしの味付けはかなり上品ですねぇ。

塩気はかなり控えめでしたわ。

しかしちゃんとした出汁と松茸の香りがあれば、これだけでお酒が進みますねぇ。






お造りの盛りつけは秋らしく「虫かご」

*お造りの盛りつけは秋らしく「虫かご」

やっとかすかに秋らしさが出て来たなぁって頃でしたが、こういう秋らしい演出はいいですねぇ。

上に乗ってるのはイチョウと柿の葉ですね。

ながらくこういうしっかりした演出のある和食を食べてないんで新鮮味がありました。







相変わらずボリュームのあるお造り盛り合わせ

*やっぱりボリュームのあう「お造りの盛り合わせ

内容はつばす、ひらめ、戻りガツオ、さんまの炙り、あしらいに穂じそが見えますね。

会席料理でこれだけのボリュームがあるとたっぷりに感じますねぇ。







かますの「押し寿司」

*あぶりかますの「押し寿司」


皮目の香ばしさが良かったですわ。




「しまあじ」のつけ焼き

*「しまあじ」のつけ焼き

栗が添えてあるだけで急に秋っぽくなりますねぇ。


美味しく頂きました。(”細かい味を忘れたんやろッ”ってツッコミは禁止です。)









蛸と小芋と菊の炊き合わせ

*蛸と小芋と菊と緑の何かの炊き合わせ

じっくり味わいながら頂いた印象はあるんですが、詳細は・・・・。





やっぱりボリュームたっぷりな「天ぷらの盛り合わせ」

*やっぱりボリュームたっぷりな「天ぷら盛り合わせ」

前回の天ぷらもけっこう多めに感じたんですが、今回はさらに多かったようなイメージ。

おまかせを食べたお客さんが「まだ足らん」って言わんでええように質・量ともに頑張ってはるんでしょうねぇ。

内容ははも・えび・いわし・ゴマ豆腐などでした。






これでお料理は食べ終わって、後は〆のご飯もの。









最後まで力一杯「きのこのあんかけご飯」

*最後まで力一杯な「きのこのあんかけご飯」

鮭でしょうか?何かを混ぜ込んだご飯のうえに皿にしめじとまいたけらしきキノコあんが掛かってました。

「最後まで力入れてはるんですねぇ」って大将にお声を掛けると、最後のご飯を楽しみにしてくれるお客さんが居るからきっちりやってるってなことを言うてはりましたわ。

やっぱり地域的にこれくらい最後までスキなくアピールする方がええんでしょうねぇ。


私は懐石料理のラストっていうと、白ご飯に味噌汁と香の物ってのに慣れてるんでちぃと驚いちゃいましたけどね。




お料理のことをお聞きすると丁寧に答えてくれる大将は私の顔を覚えてくれてはりました。

今回脇に立つのは若い姪っ子さんでした。本職を目指してる訳ではないけど、勉強がてらお手伝いに来てるって言うてはりましたわ。

しまあじだったかを焼くのに、何度も焼き加減を確かめたりと一生懸命やってはる感じが伝わってきました。




ビールの後、2合のお酒を熱燗で何本かやって、お会計は8400円でした。





<参考情報>

*和食「味良久(みらく)」

住所:大阪市天王寺区大道4−2−4

電話:06−6779−3007

営業:17:30〜23:00

定休:火曜日








この後、近所に見つけた「ゆるバー ル・ペール」ってトコへ初めて行ってみました。

ゆっくりしてたら電話に着信があったのに気づいて、かけ直したらいつも行ってた割烹の大将から閉店を知らされたんですよねぇ・・・・。

その電話のショックのせいでしっかり楽しんだお料理の印象がだいぶ弱くなってしまいました。











*朝イチの体重:56.8kg(二日酔いの次の日は反動でデブリやすいから用心したらセーフ)

*10月の休肝日:9日/21日中(前日までの休肝日日数をカウント)

 これで目標の10日にリーチ!!





<同日後刻 追記>

前は食べログに掲載されてなかったんですが、今はページがあったのでリンクを張っておきます。

 *食べログ:美良久

 屋号が「味良久」じゃなくて「美」になってるし、まだほとんど情報はないですが・・・。
 
 分類が「居酒屋」ってのは、ちょっとお店が可哀想に感じますわ。
 せめて「和食」か「日本料理」でないとねぇ・・・。
 


posted by えて吉 at 13:03| Comment(0) | TrackBack(0) | 食べ歩き | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年10月21日

西心斎橋に昼から飲めるバーが開店「BAR Skye(バー・スカイ)」

昨日初めて行ってきた西心斎橋のバー「Skye(スカイ)」についてご紹介します。

元々バー巡りは好きなんですが、最近はほとんど新しい店に行かないんで久々の新規開拓になります。

とはいえ、このバーを開けはったオーナーさんとはもう何年も顔なじみなんですけどね。

というのも、このバーをオープンさせたバーテンドレスの太田雅子さんは、長らく天王寺のバーで働いてはったんです

私が最初に太田さんに出会ったのは天王寺のバー「ブリーズ(Breeze)」ででした。

ブリーズにはもう10年以上前から行ってると思うんですが、そこで働きだして後には店長を務めてはったんです。

太田さんのことが印象に残ってるのは女性やからって訳ではないんです。


もう何年も前になるんですが、ブリーズの開店時刻(5:00PM)すぐに入ってマティーニをお願いしました。

作り方を見てると、ミキシンググラスに氷を入れて、ベルモットを注いだら軽くステアして、そのベルモットは捨てはりました。

氷をベルモットで洗うってのは、たまに見かけるんですが、てっきりまたベルモットを注ぐと思ってたんです。

ところがベルモットは注がずにジンだけをミキシンググラスへ。

こちらから特にドライでって頼んだ訳でもないのに、いわゆる「リンスマティニ」が出て来たんでビックリ。

えらいレシピですねぇってなことを振ると「(お酒が)好きそうに見えたんで」ってな返答が。(^^;)

リンスマティーニなんちゅう”男前”なカクテルを作ってくれたんで、強く印象に残ったって言う次第。






ブリーズは夕方を過ぎると割りとカジュアルな雰囲気になるんで、もっぱら使うのは口開け狙いでした。

ここ何年かは天王寺で飲むのは月イチで割烹に通う時ばかりで、食前酒を入れようと思わないことが多くブリーズに行くチャンスは減ってしまってました。

行く頻度は落ちてたんですが、昭和町の某バーで太田さんがキューズモールのViaあべのWalkに出来る「DEEN´S BAR」に移ると聞き、そちらにも行くようになりました。

夏頃だったか身内でQ’sモールで食事した後、義弟のA君とお店へ。

A君に太田さんを紹介して「このお店も贔屓にしてあげてなぁー」ってなことを言うてると、太田さんからもうすぐ店を辞めて独立すると。

この時初めて名刺を渡してお店が開いたら行くからお知らせを送るようにお願いしました。






ながながとマクラを振りましたが、単に新しいバーに突撃してみたって訳ではなく顔馴染みの方の独立をお祝いがてら行ってみたって訳です。



お店のオープンは「9月29日」だったんですが、ちょうどその頃に通ってた割烹の閉店を知ったりでバタバタ。

オープン当日は遠慮するつもりでしたが、予定より延び延びになってしまいました。





お店の営業時間は平日なら3:00PM〜3:00AM(日祝〜23:00)という飲兵衛には嬉しい長さ。

特に開店時間が昼の3時ってのが嬉しいじゃないですか。

まだまだ明るい時間に本格的なバーでジントニなんかを舐めるってのは想像するだけで嬉しいですからねぇ。

太田さんがミナミでお店を始めるって聞いた時は、最近ミナミに夜出かけるのが非常に邪魔くさくて億劫なんで少々残念でした。

天王寺だったらたまには夜も行くからお店に行けてたけど、ミナミだと行きにくいと思ったんです。

夜の難波で飲み食いする気はなくても、昼間ならなんやかんやの用事で出かけます。

オープンが3時ならそんな用事のついでに昼酒を入れに寄れるなぁとひと安心。


行くとしたら早い時間に行くことが多そうなので、初回も3時の口開け狙いで行くことに。





昨日は朝からそれを念頭に置いて行動してました。

昼メシは近所のお好み焼き屋で食べることにして、1時過ぎに家を出発。

残念ながらお好み焼き屋は臨時休業だったので、やむなくそのまま移動して昼メシは上本町のココイチでカレーをサクッと食べて完了。


ミナミに着いてもまだ時間が早かったんでチャリは千日前通りの相合橋あたりに置いてテクテクと。


夜はさっぱりやけど、昼もあんまり商店街は歩かんので、久しぶりに心斎橋筋を歩くことに。

もう何年も前から心斎橋筋が下品になってる印象がありましたが、さらに拍車が掛かってましたねぇ。

長堀通り越えて酒屋の「マルシェ」へ。先月に改装したそうで、ちょっとびっくりしましたが手土産にスペインのスパークリングワイン(CAVA)を1本。

お店を出たところで3時を過ぎたんで御堂筋に出て少し急ぎ目にテクテク。



アップルのあるアメ村への入り口の角を越えて、その次の角を右に入って奥へ。

「サンボウル」っていうボーリング場のすぐ手前ってことを頭に置いてお店。

店は「フジビル102」ってことだったんで、どんな店構えかと色々想像しながら現地へ。


意外やったんですが、ビルの1階はいかにもアメ村なカジュアルな服屋が前面に出て大きな音で音楽を流してました。

その脇にビルの入り口があって、その廊下を進んだ先にお店がありました。

まだお祝いの胡蝶蘭がたくさん飾られてましたが、お店のドアは開いた状態で固定されてました。

*個人的には初めてのバーに行く時にドアを開ける時の緊張が好きなんですけどね。




お店には先客がなかったので、開店をお祝いする挨拶をしてカウンターへ。

お店は幅広のL字型のカウンターのみで、席数は10席ちょっとでしょうか・・・。

お店の屋号が「BAR Skye」ってことで、モルトバーに近いんかなぁと想像してました。

スカイ島ってよくシングルモルトの産地の話で聞きますからねぇ・・・・。






西心斎橋のバー「Skye」のバックバー

*西心斎橋の「バー スカイ」のバックバー


他にお客さんが居なかったので、許可を貰って写真を撮ってきました。

バックバーを見る限り、極端にシングルモルトに比重がある訳でもなさそうでした。

太田さんにどんな路線か尋ねると店名の通りスコッチには力を入れるけどカクテルにも力を入れていくとのことでした。





太田さん一押しの「タリスカー(Talisker)」

*太田さん一押しの「タリスカー(Talisker)」

さっき調べるまでスカイ島にはいくつかの蒸留所があると思ってたんですが、あるのはタリスカー蒸留所だけやったんですねぇ・・・。


太田さんに店名の由来を聞くと、スコットランドで蒸留所を回った時に一番印象深かったんがタリスカーだったと。

蒸留器の初留器と再留器の繋ぎ方が他と違って印象に残ったと。

そしてニューポット(蒸留したての新酒?)を味見すると、タリスカーだけはその状態でタリスカーだと分かる個性があったそうなんです。

そういう経験をして思い入れの深いタリスカーがあるスカイ島を自分が独立したら店名にするって決めてはったそうですわ。


それにしても、太田さんはフランスにもワインの勉強で行ったりと研究熱心な女性ですなぁ。








最初のオーダーは、歩いて暑かったこともあって「ジントニック」。

グラスは私の好きな木村硝子のタンブラーでした。

ジントニックを楽しみながら色々喋ってると、スコッチに力を入れてるおかげでお客さんからウィスキーのオーダーは多いと。

でも、バーテンドレスになったのはカクテルが作りたかったからで、スコッチのオーダーが多いのは嬉しいけどちょっと寂しいなんて言葉が。

私はウイスキーも大好きなんですが、バーで飲むならバーテンダーさんごとの個性が出るって意味でカクテルが飲みたいタイプ。

お互いのニーズが合致したってことで、2杯目はショートカクテルをお願いしました。


どっちにするか迷った末に、まずは「マルガリータ」をオーダー。

私の好みよりはスタンダードに近い仕上がりで、一口目は甘みを感じましたがなかなか美味しかったですわ。



そして2杯目は太田さんのことが印象に残るきっかけとなった「マティーニ」を。

雇われの店長の頃は、お店の方針なんかもあったでしょうが、完全に自分の流儀で作るマティーニですから作り方には注目。

ミキシンググラスが出て来て、いきなりビックリ。

初めて見たんですが足つきのミキシンググラスやったんです。

珍しいですねぇって言うと、タンカレーNo.10のブランドから送ってもらったヤツで太田さんの名前入りだと。

底のカーブが丁度良くてミキシングもしやすく、柄が付いてるから押える時に押えやすいと。

 *実物がどんなんか気になる方はコチラに画像がありました。







使うジンはタンカレーで、ベルモットはノイリーでした。





レシピはやっぱり必殺?の「リンスマティーニ」。





Bar Skyeの「リンスマティーニ」

*Bar Skyeの「マティーニ(Martini)」

ベルモットがほとんど入ってないから、メチャクチャきついと思われるかもしれませんが、意外と口当たりはソフトですよ。

マティーニをいただきながら、ジンの違いや、マティーニ作りのこだわりなどをお聞きしました。

話流れでふと思いついて、もう1杯マティーニを。(まだ昼の3時台やというのに・・・・)

無理を言ってベルモットをある程度入れたクラシカルなマティーニを作ってもらいました。

飲み比べるとレシピによる味の違いがよく分かって面白いですね。

太田さんは味見をして「ベルモットの香りがキツい」って言うてはりましたけどね。




ショートカクテルなんて、せっかく冷たくなった酒がぬるくなる前に飲まんとアカンのでサクサクッと空けますよねぇ・・・。

しゃべりながらとはいえ、立て続けてにショート3杯(とプラスアルファ)ですから、これが後で効くんですよねぇ・・・・。




太田さんの作る他のショートカクテルにも興味があったんですが、一応ミキシングとシェイクの両方を見られたんで、ショートはここでオシマイ。


最後に1杯となれば、やっぱり太田さんの一押しのタリスカーを行かんと失礼でしょ。

ストレートでなくてもいいか聞いてから、タリスカーソーダをお願いしました。

太田さん曰くタリスカー10年はソーダ割りにも向くとのことでした。

タリスカーもなんべんか飲んでるんですが、味の記憶は無し。

改めて味わってみると、ハイボールにしても素性のええ伸び方っていうんでしょうか。

キャラクターがよく分かる味でなかなか美味しかったですわ。





お店にドリンクメニューはなく、個別の値段は分かりませんが、マティーニは値段をお聞きすると1000円とのこと。

ミナミのいわゆるオーセンティックなバーの相場よりは安めの価格設定にしてるとのことでしたわ。

ジントニ1杯、ショートカクテル3杯、タリスカー10年のハイボールでお勘定は5600円でした。

正統派のバーとしては至極真っ当なお値段に感じました。








いい意味で派手なところのない落ち着いた雰囲気だったんで、どんな人にもお勧め出来るバーでした。

ミナミで早い時間からキッチリした昼酒を入れようって方にはいいお店やと思うんでぜひ行ってみてください。(^^)







顔馴染みの方が昼から飲めるお店をオープンしてくれたんで嬉しいかぎりです。

繁昌して老舗と呼ばれるまで長続きして欲しいものです。






西心斎橋の「バー スカイ(Bar Skye)」の看板
*西心斎橋「バー スカイ」の看板


かっちり飲んだって気分でお店の外に出ても、空はやっと暮れかけたばかり。

飲み過ぎたらあかんから、真っ直ぐ家に帰るつもりがこの後もう1軒行って痛い目に遭うんですよねぇ・・・。










そうそう、お店はブリーズ時代の後輩の男性と二人でやってはるそうです。

その方は7時頃から出勤ってことやったんで、この日はお目に掛からず。

ブリーズに居てはったんやったら、顔は知ってるかもしれんから、どんな人か楽しみです。






<参考情報>

*BAR「Skye」(バー スカイ):食べログ

住所:大阪市中央区西心斎橋2−10−13 フジビル102

電話:06−4708−0929

営業:15:00〜3:00AM(平日)・15:00〜23:00(日祝)

定休:当面は無休











*朝イチの体重:57.4kg(飲み過ぎの脱水状態でこれやから油断は出来ん)

*10月の休肝日:8日/20日中(前日までの休肝日日数をカウント)
 
 






<同日後刻 追記>

話の中で太田さんは以前で「吉田バー」でも働いたことがあると聞いてびっくり。

先代の吉田さんが無くなって、3代目の娘さんが店を継いでからやそうですが私にとっては特別なお店やったんで驚きました。

吉田バーの経験のせいでしょうか、メニューにはないけど「塩豆」も置いてはりました。

言えば出してくれるようなんでお好きな方はどうぞ。
 
 
posted by えて吉 at 16:15| Comment(2) | TrackBack(0) | 食べ歩き | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年10月14日

今までありがとうございました・天王寺の老舗「割烹 ひさご」閉店

私がものすごく大事に思っていたお店が10月8日(土)をもって創業以来77年の歴史に幕を下ろし閉店しました。

最後のご挨拶がてらお店にうかがったのは10月3日の月曜日のことなんですが、自分の思い出としてブログの記事にしようとは思ってました。

ただ、あまりにも色んな想いがありすぎてどう書き始めたらいいかさえ浮かばず、延び延びになってました。

未だにどう書いてええかなんか分からんのですが朝から「今日こそ」と思ってパソコンに向かいました。

纏まらんまま書き始めるので、支離滅裂になるかもしれませんが、どうかご容赦ください。




天王寺の阿倍野筋沿いの割烹「ひさご」のことをいつ知って、いつ初めて行ったかは覚えてません。

色んな記憶を探ると、少なくともサラリーマン時代に職場の人と一緒に行った覚えがあります。

1997年の夏から1999年の夏頃まで居った職場で、おそらく1998年ごろに行ったんじゃないかと。

それまでに何度か行ってて他の人にもぜひ大将の料理を食べて貰いたいって思ったんで、初めて行ったのはその頃でしょう。

元嫁さんと結婚したのが平成9年(1997年)の10月。



お店のことを知ったのは結婚前か結婚後か忘れましたが、あまから手帖の別冊「大阪うまい店100選」ってヤツの初期版に出てたんだと思います。

天王寺は結婚前から感覚的に地元でしたし、結婚後は阿倍野区に住んでたからモロ地元でお店の前はしょっちゅう通ってました。


初めて店のことをしっても20代の若造が行くのは敷居が高いというか、店の雰囲気を壊して悪いかなぁなんて思ってなかなか行けず。


飲み食いは大好きやから学生時代からも元嫁さんと背伸びした店にも行ってたんですけどねぇ・・・・。




実際の初回は忘れましたが、店のことを知ってしばらく経ってからやっと初めての入店となったわけです。





その時の印象も特別残ってる訳ではないんですが、ほどなく自分の中で「通う店」になりました。

なにせ今年で創業77年親子2代、3代の常連さんがいるお店なんで、通い始めて気持ちの中で遠慮はありました。

 *老舗居酒屋として同じく天王寺で有名な「明治屋」の創業が昭和13年やからそれより古いんですよねぇ・・・。
 
お料理のことを質問させてもらうのも他のお客さんの居ない時や忙しすぎない時だけにするように気ぃつけてました。

時には古くからの常連さんと会話することもありましたが、「お邪魔します」って気持ちやったんです。


そんな遠慮する気持ちはあるもののお店の雰囲気、お料理、大将の人柄にはどんどん惹かれていきました。

懐に余裕があるころは少なくても月に1回、場合によると1ヶ月以下の間隔で行くこともありました。

離婚してからは、生活費に限りもあるんで外食すること自体がグッと減りました。

それでも「ひさご」で過ごす時間は外食費とは別やと割り切って、習い事や健康のために行くフィットネスの費用のようなつもりで別枠にしてました。

この5年ほどで1〜2度行けない月がありましたが、それ以外は毎月一度通いました。




飲み食いは好きですが、お店に行く時の気分は単なる「外食」じゃなかったですねぇ。

自分にとっては、もうちょっと濃ゆいというか深い意味があって、教養的な講座を受講するとか、その道のお師匠さんについて芸事を習うような感覚でした。



大将は数年前に還暦を迎えはったんですが、その前後でしょうか何かの時にふと今の自分は技術と経験がいいバランスのトコいると感じるってな主旨のことを言いはったんです。

経験や知識は年齢を重ねるほど積み重なるけど、やっぱりモノを作る職人としての技術はある程度の年齢からは落ちていくっていうような話でした。

そんな話の中からこの大将は自分の腕が落ちたと自覚したらいきなり店を畳みはるんやないかと感じました。

「大将のお料理がいつ食べられなくなるかも分からん」と思ってからは余計に欠かさずに通わなあかんっていう気持ちになりました。








お店での大将との距離感はかなりの時間が掛かって詰まっていった気がします。

例えば大将はお店で使う器のいくつかをご自分で作ってはるんですが、なかでも盃は非常に私の好みでした。

19才の時に備前焼のぐい呑みを買うて以来、旅先で焼き物があればぐい呑みや器を買うようになってます。

好きやからあっちゃこっちゃで酒器は見ますが、自分の好みに非常に合うてるのが大将の作るさかずきやったんです

お店に行くたびに、(ええなぁ〜)、(これ欲しいなぁ)、(譲ってもらえんかなぁ)なんて思ってたんです。


それがひょんなきっかけで譲ってもらえると分かり、実際に自分モノになった時は嬉しかったですねぇ。

盃を譲ってもらうまでについては、前のブログで書きましたんでもしよかったらご覧下さい。


 *えて吉の飲み食い:念願の盃を手に入れました





お料理の写真を撮って見返せるようにしたいなぁとも思ってたんですが、それも何年も言い出せず。

今手元に残ってる一番古い写真が2004年の7月のお料理なんで、言い出すまでに5年以上は掛かってますねぇ。






「ひさご」では色んなことを教えて貰いましたねぇ。

和食の食べ方って基本的なことから、色んな料理の意味、食材の旬や産地等々。

陶磁器の産地のことも教えてもう、九州旅行では小鹿田焼の産地まで買いに行ったりもしました。

和食に限らず大将がワインやチーズがお好きなんで珍しいチーズのことを教えて貰ったりもしましたねぇ。

そしてなにより大将がプロの職人として誇りを持って料理に取り組んではる姿勢をカウンター越しに感じられたのが意義深かった気がします。






プロの職人やったら当たり前のなんかも知れませんが、大将は厨房に立ってはる時にお客からのお酒を受けることはしはりません。

何年も前ですが、最後の客やったんで、もしよかったら一杯やりはりませんか?と不作法なことをお勧めしてしまったことがあるんですが・・・・。

お料理にはもちろん代金を払ってるんですが、それは気持ち的に材料費の実費を払った程度の気分。

なにかもう少しお礼がしたかったんですよねぇ・・。


お店で一杯やって頂く訳には行かんので、たまに旅先なんかでオモロイ食べモンや酒があれば味見をしてもうたことがあります。

女将さんはお酒を飲みはれへんのでお土産のたぐいが浮かばず困ってたんですが、先月行った時に鰻がお好きだと分かって、次からは旅先で鰻を捜そうかなんて思ってたんですけどねぇ・・・。








何かの芸事で”おッしょさん(お師匠さん)”トコへ通ってたのに、そのおっしょさんが急に引退するって言いだしたらビックリするじゃないですか。

もちろん私は料理の道で大将の下で修行してるとか、学んでるっていうのとは違いますけどね。

あくまでも料理を食べることで大将の持ってるはるモンの片鱗に触れるっていう感じですかね。

薫陶を受けるって言葉も受けての私がショボいんで的確ではないでしょうしねぇ・・・・。







ぐだぐだ書いてても終わりそうにないんで、最後によばれたお料理のことを紹介させて貰いましょう。












お店に行こうと思った3日の月曜日は昼過ぎに一度お店に電話をしました。

大将には連絡がつかず、やむなくそのまま夕方の口開けにお店へ。




天王寺(阿倍野)の割烹「ひさご」の店構え

*天王寺(阿倍野)の老舗「割烹 ひさご」の店構え





この日はせっかくなんでお料理以外の写真も撮ってきました。





天王寺の割烹「ひさご」の店頭メニュー

*「ひさご」の店頭メニュー


一品料理もあるんですが、ごく初期に1〜2度単品で注文したことがある程度で、ずっと「おまかせ」でお願いしています。




何組か予約のお客さんがあったようですが、日を改めてもどうなるか分からんとのことで席を作ってもらいました。





割烹「ひさご」の一品料理のお品書き

*割烹「ひさご」の一品料理のお品書き

いつもお店に入ったら、おまかせ以外にその時期に何を出してはるのかと思ってチラッとはチェックしてきました。

でも写真に撮ったのは初めてですねぇ。

今思えば、毎回ついでに一品料理のメニューも撮っておけば良かったですかねぇ。




カウンター越しに大将が仕事をしてはる所も初めて写真に撮ってみました。




天王寺「割烹 ひさご」のカウンター

*割烹「ひさご」のカウンター

最近はカウンターの奥の壁掛け時計の2つ手前あたりで大将の正面あたりに座ることが多かったですわ。

最終日もいつもの場所に座って、まずは生ビールを。


改めて大将に閉店のことを伺いました。

奥さんの体調で問題が出て、それをきっかけに色んなことを考えたら今が潮時だと考えたそうです。

体調に問題が出たのは夏頃らしいですが、店を畳むと決めたのはかなり急やったそうです。

予約が入ってたんで、お料理の出に時間が掛かるのは承知の上で、思い出話を含めてしばらく喋らせて貰いました。







突き出し「ぶどう(巨峰)の練りごま掛け」

*突き出し「ぶどう(巨峰?)の練りごまがけ」

突き出しのお料理名は聞いてないので、見たまんまに目安として書いてます。







生ビールで喉を潤したら、燗酒にスイッチ。




料理を食べる時は日本酒が一番好きなんですが、他の酒は少しはええモンを飲んでも家の日本酒は紙パックの安物ばかり。

そのせいで自分が飲むまともな日本酒は「ひさご」のメインであるハクレイ酒造の「白嶺(はくれい)」が圧倒的に多いですわ。

地酒の単一のブランドでは99%が「白嶺」って言うてええでしょうねぇ。





年季の入った「錫のちろり」

*年季の入った「錫のちろり」

自分でも今家で飲むのに使ってるのは錫のちろりなんですが、ひさごのちろりは年季が入ってるでしょ?

取っ手の藤巻?もだいぶ年季が入ってますし、ちろり全体に使い込んだ味わいが出てます。

実はこのちろり、注ぎ口の酒の切れはちょっと悪いんです。

気ぃつけんと垂れるんですが、そんなとこも含めて使い込んだ道具の良さがあるんですよねぇ・・・。


実は閉店しはるんやったら、もし余ったらちろりを譲ってくださいって言いたかったんです。

でも、週末までまだ営業があるし、閉めてから受け取りに行くのも変化と思ったり、悩みに悩んだけど結局言い出せませんでした。

 *実はいまだに少々悔やんでますが・・・。
 





この日は「菊酒」の趣向で

*この日は「菊酒」の趣向で

秋ってことで、杯に菊の花弁が入ってました。

写真は何杯も飲んでからなんで、花弁が2片だけですがもうちょっと多くて数片は入ってました。


重陽の節句のことを世間があまりにも知らんから、「大人の節句」としてひさごではよく紹介してはりました。

時計の右側にいつも季節の花を生けてはるんですが、旧暦の9月9日前後は「菊の被せ綿(着せ綿)」が飾られてました。





椀物「松茸と生麩のお椀」

*椀物「松茸と生麩のお椀」


メモには上のように料理名が書いてあるんですが、松茸は間違いないとして麩は「生麩」やったかちと微妙です。

他のお客さんに生麩じゃない別の名前を言うてはったから、メモをし間違えてるかもです。




この前に行ったお店で飲んだ出汁が薄く感じたんですが、その基準は間違いなく「ひさご」やと思いますねぇ。

もちろん椀物の種類ごとに出汁の種類から塩加減も違うんですが、なんとなく自分の中にある基準はこのお店で出来上がったと思います。







向付「松前の本まぐろ、紋甲いか、金時草」

*向付「松前の本まぐろ、紋甲いか、金時草」

松前は、料理法の松前やなくて、産地としての松前です。(^^;)

大間や戸井と同じ海が漁場になる港みたいです。




大将のお店では割りとよくまぐろが登場するんですが、これは大阪人が旨いマグロを知らんからやそうです。

ちゃんとしたマグロの鉄味とか脂身の旨さを知って欲しいからと時期、時期にマグロを出してはるそうです。

お店に通って私は、まぐろにも色々ある、マグロも旨いモンは旨いんやと認識出来るようになりました。




焼き物「秋刀魚の幽庵焼き」

*焼き物「秋刀魚の幽庵焼き」

こういう形って、両妻折りっていうんですかねぇ。

大将は基本的に「ハシリ」の食材を使いはりません。

食材の旬を大事にしてはるから、旬のモノだけを使いはるようでした。

料理人としてその時期、時期に「これはぜひ食べて貰いたい」って思ったら市場の値段がムチャでも意地で買うって言うてはったことがありますわ。





炊合わせ「蓮根2題・小芋・角豆」

*炊合わせ「れんこん2題、小芋、角豆」

大将は椀物がその板場の格やレベルを表すっていう信条で、椀物が一番重要やって言うてはったことがあります。

だから椀物はもちろん期待してお椀のフタを取るんですが、この炊き合わせも個人的にはすごく楽しみなんですよねぇ。

蓮根の詰め物には海老と鴨の2種類が使われてるんですが、それぞれ全く異なった味付けでした。



炊合わせと一緒に「秋刀魚の棒寿司」

*炊き合わせと一緒に出た「秋刀魚の棒ずし」







料理が出だしたらお客さんが入ってきたので大将とのお話は中断。







お店の中には閉店のお知らせのたぐいは一切なしでした。




だからその手の話は出来ないし、大将もかなり忙しそうやったしでいつものようにその辺からは静に飲み食い。





しかし、この日は色んなことを思い出しては、悲しみというか寂しさで目頭が熱くなりましたねぇ。






泣きながら飲み食いしてるおっさんって余所から見たらかなり気色悪いやろうから出来るだけ誤魔化そうとしてたんですが・・・・。









酢の物「蛸の子」

*酢の物(強肴)「蛸の子」







油物「鯛の栗饅頭」

*油物「鯛の栗饅頭」

珍しいお料理も嬉しいんですが、これは秋の定番なんで何年か通ってるとお馴染みの料理も季節が巡ってきたのを感じて嬉しいものです。

他のお客さんでも秋らしくて喜んではりましたわ。




〆のご飯と香の物、味噌汁

*〆のご飯と香の物、お味噌汁


お店は天満?の方にある、そうとう老舗の店の味噌を吟味して使ってはるそうです。

相手も老舗やからホンマは店のモンが配達したいんやろうけど昨今はコストが合わず、今は配達で届くと。

でも、先方は先々代から、そして大将のお店は先代(初代)からのつき合いやからお店が閉まると聞いてこの日は先方の大将が味噌を届けてくれたって言うてはりましたわ。


写真の漬け物が載った皿が小鹿田焼の典型的な飛び鉋模様の器ですねぇ。

小鹿田焼を知って、この飛び鉋って模様に当たり前のように慣れたのもこのお店のおかげでした。





口直しの「グラニテ」

*口直しの「グラニテ」


女将さんはお茶を差し替えて「ゆっくりしていってください」っておっしゃってくれたんですが、一番最初の客やから全員がはけるまで待つのもおかしくて、早々に席を立つことに。


お二人に「ほんとうにありがとうございました」とお伝えしましたが、いつものように「またよしてもらいます」と続けられなかったのがホンマに寂しかったですわ。





今のブログでは「ひさご」に行っても記事にはほとんどしてないかと思います。

前のブログでは最初名前を入れて普通に記事にしてたんですが、いつの頃からかブログで紹介したくなくなったんです。

それで「ひさご」と書いてた所を全部「H」で置き換えた覚えがあります。


自分にとって特別場所やから隠しとこうなんていうケチな気持ちも、もったいぶろうなんていう気もなかったんですけどね。

ただ、大将の料理は今風ではなくパッと見ぃかなり地味め。

和食や料理に詳しい人が味わったら、すぐ素性の良さが分かるかも知れませんが自分では味を伝える自信は全くなし。

地味なだけにもし何人かで会食に行ったりすると、派手さがあれば料理に目が向くかもしれませんが、地味なだけにちゃんと料理に目が向かんのじゃないかと。

自分が一度人を連れて行った時に、その人らと食事を楽しむ以上会話を含めた場を重視したらお料理をちゃんと味わえなかったんです。

それ以来真っ正面からお料理に向き合うつもりでお店に行ってるんです。

うちのブログを長いこと読んでくれてる人が興味持って行ってくれる分にはええんですが、検索なんかで「天王寺、和食」なんかで来たひとがええかげんな気分で行かれるのは違和感があるなぁと。

大将もバンバン宣伝して少しでも多くのお客さんに来て貰おうなんていう発想とは対極の方なんで、私が勝手にお店の宣伝せんほうがええやろうし。

リアルで知り合った人なんかに聞かれたら、良さを一所懸命説明したりはしてきたんですけどね。


この記事も閉店前に急に人が混むのはイヤやと告知もしてはれへん大将の邪魔にはなったらあかんと思って、閉店まではアップしないつもりやったんです。



こんなややこしいことを感じたり他と違う扱いをしたのも、私に取って特別な場所やったんでお許しください。







40年以上にわたって、お店を続けてこられた大将と奥さまには本当におつかれさまですと言いたいです。

十数年、お店に通わせて頂いただけですが、ほんとうにありがとうございます。









ザックリ検索して見つかった範囲でひさご関連記事へリンクを張っておきます。



<えて吉の飲み食い>

割烹で花山椒を食べてきました(2004.4.28)

月イチの贅沢(2004.6.1)

半夏生の蛸を食べてきました(2004.7.1)

管ゴボウとおばけ(2004.8.5)

食べられるか?待望の鱧料理(2004.9.11)

結婚記念日の外食(2004.10.12)

道明寺蒸しに使うのは、道明寺粉(2004.11.14)

行きつけの割烹での食事(2004.12.21)

今年初めて割烹”H”へ(2005.1.24)

久々にいつも割烹「H」へ(2005.5.12)


<こんなの食べたよ>

久しぶりに新しい「盃」を分けて貰いました(2010.12.24)




<参考情報>
*季節料理 割烹「ひさご」(2011年10月8日閉店)

住所:大阪府大阪市阿倍野区阿倍野筋2−4−39

営業:17:00〜22:00

定休:日曜・祝日






*朝イチの体重:57.4kg(食べ過ぎたんで心配したけど理想値ジャスト)

*10月の休肝日:5日/13日中(前日までの休肝日日数をカウント)
 
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2011年09月16日

うどん屋2軒 伊丹の「千舟屋」と川西の「讃々」

昨日、”ちょいドライブ”がてら食べに行ってきたうどん屋さんのことを改めてアップしておきます。




今月の末にまた本場香川に行ってうどん巡りをしようというお誘いがありました。

前回の四国旅では高速のパーキングエリアでうどんを食べただけだったので、かなりうどん欲求不満でした。

ありがたいお誘いに二つ返事で飛びついたんですが、数日後にその計画は延期に。

香川に行けるからと思ったことで一旦は収まったうどん欲ですが、次の日程が決まらんままだと逆に煽られてしまいました。

そんなときにいつも見に行ってるWakkyさんのブログ「Wakkyの毎日」に郊外?のうどん屋さんが紹介されてました。


その記事によると伊丹市でもかなり宝塚よりってことやったんで、あんまり都心の店に行くのが好きじゃない私にしたら行きやすそうやなぁと。

その記事を読んだのが確か火曜日で、翌日にでも突撃しようかと思ったらあいにく水曜日が定休日。

しゃあないから木曜日にしようかと1日待ったんですが、ソレが正解でした。

というのも、翌日にはその店に続いて川西のうどん屋さんへ移動してハシゴしはった記事がアップされたんです。

伊丹から西北の「いわしや」にでも行こうかと思ってたんですが、せっかくなら新店を2軒開拓する方がいいですからねぇ。(^^)







というわけで、昨日出かけることにしたんですが、お店の開店に合わせて9時半頃に家を出ようと思ってたんですが、グズグズしてたら10時になってしまいました。

朝ご飯を食べると店に着くまでに腹が減らんのは確実やったんで、出来るだけ朝食を取るようにしてるんですが、朝抜きで出発。

いつものように天王寺から国道43号線に入って、尼崎で右折して北へ。

伊丹の親戚の家から帰り道に時々通る道を走り出すと分かってなかったんですが、途中でお店に向かう県道が分岐。

計画とは違うルートになりましたが、無駄なくお店に向かえました。



県道からお店に曲がるポイントの目印にスーパーの「万代」をチェックしてたんですが、大きなショッピングセンターとして昨日がオープン日でした。

おかげで前の道は左車線がずっと手前から渋滞してましたが、なんとか巻き込まれずにお店へ。


着いたのは11時ちょっと過ぎやったんで出発が遅くなったかと思いましたが、タイミング的にはドンピシャでした。(^^)






伊丹の釜上げうどん店「千舟屋」の店構え

*伊丹の釜上げうどん「千舟屋」の店構え


店内はすでに先客1人で、私の直前に駐車場に車を入れた人も私の後に入って来はりました。


その後も何人かお客さんが来たんで11時半にはけっこうな混み方でした。

お店の両側に駐車場借りてはるんですが、私が止めたの違う場所だったんで、後でお店の人に言われて移動。

一見の客やのに、お店のひとに手間を掛けてしまいました・・・・。(^^;)





伊丹の「千舟屋」のぶっかけうどんのメニュー

*伊丹の「千舟屋」のぶっかけうどんのメニュー


期間限定メニューの「ビビンバ風冷麺!キムラ君バージョン」ってのもありましたが、私は創作っぽいうどんは苦手なんでパス。

ひやかけのすだちうどんってのには、ちぃと惹かれましたが一番シンプルなぶっかけうどんで行くことに。

出汁がキンキンに冷えてるとうどんが締まりすぎて、それもあんまり好みじゃないんですよねぇ。

出汁の温度が7〜8度とかって分かってりゃ言うんですけどねぇ・・・・。




千舟屋の「冷やぶっかけうどん」

*千舟屋の「冷やぶっかけうどん」 530円

すだちは一旦のけておいて、半分ほど食べ進んでから絞りました。

非常にタチのええツヤツヤでしっかりしたコシもある麺でしたねぇ。

量もたっぷりでとても美味しかったですわ。




お店は縦長で厨房も奥に細長かったんですが、中で女性ばかり5人も働いてはりました。

カウンターとその横のテーブル以外にも奥にも何席かあったんで昼時はだいぶ忙しいでしょうねぇ。

冷たい麺が旨いと出汁を掛けて熱いのも食べたくなりますが、もう1軒行くつもりやったんで我慢してお店を出ました。






<参考情報>

*釜揚げうどん「千舟屋」:公式ブログ

住所:兵庫県伊丹市北野6−14

電話:072−779−1062

営業:11:00〜15:00(L.O 14:45) 平日、
   11:00〜15:00 17:30〜20:30(L.O 20:00)

定休:水曜日と第3火曜日







お店を出たら、車の中の道路地図をチラッとチェック。



国道176号線(イナロク)に入って東に行けば国道173号線に入れると分かったんで走り出し。


走り出してすぐイナロクに入ったんですが、中国道の横を走るその道は馴染みの道でした。

ただ、その道から国道173号線に入れたかなぁ?って思ってたんですが、その疑問は正解でした。

狙ってる173号線に入れるのはもう一本北を走ってる方のイナロクでした。


オカシイなぁと思ってるまま中国道の池田ICを過ぎて、気が付いたら中環沿いでした。

さくっと行き過ぎてしまったんで、阪大を過ぎたあたりを左折。

箕面方面に走って、国道171号線に入って左折し石橋でもういっぺんイナロクに入って北へ。

国道173号線に入って能勢方面に進み能勢電鉄の「平野駅」を過ぎてすぐの信号を左折。




けっこうな上り坂を進んで郊外タイプの住宅街をしばらく走り、不安になったんで車を止めたらすぐその先にお店を発見。









川西市の讃岐式麺飯食堂「讃々」の店構え

*川西市の讃岐式麺飯食堂「讃々」の店構え

歩道の上に屋根を付けてある商店街?の一角にありました。

お店の正面には「讃岐式麺飯食堂」と掛かってますが、これが正式な肩書き?でもないんですかねぇ・・・。

「手しごと讃岐うどん 讃々」っていう屋号も見かけますからねぇ・・・。

漢字羅列の「讃岐式麺飯食堂」だとなんとなく中華とか創作のエスニック料理屋っぽく感じるのは私だけでしょうか・・・。

お店に入ったのが12時半近かったんで、お店は満席でした。

数分立ってたら、壁際のカウンター席が空いたんで無事座れました。

私のすぐ後に4人組のお客さんが来て諦めて帰ったり、その後もお客さんがあったんでかなり繁昌してるように感じました。





川西市「讃々」のかけうどんメニュー

*川西のうどん屋「讃々」のかけうどんメニュー

真っ昼間やから「千舟屋」から移動しただけでかなり汗かいてましたし暑かったんですが、2軒目は意地でもかけうどんにしようと決めてました。

夏の麺として”やわらか角煮がゴロゴロ入った「カレーつけ麺」”(890円)なんてメニューはちょっと興味が湧きましたが、初志貫徹。




かき揚げが別盛りで来た「かき揚げうどん」

*かき揚げが別盛りで来た「かき揚げうどん」 750円

別盛りで来るとは思ってなかったんですが、別だとなんか丁寧?で得した気分になりました。

セルフうどんだとオプションを別皿に取るのはごく普通なんですけどね。



すごく大きかった「かき揚げ」

*すごく大きかった「かき揚げ」

個別に撮ってみましたが実物の迫力が伝わらないですねぇ・・・。

かなり厚みがあって私の感覚では普通のヤツ2個分でした。



大きいと得した気分になる人も多いんでしょうが、個人的にはこの半分の十分ですねぇ。

ここまで大きいとうどんに入れるとダシを吸ってなかが天ぷらの欠片だらけになりそうやし、どうも食べにくいし。

全部入らんように思ったんで、苦労して3回に分けて出汁に入れて頂きました。

天ぷら自体は油ッぽさもなくて、分けて入れたおかげでしっかりした食感のある部分も何回か楽しめて美味しかったですわ。

食べ過ぎんように気になってる身ぃには少々恐かったですが、普通の人にはりっぱで値打ちのあるかき揚げになるんでしょうねぇ。


うどんはいわゆる「あつあつ」状態でも適度なコシがあって、冷やだったらどんな感じろ?って思わせる美味しさでした。

出汁は私の舌が腐ってるせいか、あんまりいりこだしって感じは受けず。

なんの出汁かは分からんけど、かなり好みの味やったんで一滴も残さず飲みきってしまいました。


<参考情報>
*手しごと讃岐うどん「讃々」:公式ブログ 食べログ

住所:兵庫県川西市緑台2−2−121

電話:072−792−8887

営業:11:00〜15:00 月〜木
    11:00〜14:30 17:00〜20:30 金・土・日・祝

定休:火曜日






今回行った2軒は両方とも現在開催中の「第4回 関西讃岐うどん西国三十三ヵ所巡礼」の50店舗に入ってます。

私もこの日の朝にスタンプの台紙を印刷することはしてみたんですが、結局どちらのお店でも出さず。

暇なんで開催期間中(9/1〜12/25)に33店舗回るのは可能や思うんですけどね。

香川のうどんの値段に慣れてるとなんぼ旨くても関西であんまり讃岐うどん店を回ろうとは思わないんですよねぇ・・・。

いっぺんやりだすと意地になって必死に周りそうなんで、ハンコはなしにしときました。

ドライブに行きたい時の目的地にするにはちょうどええんですけどね。





帰り道はイナロクに入って、江坂から内環を通るいつものルートで。

昨日も最高気温33度くらいまで上がったでしょうか、それなのにあんまり水分を摂ってなかったんで帰ったらちょっとフラついてましたわ。

屋根無し車だとまだまだ残暑も油断が出来ませんわ。






posted by えて吉 at 16:39| Comment(4) | TrackBack(0) | 食べ歩き | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年09月10日

福島の「亜州食堂チョウク」で初「ナシカンダール」

一昨日チャリンコで行ってきた福島の「亜州食堂 チョウク」ってお店のことをご紹介します。

このお店のことはかなり前からいっぺん行こうと狙ってはおったんです。

最初に知ったのはおそらくK1郎さんとこのこの記事やと思うんで、オープンしてから3年ちょっと経ってるんですねぇ・・・・。

みんなでインド料理を作って食べる集まり「グルコバ」に参加してはる方の中にもこのお店のことを言うてはる人がいてた気がします。
 *グルコバは、リンク先で9/25開催分の参加者を募集してはりますよー!!

行こうと思って一度は場所まで調べたはずなんですが、その後なんとなく頭の中から薄れてました。


今年の夏前にまたK1郎さんとこでこのお店の記事を読んで、

「せやせや行こうと思ったままになってるわ」

と、またお店の存在が浮上。

夏にチャリを買うたんで、そいつで行く目的地の候補に入れたんですが、なんとなく延び延びに。



ええ加減に行っとこうと思って、ここ2〜3週間は買いモンメモの片隅にずっと「チョウク」、「チョウク」と書いてたんです。









一昨日は朝からええ天気やったんで、今日こそって気分で優男号を引っ張り出しました。

ランチタイムの口開け(11時)に行こうと思ったんで、朝ご飯はなしにして10時頃家を出発。

まずは寺田町の先で優男号を買うたお店に寄って初期点検をしてもらいました。

あっちゃこっちゃのネジを締め増しして空気を入れて貰ったら、再出発。

勝山通りを真っ直ぐ進んで谷町筋を少し北へ。

学園坂を下って、難波シティを通り過ぎて四つ橋筋へ。四つ橋筋を少し上がってアメ村の手前で今やオサレーな街になった家具屋街を通ってなにわ筋へ。


あとはのんびりとなにわ筋を北上して、福島方面へ。

時間がちょっと早めやったこともあり、できるだけゆっくり漕いで行きました。



お店のサイトから焼いていった地図を見ながら、なにわ筋を南から進んで朝日放送を越えた角を左へ。





関電病院の横手の道を進むとお店の看板を発見。






福島の関電病院横で発見「亜州食堂チョウクの看板」

*福島の関電病院横で発見「亜州食堂 チョウク」の看板

行きたいと思ってたくせに、この看板を見るまでランチで出してはる料理のことをさっぱり分かってませんでした。

お店のツイッターで日替わりランチの内容は流れてくるんで把握はしてました。

前日だったか当日の朝だったかにこの日の日替わりが「タイ鶏飯(カオマンガイ)」だと分かって行ったんです。

で、日替わり以外に開店当初はそれ一本だった?ベジタリアンミールスとその後に追加された定番のナシカンダールがあることをすっかり忘れてました。

ところで、ミールスとは南インドの定食でナシカンダールとはインド系イスラム教徒のマレーシア食堂で出される定食のことやそうです。

K1郎さんのとこで最近に読んだ記事だってナシカンダールだったんですけどねぇ・・・・。





以前から何度も書いてると思うんですが、私は大学の1回生の時に1ヶ月ほどマレーシアにホームステイしてるんです。

食べモンの種類が豊富で英語が通じて、安全で過ごしやすかったんで非常に気に入った国でした。

そのため、その後もう一度元嫁さんも連れて行ったりもしてるんです。

それやのにナシカンダールって聞いてもピンと来ず。(^^;)

「ナシ」は”ナシゴレン”とかでお馴染みの「ご飯」とは分かりますが、「カンダール」は「天秤棒の意・昔、天秤棒で担いで売られていた事が由来」だとお店のサイトにありました。

マレーシアにいる時にバナナリーフに乗ったミールを食べた記憶はあるんです。

それとは別にぶっかけメシ屋にも入ったんですが、それがナシカンダールやったんかもしれませんねぇ・・・・。




鶏飯は好きですが、割りと平凡やし地元にも専門店があるし、せっかくなら違うモンがいいなぁと。

ミールスは、今月は上でリンクを張ったグルコバがあるからええかなぁ・・・と。

好きなマレーシアの料理やのに知らんかったからナシカンダールにしようかと思って看板の指示通りに角を曲がりました。

こんな都心部にも民家が残ってるんやと驚きつつグルッと回り込むとお店を発見。







「亜州食堂チョウク」の店構え

*「亜州食堂チョウク」の店構え

よそのブログでお店の写真は見てたんですが、イメージとしてもっと間口の広いお店に感じてました。

実際の間口の倍ぐらいを想像してたんで、ちょっと意外でした。

間口は狭くて奥に細長いお店だったんですねぇ。





開店時刻の直後だったんで私が最初の客でした。



ご夫婦でしょうか、お店の女性と男性がカウンターの中から声を掛けてくれました。

最初の一声から感じが良かったんで当りの予感がしました。






チョウクの店内 座った席の正面はこんな感じ

*チョウクの店内 座った席の正面はこんな感じ

インドの地図が貼ってありましたが、インド、インドしてはなかったですねぇ。






メニューを受け取って、まずは飲み物だけオーダー。






とりあえずは「ビール」を注文

*とりあえずは「ビール」を注文

インドネシアビールの「ビンタン」(500円)です。

なんとなく一番飲んだことがなさそうやったんでチョイスしてみました。









これを舐めながらメニューからナシカンダールのページをチェック。






チョウクの「ナシカンダールのメニュー」

*ナシカンダールのページ

当初は個別にオカズを頼むような形式やったそうなんですが詳しくない日本人は戸惑うからセットにしたって言うてはりました。

この日のスパイス煮は、イカとマトンキーマでした。

せっかく来たから両方食べたいし、他の添え物も食べたいと思ってカウンターの女性に聞くとハーフ&ハーフに追加すればいいと。

そこで「ハーフ&ハーフ(750円)」に豆煮込みのダル(50円)、ポリヤル(50円)を足して貰って、それにパクチー(50円)もプラス。

ご飯をジャスミンライスに代えて貰って100円アップ。

プラスしまくってかなり豪勢な気分になりましたが、これでジャスト1000円。

ランチタイムは前払い制やったんでビール代と合わせて1500円をお支払い。


今メニューを見て思ったんですが、どうせならチリエッグとアチャールも足してしまえば良かったですわ。


マレーシア料理とはいえ、インド系の食堂で出されるだけあって、ダル、ポリヤル、アチャールとグルコバでお馴染みの料理名ですねぇ。(^^)



お料理を待つ間、他にお客さんが居なかったんでお店の方とちょこちょこ喋ることが出来ました。

お店で時々肉骨茶を出してはるけど、シンガポールタイプが多いんですねぇって聞くと、よそで出して店がマレーシアスタイルばっかりやからシンガポールのヤツにしてると。

初めて食べる日本人にはシンガポール式の方が漢方臭さがなくていいかとも思ってるって言うてはりました。

本物のバナナリーフでミールスを出してるってのをツイッターで見てたんで話を振ると、屋久島?だったかの島に住む知り合いから送ってもらってるって言うてはりました。


お二人とも非常に当りが柔らかで楽しそうな話しぶりなんで、一見でもくつろげましたわ。

こんなお店だから常連さんなんかは濃ゆいんじゃないかと想像してましたが、お店の方はいい意味で軽やかに感じました。



私は旅人としてはヘナチョコですが、マレーシアにホームステイしてたって言うと、珍しがってはりましたわ。








喋ってる間に料理が登場。










チョウクで初めて食べた「ナシカンダール(マレーシアの定食)」

*チョウクで初めて食べた「ナシカンダール」

ご飯の上のオカズの右側がイカでしたが、葉っぱが入ってました。

これはカレーリーフだったんでしょうかねぇ・・。(めっちゃ分かりやすい香りのハズやの・・・)

ナシカンダールのメニューの左ページには辛さの目安が書いてあったんですが、イカとマントキーマってどうやったんでしょうか。

個人的には欠片も辛味は感じませんでしたが、辛さをプラスするようなモンは追加のアチャールとチリ玉子だけやったんですかねぇ。

今回は初回やったこともあって何も言わずお店の味を楽しませて貰いました。

優しい味で旨かったですねぇ。



ビールは大事に飲んでましたが、全然足らんかったので限定?のタイビール「チャーン(500円)」を追加。



食べてる時はさほど量が多いとは思わんかったんですが、11時過ぎに食べ出したのに夕方になってもなかなかお腹は減らず。

実はけっこう盛りが良かったんでしょうねぇ。




もうちょっと近かったら顔を覚えて貰える程度には通いたいんですけどねぇ。

せめて裏は返すとして次はタイ屋台飯かビリヤニでも狙いますかねぇ。

鶏飯の蒸し鶏の具合も気になることはなるんで、それでもいいですけどね。




料理が美味しかったのはモチロンなんですが、お店の人の雰囲気が好みだったのでわざわざ行った甲斐がありましたわ。

おっさになったせいか、舌がええかげんなせいか、最近は料理がなんぼ良くてもお店の感じが悪いとそれだけで全く評価できなんでねぇ・・・。



久しぶりにマレーシアのことを色々と思い出したんで、飲み食いだけを目的に現地へ行きたくなってしまいました。(^^)







<参考情報>

*亜州食堂 チョウク:公式サイト

住所:大阪市福島区福島2−4−17

電話:06−6453−0020

営業:11:00-15:00 18:00−21:00
 *月・祝日はランチタイムのみ
 
定休:日曜日・月1回不定休




*朝イチの体重:57.2kg(夜に体重が重かったけど、朝にはええ数字に。)

*9月の休肝日:4日/9日中(前日までの休肝日日数をカウント)
 
 
posted by えて吉 at 11:48| Comment(2) | TrackBack(0) | 食べ歩き | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年09月07日

移転後初めて天王寺の「明治屋」で昼酒

昨日は天王寺に買いモンに出たついでに移転後初めて「明治屋」に寄ってきました。

買いモンは今使ってるカバンが傷んできたので天王寺Mioのモンベルへ行ったんです。

この前の四国旅行の途中で立ち寄ったモンベルで気に入ったヤツがあったんですが、欲しい色が切れてたんで阿倍野の店舗で再チャレンジ。

無事見つかって自分の荷物を入れさせてもうたら、ちょっと小ぶりやったんですがなんとかイケそうやったんでサクッとお買い上げ。

値段は3500円って値段やったんですが、気にいるカバンってなかなか見つからんので、これくらいなら安く感じました。

カバンを買うてから無印良品やフランフランで食器や調理器具をのぞいたら、チャリは置いてテクテクと「あべのキューズモール」の一角にある「ヴィアあべのウォーク」へ。


当初の予定では「明治屋」の手前にある「正宗屋」か「赤垣屋」で軽くビールを飲むつもりでした。

ところが2軒とも定休日やったようでシャッターが閉まってました。

しかたなく2軒目に行くつもりやった「明治屋」に直行。




よそでビールを飲んどいて明治屋ではお酒の燗で即スタートするつもりやったんですが、やむを得ず瓶ビールを注文。

揚げ物が食べたかったのでイワシの梅しそ揚げ?とどて焼きを注文。

どてを摘みながらビールをやってたんですが、しばらくするとやっぱり日本酒が欲しくなったんでいつものように並行で行くことに。








移転後初めて「明治屋」で昼酒

*移転後初めて「明治屋」で昼酒

明治屋は地酒も色々置いてて、気になる銘柄もあったんですが、やっぱりここでは樽から注がれる定番のお酒がええと思ってただ「お酒を燗で」とお願いしました。

隣の常連さんとちょっとしたきっかけでしゃべり出したんで、1人昼酒に少し会話が加わりました。
他に野菜の炊き合わせと冷や奴を食べて、お酒は3本行ったんでしたっけ・・・・。

お勘定は3270円でした。

特別に安い店ではないと分かってましたし、どの肴も旨かったんでこの値段は納得です。(^^)





さて、心配したお店の雰囲気ですが、極力前の内装を再現してることもあってまずまずでした。

デカイショッピングセンター?の今時なアプローチから店に向かう雰囲気がイマイチだとか、前を走るチン電の音が聞こえんとかの不満もなくはないですけどね。

出来るだけ行かないようにしてたぐらい前の店での昼酒は魅力的やったんで、それと較べてしまうとどうしてもマイナスしか目に付かないですが、無くならなかっただけでもヨシとせんとねぇ・・・。


少なくとも年配の常連さんらの飲んでる雰囲気はそのままやったんで、いらんことを考えずにその場に集中すればけっこう楽しめましたね。



隣のおっちゃんと喋ったせいで立つタイミングがなく、ちょっと多めに飲みましたがまた行こうと思える姿での再オープンでホッとしました。







前とそっくりな「明治屋」の店構え

*前とそっくりに再現された「明治屋」の店構え

引き戸は前のヤツをそのまま持ってきたようで、年季が入った動きでしたわ。






<参考情報>

*居酒屋「明治屋」

住所:不明(あべのQ'sモール内、ヴィアあべのウォーク1階)

電話:06−6641−5280

営業:13:00〜22:00

定休:日曜日
 

 
 



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2011年08月31日

名阪国道上野ドライブイン「おすみ」のホルモン定食

昨日、一昨日と行ってきた1泊旅行もご紹介したいんですが、先にその前の日に食べてきたモノをアップさせて頂きます。

名阪国道の途中にあるドライブインのホルモン定食が旨いってのを知ったのは、その手の食いモンについて詳しいこばやしさんのブログ「B級的・大阪グルメ!ブログ」の記事ででした。

読んですぐ行ってみたいとは思ったんですが、その頃は今と違って酒を抜く習慣なんて無し。

旨いモン食うなら酒が必要、酒が飲めんのやったら旨いモンは食わんっていうスタンス。

お上品なモンなら身内を誘って飲み食いして帰り道は妹に運転を頼むっていう手がありますが、ホルモンをみんなで食べに行こうってのもねぇ・・・・。

オカンあたりは絶対イヤって言うやろうし、妹や姪っ子もおそらく食べたくないって言うやろうなぁと思ってました。

どうしたら食べられるか考えながらお店のことはフェードアウト。


しばらくして、また思い出してこばやしさんのブログに行ったんですが、目的の記事が見つからず。


少し前に別の件でmixi内に書いてはった文章の中に店の名前と場所が出て来たんで、やっとその記事を捜せました。

 *B級的・大阪グルメ!ブログ:名阪国道の名物と言えば「おすみ」のホルモン!


この記事を再確認して意外やったのが、アップされたのが2010年の1月だったこと。

私の中ではかってに3年以上前の古〜い記事の印象があったんですよねぇ・・・・。

何回か記事を捜したりしてたから、だいぶ前のように錯覚したんですかねぇ。




とりあえず、場所と店の名前が分かって、ここ何週間か行く機会をうかがっていました。



で、この前の日曜日、翌日のドライブに備えて屋根無し号の油を満タンにしておきたいなぁと思ったんです。


いきつけのガススタは家から1kmほどなんですが、そんなに近いトコに行って油だけ入れて戻るのは近すぎてメンド臭いなぁと。


で、「おすみ」のことが頭にあったんで、冷静に状況を確認。


 翌日から1泊で出るから、冷蔵庫の中身はかなり少なめにしてあるよなぁ・・・
 
 鶏ムネ肉が少しあるだけやから、昼メシをがっつり食べて夜は軽めにするのがええなぁ・・・
 
 前日に飲んでて、翌日からも2連ちゃんで飲むからこの日は休肝日にしようかなぁ・・・
 
 飲めない日と決めてたら、ホルモンでご飯ワシワシ行ってもええかなぁ・・・
 
 高速で行って帰るなら、昼過ぎに出発してもええなぁ・・・・
 

そんなこんなで昼頃に思いついたアイディアでしたが、油を入れるついでに昼メシを外で食べることに。


「ドライブ」に行こうって時は高速道路ってあんまりオモロないんですが、今回はあくまでも昼メシがメイン。

サクッと目的地に向かうことにして、1時前に家を出て中環の長吉長原ICから西名阪に入りました。


左側の車線でのんびり行ったらええかと思ってたんですが、高速に乗るとそれなりに走りたくなるんですよねぇ・・・。

割りと元気に右車線を使いつつ、上野方面へ。



名古屋に向かう側には全く居なかったんですが、この日は対面の大阪に向かう側にすんごい数の街宣車が居てましたねぇ。

右翼の色んな団体・結社の街宣車がデカイ音で軍歌かなんかを掛けながら走ってるんですが、別に全体で統一してパレードって感じではなかったです。

途切れ途切れなんですが、名阪国道を走ってる間ずっと対面で見かけましたわ。

大阪でなにかデカイイベントがあって、向かってるのか、名古屋や東京方面でなにかがあって帰ってきてるのか・・・。




名阪国道の大内ICっていう出口に覚えはなかったんですが、降りるとすぐに名阪上野ドライブインがありました。

昔ながらのドライブインって感じで、高速に増えてる昨今のオサレなーサービスエリアとは全くの別モン。

「おすみ」のことは全く知らなかったんですが、ドライブの行き帰りになんども車を止めてトイレを借りたしたことのある場所でした。


大阪方面から来て、一番手前に止めるとどこにもそれらしき店は見えず、駐車場におったガードマンのオッチャンに聞くと一番奥やと。

車を移動させると街宣車が何台か止まってましたが、その近所に車を止めて店の方へ。






名阪上野ドライブイン「おすみ」の店構え

*名阪上野ドライブイン「おすみ」の店構え

食堂っていうより濃ゆいオッサン向けの飲み屋って感じでした。

さびれたドライブインのこの手の食堂には知らんかったら入ってなかったと思いますねぇ。

運転の途中やったらどうせ飲めんから、腹減っててもうどんくらい食べて目的地に向かうか、大阪に帰ろうとするでしょうかららねぇ。



お店に向かうと入り口に背を向けてずらりと右翼の結社名の入った揃いのツナギが見えました。

飲み食いしてる右翼なら私は気になりませんでしたが、店の営業的にはやや痛い位置やないのかなぁのと思ってしまいました。

中に入ってお店の人に声を掛けると、愛想良く奥の席を案内してくれました。

その直後に右翼のオッサンが自分らの横が開いてまっせぇーって声を掛けてくれたんで、ちょっと惜しかったですねぇ。

店のヒトの案内を無視して右翼の近くに座るのも変なんで、奥の席に行きました。



店の壁には予想と違って、串焼きやら焼鳥やら色んな飲み屋的なお品書きが貼ってありました。

定食もいくつかあるようでしたが、今回は目的をホルモン定食と決めてたんで、座るなりカウンターの中のおねぇさんにそれを注文。


頼んだ品モンが出てくる間にメニューをチェックしてみました。






名阪国道上野ドライブイン「おすみ」のメニュー

*名阪国道上野ドライブイン「おすみ」のメニュー

どのメニューもけっこう単価が高いのと、やたらと酒の品揃えが豊富ですよねぇ。

入り口のとこに陣取った右翼のおっさんらは完全に宴会モードで飲み食いしてるようでしたしねぇ。









さほど待たずにホルモン定食が登場しました。







ご飯の量にビックリしたおすみの「ホルモン定食」

*おすみの「ホルモン定食」 980円

ご飯のお茶碗をカウンター越しに手渡された時は、その大盛り具合にちょっと驚きました。

大のご飯を頼んだ訳ではなく、これがごく普通盛りなんですが普通のメシ屋なら大ご飯ですよねぇ。

上の方でリンクを張ったこばやしさんの記事の写真ではここまで多く見えなかったんでインパクトがありました。





名阪国道 上野ドライブインおすみの「ホルモン」

*名阪上野ドライブインおすみの「ホルモン」

こうやってホルモン炒めだけ見ると980円もするのに、えらく量が少なく見えませんか?

見た目よりは量があったんですが、オカズとしてはそんなに多くはなかったです。

でも、食べてみるといかにもホルモン炒めって感じの味付けでご飯が進むんですよねぇ。

そのご飯がまた少し柔らかめでわたし好みにドストライク。

キャベツとホルモンを口に放りこんで、ご飯をガッポリ口に運ぶとええペースでご飯が減りましたわ。

ホルモンが旨かったのはもちろんなんですが、個人的には濃ゆい味で山盛りのどんぶり飯をワシワシ行けることが嬉しかったですねぇ。

普段は節制してご飯の量をすごく控えてるだけに、たっぷり食べることの幸せを噛みしめてしまいました。



出る時にお店のおばちゃんに営業時間を聞いてみると、正式には朝午前11時から夜の10時やけど、朝は10時過ぎに開いてることが多いと。

店が開いてさえおったら10時過ぎに入ってくれたらええし、夜もお客さんがおったら10時過ぎでも店は開けてるとのことでした。


個人的には午前10時台からホルモンでがっつり食べたいとは思いませんけどね。(^^;)


今回はビール無しでもそんなにキツくなく、大変美味しく頂きました。

ずっと行きたいと思ってたから、念願叶ってスッキリしましたわ。








帰り道は西名阪の香芝ICで降りて1区間分だけ高速料金を節約して、25号線で家まで帰りました。

もうちょっとでそのまま家に帰るトコでしたが、なんとか思い出して家の近所でガソリンを満タンにしましたよ。

ガソリンを入れに行く往復2kmほどに、ほんの150kmほどの遠回りでした。






<参考情報>
*名阪上野ドライブイン「おすみ」 :食べログ

住所:三重県伊賀市大内2017

電話:0595−23−1414

営業:11:00AM〜10:00PM(開店、閉店ともに目安)

定休:不明
 
 
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2011年08月16日

初めて地元寺田町駅前の老舗うなぎ屋「舟屋」へ

少し前になりましたが非常に珍しいことに外でウナギを食べたんでご紹介します。

私の育った家では親父が鰻に興味なかったようで、外食先として鰻ってのはありませんでした。

家ではごくまれにスーパーなんかで買うた鰻を食べた記憶があるんですが、実は自分自身あんまりうなぎが得意ではなかったんです。

オッサンになってその日の体調や気分によってはかなり濃ゆいもんも食べたくなるんですが、ガキンチョの頃はどっちかというと食が細くて、濃いモンが苦手でした。

天ぷらも実家では家の内外を問わず食べない料理やったんですが、これは自分で食べ歩くようになって格安の天ぷら屋さんにちょくちょく行くようになりました。

鰻については、天ぷらのように自分で食べに行くこともほぼなかったんで、非常に経験値が低いと自覚しています。



実家を出てから自分で買うてたまに家で食べるとしても、基本的には安い中国産の養殖鰻ばかりでした。

そんな私も最近は野田のうなぎ屋さんやら鶴橋のプロ相手のうなぎ屋さんのことを教えてもうて、たまに食べるならちゃんとしたやつが食べたいなぁと思うようになっています。

うなぎを食べたくなることがそんなに多くないんで、たまに食べるならちょっとくらい高くてもええかと。





今年も暑くなってからうなぎを食べたくなってまして、鶴橋ならチャリで行けるから近いうちに買い出しに行こうかなぁと思ってたんです。

すると実家から連絡が入って


「カタログギフトでウナギを選んだから、買わんときぃー」


と言われたんで、貰い物を待つことに。

連絡をもうてから届くまでかなり日数があったんですが、届いて何日か後かに鰻丼にして食べることにしました。








食べたのは31日のお昼です。










カタログギフトで届いた「うなぎ」

*カタログギフトで届いた「ウナギ」

1万円のギフトカタログで5匹届いたっていうんで、この1ニョロで2000円ですか。

受け取った時の印象は「うわぁっ、ちっちぇー」ってもんでした。

冷蔵っていうとこと、うなぎの蒲焼きの表面にタレがべっとり付いてないのは好感を持ちました。

食べ方としては袋のまま湯煎か、袋の一部に穴を開けてチンしろと。

チンよりは湯煎の方がええやろうとフライパンに湯を張って、ウナギを折らないように温めてやりました。




なんか頼りなかった「鰻丼」

*なんか頼りなかった「鰻丼」

タレは冷蔵庫に使いさしのヤツがおったんで、それを使いました。

1匹のうちの6割ほどを食べることにして、切り分けたらされをさらにカット。

盛りつけようと思って気づいたんですが、身がすごく柔らかくて煮くずれしそうな感じでした。

ふんわりと柔らかいってのは関東風の鰻の美味しさのポイントになるんでしょうか。

こいつのパッケージには江戸ってな文字が見えたんで、蒸しを入れてるんでしょうか・・・。


変な脂っこさみたいなもんはなかったんですが、あまりにも身が柔らかくて非常に頼りなかったですねぇ。

ふんわりはええけど、煮くずれ寸前ってのはどうもねぇ・・・・。




実家へ贈りモンをしてくれた誰か、うなぎを選択してお裾分けしてくれた実家、どちらにも文句はないんです。

でも、その値段でこんな商品を売る業者にはちょっとねぇ・・・・。

サイズが小さいこともあってえらくボラレた気分になりました。

*まぁ、経験値が低いんでホンマにモノがええのか、悪いのかは分かりませんが・・・・。





せっかくのお裾分けニョロニョロでしたが、鰻を食べたっていう満足感はほとんどなし。

なんぼ夏場でも短い期間でうなぎを2回も食べるなんて珍しいんですが、鶴橋まで買いに行こうかなぁという気分のままでした。。



買いに行くタイミングを狙ってたら、8月7日に某お代官さまから連絡がありました。


「仕事は休みやけど、大阪に用事で行かなアカン。」


「その用事の後で、お前の地元の鰻屋に行くけどどうや?」



鰻に多少を興味が出てから地元のJR環状線寺田町駅のそばにあるうなぎ屋「舟屋」のことが気になってました。

地元でも自分の生活圏内にあるからものごころ付いた時から店の存在を知ってたんです。

寺田町駅前ってけっこう飲食店の入れ替わりが激しいんですが、ずっと潰れずにやってるってことはそれなりの店なんやろなぁと。

とはいえ、鰻ってサクッと丼で食べても1500円〜2000円はするイメージ。

丼モノと思うとなかなか自分1人ではそれだけの散財をするきっかけがなかったんです。


なのでお代官さまからのお誘いはまさに割りに船(舟?)。

二つ返事でご一緒させていただくことにしました。



ishさんの用事に目途が付いたところでメールを貰い、到着のタイミングを図ってチャリで寺田町まで。


マクドのある北側の出口で落ち合ったら、お店へ移動。


移動って言うても、駅の出口から店が見えるほど近いんですけどね。








寺田町の老舗鰻屋「舟屋」の店構え

*寺田町の老舗うなぎ屋「舟屋」の店構え

お店に着いたんは12時過ぎやったと思うんですが、3組か4組すでに待ってはりました。

並のでまでモノを食べるなんてのは、大嫌いですがさすがにそれぐらいやったら素直に並びました。

お店は間口が狭く、奥行きもそんなにないんで、テーブル席が5つあるかないか。

相席もさせてなかったんで、並ぶことにはなりましたが、大混雑ってわけではなかったですね。



席に着いて鰻をオーダーしたら、焼き上がりまでの場つなぎ?に1品だけアテものをオーダー。





うなぎの焼き上がりを待つ間に「あさりの佃煮」

*鰻の焼き上がり待ちに「あさりの佃煮」

これを肴に瓶ビールをちびちび舐めながら喋ってました。

 *佃煮の値段は忘れました。



しゃべってて気が紛れたのか、あんまり待った気もせず料理が到着しました。






登場した「上鰻丼」

*登場した舟屋の「上鰻丼」

お店のサイトによると「上」は1680円なんですが、もしかしたらもうちょっと高かったかも。

店頭にも張り紙をしてあって、今年は鰻が高騰してるから申し訳ないですが値上げさせて頂きますってな主旨のことが書いてありました。


私は昼間でがっつり飲む予定でもなかったんで、定食類とかに興味なかったんですが、ishさんも同じ上鰻丼を頼んではりました。




「上鰻丼」の中身

*舟屋の「上鰻丼」の中身

それなりのサイズの切り身が3切れも入ってたんで、パッと見ぃで私には十分な量でした。

舟屋の焼き方は鰻を関西風に腹開きにして、関東風に蒸しが掛けてから焼いてあるそうです。

素人なりにもふんわりとええ感じでした。変に脂っこいとかくさみも感じず。

タレは普段食べ慣れてるスーパーのタレに較べると甘みが少ないスッキリ系。

鰻の量はこれで充分やったんですが、個人的にはご飯だけ倍は欲しかったですねぇ。

ちょいと鰻を囓って、ご飯にタレさえて掛かってりゃそれをたっぷり頬張りたかったですわ。




うなぎ好きのお代官さまがかなり評価してはったんで、当りのお店なんでしょうねぇ。

私は経験値が低すぎて、ネガティブなモンは感じませんが、「これは大当たり!!」とまで言えるのかが分かりませんでした。

地元でずっと知ってる店やのになかなか入るチャンスがありませんでしたが、お誘い頂いたおかげで初めて味わえたことが一番嬉しかったですわ。



うなぎ経験値の高いお代官さまの感想の方が確かだと思うんで良ければ、リンク先をご覧下さい。


*foodish:”雑”食記:舟屋(大阪・寺田町)
 
 こちらの記事にトラックバックを掛けさせて頂きました。







この記事を書いてるとまたしてもウナギが食べたくなってます。

うなぎ好きが伝染ったんかもしれませんねぇ。(^^;)




<参考情報>

*うなぎ料理「舟屋(ふなや)」:公式サイト

住所:大阪市生野区生野西2−1−34

電話:06−6741−7625

営業:11:30AM〜21:00
 *食事:11:30AM〜14:15 ・ 16:30〜21:00
 *持ち帰り:11:30AM〜21:00

定休:木曜日






*朝イチの体重:56.6kg(暑い時期はこれぐらいが安心かな)

*今月の休肝日:6日/14日中(前日までの休肝日日数をカウント)
 
 昨日はお盆やからって言い訳して休肝日をパスしてやりました。
   
 
 
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2011年08月10日

寺田町駅前に新規開店 割烹「味良久」

地元のJR環状線の寺田町駅前になんでこんなとこで?って思うごく真っ当そうな割烹が出来ていたのでそのお店のことをサクッとご紹介します。

店の存在に気づいて飛び込んだのは7/23でしたが、まだ店の外に開店祝いの花がありました。

あとで店の大将に聞くと6月の二十何日かにオープンしたそうで、まだ1ヶ月くらいの新店でした。
この日はたまたま外食したくなって、まずはかなり前から気になってた桃谷の餃子専門店「新家(しんけ)」ってトコに行ってました。

着いた時にはまだ店が開いてなかったんで、その隣のオサレー系?立飲み「桃谷エビス」でまず生ビールを一杯。

飲み終わって外に出ると「新家」が開店してたんでお店へ。

2人前頼んでみたんですが、小さな小さな餃子でそんなにお腹は膨らまず。


どうするかと迷いながら桃谷駅周辺をチャリでウロウロして、その後寺田町へ。

ドコにどんな店があるか分かってる寺田町駅前を一通り見て回るも、その日の気分にピンと来る店はなし。

諦め掛けて念のためにと、25号線を四天王寺方面へ進んでみたら、いつのまにか割烹が新規開店してるを発見して非常に驚きました。

愛しの我が地元とは思ってるものの割烹なんて業態の店に行くモンがどんだけおるんや?って言いたくなるようなガラの悪い下町。

ちょっとマシな居酒屋とか寿司屋やったらまだしも、まともな和食のお店がやれるような駅前には思わんのですよねぇ・・・・。

25号線沿いの飲食店は一部の長年やってる店を除くとけっこう入れ替わりも激しいし。





餃子を食べた腹で、割烹に行くなんて普通はありえないんですが、しばらく迷った末にちょっと勇気?を出して飛び込むことに。



お店は一品料理とおまかせコースの2本立てで、お客さんのチョイスはだいたい半々だとか。

毎月通ってる馴染みの割烹以外の店に行くのはもう何年もなかったことなんで、その違いを確かめる意味もあっておまかせで行くことに。

おまかせコースは3500円と5000円の2種類あって、家を出た時は軽く外で食べるだけのつもりやったんですが、たまには弾けたことをしようと5000円のコースをお願いしました。


客席はカウンターに7〜8席と小さめのテーブルが2つか3つあったんじゃなかったですかねぇ・・・。
 *あんまりちゃんと数えてないんで、詳細は不確かです。
 

カウンターの中には大将と脇のアルバイトにお兄ぃちゃん、フロアに年配の女性という体制。


フロアの女性が割烹には似合わんほど腰が低かったんですが、ご家族なのか、他人なのか・・・。








マクラはこんなもんして、頂いた料理の写真をサクサク貼らせて頂きましょう。










ホタテ貝の貝柱 黄身酢掛け

*前菜?「ホタテ貝の貝柱 黄身酢掛け」

突き出しって言うのか、前菜って言うのか分かってませんが、表面に焼き目だけ付けた生の貝柱に黄身酢ってのが掛かってました。

黄身酢ってのがどんなもんか知らんかったんですが、ゆで卵の黄身を裏漉しでもして酢で伸ばしてるんかと思いました。

聞いてみると酢や煮きりの酒、味醂なんぞで生の玉子の黄身を伸ばしてそれに熱を加えるんやって教えて頂きました。

前半はお客が私1人やったんで、気になったことを聞くと大将が丁寧に答えてくれはりました。
 *他のお客さんが来たら、丁寧でなくなった訳ではなく、私が遠慮してあんまり聞かなかったって意味です。
 


ガラスの器に「たこ酢」

*たこ酢

懐石のコースで突き出しのすぐ後に酢の物ってのはよくあるんでしょうかねぇ。

いつも行ってる割烹だと油物の前に酢の物というか、さっぱり目のモンが出ることが多いんでちょっと意外でした。

たこ酢ってなポピュラーな料理って、家庭や安もんの飲み屋のあてにもありそうですが、蛸の火の通し方も良くてちゃんと和食屋で頂いてるって気になるモノでした。



真薯の椀物

*真薯の椀物

ちゃんと説明してもうたのに、なんの真薯やったかメモするのを忘れてしまいました。

他のはメモしてたから、覚えとこうって努力もせずコロッと忘れてしまいました。

真薯なんかの椀種も効率優先だったら、流し函でいっぺんに作って直方体に切り出すんでしょうが、1個ずつ「丸(がん)」にしてはるあたり丁寧ですね。

たっぷりのワカメがメイン?のしんじょを脇に押しのける勢いに感じましたが、このワカメを強調する趣向のお椀やったんですかねぇ。

おだしの味付けはいつも行ってる割烹と較べて、塩気は控えめでだいぶ薄味でした。



4種類のお造り盛り合わせ

*4種類のお造りの盛り合わせ

アオリイカ、カンパチの炙り、ひっさげ、鱧の湯引き

けっこう賑やかで、会席のコースで出てくる一皿としてはかなりたっぷりですねぇ。

もみじの青葉?って飾りだけですよね?食べずに残したんですが・・・。





すずきのえび真薯の炊き合わせ

*すずきのえび真薯の炊き合わせ

スズキの間にえびの真薯が挟んであったんですが、手ぇは掛かってますねぇ。

ただ、炊き合わせであんがたっぷりかかってるのは、炊き合わせた物をそれぞれ味わうにはどうなんかなぁと感じました。

あと、真薯自体は違うにせよ椀種と被るのはなんかちょっともったいない気になりました。

個人的にはこのすずきはそのまま椀種になりそうにも思いました。



鮎の葛の葉焼き

*鮎の葛の葉焼き

葛の葉って教えてくれはったハズです・・・・。

葛の葉ってよく使うモンなのか、これまた分かりませんが、こういう風に包んであると中身を見る楽しみがありますねぇ。

枝豆ととうもろこしはあってもなくてもええようにも思いました。


鮎の葛の葉焼き 中身

*鮎の葛の葉焼きの中身

鮎自体の味の違いは分かりませんが、美味しくいただきました。







天ぷらの盛り合わせ

*天ぷらの盛り合わせ

最後の料理である油物に盛り合わせだったんでボリュームを含めてちょっとビックリ。

内容のイチイチは忘れましたが、食べきれないかもと思いながらちゃんと全部を美味しくいただきました。





これでお料理が終わって、ご飯となりました。







後は、シンプルに漬け物とご飯を思ってたら、ここでもまたしっかりした物が登場。










〆までしっかり「いくら茶漬け」

*〆までしっかり「いくら茶漬け」


フタ付きのお椀を開けてビックリ、ご飯の上にたっぷりのイクラと共にお出汁が掛かってました。

写真ではよく分からないんですが、出汁にはわずかにトロミが着いてたんですかねぇ・・・。

そんなことはないような気がするんですが、写真の印象ではそのままの出汁ではないような。

最後まで美味しさたっぷりでしっかりよばれました。




デザートが「大好きな桃」でにんまり

*デザートに「大好きな桃」

果モンをほとんど食べないのに例外的にモモだけは大好物なんで、思わずニッコリ。

飲食店で出すデザートとしては、けっこう原価のかかるフルーツじゃないんですかねぇ。

この1品も「オッ贅沢」って感じがしました。







寺田町ってな立地でおまかせに5000円とる以上、お客さんにはしっかり満足して貰おうっていうお店のスタンスでしょうか。

食べる量がそんなに多くない私には食事の豪華さを売りにする旅館で食事してるような気分でした。

これなら生野のおっさんが来ても、「こんなちょっとやったら足らんやないけ」とは言わんでしょうね。





大将は桃谷住んではるとかで、どうせなら自分の馴染みのある街で和食を食べて貰いたくてお店の場所を選んだってなことを言うてはりました。

地元民としてはちゃんとした和食が食べられる店が出来るのは嬉しいけど、こんなとこで大丈夫かとは思ってしまいます。


大将の感じもよくて、楽しく食事をさせてもうたんで長らくご商売を続けはることを祈るばかりです。

毎月決まったお店に通ってるとなかなか他の店にいく余裕がないですが、酒を控えててその分で少しは余裕が出来るんで、なんとかまた寄らせて貰いたいもんです。

応援したいお店が出来たんやったらそこに行ってお金を使うのが一番の応援ですからねぇ・・・・。





寺田町に新規開店した「味良久」

*寺田町の割烹「味良久」の店構え






<参考情報> *記事末尾に追加情報あり

*割烹「味良久(みらく)」

住所:ネットにあると思ったら、まだ見つからず。

電話:06−6779−3007

営業:17:30〜23:00

定休:不明


お店のカードのたぐいを貰ってくるのを忘れてしまいました。

ネットにもまだ情報がなく、参考になりませんがお許しを。




場所は寺田町駅の北口(マクドのある側)から国道25号線沿いに西へ進んで、一つ目の信号を越えてすぐ。

国道の南側にあたる1階の路面店なんでお店の場所はすぐ分かると思います。





*朝イチの体重:57.8kg(春雨の料理をしっかり食べたけど、この体重は意外。ちょっと節制せな)

*今月の休肝日:4日/9日中(前日までの休肝日日数をカウント)
 

<後日 追記>

住所や定休日などが不明でしたが、2度目に食事に行ったときに聞いてきたので追加しておきます。





<参考情報>

*和食「味良久(みらく)」

住所:大阪市天王寺区大道4−2−4

電話:06−6779−3007

営業:17:30〜23:00

定休:火曜日

 
 
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2011年05月30日

天満で昼酒のハシゴ 後編 再訪「八尾蒲鉾店」

昨日は更新をサボってしまいましたが、24日の天満での昼飲みネタの後半をサクッとアップさせて頂きます。

 *前半も読んでやろういう方はコチラからどうぞ。

4軒目の八尾蒲鉾店は、以前こばやしさんに天満を案内して貰ったときのメイン?のお店でした。

かなりの人気店でその時は予約をして出かけたんですが、今回天満界隈をうろうろしてまだ開いてないうちに前を通りました。

するとお代官さまはまだ行ったことがなくて、ぜひ行きたいとのことでした。

予想通りというか当然というか、八尾蒲鉾店の開店時間までに解散することもなかったので、酒の奥田に続いてこちらへ向かいました。





お店の屋号は「蒲鉾」となってますが、普通の感覚で言うところのすり身の天ぷらのお店です。

薩摩揚げの方の天ぷら屋さんなんですが、私にとってその手の天ぷらは大きく練り物ジャンルの食べ物。

で、私は練り物全般が苦手と来てますし、そのことはお代官さまもご存じでした。




 「あのー、実はわたくし練り物が苦手でして・・・・」




 「やかましい、天ぷら以外にも食うモンあるやろ。お前はそれ食うとけ。」
 
 
 

 「ええー、まじですか・・・・。」(T_T)





ご無体な会話の後、お代官さまに引きずって行かれたんです。
















ってな展開では、もちろんなく。


初めて行ったときに揚げたてを食べたら、私のイメージする天ぷらとは全く別モンやったんです。

練りモン嫌いにも非常に美味しくて、心から天ぷらを楽しめたので喜んでの再訪となりました。


天ぷらの写真がけっこうあるんで、こっからはドンドン貼り付けていきましょう。






梅とハチミツで食べる「鰻と新生姜の天ぷら」

*「鰻と新生姜の天ぷら」

うなぎとショウガってのも面白いですが、それ以上にハチミツと梅肉を添えてるのが面白かったですわ。

オカズと蜂蜜って変な気がしましたがなかなかよう合うてて旨かったですね。

これはレギュラーメニューの横っちょにPOPで貼ってたんで、季節限定のメニューなんでしょう。




オーソドックスに「きくらげ入り天ぷら」

*オーソドックスに「きくらげ入り天ぷら」

変わり種の天ぷらが多いんですが、こういうシンプルなヤツを食べるとやっぱりここで揚げたてを食べるのは別モンやと感じますね。





カレー入りの天ぷら

*カレー天ぷら

こいつはてっぺんにレンコンが付いてますねぇ。

ちょっとしたトコで少しずつでも違いを出そうとしてるのが分かりますねぇ。





カレー天ぷらの中身はキーマカレー

*カレー天ぷらの中身は「キーマカレー」

中身のキーマカレーもちゃんとお店で仕込んではるそうです。

これは、このつい何日か前に行きはったあの方のブログにも登場してましたねぇ。







組み合わせが旨い「うに海苔天ぷら」

*組み合わせが旨い「うに海苔天ぷら 」


天ぷらの中に練りうにが入ってるんですが、熱くなって香りがよう立ってましたわ。

これはまだマシかもしれませんが、魚のすり身にキーマを入れようっていう発想が面白いですねぇ。





長いカタカナの名前がついてた天ぷら

*長いカタカナの名前がついた天ぷら


ネット上で捜してみるとこの料理名は「ウッフ・ド・ロワイヤル」っていうみたいですね。




中から黄身が流れ出る天ぷら

*中から黄身の流れる「ウッフ・ド・ロワイヤル」

すり身に生の黄身を入れるってのも面白いでしょ。

真ん中で割ると黄身がトロリと来て非常に食欲をそそりました。




これも面白かった「トマトの天ぷら」

*これも面白かった「トマトの天ぷら」





「餃子の天ぷら」のはず

*「餃子の天ぷら」だったはず

皮に包まれた餃子が丸のまんま入ってました。

で、上からレモンバターがかかってかと思います。




スライスチーズを被って登場した「天ぷら」

*スライスチーズをかぶって登場した「天ぷら」



こいつも半分に割らんと中身が割らないですね。





中身はホワイトソース「グラタン天ぷら」

*中身はホワイトソースの天ぷら

商品名はなんでしたっけねぇ・・・・。グラタンの天ぷらでしたかねぇ・・・。

名前はあやふやですが、旨かったですわ。











前半の3軒はどこもサクサクッとでしたが、ここではこれだけたくさん食べて、じっくりと飲み食い。

あんまりお店も混んでなかったんで、大将ともしゃべりながらでした。

生地のすり身はぜんぶ共通やけど、こうやって色んなモンを包んだり仕上げが違うとどれも新鮮味がありましたねぇ。




ここでのお勘定は二人で6400円ほどでしたが、他の3軒が安すぎるだけで、納得のお値段でした。






この日は帰ってから床で大の字になって沈没なんてこともなく、ほどよい飲み食いやったようです。




<参考情報>

*八尾蒲鉾店:参考サイト

 住所:大阪府大阪市北区天神橋5−1−5

 電話:090−4275−4351

 営業:17:00〜22:30

 定休:月曜日





*朝イチの体重:57.2kg弱(理想値をクリア。でも、今日から飲みは・・・・)

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2011年05月28日

天満で昼酒のハシゴ 前編

24日に天満界隈で昼酒をシバいた時の模様をサクサクとご紹介します。

今回の昼飲みは某お代官さまにお渡しするブツがあったんでそのついでに飲もうかと。

怪しいブツの受け渡しだけでは世間の目があるんでそのカモフラージュのために会食という形式になったという訳ではありません。

昼休みにお代官さまの職場近くにデリバリーさせてもうても良かったんですが、仕事場の周辺で怪しいサルがうろつくのはマズイって言う配慮はあったかもしれませんが・・・・。(^^)



前日までえらく天気が悪かったんですが、当日は晴れ男2人のパワーのおかげで昼酒向きの上天気でした。

天満ならチャリで行けんこともなかったんですが、帰り道にボテボテに転けまくったり、何年か前みたいにチャリを置いた場所が分からなくなっては行かんので電車で向かいました。

待ち合わせは1時でしたが、30分ほど前には到着してたでしょうか。



私は何年も前に一時天満駅そばの研修施設に通ってたことがあって、改札からすぐに何軒か安酒の飲める店があるのは知ってました。

とはいえ、ぜんぜんどこがどんな店かは分からんので、少しは予習しようかと「安旨ならあの方」のサイトを参考にさせて貰いました。

こばやしさんには以前に一度この界隈を連れ回して頂いたんですが、その時に歩いてて目にするだけでもオモロそうな店が多かったんです。

こばやしさんのサイトからは、私も気になってた店をishさんも興味を持ちはったんで、1軒は事前に行く先を決定。

あとはどうせ名前も場所も覚えられんやろうから、てけとーに飛び込みでもええやろうと思ってました。

「当たり」を事前に予習しとくだけじゃなくて、ハズレでも適当に飛び込むのが好みですしね。

まぁかなりの数を網羅してはるから、テケトーに飛び込んでも、結果的には事前に読んでた店に入るってことになるかもしれんなぁとは思ってたんですけどね。








JR環状線の天満駅の改札口前でishさんと落ち合ったら、とりあえず周りをブラブラすることに。

改札からすぐ右(北)に向かって、天神橋筋の一本裏手の道をウロウロ。

しばらく歩いて少し大きな角で左に曲がるとちょうど狙ってた店に向かう道やったんでまずソコに行くことに。

天神橋筋を越えて天五中崎通商店街に入って、少し進むと目的のお店に到着。







稲田酒店の店構え

*稲田酒店の店構え

外から見るかぎりよくある酒屋の角打って感じでした。

ちょっと入り口が狭くて中の様子が分かりにくいですが、右側には普通に酒を売るお店部分がありました。

中に入ってみるとカウンターで女将さん?が営業の用意をしてはったんで、飲めるか聞いてみるとオッケーでした。


まずは瓶ビールでスタート。

おでんを2品ほどもうて、ビールを舐めながらお店の様子を観察。



外から見てると、うちの地元でもありそうな酒屋の立飲みでしたが、カウンター奥の酒棚に並んでるのはあんまり見たことない地酒ばかり。

私は日本酒は紙パック入りばかりなんで、どの程度の品揃えかは分かりませんが、「地元にもありそう」なんて書くのは全くの見当違いでした。


見てもさっぱり銘柄は分からんかったんですが、1本だけ気になる一升瓶がありました。




個人的には長丁場になりそうやから1軒目はビールだけで押そうかと思ってたんですが、ishさんはビールは最初だけでええと、日本酒に行く気満々。

それならと私も気になったヤツを頼むことに。


地酒が色々並んでるとは書いたんですが、私がチョイスした一本は熊本の「武者返し」という米焼酎。


楽天市場で探せばサクッと買えるみたいですが、個人的には長らく気になってたんです。

前のブログにアップした九州旅行の最中に酷道にヤラれてから泊まった民宿で朝食をご一緒させていただいた同宿の方から教えて貰ったんです。

その方は九州のドコか別の県の方で、「武者返し」っていう酒が気に入ってるから、わざわざ酒蔵まで買い出しに行くんやって言うてはったんです。


そんなに旨いんやったら、自分も買おうと思ってその後何軒も酒屋を巡ったんです。

かなり規模の大きい観光客向けに焼酎を置いてる店や、地元向けの酒屋でも捜したんですが見つからず。

その当時はネットでもあんまり見かけず、結局飲めないままやったんです。


どんな酒かも分からんまま、ずっと頭の片隅にあった銘柄に出会えたんで、ちょっと嬉しかったですわ。




味の方は、「たいへん美味しゅうございました」ってことにしときます。



ishさんはかなり辛口の日本酒をチョイスしはって、一口味見させてもうたんですが、私には甘いか辛いがやっぱりよう分からず。

日本酒って甘みがあるから、たとえ辛口って言われるヤツを飲んでも、辛いとは思わんのですよねぇ・・・・。


日本酒が一番好きなくせに、一番味が分からんのが日本酒なモンで・・・。


お店の他のお客さんと女将さんが喋ってると、珍しい日本酒が入ってると勧めてはりました。

ちゃんと名前を覚えなかったんで検索してみると山形県の寿虎屋酒造の「三百年の掟(おきて)やぶり」ってヤツのようです。

楽天には置いてるショップもありますが、品切れのトコが多いですねぇ。

新聞に包まれた酒で、ちょうどishさんが品評会向けのヤツは新聞紙にくるまれてるってな話をしてはったとこなんでタイミングが良かったですわ。

こちらも一口味見させてもうたんですが、華やかって言うんでしょうか、派手な味に感じました。


おでん以外に何食べましたっけねぇ・・・・。

空豆を食べたのは覚えてますが他になに食べたんでしたっけ・・・。

店の中では写真もメモ撮ってなかったんでお代官さまのトコで記事がアップされるのを待ちますか。


お代は2人で2420円でした。


値段も安かったんですが、それ以上に女将さんやら常連のお客さんの感じが良かったんで、私は非常に気に入りましたねぇ。

一見の私らにも自然な客あしらいで気持ちよく飲み食い出来たのがありがたかったですわ。

一軒目から、焼酎だの日本酒だの入れ出すと、ここ1軒だけで腰を落ち着けて飲み始めそうでしたわ。


 *foodish:”雑”食記:大阪・天満で昼酒のハシゴ(1)〜稲田酒店






お店を出たら天五中崎通商店街をさらに先に進んでうろうろとお店をチェック。

中崎町の位置関係がよく分かってなかったんですが、今回初めてちゃんと認識出来ました。



中崎町の裏道をウロウロしたり、天神橋筋に戻って、一番端ッこまで行ってから、また天満駅の方に戻ったり。

天満駅周辺では細い路地に入って、細かく飲み屋をチェック。


まだ1軒目に行っただけでしたが、面白げな店を探してウロウロしてるだけで楽しかったですわ。





稲田酒店を出たのが2時頃で、2軒目に入ったのが3時半頃やったんで、よう歩きましたわ。(^^)



3時ちょっと前に暖簾が出てたから入ろうと思った店はまだやったんで、天神橋筋にあるメジャー所に入ってみることに。






「天満酒蔵」の店構え

*「天満酒蔵」の店構え

私はだいぶ前にいっぺん入ったことある気がするんですが、どんな店やったかはあんまり記憶なかったです。





天満酒蔵のメニューの一部

*天満酒蔵のメニューの一部


ごく一部に500円なんてメニューもありますが、200円台どころか100円台でも何品も肴がありました。



天ぷらの盛り合わせ

*天ぷらの盛り合わせ

真剣に2軒目を考え始めた頃に、ishさんと意見が一致したのは「天ぷら」を食べようってことでした。

そこから串カツではなく、天ぷらを置いてる店を探したんですが、何軒か見かけたはずやのに捜すとないんですよねぇ・・・・。

結局見つからんかったので、ここで天盛りを頼んで敵を討っておきました。

ポテサラのむこうに見えるのは私が頼んだ「いわしのきずし」180円です。

あんまり味のなかった「ポテトサラダ」

*あんまり味のなかった「ポテトサラダ」

安飲み屋での定番のポテサラは、ishさんのご希望だったでしょうか。

私も食べたかったんでどっちが言いだしたかは不確かです。

150円なんで、文句ないですがマヨネが少なくて、あんまり味がなかったですわ。




ビールを軽く飲んで、日本酒に行くか迷ってたら、まだ開いてなかった店がもう開くやろうからここはサクッと終わろうと。


サクッとしたのみでしたが、これが二人で1020円ってのはスゴイですねぇ。


新世界でもジャンジャン街程度の一般向けな店ならもっと高くついたでしょうねぇ。
 *ドヤ街なら同レベルか安いかもしれませんが・・・。
 

天満周辺は瓶ビールが350円で飲めたりするんで、自分の中のザックリしたお勘定とズレが大きくなりますわ。


 *foodish:”雑”食記:大阪・天満で昼酒のハシゴ(2)〜天満酒蔵






3軒目はギリギリでまだオープンしてなかった「酒の奥田」。

こばやしさんと飲んだときにも行きましたが、久しぶりでした。




水ナスの漬け物

*水ナスの漬け物

これはishさんのオーダー。もちろん私も食べましたけどね。

飲み食いしてるときは値段を見たんですが、メモらなかったら忘れてしまいました。





プリプリで旨かったゲソ天

*プリプリで旨かったゲソ天

こいつは1本50円というビックリ価格でしたが、値段以上に旨かったですわ。


こばやしさんのサイトを読み直すとちゃんとゲソ天のことが出てましたね。
 *当日は読んでたはずやのにすっかり忘れて、素で頼んでました。
 

これまた旨かった「どて焼き」

*これまた旨かった「どて焼き」

こいつが出たら、やっぱり熱燗が欲しくなります。

ガラスコップに魔法瓶から直接熱燗が注がれたのが面白かったですわ。


量もたっぷりで旨かった「ポテトサラダ」

*量もたっぷりでちゃんと味のあった「ポテサラ」

酒の奥田でもポテサラを頼んでみました。こっちの方がだいぶレベルが上でしたね。



こちらのお勘定は二人で1450円。

さっきの天満酒蔵もコストパフォーマンスがええと思いましたが、奥田はさらにその上でしたね。



ここを出ると町はぼちぼちと夜営業モードに。

つぎのお店ではじっくり腰を落ち着けて飲み食いしたんですが、長くなったんで一旦ここで切っておくとします。






昼間にこんな記事を書いてると、また天満に行きたくなりますねぇ・・・。

ここんトコあんまり飲み歩きしないんですが、天満には非常にそそられてしまいます。

<参考情報>

*稲田酒店:参考サイト

 住所:大阪府大阪市北区浪花町6−4

 電話:06−6371−0636

 営業:11:00AM頃から

 定休:第2、3日曜

*天満酒蔵:参考サイト

 住所:大阪府大阪市北区天神橋5−7−28

 電話:06−6353−3792

 営業:10:00AM−24:00

 定休:不定

*酒の奥田:参考サイト

 住所:大阪府大阪市北区天神橋4−12−22

 電話:06−6351−9514

 営業:10:00AM−13:00 15:00−21:00

 定休:日祝








*朝イチの体重:57.6kg(まぁこれくらいならええか)
 

<後日 追記>

ishさんのブログに記事がアップされたので、本文中にそちらへのリンクを追加。

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2011年04月03日

手しごとうどん工房「はちまん」@堺市 石津町

1日の買い出しドライブの途中で寄った堺のうどん屋さんのことをサクッとアップしておきます。

毎月の月初めに泉大津の先輩んトコまでトニックウォーターを買いに行くんですが、帰りは旧の国道26号線(大阪府道204号堺阪南線)を通るのが最近のパターン。

”旧にーろく”を走ると堺の石津町にあるこのうどん屋さんの前を通るんで、ずっと気になってて去年の12月に初めてお店に入りました。

その時は冷たいぶっかけうどんを食べたんですが、店内のメニューなんかにはカレーうどんが名物だとか書いてありました。



古本屋巡りをしながらだったんで遅めになってしまい泉大津を出た時点では、店の昼営業時間は終わってるかと思ってました。

終わってたらもっとどんどん進んで同じ道沿いにある丸亀製麺でカレーうどん以外を食べるつもりでした。
 *丸亀のカレーうどんは、サッパリだったんで・・・・。
 
で、お店の前まで行って、一旦路肩に車を止めて営業時間をチェックすると3時までと書かれてました。

その時の時刻が2時半ぐらいやったんで、ちょっと迷ったんですが、月1回のチャンスやと思って入ることに。

閉店時間に掛かるような時刻の入店は極力控えてるんですけどね。


お店に入って店主と思われる方に、「1人やけど、(この時間でも)行けますか?」って聞いたらオッケーして貰ったんで席へ。






堺のうどん屋「はちまん」のカレーうどんメニュー
 
*はちまんのカレーうどん専用のメニュー

普通のお品書きと別にカレーうどんだけ1枚モンのメニューになってるんでけっこう力を入れてはるんでしょうね。

カレーうどんの具に刻んだ薄揚げが入ってるのは、好きですがわざわざ追加料金を払うほどでもないし、天ぷらはあんまり要らんかなぁと。

カレーならまだしも、カレーうどんにチーズは全く入れたくないんでそっちはパス。

結局ごく普通のカレーうどん(700円)をお願いしました。

ランチタイム(昼の営業時間)は普通は120円かかる大盛りが無料やそうで、1.5玉になるとのこと。

節制してる身としては、大盛りは禁じ手なんですが、この日は魔が差したのか大盛りを頼んでしまいました。(^^;)



丁寧なしゃべり方をするお店の大将からは「うどんを茹でるんで10分ほどお待ちください」って言われたんですが、茹でたてが食べられるんなら大歓迎ですわ。

時間が遅めやったんで茹で置きの死に体麺が出たら困るなぁと思ってたんですが、お店のこだわりで出来るだけ茹でたてを出すようにしてはるようでした。









持ってた新聞を読みながら待ってるとしばらくしてうどんが登場しました。










巨大な器で登場したはちまんの「カレーうどん大」

*巨大な器で登場した「カレーうどん 大」


写真じゃ実物の雰囲気が伝わらんと思うんですが、洗面器みたいに巨大な器でした。

器のフチがえらく分厚いんで、器から直接出汁をすすれないのは、個人的には残念でした。

お店の内装が非常にオサレーでうどん屋に見えんくらいなんですが、そういうオサレ路線での器のチョイスなんでしょうなぁ。

カレーの出汁はあんまり辛味はなく、だし自体の香りもプンプン香るってほどではなく割りとマイルドでしたわ。

辛さの方はいつものように七味をドサドサ入れて勝手に調整させて貰いました。

うどんは冷やでもそんなに剛麺ではないんで、麺が絡んでると引っぱると切れることがありましたが、ちゃんとコシはあったんで文句なし。

大盛りでしっかり量もあったから、なかなか満足感がありましたね。

ここのカレーうどんは豚と牛肉の両方を使ってるのが珍しかったですわ。


スゴイ主張があるカレーうどんではないけど、讃岐うどんを味わえる美味しいカレーうどんでした。
大盛りで700円ならまずまずのコストパフォーマンスに感じました。


私が店に入ってからもう1組お客さんがありましたが、店の横の駐車場に加えて、少し先に別の駐車場もあるようでした。

昼時にはけっこう人気で混むんかもしれませんね。



気になってたカレーうどんが食べられたんで満足しました。





<参考情報>
*手しごとうどん工房「はちまん」:公式サイト

住所:大阪府堺市西区浜寺石津町西4−14−1
電話:072−245−5771
営業:11:00〜15:00・17:00〜21:00(ラストオーダー):平日
   11:00〜21:00(ラストオーダー):土日祝
定休:月曜日(但し祝日の際は営業)












昨日の外食は予想通りかなりの食べすぎになりました。

それでも美味しい料理を全て食べきれなかったんで、かなり申し訳なかったです。

満腹まで食べたんで、今朝の体重はえらく基準を超えてしまいましたが、それは当然ですね。

美味しいモンをたっぷりよばれたんで今日は納得して節制しますわ。



*朝イチの体重:58.6kg(旨いモン食べたから、悔い無し)


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2011年03月20日

3/3に開店した「絹延橋うどん研究所」@川西市へ行ってみた

昨日は実家のおかんの運転手で池田の方へ行ってたんですが、待機中に行ったうどん屋さんのことをご紹介します。

10時に家を出て40分ほどで池田の「不死王閣(HP)」に到着。

書道の練習会?とかに参加するっていうんで、知り合いから預かった荷物などを会場に運び込んだら私は帰りの時刻まで適当にヒマを潰すことに。


まずは来た道(国道423号線)を戻って、国道173号線に入って能勢の方面へ。

道の駅「能勢(くりの郷)(HP)」に寄ってなんぞおもろい食べ物がないかチェック。

以前はここで山椒の花を買うたことがあって、一目置いてるんですが、今回はあんまり珍しいモノはなかったですわ。

そこからさらに173号線を走って前回の同じ運転手役の時にも行った喫茶店でお茶。


ゆっくり新聞を読んでから来た道を戻って、国道423号との交差点より信号一つだけ先へ。

信号を右折したらすぐに橋でそれが「絹延橋」でした。

橋を渡りきってすぐの信号を左折したらすぐにあるのが今回訪ねたうどんキッチン&カフェ 「絹延橋うどん研究所」。

3月3日にオープンしたばかりという、新しいおうどん屋さんで「うどんキッチン&カフェ 」という肩書き?のとおり、私みたいなもさいおっさんにはちとオサレー過ぎるほどかっちょええお店でした。

橋から右折してこのお店の前から急に道が狭くなる割りに、けっこう車の通行量があるんで駐車場に車を入れるのにけっこうタイミング計ってなんとか駐車。


”おしゃれカフェ”っぽさ100%の店内やったんでおもわず席に着いてしまったんですが、店は半セルフのような形式でした。

入り口脇におかず類を置いてるコーナーがあって、おかずが欲しければ取ってから、レジでうどんを頼んでお会計。

席に着いて待ってるとうどんを運んできてくれるっていうスタイルでした。


事前にお店のサイトを見て、普通盛りが300gでうどんはどの食べ方も500円と分かってました。

頼んだのは「冷やぶっかけうどん」やったんですが、麺の量を減らせないか聞いて200gにしてもらいました。

おかずは取らなかったので支払いを済ませると席で待ってました。

席からカウンター内の様子を眺めてると非常に丁寧に、気持ちを込めて作ってはるって感じでした。






登場したぶっかけうどんはこんなんでした。








絹延橋うどん研究所の「冷やぶっかけうどん」

*少なめにしてもらった「冷やぶっかけうどん」 500円

本来の300gっていう麺の量でも500円ってお値段はまずまずかと思うんですが、なんと当分大盛りも無料で頑張るって店内に書いてありました。

で、大盛りの量がどれくらいかって言うと、しんぷるのこちらのお店の2玉分。

ちゅーことは、500円で600gもうどんが食べられるってことになります。

大盛りにするとかなりのコストパフォーマンスに感じますねぇ。

ただ、そこまで大盛りになるとちょっと食べ切れんって人もいるんじゃないかと。

忙しい時間は玉取りしてあるうどんの単位で行かんとオペレーション的にキツイかもしれませんが、100g単位で600gまでオッケーにしたら喜ぶお客さんもいるんじゃないかと。

私のうどんを減らすっていう注文にも応じてくれたんで、個別に頼めばきっとやってくれるでしょうけどね。



さて、肝心のうどんはですねぇ、ムニュッとしてビヨ〜ンって感じでしょうか・・・・。(^^;)

口の中でペチャッとくっついてくるような食感があって、伸びるコシ系って気がしたんですが、なんせ食べ物の分析が出来んモンで・・・。

「コシ」、「コシ」と硬さで主張をする訳ではなく香川のうどん屋でもあんまりないタイプのうどんに感じました。

麺の真ん中が窪んでて池上ほどではないですが、ちょっと違うかんじでした。

ぶっかけだしは自分の好みよりほんのちょっぴり甘めでしたが、風味がよくて美味しかったです。





川西市というそんなにしょっちゅう来れる訳やない場所やし、香川でのうどん巡りやないんで、1杯で我慢なんか出来ませんわね。




はなから2杯行くつもりやったんで、1杯目は少し控えといたんです。




もともと出汁を掛けたうどんが好きなんで、かけうどんの状態で食べてみたく、オーダーは「あつあつ」。






2杯目はレギュラーサイズの「あつあつ」

*レギュラーサイズの「あつあつ」

レギュラーサイズはやっぱりけっこう食べ応えがありました。

もともと剛麺系やないんで、あつあつになるとコシはかなり弱めの優しい麺になってました。

かけ出汁の味についてはこれまたよう解説なんかしませんが、このお店のうどんによう合うた柔らかい味でした。

夏場にここの麺をギッチリ締めてひやひやで食べたらどんな感じになるんでしょうねぇ。

暑い時期に来ることがあったらぜひ「ひやひや」を食べてみたいモンです。





うどんはもちろん美味しかったんですが、お店の人の感じが非常に良かったですわ。

新装開店したお店の人が一生懸命なんは当たり前なんですが、非常に丁寧で人当たりが良くて皆さんが真面目にやってはるってのが伝わってきました。

こういうお店が近所にあったら通ってお店の人としゃべれるようになりたいなぁと思いましたわ。

お店ではブログもやってはるんで少しだけ読んだんですが、大将は元市役所の職員で、音楽好きで、どうも落語もやりはる模様。

息子さんが食品アレルギーをもってはるようで、そこから食材にもこだわってはって、お店では玉子と乳製品を全く使ってないんだとか。

ちょっと家から離れてるんで常連になるのは難しいのが残念に思いました。


2階ではライブをやったりもしてはるようです。

かなり気に入ったお店なんで繁昌されることを祈ります。(^^)



お店の入り口にうどん義援隊の募金箱があったんで、ちょっとだけ協力しておきました。





<参考>

*うどんキッチン&カフェ 絹延橋うどん研究所:公式サイト

住所:兵庫県 川西市小戸3丁目23−6
電話:072−767−7639
営業:11:30〜14:00、17:30〜20:00
 *ただし水・木はランチ営業のみ。
定休:月・火






*朝イチの体重:57.2kg弱(昼のうどんが多かったから控えたら楽々セーフ。)
 
 
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2011年03月03日

高石市のお気に入りのうどん屋「友泉」

昨日の買い出しの帰り道に高石市で寄ったうどん屋さんをサクッとご紹介します。

そのうどん屋さんに初めて行ったのはいつかは忘れましたが、軽く10年以上前のことやと思いますわ。

自分の中で大阪のうどん屋ベスト3に入れてる店なんですが、かなり前に昼の営業が無くなってからなかなか行けなくなってました。

旧の26号線はちょくちょく通るんでいつも「もっぺん食べたいなぁ」って思ってたんです。

それが昨日の昼間に前を通ったら暖簾が掛かっててビックリ。

とりあえずハザードを出して、車を止めてしばらく思案。

このチャンスを逃す訳には行かんっていう結論になったんで、車を某所にゴニョゴニョっとして、お店へ。

前は食べてる間だけのことやからと前に路駐してたんですが、今じゃ駐禁ミドリムシがウロウロしてるんでおちおちうどんも食うてられませんなぁ。

個人的には路駐はそんなにしない方でしたが、今みたいに2分でも切符切るような無茶さはやりすぎですわ。

飲食店の中には今の駐禁制度になってからかなり影響を受けてるトコがあるようですしねぇ。





お店に入ると見覚えのある顔の大将と娘さんでしょうか若い女の子の二人がカウンター内に入ってました。

久しぶりなんで迷わず「天こぶうどん(800円)」を注文。

ここはちゃんとメニューに天こぶがあるのが嬉しいんです。

カレーうどんも相当旨かった記憶があるんですが、今回は一番好きなメニューを最優先してみました。









友泉のお品書き

*「めん処 友泉」のお品書き
 





以前昼営業をやってた時もそうですが、昼はおにぎりが1個サービスでした。

でも食い過ぎはアカンので丁重にお断りしたら、すかさず大将が


 「ほなら、おでん1個サービスするから好きなん食べて」
 

って言うてくれはりました。

これも前からのパターンですが食べる量を控えてるからって再度丁寧に遠慮しておきました。


この店はうどん自体も気に入ってるんですが、大将の応対が気持ちよくて好きなんです。

大将に「昼営業を再開しはったんですねぇー」って言うと、今年の年初から6年ぶりに再開したと。

以前、昼にやってると思って行って振られたことがあったんで、そこから6年くらい経ってたんですねぇ。





今回の昼営業の再開に合わせて営業時間が大きく変わってて

 昼が11時45分から14時
 
 夜が18時半から22時

になったという張り紙が店内にありました。

前は夕方の7時頃からでけっこう遅くまでやってたと思ったんで、大将に聞くとずっと夜の1時までやってたけどもう歳やから無理になったと。

深夜に食うたうどんも旨かったけど、普段まず酒を飲んでててチャンスがないから夜が短くなっても昼を開けてくれる方がありがたいですわ。








久しぶりに食べた友泉の「天こぶうどん」

*久しぶりに食べた友泉の「天こぶうどん」 800円

このお店では天ぷらを揚げてる鍋から直接出汁の上に天ぷらを乗せるんで、乗せた瞬間バチバチって音がするんです。

その音が聞きながら「あぁー久しぶりやなぁ」なんて思ってました。


麺の感じは忘れてたんですがやや細めでやや扁平、軽くねじれがありました。

今は讃岐うどんが色んなトコで食べられますが、ここのは讃岐うどんとは全然タイプが違う印象です。

昔からある大阪のええ手打ちうどんってイメージなんです。

大阪のうどんやから当然出汁が重要で、ここの出汁に天ぷらの油気が加わると最高やった記憶がありました。

出汁の方は記憶よりはやや甘みが強かったですが、それでも旨かったですわ。



何年も食べたいと思ってたうどんが食べられたんで大満足して汁まで全て飲み干し、幸せな気分でお店を出ました。

周りに駐車場がないんでちょっと行きにくいんですが、なんとかしてまた食べに行きたいモンです。






<参考>
*「めん処 友泉」:食べログ

住所:大阪府高石市高師浜2−7−11
電話:072−261−6135
営業:11:45AM〜14:00 18:30〜22:00
定休:不明

高石市の「めん所 友泉」の店構え

 
 





*朝イチの体重:57.8kg(ちょっと納得行かんなぁ・・・)
 
 
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2011年02月23日

西宮北ICそばの「いわしや」のカレーうどん

昨日行ったうどん屋「いわしや」についてサラッとご紹介しておきましょう。

中国道の西宮北ICのそばにある讃岐うどんのお店「いわしや」には以前にも行ったことがありました。

かなり旨いうどんでそれ以後も讃岐うどん欲が高まると、誤魔化すためにここに行こうかなぁなんて思うことがよくありました。

そんな「いわしや」のメニューにカレーうどんが加わったってのを何日か前に知って非常に気になりました。

行きたいと思ってからの経緯をスコンと忘れてるんですが、カレーうどんのことを知ったのはWakkyさんの記事で、良かったんでしたっけねぇ・・・・。
 *上記記事にトラックバックを掛けさせて頂きました。

ツイッター上でこの記事を読む前に知って、その後に記事でトドメをさされたような気もするんですが・・・・。




鶏頭なんで、細かい経緯は置いといて、Wakkyさんの記事でとにかく食べてみんとと思ったってことにしときましょう。

月曜日に行こうと思ったんですが、体重に余裕がなく一旦我慢。

その日は節制して、昨日の朝に体重をチェックすると57.2kgと理想値越え。

これなら心おきなく食べられると思ッたんで朝イチで出かけることに。

あんまり朝メシは抜かんようにしてるんですが、11時の開店狙いで行きたかったので家では食べずにコンビニおにぎりにでもしようかと思いながら出発。


家を出たのは9時半頃でしたが、今回はいつもと違うコースで行くことに。

いつもなら阪神高速で池田まで出てそこからはひたすら”イナロク”(国道176号線)を走るんですが、ちょっと飽きた気分やッたんです。

そこで国道25号線から国道2号線に入ってのんびり尼崎まで、アルカイックホールを過ぎてすぐの玉江橋の交差点を右折。

母方のばあちゃんを伊丹の親戚の家に送る道なんですが、伊丹より先には走ったことがなかったんでその道でイナロクに出ることに。

地道でゆったり行ったせいでちょっっと時間が掛かりましたが、11時半頃にはお店に到着。




お店の中はまだ3〜4組のお客さんいる程度で空いてたんでホッとしました。







西宮北ICそば「いわしや」のお品書き

*「いわしや」のお品書き

いつもならどれにするか悩むトコですが、今回はカレーうどんを試すのが目的ですから即それをオーダー。


カレーうどんに天ぷら類を乗せる必要を感じないのでオプション類は取らずに出来上がりを待ちました。




「いわしや」のカレーうどん

*「いわしや」のカレーうどん(530円)

この店の中では高めの値段ですが、普通の店と較べたら安いですね。

カレーのルーをぶかっけたようなタイプは私にはNGなんでこういう出汁タイプと確認したから来る気になったかも。





太めですごく剛麺な「いわしや」のうどん

*太めですごく剛麺な「いわしや」のうどん

右手の箸で麺をすくい上げて左手のカメラで撮るってのに挑戦しようかと思ったんですが、早よ食べたかったのでパスしてほじり出すだけにしました。

箸と較べて貰うと麺が太めってのが分かるかと思います。

携帯からアップするための写真を撮って、デジカメで正式な?写真を撮って、うどんをほじくり出してまた撮って、やっと「いただきまーす!!」。


カレーウドンってダシにトロミがある分冷めにくく、麺のコシが少しずつは弱くなると思います。

食べ出しまでちょっと時間が掛かりましたが、一口目のうどんは麺がガツンと歯に来ましたねぇ。

食べ進めても全然麺のコシがへたらずしっかり噛まんとよう飲みこまん感じでした。



前に来た時は熱い系のメニューにすると冷やの時よりえらくコシが弱くなる印象やったんです。

それが今回は宮武系のような剛麺がなんぼ熱くなっても一切弱らずでした。

カレー出汁自体はすごくだしの香りがするほどではなかったですが、まずまず。

というより、剛麺が主役でカレーが麺に従ってるってかんじでした。

しっかりした腰のある讃岐うどんでカレーうどんを食べたいと思うことが多かったんで、これはその意味では値打ちがありましたわ。

具として薄揚げは標準的やと思いますが、面白かったのは中に鶏の唐揚げみたいなモンがはいってたところ。

単なる鶏よりいっぺん揚げて?あるんで独特の存在感がありました。

辛さの方は普通の店なんで当然ですが私には足らずテーブルにあった一味をたっぷりぶち込んでいただきました。






この日はえらくあったかくて帰り道は上着なしで走ったほどなんで、店に着く前はカレーうどんのあとは冷たいヤツって決めてたんです。

ところがこのカレーうどんを食べてると、宮武系剛麺の冷やがあんまり好みではない私には固すぎるなぁと。

すでにカレーウドン+一味で体の中から暑くなってるのにと悩みましたが、やっぱりいわゆる「あつあつ」で行くことに。







「あつあつ」でもすごいコシ

*「あつあつ」ではさらにすごいコシ

お店のメニュー名ではあつかけ(350円)になってますね。

それに野菜のかき揚げ(130円)をトッピングしていただきました。


前回も思ったんですが、いわしやさんは出汁の量が多すぎですねぇ。

カウンターに出て来た時点でお盆の上に出汁がこぼれてましたわ。

個人的にはうどんの出汁はたっぷりが好みなんですが、こぼれられるのは嫌いなんでもうちょっとだけ減らして貰えないモンですかねぇ・・・・。

理想を言えば、もうちょっとだけ大きな器にしてくれるとええんですが、さすがにそれはコストが嵩みますからねぇ・・・。

出汁はなかなか旨かったんですが、ここの出汁っていりこ?だけなんですかねぇ・・・。

いわしやって屋号やからいりこだしなんやろうとは思うんですが、昨日はあんまりいりこ出汁っぽさを感じなかったんですよねぇ。

そうかというて関西風のかつおだしって感じでもなかったんで、いりこにかつお節も入ってるんか?って思ってしまいました。
 *味音痴なんで、ご存じの方がいたら優しく教えてください。(^^;)


カレーよりは出汁の温度が高くないor冷めやすいせいか、さらにコシの強さが出てましたわ。

しっかり噛まな消化不良起こすんちゃうか?ってくらいのコシでした。

後で汗を掻きまくって困りましたが、やっぱりこの麺で冷たかったら私はあんまり楽しめなかったと思いますねぇ。

以前よりだいぶ麺のタチが変わってるんですかね。




本場香川でうどん巡りをやってる同じ店でお代わりはおろか、オプションさえほとんど取らないんでこうやって2杯と天ぷらまで食べると満足感が大きいですねぇ。

関西の讃岐うどん屋って割高に感じることが多いですが、ココは値段もリーズナブルに感じるんで嬉しいですねぇ。







<参考>

*さぬき手打ちうどん「いわしや」:公式サイト

住所:兵庫県西宮市山口町下山口3丁目12−20
電話:078−903−3981
営業:11:00〜17:00頃(土日〜16:00頃) 麺切れ終了
定休:水曜日(祝日は営業、翌日が休業)


西宮北ICそば「いわしや」の店構え

*中国道 西宮北ICそば「いわしや」の店構え






いわしやを出たら176号線を三田の方へ少し走って、某古本チェーンに寄って食後の古本漁り。
さらっとあさって8冊だけゲット。

そこからは道路地図を見ると知らんルートが見つかったんで県道で吉川方面に走って、途中ちょっと行き過ぎたりしながら国道428号線に入りました。


最終的に神戸の大倉山に降りるんですが、イナロクからの県道も428号もなかなかええ感じルートで期待してなかったけどドライブが楽しめました。

このルート自体が初めてで大倉山ってあたりを初めて通れたんも楽しかったですわ。


そこからは適当に走って最終的に山手幹線(ヤマカン)へ。

ヤマカンで神戸から芦屋を通って西宮で171号に入ってからは国道2号線に乗って、そのまま朝来たのと同じルートで家まで。

家についたらもう4時を回ってたのが意外でした。

ドライブをするっていうつもりではなく、サクッとうどんをシバきに出たつもりやったんですが、ほとんど一日がかりになってしまいました。

そんなわけで更新はサボらせて貰いましたが、お許しを。





*朝イチの体重:57.6kg弱(夜もしっかり食べてこれなら納得かな)


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2011年02月04日

東洋陶磁美術館と南海通りの「丸一屋」

昨日のチャリンコ散歩の模様をサクサクッと写真中心でご紹介します。


ええ天気やし気温も暖かくなりそうな予報で、しばらく散歩に出てなかったのでどっかに行くことに。

だいぶ前にポスターを見かけて気になってた東洋陶磁美術館でやってる「ルーシー・リー展」をとりあえずの目的地にしてみました。

朝に着替えた時は歩いて行くために服装にしたんですが、中之島まで歩くんはちょっと通りかなぁと思い結局はチャリで出発。

桃谷で洋食屋をチェックしたりしながら鶴橋まで行って、千日前の坂を素直に登って上本町へ。

上町筋を北に上がって、空堀商店街を西へ抜けることに。
 *上町筋の空堀商店街に入る角の手前に生餃子専門を発見。いつか買うてみたい。(メモ)
 
松屋町筋からしばらく素直に北上して、途中から適当に内側をチャリチャリ。


さすがにチャリやと中之島まで行っても特にシンドイこともなくサクッと到着。







「中之島公会堂」のあたりもええ天気で気持ちよかった

*中島公会堂あたりもええ天気で気持ちよかった。


イベントをやってて入り口付近にピンクの揃いのジャンバーを着た連中がウジャウジャおったんで、足下は入らないように撮るのに苦労しました。




東洋陶磁美術館の「ルーシー・リー展」チケット

*東洋陶磁美術館の「ルーシー・リー展(HP)」チケット

美術館のサイトを確認に行ったら、2割引のクーポンがあったんで、900円のところを720円で入れました。

この作家のことは全然知らんかったんですが、個人的には当たりでした。

点数が多くて見応えがあったし、ええなぁと思える器が多くて見てても楽しかったですわ。

作品としては「小鉢」となってたけど、ぐい呑みにしか見えんような器もあったり、いくつか欲しいなぁと思いました。

平日やけど予想以上に人が多くて若いのから年寄りまで女性がほとんどでした。

焼き物をやってはる人も多いみたいでそこここでどう作るってな話をしてはりました。

並んでみるのは嫌いなんで、混んでるトコは後ろからチラッと見て飛ばしたんで、1点1点全てをじっくり見た訳ではないですが、それでも点数が多いおかげで満足感がありましたわ。

特集展でやってた「福島サト子コレクション−川崎毅展」ってのも、覗いたら最初はなんじゃこれ?でしたが、数点見るとけっこう惹かれたんでこっちも得した気分でした。

両方とも2/13までの展覧会なんで、会期が終わりに近い中行ってみてよかったです。

東洋陶磁美術館は、常設の展示品を何回も見ても飽きんし、今回みたいな展示会でも当たりが多い気がしますわ。

まぁ単純に絵ぇはよう分からんから楽しめるタイプが限られるけど、器なんかの陶磁器は好きやから楽しめる率が高いだけでしょうけどね。








陶器を楽しんだあとは、久しぶりに近所以外で昼酒を入れようかとミナミに向かいながらあっちゃこっちゃをウロウロ。

でもちょうど12時過ぎでどこも堅気の勤め人向けのランチばかり。

そんな中で独り酒を頼んでも浮きまくるだけやろうと思い、オフィス街は結局素通り。

船場あたりから、心斎橋筋の一本裏を適当にチェックしてたら気になるモンを発見。





中央軒で「ジャージャー麺(炸醤麺)」を発見

*中央軒で「ジャージャー麺(炸醤麺)」を発見


大阪の中華料理屋では珍しく炸醤麺を置いてたので、かなり気になりました。

ただ、自分の理想としてるやつより、ミートソースっぽいのが気になったのと、昼酒に麺はイマイチに思ったので迷った末にパス。

ミナミまでわざわざじゃじゃ麺を食べに行くのは馬鹿らしいんですが、いつか食べてみたい気はします。



不法占拠してた「大たこ」跡地

*不法占拠してた「大たこ」跡地

いつのまに勝手に屋台をやって、それが長年続いてたトコまではまぁ許したったらええやんとは思ってました。

判決で立ち退きさせられて、そのすぐ前に屋台をズラしただけってなムチャをした時点でそれはアカンやろうという気分に。

さすがにそんなムチャは通らんようで、すぐむかえのビルに入ったようでしたわ。

まぁ、たこ焼き自体は食べたことありますが、よそになんぼでも旨い店があるんで店自体がどうなっても私には関係ないですけどね。




ミナミまで来たら、「今度こそ」って思いで相合橋の正宗屋へ。

食べログの情報を調べたら平日は12時半開店やと。

おそらく行ったのは開店直前やったみたいですわ。

何度もチャレンジしてるけど、この店にはほんま縁がないですなぁ・・・・。



正宗屋に振られたんで、どうしょうかと思ってオサレーと縁のない店を求めて、千日前の方へ移動。

昨日は節分ってことで、道中色んなトコで巻きずしを持ち帰りで売ってましたねぇ。

寿司はオールウェイズ・ウェルカムやけど、恵方巻きやの丸かぶりやのと周りが騒ぐと天の邪鬼な性格が出て、「今日だけは食わん」と寿司の誘惑は振り切りました。



そして向かったのが南海通りにある「丸一屋」っていう、昔ながらのオッサン向け居酒屋。

心斎橋界隈は、この手のコテッとした飲み屋があんまりないから困るんですよねぇ・・・・。




一品目は携帯から小ネタで上げましたが、瓶ビールとポテサラ行っときました。

昨日は自分の目がおかしいのか、キリンの瓶ビールが妙に細く見えて大瓶に見えず。

わざわざ容量を確認してしまいました。(^^;)





ポテサラに続いて「串カツ」

*ポテサラに続いて「串カツ」

3本セットで300円か350円やったかと。

牡蛎フライ、鱧天と迷ったんですが、この日はソースな口やったんで串カツを。



「湯豆腐」と「熱燗」を追加

*「湯豆腐」と「熱燗」を追加

湯豆腐が250円、熱燗は300円やったはず。



壁のお品書きの「どて」のとなりに「すじ玉」っていう見たこと無いモンがありました。

フロアのオバチャンに何かを聞いて、とりあえず「知らんモンは食べてみる」ルールを適用。






初めて見た「すじ玉」を注文

*初めて見た「すじ玉」

どて焼きに入れるすじ肉を炒めて、玉子とじにしてありました。

味付けは塩コショウだけで香ばしかったですわ。

あんまりこの手のモノを頼まんのでちょっと新鮮な気分でした。

これも350円ぐらいじゃなかったかと。


店には焼鳥も置いてて、普通の焼鳥、ズリ、キモ、皮かなんかの種類がありました。

一皿3本で350円ぐらいやったけど、同じ種類ばっかり食べるのは多いなぁと。

特に肝が食べたかったけど、3本もモツ系を食べるのはまずいなぁと。

フロアのオバチャンに、一本だけか、3種類ばらばらで出来んかと聞いたんですが答えはあっさり「ノー」。

しゃあないんで焼鳥は諦めときました。




最後は「おでん」を3品

*最後はおでんを3品

大根と厚揚げはいつものお約束。普段はあんまり頼まん「すじ」が3つ目のチョイス。

他のが100円やけど、すじは150円だったかと。

高い割りに全然煮込みが足りてなくて、固さが残ってこいつはイマイチでした。

逆に大根は長時間煮込まれすぎて、歯応えゼロ。

まぁ、こういう居酒屋でイチイチ料理の出来の良し悪しなんか気にせんので全く文句なかったですよ。


大瓶一本に熱燗を2杯、全体の料理は特に安いとは思わんかったんですがお会計は2610円。

金額を聞いた時は、思ったより安く感じました。

しっかり腹が膨らむまで飲み食いししたんで、この値ぇなら十分に納得です。




南海通りの居酒屋「丸一屋」の店構え

*南海通りの居酒屋「丸一屋」の店構え


<参考>
*居酒屋「丸一屋」:食べログ

住所:大阪市中央区難波千日前12−34
電話:06−6643−6174
営業:10:00AM〜23:00
定休:不定休






昼しっかり食べたんで、夜はほとんどナシぐらいでええかと思ったんですが、いつもよりちょっと遅いくらいで腹がこなれました。

野菜中心に軽めにしつつ、また熱燗を行っときました。

どうなるかと思ったけど、体重は無事ええ数字でした。



*朝イチの体重:57.4kg(ヨッシャ、けっこう食うたけど理想値や!!)








<読書メモ> 2011年 累計11冊

*笹倉明「遠い国からの殺人者」 文藝春秋 読了

なんか筋が甘いっていうか、浅いっていうか、読んでて盛り上がらんまま終わった。

100均棚で冒険買いしたやつやからスカ食らっても文句はないけどな。

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2011年01月23日

なんでこんなトコで?お好み焼き屋「どかどか」@生野区林寺

21日の金曜日に行ったお好み焼き屋さん「どかどか」をサクッとご紹介します。

この店の場所はうちからチャリンコでのんびり行っても5分かからんような近いところにあります。
一番よく使ってる万代の田島店距離的にはほとんど変わらんのですが、筋が一本違って普段あんまり通らんバス道沿いにあるんです。

行ってからお店の大将に聞くと去年の7月にオープンしたそうですが、私は気づいたのは3〜4ヶ月前のことやないでしょうか。


気づいた時に「アレ、なんか出来てる。あの店は何屋やねん?」って思ったようにちょっと目を引く店構えでした。






家の近所で見つけた不思議な店構えのお好み焼き屋「どかどか」

*家の近所で見つけた不思議な店構えのお好み焼き屋「どかどか」

見つけた時はこのアートな暖簾は掛かってなかったような気が・・・・。

ドアが安もんの引き戸のままやったりするんで、銭を持ったモンが狙って作った店構えやなくて、こだわり系というか、手作りっぽい雰囲気がしてました。

最初は車やったんで、スッと通り過ぎてその後買いモンのルートを変えて、前まで偵察に行ってお好み焼き屋やと分かった次第です。



お好み焼き屋「どかどか」のポップな立て看板

*お好み焼き屋「どかどか」の立て看板

この看板も最初は気づかんかったですねぇ・・・。

こんな風にポップっちゅうか、てきとーっぽい店ってたまに気楽なバーなんかでも見かけますよねぇ。

「てきとー」なんて書くと店に失礼ですが、本筋のビシッとバーだけやなくてゆるゆる系も好きなんですよ。(^^)




しかしですねぇ、この店の周りって、私みたいな近所の人間からすると、こういう変わった兄ぃちゃんらが集まって楽しそうにやってそうな店が全く似合わんトコなんです。

かつては近所の商店街も元気で、その出口から左右のバス道沿いにも、そこそこ店がありました。

でも飲食店に限らず色んな店が、ここ20年ほどでポツリポツリと閉めるトコが増えて、今じゃ間違っても「新規開店」するような場所じゃないんですわ。

店のキャラ的に周辺からすんげぇ浮いてる気がしたんで、とりあえずいっぺんは行かんとアカンやろうと思ってたんです。

とはいえ、あんまり外食せぇへんし、お好み焼きを食べたい気分と、天気やら体調、体重なんかが旨く噛み合わず延び延びに。

ずっと頭の片隅で気になってたんですが、ここ数日なんとなくお好み焼き屋に行きたい気分、この日の朝イチの体重がやっとええ数字、昼になっても食べるモンが決まらず。

「ヨッシャ、それやったら突撃や」って急に思い立って出かけた次第です。






外から中の様子が全く見ぇへんので、万が一鉄板から直接食べられへん店やったら「ゴメンナサイ」って言うて出るつもりでした。





とりあえず、表の看板で値段がけっこう安いのは確認。






店の中はこんな感じでした。










お好み焼き屋「ドカドカ」の店内には壁画あり

*壁画のあるお好み焼き屋「どかどか」の店内

戸を開けた時は鉄板に目が行って、そのままお店の大将に声掛けてもうて鉄板前に座ったんで気づいてませんでした。(^^;)

後で大将と喋ってて振り返ってビックリしたという訳です。

鉄板の上にある煙を集めるダクト?はドラム缶を半分に切ったモノ。

奥の年期の入った引き戸を開けると座敷になってて、そこも客席に使えるんだとか。

カウンターも手作りっぽかったんで聞いてみると、足場に使った板の表面を磨いて?自分らで作ったんだとか。

知り合いに大工さんが居って、自分らで手作りしたと言うてはりましたわ。


壁画と反対の壁にはポスターが色々貼ってあって、マスターと喋ってたら大阪の音楽イベント「春一番」の裏方として何年も働いてるって言うてはりました。

音楽関係の知り合いも多いようで、お店を開けてからもう何回かこの店でライブをやってるそうですわ。

本日1月23日も夕方から投げ銭ライブがあるって言うてはりました。

音楽関係ってことで、阿倍野の「ロック食堂」のことを聞いてみると、やっぱり知ってると。



客が1人だけやったんで、真っ正面の大将と差し向かいやから、けっこう色んなことを聞きました。

大将は元々全然畑違いで、内装なんかの職人をやってたとか。

不況で業界には人が余りすぎてて、食うて行けんから全く経験なしに飲食業界で独立を決めたと。

寺田町の駅前とか、北巽から南巽の内環沿いとかで店をやろうと考えへんかったんですか?と聞くと林寺あたりの落ち着いた感じが好みやからここにしたとか。

守口出身で10年ぐらい生野には住んではるそうやけど、陸の孤島みたいなうちの近所で飲食をやろうとしはったんにビックリでした。



そうそう、今回は珍しく食べ歩き系のブログ屋さんみたいにメニューも写真に撮ったんで先に貼っておきましょう。





お好み焼き屋「どかどか」のメニュー

*お好み焼き屋「どかどか」のメニュー

このご時世のお好み焼き屋の値ぇとしては、かなり安めに感じたんですがどうでしょ?

新店のチェックなら一番シンプルな豚玉なんぞが、ええんかもしれませんが私はスペシャルに行こうかと考えてました。

でも、この日は体重に余裕があったんで、スペシャルの横の「モダン +150円」に惹かれてしまいました。

最終的に「豚玉モダン(650円)」をお願いすることに。


メニューを見ながら思ったのは品数の少なさでした。

夜に居酒屋使いするならもっと鉄板焼きとかのサイドメニューがあった方が客単価が上がりそうに思ったんですが、そういう方向は考えてはれへんようでした。

営業時間も一応は9時半とのことで、店構えからは酒を色々置いて若い人向けのバーに振ってるかと思ったけど、それもなし。

ただ、営業時間はお客さんがおったら1時半頃まで開けてることもあると。

盛り上がってるトコに「閉店です」って言われるのは自分がキライやからって言うてはりましたね。

飲食業をやりたいと思ったんじゃなくて、昔ながらのお好み焼き屋の雰囲気を思い描いてソレがやりたいと思ったっていうような主旨のことを言うてはったんで、それ故のメニューの絞り込みですかねぇ。

メニューにないけど、冷蔵庫にあるモンを適当に炒めて出すくらいはするらしいですけどね。







もだん焼きは油そばに軽く味を付けてから乗せる作り方

*もだん焼きは麺に軽く味を付けてから乗せる作り方

もだん焼きって、店によるけど、麺をそのまま乗せるトコが多いように感じます。

個人的には焼きそばに仕上げたようなヤツを乗せるのが好みなんでちょっと嬉しかったですわ。

使ってはる麺が「油そば(油麺)?」とかで、麺に油を練り込んであるんだと。

普通に油をひいて炒めるとギトギトになるから、ほぐすのを兼ねてウースターソースを掛けるんだとか。

お好み焼き本体がえらく分厚くて、だいぶ大きめに感じたんですが、これも「小さいお好み焼きで高い値段取られる」のが嫌いやからって言うてはりましたわ。


店のあっちゃこっちゃに「粉はどこどこ産」、「だしにこんなん工夫してます」、「野菜は有機や無農薬」って主張する店とは対極やけど、色んな要素を自分がコレって思うやり方でやってはるようでしたわ。

話の途中で出て来たソースの話でも、私が聞いたこともないブランドを使ってるて言うてはりました。
 *ブランド名は、聞いたのにすっきり忘れてしまいました。(^^;)
 
ヘルメスみたいな有名な地ソースやないけど、それもかなり入手困難なヤツらしいです。





分厚い豚バラがビッシリ乗った「もだん焼き」

*分厚めの豚がビッシリの「豚もだん焼き」

単体の豚玉が500円って考えたら、豚バラの厚みも枚数もなかなか太っ腹に感じました。


モダン焼きは麺を乗せるためにやや広めにするけど、豚玉はもうちょっと厚めに焼くそうです。

こいつをひっくり返したら、ボールに取っ手が付いたようなヤツを被せて、蒸し焼きにしてはりました。






お好み焼き屋「どかどか」の「もだん焼き」

*お好み焼き屋「どかどか」の「豚モダン焼き」

完成したモダン焼きはこんな感じですが、この手の粉モンは見た目でどれも大差無いですよね・・・。

厚みがけっこうあって、ちょっと食べにくいほどでしたが、なかなか旨かったですねぇ。

大阪人やからお好み焼き自体はガキの頃かそれなりには食べてますが、あんまり色んな店では食べてないんですよねぇ。

そもそも舌が腐ってて味が分からん上に、鶏頭やから食べた味の印象も覚えられんのですよねぇ。

そういうヒジョーに頼りないヤツやっていう前提で言うと、だいぶん旨いと思いました。

ウヒョーって感動するような主張する部分はないんやけど、じんわり旨いなぁと思う旨さですわ。

大将が店の周辺の雰囲気を気に入ってるっていうんで、そんなべたな地元に馴染む味かもしれませんなぁ。

しっかりしたサイズに麺まで載ってるから、コレ一枚でしっかりお腹が膨れました。




ほんで、応援するために作意を持って言うんやないですが、この店のお好み焼きは、食べた翌日にもなぜかお好み焼きが食べたくなりました。

2日経った今日もまだもっぺん食べたくて、朝から不思議なんですよねぇ・・・・。

普通はいっぺん食べたら、ソース欲が満たされて、しばらくは特に食べたいと思うこともないんですよ。

真っ当で王道を行ってるお好み焼きやからなんですかねぇ・・・・。

翌日にお好み焼きが食べたくなるなんて、今までなかったと思いますわ。

よその店のヤツが食べたくなったんやったら、その店がマズかったことやろうけどね。





自分の生活圏内で何軒かはお好み焼き屋に行ってますが、お好み焼きのサイズも含めたコストパフォーマンスでは一番気に入った気がしますわ。

強くオススメする自信はないんですが、お好み焼き好きの人に食べてもうて感想を聞きたい気分です。


立地が決して良くないと思うだけに、気に入ったこちらのお店が長いこと続くのを祈るばかりです。






<参考>
*お好み焼き 「どかどか」

住所:大阪市生野区林寺5−3−31
電話:06−6152−9339
営業:11:30〜14:00 17:00〜21:30(ラストオーダー)
定休:水曜日

お店のチラシの地図には、「ネタ」でJR環状線の寺田町駅が入ってて略図になってます。

でも、駅から歩いたらきっと15分以上掛かるんで、全く駅前やないです。

万が一行こうと思う方がおったらご注意下さい。
 

*朝イチの体重:57.8kg弱(うーん、あいかわらず良くない数字)
 
 
posted by えて吉 at 13:37| Comment(8) | TrackBack(1) | 食べ歩き | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする