しばらく粉モンへの挑戦が止まっておりましたが、その間もいくつか作りたいもんをチェックしたりしてました。
一回目の挑戦の時は、スペースの関係もあって四苦八苦しました。
それに懲りてなんとかする方法を考えてたんで2回目の挑戦がえらく延びてたんです。
ホームセンターで日曜大工用の板をチェックしたり、テーブルキット?の天板だけ買おうかと思ったり。
他にもコメントで教えてもうた「パティスリーボード」なるもんをあちこちでさがしたり。
そば打ちやうどんうちに使う麺台なるもんもチェック。
*こっちは高価なヤツがほとんど即断念。
道具に回せる金額がかなり小さいんでかなり迷ってました。
そんなときに毎週の生協での注文のためにカタログを眺めてました。
カタログは分野ごとに別冊になってるんですが、私がいつも目を通すのは食品のみ。
雑貨?類は全く触ることもないんですが、この時はたまたまヒョイと裏返した時に表紙に出てたモンに目が止まりました。
名古屋の「ロンアルヴィ(HP)」って小さな会社が作ってる「くっつかないすべらない ミラクルクッキングマット」という商品。
*詳しい説明は、楽天のこのページなんかにあります。
ほんまの偶然で目に飛び込んできたのも”縁”やし、値段も1680円と手頃。
これやったらダメ元で買うてみてもええかと注文。
このマットが届いてからもしばらく放置してたんですが、やっと23日になって第2回の粉モン作りに挑戦することに。
中華系に再チャレンジすることも考えたんですが、また難儀するとメゲそうなんで2回目はピザに方向転換。
ピザって発酵せなアカンちゅうんで、ちょっとビビリますが「手作りピザ」という響きに惹かれて挑戦。
*写真の白いヤツが今回手に入れた秘密兵器。
ピザ生地の作り方はネットで調べりゃええのに、手抜きで写真のメリンケン粉のパッケージに書いてあったのを使うことに。
とりあえずちゃんとキッチン用の秤やら計量カップ、メジャースプーンを動員して指示通りの分量を計量。
ボールに全部ぶち込んで、いきなり水も入れちゃったんですが、さっき少し検索するともうちょっと丁寧にやったほうが良かったようですなぁ。
強力粉だけやなくて薄力粉を混ぜるパターンとか、粉をふるえとか書いてるとこもありました。
まあとりあえず分からんので、指をネチャネチャにしながらなんとか全体を混ぜてやりました。
ボールから出してクッキングマットの上へ。
秘密兵器は、打ち粉をせんでもくっつかないって書いてましたが、なんもナシでは結構くっつきましたよ。
粉モンを捏ねるって経験がないんで、とにかく手のひらで無理矢理グィグイーっと広げちゃまとめるってのをしばらく繰り返しました。
マットは自分の予想ではある程度厚みがあると思ってたんですが、えらくペラペラ。
生地にペニャベニャくっついて来たりもしましたが、まな板でやった前回よりはるかに捏ね易い気がしたんでまあまあ使えそうです。
なんか表面の肌理が良うないような気もしましたが、「出来た」ことに。
どんな作業をやっても正解が分からんので、強引に割り切ることに。
ある程度の温度で発酵させろってことやから、まだ出したままやったコタツに放りこんでやりました。
40分ほど中に入ろうとするニャンズを追い出しながら悪さされんように見張り番。
時間になって取りだしてみるとこんな感じ。
えらい嵩が増えてるんで、とりあえずは発酵出来たってことですよね?
膨らみ加減がどうなんかも分からんのですが・・・・・。
分からんながらも「膨らんだ」ってのは、ちぃ〜と嬉しくて
「ヨシ、ヨシよう頑張った」って生地を褒めてやりました。
作り方によると5枚分ってことやったんですが、直径が小さめやったんで私は同じ分量を4等分。
適当に包丁でちょん切ったんですが、これも手でやるべきかちょいと不安あり。
それからまたしばらく寝かしてやりました。
そしていよいよピザ作りへ。
たまにテレビではピザ生地を回しながら空中に投げて広げるってのを見かけますが、もし落下したら猫の毛だらけの我が家だけに即アウト。
そんな危険は冒せんので、またマットの上で麺棒を使って広げることに。
単純に広げるだけやのに、ド不ッ器用な私には難しいんですよねぇ・・・・。
「味さえ良かったら形なんかどうでもええんや」と思ってたわけではないんですが
綺麗な円形とはまったく関わりのない、アメーバ形の生地になっちまいました。(T_T)
とりあえず初回は生地を味わうためにシンプルにトマトソースとチーズのみで行くことに。
市販のピザソースも手元にあったんですが、せっかくの初手作りやからソースも自家製で行くことに。
冷凍のトマトソースにハーブを適当に加えたりしたモンを使いました。
これやったら正真正銘の「手作りピザ」って言えますよね?
笑ってもいいですよー!!
幼稚園児が失敗した粘土細工みたいですモンねぇ。(^ ^;
気が急いてたのか、ちょっと焼き加減が足らんようでした。
生地の裏側がまったくパリッとはならんと、ふっかふかのパン状態でした。
ピザやと思うとやっぱパリッとしてんと変な気ぃしましたが、それ自体はまずまず旨かったですわ。
1枚では腹も膨らまんので続いて2枚目へ。
今回は1枚目の失敗目に懲りて、生地の伸ばし方を変更。
テレビで見るような空中放り投げクルクル伸ばしに挑戦。
初めてやとは思えん見事な手さばきでかなり真ん丸に近くなりました。
・・・・と、書けたらええんですが、放り投げをやる勇気なんかありません。
麺棒やら手を使いながら、少しでも丸に近づけようと思いましたが、やっぱり出来はかなりブサイクでした。
ふだん簡単料理やったら、フツーには作れてると思ってるんですが、こういうことやると自分の鈍くささを思い知らされますなぁ。
できあがったのはこんな代物です。
2枚目はいくつか具を乗せてみました。
ツナ缶をちょいちょいと散らして、コーンと冷凍のマッシュルームを載せてます。
*便利かと思って買うた冷凍マッシュルームは2度目はナシです。
1枚目の焼きが甘かったので、2枚目はオーブントースターの下の火だけ強くしたりしてしっかり焼いてやりました。
裏が割とパリッとしましたし、表側のプクッと膨らんだトコもええ焼け方になってました。
いっぺんに2枚はちと食べ過ぎで、しばらく胸焼け気味でしたがなかなか旨かったですわ。
*あと2枚分の生地は丸めた状態で冷凍したんですが、ホンマに使えるんでしょうかね。
やってみた感想はというと、なんだか嬉しかったですわ。
(出来は置いといて)意外と簡単に自分でぜぇ〜んぶ手作り出来るんやって思うとなかなかええモンですねぇ。
今まで生地だけ出来たヤツを買うて来てましたが、あれやと料理したとは思えんかったんですよね。
ソース塗って具を乗っけるだけやったら、どうもインスタント食品っぽい気分でしたモン。
生地からやったら「自分で作った」ってちゃんと言えますよね。
発酵で待つのが多少邪魔くさいですが、これやったらまたやってみようと思えました。
ながらくお店でちゃんとしたピザを食べてないんで、理想を持つためにもどっかに食べに行きたいなぁなんて思ったりもしました。
この記事を書きながらもいくつも生地の作り方を見るとまだまだ色々試すこともありそうですし。
これからもボチボチ粉モンに挑戦していこうと思ッとります。
次の粉モンは何にしましょうかねぇ・・・・。
2008年04月30日
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とにかく場所を取るのと、粉の量を量るのが大変でした。
料理用のスケールがないと結構難しいですね。
私が作るきっかけになったのは、国営放送の ” ためしてガッテン ” です。
久しぶりに検索してみたら、古いのでダイジェスト版しか出てきませんが、
これでも十分に作れます。
フライパンで焼けるのが一番のポイントだと思います。(ローマピザ以外でもできますよ)
ぜひまたお試しください。
http://www.nhk.or.jp/gatten/qa/archive/pizza.html
簡単に麺棒で延ばした生地を平たいお皿に手にオリーブオイルをつけて手で押しながら延ばします。
これなら均一な大きさの生地ができるので、パーティーなんかの時に並べても綺麗です。
延ばす前の生地もラップをきちんとして冷蔵もできます、3日目に使ったケド大丈夫でしたf^_^;
ガッテンのページ、参考にさせて頂きます。
> 簡単に麺棒で延ばした生地を平たいお皿に手にオリーブオイルをつけて手で押しながら延ばします。
そういう方法があるんですねぇ。アドバイスありがとうございます。
次やるときには参考にさせてもらいますね。
> 3日目に使ったケド大丈夫でしたf^_^;
今回はすぐ食べないと思ったんで冷凍しましたが、
冷蔵でも行けるわけですね。