2010年10月18日

讃岐うどん巡りに行ってきまーす

今日は香川までうどん巡るに出かけますので更新はお休みさせていただきます。

先月はほぼざるカレーを食べるためだけに香川に行きましたが、今回はごくノーマルなうどん巡りの予定です。

ここ何日かツイッター上で大騒ぎになってましたがS級の名店である坂出の「彦江」が廃業するんで急遽コースを変更して食べ納めに向かうことにしています。

その他には山越と田村というメジャー所も回ることにしたので、前半の運転はごく走り慣れたトコロばかりです。

まぁその後の2軒にかなり怪しいところを巡るんで、バランスは取れてるかと思いますけどね。

*朝イチの体重:57.8kg(トイレ無し。体重のことは考えんとうどん食べまくったるぞー)
 
 
posted by えて吉 at 04:19| Comment(2) | TrackBack(0) | 讃岐うどん巡り | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年09月09日

fuyongさんをご案内して「第17回讃岐うどん巡り」

先日、東京からおいでのfuyongさんをご案内した香川での讃岐うどん巡りについて書かせて頂きます。

fuyongさんとお会いするまでの経緯や前日の奈良でのお寺巡りについてはコチラをご覧下さい。


ブログ上のやりとりのある方とお会いする時は、相手のブログを長らく読んでてもけっこう緊張します。

私は言・文・キャラ一致を目指してますが、全てのヒトがそうだとは限りません。

文章を読んでて、リアルはこんなヒトかな?ってイメージするんですが、文章の端々からもしかしてこんなヒトではなく、あんなひとの可能性もあるなぁと感じることがあります。

今ではリアルで長らくおつきあいさせて貰ってるブログ屋さんにも、けっこう当初のブログのイメージと実物が違うヒトがいます。

某悪代官氏は、ブログが女性誌に取り上げられたり、かなりオサレー系の人で私みたいなベタなオッサンなんか相手してもらえんかもなんて思ってました。

逆にごっつぅキツくて、コッテコテのオッサンかと思ッてた人がスッキリ系やったり。
 *その方はさらにつきあうと飲兵衛オヤジ度も高くて安心しましたけどね。
 
これまたブログじゃ駄洒落だらけの某うどんマニアの方も、実物は全く反対のサラッと系でしたし。

幸いなことに私はネット上でやりとりがあって、実物にお会いしてガッカリって経験はほとんどありません。

 *まぁ一度だけはリアルでのコミュニケーション能力に疑問のある人と会ったことはありますけどね。(^^;)
 
 
 
 



今回ご一緒させて貰ったfuyongさんについては、今まで頂くコメントの感じやお料理を頂いた時のやりとりでいい印象を持ってました。

ただ、中華系の珍しいお料理にかなり詳しい方だけに、「もしかしたら」っていう不安はありました。

お料理でもなんでも、なにかについてマニアック過ぎると中には個性が強すぎる方もありますからねぇ・・・・。


うちのような訳の分からん文章でダラダラ飲み食いを垂れ流してるモンがヒトサマのことをどうこう言えんのですけどね。(^^;)




fuyongさんと1日目をご一緒させてもらって、私は自分のイメージが裏切られることなく、車中でも飲み食いを含めて色んな話をさせて貰い非常にご機嫌でした。

ただ、一日目が終わって、1人になると

 「初対面から、しゃべり過ぎてないかなぁ」
 
 「好き勝手な事を言うて、気分悪くしてはれへんかなぁ」

なんて、心配が浮かんできました。

こっちは事前に持ってたいい印象のままでも、相手が実物の私をどう思うかは全く別ですからねぇ。



ちょっと心配になりつつも、2日目は香川行き。

途中で適当な言い訳を作って早めに分かれるって訳には行かんので、大丈夫かなぁとチラッと心配しつつ翌朝を迎えました。

ルートはそれなり融通が効くようにしてあったんで、出来るだけfuyongさんのその時の気分に合わせてご案内することにして家から車で出発しました。

心配したと書きながらも、一旦スタートしたら開き直って素のまま、マイペースで行動してたんですけどね。




7時に江坂のホテル前でお迎えする予定で、6時過ぎに走り出し。

途中のコンビニでお茶を買うた程度ですが、着いたのは約束の10分前。

近場で土曜日の朝やから、絶対混まんとやろうと思ってたんですが、原則15分前が定刻なんでちょっと焦ってしまいました。

fuyongさんを車にお迎えして、6時58分に走り出しました。

新御堂筋を北に向かって、千里で中環に入って池田方面へ。

阪神高速、中国道、中環が出会う池田のあたりは道がグチャグチャしてナビがあっても慣れてなくて不安でしたが、無事中国道に入れました。

入れたんはええんですが、中国道は乗ったところからビッシリの渋滞。

ETC割引での1000円乗り放題の恩恵ってほとどん受けてないんですが、やっぱり割引のせいで混んでたんでしょうかねぇ・・・。

幸い渋滞区間はそんなに長くなかったんで、ロスは30分くらいで済んだんじゃないでしょうか。


そのままノンストップで高速を走って、香川県の津田の松原SAに9時23分に到着。

私のトイレ休憩だけやったら、すぐ走り出して府中湖PAのETC出口で地道へ。

県道184号線を左折して、その後県道33号線へ。

33号線にさえ入れば、もうこっちの勝ち。

サクッと目的地周辺にたどり着きましたが、土曜日の有名店巡りはご無沙汰やったんで混み方が分からず不安でした。

いわゆる「S級店」の中でも、何回も行ってて、ムチャクチャ旨いと思うけど今までは行列知らず。
ところが、しばらく前に行った人から珍しく行列が出来てたと聞いてたんです。


県道から曲がる角は、目印のグリーンハウスが更地になってしまいましたが、その代り目指す店の看板が付いてました。

住宅街を進んでいって、恐る恐る駐車場に入ると、ガラガラでした。

徒歩でうどん巡りをやる人が大量に押しかけるとは思えんので、ホッとしました。

車を駐車場に止めてfuyongさんと路地のような道をポテポテ。


初めての方には香川のうどん屋(正確には製麺所)の立地の怪しさを感じて欲しいですからねぇ。





ちなみに向かった先は分かる人にはすぐ分かったと思いますが、坂出の「彦江(参考HP)」です。






軽の箱車の後ろには屋号が入ってますが、普通なら通り過ぎるでしょうね。



お客さんは、先客が2人に私らのあとに2人やったかと。

fuyongさんも私も注文はいわゆる「ひやひや」。

冷水ではなく普通の水で締めたうどんと床に置いた鍋から入れる常温のだしなんで、正確には「ぬるぬる」って感じでしょうか。





100904hiyahiya.JPG

*彦江のうどんを「ひやひや(140円)」で

1杯目のうどんは、やっぱりいつものようにじっくり味わうまえに腹の中に消えてしまいました。

ただ、個人的には今まで食べた中では一番インパクトが薄かった気がしますね。

旨いと思いながら食べたんですが、なんかちょっとその旨さ度合いがイメージより低かったかも。

fuyongさんも同じひやひやでしたが、初讃岐うどんはどんな印象やったんでしょうね。





サクッと1杯目を片づけて、駐車場に向かいながらfuyongさんの意向を確認。



「このクソ暑い時期に釜上げうどんを食べる気がしますか?」



とお聞きし、次の予定は釜上げ専門店であることを説明。

冷やしうどんもあるけど、どうせなら釜上げうどんを食べて欲しいから、暑過ぎならパスしましょうとお伝えしました。

するとfuyongさんは釜上げを食べたいと言いはったんで、そのまま予定通りに「長田in香の香(参考HP)」へ向かいました。


県道通ってきた県道33号を西へさらにドンドン行くとサクッとお店に到着。


10時48分に駐車場に車を止めて、店内へ。



真夏に長田in香の香の「釜上げうどん」

*長田in香の香の「釜上げうどん」 250円

fuyongさんには看板のこちらをオススメ。

あんまりごちゃごちゃ言いたくはないんですが、「ひとくちだけは薬味無しで試すのがオススメです」とお伝えしました。

いりこだしの効いたツユはなかなかインパクトがあったようです。

もちろん釜上げとは思えないスッキリしたこしのあるうどんも喜んで貰えたようです。



比較のために長田in香の香の「冷やしうどん」

*食べ較べてもらうために「冷やしうどん」 250円

せっかくなんで釜上げと水で締めたヤツの違いを試して貰おうと思い、私はコチラをを注文。

オススメして味見して貰いました。

冷やしうどんには専用のダシがあるんですが、fuyongさんにはそれで食べて貰って、私は釜上げようの熱いダシでも食べみました。

前に来た時に冷や用のダシやとイリコの香りが立ちにくいから、締めた麺と熱い汁のひやあつパターンを試してみたかったんです。

だしはすぐぬるくなりますが、このパターンは長田in香の香のだしの旨さを楽しむにはええ食べ方でした。

最後の方まで薬味なしで食べて、最後にちょっと加えてみましたが、やっぱり長田in香の香では薬味なしがええとも確認しました。


食べ終わって店から走り出したのが、11時10分。

自分がうどん巡りをやる時は、午前中にダダッと軒数をこなすんですが、初めてのfuyongさんが戸惑うといけないので、今回はゆったり目にルートを組んでました。





30分ばかり走って向かったのは私にとっても初訪問の「本格手打ちうどんセルフ はゆか(参考HP)」。


ここは月曜日が定休日。

ここ最近「運転手せー、うどん食いに連れてけー」って方のお休みが月曜なんでなかなか行くチャンスがなかったんです。

山越のすぐ近所に割りと最近にオープンして店が続いてるだけでも充分実力があるやろうと思ってました。

それにかなりの剛麺で県外人が讃岐うどんらしさを感じるのにええやろうなんて評価も読んでました。

自分の新店訪問ってだけでなく、fuyongさんに食べた貰う値打ちがあるやろうとチョイス。


ルート的には長田in香の香かから県道33号をちょいと戻って、国道319号線で南へ。

途中灸まんうどんの前を通り過ぎながら、「香川のうどんの奥深さと実力」を説明したり。

国道32号線へ左折して、国道377号を経てお店へ。

ここも立地的には楽勝でした。

着いたのが11時46分でした。



お店の外側には垂れ幕でさかんにぶっかけうどんがオススメと。






「はゆか」の「冷やぶっかけうどん」濃い出汁で

*「はゆか」の「冷たいぶっかけうどん 濃い出汁」 240円

fuyongさんは、同じ冷たいぶっかけうどんを薄口でオーダーしてはりました。

ここのうどんはやや太めで表面はツルッとしてるけど、そこから中はしっかりしたコシがありました。

この日ここまでに食べたうどんとタイプが違ってたんで、fuyongさんに体験してもらううどんとしても良かったと思いました。




1軒目が立地が怪しく、飾らない製麺所。2軒目は一般的やけど釜上げの専門店。3軒目は小ぎれいなセルフ。

ここからちょっと時間をかけてドライブしながらが間を開けて、店構えとか立地の怪しさのあるところをチョイス。

fuyongさんに香川のうどん屋の特殊さを体験して貰える上に、私にとっても初めてのお店。

正確には何年も前に店の存在は知ってて、当時も分かりにくいトコにあったんですが、お店には行ったんです。

ところがその日は営業してなくて、すごすごと撤退。

その後、気にはしつつも行くチャンスがなく、ここ最近は女将さんがヨソに出した店の手伝いに行ってたり、移転先がよく分からなかったり。

ヘタに人と行くルートに組み込んで迷惑かけられへんのでトライしてなかったんです。


で、今回怪しい系のお店を探してて、水曜と土曜のみの営業ってことで日数は限られるけど一応安心して行ける気がしました。

「はゆか」からの移動距離も適度やったんで、何年振りかでチャレンジすることに。



分かりにくそうな場所やったんで事前にネット上の地図を確認して、きっちりルートを検討。

お店の公式サイトには店への行き方の動画まであったんで、事前にだいぶ自信が持てました。



お店にたどり着く目印である「四国新聞」を見つけてほっとして車を駐車。

動画はここまでだけ見て安心してたんですが、車を降りて歩き出しても店が見つからず。

四国新聞の看板のある建物より先にそれらしき場所はなし。

おっかしぃ〜なぁと思って戻ると、四国新聞のトイメンにお店がありました。

お店っていうても、目立たん看板があるだけで、お店は路地の奥なんですけどね。



そこに入っていくと建物の外側に屋根を付けただけの秘密基地のような不思議なスペース。

常連らしきおっちゃんが1人いてはったんですが、女将さんにfuyongさんは「おいしいうどんの冷やぶっかけ(140円)」私は「おいしいうどんの冷や 醤油(140円)」をオーダー。


不思議な空間に最初突っ立って、その後イスに座って出来上がりを待ってましたが、どうやらうどんの玉を伸ばすところからやって、それを茹でた正真正銘の出来たてが食べられるようでした。

その間に常連さんは、どんぶりに山盛りの釜上げを食べて、さらに女将さんに勧められるままにこれまた大盛りの冷たいヤツを食べてはりました。

狭い空間で聞こうとせんでも聞こえてきたんですが、二人はうどん業界に関わるかなり濃ゆくてディープな話をしてはりました。

しまいには私もおっちゃんとちょっと喋ってましたけどね。

某超有名店が一旦閉店して、屋号ごと売ったけど、アレにはいくらぐらいかかったそうやなんて話題なぞがバンバンと飛び交ってました。

あの屋号であの場所やったらすぐ回収出来るやろうなんてことも言うてはりましたわ。

おっちゃんからは、元の大将がヘルプに入ってるけど、昔の味の半分ぐらいや、病気をやって舌がボケとんちゃうかなんていうキツイ台詞まで飛び出してました。(^^;)

それ以外にも女将さんは「旨いうどんが打ちたい」けど、「売れるうどんや儲かるうどんが打ちたい訳やない」ってこだわりを聞いたり。

fuyongさんには、お店の立地の怪しさを体験してもらうことを狙ってましたが、店の人のキャラの濃さまで目にして貰えたんで、私としてはラッキーでした。






路駐してる車のことがかなり気になってましたが、もうどうせ一緒やから腹をくくって待ってるとついにうどんが登場。





名もないうどん屋の「おいしいうどんの冷や 醤油」

*名もないうどん屋の「おいしいうどん 冷や 醤油」

fuyongさんは4軒の中でここが一番食べやすいって言うてはりました。

最初に口に含むとふんわりした食感で、後にしなやかなコシで、よそで「女麺」って表現を見かけましたがあんまり食べたことのないタイプでした。

既訪店2軒に未訪店2軒でみごとに違うタイプのうどんばかり食べられたんで、偶然とはいえまずまずなコースになった気がします。





午前中に香川を走り出して、この日の行き先を確認させて頂きました。

四国に上陸すること自体が初めてやとおっしゃったんで、有名な金比羅さんは行きますか?と。

ある程度うどんを食べてから腹ごなしにしてもええし、最後のイベントでもええしと思ってたら、「行きたい」とのことでした。


長田in香の香からはゆかへ移動する時にすぐ近所を通りましたが、すぐ戻って来れれますからと一旦はスルー。

4軒回ってお腹の状態をお聞きすると、けっこうお腹が膨らんだと。

それではということで金比羅さんに向かいました。

土産モン屋街まで突っ込むと客引きがうるさいんで、手前の町営駐車場へ。

標識に従って、適当に細い道へ突っ込んだんですが、行ってみたら前に来た記憶が蘇りました。

参道までちょっと距離があるけど、寂れた商店街を通ってテクテクと。


この日の午前中にうどん巡りをしてるときは、比較的暑さがマシやと思ったんですが、駐車場で車を降りると今までとは違う迫力で暑さが迫ってきてました。


あんまり何も考えずに金比羅さんの階段を上りだしたんですが、時刻は1時半過ぎ。

あとで考えたら一日で一番暑い時間じゃないですか。

fuyongさんの階段を上がるペースがかなり早めやったんで、私も必死について行きましたが、全身がカーッと熱を発してる感じでした。

なんとか半分の段数を終えた門のところで一服。

日陰で休んでましたが、汗が引く気配さえなし。

とりあえず息が整ったところで、お伺いすると「もうここでいい」と。

後半分上がっても、さらにその倍の段数くだらんとアカンから、途中で切り上げて頂きホッとしました。

半分だけでしたが、帰りの下りはけっこう大変でした。

足がガクガク、プルプルして気ぃつけんと前に落ちそうでしたわ。(^^;)

駐車場に戻る前に冷房の効いたサ店によってしばらくクールダウン。

半分で折り返してきたのは正解やったんちゃいますかねぇ・・・・。

あそこで無理してたら熱中症でバッタリなんてことになってた気がしました。




うどん巡りは4軒で堪能したとおっしゃったので、ぼちぼち戻ることに。

途中某スーパーで家用の生うどんを仕入れて、車に油を食わしてやって、帰りは坂出から瀬戸大橋を渡るルートで。

四国が初めてやったら、せっかくなんで景色のいい瀬戸大橋を渡ったらどうかと私からオススメしました。


途中の与島SAにも立ち寄って、ノンビリと。


岡山に向かう道中では今流行の「痛車(いたしゃ)」を見かけて、二人して大受け。

さらにディズニー系のイラスト満載のデコトラにも苦笑い。

そんなよその車の観察をやってたら、岡山県内で前方に怪しげなクラウン。

横を通る時に「乗ってるモンを確認してください」って言おうとしたんですが、ばっちり交通機動隊?の制服を着たポリが乗っとりました。

慌ててブレーキを踏んで、車線変更してクラウンの後ろへ。

しばらく後ろに着いてたらまるで「チェッ、バレたか」って言うてるかのような挙動で右に出て少し前に走っていきよりました。

何台か前に見えるから、抜くに抜けず兵庫県境に向かって、かなりスローペースで走りました。

追い越し車線を飛ばす車がでるたびに、「身代わりに捕まってくれー」って思ったんですがなかなか面パトは動かず。

結局兵庫県に入る手前の備前ICのトコで1台捕まってました。

最後までネタに事欠かず退屈せんドライブになりましたわ。




うどん巡りではここ半年ネタを作ってますが、なんとか無事に乗り切れました。

ETC割引による夕方の混雑を心配してて、何キロかはたしかに渋滞にも巻き込まれましたがさほど酷すぎることはなかったですわ。

与島のサービスエリアを4時20分に出て、江坂に着いたのが7時5分やったらまずまずですよね。
 *私は8時ジャストに帰宅(総走行距離584km)
 
 

うるさがられてちゃうかと心配したヤツとは思えんほど、2日目も喋ってた気がしますが、fuyongさんはどう思われたんでしょうね。


なんとか私のキャラに耐えて、うどんだけでも楽しんで貰えたことを祈るばかりです。



> fuyongさんへ

 2日間、ご一緒させていただきありがとうございました。
 
 野郎のくせによう喋るヤツに閉口してはったらご勘弁くださいね。
 
 懲りてはれへんかったら、関西においでの時はまた運転手させてくださーい!!
 
 次回はもしよければ料理しますんで一緒に飲み食いしましょー。



*朝イチの体重:57.4kg
 
 
 
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2010年09月04日

お寺巡りの翌日はうどん巡り

昨日は関東から来られたお客さんのご希望で奈良でお寺巡りをしてきました。

今日はうってかわってちょいと香川まで走ってうどん巡りの予定です。

久しぶりに初めてうどん巡りをする方をご案内するのでこちらまで新鮮な気分です。

一応どの道を通ってどう店と店を結ぶかって言う細かいルートは作ったんですが、まだ迷ってます。

土曜日に行くなんてのも久しぶりで有名店の最近の混み方も分からないので不安なトコもありますねぇ。

現地に着いた時間や気分で大幅に変更するかもってくらいの気持ちでいますが、どうなることやら。

今年は夏バテ気味で食欲がないって仰ってたんで楽しんで貰えるか不安はあるんですが、本場の讃岐うどんといりこだしパワーに期待しましょう。



というわけで、今日も更新出来ませんがお許しを。

では行ってきまーす。


*朝イチの体重:57.0kg(これなら気兼ねなくうどんが食べられます。)
 
 
posted by えて吉 at 05:57| Comment(0) | TrackBack(0) | 讃岐うどん巡り | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年07月11日

第16回讃岐うどん巡り その3

諸事情によりながらく中断しておりましたが、香川での讃岐うどん巡りの続きをアップさせて頂きます。

前半に興味のある方は、リンク先をご覧下さい。(私は何を書いたか忘れたんで読み直しました。)

 第16回讃岐うどん巡り その1 その2



念願の日の出製麺所をやっつけて車を出して、向かったのはそこから僅か数分の坂出駅前。

行き先のうどん屋には駐車場があるとの情報は見てたんですが、ややこしい場所やから安全策をとって駅前のスーパー「サティ」の駐車場に車を止めることにしてたんです。

この日は駐車料金が無料ってことやったんでラッキーと思いながら車を止めたんですが、天井がやたら低くて車の頭を擦るんやないかとビクビクもんでした。

なんせこの日はなんかやらかしそうな流れでしたからねぇ・・・・。
 *ツアーの参加者の方々も期待してる雰囲気でしたしね

車を止めたら、テクテクとクソ暑い中を坂出市役所方面へ。

かなり細かめの地図を焼いてはあったんですが、どうも表通りから入れん気ぃがして裏から回ることに。

結果的には表からの路地は真ん中で遮られてたので、判断は正解でした。

市役所の前の太い道から脇に入って、まったくうどん屋の気配のない道をもう少しテクテク。




なんとか会館ってのを過ぎて、ひょいと路地を覗くと製麺所を発見しました。






路地にあった「上原製麺所」の店構え

*路地にあった「上原製麺所(参考HP)」の店構え

リンク先の写真では看板さえないんですが、一応今は看板が付いてるんですぐ分かりました。

写真を撮っててもちょうど12時過ぎの昼時やったんで近所の人がちらほら店に入って行ってました。

ここは一応こばやしさんから「希望」として上がってた店ですが、私もずっと行きたかったんですよねぇ。

こばやしさんの記事を読むと、全く同感なんですが、私も坂出というと彦江の朝イチに行くことが多かったんです。

で、彦江から他へ移動するとわざわざ市の中心部まで戻る気にならなかったりでずっと延び延びになってたんですよねぇ・・・。

当日聞いてみるとこばやしさんも未訪やったんで、たしか全員にとって初めてやったかと。
 *だいこんさんも行ってはれへんかったはずですが・・・。(日にちが経って、自信なし)




中に入ってみると、思いきっり「工場」してました。

製麺に使うであろう業務用の機械が並んでて飲食店の気配なんか欠片もナシ。

屋号に「製麺所」と付いてても、一般客向けにシフトしてるうどん屋も多いですが、ここはまさに製麺所の片隅で「食べさせて貰う」っていう雰囲気でした。

そういう意味でもこの店はかなり貴重な存在になるんじゃないでしょうか。


中に張り紙があって、割りと最近に「ぶっかけ」も始めたようでした。

だいこんさん、myblackmamaさん、私は「ひやかけ(120円)」、こばやしさん、ishさん、myblackmamaさんの奥さんは「冷やぶっかけ(150円)」を注文。


ひやかけで食べた上原製麺所のうどん

*ひやかけで食べた上原製麺所のうどん

香川ってダシの色がすごく薄いイメージがあるんで、けっこうダシの色が濃いなぁという第一印象でした。

写真をちょこっと取ったらさっそく食べてみましたが、上原は大当たりでしたねぇ〜。

これぞええうどんって感じでかんなり旨かったですわ。

ishさんがぶっかけを味見させてくれはったんですが、個人的にはぶっかけのダシは甘すぎましたねぇ。

ここでは「かけ」の方が自分にはずっと好みのようでした。



麺がどんなタイプかとかじぇんじぇんよう表現出来ませんが、立地を含めて今後誰かを案内する時には彦江なみに連れて行きたいうどん屋ですわ。

彦江のうどんも大好きやから何回でも食べたいと思って人を案内するんですが、それに匹敵するインパクトがありましたねぇ・・・。

口開け狙いやと営業時間の関係では両方攻めにくいからこれからは悩むことになりそうです。



長らく狙ってた店で、大当たりを引くと気分がよかったですねぇ・・・。

店を出てもしばらく「あのうどんは旨かったなぁ・・・」っていう興奮が残ってましたわ。



 *foodish:”雑”食記 :上原製麺所〜讃岐うどん巡礼2010−5 その3

 *B級的・大阪グルメ!ブログ:これは意外な大当たり「上原製麺所」@坂出




上原製麺所を出て、サティに戻ったらここで小休憩。

全国チェーンの店だけに品揃えに地域色が薄くてイマイチでした。

サティを出たら恒例になってる地元資本の某スーパーへ。

暑い時期になってきて生麺を茹でる気合いが出るか迷ったんですが、やっぱり安さに勝てず山ほどの生うどんを仕入れてしまいました。




事前に走るルートまで確認して予定として組んでるのは上原までやったんで、ここからは皆さんの意向に合わせるつもりでした。

スーパーを出たらドライブがてら道の駅まで行こうかと話し合ってたんですが、なんかの拍子にナビに登録してあった丸亀市の「讃岐製麺所」に反応が。

どういう流れやったか忘れてたんですがこばやしさんの記事を読むと、こばやしさんの希望やったようです。

私は以前にishさんとWakkyさんとでうどん巡りをやった時に、前だけ通ってたんです。

その時はお二人が既に行ってることもあり、前から「見るだけ」やったんですが店構えだけでかなりのインパクトあり。

前から行きたいとは思ってましたが、さらに行きたい度がアップ。

今回は前半で4軒が決まってて、距離が近くて腹が減らんから無理かなぁと思ってたんです。

参加者の皆さんの意向を確認すると「行こう」ということで、私にはありがたい展開になりました。





幹線道から下町のほっそい道に突っ込んで、離合に難儀しながら進むと店の前に。

そこだけ新しい道のドン突きみたいで広くなってました。






讃岐製麺所の店構え

*バラックのような「讃岐製麺所」の店構え

この怪しい店構えを見せられたら「行っとかなアカン」って思うでしょ。

店には一応ドアがあるようですが、取っ払われてフルオープン状態。

まるで海の家状態で、店の中に入ってもクーラーは無し。

この日は梅雨のあいまの晴れでかなり暑かったですわ。

この店で、この気温となったら当然冷たい麺ですわね。

myblackmamaさんの奥さんはお腹が一杯になりかけてはったんでココはパス。

で、私以外のみなさんは冷たい麺に冷たいだしのいわゆる「ひやひや(150円)」を頼んではりました。





で、私はというと、(話の流れでお分かりかと思いますが・・・・)











太い方のうどんの「あつあつ」は旨かったけどムチャクチャ暑なった

*クソ暑いさなかに「あつあつ」 150円

ここは麺の太さが選べるんで太い麺に熱いかけだしを行っちゃいました。

ひやひやのみなさんも麺のチョイスはみなさん、太いのだったかと。

ここの麺はコシが外側から内側まで均一って感じでした。

エッジは立ってないし、表面が特にシュッとしてるという訳でもなく重いコシでした。

それが悪いっていうんやなくて、熱いダシと合わせて食べるとなかなかご機嫌でした。

熱いダシやと天かすのコクも楽しめるから大変満足しました。

ただし、食べた後は体の内側から温もってしまい、汗がなかなか引かんでエラいめに遭いましたけどね。(^^;)


*foodish:”雑”食記:讃岐製麺所〜讃岐うどん巡礼2010−5 その4

*B級的・大阪グルメ!ブログ:怪しさではトップクラス「讃岐製麺所」@丸亀








讃岐製麺所を出たのが2時前で、皆さん腹はけっこう一杯になりかけてたんで、ここからは腹ごなしにドライブ。

前回行った道の駅「空の夢 もみの木パーク」のもうちょっと先にある道の駅「たからだの里さいた」へ行ってみることに。

先頭で走ってる時は、だるくなりそうでしたが制限速度をキッチリキープ。

ヨソの車の後ろに付いたらそいつを盾にしてくっつき虫作戦。

どうせ腹がこなれるのを待つ時間潰しなんでのんびり走りました。



私以外のみなさんは、お腹が膨らんだこともあって、昼寝タイムにあてる方も多かったような気がします。


道の駅「たからだの里さいた」は、以前にも何度か寄ったことがあるんですが到着は2時20分頃でした。

駐車場にあんまり車がおらんなぁと思ったら、残念なことに「休館日」でした。

しゃあないんでまたチンタラ走りで手前の「もみの木パーク」へ。

ここでまたみなさんはお買い物などをしてのんびり。



買い物が終わったら車に乗って、走り出す前に作戦会議。


話し合いの結果、今回のうどん巡りは次の店で終了ということに。

3時頃ということで、移動時間を入れると店の選択肢がだいぶ少なくなってきてました。

営業時間内に着けそうで、できたらみんなが行ってないところとは思ったんですが、なかなかそんな店は見つからず。

こばやしさんとishさんは行ったことがおありやったんですが、構わんとおっしゃっるので最終的には高松の「手打十段 うどんバカ一代(参考HP)」に向かうことになりました。

営業時間が6時までということなんで制限速度を守って走っても充分余裕がありました。

お店には4時過ぎに到着。かなり変な時間でしたがそれなりにお客さんが入ってたのがスゴイですねぇ。

ishさんは今回で3回目やそうですが、注文は毎回同じで「釜バターうどん(470円)」ばっかり食べてるんだとか。

こばやしさんは前に来てるけど釜バターうどんは食べてないということで、それをチョイス。

myblackmamaさんの奥さんも同じ注文でした。

myblackmamaさんはぶっかけの冷や(270円)、だいこんさんは最後のお店でしたが肉ぶっかけの冷や(420円)というヘビーなチョイス。

私はなんとなく目に止まった「梅うどんの冷や(350円)」にしてみました。





どんなうどんが出てくるのかと思ってたら、こんなんが出て来ました。









手打十段うどんバカ一代の「梅うどんの冷や」

*手打十段うどんバカ一代の「梅うどんの冷や」

冷たいかけうどん、いわゆる「ひやひや」に丸のままの梅干しと海苔が乗ったモノでした。

大阪で「梅うどん」というメニューを見たら、自然にかけうどんに梅干しを想像すると思います。

でも、香川ではなんとなく違うモンが出てくるような気がしてたので、ちょっと意外でした。

このお店は茹で上がってから10分以上経ったら客に出さんそうで、そこまで気合いを入れてはるだけあってしなやかなコシでかなり旨かったですわ。

食べ終わってぼけぇ〜っとメニューを眺めてたら、かけうどんに冷やのメニューがあって、それは190円でした。

梅うどんの値段自体は高いとはまったく思わんのですが、お得度で言うとかけうどんはかなり良さそうですね。

この店も私は未訪で「行きたい店リスト」に乗せてたので、初訪問出来て嬉しかったですわ。











これで今回のうどん巡りは終わりです。長らくおつきあいいただきありがとうございました。




*foodish:”雑”食記:うどんバカ一代〜讃岐うどん巡礼2010−5その5

*B級的・大阪グルメ!ブログ:最後は釜バターで締め「手打十段うどんバカ一代」@高松






って、終われるつもりやったんです。



帰り道もスピードは抑えめ、最後の最後でネタを作る訳には行かんと安全運転。

途中しばらく眠さに悩まされたところもありましたが、なんとか乗り切って運転。

念のために、淡路島でいっぺん休憩しとこうと思って6時頃に淡路道の室津PAに寄りました。





で、ここでネタを作ってしまったんですよねぇ・・・・。





まぁ自分が作ったんではなく、ネタになったんですが・・・・。





この日の帰り道は徐々に天気が崩れだして、パーキングエリアの入った頃はえらい強さの風が吹いてました。

myblackmamaさんの奥さんだけは用事がないからと車内で待ってはって、その他のみなさんは車外へ。

私はトイレへ行って顔を洗ったり、体を伸ばしたりしてたんですが、遠くに止めた車の方でmyblackmamaさんの奥さんが手招き。

自分も車を降りるから、施錠せぇって言うてはるんかと思って車に行くと、「ネタ」が転がってました。


風が強かったと書きましたが、うちの隣に止めた車の運転手がドアを開けたら、ドアが風にあおられて大きく開いたそうです。

で、ドアミラーにぶち当たって、ドアミラーが前方に曲がったと。

隣の運転手は逃げずにそこに居って謝ってたんで、ドアミラーをチェックすると特に傷はなし。

これやったら当てられたんは気分良くはないけど、解放せなしゃないかと思いながら、ふと車体を見るとドアに傷が付いてました。

ミラーだけやなくて、縦に30cmほども傷が付いてました。

買うて半年の車だけにさすがに「まぁええわ」では済ませんので弁償はしてもらうことに。

向こうは保険に入ってるからそれを使うというんですが、そうなるとお互いに後になって揉めんために警察へ事故の届けが必要。

同行のみなさんには申し訳なかったんですが、警察に連絡してポリに来て貰い、調書を取って貰いました。

後日修理したら全部で費用が10万程掛かったんで、ちゃんと処理したのは正解でした。

ただ、そのおかげで軽く30分は皆さんを待たせるハメに。

みんなのネタにならんように努力してたんですが、最後の最後に私のせいで帰宅が遅くなってしまい、ほんと申し訳なかったです。



ishさんをせんど悪モンキャラに仕立て上げてましたが、ほんとに迷惑掛けてしまうとは・・・。

 「お代官さま、運転手の分際でお待たせして申し訳ありませんでした」
 
ひれ伏して、謝罪させていただきます。(^^;)


 
 「その他の参加者のみなさま、お待たせしてほんまにスンマセンでした。」
 
 
それにしてもmyblackmamaさんの奥さんが車内に残ってくれてはったのは不幸中の大ラッキーでした。

あれで誰もおらんかったら、かなりの確率で運転手に当て逃げされてたでしょうからねぇ・・・。






それ以後は時間が遅かったこともあり、渋滞もなくスムーズに走れました。

8時半過ぎにこばやしさんを門真でお降ろしして、最後にだいこんさんを住道駅付近にお送りしたら私は最後に気合いを入れて家へ。

目が疲れたのか、最後は町の光がやたら眩しく感じて難儀しましたが、無事9時半に帰宅。

総走行距離は約600kmでした。



みなさんに最後でご迷惑をおかけしましたが、6人という大人数で行くうどん巡りは大人の遠足みたいで楽しかったですわ。

讃岐うどん巡りに詳しい方ばかりでしたが、運転手としてはそれなりに楽しんで貰えた願うばかりです。




*朝イチの体重:57.0kg(回り寿司シバいたけど夜控えたら楽勝)
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2010年07月01日

第16回讃岐うどん巡り その2

先日のうどん巡りの続きを短めにアップさせて頂きます。(ホンマか? >オレ)

その1をご覧になってない方で興味がある方はコチラからどうぞ。


さて、1軒目の国分寺ジャンボを出たのは10時8分。

2軒目に向かった「あたりや(参考HP)」の開店時間開店時間は10時半やったんで、おそらく開店時間をちょっと過ぎた頃には着けるやろうと踏んで走り出しました。

今回のうどんツアーではmyblackmamaさんの希望でここだけは最初から決定やったんです。

運転手としてはここの開店時間に出来るだけ合わせようと思って全てのルートを組んでました。

予定を変更してジャンボに行ったおかげでちょうどええ時間になるやろうと思いながら車を転がしてました。

ナビはすぐにでも国道11号へ入れって言いよるんですが、県道33号の方が好みやったのでしばらく無視してやりました。

何回もルートを修正して来よるし、いつまでも33号線やと高松の繁華街に突っ込んじゃうので、ある程度でナビの言うことを聞いて11号線へ。



元パチンコ屋(現フィットネス)の駐車場に到着したのが意外にも早めで10時25分。

口開け狙いとしちゃバッチリでした。

しばらく駐車場で待ってると10時半を何分か回った頃にお店の人が「どうぞー」と。

店の外からも見えてたんですが、注文をする受付のトコには



「従業員が「ご注文は何にしますか」と聞きますのでそれからご注文ください」


の注意書き。

その他にも店の前に何箇条かの注意書きがあり、店内での撮影にも許可がいったりと色んな注意書きがあるんです。

 *注意書きに興味ある方はコチラのブログで詳しく取り上げてはるのでどうぞ。

注意書きがやたら多いせいでちょっと身構えるところがあって、積極的に人を案内してなかったんですが、店の人自体はべつに愛想が悪い訳ではないんです。

写真撮ってええですかって聞くと愛想のええ返事でしたしね。




宮武系ってことで、超有名なだけに色々と難儀な客がおったんですかねぇ。

ぎょうさんの人数であんまり少ない品数の注文はアカンっとかってのもまぁ当たり前ですわね。

私はいっつも一緒にうどん巡りする人には

 「一人1杯は注文してください。腹が大きかったら遠慮無くパスして車で待っててください。」

って、伝えるんです。

なんぼ何軒も回りたいからって、それでなくても単価の低い香川のうどん屋で1杯を何人もでシェアしようってのは、非常識ですわ。

個人的には、何回うどん巡りに行っても「その土地のモンをヨソモンが食べさせてもうてる」って気持ちで居りたいですねぇ。



さて、肝心のうどんの注文ですが、今回は宮武ファミリーの剛麺を久しぶりに味わおうかと思ったんで、「ひやあつ」にしてみました。

ishさんは私と同じひやあつ、それ以外の方は全員「ひやひや」を頼んではりました。

だいこんさんはゲソ天を一つ、myblackmamaさんご夫妻は二人でゲソ天を一つ食べてはったかと。

宮武ファミリーの店では藤原屋のゲソ天が名物になってますが、私はまだ2軒目なんで我慢しときました。

 *天ぷらで有名な藤原屋の屋号についてはコチラのページの9月4日の日記に面白い話が出てました。






久しぶりの「あたりや」では「ひやあつ」

*あたりやの「ひやあつ」 300円

「ひやひや」で自分には剛麺過ぎたらあかんと思って、だしは熱いので行っときました。

うどんのタイプによると、ひやあつとひやひやでガラッと麺のコシが変わることもあります。

でもさすがは「あたりや」、ひやあつでも十分に腰の強さを楽しめました。

温っかいダシも旨くて、避けてた店ですがしっかり楽しめて良かったですわ。

あたりやは8年ぐらい前にいっぺん食べただけですっかり細かいトコは忘れてましたが、こばやしさんによると以前より細くなったとのことでした。


 *foodish:”雑”食記:あたりや・日の出製麺所〜讃岐うどん巡礼2010-5その2

 *B級的・大阪グルメ!ブログ:高松の宮武系「あたりや」@上天神町

 *a spoonful of blues:うどんマスターズと行く!第4回讃岐うどん巡り 〜二軒目〜
 




あたりやを出たのが10時48分。

次の店の口開けという訳には行きませんが、まず間違いなく間に合うと思ったんで予定通り行くことに。

次のお店はishさんとこばやしさんは行ったことがあるそうですが、私は初めて。

興味がなかったわけではなく、何軒かを回る時に非常にコースに組み込みにくくてチャンスがなかったんです。





なんせ営業時間が昼間のたった1時間なんです。
 *分かる方はこれだけでどこのことか分かると思いますが・・・。
 

朝早い時間帯の1時間やったら初っぱなにすりゃええから簡単なんですが、昼間となるとなかなか行けないままになってたんです。

営業時間以外にはなんどか店の前を通ったことあったんですけどねぇ・・・。


事前のやり取りではこばやしさんもそこのことが好きやそうやったんで今回「あたりや」が固定になったんで、もしかして狙えるかもと思って候補に入れたしだいです。





あたりやを出て、すぐの交差点を右折。

ほんまはUターンしたいところですが、今は捕まる訳に行かんので、右折した先の店の駐車場へ入って右折で出ることに。

なかなか車の流れが途切れず、やっと駐車場から右折で出て、元の信号を左折しようと思ったら信号はギリギリで赤に。

いつもなら強引に行くトコですが、急ブレーキにならん程度にビタッと停止。

車内のみなさんからは

「行ったらええのに。ほんでパトカーにサイレン鳴らされたらネタになるのに」


ってな、ひどい期待の声が掛けられました。(T_T)


国道11号に復帰してどんどん西へ。

店の時間を気にしつつも、運転は細心の注意を払いつつスローペース。

目印にしてた金山トンネルを抜けたら、国道11号から側道に降りて「川津」交差点を右折。
 *ナビがあっても事前に調べてルートはメモしてありましたん。
 
で、右折してビックリしたんですが、その道路の印象が全然違うんです。

なんどか前を通った時の印象では、田舎の細めの幹線道って感じやったのに片側2車線のバーンと広い道やったんです。

あまりに印象が違うんで不安になりながら進むと無事お店を発見。

手前から見ると対面に駐車場があったんで、右折して突入。

で、ここで車を止めようとして何気なくバックしたら、車内から

「前!ッ! 前ッ!! 木ぃに当たるぅ〜!!」

の声が。

街路樹が植わってたのにまったく意識してませんでした。

気づいた時には心臓がバクバクしましたが、もうちょっとでみなさんにネタを提供するとこでした。

ホンマ、この日はなんかドキドキすることが多かったですわ。


納車半年でアルファードの顔面に傷をつけるトコでしたが、なんとか無事に止めてさっそくお店へ。

店にわたるとすぐ横にも大きな駐車場があってガックリ。なにを好きこのんでわざわざ対面の駐車場に止めてるんでしょうね。




うどん巡り中はうどんにばっかり意識が行くんであんまり他の写真を撮らないんですが、念願のお店やったんで店構えを撮ってみました。








「日の出製麺所」の店構え

*念願叶って初訪問した「日の出製麺所」の店構え

お店の前まで行く間に何人かの列が出来てました。

私らのうしろにもすぐ何人も並んだんで、短い営業時間にもかかわらず人気のほどが伺えました。

並んでるとお店の女の人が出て来て、あらかじめみんなの注文を聞いてくれます。

行く前からishさんが「スゴイ仕切りええ女の人がおった」って言うてはったんですが、まさにその通りでした。(^^)

「うどんは麺だけで出て来ます。」

「麺の量と温度を選んでください。」

「麺は熱いの、ぬるいの、冷たいのがあります」

てな内容をテキパキと説明の上、オーダーを取っていきはりました。

ここではこばやしさんが「ぬるいの」をチョイス、それ以外のメンバーは「冷たいの」を選びました。
少し待つとメインのお店ではなく、写真の右側に写ってる小さな白いドアの方に案内されました。

「中に入ってください」って言われたんで入ると席はまだ空いてなくて、食べてる人の後ろに並ばされて空いた席に順に座れとのことでした。

食べてはる人を上から睨み付けて「早よ出て行け」って言うてるような格好になって気ぃ遣いましたが、営業時間が短いからお店はわざとそうしてるんかもしれませんね。




日の出製麺所の冷たい麺

*日の出製麺所の「冷たいうどん」 100円

平たいお皿にこうやって麺だけが盛られて登場しました。

テーブルの上には、薬味と共にぶっかけ用の出汁やかけだし、醤油なんかが置いてあり自分で好きなように食べるスタイルでした。



私は冷たい(ぬるい)かけだしで行くことに。

冷たいうどんに天かすは好みじゃないんでパスして、ネギと生姜を乗っけてみました。




かけだしでひやひや状態の日の出製麺所のうどん

*冷たいかけだしで「ひやひや」

いわゆる「ひやひや」で食べた訳ですが、この麺は非常に不思議な食感でした。

口に入れた瞬間は「フワッ」としてて、噛むと今度は「クニュ」って感じ。

讃岐うどんって一言で言うけど、麺は店によってマチマチ。色んなタイプの麺があるけどココのはかなり特殊でしたわ。

ただ、こばやしさん曰く「前に食べたんとは全く違う」とのことでした。

私が久しぶりに食べた谷川米穀店や池上のうどんにガッカリしたようなものでしょうか・・・・。



かけだしはちょっと味が薄めやったんで、私は途中からぶっかけ用の出汁を足して頂きました。

なかなか面白い麺やったし、長らく狙ってた店やったんで食べられて大変満足で店を出ました。




剛麺好きのmyblackmamaさんにはイマイチやったかと思ったんですが意外にもココの麺を気に入ってはりました。

今後もご一緒するかもしれないことを考えると喜んで貰える麺の種類が増えるのは運転手としてはありがたいことです。




うどん巡りはやっと中盤に差し掛かりましたが、記事は短くしようと思ッてたのにやっぱりダ〜ラダラ長くなってしまいました。

今回の記事はこの辺で一旦切っておこうと思います。


続きに興味ある方は、「その3」がありますのでコチラからどうぞ。


*朝イチの体重:58.0kg(ギリギリや。昨日の外食が響いたかな。)
 
 
posted by えて吉 at 16:31| Comment(0) | TrackBack(1) | 讃岐うどん巡り | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年06月29日

第16回の讃岐うどん巡りは賑やかに(その1)

昨日の讃岐うどん巡りについてぼちぼちアップしていこうと思います。

一本で一気に上げるのはちとキツイんで、前後編くらいに分けようかと思います。

今回のうどん巡りは、「a spoonful of blues」のmyblackmamaさんの発案というか、お誘いで実現しました。

ツイッター上で日程のすりあわせをした結果、「foodish:”雑”食記」のishさんが参加されることもサクッと決まりました。

myblackmamaさんは月曜日がお休み、ishさんは割りとお休みの調整が効くと伺ってました。

平日やから前回同様に4人で行くことになるんやろうと思ってました。

ところが、myblackmamaさんが他の参加者を募ったところ、「B級的・大阪グルメ!ブログ」のこばやしさん、こばやしさんの主催するグルコバでお馴染みの「だいこんさん」も参加されることに。

myblackmamaさんの奥さんに運転手の私を加えるとうちのアルファードで快適に行ける限界の6人ぴったりに。

久しぶりにまとまった人数で賑やかな讃岐うどん巡りになりました。



うどん巡りのルート作りは運転手の私に任されたんですが、myblackmamaさんからは宮武系の「あたりや」だけは行きたいと希望が出ていました。

myblackmamaさんは今までに松岡、新生宮武、やまうちと行ってはるんでこれで初期のファミリーが網羅出来ますもんね。
 *宮武ファミリーor宮武グループについては、コチラのページ内に詳しい説明があります。

「あたりや」だけは決定事項、その他の方の希望は一応「聞く」だけしてコースを組むことに。

その後のやりとりでこばやしさんはかなりマニアックにうどん巡礼してはるようやし、だいこんさんもなんと既に9回も行ってはることが判明。

ishさんについては、ブログで公開してはる範囲で既訪店を控えて以前から新店を混ぜながらコースを組むようにしてたんです。

でも、もうお二人の訪問歴まで聞くと行くトコがなくなりそうなんで、今回は敢て聞かないことにしました。

それでも出来るだけ色んな要素を盛り込みつつ、ちょっとでも楽しんで貰いなぁとは思いながらコースは組んだんですよ。(^^;)


ギリギリまで色々と検討して、4軒程は一応決定にして、それ以外に何軒か候補を用意しておきました。




梅雨のまっただ中ってことで、晴れ男のつもりとしてはなんとか雨に降られんようにと思いながら当日を迎えました。

前日の天気予報ではなんとか曇りで済むようやったんで、だいこんさんはこばやしさんとの待ち合わせ場所に来てくれることになってました。





私は当日4時過ぎに起きて、ニャンズの世話をしたら5時頃家を出発。

最初の集合場所の門真までは地道で行ったんですが、もうすぐ春にやったスピード違反がチャラになるんでかなり慎重な運転でした。

5時36分にはこばやしさんの最寄り駅に到着。私にしては早すぎず遅すぎずなかなかええ時間。

待ち合わせの6時ちょっと前にはだいこんさんが歩きで到着。

ご自宅から45分程歩かれたそうで、かなり汗をかいてはって申し訳なかったですわ。


3人揃って定刻通りに出発。近畿道から中国道に乗るという、あんまり経験のないルートで西宮名塩のサービスエリアへ。

待ち時間が増えるおふたりには、申し訳ないけど、ここにも6時半過ぎに着いたんで、個人的にはまずまずでした。

なんせ時間に遅れられない病なんで、ギリギリになるとすごく焦ってしまうんでこれぐらいの余裕は絶対欲しいんですよねぇ・・・。

myblackmamaさんと奥さんが合流されて7時過ぎにサービスエリアを出発して、神戸の兵庫駅前へ。

ishさんが乗り込みはったら、全員が揃ったので先に交通費のご負担分を集めさせて頂き、一路香川を目指しました。



走り出してすぐ、みなさんにも「事情」を説明して「あと1週間やから、とろとろ運転になります」とお伝えしておきました。

慎重に走った割りに流れがよかったのか、高松には予想より早く着くのが確実になりました。

1軒目に予定してた「雅や」って店はとっくに開いてるから問題なかったんですが、その次のあたりやの開店時間までに無駄な時間が出来そうでした。

すると今回の主役であるmyblackmamaさんが剛麺好きということで、こばやしさんから「国分寺ジャンボがええんちゃうか?」と提案が上がりました。

全店攻略なんかを確認してもうたら、時間的にええ感じにはまりそうやったんで、急遽予定を変更することに。



こういう時はうどん巡りに詳しい人が多いとありがたいですねぇ。

助手席のishさんがナビもセットしてくれたんで、走るルートは確認してませんでしたがサクッと到着。

9時43分に国分寺ジャンボの駐車場に車を止められました。


私は店に行くまでジャンボについては記憶があやふやでした。

行ったような気がするし、名前だけ聞いてるような気もするし。

行ったとしたらごく初期やろうと思いながら店内へ。

お品書きやら店内の雰囲気を見ると、おそらく行ったことあったやろうという気に。
 *それでも確信は持てなかったんですけどね。(^^;)










こばやしさんがmyblackmamaさんに勧めたのが剛麺というか重い麺やからやったんで、注文に悩んだんですが、口が冷たいもんを欲してたので冷やぶっかけ(280円)で

myblackmamaさん、こばやしさん、だいこんさんも同じ注文でした。

ジャンボのウリは釜上げなんで、ishさんは素直に釜上げ(300円)を。

myblackmamaさんの奥さんはざるうどん(280円)をチョイスしてはりました。

店に入って私らの注文を聞いてからうどんを茹で始めてくれたようで、ベストな状態で食べることが出来てラッキーでした。

待ってる間に途中休憩なしで現地まで行ってたので、トイレを済ませたり、ガレージの気の良さげなハスキーを眺めたり。

元犬好きなんで、触りたかったんですがハスキーの洋モンの目って、気が良さそうに見えて、何を考えてるか分からんトコがあるんで自粛しておきました。

運転手が1軒目で負傷なんていうネタを提供すると悪代官の素顔を隠したあの方に大喜びされそうですからね。

今回は前のように事前の「希望という名の強制」はなかったんですが、助手席でずっと私がネタを作るのを待ってる気配がプンプンしてました。



「もうすぐ違反点数がチャラになるからゆっくり走ります」って言うても


「そこで違反をやるから、ええネタになるんや」

なんてひどいことを言いはるんですわ。(T_T)


私がだるいなぁと思いながら前の車の後ろについてちんたら走ってると

「おっ、えらい抑えとるなぁ・・・・」

ってなつぶやきが助手席からは聞こえるし。




あまりに遅い車を抜くために追い越し車線に出ると

「おっ、(そんなに飛ばして)スピード大丈夫なんか」

ってな台詞が・・・。


悪代官キャラを封印したと思ったら、別の難儀なキャラでネタを提供してくれたってことにしときましょう。








そうこう言うてる間にちょうどうどんが茹で上がりました。






まずは新キャラのishさんの頼みはった釜上げうどんが到着。

茹で置きがないから、締める前の釜上げが先に出た訳ですね。

その後、麺を水で締めてる気配がして、他のメンバーの注文したうどんが順に出て来ました。








国分寺ジャンボの「冷やぶっかけうどん」

*国分寺ジャンボの「冷やぶっかけうどん」 280円

なすびの天ぷらがおまけ?で乗ってました。

釜上げを先に食べ始めてはったishさんによると、釜上げでもコシがスゴイと。

冷やはどうやろと思ってましたが、食べてみるとかなりのコシでした。

おまけに1軒目やというのに麺の量がかなり多かったですねぇ。

確かに重い系の麺でしたが、こばやしさん曰く前はもっと固かったのことでした。

個人的には今回の固さやったら冷やでも楽しめたんでありがたかったですわ。

これ以上硬いと釜上げでないとツライかもしれませんわ。

世の中全体がモノをしっかり噛みしめなくなってるんで、香川県民の嗜好も固重い麺より今風な麺に流れてるのかなぁなんて話を店を出た車内でやってました。



ところで、私の中でこのジャンボって店は「国分寺ジャンボ」っていう名前で認識してましたが正しくは「釜揚ジャンボうどん 豊(参考HP)」やったんですねぇ。

*foodish:”雑”食記 ジャンボうどん豊〜讃岐うどん巡礼2010-5その1
 上記リンク先にトラックバックさせて頂きました。

*B級的・大阪グルメ!ブログ:とうとう私も讃岐うどんツアーに参戦!「ジャンボうどん豊」@国分寺

*a spoonful of blues:うどんマスターズと行く!第4回讃岐うどん巡り 〜一軒目〜







続いてmyblackmamaさんの希望にして、本日の最優先店である「あたりや」を目指しました。

ジャンボを出たのが10時8分で、あたりやの駐車場に着いたのが10時25分でした。

あたりやの開店時間が10時30分なんで、かなり上手い具合に着きましたね。



やっと2軒目をご紹介するところですが、いつものようにマクラが長すぎたので一旦ここで切っておきます。

続きはまた後日アップしますんで少々お待ち下さいね。


続きに興味ある方は、「その2」がありますのでコチラからどうぞ。


*朝イチの体重:57.2kg(うどん巡りの翌日やのに上出来)









posted by えて吉 at 15:04| Comment(0) | TrackBack(1) | 讃岐うどん巡り | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年06月28日

うどん巡りに行ってきま〜す

今日はこれから本場の香川までうどん巡りに行ってきます。

今回のツアーは発案者のmyblackmamaさんが公募?の結果、総勢6名という今までにない大人数。

うちの車で快適に移動出来る人数目一杯でのうどん巡りとなりました。

人数が増えた分集合場所が3カ所になったんですが、まぁ出発時間はあまりいつも変わらずという感じです。

4月のスピード違反の点数があと1週間程でチャラになるんで今日は自重に自重を重ねた運転で行きます。

というわけで、今日は更新出来ませんがお許し下さい。


*朝イチの体重:計測忘れ。(下の階の人に遠慮してシャワーせんかったら、計り忘れ。まぁええか)
 
 
posted by えて吉 at 04:53| Comment(0) | TrackBack(0) | 讃岐うどん巡り | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年05月13日

第15回讃岐うどん巡り 後編

香川での讃岐うどん巡りの後半の記事をアップさせて頂きます。

 *前半の記事はコチラからお読み下さい。

3軒目の三嶋製麺所の周りは山の緑が多く、それがそぼ降る雨にしっとり濡れて濃さをましとりまして、なかなかええ雰囲気でした。

晴れ男を自任しとる身としては、自分が運転手を務めるイベントで雨に降られると悔しいんですが今回の雨はちょっと納得してまう部分がありました。

三嶋製麺所の良さも雨と周りの緑のおかげで何割かアップしてたと思いますわ。



さて、三嶋製麺所を出て、公民館の駐車場から車を出すと、国道438号をさらに進みます。

走り出してすぐ出て来たのが県道39号線で、これへ左折して北を目指します。

以前myblackmamaさんご夫妻と谷川米穀店へ向かったときは、なんの警戒もなく県道7号線というかなりな「険道」をルートに選んでしまいました。

三嶋製麺所を選ぶとき地図を見てると、すぐそばに北へ行く県道を見つけましたが、今回はかんり慎重に検討。

道路地図で県道7号と県道39号の通るあたりの地形を想像しながら比較。

39号はそないにひどい山地を抜けるわけやないと思ったんで、そのルートを取ることに。

私は基本的に来た道をそのまま戻るんが嫌いなんで、出来るだけ違うルートで帰りたかったし、次の店に向かうならこっちの方が無駄もなし。

国道から県道へ曲がってすぐに道はけっこうな上り坂になりました。

そしてその道を走り出してすぐ、離合の出来ない道幅の狭さに。

険道にヤラレ記事を読んではったishさんからは、「またヤラれんちゃうか?」ってツッコミが入りました。

たしかにしばらくはちょっと気を遣って走らんとあかん道幅でしたが、そんな区間は割りとあっさり終了。

走ったうちのほとんどは香川らしいのんびりした県道でした。(^^)



県道にそってドンドン走ると、最後は国道32号線に当たるんで、そっちへ右折して高松方面へ。

ちょっと走ると高松自動車道の高松西ICを示す標識が出て来たので、もう楽勝。

目的の店の前に自分が使ってる系列のガソリンスタンドがあったんで、まずは車にエサをやりました。

安心してなんぼでも走れる状態にしてから、道路の反対側にあるお店へ。



居酒屋と共用の駐車場はそこそこ台数があるんですが、11時49分に着いたときにはほぼ一杯。

ギリギリで車を止められましたが、何人か外まで列を作ってました。

基本的に並ぶんは嫌いですが、どうせ数分のことなんで気にならず、列につきました。


なんせこの店こそがishさんから命令お願いされた店ですから、行列がイヤやからパスなんてことは出来ませんわね。




さて、後編はサクッと行く予定なんで、あんまり引っ張らんときましょう。




今回のうどん巡りの4軒目は高松市円座に4月12日に新生オープンした「宮武うどん(参考HP)」でした。

讃岐うどんの有名店の中でもトップと言われるS級店の一つだった琴平町の「宮武うどん」は昨年の6月に閉店。

宮武系と言われる弟子筋やら宮武を目指した店なんかが何軒もある中で、本家がなくなったのはさすがに寂しいなぁとは思ってました。

そんな宮武が今回場所を移し、大将について修行した新しい店主によって復活したってことで、うどん巡り屋さん達は大騒ぎしてるようなんです。



さて、私はといいますと、宮武系の中でコシが硬めの店だと、冷やは遠慮したいほうです。

そういう意味ではあの剛麺の熱烈なファンというほどではないですかねぇ。

ヒトを案内する時に剛麺を食べて貰う店としては、宮武ファミリーのやまうちがあるから無くなって残念やけどまぁしゃないかってのが正直なところでした。




今回は当初、myblackmamaさんに剛麺を楽しんでもらうために、一度臨時休業に振られたことあって、「やまうち」はほぼ確定やったんです。

新生・宮武がオープンしてからしばらくは元の宮武の大将がヘルプ?か指導かで店に出てるとは聞いてました。

しかし、実質は新しい店主がやるやろうから名前は宮武やけど、私の中では別の店。

宮武ファミリーに新店が加わっただけっていう理解をしてたんです。

で、前回の「よしや」が私が食べて貰おうとイメージしたのとは違ってたんで、今回は外さんように確実なトコにしようと。

新しい店主さんには悪いけど、何年か経ってからでもイチ宮武系の店として行こうと思ってたんです。

店をやりだしても出す麺はしばらく色んな試行錯誤があって、変わることが多いようなんで、安定してから「新宮武」として食べに行く方がええやろうとね。

色んな理由で今回は敢て候補から外してあったんですが、難儀なメールを送ってくれはるんですよねぇ・・・・ishさんという御仁は。(^^;)

元の宮武には行ってはれへんishさんですが、復活の噂を聞いたり、開店前の工事中の頃に店を見たりしてるうちにどうしても行きたくなりはったようです。



「今回は外したくないから安牌の「やまうち」にしたいんですが・・・」



「麺が安定してからでもええんちゃいますか・・・・。」


そして、一番の言い訳は、ishさんが今回のうどん巡りから2週間もせんうちに別のグループで宮武行く予定やったことなんです。



「もうすぐ行きはりますやん。2回も連ちゃんで行かいでも・・・。」




って書いたんですが・・・・。





最終的には、



「やかましい、えて吉。とりあえず、宮武入れてコース組め!!」


って、メールが来た訳です。


*もちろん、実際のメールはこんなんちゃいますよ。前編で書いたけどここでも書いとかんと誤解されますからね。


文面はどうにせよ、行間から「連れて行け」オーラが出とりました。(^^;)







コースを組む身としては、前回は前半に詰め込み過ぎたかもと思ったんで、適度に店から店へ間隔を空けるつもりでした。

そういう意味では、三嶋製麺所から県道を通って新生宮武ってのは、なかなかバランスがええかもなぁと。


三嶋が候補やったことはご存じではなかったでしょうが、ishさんからは素晴らしい提案があったということでありがたくコースに組み入れさせて頂きました。





店内や店構えの写真を撮るのをサボったんで、文字で行を稼ぎましたが、いよいよ店内の情景に入りましょうか。



店の前で数人の後ろについて、しばらく待って店内へ。

セルフ式のカウンターの最初に立つトコの前では見覚えのある元祖宮武の大将がうどんを延ばしてはりました。

前の店の常連さんなのか、嬉しそうに大将に声を掛けるお客さんも多くて、大将の方も気分良さそうな笑顔で対応してはりました。

体調を崩して前の店を畳みはったって聞いてましたが、元気そうやし、イメージしてたとおりですが引退するような高齢にも全く見えませんでした。

ホンマに宮武らしい麺か確かめるなら冷やがええかなぁと迷いもしたんですが、やっぱり自分の原則に従って「あつあつ(230円)」を注文。






宮武のイメージ通りの新生宮武の「あつあつ」

*宮武のうどんのイメージ通りやった「あつあつ」


新生宮武のうどんは、頭の中に残る宮武のイメージにピッタリでした。

食べてみても「あつあつ」やのにきっちり主張する麺のコシ。

「ひやひや」やったらさぞかし剛麺ぶりを発揮するやろうと思いながらmyblackmamaさんを見ました。

剛麺好きやからと当然のように「ひやひや」をオーダーしたmyblackmamaさんが麺を食べてる様子を見るだけで、剛麺を確信しました。

こんどこそはと思ってたんで、感想を聞いてみるとかなり良かったようです。

ishさんは「ひやあつ」にゲソ天(100円)、myblackmamaさんの奥さんは「ひやあつ」に二人でかき揚げ(110円?)を取ってはりました。



*foodish:”雑”食記:宮武うどん〜讃岐うどん巡礼2010-3その4

うどん以外にたくさん写真があるので、新生宮武の雰囲気に興味ある方はぜひishさんとこの記事をご覧下さい。

*a spoonful of blues:えて吉さんとishさんといく!!第3回讃岐うどん巡り 〜四軒目〜




この記事を書きながら、自分が宮武に行った回数を確認すると1回だけのようでした。

目の前で大将が包丁でうどんを刻むのを見てた映像がはっきり残ってるのと、もう一回食べた気がしてたんですが、どうも他の宮武系(やまうち?)と記憶がゴッチャになってたようです。(^^;)






宮武の後は、いくつか時間帯によって候補を用意してました。

ところが、宮武に向かう車中でだったと思うんですが、ishさんから思いつきの提案が。

どうせやから「やまうち」も続けて行ったらどうや?という内容でした。

myblackmamaさんも賛成されたんで、予定を変更して5軒目は「やまうち」に行くことに。




メールのやりとりでは、ishさんには悪役になって頂きましたが、こういう思いつきってお互い好きなんですよねぇ。

予定を決めたら、きっちり消化したいタイプのヒトもいるでしょうが、私は臨機応変に目的地を変更する方が好みですねぇ。


今回のルートは条件次第で行くっていう店が多かったこともあって、朝イチでmyblackmamaさんには臨機応変で大丈夫か確認を取ってありました。

myblackmamaさんご夫妻も別に構わんってことやったんで、ishさんとイベントをやるときのパターンで急に予定を組み替えました。





こういう時はナビが便利ですねぇ。

たまたま「やまうち」は何回も行ってるからナビ無しでも行けますが、普通やとルートの下調べをやってないとけっこう悩みますからね。




宮武を出る前に、みなさんの腹具合を確認するとmyblackmamaさんはちょっと休憩を挟みたいということでした。

出来たら寄ろうってishさんから提案して貰ってた道の駅がやまうちのすぐ手前にあったんで、まずはそこに行くことに。

やまうちも道の駅もishさんの思いつきやったんですが、ビタッとルートが決まる当たりさすがですなぁ。



道の駅「空の夢もみの木パーク 仲南産直市(HP)」に着いたのは、1時5分でした。

土曜日に来たことがあるishさんによると、月曜日のこの日は農作物はかなり少なめやったようです。

それでも私は小ぶりの水煮のタケノコが5つで130円というスゴイ安さやったんで、喜んで買わせて貰いました。

竹の子は掘った瞬間からアクが増えるイメージがあるんで、こんな産直市場で売ってる掘りたての水煮が欲しかったんですよねぇ・・・。


myblackmamaさん夫妻は野菜やら果物やらをいくつも買うてはったんで、楽しんで貰えて良かったですわ。

*a spoonful of blues:えて吉さんとishさんといく!!第3回讃岐うどん巡り 〜ちょっといっぷく〜



1時半に道の駅を出て、やまうちに着いたのが36分。めっちゃ近所やからうどん巡りの時はこの2つをセットにするのが良さそうですね。




県道から細い道に入って、さらに岡の上に上がっていくと、目の前に現われる山内の店構え。

宮武ファミリーの中でも私がやまうちを選ぶのはうどん自体の旨さ以外に、色んな面白さがあるからなんですよねぇ・・・・。
 *何回か行ってるけど、よく振られてもいるんですけどね。



私以外のみなさんは、「ひやひや(200円)」を頼んではりました。

宮武があつあつやったんで、迷ったんですがやまうちの冷や系は私には硬すぎるんでまたしても「あつあつ」にしときました。





以前よりだいぶコシが弱かったやまうちの「あつあつ」

*以前よりだいぶ腰が弱かった「あつあつ」

記憶にあるよりだいぶ腰が弱かったですわ。

以前に行って一緒に行ったメンバーの注文を回し食いして自分には「あつあつ」がピッタリやと確信しただけに記憶に少しは自信があるんですけどねぇ・・・。

myblackmamaさんはここのダシがえらく気に入りはったそうで、宮武の麺にこのダシやったら完璧やって言うてはりました。


ishさんが無理矢理「宮武」を入れさせたってなことを書きましたが、実はやまうちのうどんを食べ終わってめちゃくちゃ感謝しました。

この日のうどんも美味しかったんですが、私が食べて貰おうと思ってたうどんとはまたしてもズレてしまったんで、ここオンリーやったらまた失敗したってことになってましたわ。(^^;)

”失敗”って言うてもうどんが美味しくないって訳やないんですよ。

他の人を案内させてもらうモンなりの店選び上の悩みってことですんで、誤解なきように。

*foodish:”雑”食記:山内〜讃岐うどん巡礼2010-3その5

*a spoonful of blues:えて吉さんとishさんといく!!第3回讃岐うどん巡り 〜五軒目〜


ちなみにこの「やまうち」は私が2002年に情報を集めてのうどん巡りを始めてから、記念すべき100軒目のお店になりました。
 *同じ店に行っても1軒とカウントしてるので、のべ100軒です。
 




やまうちで食べ終わって、とりあえず生うどんを買うために某スーパーへ向かうことに。


その道中で、最後の店をどうするか考えてたんですが、またしてもishさんが思いつきを出してくれました。

ishさんは行ったことのない善通寺にあるぶっかけうどんで有名な「山下」に行こうと。





山下については、私みたいに味の分からん舌をしてるもんが言うのもなんなんですが・・・・。

S級の10店は好みがあるにしてもどこもスゴイと思うんですが、どうも山下だけ印象が良くないんです。

初めてうどん巡りをした2002年に2日間で順に「山越」、「池内」、「国分寺ジャンボ」、「長田」、「宮武」、「山下」と回りました。

2日目の最後に山下に行ったんですが、一緒に行った5人が全員「いまいち」と。

量が多かったせいか、「重すぎる」って印象だけが残ってました。


S級店に対して、イマイチと感じたこと自体がオカシイなぁと思いながら、店構えがごく普通のロードサイド店ってこともありその後行く機会がありませんでした。

そこそこ回数行くようになって、よけい山下のことが気になってたんで、ishさんの提案に賛成して向かうことに。


ナビにはつい最近まで営業してた店舗の位置が入ってたんで、とりあえず旧店舗を目指しました。

屋号は消されてましたが、予想したとおり新店舗は前の道を500mほど南に行ったとこにあるというお知らせがありました。





道なりにちょろっと走るとサクッと新しくなったお店を発見。




myblackmamaさんの奥さんは、もうお腹一杯ということで、申し訳なかったんですが車の中で待って頂くことになりました。



そのためここだけはおっさん3人で突撃しました。




500mほど移転した善通寺の新しい「山下うどん」

*善通寺の「山下うどん」の新店舗

まだこの店舗で営業して間がないようで、店内には開店祝いが色々並んでました。

ぶっかけうどん元祖ですから、素直に注文はぶっかけ。

ここはやっぱり麺の素性が分かりやすい冷やですね。3人とも同じオーダーでした。

前は一般店やったと思うんですが、新しい店ではセルフ形式になってました。




改めて食べると旨かった善通寺山下の「ぶっかけうどん 冷や」

*改めて食べると旨かった「ぶっかけうどんの冷や」

ぶっかけうどん(250円)を受け取って、麺を見た瞬間に「オッ、ツヤあるなぁ」って印象を受けました。

食べ見ると麺全体に重いこしがある感じ。

表面がツルッとしてておぼろげな印象にあったモノよりずっと美味しかったですわ。

宮武系のような剛麺とはちょっと違う「重い麺」ってのが感想です。


それにしても今回のうどん巡りでは店選びでかなりishさんに助けて貰いました。

悪役というより、ええアドバイザーってのが、ホンマのトコですね。

*foodish:”雑”食記:山下うどん(善通寺)〜讃岐うどん巡礼2010-3その6

*a spoonful of blues:えて吉さんとishさんといく!!第3回讃岐うどん巡り 〜六軒目〜



山下で食べ終わったのが2時半過ぎ。


この後は、予定通り某スーパーに行って、いつものようにたっぷりと生うどんを買い込みました。

3時18分にスーパーを出て、しばらく地道を走ってから高速へ。

淡路南SAで小休憩をしたのが5時5分。

兵庫駅に着いたのは、6時半頃だったでしょうか。ishさんとはそこでお別れして、行きとは逆に長田から高速に乗って、中国道の西宮名塩SAへ。

SAに着いたのが7時21分。myblackmamaさんご夫妻とここで解散。

ちょっと遅かったせいか、ここからの帰りは道が空いてて助かりました。

8時ジャストに車庫に車を入れて、第15回のうどん巡りが無事終わりました。









先月のうどん巡りでスピード違反の切符を切られたばかりやったんで、車庫でエンジンを切ると違反なしで帰れたことで、ほんまにホッとしました。

丸一日車を転がしてて、ずっとスピード違反に注意してたんで、いつもより変な疲れ方をしたかもしれませんわ。



ishさんと私が一緒に居ると、かなりよう喋るんでmyblackmamaさんご夫妻、特に奥さんにご迷惑でなかったことを願うばかりです。

> myblackmamaさんご夫妻へ

 もしおイヤで無かったら、また誘ってくださいねー。

> ishさんへ

 色んなご提案ありがとうございます。チャンスがあればまた行きましょうねー!!
  次回のご提案は、「絶対に」やなくて、「可能なら」でお願いしますよー。(^^;)


*a spoonful of blues:えて吉さんとishさんといく!!第3回讃岐うどん巡り 〜エピローグ〜


*朝イチの体重:57.2kg弱(今日も楽勝)
 
 
posted by えて吉 at 16:46| Comment(0) | TrackBack(1) | 讃岐うどん巡り | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年05月12日

第15回讃岐うどん巡り 前編

11日に行ってきた讃岐うどん巡りのネタをいつものように時系列に沿ってダラダラと書いてみます。

今回のうどん巡りは、「a spoonful of blues」のmyblackmamaさんからお誘い受けてまず日程が決まりました。

最初のやりとりをツイッター(etekichi_3298)上でやってたら、関心を示された方がありました。

ある方が参加したいとおっしゃってることをmyblackmamaさんにお伝えすると快諾を得ることができました。

その上でその方にご都合をお伺いすると、最初は予定が入ってはったようなんですが、うまく調整が出来て4人で行くことになりました。

参加されることに決まったメールの返信には「あくまでも提案」という形を借りた「あそこへ連れて行け」指示が含まれてました。


すでに私の中には前回のうどん巡りでmyblackmamaさんをご案内したルートがやや不発気味やったんで、今度こそはといくつかの候補があったんです。

その中で敢て「今回はヤメとこう」と思ってた店がねぇ・・・某氏の強いご希望やったんですわ・・・・。

 「すんません、今回はあそこやなくて、アッチにしようかと・・・・」


 
 「というのも、あそこは・・・(ゴニョゴニョ)やし、せやからコッチが(ムニュムニュ)で・・・・」


ってな感じのメールをお送りして、「ご提案」を外そうと思ったんですよねぇ。



でも、そんなことがしょっちゅう相手し貰ってる猿に許されるハズもなし。


某氏からの返信には


「理屈はどうでもええから、あそこを組み込んでルートを作っとけ!!」


と(いう主旨が)書かれました。






うちのブログをご覧の方のうちの何割かは、既に某氏のブログでうどん巡りの実体を読んではることでしょう。


なので、イチビリはこんなモンにして、4人目の参加者の正体を書いておきましょう。

ここんトコ、こんな風に悪モンネタにされるのを期待?して頂いてる気がしてる某氏ってのは、「foodish:”雑”食記」のishさんです。

myblackmamaさんご夫妻、ishさんのそれぞれとうどん巡りはしてますが、みんなで行くのは今回が初めてでした。




ishさんからは、敢てパスしようと思ってた店以外にも、営業時間の短くてコースに組みにくいのを承知の上で「某店はどうや」だの、S級でもあそこはパスやろうってな「ご提案」があったんですよねぇ。

私はそこそこ前からうどん巡りをやってますが、ishさんはここ2年ほどで行きまくってはるから、提案のレベルが高いんです。

まだうどん巡り3回目のmyblackmamaさんご夫妻に食べた貰いたい店を選びつつ、ishさんのご指示に従うというルート作りはなかなか大変でした。

そこに自分の趣味も盛り込もうッてんですから余計に悩みました

myblackmamaさんからは、店選び&コース作りを一任されてたので、ishさんとメールのやりとりをしつつルートを煮詰めていきました。







さて、ぼちぼち当日の時系列に沿ったダラダラ文章に入らんと、書き終わる前に体力が尽きそうです。












うどん巡りのマクラに入る前に断っておきますが、ishさんとのやり取りはあくまでも「ネタ」ですよ。
(多分に事実には基づいてますが)悪者に仕立てるための脚色だらけですので誤解のないように。

ブログつながりで長らくやりとりさせて頂いてる方なんで、なんぼ無理言われても全く嫌がってた訳やないですから。





この何行かで全て許されたことにして、いよいよ気分良く当日の模様に入りましょう。(^^)





1軒目に訪れたのは、



って、いきなり本題に入ろうかと思ったんで、慣れないことすると心臓に悪いんで、やっぱり当日の朝起きたトコからスタートします。



myblackmamaさんらとの初回は出発が早すぎたんで、前回は7時にしました。

で、今回は中国道の西宮名塩サービスエリアでmyblackmamaさんを拾ってから、兵庫駅前でishさんを拾うんで、ちょっと早めにさせて貰い6時半にしてました。

夜中に何度か目が覚めたりしてやや寝足らんで気分起きたのが、4時過ぎ。

ちゃちゃっと出かけるしたくをして、車を発車させたのが、4時50分でした。

先月のうどん巡りでスピード違反を食らったばかりなんで、だいぶ抑えめに走って西宮名塩SAへ。

着いたのが5時26分やったんで、待ち合わせまでは1時間。

胃の調子がやや気がかりで、空腹過ぎるのもアカンかとおにぎりを買うて朝メシにして、あとは新聞を読んだりしながらゆっくり。


6時半にmyblackmamaさんご夫妻と合流して、兵庫駅へ。

この区間の移動は慣れてないルートやったんで、ナビに頼ってみました。

もっと時間が掛かるかと思ったんですが、7時ジャストに駅前に到着。

すでに待ち合わせ場所に来てはったishさんを乗せたらすぐに出発。

8時に淡路島南SAで小休憩を取って、8時13分に再出発。





レーダーは積んでるけど、いつもよりずっとスローペースで香川を目指しました。









高松自動車道の善通寺ICで高速を降りて、最初のお店に着いたのが9時45分。


お店は8時半開店やったんで、割りとええ時間に着いたかなぁと思いながら店内へ。










って、こんな風に書いてしまうとすごく普通の店のようですが、実際はこんなトコです。














どう見ても村のよろづ屋にしか見えん「須崎」

*どう見ても村のよろづ屋「須崎(参考HP)」


雨降ってたし、腹もかなり減ってたんで、店の写真は撮りませんでした。

これは前回行ったときの写真を使い回しています。

今回はいつにも増して写真を撮らなかったので、ご容赦を。

写真の少ないのをイチビリでカバーしようと思ったんですが、まぁ出来てないでしょうなぁ・・・・。



うどんを食べようと思ったら、写真の真ん中よりやや右(青い幟の左)のドアを開けんといかんのです。


ドアを開けても、普通の人はもう一歩が踏み出せんのやないでしょうか。

非常に生活感が溢れる空間があって、まったくうどんの気配なし。

そこを勇気を持って通り抜けると製麺所の空間になるんですが、この日は無人。

初めてやないのに、やっぱり戸惑いますわ。

しょうがないんで「すんませーん」と声を出すと、どこからかおばあちゃん出て来てくれました。

うどんを食べたいと言うと、なんて言いはったかは分からんのですがどうも

「今は温め直ししかでけへん」

ってなことを言うてはったようです。

香川の”針の穴場”巡りでは、食べさせて貰うだけで感謝なんで、「(なんでも結構なんで)いただきます」と。

そのおばあちゃんがどこかに消えたんで待ってると、別の若い男性が現われて、また同じような台詞を口にしはりました。

4人分お願いすると、よろづ屋(スーパー)の方へ丼を4つ持っていって、うどんを入れて戻ると、お湯の中のテボでシャバシャバと。

湯がき直したヤツをみんなに手渡してくれました。





今回の須崎は湯がき直しで「だし醤油うどん」

*湯がき直しにダシ醤油を掛けた「須崎のうどん」 120円

太めでもっちりした須崎の麺ですが、今回のような食べ方は初めて。

myblackmamaさんには、これぞ剛麺って言うコシの強さを味わって貰いたかったんですが、ちょっと違う状態でした。

剛麺さはかなりマイルドになってましたが、雨で寒い朝に空腹でこの食べ方をすると、非常にしっくり来ましたねぇ。

予想外の展開でイメージしてたんと違う食感やけど、ニンマリしながら大変美味しく頂きました。



うどんを売ることがメインの普通の製麺所だったら、開店時間からしばらくはひっきりなしに麺を茹でてると思ったんですが、須崎は違うんでしょうねぇ。

店で売ってる玉の減り具合を見ながら、日に何回か茹でるんでしょうかねぇ。

ほんで、今回は茹で直ししかない(出来ない)って言われたのは、茹でて締めてからしばらく経って、そのままではアカン状態やったんですかね。

お店の人にしたら、この状態やったら食べ方は温め直ししかないやろうというタイミングやったんかもしれませんなぁ。



 *foodish:”雑”食記:須崎〜讃岐うどん巡礼2010-3その1

 *a spoonful of blues:えて吉さんとishさんといく!!第3回讃岐うどん巡り 〜一軒目〜

10時前に須崎を出発することになったんで、2軒目の開店時間にはピッタリ。


もし早すぎたら2軒目は飛ばすつもりやったんですが、予定通り向かうことに。



2軒目はishさんの命令希望に従ってチョイスした「長田」。

私自身、長田の分家?である「長田in香の香」には何回か行ってるんですが、本家は初めてのうどん巡り以来。

ishさんも同様で長田in香の香と久しぶりに較べたいとのことでした。

美味しかった印象はあるんですが、長らく食べてなかったんで喜んで今回のコースに組み込ませて貰いました。


須崎から出て、ちょっと走るとお店に到着。


着いたのは10時14分でした。

ここは釜上げ専門店なんで、冷やを望まない限りいつ行ってもベストの状態で食べられます。

私とishさんは、釜上げ、myblackmamaさんご夫妻は食べ比べもあって、釜上げと冷しをチョイス。

広い店内にちゃんとしたイスとテーブルがある一般店で、釜上げも冷しも小で一杯250円ってのは、香川の凄さですね。

長いことうどん巡りをやってると驚かないですが、大阪ではありえない値段ですからね。




すごく久しぶりに「長田の釜上げうどん」

*すごく久しぶりに食べた「長田の釜上げうどん」


最初の一口は薬味は一切入れずにメンツユだけで食べてみました。

なんとなく長田in香の香よりいりこだしの香りが弱いにように感じました。

まぁ、私の舌や記憶なんてぜんぜんアテにならんですけどね。(^^;)

麺は釜上げやからとうぜん表面が柔らかいんですが、香の香よりもっと表面がモワッとふやけてるような気がしました。

長田in香の香やと釜上げやのに、けっこうコシがあるなぁと感じるけど、こちらは釜上げやからこんなもんやろうなぁという感じ。

美味しかったんで、まったくカケラも文句はないんですが、どっちかを選ぶなら私は長田in香の香の方が好みに感じました。


2軒を食べ比べるような格好になると、こことは別で釜上げで有名な「わら家」が気になります。

だいぶ前に行ったきりでここしばらく気になってるんですが、余計にもっぺん行って食べ直してみたくなりました。

あっちも一般店で10時から19時(土日は9時から)までやってるから、行きやすいハズなんですがなかなか行くチャンスがないんですよねぇ・・・・。


*foodish:”雑”食記:長田うどん〜讃岐うどん巡礼2010-3その2

*a spoonful of blues:えて吉さんとishさんといく!!第3回讃岐うどん巡り 〜二軒目〜



長田を出たのが10時35分頃でした。


次に向かうお店は今回のルートの中では、最難関やろうと思ったお店。

都会から離れた山間部で、屋号もなんにも出てないという製麺所。


長田の前の県道190号線をさらにズンズン進むと国道438号線に自然と合流。

一応ナビに店を入れてはありましたが、ルート的には国道沿いに進むだけやから近くまではナビの案内なんかなくても全く問題なし。

私は道路沿いのバス停の名前に目をやりつつ、ナビなんか全くないつもりで運転してました。

店に一番近い国道上のポイントからが、難しいんですが、曲がり角も分からないまま、ナビは「目的地周辺です」って宣言して案内を放棄。

ナビが案内をやめてすぐに信号があったんで、そのそばに一旦停止。

事前に調べてた情報から考えて、信号のない交差点を曲がると思ったんで、少し進んで公民館の案内があった角を曲がることに。

広い駐車場があって、ほとんど車も止まってなかったんで、車はそこに置かせて貰うことに。

そこに着いたのが10時50分頃でした。

公民館の裏に川があって、それを渡ったところに何軒か家がありました。




遠景からチラッとコーラの自販機が見えた

*駐車場から向こう側を見た様子

写真では見えないと思いますが、家と家の間に赤い点のようなものありました。

調べたところによる店の横にコーラの自販機が2台あるってことやったんで、きっとそこやろうと。
写真の左側にあった、橋を渡って集落へ。







たしかにコーラの自販機が2台あって、その建物を通り過ぎて振り返ったのがこの写真です。








まったくうどん屋の気配がない「三嶋製麺所」の店構え

*離れて見ると、まったくうどん屋の気配がない建物

須崎もうどん屋の気配はなかったですが、この「三嶋製麺所」はさらにその上でしょ?

写真左側に煙の出てる煙突があるんで、うどん食いは注目するかもしれませんが、戸を開けるのはなかなか勇気のいる店構え。

まぁ近づくとうどん絡みにポスターが貼ってあるんで、多少安心はするんですけどね。

おそらくココやろとは思えたんですが、「営業中」の看板もないからやっぱりちょっと不安。

でも、ドアを開けたすぐ製麺所になってて、カウンターがあるんでホッとしました。

田舎のおっとりしたお年寄りでも出て来そうな雰囲気なんですが、戸を開けるとビシッと気合いが入った女性が居てました。


「大?小? 熱いの?冷たいの?」

と、声が掛かったので、すかさず冷たい小(120円)をお願いしました。

オーダーの確認同様、すばやく丼に入ったうどんを手渡して貰ったので、カウンターのすぐ前にあるテーブルへ。

店内の食事スペースは席数はすくないものの、店の外観と較べたらごく普通でした。



三嶋製麺所で食べた「冷たいのんの小」

*三嶋製麺所の「冷たいのんの小」

丼を手渡されて麺を見た瞬間に好印象。

太めながら表面に水気を帯びてツヤっとしてて、非常に美味しそうでした。

テーブル上の醤油をチャッと回し掛けたらズッズー。

ビックリするような何かがあるわけではないんですが、

 「あぁ〜香川でうどん食ってるぅ〜」

っていう喜びがしみじみと湧いてくる嬉しさのあるうどんでした。



店の立地、車を置いてから店を見つけるまでの道、店の外観、中の製麺風景、そしてもちろんうどんそのもの、その全てを総合して、久しぶりにニコッとなってしまう位大ヒットの店でした。

これや、これや。これが香川でのうどん巡りやねんって再確認するような喜びがありました。


私の中では今回行った店のなかでココがダントツで一番良かったですわ。

*foodish:”雑”食記:三嶋製麺所〜讃岐うどん巡礼2010-3その3

*a spoonful of blues:えて吉さんとishさんといく!!第3回讃岐うどん巡り 〜三軒目〜






うどん巡りはまだ3軒ですが、今回は一旦この辺りで切っておきます。

後編はかなりコンパクトになる(ホンマか?)と思いますが、明日以降にアップしますんで少々お待ち下さい。


4軒目はいよいよあの方が「絶対コースに入れろ」と仰ったお店が登場いたしますのでお楽しみに。(^^)


今回の記事はイチビリが多すぎて、疲れました。


*朝イチの体重:57.4kg(あっさり一日で安全圏に戻った)
 
 

<同日後刻 追記>

ishさんの記事へのリンクを張り忘れてたので各うどん屋の後にリンクを追加。


posted by えて吉 at 15:19| Comment(2) | TrackBack(1) | 讃岐うどん巡り | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年05月10日

香川へうどん巡りに出かけます

今日はもうすぐ香川県へ讃岐うどん巡りに出かけます。

予報では天気が崩れるようですが、少しでも降り出しが遅くなって欲しいモンです。

更新はお休みさせていただきますが、ご容赦下さい。


朝イチの体重はトイレに行ってないこともあり、重めなんはまぁええんですが昨日から胃の調子がどうも完璧ではないのが気になります。

まぁ体調が悪いときにはうどんばっかり食うんで、うどん巡りに支障はないやろうと期待して出かけます。

では、行ってきます。

*朝イチの体重:57.8kg(トイレ無しやけど、やや重め。)
 
 
posted by えて吉 at 04:41| Comment(0) | TrackBack(0) | 讃岐うどん巡り | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年04月11日

第14回讃岐うどん巡りもハプニングあり?

この一週間まともな更新をしてないので色んなネタが溜まってしまいましたが、まずは先日の讃岐うどん巡りの記事をアップしておきます。

今回で14回目になる讃岐うどん巡りは、「a spoonful of blues」のmyblackmamaさんからお誘いいただき実現しました。

myblackmamaさんご夫妻とは去年の10月に初めて一緒にうどん巡りに出かけてました。

その時に回ったのは、順に彦江、田村、谷川米穀店、松岡、長田in香の香の5軒。

うどん巡りの初回としてはまず固いチョイスではなかったかと。

2回目のうどん巡りの運転手を務めるにあたり、お二人に香川のうどん食いワールドの幅広さを体験して貰おうとルートを練りました。

色んな要素を散りばめた上で、可能な限り私にとって初見の店も混ぜるというなかなか高度なパズルをこなしてなんとかルートが完成。

前回は予習は控えて貰ったほうが楽しめますよと注釈つきでルートを事前にお伝えしていました。

今回は予習して貰ってオッケーということで事前にお知らせしておきました。





さて、ぼちぼちうどん巡りの当日の模様に入りましょう。

出かけたのは4月5日の月曜日です。



早朝にシャワーを使うと下の部屋のヒトに悪いんで、パス。その分起きる時間は遅くてええんで、4時半に目覚ましをセット。

ニャンズのエサや猫砂の世話をしたら、5時6分に家を出発。

阪神高速の池田線から中国道に入って、西宮名塩SAに到着したのが5時47分。

前回も待ち合わせ場所なんで今回は気分的に安心してました。

myblackmamaさん夫妻と合流して、7時3分にサービスエリアを出発。

休憩もなしで快調に車を転がして、2時間ほどで香川の善通寺ICで高速を降りました。

降りたトコにある信号を左折して、すぐの信号を右折すると県道18号線。

ナビどころか地図無しでも行けるわと余裕を思って走ってました。

土器側を渡りきったらすぐを右折して、川の堤上の道を進みます。

ナビの案内は使わんかったんですが、有名どころを5〜60カ所登録してあったんで、地図上に店が写ってました。

ところが、自分のイメージしてる店は道の上からは見えず。

一旦通り過ぎてしまったんで、方向転換して”勇気ある撤退”。

もっぺん同じ道を戻って、なんとかそれらしい下り坂を見つけたんで、降りてみるとちゃんとお店がありました。

うどん巡りをやってはる方なら、どこに行ったかはもうお分かりやと思いますが、この日の1軒目は飯山町の「なかむら(参考HP)」。

メディアへの露出や、川からの進入路が出来るまでの曲がり角の狭さ等、”針の穴場”の中での超有名どころです。
 *この穴場やのに超有名という矛盾も一種の業界用語?(^^;)
 
この記事を書くために色んなうどん関係のファイルをひっくり返すと、2回来たイメージがあったんですが、どうも1回だけやったようです。

その時は、川側ではなく、狭い曲がり角の先にある臨時駐車場に止めて歩いて行きました。

てっきり川から店が見えると思ってたんですが、当時から横のうどん御殿は建ってたようなんで、通り過ぎたのは完全に私のミスでした。



この店を今回のルートに入れたんは、有名やからっていうよりも、「讃岐うどん」って一口に言うてもこんな麺もあるんですよーって紹介するためでした。

「なかむら」自体に行ったのは7年以上前なんですが、その後丸亀の「中村」に行って、つい最近なかむらの系統を継ぐ「一福」に行ってます。

その意味では、だいたいはどんな麺かイメージ的には分かってるつもりでした。





駐車場に着いたのが9時13分。

さっそく、1杯目のうどんを食べるべく、暖簾は付いたけど、あんまりサイズは変わらんお店に入っていきました。

中は前よりだいぶんと小ぎれいになって、会計するレジも出来てました。

私はなかむらは冷やが好みやという記憶があったんで、「ひやひや(150円)」をチョイス。




記憶にあったのとはだいぶ違ったなかむらの「ひやひや」

*記憶とは違ったなかむらの「ひやひや」

当然冷ややから、そこそこコシがありました。でも、なんか記憶の中の麺とはだいぶ違ってる気がしました。

イメージでは柔らかく感じるけどビヨーンと延びるような独特のコシやったんですが、なんか違うてました。

とはいえ、もちろん美味しい、一杯目ってこともあって、抑え抑え食べてもすぐ無くなってしまいました。

なかむらでは、3代目さんが打ってるらしいんで前とはだいぶ麺のタイプが変わってるのかもしれないですね。




myblackmamaさんの釜玉はかなり柔らかめ

*myblackmamaさんの「釜玉(150円+50円)」

釜玉やから当然コシは弱いんですが、一口味見させてもらうとこれは平均よりさらにコシが弱かった気が。


チャレンジャーな奥さんは「あつあつ」にえび天

*チャレンジャーな奥さんは「あつあつ」にえび天

myblackmamaさんの奥さんは、えび天ってのを見たことないから取ってみたというチャレンジャーさんでした。

うどん巡りの1軒目でオプションに手を出すって言う意味だけでなく、「見たことないから食べてみる」ってのがいいですねぇ。

*a spoonful of blues:えて吉さんといく!!第2回讃岐うどんツアー 〜一軒目〜

サクッと食べ終わって9時27分に走り出し。



川沿いの道を県道まで戻って、右折したら2つ目の信号まで走って、そこを右折したら2軒目。

3分ほどで2軒目に到着です。








純手打ちうどん「よしや」の看板

*純手打ちうどん「よしや(参考HP)」の看板

宮武で修行したとか、その孫弟子にあたるとかではないようですが、大将が昔から食べてきた「宮武」のうどんを目指して店を開けたというお店。
 *そのへんの事情については、コチラをご参考に。


そういう意味では大きな意味での宮武ファミリーに入れてもええんじゃないかと思います。

myblackmamaさんは剛麺好きなんで、宮武ファミリーからは一軒入れとかんとあかんやろうと思ってまして、その中でこの店には私が未訪やったんで今回はチョイス。

店の開店時間が7時と早く、万が一早めに着いたらなかむらのまえにコッチを先にしようという事情もありました。







1軒目を食べたら、余計に腹が減った気がしてたんで、車を止めたらいそいそと店内へ。





私は宮武系でのオーダーのマイルールに則って、「あつあつ(220円)」をチョイス。






宮武系だったので「あつあつ」

*宮武系なので「あつあつ」

myblackmamaさんは、剛麺好きらしく「ひやひや(220円)」を頼んではりました。


myblackmamaさんの奥さんは「釜玉」

*myblackmamaさんの奥さんは「釜玉(250円)」

「よしや」のうどんの第一印象としては、まず麺の不揃いさに気づきました。

一部はちょっときしめんっぽい平べったい麺も混じってました。

一切機械を使わず、全ての工程を手作業でやってはるそうですが、不揃いはわざとなんですかねぇ。

プロやからその気やったら、不揃いさが目立つほどにはならんでしょうからねぇ。

で、麺自体は宮武系としてはかなり硬さがマシでした。

myblackmamaさんのひやひやを味見させてもうたんですが、これやったら私も十分楽しめるコシでした。

あつあつやとそんなにコシの固さは意識せんかったんですが、そんなタイプの麺だけに釜玉はかなりコシが弱かったようです。



私としては剛麺らしい剛麺を食べて貰おうと思ったんですが、予想よりはマイルドなお店でした。

myblackmamaさんはここの出汁の加減がえらく良かったと言うてはりましたねぇ。

この店は次から冷やが私にもベストかもしれません。


*a spoonful of blues:えて吉さんといく!!第2回讃岐うどんツアー 〜二軒目〜


「よしや」を出たのが9時45分頃。


同じルートを通って、善通寺ICまで戻ったらそのままICを素通りして国道をさらに直進。

確かカーブの近くやなぁと思ってたら、あっさりと3軒目を発見。






「灸まんうどん」の店構え

*「灸まんうどん(参考HP)」の店構え

「灸まん」ってのは、香川で有名なお饅頭のようです。

他の県で観光地に行ったとして、饅頭屋のオマケに付いてるような店の食べモンが旨そうには思いません。

普通なら団体観光客向けのしょうもない店やろうと判断するところですが、ここはずっと前から副業?なんてレベルやないと聞いてました。

myblackmamaさん夫妻に「セルフ」もやりよるってのを実感してもらえるやろうし、私にとっても未訪店をまた一つ潰せると思ったのでチョイス。

駐車場に着いたのが10時頃なんで、9時半開店お店に行くとしてはまずまずええ時間ですね。






灸まんの「醤油うどん」のセット

*灸まんの「しょうゆうどん(250円)」

この時間帯はまだちょっと涼しかったんですが、麺をしっかり味わうべく醤油うどんの冷やを行っときました。

専用の醤油とレモン、大根おろしが添えられてます。


ちょっと近づいてみた「しょうゆうどん」
*もうちょっとうどんに近づいてみました。


このチョイスは我ながら大当たりでした。うどんのコシをしっかり堪能出来ました。

ちゃんと噛まんとあかんかなりしっかり目のコシでしたが、個人的には良かったです。


myblackmamaさんの奥さんは「ひやひや」

*myblackmamaさんの奥さんチョイスの「ひやかけ(200円)」

まだ気温が上がってなかったんで、食べながらすこし寒がってはりました。

醤油だけより、かけだしの方が高そうやけど、値段は逆なんですねぇ。



myblackmamaさんの肉ぶっかけの冷や

*myblackmamaさんのオーダーは「肉冷やぶっかけうどん(400円)」

myblackmamaさん曰く、香川で食べたうどんでもっとも高額やそうです。(^^;)

甘辛い肉が入ってると、私には冷やより熱いヤツの方が好みに合いそうでした。




灸まんうどんは元々は一般店として営業してたのを、セルフ形式に変えたそうです。

形式がどうにせよ、とてもじゃないけど饅頭屋のオマケとは思えんレベルでした。

*a spoonful of blues:えて吉さんといく!!第2回讃岐うどんツアー 〜三軒目〜




のっけからテンポ良く3軒シバイたんで、ある程度腹が起きました。

で、ここから次に向かう店とルートを説明して、途中で山越を筆頭に何軒か有名どころがあることをお伝えしました。

もし、希望があればコースの間に山越を入れて後半は変更でもいいと。

結果的にはお腹がけっっこう膨れて、時間を置くために「陶」ゾーンはパスして高松市内の店を目指すことに。



やや腹が大きくなってるから、4軒目にはゆっくり時間を掛けていこうって気分でした。


国道319号線からは、国道32号線に入りました。この国道って割りと最近に当たらしくなってますよね?

たしか、前は国道438号との交差点が「岡田」やったんで、前回も面食らった覚えがあります。

新しい国道319号から入ってしばらくの国道32号線は新しい上に、道幅もたっぷりでした。

普通ならもうちょっと飛ばしてたと思うんですが、腹が大きくのんびりモードやったんで左側の車線をちんたら走ってました。



今回の往路で高速を走ってると、新しく付けたレーダーが活躍してました。

スピード違反を取り締まるヤツなんか、ただナンバープレートを読みとってるだけのヤツなんかを的確に教えてくれるんで、気楽に安全運転をしとりました。


高速ではレーダーに任せつつも、やっぱりどこかで面パトや白バイを警戒するものです。


でも、国道を走ってたときは、流れに乗るか、遅れるかぐらいのスピード。

自分が先頭を突っ走ってる訳やないんで、なんの警戒もなし。



ふと歩道側をみると、人間が座り込んでて、前に機械がありました。

ひょっとして、ねずみ取りの店開きでもやろうとしてるんかなぁ・・・・と思った次の瞬間。


ちょっと過激なくらいの唐突さでレーダーが反応しました。


「えっ?さっきのヤツ、準備中やなくて、営業してたん?」

って、思いながら数十メートル走ると、前に三角の赤いハタを持った、警備員みたいなモンが道に出て来よりました。



警備員やったらありがたいと思ったんですが、そいつは紛れもない丸亀警察署のポリ公でした。(T_T)

いやー、ほんま納得行かんカッコで人生の初のスピード違反にイカレてしまいました。

色んなトコでそれなりに飛ばしてるって自覚のスピードで走ったことがあります。

そんな時にスピード違反で捕まっても、自業自得。まぁ、運が悪かったで諦めもつくっちゅうもんです。

ところが、安全運転しようと思ってた訳ではないけど、田舎の走りやすい道をゆっくり流してて、スピード違反ってのは気分悪いですなぁ・・・・。

箱形の警察車両で事務をやってた、女子ポリに

 「めちゃめちゃゆっくり走っとったやんか〜」
 
と、怒りちゅうより、ぼやき口調で訴えてみました。

 「制限時速60kmと思ってはったん?ここ、50km制限なんよ〜」

ってな、ぬる〜い返答。

ほどなく若造ポリがパシリで、計測結果を持ってきました。

結果は72kmで22kmオーバー。

一般道で、気楽に流してたら、60kmの制限をちょいと越えた気分でちょうどこんなモンですかねぇ。

ポリにこんなケースで揉めてもしゃーないんで、割りと淡々と反則切符は受け取りましたよ。


捕まった時から思ってるんですが、今時のねずみ取りってスピードガン?を道に直角に向けとるんですかねぇ。

今までのねずみ取りってたいてい、走ってる車から見て左斜め前から計ってる感じでした。

せやから、レーダー付けてたら事前にキャッチ出来たと思うんです。

それを道の真横から計るから、ねずみ取りの真横を通るまでレーダーが反応せんかったんかなぁと。

それか、レーダーをずっと照射?するんやなくて、間近に来てから弾でも撃つみたいに一瞬だけ出しよるんでしょうかねぇ。

レーダーを付けてくれた親父に2〜3日前にこの話をしたら、メーカーにクレームに近い形で問い合わせとけと。

この件で、なんか分かったらまたどっかに書くかもです。

ちなみ、取り締まり場所は、グーグルの地図では以下のリンクの辺りです。
http://maps.google.co.jp/maps?hl=ja&q=%E4%B8%B8%E4%BA%80%E5%B8%82%E7%B6%BE%E6%AD%8C%E7%94%BA%E5%B2%A1%E7%94%B0%E4%B8%8A359-29&rlz=1B3GGGL_jaJP320JP321&um=1&ie=UTF-8&sa=N&tab=wl


香川の善良なドライバーの皆さん、ボケポリがねずみ取りやってはるかもしれんからご注意下さいねー。

ついでに、うどん巡りをやる県外ドライバーもご注意下さいよー。


レーダーには各地でよく取り締まりをやる場所が予めインプットされてて事前に警告しよるんですが、それもなかったから最近のスポットかもしれませんな。







脱線や本題と関係ないマクラが中心のブログですが、今回はネタのど真ん中で中だるみのような文章を書くハメになってしまいました。




さて、気を取り直して、うどん巡りに戻るとしましょう。



*頭から無かったことにしようと思ッてたのに、記事を書いて気分の悪さがぶり返してしまいました。







次に向かったのは、高松市の郊外?にあるお店。




すでに場所は確認済みなんで、ナビの案内もなく楽勝ドライブ。


国道32号線から、国道377号線にはいって、ズンズン東へ。


ただし、さっきとっ捕まったばっかりやから、自重に自重を重ねてスローペースでね。(^^;)


377号が国道193号に当たったら、左折して高松市内方面へ。

個人的に馴染みのある「川東下」の交差点を越えたら、すぐの信号で左斜めに入って県道172号へ。

前回はちゃんと調べていったのに、定休日が変わってて振られた「池上(参考HP)」に行きました。




前回前まで行ったときの印象ではかなり広い駐車場があったんですが、工事中の部分があったせいかけっこう手狭でした。

県外ナンバーも何台か混じるところへなんとか車を止めてお店へ。

池上は前の場所で2回行ったことがあって、自分の中では谷川米穀店と並んでインパクト大の店でした。

以前は麺の熱いか冷たいかとタマゴの有無に、ダシ醤油を掛けるだけやったと思うんですが、新しい場所になってかけだしも出来てました。





そこで私はダシを掛けた池上がどんなもんかと「ひやあつ(150円)」をチョイス。





麺の真ん中にスジの入った池上の「ひやあつ」

*麺の真ん中にスジの入った池上のうどん

写真で分かりますかねぇ?

麺のど真ん中にくっきりハッキリした溝があって、レール?みたいな麺でした。

何回行ってもどこの麺もそないに詳しく記憶出来ませんが、こんな麺やったら絶対印象に残ってますわ。

まして、自分のベスト2軒の内の1軒やからこんなじゃなかったのだけは確かです。



古いファイルに写真があったんで、参考に貼ってみましょう。




前の店で食べた池上のうどん

*前の場所で食べた池上のうどん





新しい場所のうどんの溝はやっぱりなんか狙いなんですかねぇ・・・・。

敢えて以前の麺をやめて、こっちがより良いってことなんでしょうかねぇ。

早茹でパスタとかいうやつで、断面を扇形に何割かだけカットしたモンがありますが、溝があると茹で時間が短かったりして。




私はどんなうどんを食べても楽しめてしまうんで、なんも文句はないんですが、わざわざもっぺん食べに行くかと言われると疑問ですねぇ。

myblackmamaさんとの前回では、谷川米穀店にガックリ、今回は池上にガックリ。

絶対ダレも文句言わん麺を一軒は入れようと思ったのに、2回続いて残念な結果になりました。

*a spoonful of blues:えて吉さんといく!!第2回讃岐うどんツアー 〜四軒目〜


池上を出たら、この日の最大の難関店へ。





以前にいっぺんだけ行ったことあるんですが、近くまで行っても行ったり来たりして、かなり難儀したお店です。


おまけにそうまでして見つけたんですが、その日は私だけ体調が悪くてほとんど食べられへんかったんです。


myblackmamaさん夫妻には香川が誇る「針の穴場」の実力を感じて貰おうと、そして私は個人的なリベンジです。


池上へ行く前に通った川東下の交差点に戻って左折。

そこから県道をしばらく走ったら、見覚えのある「ヒューテック」という会社を無事発見して右折。

県道から離れて怪しい田舎道へ。





恐る恐る進んでいくと、拍子抜けするほどアッサリと見つかってしまいました。






思ったよりあっさり見つかった「青い屋根の谷川」

*思ったよりサクッと着いた「青い屋根の谷川(参考HP)」

正式名は「谷川製麺所」なんだそうですが、私には「青い屋根の谷川」の方がしっくり来ますねぇ。
県道方面から来ると写真に写ってる側しか見えません。

どうみても単なる田舎の大きめのお家でしょ?

軽自動車の横に車を止めたら、写真左側の平屋の建物の裏側に回ります。

まぁ、そこにも看板や暖簾はなんも出てないので開けっ放しの入り口から勇気を持って飛び込むしかないんですけどね。

怪しい製麺所ですが、注文のシステムはいたってシンプル。

食べ方はかけうどんしかないから、小か大か伝えるだけですわ。





青い屋根の谷川の「しっぽく風かけうどん」

*青い屋根の谷川の「しっぽく風かけうどん(200円)」

谷川の七味(一味?)は辛さがキツイことで有名ですが、アタシは平気なんでたっぷりと。



青い屋根の谷川のうどんアップ

*麺の具合が分かりにくいので、うどんのアップ

初回はほとんど食べてないので、ほぼ初です。けっこう細めなんですねぇ。

麺は冷たいままやったから、細くてもそれなりにコシがあったような気がします。

まぁ、私はちゃんと食べたいとずっと思ってたんで「食べること」に意義がありました。

*a spoonful of blues:えて吉さんといく!!第2回讃岐うどんツアー 〜五軒目〜


5軒だけでしたが、今回はこの時点でかなり腹がいっぱいやということで3人の意見が一致。

無理することもないんで、とりあえずドライブしつつ考えることに。

myblackmamaさんの奥さんは瀬戸大橋を渡ったことがないと言うてはったんで、天気もあったかくなってきてたんでそっち回りで帰ることを提案。

地道をゆっくりと坂出方面へ向かうことに。

谷川から走り出して、ほどなく「道の駅 香南湯楽(HP)」の前を通ったんで寄ることに。

myblackmamaさんの奥さんは、直売所で見つけた「まんば」なる葉物野菜に反応。

売店のおばちゃんに料理の仕方を聞いて買うてはりました。

えび天に続いて、ここでもチャレンジャーな一面を見せてくれはりました。

 *「まんば」の食べ方としては「まんばのけんちゃん」という面白い名前の料理があるようです。

20分ほど、この道の駅でゆっくりしたら、また車へ。



次には私の定宿?「道の駅 滝宮(HP)」にもお立ち寄り。

ここでは何度も車中泊してるけど、施設が営業してる時間帯に寄るのはすんごく久しぶり。




道の駅 滝宮の菜の花畑と鯉のぼり

*菜の花畑と鯉のぼり

鯉のぼりが何本もあるのはなんか意味があったんですかねぇ?

春っぽい日でこんな風景もええもんです。



myblackmamaさん夫妻が買った「さぬきうどんアイス」

*myblackmamaさん夫妻が買われた「さぬきうどんアイス」

ここの道の駅のオリジナルです。

どういう意味でうどんが入ってるかなぁと思ってたら売り場にちゃんと説明がありました。


3種類のうどんアイスの説明

*3種類のうどんアイスの説明

一口分けて頂くと、ダシの風味意外にも短いうどんがホンマに入ってました。

冷たさでギュッと固くなってるんで、グミ?かなんかのようでした。




道の駅を出たら、坂出に向かう前にちょっと遠回りしてマルナカの某店舗へ。

お土産と自分用に生うどんを山のように仕入れました。

今回は日の出製麺所の250g入り144円のノーマルなヤツと、さぬきの夢2000を使って300g148円のヤツがたっぷりと。

せっかくなんで地粉を使って分量も多いさぬきの夢2000の方を10袋。

麺つゆコーナーでいりこだしのぶっかけツユ(198円)があったんで、そいつも1本。


スーパーを出る頃には、急に胃の張りが軽くなって1食は食べられる状態になってました。

でも、同行のお二人はまだお腹一杯やったんで、今回のうどん巡りはここで打ち切ることを最終確認。


坂出からのルートは瀬戸大橋がかなり高いところを通るから気持ちよかったですねぇ。

帰る時間に余裕があったんで、橋の途中の与島SAにも寄ることに。




与島PAから見た瀬戸大橋

展望台から見た「瀬戸大橋」


のんびりと海を眺めたり、橋を見上げたり。




展望台に居てると、面白いモンを発見。





与島PAにあった「列車通過時刻表」は鉄っちゃんへのサービス?

*列車通過時刻表(クリックして貰うと一部が横800ピクセルでデカく出ます)

これって、鉄っちゃんの皆さんへのサービスなんでしょうねぇ。

駅に止まる時刻表なら簡単に手にはいるでしょうが、こんな風にパーキングエリアの前を通る時刻表って珍しいですねぇ。

その道のことって分からないですが、私には珍しく感じました。



与島に30分ほどおって、後はひたすら中国道を走って、朝とは反対側の西宮名塩SAへ。

到着したのが5時47分。今回の讃岐うどん巡礼では、最後の谷川を出たのが12時半頃。

それ以後は春の天気を楽しみながらあっちゃに寄り、こっちゃに寄りと普通のドライブ気分で楽しめました。

おかげでうどんとドライブの2つを楽しめた気分で良かったですわ。

*a spoonful of blues:えて吉さんといく!!第2回讃岐うどんツアー 〜帰り道&おやつ〜



前回は西宮名塩SAを出てから、阪神高速で渋滞に巻き込まれドッ疲れました。

今回はSAを出てすぐに軽い渋滞。

トンネルの中に故障車(事故車)がおったんですが、渋滞が始まった直後やったようで、サクッと抜け、その後は混むこともナシ。

渋滞に入ったときはヤラレタかと思いましたが、SAを5時53分に出て家には6時33分着。

ええ感じで終われました。


myblackmamaさんは今回のうどん巡りで色々思うところもあったようですが、本音の記事が上がるのを楽しみにしておきましょう。



長い記事になり、両腕がヘノヘノです。もし全部読んでくれた方が居たら、お疲れさまでした。


*朝イチの体重:57.6kg(そんな食うてないつもりやけど、夜のラーメンがアカンかったかな)
 


<翌日 追記>

ねずみ取りの件、自分のメモがてら補足しておきます。

メーカーのカスタマーサービスに電話して、事情を説明。

持ってる機種に詳しい担当からかけ直すとのことで、数分後に電話あり。

最近のポリのズルイ取り締まり方として、おそらく計測地点の手前で別の署員が飛ばしてそうな車を計測係に連絡する。

目を付けた車が前を通った瞬間に一発だけ電波?を打って速度を計測する。

この方法だと、レーダーは事前に電波?を受けてないから警告を鳴らすのがポリにスピードを計測された瞬間になるとのこと。

先方の男性担当者のしゃべり方が丁寧かつ真面目だったんで、こっちも最初の丁寧な口調から荒げることもなく、ごく当たり前のやりとり。

ポリの手は予想通りやったんで奴らにはムカつくけど、事情が判明したんで一応スッキリ。

せっかく電話したんで、今後に生かしてもらおうとねずみ取りをやってた場所について先方に伝えときました。

今後は気ぃつけんとあきませんわ。

ドライバーの皆さんもお気を付け下さい。

でも、このパターンやと流れに乗ってヨソの車の後ろに着いてるぐらいしか防ぎようないよなぁ・・・・。





<念のため追記>

「違反」とか「法」について盲目的で無批判なヒトがたまに要らんクレームコメント付けてくることがあるんで、書いておきます。

70kmちょいでのんびり走ってた今回、制限速度は越えてたけど、車を運転する上で全く危険だったとは思ってません。

この速度やったら形式犯に過ぎんと思ってるんで、反省のしようもないですわ。

 *一般道で150kmなんてスピード出してたんやったら、さすがに実質犯でしょうが・・・。

せやから、ポリには杓子定規な取り締まりなんかせんと、ぶっ飛ばしてるバカなヤンキー車なんぞだけを取り締まれと言いたいですわ。

この記事に対して、「制限速度を超えるお前が悪いんじゃ」ってなコメントは受け付けませんのでよろしくお願いします。

 *スピード違反の件で、コメント付けるんやったら最低限「形式犯」については調べてからお願いします。
 
 *本気、法学やったヒトと議論する気はないんで、そっちも勘弁してくださいよ。
 
 
posted by えて吉 at 14:46| Comment(2) | TrackBack(0) | 讃岐うどん巡り | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年03月07日

第13回讃岐うどん巡り 後編

讃岐うどん巡りネタ、なんとかこの記事で終えるべく今度こそはサクサク行きます。

この記事は3本目なので前編中編は、リンク先からご覧下さい。


須崎で食べ終えて、車を走り出すと私は自然と来た道を戻る方へハンドルを切っとりました。

ところが、ナビは反対に行けって言うんですよねぇ・・・・。

うどん巡りの達人のWakkyさんもそっちで行けるっておっしゃるんで、ナビに従って素直に方向転換。

今になって地図を確認したら、たしかに最短距離でした。

ただ、もともと地図とメモだけで巡るクセが染みついてると、自分の知ってる幹線道に戻る方が
安心感があるんですよねぇ。


どこ走ってるか分からず不安なままナビの指示に従ってしばらく走ると、やっと自分が走る予定やった道に合流。

自律的に走ってると思えてやっと不安がなくなりました。




次に目指したのは、行きたいと思って実際にすぐ近くまで何度か行ってるのに、営業時間まで時間がありすぎたり、腹具合のタイミングが合わんかったりして入れなかったお店。




今回はちゃんと計画して行ったのでバッチリです。





ついに初訪問できた「はなや食堂」

*ついに訪問出来た「はなや食堂(参考HP)」

かなり年季の入った店構えがええ感じです。

中に入っても、昭和もかなり早い時期から使い込まれたようなテーブルやイスが並んでました。




入り口のすぐ横ではおっちゃんが天ぷらを揚げてはりました。




えらく黄色いはなや食堂の天ぷら

*えらく黄色い「はなや食堂」の天ぷらたち

手前にある長いのは「手長だこの天ぷら」やそうで、上でリンクを張った四国新聞のサイトでも写ってます。

写真の真ん中のバットにも細長いモンが写ってますが、オッチャン曰く、それはスルメの下足の天ぷらやと。

「生のイカのゲソなんか揚げても旨ない。」「スルメのゲソがええんや」ってなこと言うてはりました。(^^)

私はまだ天ぷらカードを使うとキツそうやったんで我慢したんですが、おっちゃんの説明に乗ってishさんはスルメのゲソ天を、Wakkyさんはタケノコの天ぷらを取りはりました。


他のお二人が取った天ぷら

*お二人が取りはった天ぷら80円×2



うどんオーダーの方は、私を含めたみなさんがかけの小だったかと。

Wakkyさんはここの名物?の「はなうどん」を頼もうとしはったんですが、オバチャンは今はもうやってないって言うてはりました。


想像してたのとピッタリなはなや食堂の「かけうどん」

*想像してた通りのはなや食堂の「かけうどん小(170円)」

可愛らしいお揚げさんとかまぼこが二切れ。

うどんの方もコシがやたらとスゴイとか、エッジが立ってるとかってなタイプではなく素朴で昔からのうどんって感じでした。

盛りつけの感じとか、麺の具合、だしの塩加減なんかを含めた全体のイメージが想像してたのとほんまに近かったです。

初めての人を案内するときはなかなかコースに入れにくいですが、個人的にはこういう店にも寄りたいんでやっと行けてご機嫌でした。

こういう店が徒歩圏内にあったら、ポテポテ歩いていって、ゆっくり遅めの昼メシなんかをとるとリラックス出来そうですわ。

 *foodish:”雑”食記:はなや食堂〜讃岐うどん巡礼2010-2その4

 *Wakkyの毎日:聖地巡礼4 【はなや食堂】





はなや食堂の後は、スーパーマルナカの某店舗に寄って、自宅用の生うどんを買うたり、2階の本屋で出たばかりの「全店制覇」を買うたりしてしばし休憩。




スーパーを出て次に向かったお店は坂出市の田んぼの真ん中にあるセルフ「てっちゃん(参考HP)」でした。

私はいっぺん行ったことあるんですが、お二人は未訪やったんで今回のコースに入りました。


ナビに任せて、国道11号線を走っててもうボチボチちゃうかと思ってると「てっちゃん」の看板を発見。

国道から側道へ降りんとあかんのに、ナビはなんにも指示なし。

人間さまの判断で高架を降りようとしてると、「目的地周辺です」って言うて案内終了。

このナビの中途半端な職務放棄には呆れましたわ。

私は場所をだいたい覚えてるからええけど、高架の上なんか店までまだまだあるんですよ。

それともナビのガキは、高架から飛び降りって言うんでしょうか・・・・。





お店には人力で無事着きましたけどね。






田園セルフ「てっちゃん」の店構え

*田園セルフ「てっちゃん」の店構え

店の建物は普通やけど、大阪人の感覚では飲食業なんかやれると思えん田んぼの真ん中にあります。

以前行ったときは、セルフのハズやのに生け簀があって、ヒラメが泳いでたりして、店内はかなり濃ゆいムードでした。

今回入ってみると、水槽やったとおぼしきスペースはありましたが、怪しさはぐっと減って割りと普通のセルフ店になってました。



てっちゃんは「肉みそ温玉うどん」だとか「ごまだれうどん」ってな際モンオリジナリティ溢れるメニューがあります。
 *前回は二人で両方を食べてました。

私もなんぞその手の種物を行こうかと思ってたんで、ここまでオプションを取ってなかったんです。

でも、実際に店に行くと、どのメニューも濃すぎる印象。




そこで結局こんなモノをオーダー。







香川ではほとんど頼んだことない「ざるうどん」

*香川ではほとんど頼んだことない「ざるうどん(230円)」

はなや食堂の壁に貼ってあるメニューを眺めてて、

「そういやざるうどんってほとんど食べてないなぁ」

って、思ってたんです。一般店はあんまり回らんから、冷たい系でもぶっかけなんかが多くなるんですよねぇ。

 *記録を調べたら、5年前にうどん棒本店で食べたのが唯一でした。
 

てっちゃんは立地の怪しさが面白さの一つやけど、前に食べたときの印象では怪しさオンリーではなく、麺自体もけっこうええレベルやったんです。

で、このざるうどんを食べてビックリ。

むちゃくちゃすごいコシで、これぞ剛麺って感じ。

あったかいかけうどん(180円)とタケノコの天ぷら(80円)にしはったWakkyさんはごく普通の麺やって言うてはったんで、ここの麺は熱いのと冷たいのでかなり性質の変わるタイプみたいです。

ひやぶっかけ(230円)を頼みはったishさん曰く「今まで食べた剛麺で3本の指に入る」と言うてはりました。

しっかり噛みしめんと喉に詰まりそうでしたわ。



てっちゃんは、かなり繁盛してるのか丸亀市に2号店をオープンしてるそうです。

 *手打ちうどん てっちゃん 飯山店




それに本店の横ではかなり大きな店舗が建築中でした。





すぐ横に建築中の「てっちゃん」の新しい店舗

*すぐ横で建築中の「てっちゃん」の新しい店舗

今の建物がどうなるのかは分かりませんが、たくさんの瓦が置いてあるしかなり立派な店になりそうでした。



 *foodish:”雑”食記:てっちゃん〜讃岐うどん巡礼2010-2その5
 
 *Wakkyの毎日:聖地巡礼5 【てっちゃん】

 

「てっちゃん」を後にして高松方面へ。

最後の店に向かう前に、お二人が気になる場所があるからそれを探そうと。

コチラの記事のおまけに写真を貼ったトコです。

あっちちゃうか、こっちが怪しいぞと、走り回って見事発見。


特ダネを仕入れて満足したんで、今回のうどん巡りの最後になるお店へ。




最後の店は計画段階では未定でした。

しばらくは5軒だけしか決まってなくて、私は当日の気分で決めてええか、なんて考えてました。

すると「根拠や確信はないけど」という前置きつきでishさんから提案が。

Wakkyさんも私も同意したんでその提案に従って6軒目が決定。





「栄美(ひでみ)うどん」の看板

*「栄美(ひでみ)うどん(参考HP)」の看板



てっちゃんでもオプションのカードを切ってなかったので、ここでやっと天ぷらを取ることに。

リンク先の情報で「かきあげ」がオススメやと書いてあったんで、それを行きました。

まぁ、もともと天ぷらの中ではかき揚げがけっこう好きなんで、自然にそれになってた気もします。



最後にオプションカードを切って「かきあげ」

*最後に今日初めてのオプション「かき揚げ(80円)」

やや柔らかめの家庭的なかき揚げですが、貝柱とかゲソとか色んな具が入っててなかなか良かったです。



栄美うどんの「ひやあつ」

*栄美うどんの「ひやあつ」

麺はそのままの状態で貰って、熱いのがよければ自分で湯がくスタイル。

私はそのまま状態に熱いダシだけかけて頂きました。

ishさんも私と同じひやあつにかきあげの組み合わせでした。

Wakkyさんは、ざるうどん(170円)にしてはりました。

麺の素性が一番分かるであろうざるを食べたWakkyさんによるとやや麺がヘタリかけてたようです。

店についたのが1時過ぎなんで、昼のお客さん向けに茹で置きしたヤツが当たったんでしょうねぇ。

讃岐うどん巡りのポイントの一つに「店に行く時間帯」の見極めってのがあるんで今回はしかたないですね。

個人的にはひやあつで食べると麺があんまり主張しすぎないで、最後の一杯としてスルスル入ったんで全く悪い印象ではなかったですね。

ただ、けっこう腹が起きてから大きくて油気のあるかきあげを食べたんで、これで一気に満腹を通り越してしまいました。


 *foodish:”雑”食記:栄美うどん〜讃岐うどん巡礼2010-2その6

 *Wakkyの毎日:聖地巡礼6 【栄美うどん】


この後、今回の香川行きの目的であった、廃止になる宇高連絡船に乗りました。

船内でうどんを売ってたんで、余裕があればぜひ記念に食べたかったんですが、それは無理でした。

この時は廃止になることになってた宇高フェリーは、その後1社だけは当面の間、営業を続けることになったようですね。

行きは宇高フェリー、帰りは地道で淡路回りってのが好みのパターンやからなんとか存続していって欲しいですわ。



ishさんとは今までに色んなイベントをご一緒させて頂いてるんで、お互いの雰囲気はもう分かってるつもりです。

Wakkyさんとは今回は初めてお会いするんで、どんな方かと思ってましたが、うどん話でお互いの共通項があるおかげか気楽にやりとりさせてもらえました。

うどんのマニアックな話以外にも、Wakkyさんもかなり長いことブログをやってはるんで、記事を書くときに気を付けてることとか、苦労する内輪ネタなんかのことを聞かせて頂きました。


声を掛けてくれたishさん、要所要所でナビをしてくれはったWakkyさんには大感謝です。




やっと、うどんネタが終わりましたが、いつものようにダラダラした記事にすべて目を通してくれるような奇特な方がいらっしゃったら

 「長文、読んで頂きありがとうございます。」
 
 
無駄な文字の羅列にウンザリしてはった方は、明日から通常ネタに戻りますんで、お許しを。



それにして、うどん巡りに行ってきたばかりやけど、車中で私が行ったことないうどん屋の話をいろいろ聞かせて貰ったんで、まだまだ行きたい気持ちが減りませんわ。

アルファードの車内泊のテストも兼ねて、近いうちにもっぺん行きたいなぁ・・・・。





*朝イチの体重:57.8kg(うーん、節制が足らんかったか。)



<オマケメモ>

この時のうどん巡り中、高速でナビの操作が出来んのを知らんかって無知を晒しました。

その後、親父が車に慣れるためにと3日ほどアルファードとクラウンを交換。

今日帰ってきたアルファードに乗ると走行中にナビを操作することもテレビを見ることも出来るようになっとりました。

ピーピー音だけやった古いレーダーから、画像が出たり、色んなねずみ取りポイントのデータが入ったレーダーに変わってて、さらに装備がグレードアップ。

これで助手席の人が居ったら、高速で近所まで行ってから、目的地を設定するのも可能になりましたわ。

ラクチン装備だのハイテクモノ好きの親父に感謝しときましょ。(^^)




<もう一個オマケ>

うどん巡りから帰った夜は、ニャンズが腹ぺこで散々抗議を受けました。

その後、落ち着いてからコタツで本を読んでると、なんか痛い視線が・・・。



不満げに睨む我が家の黒猫「ヒメ」

*不満げに睨む我が家の黒猫「ヒメ」

「なんでヨソの黒猫の写真なんか撮ってんのよ!!」

って怒ってるようでした。

低い位置から非難してるような目つきやったんで、中編で山越の猫を撮ったんが気に入らんように見えました。(^^;)



posted by えて吉 at 17:25| Comment(8) | TrackBack(0) | 讃岐うどん巡り | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年03月05日

第13回讃岐うどん巡り 中編

やっと本題に入りましたので、後編はサクサク行きましょう。

この記事は「foodish:”雑”食記」のishさんと「Wakkyの毎日」のWakkyさんと出かけた讃岐うどん巡りの後編にあたります。

くだらんマクラが延々と続く前編に興味ある方はコチラからどうぞ。

1軒目の「がもう」でうどんを食べたら、よけいにうどんが食べたくなりましたが、これがうどん巡りのいつものパターン。

車に乗ったらすぐに次の店に向かって出発。

Wakkyさんは違うルートを思ってはったようなんですが、地図を見んでも、ナビにゴチャゴチャ言われんでも行ける慣れたルートで。

国道11号を越えて県道33号に当たったら左折。道なりに走っていつもの交差点「前谷」で右折して県道17号線へ。

この交差点のそばに名前は忘れましたがうどんを作ってる工場があるんです。

通るたびに出来たてを小売りなんかしてくれんのかなぁと思ってしまいます。

さて、このルートで行くと途中でS級の「たむら(参考)」の前を通るんですが、この日は非常に珍しい光景を目にしました。

田村の店の反対側にある少し広いスペースはおろか、店の前の駐車場にも車はゼロ。

チラッと見た限りでは、店の中にも人の姿がなかったような・・・。

田村はS級店のなかで比較的行列が少ない印象なんですが、なんべんも前を通ってますがここまで空いてるのは初めてですねぇ。

私は平日中心に讃岐うどん巡りをやることが多いんで、S級店をパスするのは割りと平気なんですが、Wakkyさんもishさんもかなりもったいながってはりました。(^^)

そんな贅沢をして向かった先はかの「山越(参考HP)」。ここも前回「がもう」に行った2005年以来行ってないので久しぶりです。

正確には「食べてない」なんです。

というのも、最後に食べて以後も、なんべんも店のすぐそばの大通りまでは行ってるんです。

そばまで行っては、毎回行列の凄さだけを眺めて、(アホやなぁとつぶやきながら)素通り。

山越はおそらく香川のうどん屋の中でもっとも県外人に有名なんじゃないでしょうか?

ただ、その有名度合いが突出しすぎて、週末なんかは常識では考えられん行列になってますねぇ。

私が情報を集めて真剣に?うどん巡りを始めたのが2002年で、その記念すべき第1回の第1店めはやっぱりこの山越で「釜玉」を食べたんです。

その時は初めてやったんで40分ほども並んだんですが、今は行列してまで食べようとは思いませんわ。

他にもなんぼでも旨いうどん屋があるんを知ってから、山越に並んでる間にうどん屋巡りの「おいしい時間帯(午前中)」を無駄にする気にはさらさらなりませんなぁ。


今回は事前に「山越」に行くと決まりましたが、その時は黙って提案に乗りました。

ただ、行列があったら「パスしてヨソに行こう」とはいうつもりでした。

計画を「変える」ってことに拒否感を持つ人も居るんで、初めてご一緒するWakkyさんがどんな反応をしはるか気になりながらも「並ぶんはイヤやなぁ・・」と思ってました。



どの程度の混み具合か心配しながら「羽床上」の交差点を左折。
 *けっこう小心者なんで、お二人にパスしようと言わんでええことを願いながらでした。



ここで行列が見えるようならかなり痛い状況なんです。





最近は店の前の道を越えた行列を元の駐車場で九十九折りに?して待たせてるようなんで、それが見えたら最悪ですわ。

で、気になる結果は大通りに行列ナシでまずはホッと。

一番手前の駐車場も車はチラホラでサクッと車を止めて、店に向かうことに。







大通りから店の前の道を覗くと、田村に続いて珍しい光景を目にしました。







驚くほど空いてた「山越」

*驚くほど空いてた「山越」

行列のない山越を見るのはほんまに久しぶりですわ。

以前、平日に自分が食べるために行ったときは空いてることもありました。

でも今は平日ならヨソの店を探検するから近寄らず、行列見物に来るのは土曜日やからスゴく混んでる時しか見てなかったんです。

今はETC定額のせいで、平日に行くのは損みたいな人が増えてるんかもしれませんなぁ。

その分、土曜日に集中して平日は以前より空くってことになってるやないでしょうか。

田村に続いて山越がここまで空いてると、なんか理由があるんじゃないかと考えてしまいました。




並ぶ必要がないのはありがたいんですが、その分すぐ注文することになるわけで、頭のなかで何を食べるかがグルグル。

王道の釜玉が旨いんは分かってるんですが、アレはズルズルッと一瞬で腹に入ってしまうんで、食べた直後に「もう一杯食いたい」って思うのがパターン。

で、思い出したのが車内でWakkyさんが山越の「ひやひや」が旨いと聞いてると言うてはったこと。

Wakkyさんは実際に「冷たいのん」を頼んではったので私もそれを真似することに。










で、普通はこの後にうどんの写真を貼るのがパターンなんですが、ちょいとヨソに目が行ってしまいました。









山越の特等席に座る貫禄のある黒猫

*特等席に座る貫禄のある黒猫

これってやっぱり山越の飼い猫なんでしょうねぇ。

出汁なんかが置いてある狭い通路の前なんで人がけっこう通るんですが、まったく動じる気配なし。

ストーブの真ん前の特等席でご機嫌そうでした。






毛モノはこんなもんにしといて、肝心のうどんを食べましょう。








久しぶりの山越は「ひやひや」から「ひやあつ」へ

*久しぶりに山越は「ひやひや(150円)」

ishさんは王道の釜玉(200円)を食べてはりました。

初めて食べたときは釜玉で140円やったんですが、あのころは値段にもインパクトがありましたねぇ。

”かけ”やったら1玉90円ですから、100円玉のワンコインで極上のモンが食えた訳ですからねぇ。

その頃は池上も驚異の65円やったんで、「食べさしてもうてる」って気分がほんま強かったですわ。


さて、久しぶりの山越、冷やで食うとやっぱりコシがピシッとあって旨いですねぇ。

好みでいえば剛麺系よりある程度ピシッ&スッキリ系が好きなんで、さすがは山越って気分になりました。

普通に食べたらすぐ無くなってしまうんで、ペースを抑えつつ味わってると、Wakkyさんが妙な行動を。

同じようにひやひやで食べてたハズなんですが、なぜか途中で丼を持って熱いダシの方へ。

聞いてみると半分食うたらひやだしを飲みきって、「ひやかけ」を試すんだと。

真似してひやひやを頼んだんやから、真似しついでに私もそうすることに。

うどんは「冷や」やったわけですが、熱いダシを掛けてひやあつにすると、ガラッと印象が変わりますねぇ。

ピシッとしたコシのある麺が優しい感じになっとりました。

出汁は熱い方が香りがよう立って旨いですねぇ。

うどん自体のコシを純粋に楽しむなら冷や系、だしを楽しむなら熱いダシ、うーんどっちがええかと聞かれると困りますなぁ。

釜玉、冷たいぶっかけうどん、熱いかけうどんと3杯食べればええんですが、瀬戸内海を越えてまで行かんとあかん県外人の悲しさ、やっぱりヨソも回りたいんで1杯で我慢してまうんですよねぇ。

今回はかなりの荒技で「ひやひや」から「ひやあつ」という食べ方をした分、ちょっとお得でした。



2杯食べて、ますますうどん欲は高まります。車に戻ったら即次の店を目指しました。

ルートは事前に手持ちの地図で調べてあったんですが、いつのまにか国道が付け変わってて運転手としてはちょいとドキドキ。

そこで、勘を働かせつつ、気合いを入れてルートを捜そうとしてると、


 「お前はなんのためにナビ付けとるんや」
 
っと、ishさんから絶妙にツッコミ。

 「自分の感覚やのうて、ちぃとはナビを信用したらんかいな」

って言われてしまいました。(^^;)


実際、そん時もナビには次の店を目的地として登録してあったから、ナビは一生懸命に案内しとったんです。

せやのに私の意識にはこういう状況でナビの指示に従うっていう回路がないようで・・・・。

ishさんのツッコミに従ってナビの言うとおりしばらく走りました。

ナビの言うことを聞きながらも、頭ん中では「たしか倉庫っぽい建物がいくつかあったはず」とか「なんとか小学校が目印やったはず」とか考えてたんですけどね。

目的の店は前回行ったときにかなり難しいイメージがあったんで、どうしても探索モードになるんですよねぇ・・・。


で、ナビの指示はぴったり私のイメージに重なるところへ導いてくれました。

「そうそう、この角曲がったわ」と思った瞬間、「目的地周辺です」ってな台詞でナビは案内を終了。

針の穴場系を巡るときのお約束ですが、大きな道から曲がったくらいで安心なんか出来るわけがないんです。

そこまでやったらサルでも行けるっちゅうねん。

そっから先のややこしい路地の先までスッと案内して初めて「さすがナビやのぉ〜」って感心して貰えるんじゃと言いたかったですわ。

ナビのことをもうちょっと頼るクセをつけんとアカンのかなぁと思ッてたのに、まだ全然店が見えんような手前で案内を辞められて、ムカッと来ましたわ。


で、また急遽鼻を働かせようと思ってたら、慣れてはるWakkkyさんがサクッと指示してくれました。

前に迷ってからたどり着いたんで、正しい指示でスッと到着するとちょっと不思議な気分でした。








久しぶりに訪れた目的のお店はコチラ。








どう見ても村のよろづ屋にしか見えん「須崎」

*どう見ても村のよろづ屋にしかみえん「須崎(参考HP)」の店構え

近寄って初めて食料品店やって分かるぐらいですが、香川以外でこの店構えを見てうどんを食べようと思ったら、頭が壊れてるでしょうねぇ。




私がこの店に来るのは2回目なんですが、今まで回った店の中でも特別思い出深い店の一つなんです。

初めての時は、のぼりのすぐ左側の戸を開けても、うどんが食べられそうな気配なし。

そこをずんずん奥に進まんとあかんのですが、初回はドキドキでした。

店の口開けを狙って朝イチに行ったんですが、まだ茹で上がってなくてちょっと待ってと言われました。

数分後に出直して釜上げ状態のヤツに麺つゆをぶっかけて頂きました。

釜上とは思えんぐらいのコシがあって驚いてたんです、店の年配のおっちゃんが「冷やはまた感じが変わるでぇ」ってなことを教えてくれて「食べてみるか?」と。

締めたての麺に同じように麺つゆを掛けて食べるとビックリ。これぞ剛麺って感じのグッリングリッン?したコシでした。

2杯続けて食べると胃の中でうどんが存在を大主張してて、ちょいと苦しいぐらいでした。

食べ終わってお金を払おうとすると、おっちゃんは「2杯目はおごりや」と。

1玉でたったの100円、その値ぇでもの凄い麺を食べさしてもうただけでも感謝やのに、おごってまでもらってこっちが恐縮するほどでした。

立地の辺鄙さ、店構えの怪しさ、麺の凄さ、お店の人の商売気の無さ、讃岐うどん巡りのオモロサが全てそろってる気がします。



さて、ぼちぼち食べたうどんを見て頂きましょう。




須崎の太くて強烈なコシのうどん

*須崎の太くて強烈なコシのうどん

以前は出来たてを食べましたが、今回は注文するとお兄ぃちゃんが器を持って隣の食料品店へ行って玉を入れてきてくれました。

茹でてからどれぐらい経ってるかは分かりませんが、茹で置きでも十分旨かったですわ。

記憶にあるおぼろげなイメージ以上にブリンブリンで「須崎はすんごい剛麺」っていう認識を再確認しました。






前編とちがってこの記事は店とうどんの写真をペタペタ貼ってサクサクと話を進めるつもりでしたが、やってみるとやっぱりイランこと書いてしまうんですよねぇ。

またしても無駄な文字をぐちゃぐちゃと並べてる間に、一本前に携帯からアップした記事に書いたように運転手に出るはめに。

もう遅くなったんで、この記事は中編?ってことにして、一旦終わります。

朝イチの予定ではこの記事で全てカタを付けるつもりやったんですが2軒だけでアップしておきます。

「アホなことばっかり書いてるからじゃー」ってツッコミが聞こえてくるようです。(^^;)
 
 
<同行のお二人の記事へのリンクを追加>

*Wakkyの毎日:聖地巡礼2 【山越うどん】

*foodish:”雑”食記:山越うどん〜讃岐うどん巡礼2010-2その2

*Wakkyの毎日:聖地巡礼3 【須崎食料品店】

*foodish:”雑”食記:須崎〜讃岐うどん巡礼2010-2その3
 
 

<後日 追記>

うどん巡りのネタの後編に興味ある方は以下のリンクからどうぞ。

 *第13回讃岐うどん巡り 後編
 
 
posted by えて吉 at 17:24| Comment(0) | TrackBack(0) | 讃岐うどん巡り | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年03月03日

第13回讃岐うどん巡り(前編)

身が空いたのでぼつぼつ昨日の讃岐うどん巡りのことを書いてみます。

昨日、家に帰ってもそんなにしんどいとは思わんかったんですが、今日は全体にダレてしまっております。

オッサンになると当日より翌日以降に疲れがでるんでしょうかねぇ・・・・。

というわけで、一気に行くのはキツイんで前後編の2本に分割してアップさせて頂きます。






さて、うちのブログのお約束、うどんを食う場面に至るまでの経緯だの何時に家を出てどこに集合しただの、些末でどうでもええマクラからスタートします。

うどんの写真とそれついてのコメントだけに興味のあるかたは、絵が出てくるまでザザーっとスクロールしちゃってください。だいぶ下になると思いますが・・・・。(^^;)



今回の企画の発端となったのは、なんどもご一緒させてもらってる「foodish:”雑”食記」のishさん。



「えて吉よ、来月の2日身ぃが空くからカキオコでも食いに行かんか?」




「お前、新しい車に浮かれとるの〜、ドライブしたいんやったら運転手させたってもええぞー」



「前の貨物車やのうて、今度のヤツやったら乗ったるわ」


ってな、嬉しいお声を掛けて頂きました。
 (注)台詞にはわずかに脚色を加えております。

「万人のアッシー」を自任する私は、一つ返事で「よろこんでぇ〜!!(バカで元気なだけの居酒屋風に)」とご返事させて頂きました。


その少し前に岡山の宇野港と香川の高松港を結ぶ宇高連絡フェリーが愚策のETC割引のせいで廃止に追い込まれるってなニュースが流れてました。

それがあったんで、カキオコ以外に連絡船も気になるなぁと。

企画を練ってる途中には

・前日の夜に出て香川入りして仮眠後「早朝限定の針の穴場巡り」、

・高松から船に乗り「Farewell 宇高連絡船!!」

・帰りがけの駄賃に「日生でカキオコ」

ってなスーパーハードな案も出ておりました。

運転手としては、安全のためにしっかり寝られるトコを使わせて貰い、ishさんには座席で我慢してもらえば一応可能かなぁと。

ただ、うどん巡りの後にカキオコを入れるとなると、うどんは軽めにシバくことにせんとアカンなぁ・・・なんて風に検討しとりました。




最終的には、カキオコはいつでも行けるから「宇高連絡船に乗る」「讃岐うどん巡り」をメインに据えることに。


で、3月2日にうどんをシバこうかというてるのに、ishさんは2月の20日にも香川へ行ってまうんですから、「どんだけうどん巡りしはるんや、この人は?」って感じでした。

で、うどん巡りに行きはった直後に連絡があって「一緒に行きたいってヒトが出たからよろしくな!!」と。

どんな人なんかいな?と思ったら、ishさんのうどん巡り記事を通して以前からチラチラ覗き見に行ってた「Wakkyの毎日」のWakkyさん。


「うどん巡りのマニアの方やないですかー!!」


ishさんとうどん巡りに行くときは、私がishさんの希望をお聞きしてコース作りをやるんですが、私の何倍もうどんに詳しい方相手に、どないなコースを組めとおっしゃるんでしょうか・・・。(T_T)

Wakkyさんはうどん専門のサイト「兵庫のうどん屋・そば屋さん」まで持ってはるんですよ。

素人の料理同好会で説明役をやるときに、参加者に本職のシェフが混じってるようなもんですわね・・・・。

回数だって30回近く行ってはるから、初めてでええトコなんか紹介出来るはずもないし。


と、思いながら、とりあえず今まで行きはった店のリスト内を検索しながら、自分の行ってない店と突き合わせ。
 *もちろん、分かる範囲でishさんの行きはった店ともチェック。


やってみると一般店を中心に意外と私の行ってない店と他のお二人の行ってない店がカブってました。

どうせならと私は行ったことがあるけど、お二人が行ってなくて良かったと思う一般店も加えてみました。

今まで考えたことなかったんですが、あえて一般店オンリーでリストを作ってご提案。


その後のやりとりで、せっかくの平日やからS級を2軒混ぜることにして、サクッとコースが決定。


行くことになったS級の2店が「がもううどん」と「山越うどん」というのは私にはありがたかったですねぇ。

この2軒はここ最近のうどん巡りではずっとパスしてて、最後に行ったのが両方とも2005年の3月やったんです。





コースが決まったんで、運転手として事前にルートチェック。

地図を見ながら、店から店への移動時に通る国道やら、県道、曲がる交差点に目印などをチェック。

今の車にはカーナビがあって、今回巡る店プラス50軒ほどうどん屋の位置を入力してあるんですが、どうも機械任せは不安やったんです。

必要な地図を焼いたりして、カーナビ無しでも回れるようにして当日を迎えました。





はい、やっとこれで当日の朝を迎えることが出来ました。





こんな風に馬鹿げたマクラを書くのも、日帰りでのうどん巡りの翌日はけっこう大変ですなぁ・・・・。






昨日は朝の4時半に起床。

あまりの早さに「メシよこせー」とも言わんニャンズに留守番を頼んで、メシと水をやり猫砂の掃除。

シャワーは下の階の人に悪いんでパスして出かけることに。

5時9分に車を走り出して、地道で神戸市の兵庫駅へ。

平日のせいか、国道43号線はかなりの交通量でしたが、兵庫駅前のいつもの場所には6時23分に到着。

近くのコンビニでおにぎりと紙パックのお茶を買うて、車に積んでるペットボトルへ移して車へ。

車のそばに人が居たんで、まさかと思いつつ目を合わせるとその方がWakkyさんでした。

集合時間は7時やったんですが、20分くらいは前やったような気がします。

私は遅れるのはおろか、誰かが先に来てはっても気になるんで、ビックリでしたわ。

Wakkyさんも集合については同じような好みやそうで、今後お会いするときは注意せんとあきませんな。

二人でしばらく喋ってると予定の時刻にishさんが登場し車を出すことに。


宇高連絡船へは、帰りにサヨナラを言うことにしとったんで行きは高速で。


ishさんからWakkyさんは車の情報や運転に特別詳しい方やって聞いてたんで、今回の運転手はいつもの以上の丁寧バージョンで。
 *ishさんだけやったら、乱雑に運転してたわけでは決してないですよ。


車内ではうどん巡りのマニアックな話に盛り上がりながら快調に香川へ。

1軒目は、「がもう」に行くことになってました。

私は高松西ICで降りるつもりで、そこから幹線道までは不確かやったんで降りる手前からナビに案内させるつもりでした。

ところが、ノーマルなままのナビって走行中操作出来んのですねぇ・・・。この手のハイテクなモンにどうも馴染めん私はそんなことも知らんかったんです。

せっかく登録してあっても使えんまま、Wakkyさんがサクッとルートを指示してくれはりました。

高松自動車道の府中湖PAがスマートICとかで、ETCやとそのまま出られるんですねぇ・・・。

私の使ってる紙のロードマップやと、高松中央ICと高松西ICがまだ繋がってないんですわ。(T_T)

そんな今時のシステムなんか分かるはずもナシ。

で、そのPAで「がもう」を目的地にナビに案内を開始させたんですが、情けないですねぇ〜うちのナビ。

トヨタにごっつい金額ボッタくられたのに、スマートICのこと知りよれへんのですから、時代遅れのサルと変わらんレベルですわ。


これで私のカーナビ不信が高まったのは、いうまでもありません。






あまりにも本題と関係ないことを書きすぎたんで、前編はここまでとします。




続きはまた後日・・・・・・・・では、写真だけ見ようと思ってここまでスクロールした人に怒られそうなんで1軒目の「がもう」だけは紹介しときましょう。



がもうの場所自体は、地図を見やんでも行けるぐらいなんです。

国道11号線を何度となく走ってて「山樋建設」のビルを見るたびに

「この対面のヤードみたいなトコを突っ込んで行ったらあの”がもう”や」

って、思ってましたから。


ただですねぇ、同じS級でも他の店にはちょくちょく行くのに長らくがもうを避けてたんには理由があります。

場所は分かってても、国道からの道がすんげぇ狭かった記憶があるんです。


当然ながら超有名店やから、混むことが前提。

ほっそい道の先に進んで駐車場が一杯やったらどうしよう?とか、

がんがん車が出てきたら、離合できんのとちゃうか?

とか考えると「別のS級にしとくか」って思ってしまってました。


ところが、うどん食いの達人Wakkyさんはちゃいますねぇ。

真っ正面から行くと狭いけど、もう一個先のローソンのある信号から入ったらマシやと教えてくれはったんです。

そこから入っても少し離合が厳しいトコはあるんですが、車が来なかったこともあってサクッと到着。




閑散とした「がもう」の駐車場

*「がもう」 9:20AM 着 走行距離171km

こんながもうの風景って、がもうに行ったことのある多くの県外人には珍しいんじゃないでしょうか・・・・。

週末やったら確実に長〜がい列が出来て、あっちゃこっちゃでヘタリ込んだり、立ったままでうどんすすってる人が居ますからねぇ。

私が行ったのは2回とも土曜日やったんで、えらい人でしたわ。




がもうで食べた「ひやあつ」のかけうどん

*がもうで食べた「かけうどん」

貰ったうどんにそのまま熱いダシを掛けたいわゆる「ひやあつ(130円)」です。

ここではWakkyさんもishさんも冷やあつで、Wakkyさんだけが「きつね(80円)」でオプションカードを切ってはりました。

ここのキツネはかなり旨かったそうです。

朝イチのうどんに、久しぶりのS級店、文句のあるはずがないですわね。

まったく麺の感じは忘れてましたが、さすがの旨さでした。

印象としては私の好みの優しさのある麺でした。(全然、説明出来ないのはお許しを。)

朝メシにコンビニおにぎり1個を食べただけやったんで、名残惜しいほどあっちゅう間に腹に納まってしまいました。


この日は人が少なくて、田んぼに囲まれたのどかな「”がもう”らしさ」がよう出てた気がします。

この店が発掘され頃って、こんなんやったんやろうなぁと思ってしまうようなゆったり感がありました。

<参考情報>

*四国新聞社 讃岐うどん遍路:がもううどん





後編はうどんとうどん屋の写真がメインでサクッと終わると思いますが、とりあえず今日はここまでってことにさせて下さい。


最後に、ご一緒させていただいたお二人の記事へリンクを張っておきます。
 *お二人の記事にトラックバックさせて頂きました。
 

 *「Wakkyの毎日」:聖地巡礼1 【がもううどん】

 *「foodish:”雑”食記」:がもううどん〜讃岐うどん巡礼2010-2その1




*朝イチの体重:57.4kg弱(再掲)
  
 

<後日 追記>

讃岐うどん巡りの続きに興味のある方は以下のリンクへどうぞ。


 *第13回讃岐うどん巡り 中編

 *第13回讃岐うどん巡り 後編


posted by えて吉 at 17:05| Comment(2) | TrackBack(2) | 讃岐うどん巡り | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年03月02日

行ってきま〜す!!

今日はこれから今年初めてのうどん巡りに香川へ出かけます。

そのため、更新はサボらせて頂きます。

今回初めてご一緒する方は、うどん巡りにかなりお詳しい方なんで色々とうどん情報も仕入れてきたいと思います。

では、行ってきまーす。

*朝イチの体重:57.8kg(うどん巡りにはかなり重め。でも今日はガンガン食うぞー。)
posted by えて吉 at 05:05| Comment(0) | TrackBack(0) | 讃岐うどん巡り | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

行ってきま〜す!!

今日はこれから今年初めてのうどん巡りに香川へ出かけます。

そのため、更新はサボらせて頂きます。

今回初めてご一緒する方は、うどん巡りにかなりお詳しい方なんで色々とうどん情報も仕入れてきたいと思います。

では、行ってきまーす。

*朝イチの体重:57.8kg(うどん巡りにはかなり重め。でも今日はガンガン食うぞー。)
posted by えて吉 at 05:04| Comment(0) | TrackBack(0) | 讃岐うどん巡り | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年11月02日

第12回讃岐うどん巡り その2

先日行ってきた香川での讃岐うどんツアーの後編をアップさせて頂きます。

 前編はコチラからどうぞ。

3軒目の斉賀製麺所を出たのが9時25分でした。

ishさんが周りはる時は、一軒行ったら次の店まである程度時間を空けるパターンやそうです。

私はそれぞれの製麺所系の開店時間のズレを使って、順に開店直後に入るように組むことが多いので午前中のしかも前半が立て込みがちなんです。

ヘタすると開始から1時間で4軒てなハイペースになる可能性もあります。
 *極端な例なら、池内→赤坂→山越→田村(→松岡)とかね。


今回は3軒をかなり短時間で回ってしまったんですが、ちょうどええクッションを用意してました。

ishさんがお勧めの某地元系スーパーへ、買い出し等に出かけたんです。


斉賀から私なら大通りに戻ってから少し遠回りして向かうトコですが、またナビの実力を信用して最短距離で。

休憩がてらスーパーをチェックすることにしたので、ここで私は出発が朝早過ぎて行けなかった某小部屋へ。

まだ胃に余裕はあるけど、胃から先もスペース空けときゃまだまだ攻められぞーっと、気分も一新。



そのスーパーでは地元民向けのうどんの生麺がえらく安くで並んでました。

前回買うて帰ったら実家のオカンが喜んでたんで、オカンの分と今回は妹一家にも買うて帰ることに。

お土産用じゃない普段用だけに消費期限が2〜3週間しかないのでアホほどは買えませんけどね。




地元民向けうどんをお土産に

*地元向けの生うどんをお土産に

手前の「さぬきの夢2000」を使ってるヤツが2人前ぐらい入ってて208円。

そして後ろのヤツは250g入りで144円という安さ。

こっちはなかなか置いてる店が少なくて、置いてても今回の店ほど数がないんやそうです。

地元の人間でもないのにどのスーパーにならたくさんあるかを調べるishさんってスゴイですねぇ・・・。(^^;)

左側のラベルもなんもないのが斉賀の持ち帰り用生麺です。

右っかわのいりこだしは、ishさんが香川で買うて家でも使ってるって言うてはったヤツ。

関西でも味の素なんかのいりこだしの粉末って買えるけど、せっかくなんで香川県民が使こうてるヤツを買うてみました。

作ってるのは山口のメーカーですが、販売者名が行ったスーパーの名前になってたんで、PBなんでしょうかね。





スーパーを10時に出発。今回のツアーの中で一番のチャレンジ物件に向かいました。

私はルート的には少し遠回りになるけど、地図を見んでも行けるような走り方を予定しました。

ところが、ナビにとっちゃ分かりやすさなんか関係ないから、ちゃんと最短で行こうとするんですねぇ。

ちなみに私は西の方から国道11号線をズーッと走って、高松駅などの中心部に向かう道と交わる「上天神」の交差点を越えて、「三条」の交差点を右折し県道280号線(旧塩江街道)に入ってひたすら南へ走る予定でした。


結局ナビの指示に従ったんで、三条の交差点よりだいぶ南で県道280号線に入りました。



コトデンの線路を越えたらすぐのハズやったんで、そこからはナビより手前ぇの目を頼りにチェック。

かなりデカイ目印を覚えてたんで、まず大丈夫やろうと思ってたんですが、目印の看板がなくなってたのは皮肉なモンです。

「あぁ、アレが看板のあったとこや」ってすぐ分かったんで、無事着きましたけどね。

 *到着10時51分。斉賀からの移動距離32km




橋本製麺所の目印のファミリマートの看板がなくなってた

*目印のファミリーマートの看板があった場所

看板のすぐ奥に見える茶色建物が今回目指した「橋本製麺所(参考HP)」です。

ここのことは前のブログでネタにしたんですが、4年前のその時は麺がなくてフラレたんです。

ずっと「いつか食うたるぞー」って思いながらも、その時以来単独のうどん巡りをやってなかったんで他のメンバーに遠慮して攻めるチャンスがなかったんです。

ishさんはうどん巡りに慣れてはるから、うどんの味や質のどうこうと関係なく「行くことに価値がある」ってな店のオモロサにつき合ってくれはるやろうと思い、今回のコースに入れたんです。



「行くことに価値」があるってのは、まず店の外観にポイントがあります





とても製麺所に見えない「橋本製麺所」

*とても製麺所に見えない「橋本製麺所」

店の立地自体は幹線道路?ぞいやから、そないに特殊ではありません。

せやけど、こんな見た目の店にうどんを食べに入っていきますか、フツー?

S級の「彦江」も知らんかったら間違いなく素通りしますし、青い屋根の谷川もうどん屋っぽさはゼロ。

まぁそういう「うどん屋に見えん度」でランクをつけたら、ここもかなり上位に行くんやないでしょうか。

写真のガラス戸に2枚白い紙がありますが、そこに「そばもあります」ってなことが書かれてました。

以前はそんな紙もなかったんで、引き戸を開けて「うどん貰えますか?」って言うのにかなり勇気がいりました。



ちなみに、この製麺所は「さぬきうどん全店制覇攻略本」にも載っていません。

店が取材拒否して載ってないって場合もありますが、ここはそうではなく、お客がその場で食べるようになってないからなんです。

要するに、純粋な製麺所で玉売り専門ってわけです。

なのでココのヤツを現地で食べようと思ったら、どんぶりに箸から醤油、ネギに至るまで自分で持って行かんとあかんのです。





車からドンブリ鉢だけ持っていって、引き戸を開けるとおばぁちゃんが出てきました。

「うどんが欲しい」って主旨のことを伝えたんですが、しばらく反応なし。

「アレ?ほんまは見た目の通り普通の民家か?」って不安になったところで、奥からおじぃちゃんが登場。

ドンブリを二つ渡すと麺を入れて来てくれました。(一玉70円。)




無事にうどんにありついたんで、ほぼ目的達成と思いつつ車に戻りました。





ドンブリと箸、ダシ、ネギ、七味を持参

*家から持っていったうどんセット

ダシはぶっかけうどん用のダシ醤油と、普段使ってるめんつゆの2種類持っていきました。

畳が見えるのは、私のハイエースの荷室に敷いてるからです。

両側のスライドドアは開放して、車内の畳に腰掛けてうどんをシバイてました。



私は麺つゆで「ぶっかけうどん」

*私は麺つゆで「ぶっかけうどん」

ishさんはダシ醤油で行ってはりました。

ちゃちゃっとかき混ぜたら、さっそくズズッと。

麺はやや乾燥が始まってる気がしましたが、これまた家から持参してた水をちょろっと掛けてやると塩加減ともどもええ感じ。

ほんまは先に水で軽くゆすいでからダシを掛けようかとおもってたんですけどね。





で、何口か食べてると横に座ってはったishさんがボソッと一言。






 「えて吉、ショウガが欲しいなぁ」






ドッキーン!!




私も食べ始めてすぐショウガ要ったなぁと思ってたんです。


しかも、ショウガのことは忘れたんやなくて、家を出る間際まで迷ってたんです。

まず、家にチューブのショウガはないから、持っていくなら生のヤツ。

すりおろしたヤツは香りが飛ぶから、アウト。

皮付きの土生姜を持っていくなら、皮を剥くナイフがいるなぁ・・・・

当然、そのままじゃアカンから、すり下ろす道具もいるなぁ・・・・。

道具を使ったら、洗わなあかんなぁ・・・・。



「えーい、生姜はなしでええやろう。」


って結論を出してしまい、食べ出したら自分でも後悔しとったんです。

いつも車内泊やったりしてるし、こういう酔狂な遊びにちまちました仕込みをするのも平気。


せやのに、最後の最後で横着したら、きっちりishさんから突っ込まれてしまいました。(^^;)

 >ishさん 生姜がなくてすんませーん!!



作り置きの麺は正直言うて、情報を集めて回るうどん屋と較べるとだいぶ落ちてました。

でも、私は念願のマイ丼持参でのうどん食いが出来て大ハッピーでした。

ishさんも気ぃよくつき合うてくれたんでありがたいことです。







対面の目印「カーセレクト」は健在



ファミマの看板はなくなってましたが対面の車屋さんは健在でしたので、行ってみようって方はこの写真の「カーセレクト」ってとこを目印にされたらええと思います。





この記事を書いててふとした思いつきで「カーセレクト うどん」と検索。

私の前のブログ以外にもうどんネタがヒットしたんで、うどんのカルトクイズに使えそうですわ。

「山樋建設、カーセレクト、ヒューテック、香川県森林センター、グリーンハウス」に関係するうどん屋をそれぞれ答えよ。

なんてどうでしょ?

ちなみに某うどん屋に関係するグリーンハウスは今は更地、ヒューテックはまだあるか不明ですけどね。

こんな無駄な目印なんてカーナビで回る人には関係ないでしょうが、私にはけっこう重要なんですよねぇ・・・。






さて、橋本製麺所に続いては、事前にishさんからおすすめとして聞いてたお店です。


またナビの指示にに従って満濃町方面を目指しました。


今回は「その1」の記事の冒頭で書いたように、S級やそれに準じるトコはパスしました。

車の中では、ishさんとETC割引が始まってから土日や連休の有名店はえらいことになってるんやろうなぁなんてことを喋ってました。


次の店に向かって国道32号線を転がしてると、有名店巡りの起点となる「陶(すえ)」の交差点が近づいて来ました。

私が「山越の行列でも見物しましょうか」って半分冗談で言うたら、乗ってきてくれるのがishさんのええところ。

手前の池内は対面の路肩が広いトコに2台ほど車がいるだけで、静かな様子。

道路も車の量は少なくて、ごくありふれた香川の田舎道って感じ。

ひょっとして天下の山越もええかげん落ち着いたんかなぁなんて考えてました。

ところが山越へ向かう最後の角を曲がったら事態は一変。

近い駐車場の前にはガードマンが居って、満車やって身振り、周りもなんとなくワサワサと落ち着かん雰囲気。

山越の店からは当然のごとく手前の角まで行列。

その先はあんまり遠くまで伸びてないかと思ったら、前は駐車場?だった小さな空き地を使って行列がつづら折りになっとりました。

車を止めるわけに行かんので写真まで撮りませんでしたが、えらい行列でしたわ。


異様なモンを見たって思いで、行列の前を素通り。

その先の広場もどこのショッピングセンターやねんってくらいに車がビッチリ。



それにしてもナンボ釜玉発祥の店かしらんけど、あんだけの行列してまでよう食べようと思うもんですなぁ。

私らが通ったんは12時前ぐらいやったと思いますが、せっかくの香川まで来てうどん巡りのゴールデンタイムを行列で潰すなんて・・・・。

山越はもちろん、それなりに旨いですよ。私も3回も行ってるし、否定する気はないんですけどね。

他のS級も同じような行列やったらしゃあなかったかもしれんけど、なんか呆れてしまいました。





さて、山越の行列見物の後は、ナビに従ってそのまま知らん道を先へ。

そこを左折や、こんどは次を右折や、ほれもっぺん右折やってな感じでナビに翻弄されつついつの間にか現地近くへ。

あっちへ行け、こっちへ行けとうるさいと思わんでもないですが、うどん巡りはほんまに楽になりますねぇ。


最後は、3度目のishさんが


 「次の信号のない角を右折せぇ」

 
って言うてくれたんに従って、細い道へ突撃。


自分の生活圏以外で、信号もない路地みたいなトコに突っ込むって、ほんまうどん巡りだけですわ。

ほどなく、香川以外の商売人にはありえない立地のうどん屋に到着。

 *到着時刻 12時21分 距離35km
 
 
 
 
 
香川のうどん屋らしい立地の「山神」

*怪しい立地にある「山神」の店構え

ishさんおすすめの「山神(参考HP)」は、昼時でしたが混んでることもなくスッと席に着けました。





山神の値段表

*山神の値段表

席に座って、店の人に注文したら、品モンを持ってきてくれるから一応「一般店」になりますねぇ。

ishさんがイチ押しの醤油うどんの冷やを2つ注文。(220円)






ishさんおすすめの「醤油うどん」

*山神の醤油うどん

ドンブリが小ぶりなこともあって、テーブルに置かれた時はかなり量がすくなく感じました。

ishさんが前に来はった時の記事を読んでたんで、驚きませんでした。

掛けすぎないように注意して、控えめに醤油をタラリと回し掛けたらいただきまーす。

分度器で測っても90度ジャストなんちゃうかって思うくらい角張った麺が印象的でした。

イメージ的には断面が正方形って感じ。

ここまでカクカクしてなくてもええかなぁとは思うものの、舌触りやコシのタイプはかなり好み。

必死でアゴを使こうて噛みしめるようなんより、私はここみたいなタイプがええですねぇ。

スダチが添えてあったこともあって、さっぱりしてここの麺によう合うてましたわ。

ishさんがここを気に入ってはるってことは、けっこう麺の好みが似てるんかもしれませんね。

ちなみに、ishさんによると3回食べたうちで今回が一番コシを感じたそうです。

立地の怪しさと麺の実力の両方を備えたええ店をご紹介頂きました。




山神を出たのは12時40分。

山神をクライマックスにとコースを組んでたんで、ここからは気分でてけとーに行くトコを決めようということにしてました。

”行ってもええかも”な店の一つとして同じ満濃町の小縣家をリストに挙げてました。

醤油うどんの元祖として有名やのに二人とも行ってなかったんで、ツアーの前は行こうかと思ってました。

でも、山神で醤油うどんを食べたら、連続ってのも芸がないなぁってことになり、結局パス。

またしても小縣家とは縁がありませんでした。




しばらく迷った末に、行くなら午前中に斉賀の後にでもと思ってたけど、パスした「長楽(参考HP)」が候補に浮上。

巡り方としてはちょっと変な感じでしたが結局「長楽」に行くことにしました。

ここも「ベスト50」に入ってて、私はかなり前から行きたかった店だけに嬉しい決定でした。




ここまで実力を発揮してきたポータブルナビなんですが、「長楽」については付近までしかよう捜さないんようでした。

家から焼いて行ってた地図を頼りに最後は、ここちゃうかってトコで勘を頼りに左折。

ドンピシャで店を発見。

ナビは楽やけど、不安になりながら曲がった先で店を見つける喜びはやっぱええもんです。

 *到着 1時8分 距離 13km



ナビがよう見つけんかった「長楽」の店構え

*なかなかええ感じの「長楽」の店構え

建物手前の庭?みたいなスペースの上に屋根がついて、客が食事するスペースになってました。


長楽では「あつあつ」とついに「掻き揚げ」を

*長楽では「あつあつ」にかきあげをプラス

ishさんは同じ掻き揚げをひやひやで行ってはりました。(各240円)

私はこの日初めての天ぷらでした。

食べるなら熱いかけうどんでかきあげがええなぁと思ってたんで、もうボツボツ仕上げに向かってたんで行っときました。

大阪の立ち食いうどんなんかのかきあげって、油でベトぉ〜っとなって柔らかいヤツが多いかと。

ここのは「カラッと」揚がってるなんて、レベルやなくて、噛むとバリバリと音が鳴るような強烈なハードフライ。

ダシにぶち込んでふやかしたろうと思っても、なかなかほぐれませんでした。


ishさんの冷やの麺を味見させて貰うと、かなりええ感じ。

個人的には「ひやあつ」なんかがええのかなぁと。


で、うどんとしてどうやったかって言うと、特別なにかがスゴイってことは感じず。

でも、食べ終わる頃には


「あぁ〜、ここを予備に入れといて良かったぁ〜」


「よう分からんけど、ココはヒットやったなぁ」


なんてことを考えてました。

特徴はなくても好みにはまる店があるってのの典型的なパターンかな。



長楽を終えた時点で、回ったうどん屋は6軒。

腹もぼちぼち満杯が近く、うどん食いのゴールデンタイムもぼちぼち終了間際。

最後の一軒はハズレをわざと引くぐらいの気分で、全くチェックしてないトコに突撃することに。


とりあえず、宇多津町の長楽からは県道33号を高松方面へ走ることに。


「さぬきうどん全店制覇攻略本」からishさんが選んだのは、坂出の「高橋」。


県道33号線はイヤになるほど走ってるけど、何軒もあるうどん屋の屋号までは覚えてなくて印象もなし。

とりあえず、現地まで行ってみると、寂れた(廃業した?)ドライブインか喫茶店のような外観。

なかなか勇気のいる店構えでしたが、私はけっこう楽しみで駐車場に車を入れました。

ところが、残念ながらなのか、幸運にもなのかは分かりませんが、既に店の入り口に準備中の看板が出てました。



続いて選んだのは、もう少し高松方面へ進んだ「飛ざる」というお店。

ちょいと変わった店名なのと全店攻略本によると「チーズカレーうどん」なんていう際モンっぽいモンを置いてるっていうんで敢えて攻めることに。


ところが、ぼつぼつ店があるはずのトコまで来ても、店は見つからず。

どうやら「飛ざる」は潰れて、同じ場所で別のうどん屋になってたようなんです。
 *先ほど調べるとトギンさんのサイトに情報があり、やっぱり閉店してました。

なんぼ讃岐うどん巡りが定番レジャー化しつつあっても、よっぽどの有名店以外は厳しいんでしょうね。








2軒フラレて、さらに高松方面に進むと、「一福(参考HP)」があると分かりました。

ここは一応「気になる店」リストには入れてたんですが、事前の情報によるとお店の大将は丸亀市土器町の「中村」で修行した方やと。

中村やなかむらには悪いんですが、あの特殊な軟体麺というかビヨーンな麺には特別な関心がないんです。

なかむらと中村の両方で食べたことはありますが、アレはアレでありやしオモロいけど、わざわざもっぺん行かんでもええかなぁと。


それでなかむら系の新店として情報は仕入れたけど、今回のツアーでは優先度が低めでした。


例えば1軒目が早く終わりましたが、その近くにこの一福があってもパスして気がします。

でも、最後に締める店と思ってなかむら系の麺を想像すると、急に食べたくなってきたんです。



「一福」には2時8分に到着、移動距離は14km。



最終的にたどり着いたのチェックしてた「一福」

*最終的に行き着いた「一福」の店構え


平日は2時までですが、土日祝は15時までだったのがラッキー。



一福のメニュー

*「一福」のメニュー

なかむら系って決まった時点で、店に入る前から頼むモンは決まってました。




打ち止めに「釜玉」をズルズル

*打ち止めに頼んだ「釜玉」

自由に乗せられる天かすがあったので、ちょいと散らしてコクもプラス。





大急ぎで写真を撮ったら、全体をグチャグチャ混ぜてやりました。





半熟卵とよく混ぜてズルズル

*半熟卵をしっかり麺に絡めてズルズル

お店の人が「掛けすぎに注意してください」って言うてくれた醤油を気ぃつけてタラリ。

軟体麺を食べる時って、ズッ、ズッって感じじゃないんですよねぇ。

ズルズル、もっと正確にはズールズルって感じかなぁ・・・・。


あんまり食べ方の表現としては食欲そそりませんが、自分の中ではそんなイメージなんです。

細手で伸びるようなコシがあるこのうどんは、けっこう腹が大きくなってるのに、ズルズルやってるといつのまにか腹に納まりました。

同じタイミングで宮武系の剛麺やと胃にキツイインパクトがあり過ぎて、ツライかったでしょう。




ishさんの釜上げも〆にええ感じ

*ishさんは「釜上げ」で〆


前回のツアーでは長田in香の香で締めたんで、このチョイスもええですねぇ。


二人とも最後の〆具合に満足しました。



ええ感じで打ち止められただけやなくて、この店は大将を含めてお店の人の雰囲気が良かったですわ。

ハキハキした口調で丁寧にモノを言いながらの提供が非常に感じよかったです。

麺のタイプがどうであれ、応援したくなるお店で終われたのが嬉しかったですねぇ。



この記事を書いてる途中でishさんのブログを見るとすでに記事が揚がってました。

 foodish:”雑”食記 えて吉さんと一緒に〜讃岐うどん巡礼2009-5その2
  *こちらの記事にトラックバックさせて貰いました。

で、その記事によると私がうどんにどっぷりはまったきっかけの一つであるさとなお氏が同じ日に一福へ来てたそうです。

10年ぶりのうどん巡りだというんで、えらい偶然があったもんですねぇ。




一福を出たのが、2時28分。一日で7軒も回った割りには早い時間ですね。

一福からは更に高松方面へ。

前回の轍を踏むわけには行かんので、高速に乗る前に車に油を食わせることに。

私にとってありがたい3つのガススタが探し始めるとなかなか出て来んかったんですが、なんとか高松中央インターチェンジの手前で発見。


高速に乗ってからは、津田の松原サービスエリアと淡路サービスエリアで軽く休憩。

5時40分には兵庫駅に着いて、ishさんとお別れしました。

私はそこから地道で帰ったんですが43号線はけっこうな混み具合で、最後に少しだけしんどい目ぇに遭いました。

家に着いたのは、7時29分で総走行距離は536kmでした。

前回と較べると険道(狭い県道)がなく、走った距離も少し短いですが、やっぱり雨じゃなかったのが大きいですわ。

疲れ具合は半分くらいでした。






土曜日ってことで、渋滞や行列を心配しましたが、回った店では待ち時間ゼロ。

まったく混雑とは縁のない、ええうどん巡りが出来ました。

7軒も回ったけどちょうどお腹一杯ってレベルで、食べ過ぎもなし。

そして結果的には回った全てが私には新規開拓で、久しぶりにうどん”探検”を満喫しました。
 *ishさんは、2軒訪問済みやったんで申し訳ないですが・・・。

ishさ〜ん、お誘いいただきありがとうございました。チャンスがあったらまた行きましょ〜!!





*朝イチの体重:57.2kg(晩に炊きたてご飯を食べ過ぎたと思ったけど楽勝)
 
 
posted by えて吉 at 15:19| Comment(2) | TrackBack(1) | 讃岐うどん巡り | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年11月01日

第12回讃岐うどん巡り その1

昨日行ってきた香川での讃岐うどん巡りについて書かせて頂きます。

以前とちがってここ3年ほどはうどんの本場である香川へ行くのは多くて年に1回程度。

それなのに今年は嬉しいことに10月中に2回も行くことになりました。

10月の上旬に今年初めて行った記事をアップした直後に「foodish:”雑”食記」のishさんからお誘いを頂いたんです。

ishさんとは今までにいろんトコへ飲み食いしに行ってるんですが、香川でのうどん巡りは一緒に行ったことありませんでした。

しばらく前までは「讃岐うどん巡りはずっと前に1回行っただけや」って言うてはったんです。

それやのにその道の達人の方らのグループで行くようになりはってからは、かなりの頻度で行ってはって、今回のうどん巡りで今年に入って5回目という激しさ。


今回のうどん巡りでは事前に1軒だけ行くところを提案してもうたんですが、後はお前がコースを作ったらええと言うて貰いました。

前回と違ってETC割引の効く土曜日に行くことになったんで、自動的にS級、およびそれに準じる超有名店は封印。

私の讃岐うどん巡りは、ここ3回全て香川でのうどん食いに初めて行くメンバーばかりでした。

ウドン巡りが初めての人とやったら、「ここのうどんは食べて貰いたい」、「あのロケーションに驚いて欲しい」なんていう案内するもんとしてハズせん店が多々あります。

S級クラスの店やったらどの店に行ってもスゴイ麺が食べられるんで、文句はないんです。

ただ、元々一人で巡ってた時のようなドキドキ、ワクワクの興奮はやや弱くなるんですよねぇ。




ishさんは既に7回も行ってはるから、今回は色んな意味で攻めてみることに。

まずは、自分がまだいっぺんも行ってないトコを中心に「気になる店」をダダ〜っとリストアップ。

そしてishさんが今までに行きはった店をブログから拾ってメモ。

出来るだけishさんも行ってはれへんトコを選びながら、製麺所系を組み込むことに。

4〜5軒目までは、どう走ったらええかのメモを作って、あんまり時間のロスがないように準備。

ishさんとの遠出はノリが分かってるんで、後半は現場で考えて臨機応変にいくことに。





ここからは当日の時間の流れに沿ってダラダラ行かせてもらいましょう。


ishさんらが行きはるグループは8時頃に神戸を出発することが多いそうなんですが、今回は無理を行って兵庫駅に早朝6時の集合。

私はいつものように遠出の興奮であんまり眠れず、3時半頃には目が覚めました。

猫の世話をしたり、持って行くモンを忘れてないかチェックしたりして、4時35分に大阪を出発。

大阪から兵庫駅までは国道43号線→国道2号線とずっと地道で。

朝早いから4時半頃の出発で十分やと思ってましたが、兵庫駅前に着いたのは5時45分。

私が車で移動する時はかなり余裕を見るんですが、今回は割と無駄のない時間に到着。

 *大阪から兵庫駅まで43km。
 

駅前のコンビニでおにぎりを1個だけ買うて、朝メシにしようと思ったところで、ishさんが登場。

大急ぎでおにぎりを詰め込んだらすぐ出発。

阪神高速に乗ると無駄やからとishさんの案内で、須磨まで走ってから高速へ。



前回のうどん巡りはあいにくの天気やったんですが、今回はええ天気やったんでけっこう飛ばし目で香川を目指しました。

途中のサービスエリアで休憩することもなく、ひたすら走って8時前には高松あたりに到着。


私はいつも高松で降りるんですが、今回は珍しく西の方からスタートすることにしたんで、一気に高速で善通寺まで行きました。



ishさんがポータブルタイプのナビを持ってきてくれたので、今回はかなりそれに助けられました。


善通寺ICで下道に降りてからの走り方はちゃんとチェックしてあったんで、ほんまにナビがちゃんと案内するかチェック。

私が予定してたルートと全く同じコースをおネェちゃんの声でナビゲートしてくれよりました。





1軒目はインターチェンジからもすぐの「大川製麺所(参考HP)」。

 *到着8時1分、兵庫からの走行距離180km。


ここはしばらく前まで玉売り専門で、食べるトコはなかったんですが、なんかのイベントの時に期間限定で食べられるようにして以来、店で食べられるようになったそうです。

善通寺駅に近い本郷通りに入ったら、店を探しつつそろそろと前進。

土曜の朝だからか、街が寂れてるからかは分かりませんが周辺は人通りもすくなく静かでした。

しばらく走って、無事お店を発見。

事前の情報では駐車場があるとのことでしたが、分からんかったので店の対面にソッと路駐。





大川製麺所の店構え

*大川製麺所の店構え

お客が食べるスペースになってるとこの窓に大きく「うどん」と書かれてるんで、香川基準でいえばあんまり怪しくはないですね。

ただ、写真の左側はシャッターが降りたままでそこには「鯉のぼり」だの、「雛人形」なんて書いてるんで香川以外の感覚では多少怪しげです。

注文するにはは、右側の「善通寺麺業」と書かれたシャッターの少し降りてるトコを奥に入っていきます。

奥の方はL字型に広くなってて、おばちゃんが2〜3人うどんを作ってはりました

そこで注文したら、ガラス張りの飲食スペースに戻って待機。



善通寺の「大川製麺所」のメニュー
*飲食スペースの壁に貼ってあったメニュー

基本メニューは「かけうどん」「冷しぶっかけ」「卵玉うどん」で小は各180円。

それ以外にはつけ麺小200円とワカメうどん小200円に日本そばの小200円などもあります。

あとはうどんが2玉になる大って感じです。


しばらくすると、工場への通路に面した壁の受け渡し口からおばちゃんが注文のうどんを渡してくれはりました。


剛麺苦手っていいながら「冷やぶっかけ」

*私が頼んだ「冷しぶっかけ」 180円。

道中の車の中で喋ってて私は宮武ファミリーなどの剛麺系で冷たいのは苦手やって言うてました。

事前に大川製麺所のことを調べると、”けっこう固めや”って情報を見かけました。

せやから自分のメモには「熱い系が正解か?」とまで書いてあったんです。

それなのに冷しぶっかけを頼んでしまいました。



高速を走ってて香川に入る頃からちと暑いなぁと思ってたんです。

シャツの上にはおってたペラペラのジャンパーが鬱陶しくなってました。

そこで迷った末に冷たいもんでスタートすることにしたんです。



ishさんの「熱いかけうどん」

*こちらはishさんの熱いかけ 180円。

製麺所やけど、ちゃんとかまぼこまで乗せて運んできてくれるんやからなかなか親切ですね。

一口味見をさせてもうたら、いわゆる「あつあつ」の割りにはコシがヘタることもなくかなりの剛麺に思いました。

私の冷しぶっかけは予想通り、好みより固くて、意識して噛まんと喉につまりそう。

ただこの時は冷たいもんが気分に合うてたんでしっかり噛みながら美味しく食べ終えました。

ここなら暑いや寒いなどの他の要素がなければ、やっぱり「あつあつ」が私には一番向いてそうです。

あとで、ここの麺のことを喋ってて、ishさんは「アレでうどんすきやったら旨いんちゃうか」とのこと。

たしかに良さげなんで私もishさんの意見に1票入れときます。







数分で食べ終わったんですが、予定してた2軒目はオープンが9時。

ちょっと早すぎるんで、こんな時のために用意してあった店を間に一軒挟むことに。

これを予備候補にしたんは、ishさんが既に行ってはったから。

もっぺん行くことになるけどいいか確認して、構わんと言うて貰ったので車を走らせました。

私にとっては前から狙ってた店の一つなんで、ishさんがウンと言うてくれはってありがたかったです。



すでにishさんのナビには前回までに行ったトコのデータが入ってたんで、ルートはナビにお任せ。
 *私もちゃんとルートは調べてあったんですけどね。
 

地図上で見て近いとは思ってたけど、走り出すと予想以上に近くてビックリ。

3分ほどで到着しました。

 *到着8時21分 移動距離2km
 

向かったのは「宮川製麺所(参考HP)」で、お店の場所は「国立病院機構 善通寺病院」のすぐ裏手。

住宅街の中やけど10台以上止められる専用駐車場がありました。




大川製麺所からすぐの「宮川製麺所」の店構え

*宮川製麺所の店構え

店の開店は8時とのことですが、8時20分頃ですでに何人もお客さんが中で食べてはりました。

お店に入ると、ハキハキした動きと物言いの女性が、段取りを教えてくれました。

「ハイ、ここでドンブリを取る。2玉まではコッチ、大はコッチ。」

「ハイ、次はそこで麺を受け取る」

「ハイ、ダシはアッチ。温めるならそこ」

先にishさんが「ひやあつ」にしてはって、私も同じ食べ方にしようかと思ってたら

「県外の人?それやったらあんたはぶっかけにして味を変えたら?」

って、親切にアドバイスしてくれはりました。

どこにぶっかけのダシがあるか分からんで、間が空いたら、もう一人の天ぷらを揚げてる女性がダシを取って掛けてくれはりました。


忙しいさなかの製麺所で、段取りの悪い余所モンにも親切な対応でありがたかったですわ。



店のおばちゃんのオススメで「冷やぶっかけ」

*お店のおばちゃんのお勧めにしたがって「冷やぶっかけ」 120円。

麺は細めですがしっかりしたコシもあって文句なく旨い讃岐饂飩でした。


ishさんの「ひやあつ」

*ishさんの「ひやあつ」 120円。

熱いかけだしは、イリコの香りがよう立ってました。

冷たいぶっかけとひやあつを食べ比べると、ishさんは冷やぶっかけの方が好みやって言うてはりました。

私は温っかいダシの香りも捨てがたいなぁと思ったんで、ひやひやがあったらどうやろう?と。

冷たいかけだしやとあんまり香りはたたんかなぁ・・・・。

行かないつもりだったお店ですが、予定変更して新規開拓出来たんで私は大満足。


続いては予定取りの店を攻めることにして、8時33分に宮川を出発。


自分で回るなら分かりやすい国道に戻って、多少遠回りするとこですが、ナビは私の思うのとはちゃう方向へ走れと。

文明の利器を信じることにして、ゴニョゴニョ走ると、いつのまにか私が走る予定やったとこに出てました。

最初は多少不信感を持ってたナビですが、このあたりでかなり信用度アップ。


次の店も私が狙ってたルートをちゃんと選んで、達者なことを証明しとりました。


目指す3軒目は9時オープンで、店のそばの駐車場に着いたのが8時54分で移動距離は9km。

暖簾の出てない店の前におるのもイヤらしいんで、少し離れた駐車場でしばらく待機。



9時を少し回っところでお店に向かいました。





丸亀の「斉賀製麺所」

*丸亀市の「斉賀製麺所(参考HP)」

このお店のことはどこで知ったんでしたっけねぇ・・・・。

参考HPとしてリンクを張った四国新聞社の讃岐うどん遍路によると開業が平成18年の12月とのこと。

そんな新しい店の情報はあんまり持ってないんですよねぇ。

今回のルートを決める前の「気になる店」をリストアップした時にどっかで見つけたはずです。

ずっと狙ってた店ではないけど、この店はなかなかのヒットでした。




斉賀製麺所で食べた「ひやあつ」

*私が食べた「ひやあつ」 180円

カウンターの端で冷たい(そのまま)の麺が入ったドンブリを受け取って、セルフ式なので、オプションの前を通り、レジ手前のダシのタンクから熱いヤツを。




ishさんの「冷やぶっかけ」と竹天

*ishさんの「冷やぶっかけ」230円と竹天90円

ishさんはここで早々に天ぷらカードを切りはりました。

私はまったく天ぷらを食べないことも多いんで、まだまだ天ぷらカードは温存。



この店の大将は”讃岐うどん遍路”によると田村で修行したんやそうです。

ほんの何週間か前に田村に行ったけど、どの程度似てるかは分かりません。

麺の表面はしっとりしてて一瞬柔らかさを感じるけど、噛むとしなやかでしっかりしたコシあり。

硬いんとは違う、わたし好みのコシであっちゅうまに食べ終わってしまいました。

旨さに感動してる間に気が付いたら麺が無くなって、もう一杯行きたくなったトコは、田村と共通かも。(^^;)

ishさんはぶっかけのダシがええと言うてはりました。


いつもは食べたら即、席を立つんですが、ここではトイレに行ったり水を飲んだりして少しだけゆっくり。

そうすると壁に貼られたお土産用の生うどんのポスターが目に。

大手?のメーカーと提携した観光客向けのパッケージに入ったような麺やったら興味ないんですが、ここのはほんまに店で売ったやつそのままって感じ。

ほとんどうどん巡りで食べた店のお土産を買うたことないんですが、ふと気が向いて買うことに。

500gで3人前?だかのパックが600円でした。

冷蔵で1週間保つってことやったんで、まだ食べてませんが、これからが楽しみです。








さて、うどん巡りは始まったばかりですが、このへんで「その1」は終わりとしておきます。

ishさんとこでは当日の夜に素早く記事が上がっておりますんで、よければそちらもご覧下さい。


 *foodish:”雑”食記 :えて吉さんと一緒に〜讃岐うどん巡礼2009-5その1
 
  この記事にトラックバックさせて貰いました。
  
 

*今朝イチの体重:57.4kg(うどんを食いまくった翌日としてはかなり優秀)
 

<翌日 追記>

第12回讃岐うどん巡りの「その2」はコチラからどうぞ。


posted by えて吉 at 17:40| Comment(6) | TrackBack(1) | 讃岐うどん巡り | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年10月07日

第11回讃岐うどん巡り その2

第11回讃岐うどん巡りのその2と参ります。

1つ前の記事「その1」でいつものように読んで頂く方に迷惑千万なマクラをダラダラと行きましたので、こちらはサクッと本編に入りましょう。

写真だけチラッと眺めようって方には、この記事だけでも十分かも。(^^;)




彦江で1杯目を済ませて9:28AMに駐車場を出発。


県道33号線に戻ったら、右折して来た道をしばらく戻りました。

彦江に向かう途中でちゃんと県道17号線を示す標識があるのを確認しておいたんで、気分的に余裕あり。

続いて向かったのも讃岐うどん巡礼の王道「S級」のうちの一つ「たむら(田村)」。

立地的には怪しくはないですが、田舎道にチビッコい看板がちょろっと上がってるだけなんで、関西人の普通の感覚ではやっぱり多少は入りにくい店でしょう。

うどん巡りを始めた初期はこの田村のすぐそばの総合公園のキャンプ場によくテントを張ったモンです。

国道32号線と県道17号線が交わる「陶(すえ)」交差点を起点にこの一帯はよう回ったんですが、ここ最近は少し飽きてしまい「田村」はすごく久しぶり。

S級らしく、全く文句なく旨いってのは分かっててもどんな麺やったかなんてことはカケラも記憶なし。

初めての方にS級の店を味わって貰うって目的だけでなく、自分も久しぶりに食べたいと思ったんで今回のルートに入れたんです。



 *9:46AM田村に到着、走行距離10km

店の前と道を挟んだ自販機前の駐車スペースにはけっこう車が止まってました。

1台分スペースがあったんですかさず車を突っ込み、お店へ。


私が先頭でうどんを受け取ったら、そこでちょうど玉切れ。

myblackmamaさんと奥さんは、「ちょっと待ってなぁ」って言われはったんでラッキーなことに茹でたて、締めたてのベストなヤツを食べられることに。

たとえ私の分が1釜分茹でたヤツの最後でも何分も置かれてたはずないんですが、お二人にベストなヤツが回って良かったですわ。



1杯目が熱いヤツやったんで、今度は冷たいヤツをシンプルに醤油うどんで行くことに。





「田村」では冷たい醤油うどん

*田村では「冷たい醤油うどん」

お二人も同じ冷たい麺に醤油の食べ方で。奥さんは温泉玉子を乗せてはりました。

うどんが150円で温玉が90円。

うどんの旨さの割りに値段が150円とビックリの安さなんで、「温玉が高く感じるなぁ」って感想が誰からともなく上がってました。

うどんのタイプもなんもかんも白紙状態で食べたわけですが、これは麺自体はかなり好みに合うてた気がします。





田村で2杯目を食べ終えて、走り出したのが10:00AM。


陶ゾーンには有名店がぎょうさんあるけど、あんまり近場ばっかり攻めると昼前に満腹になりそうやったんで、ちぃと移動して別方面を攻めることに。



田村の前の県道17号を進んで、国道32号線を越えてさらに前進。

国道377号を左折して東方向へ。ドン突きで国道193号線に当たったら左折して北方向へ。

何度も寄ってる宮武書店があって自分には馴染みの交差点「川東下」(県道13号と交差)。

この交差点を北へ越えて一つ目の信号を左折するとそのまま県道172号線に入ります。




この172号線沿いにあるのが次なる目的地「池上」。

以前のすごく怪しい立地から移転したってことで、行きやすくなったこともあり今回のコースに入れました。

初めてのヒトにも間違いなく旨いし、自分も食べたかったんでね。

移転前はダシ醤油を掛ける食べ方しかなかったけど、移転してかけうどんが加わったと聞いてたんで、お二人にはぶっかけを勧めて、自分はかけを試そうと思ってました。



田村から県道172号線に入るまではメモだけチラッと見ただけでサラッと走りました。

県道に入ったら、自分も初めてやからお二人も声を掛けて、


 「池上って看板ないか見といて下さいねぇ〜」


って、言うた瞬間、新「池上」を発見。


前は店が路地の先にあり駐車場なんてなかったんで、某近隣商業施設とモメたんかなぁと想像しましたが、今回の店はたっぷりの駐車スペース。

営業時間は10:00AMからやと調べてありましたが、着いたのは10時半頃。










まだ駐車場に車がないなぁと思ったら、








「定休日」



の看板が立っとりました。(T_T)


うどん巡りには主に讃岐うどん本の迷著「恐るべきさぬきうどん」の第5巻に掲載されたBEST50のリスト参考にしています。

前のブログに載せたことがあるリストですが、作ったのは記事にしたもっと前。

データ類はさすがに古いやろうと今回は久しぶりに営業時間と定休日をチェックし直したんです。

手元にある中では最新の「さぬきうどん全店制覇攻略本 2008」で邪魔くさいけど各店の項を確認。
 *うどん本について前のブログのコチラをご参考下さい

営業時間はかなり変更があり、定休日にもチラホラ変更あり。

人気店ほど営業時間が短くなり休みが増えてるように感じましたが、嬉しいことに池上は以前よりグッと営業日が増えて「無休」になってる書いてありました。


移転当初は無休で始めたんですが、どうやら今は「火曜日定休」に変わってたようですわ。


お二人にとっては単に行った先が休みなだけで、別に他の店へ行けば問題なかったと思います。
私はかなり食べてみたかったので、かなりガックリ。

おかげで地点ごとに到着時刻と出発時刻、距離メーターの数字をメモってたのに、それさえも忘れる始末。






池上の後には、2つの選択肢を用意してました。


池上を食べ終えた後の時刻によって、行く方を決めようと思ってたんです。


まずは、池上からさほど遠くない通称「青い屋根の谷川」。

以前、いっぺんだけ行ってるんですがその時はかなり体調が悪くてほとんど食べられへんかったんです。

1回行ったと言いにくい状態なんで、いつかもっぺんと思ってたんです。

ただ、開店が11時やからそれよりだいぶ早すぎたらパスしてもう一軒に行こうと思ってました。




それが「その1」で久しぶりのうどん巡りに行こうと決意した「谷川米穀店」。


11時オープンなんですが、店が琴南町にあって他のうどん屋からかなり離れて孤立。

おまけに観光客だけでなく地元(香川県内)の人にもチョーが付く人気店やから、口開けの11時に行かんとどんだけ並ぶか分からんのです。

11時頃に着こうと思うと、うどん巡りのゴールデンタイムに結構な移動時間が食われることになります。

おまけに谷川を済ませても次が遠いんで、「一番好きかも」って思いながら1度しか行ったことなし。

今回も冷静に考えたら青い屋根の方になるかなぁと思ってました。


池上に着いたんが10時頃やから、店が開いてたら自動的に次は”青い屋根〜”やったことでしょう。



でも、ちゃんと調べたつもりで定休日にヤラれて、やや切れたんでしょうか、時間的にはタイトやのに谷川米穀店を目指すことに。



初めて行った時はどのルートか分からんけど、前の場所の「池上」→「谷川米穀店」→「やまうち」と回ったんで、おそらく国道193号で行ったんやと思います。


かなりの距離を走った記憶があります。

たしか一旦徳島県に入って吉野川を横手に眺めながら走ったんで国道193号線を脇町まで走って国道192号に入ったんじゃないかと思います。


今回は事前に大きめの地図を眺めてて、国道193号線の塩江温泉の手前に県道7号線があるのを発見。

国道193号線がかなり東へ回り道するのに較べて、真南に下るからえらく距離が短くなりそうでした。


前回に谷川米穀店に行ったのは第3回、まだその頃は香川の県道に慣れてないからできるだけ国道を選んだんでしょう。


その後、うどん巡りを重ねて、県道どころか路地みたいなトコにばっかり突撃してると香川の県道は恐くないと思うように。

香川ってぽこぽこと岡のような山はありますが、基本的に平ら。

面積も小さい上に東讃にはめぼしいうどん屋がないから香川でも回る範囲も限られてる。

その結果、県道を適当に走ってもすぐ知ってるトコに出るイメージが出来ました。





基本的にこのイメージは正しいんです。香川の北半分〜北2/3ではね。

でも、徳島と接する南側って四国の背骨部分に通じるすそ野って感じなんですよねぇ。







で、「のどかな農村地帯の平野」を走るってイメージの県道がですねぇ・・・・








県道7号線を走り始めると変化したんですよねぇ・・・・・・・









道の両側を木々が囲む、緑豊かなルートにねぇ・・・・







で、もうちょっと進むと、「県道」って呼び名まで変わりだしたんですよねぇ・・・・・







「県道」って穏やかな文字から「険道」ってヤツにねぇ。(T_T)





国道の中でも3桁のヤツに多い酷い道は「酷道」と呼ばれますが、その県道バージョンが「険道」ってわけです。


前回の谷川米穀店行きでは(頭に残るイメージでは)距離はあったけど、どっちかいうとビュンビュン走りました。


今回はブラインドカーブ連発の中を自車の接近をしらせるクラクションを鳴らしながら恐る恐る走るはめに。


まぁネタ風には書きましたが、実際には酷道慣れしてるんで、ビビる程ではなかったですけどね。

とはいえ、雨でウェットの路面で細っそい険道のアップダウンは疲れましたよ、もちろん。

myblackmamaさんも奥さんも車を運転されるだけに、道の細さにはかなり反応してはったんで申し訳ない目に遭わせてしまいました。


他の県やったら知らん県道に突っ込むことなんかないのに、なまじっか走り慣れてたんでチョンボしてしまいました。


ただ、その険道の途中の急な斜面に立つ家に「製麺所」の看板が出てたんだけはおもろい発見でした。

まだ営業してるかは不明ですが、一人でうどんを買いに行きたくなるようなシュチエーションでした。

県道7号のドン突きで県道12号に入り西へ進み、国道438号で再度香川県方向へ北進。



店の場所を覚えてるか自信はなかったんですが、サクッと発見。


着いたのは11:41AM、田村から池上を経由した走行距離は69km。





普通なら平日でももうかなり行列を覚悟せなあかん時間ですが、雨に望みを掛けておりました。
















雨のおかげでかえらく行列の少ない「谷川米穀店」

*雨のおかげかえらく行列の短い「谷川米穀店」

私が初めて行った時も似たような時間でしたが店の前の坂の中ほどまでは並んでたかと。

並ぶのは嫌いやけど、讃岐うどんの人気店に行ってこんな程度やったら並ぶうちには入りませんわね。







列に並びながら、お約束のアレをパチリ。











谷川米穀店の「米マーク」

*谷川米穀店の「米マーク」


この米マークは日本で一番ヒトの視線を浴びたヤツではないでしょうか・・・。(^^)

なんせ並んで待ってたら、ぜったい目線が行くし、すんげぇ数のヒトが並んだやろうしねぇ。

ここは一旦席に着いてうどんを食べ始めたら、その後もっぺんお代わりオッケーってシステムやから他の香川のうどん屋よりは多少回転が悪いかも。

それでも大して待たずに店内に入り、「ココはやっぱり冷やかなぁ」と思い素直に冷やをオーダー。




特製唐辛子の佃煮を載せた「谷川米穀店の醤油うどん」

*特製唐辛子の佃煮を載せた「醤油うどん」

特製の唐辛子の佃煮は、注文するカウンターの上だけにありました。

前は各テーブルになかったでしたっけ?

初めて行った時に、まず醤油のみ、次に辛さプラス、最後に酢をプラスっていう風に少しずつ食べ方を変えた気がするんです。

myblackmamaさんは熱い釜玉、奥さんは熱いヤツのみを頼んではりました。

小一玉120円で、玉子は30円でした。

myblackmamaさんは特製の唐辛子の加減の良さが気に入りはったようです。

奥さんはその唐辛子をとるタイミング失ったそうで、残念そうでしたねぇ。


ずっと行きたかった店ですが、残念なことにうどん自体はビックリするほどはなかったです。

7年前とはだいぶ変わったのか、この日はたまたまベストでは無かったのか・・・。

長いこと食べたいと思って食べられないでいると、記憶の中で美化される可能性はあります。

まだ3回目やったから、うどん経験値は低かったでしょう。

でもねぇ、なんぼなんでも今回のヤツやったらビックリするぐらい旨く感じて、ぜひもっぺんとは思わんと思うんですよねぇ。


お二人に過酷なドライブをさせて、貴重なうどんゴールデンタイムの時間を使ったにしては残念な結果でした。




ここまででしっかり組んだ予定は打ち止め。



でも、結果的に谷川米穀店に来た時点で、私の中で次の候補は即決。

 *どの店かは「分かるヒト」にだけ分かるでしょう。(←当たり前)






初めてのヒトにはさぬきの剛麺を味わって欲しいから、できるだけ宮武系を入れるようにしています。
 *私はあんまり得意じゃないんですが、運転手としちゃやっぱりハズせないと思ってます。
 
今回はルートを考え始めた時に自分の新規開拓も兼ねて行こうと思った店があります。

foodish:”雑”食記」のishさんが今年3回目のうどん巡礼で行きはった「よしや」ってお店。

今年初めに出来たばかりてことなんで、おそらく宮武ファミリーの最若手でしょう。

まだ行ったことない店も入れたいから、ぜひココにって思ってたんです。

場所を確認しようと思ってishさんの記事を読み直してガックリ。

写真の中に「定休日 火曜日」ってしっかり写ってました。

営業時間が7:00AM〜15:00やから割りとコースに組み込みやすいなぁと思ってたんですけどね。


他の店への優先度などから前半のキッチリした予定には宮武系を入れられませんでした。




谷川米穀店を12:00に出発。国道438号線をさらに北上しました。

国道438から、今度はまったく心配のない”のんびり県道”である県道197号へ左折。

元”満濃トライアングル”で元祖醤油うどんの「小縣家(おがたや)」と釜上げ専門「長田」を車窓より観光。

 *「分かるヒト」このドッチかに行くと思いました?

私は長田に行ってますが、小縣家はまだ行ってないんで、ここでも良かったんですが、目的はやっぱり剛麺。

さらに県道197号線をズンズンと国道32号線に向かった進行。

向かう店がかなり国道32号線に近いことを忘れてて、途中ちょいと不安になりましたが無事目印にしてる公営っぽい施設を指す標識を発見。

同時にとてもじゃないけど潰れた店の看板にしか見えない「やまうち」の看板を発見。

サクッと左折して線路を越え、さぁあの怪しい坂道に驚いて貰おうと店の方へ。


降りてくる車の気配がなかったら、上がるぞーって思って坂の方を見ると


なんと、「臨時休業」の手作りっぽい看板が。(T_T)


池上に続いて、やまうちには臨時休業で振られてしまいました。

 *到着 12:34 走行距離24km
 

次にどうするかってことで、候補として「長田in香の香」と「おか泉」などを上げましたが、よう考えたらまだ時間はゴールデンタイム内。

他にも宮武系の店はあるんやからと、「やまうち」から一番近いトコへ行くことに。


国道32号線に入ったら右折して、高松方面へ。


午前中に回った田村のすぐ近くまで戻りました。


私の車内泊の定宿「道の駅 滝宮」の手前を右折して、旧道へ。

旧道を右折したすぐにあるのが宮武系の「松岡」。

初めての時は店の前を通ってもソレと分からず、通り過ぎましたが曲がり角からチビッコい看板が見えました。

 *12:58 走行距離20km



田村をコースに入れた時に近すぎると思ってパスしたとこに戻ってきました。

駐車場が一杯やったんで、手前で数分待機して店内へ。




私は宮武系まで行くと冷やのコシは辛いんで、麺は「あつ」、だしは「ひや」の「あつひや」ってな変則オーダー。

お二人は地元西宮の「いわしや」でも好みってことで、「ひやひや」を頼みはりました。

さぬきうどんツアーも後半に至り、後1軒か2軒かなぁと。

ここでオプションの天ぷらカードを切るかかなり迷ってはったようですが、あったヤツがどれもかなり濃いそうやったんで結局オプションは取りはりませんでした。


宮武系の松岡で「あつひや」

*松岡で頼んだ「あつひや」


宮武系やと「あつあつ」でも重すぎるなぁと感じることがあるんですが、ここのはええ感じでした。

出汁も旨いし、麺も剛過ぎんシュッとしたトコがあるんで好みに近いんでしょう。

myblackmamaさんが、冷やも味見させてくれはったんですが、松岡やったら冷やでも十分楽しめるなぁと。

お二人のために、いかにも宮武って麺やったらヤラレタ「やまうち」の方が良かったかもしれませんが、個人的にはコッチになってラッキーでした。

B級的・大阪グルメ!ブログ」こばやしさんもこの前のツアーで「松岡」に行ってはりますが、かなりお好きなようですね。
 *私より詳細な分析なので、うどん自体に興味ある方はリンク先の記事がオススメです。




さて、雨やったんで金比羅さんにでも登って腹ごなしをして、最後にもう1〜2軒ってな無理も効かん感じ。

もうぼちぼち打ち止めかなぁっていうんで、最後の店を決めることに。

小さな駐車場をふさいで検討してられへんので、道の駅に移って検討。

1時を過ぎてたんで、マニアック系は移動時間を入れるとぼちぼちビミョーな時間。

個人的にはパスした「青い屋根の谷川」とか新規開拓で狙ってたとこありましたが、今回は2回もフラレてるんで安全志向で。

松岡に決める前に浮かんだ「おか泉」と「長田in香の香」。

一般店やけどすんごいインパクトのある麺が出た「おか泉」は久しぶりやから個人的にも歓迎。

「長田in香の香」はまだ本場の釜上げうどんを食べてはれへんかったし、イリコの香りたっぷりのダシを体験して貰うのも値打ちあるやろうと。


チョイスしはったのは、「長田in香の香」でした。

道の駅で行き方をチェックして、1:21PMに出発。

まずは国道32号を来た方向へ戻りました。ズンズン戻って金比羅さんの手前で右折して国道319号線へ。

しばらく走ると国道から県道が分岐してる箇所に。

実はこのルート前回のツアーで「長田in香の香」から次の「白川うどん」に行こうとしてやられたあたり。

県道への分岐でそっちに八十八カ所巡りのお寺が二つあるのに気づきました。

75番札所の「善通寺」と76番札所の「金倉寺」を示す標識が上がってました。

これでピンと来て自分の勘が正しいやろうと自信を持ちました。

私の持ってる古い地図では国道になってる道が付け替え?られて、旧道になり、地図の県道らしきモノが拡幅かなんかで国道になってるんです。


それに気づいたのは罰当たりな私が四国八十八ヶ所霊場についての知識があったわけやないんです。

気づいたのはやっぱりうどん関連。

まず、長田in香の香のすぐ近くにまだ行けてない「はなや食堂」がある。

その「はなや食堂」へ行く時の目印が「金倉寺」っていう罰当たりな認識です。

まぁそのおかげでサクッと「長田in香の香」に到着できたんでヨシとしときましょう。

 *1:56PM 走行距離22km
 

釜上げ専門店ですが、冷やもあります。

前回は私は冷やにしたんですが釜上げの方が旨いと思ったんで敢えては冷やを頼まず。

3人全員が同じように釜上げをオーダー。



最後は「長田in香の香」で釜上げうどん

*「長田in香の香」の釜上げうどん


前回一緒に行ったHALUさんが薬味なしの方がめんつゆの香りがよう分かるって言うてました。

その経験を生かしてお二人には「まず薬味なしで食べてみるのがオススメです」とお伝えしました。

お二人は最後まで薬味なしで行ってはったようです。

私は最後の方で入れてみましたが、やっぱり「ナシ」が正解に感じました。



食べ終わって、3人とも「まだ無理したらもう一杯は入る」って感じでしたが、無理せんトコでええかなぁということで意見が一致。

ここで今回のツアーは終了となりました。

2:13PMに店を出発。私がお願いして地元スーパーに寄らせて貰いました。

地元のヒトが食べる讃岐うどんの生麺を買うことに。

賞味期限は土産用みたいに長くなくて2週間ほどでしたが、逆にその方がジョートーに感じたんでいくつかゲット。

ついでに本屋も覗いたんですが最新版の「さぬきうどん全店制覇攻略本」は置いてなかったのでサクッとパス。

かつては香川県内の本屋か出版元の「TJかがわ(HP)」で通販するしかなかったんですが、今はアマゾンでこうやって買えますからね。

「恐るべきさぬきうどん」の単行本も中古で出てるようですが、高いですねぇ。

手元にないんで揃えなおしてもええんですが、私は古本屋の100均棚で狙うとしますわ。



スーパーを2:41PMに出発して、一番最初のインターチェンジで高速へ。

高松自動車道の「津田の松原SA」に寄って、お二人はお土産チェック。

 *3:23PM 走行距離52km

3:37PMにSAを走り出したら、あとは一路西宮へ。








後は、「何時何分 走行距離○○kmで自宅に到着。」ってなると思うでしょフツー。





これがねぇ、今回のツアーはもうひとネタあるんですねぇ・・・。







徳島からもうぼちぼち淡路島やなぁと思って運転してると、「アレっ?」と。






なんか視界の端に引っかかったモノが。







可愛らしい?給油機のマークが黄ぃ色い光で浮かび上がってるんですよねぇ。






運転手としてお客さまを乗せてる身ぃとしちゃありえんことですが、ガソリン切れのエンプティマークを点灯させてしまいました。(T_T)(T_T)(T_T)








津田の松原SAにはガソリンスタンドがあったっていうのに・・・・。








昼間に走ってる時はなんべんかメーター確認してたんですよ。


せやのに、香川に着いた時に半分強で、「帰るまで給油なしで行けるなぁ」って思ったんが墓穴でした。

その後県内を走り回ったのに、なぜか給油なしで行けるってなぼんやりしたイメージを持ったまま。

高速道路上でのいきなりのガス欠なんて、命に掛かりますわね。

お二人には大変申し訳なかったんですが、とりあえず淡路島に入ってすぐのICで高速を降りました。

どっちに向かえばええピンと来んまま勘だけで一般道を右折。

道はどんどん山っぽくなり、人家はなし。


行けども、行けども小山?が続きます。


「JAFのカードはあるけど、ドコに居るって言うたらええんやろうか?」


「自分がヒッチハイクして油を買いに行かんとアカンかも」


とか、イヤぁ〜ことが頭に浮かびまくり。


カーブを越えるたびに、先を見通すけど人家はやっぱりなし。


いつ止まってもおかしくないって状況で上り坂が出てくるとビビりましたわ。



ガソリンスタンドへの希望がほぼ消えた頃、カーブを曲がりきったすぐ目の前にガススタを発見。


おまけに私に都合のええ3社のうちの一つで、最後の最後でツイてるのを感じました。


あまりに焦ったので、その時の時刻とメーターの読みはメモを忘れました。(^^;)


> myblackmamaさん、奥さまへ

運転手としての大チョンボ、ほんとうに申し訳ありませんでした。




その後はお腹一杯でご機嫌のハイエースを転がして順調に西宮名塩SAまで。

5:41PM 津田の松原SAからトラブル経由で162km走って到着でした。




西宮名塩で二人と別れて、私はトイレで顔を洗って最後のヒト運転。

睡眠時間はかなり少なかったのに、ここまでは全く眠くならず。

あと一踏ん張りと思ったら、阪神高速で渋滞に捕まってしまいました。

そのせいで急に眠気も出てきて、最後はかなり緊張した運転になりました。


朝は38分で走った区間ですが、帰りは55分。体感的には倍ぐらいかかった気がしました。


自宅到着6:41PM 総走行距離 634km


雨は降ったりやんだりでしたが、路面はほぼ全てウェット。

険道区間もあったおかげか、車を降りると両膝がヘノヘノ。アパートの4階まで上るのに難儀するありさまでした。

やっぱ濡れた路面やと変な力が入るんでしょうね。




雨でちと疲れたけど、私は大満足なうどんツアーでした。

それにしてもこの記事長かったぁ〜。書いててめっちゃ疲れましたわ。

読んでくれた方が居たら、長文お疲れ様です。





近いうちにmyblackmamaさんとこでも記事がアップされるでしょうが、どんな風に感じはったか楽しみです。

今回巡った中では好みはどんな順になるんでしょうねぇ・・・。




> myblackmamaさん

運転手へのクレームも歓迎ですんで、本音トークな記事を待ってますよー!!

もし、楽しんでくれはったんやったら、またいつでも運転手しますよー。
 
 
<同日 追記>
今日のアップはないと思ってたんですが、myblackmamaさんとこで既に記事がアップされてたので、リンクさせて貰います。

a spoonful of blues

<以下、後日アップ後、順次リンクを追加>

 「えて吉さんと行く!!讃岐うどんツアー 〜一軒目〜

 「えて吉さんと行く!!讃岐うどんツアー 〜二軒目〜

 「えて吉さんといく!!讃岐うどんツアー 〜三軒目〜

 「えて吉さんといく!!讃岐うどんツアー 〜四軒目〜

 「えて吉さんといく!!讃岐うどんツアー 〜五軒目〜

 「えて吉さんといく!!讃岐うどんツアー 〜エピローグ〜

posted by えて吉 at 18:49| Comment(7) | TrackBack(0) | 讃岐うどん巡り | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

第11回讃岐うどん巡り その1

昨日の讃岐うどん巡りをさっそくアップしてみます。

今年の前半から私がいつも見に行ってる複数のブログ屋さんが何回も香川へ行ってる記事を読んで本場の讃岐うどん欲は高まるばかり。

夏前にはたまらなくなって西宮にある人気のうどん屋に行って、うどん欲を誤魔化そうとしてみたりもしました。

香川でのうどん屋巡りは単にうどんの旨さだけやないからそんなことでおさまるわけないんですよね。



盆の前に某氏がなんと今年4回目の讃岐うどん巡礼へ、堅気のお仕事してはるのに完全プーの私が羨ましくなるほど行ってはりますわ。

その回のうどん巡りで、谷川米穀店へ行ってはるのを読んだら、いつでも行けるからと先延ばしになってたうどん巡りを実行せなアカンと決意。

なんせ谷川米穀店は自分の好みのうどん屋でもトップグループの一つ。

せやのに行きにくいからいっぺんしか行けてなくて余計に刺激されたんです。



単独のうどん巡りは、高速嫌いと高速代節約のため、地道で岡山(宇野港)まで行って、フェリーで高松に渡るってパターンが一番自分に向いてると思ってます。

出費は最低で済むけど、前日の夜に香川に乗り込んで車内泊、翌日からうどん巡りってパターン。

乗り込み日は行けても1軒くらいやから、翌日そのまま帰るのはもったいなくて、もう1泊はしたいなぁと。

そう思うとニャンズのエサやりがあるから、誰かに頼む関係でいきなり出るわけにも行かず。


真夏は車内泊がキツイから9月末にでも行ったろうと腹づもりだけしてました。

でも、ネコの世話を身内の誰かに頼むのが気ぃ使うなぁ・・・・・、って思ってたら、また延び延びになりそうやなぁと考えてたんです。




そんな時にグルコバでいつも活躍してはる「a spoonful of blues」のmyblackmamaさんがうどん巡りに興味を持ってはることが分かったんで、「運転手しますよ」って軽ぅくお誘い。

嬉しいことに即、反応してくれはって奥さんもご一緒に3人で行くことが決まりました。


日程が決まったんでうどん巡りのポイントであるルート作りをやってると、なんとグルコバのコバヤシさんまでお子さんが生まれてから初といううどんツアーへ。



一軒目が「上杉食品」で続いて2軒目が「須崎商店」ってチョイスの渋さに唸りました。


この2軒とも個人的にかなり思い入れのある店やったんで、記事を読んで興奮してしまいましたわ。

上杉は冬にテントを張ってうどん巡りをしてた時に、テントに霜が張るような寒い朝に口開け早々に突撃。

温っかいダシの香りとうどんの旨さにジワッと来そうになったんですよねぇ・・・。

ほんで須崎の方も朝イチの出来たてを食べに行ったんですが、おっちゃんと喋ってたら「これも食べてみぃ」って無料で(たしか冷たいヤツ)のお代わりをおごってもうたんです。

かなりインパクトのある麺なんで2杯食べたらすごくお腹が膨れたモンです。

すんごい安い単価(当時1玉100円)やから当然もう一杯分も払おうとしたら「おごりや」って言うてくれたんが金額とは別の意味で、嬉しかったんです。



行く直前にエライ刺激を受けてしまい、さらにワクワク感が高まってしまいました。

 *10回行ってても、こんだけ楽しみに出来る私って得ですなぁ・・・・。
 
 
 
上杉と須崎には刺激を受けたけど、初めての方をお連れするコースには組み込みにくいんで今回は我慢。
 *上杉食品の口開けは朝の6時半やから前日乗り込みでないと無理ですしね。
 





さて、ぼちぼちマクラは終えて、本番に入りましょう。






いつものように時系列に沿ってダラダラ行かせてもらいます。






本編といいながら、うどんを食う場面まではだいぶあるんで、サクッとスクールしてもうてもけっこうですよ。
 *多くの人は冒頭から、最初の写真までそうしてるでしょうけどね。(^^;)
 
 
 




しばらく前に寝坊してるんで、今回は前日からかなり緊張気味でした。

酒は控えめにして、前日の9時半過ぎには布団へ。

2〜30分して、一度頭の中に浮かんでるモノと夢が混じり始めたんです。

「ヨッシャ、これで眠りに入れるぞ!!」


って、意識した瞬間にバチッと頭のなかで目が覚めてしまいました。(T_T)


アホですねぇ、意識しすぎて眠るタイミングを外すんですから。

そっからは、かなりドツボなパターンにはまりました。


まず、季節的に微妙な温度で、羽毛布団を脱ぐと肌寒くて風邪引きそう、でも布団をかぶるとちょっと暑くて汗ばみそう。

「早よ寝なアカン」って思ってると、暑さも余計に意識。

1時間くらい眠くなりそうな本を読んでも効果なく、11時頃にほんのちょっぴり焼酎を濃いめの水割りで入れてみました。


しばらくしたら、一度ウトウト。


時間が気になってハッって目を覚ますと、まだ夜の1時過ぎ。

またしばらくゴロゴロ。うっすらと寝たかなぁと思ったら、また時間が気になって「ハッ」。

30分おきに2回ほど同じことをやったら、3時過ぎにバチッと目が覚めてしまいました。


もう寝るのは諦めて、布団を出て出かける用意。

シャワーはアパートの下の人に悪いんで我慢。

ネコどものエサと水とトイレをちゃんとしたら、出かけることに。



4時5分に車で走り出しました。

天王寺から阪神高速に乗って、池田線から中国道へ。

待ち合わせ場所の西宮名塩サービスエリアに着いたのは、4:43AMでした。
 *走行距離 37km

待ち合わせ時刻は6時やったんですが、まぁこれくらいなら問題なし。

売店で買うたおにぎりを1つだけ食べたり、目を閉じて寝る努力をしてみたり。

寝る方は無駄な努力でしたが、眠気はあんまりなかったんで、行けるトコまで行くことに。




myblackmamaさんご夫妻と対面して、お二人には私の車に乗って頂き、6時20分に西宮名塩SAを出発。


当然ですが、日帰り旅行なんで、香川までは全ルート高速を使いました。

名塩のSAを出て、次に止まったのは津田の松原SAで7:57AM。
 *走行距離 157km
 
10分ほど休んで、8:07AM再出発。


高松中央ICで高速を降りたのが、8時半頃だったでしょうか。


最初の一軒は去年の第10回うどん巡りと同様に「さか枝」を予定してました。


「さか枝」は大阪にもある今時のセルフチェーンと違うて、香川の地元に根ざした老舗のセルフって雰囲気があって、個人的に好きなんですよねぇ。

それにいきなり製麺所より、怪しさの面で先に軽くジャブを打っといて、


 「ふーん、なんや本場って言うても、こんなもんか」

 「ぜんぜん、怪しくないやん」
 

と思わせてから怪しい店にお連れしようかと。


ただ、予定では8時頃に「さか枝」から本場のうどん巡りをスタートしたいなぁと。

高速を降りた時点で、少し予定をオーバーしてたし、国道11号線がそこそこ混んでたんです。

後続の予定との絡みもあったんで、結局今回も「さか枝」はパス。



2軒目に行こうと思ってた坂出の「彦江」を一軒目に繰り上げることに。

国道11号をしばらく西に進んで、国分寺町に入ったら、ぼつぼと県道33号線が近くを平行してるやろうと思い、てけとーに右折。

県道33号線かは分からんかったけど、コレしかないと次の幹線道に当たったところで左折。

ちょっと走ったらちゃんと県道33号線の標識を見つけたんで、もうこっちのモン。

通い慣れた彦江へ一直線(とヒト曲がり)でしたが、予定が遅れたせいでmyblackmamaさんはかなり腹ぺこな様子で申し訳なかったです。


9:12AM 彦江の駐車場に車を置いたら、軽自動車しか通れん路地のような道をポテポテ。
 *津田の松原SAから走行距離 42km

先頭を歩くmyblackmamaさんには、きっちり「彦江」を通り過ぎてもうてから「ココですよ」と。(^^)

事前にどの店に行くか聞かれたんですが、店名だけをメールして、予習ナシがオススメですよと伝えてありました。


彦江ばっかり行ってるんで、今回は最初「がもう」にしようかと思ってたんですが、やっぱり彦江の立地はハズせんなぁと。


それに自分が彦江のダシが好きですしね。




今回は朝からちょいと肌寒かったんで、一杯目は熱いヤツで行くことに。








「あつあつ」で食べた彦江のうどん

*「あつあつ」で食べた彦江のうどん

麺を温めるのはごく短めの時間にしときました。

大阪でうどんを食う時は、おツユがたっぷりでないと気分悪いんですが、香川ではこんなヒタヒタにしています。

香川のうどん店はどこもかなり値段が安いから、自分が取ったモンは普段以上に残したくない。

でもたっぷりの汁を全部飲むのは腹が膨らむんで、最初からごく少なめで。


たしかmyblackmamaさんは「ひやひや」で、奥さんは「あつあつ」にしてはりました。

1杯140円という安さと旨さを含めて、1杯目からけっこう喜んで貰えたように感じました。

myblackmamaさんとこでも記事が上がるでしょうから、本音の感想はそちらをお待ちしましょう。(^^;)



この日の1杯目をサクッと食べて9:28AMに彦江の駐車場を出発。











讃岐うどん巡礼はまだまだ続きますが、長すぎるんで記事を分割します。

続きはまた後ほどアップするんで、しばらくお待ち下さい。

「その2」の記事はコチラです。(後日リンク追加)


*朝イチの体重:58.0kg(うどん巡り明けとしちゃ、上出来!!)
 
 
posted by えて吉 at 13:42| Comment(2) | TrackBack(0) | 讃岐うどん巡り | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする