8月の末に香川まで出かけたうどん巡りの様子をご紹介します。
夏の初めにishさんからうどん巡りに行こうとお誘い頂いたんですが、私の方が6月下旬ぐらいからずっと忙しくてなかなか日程が決められず。
だいぶ遅くなってやっと8月28日の月曜日に行くことになりました。
当初はishさんとだいこんさんも行く予定やったんですが、だいこんさんはお仕事の都合で最終的に不参加に。
結局ishさんと私の2人だけに行くことになりました。
前回うどん巡りに行った後で、最近は頻度が減ってるからついつい馴染みのとこに行きがちやなぁなんて話をしてました。
慣れた有名店に行けば確実に美味いのは分かってるけど、ハズレ覚悟での新規開拓もやっぱり香川でうどん巡りをする醍醐味なんですよねぇ。
そこで今回は出来るだけ冒険をしてみようというスタンスishさんと一致したんです。
事前のリクエストでishさんから夏場に見かけるすだちうどんを食べたいってのが上がってました。
すだちうどんといえば、私はすぐ「よしや」が浮かぶんですが、安牌でよく行ってるのと少し前にテレビに出てから行列が酷かったり麺切れで早じまいも多いんですよねぇ。
そんなことを悩んでたらishさんから「よしや」は外してもええって話があったんですだちを頭におきつつもある程度自由にコースを作ることに。
当日は神戸でishさんと合流したんですが、香川に向かうルートもいつもと違って淡路島では無く瀬戸大橋を渡って坂出から入ることに。
今回の一軒目は三豊市の詫間のセルフ店でした。
*昔ながらのセルフうどん屋「心うどん」
このお店のことは今回のうどん巡りのコースを作ろうって時までぜんぜん知りませんでした。
ishさんからひやかけがあるってことで教えてもうて、調べてみたら良さげやったので一軒目にチョイス。
*心うどんのメニュー
メニューはけっこう今風ですね。
肉うどんがオススメになってますが、さすがに1軒目から濃ゆい種物はねぇ・・・。
*最近では珍しい自分で麺を湯がくシステム
入口入ってすぐこの釜があって、その右手側がうどんやオプションの天ぷらを取るコーナーになってます。
かけうどんのダシは釜の裏側にありました。
こちらでは麺に太麺と細麺があって、それが玉数に応じた丼に入ってスタンバイしてました。
丼にあらかじめ麺が入ってる店も今じゃかなり珍しいんじゃないでしょうか・・・。
改築前の中西なんかこのスタイルでしたねぇ。
*心うどんのかけうどん
1杯目はやっぱり温かいかけうどん(210円)が落ち着きますねぇ。
ダシの味がけっこう濃いめでガツンと来て美味かったです。
天かすがないのがちょっと残念でしたわ。このだしにちょっと天かすの油っ気があるともっと美味かったやろうなぁって思ってました。
この記事書いてて思いだしたけど、太いのと細いののどっち取ったんでしたっけねぇ・・・。
茹で置きの麺やけど、麺自体もちゃんと美味かったですわ。
なにより昔ながらのセルフ店のスタイルが貴重でこれからも同じように続けてって欲しいなぁなんて思いました。
2軒目のお店も新規開拓で、観音寺にありました。
三豊とか観音寺ってエリア自体やや手薄なんでこのあたりでの新規開拓が出来たのも嬉しいとこですわ。
*観音寺市の「讃岐麺処山岡」
このお店のことは最近うどん情報系のTwitterで見かけてました。
冷や系はかなりキレイに麺線が揃ってて記憶に残ってたんです。
*讃岐麺処山岡の注意書き
元々そんなに剛麺は得意じゃ無いんですが、ここまで書く店は少ないんで敢えて冒険。
とはいえ、この注意書きは普段の麺のことで、コチラの店は曜日によっては違うめんを出しはるんです。
この日は”一反木麺”の日ってことで、普段と違う麺の日でした。
*山岡の一反木麺を”ひやかけ”(320円)で
麺の表面はややヌメリがあるタイプでした。きしめんのようにツルツルしてないんでこれもすすらない系でした。
甘みのあるダシですがなかなか美味くて、ショウガをたっぷり目に加えてやるとひじょーに美味かったですわ。
レギュラーの麺も気になるんですが、すすれんほどの剛麺となると私には”あつあつ”系で無いとキツイでしょうねぇ。
1軒目が昔ながらで2軒目は今風というか新しいタイプの店でええ感じの新規開拓になりました。
3軒目は新規ではないんですが、長らくご無沙汰してるお店でした。
前に臨時休業を食らってますし、しばらく休業してた時期もあったりでなかなかうどん巡りのコースに入れられなかったんですよねぇ。
*久しぶりに秘境系?へ
車を止めたトコから少し歩いた先は田舎の小さなムラって感じ。
まぁ香川以外じゃ飲食店があるなんて思えん環境ですわ。
*三嶋製麺所の店構え
壁に値段表が貼ってあるんですが、それ以外飲食店っぽい看板とかは無し。
まさに製麺所って感じで、こういう風情のある製麺所もかなり減りましたねぇ。
*三嶋製麺所の値上げメニュー
建物の外側の壁に貼ってあった値上げメニューです。
小で値上がりしたというても180円ですからねぇ。
色んな物価が上がってるこのご時世やから必要な値上げはちゃんとやって長らく商売をやってくれる方が客としては嬉しいですわね。
*三嶋製麺所の醤油うどんの冷や 180円
ほんまの製麺所なんで食べ方は醤油うどんのみ。
温めるかそのままか、あとはオプションに生玉子を足すかどうかだけですわ。
今回はカウンターにスダチがあったんで頂きましたが、後払いでスダチを申告したら無料でした。
*外の席でいただきました
非常に艶やかでしっとりしたええうどんでしたねぇ。
醤油にすだちをプラスした味がよう合うててめちゃうまでした。
周りに他にうどん屋が無くここで臨時休業なんかを食らうとつぶしが効かないんで、何人もで来るときはコースに入れにくいんですがやっぱりええ店でした。
この後道の駅「そらの夢もみの木パーク」に寄りましたが、あんまり農産物は並んでなかったですわ。
次の店は何度も来てる定番なんですが、私も好きですがishさんがめちゃめちゃ気に入ってはるんです。
他の参加者があったらそちらの人のためのお店選びを優先して外すこともあるんですが、前回は定休日で行けなかったこともあって今回は最初から行くことに決めてました。
*まんのう町の山神うどん
ここは醤油うどんが一番美味いんですが、今回はここでもちょっと冒険を。
*山神のすだち冷やしうどんのメニュー
今回のうどん巡りのひとつのテーマがすだちうどんなんでちょうど良かったですわ。
ishさんも私もスダチうどん(500円)の小をオーダー。
*山神の冷やしすだちうどん
ダシはキンキンに冷えてる訳では無いんですが、麺はけっこう固く感じました。
普段の醤油うどんの冷やより、キツく締めてるんですかねぇ。
普段はもうちょっとだけしなやかさがあるように感じました。
とはいえ、かなり美味いうどんで間違いないんです。細めで真四角な断面で唯一無二って感じです。
以上で4軒回って、最近はこの辺りで切り上げることが多いタイミング。
腹具合をお互い確認したら、この日はもう1軒行ってもええんじゃないかという話に。
個人的に今回のコース作りの時に、どっかで美味いカレーうどんが食べられたらなぁと思ってたんです。
最後なら腹に溜まるカレーうどんでも大丈夫やけど、そんな都合ようカレーうどんが食える店はないかと思ってました。
そしたらishさんが全然予定してなかった店でカレーうどんが食べられそうなトコを見つけてくれたんです。
*善通寺市「麺七や 弘田店」の店構え
ナビに任せて店まで来たんですが、駐車場に車を止めるときになんか妙な感じがしたんですよねぇ。
そしたら後になってここが以前が「百こ萬」やったと判明。
自分で地図を見てきてたら絶対気づいてたと思うんですが、妙な感じの正体が分かってスッキリしました。
屋根の上に「カレーたべてみまい!!」とデカデカと書かれてるんで、最初はこれが屋号かと思いましたわ。
*麺七やの店内
カレーうどんが売りかと思ったらメニューにはなく、無料のトッピングとしてカレーがあってびっくり。
お店の方にかけうどんをお願いしたら、カレーうどんを食べようと思ってるの伝わったようでかけだしを少なめにしましょうかと言うてくれたんでお願いしました。
*麺七やのトッピングコーナーのカレールー
カレーが無料のオプションで食べられるのは初めてじゃないでしょうか。
ダシの少なめのかけうどんの上からカレーを掛けていただきました。
*麺七やのカレーうどん
この写真はishさんからお借りした物です。
ishさんは麺だけをもうて、そこにカレールーを掛けてはりました。
私はなにを舞い上がってたのか自分のうどんの写真を撮り忘れて食べてしもうたです。(^_^;)
ダシとルーを混ぜたら、私が求めてたカレーうどんになってめちゃくちゃ〆としてええ感じでした。
お客さんの少ない時間帯でしたが麺自体はけっこうな剛麺でカレーうどんにするとばっちり。
急に探して飛び込んだ店やのにめちゃくちゃご機嫌になれましたわ。
今回の讃岐うどん巡りはひさびさにめちゃくちゃオモロかったですねぇ。
香川のうどん巡りはほんまに奥が深いんですが、そのおもろさを久々に実感しましたわ。
やっぱり冒険心を忘れたらいかんなぁって意見はishさんとも一致しましたね。
*foodish:雑食記:今回は攻めるぞモードツアー(前編)〜讃岐うどん巡礼2023-3
*foodish:雑食記:今回は攻めるぞモードツアー(後編)〜讃岐うどん巡礼2023-3
*朝の体重:58.20kg。(グルコバ明けとしてはラッキー。)
*今月の休肝日:10日(あと1日でも抜けたら来月に回そう。)
<同日後刻 訂正>
「讃岐麺処 山岡」で食べた麺を当初”一反木綿”と表記してましたがishさんから正しくは”一反木麺”やとご指摘いただいたので訂正。
2023年09月25日
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