3月の下旬に出かけた青春18きっぷの旅の様子をザザッと一気に上げておきます。
18切符が使える時期に福井の洋食屋「トミー」に行くのはishさんの定例行事って感じです。
毎回飲み食い仲間に声を掛けて何人かで出かけるんですが今年の春は皆さん都合が合わず、ishさんと私の2人だけで行くことに。
当日(3/24の金曜日)の待ち合わせは新大阪駅にしてたんで、余裕を持って着いたんですがその直後には敦賀方面に向かう列車がトラブルで止まってました。
普通しか走ってないってことで、ishさんと合流してから焦ってもしゃあないなぁと。
2人だけで当日中に金沢まで着ければええんで、のんびり行くことに。
ってことで、まずは新大阪の点天バルって餃子屋へ。
9時開店でその時間から餃子とビールがセットのモーニングを出してくれてたんです。
当日小ネタでアップしましたが、餃子、枝豆に生ビールを9時過ぎにシバきました。
モーニングセットだけじゃ足らず、ビールをお代わりしてポテトフライも追加。
腹ごしらえが出来たんで、この先に多少時間が掛かっても大丈夫やろうと、鈍行でもええからとにかく金沢方面に前進することに。
新大阪から最初に乗った電車は野洲ってとこまで行きました。ここで乗り換えて次は米原まで。
この日の昼は敦賀で寿司屋に行く予定してたんですが、予約はしてなかったのでランチタイムには着けないと早々に諦めました。
*米原駅の上出来な駅弁「湖北のおはなし」 1400円
米原駅の駅弁屋「井筒屋」が出してる駅弁で私は車で米原まで買いに行ったことありました。
これを買うてどっかで昼飯にすることにして、また電車で前進。次は近江塩津ってとこまで行きました。
ここは以前の18キップ旅でも電車のダイヤが乱れてしばらく待ったことがあるとこでした。
今回は幸いあまり待ち時間がなかったので、弁当を持って更に前進し敦賀まで。
*敦賀駅の待合室で昼ご飯
新大阪を出る時点では全然先行きが見えなかったので敦賀の寿司屋を諦めましたが結局敦賀に着いたのは1時過ぎ。
思ったよりは時間が掛からずに着けたように感じましたわ。
駅弁は前までフタにスダレみたいなもんを使ってましたが、今回からプリント紙箱に変わってました。
ちょっと風情が減って似せモンっちくな容器にはなりましたが、中のおかずやごはんは真面目というか美味しく出来てました。
駅弁で昼ご飯を食べた後は福井まで移動。
*福井駅前の居酒屋「おたん」で時間調整
以前にもishさん、だいこんさんと3人でここに入ったことがありますね。
*時間調整にビール
金沢行きの電車までちょっとあったんでこちらに寄りました。
とりあえずビールと突き出しで乾杯。
*料理はポテサラだけ
昼飯食べてたし、そんなに時間がなかったのでビールとポテサラで2530円
金沢駅には5時ちょっと前に無事到着。
新大阪から乗った電車の車内ではこの先の乗り継ぎがあるかは不明ですなんて言われてましたがそんなに酷い目には遭わず着けました。
電車ではほとんど座れたんで思ったほど疲れもなかったですわ。
宿は金沢駅から歩いてすぐの「ビジネスホテル ナカダ」ってとこで宿代が3000円ちょいで、クーポン2000円貰えてえらいお得でしたわ。
一旦解散して少し休憩して、晩めしに合わせて出かけることに。
今回晩めしで予約してたお店は全国的にも珍しいチェコ料理店「DUB(ドゥブ)」。
何回か前の18きっぷ旅でishさんから提案があって気になってました。
北陸地方って聞くと海鮮モノが浮かびますが、珍しい料理があるようで惹かれたんですが今回は2人なんで思い切って行ってみることに。
宿から歩いて行ったら20分ちょいで店のそばまで。
*金沢中央味食街のそば
以前に行ってオモロイ店が何軒もあったこの一角のすぐそばにチェコ料理屋がありました。
*金沢のチェコ料理店「DUB(ドゥブ)」の店構え
予約してたより少し早く着いたんですが、お店の大将に声を掛けたらお店に入れてくれました。
*こぢんまりしたカウンターだけの店内
2階もあるようでワインを取りに上がったりはしてはりましたが、客席があるのかは不明。
私らがおる間は他のお客さんもカウンター席だけでした。
今回はチェコ料理を軽く食べるおまかせのコース5000円をishさんが予約してくれてました。
*まずはビール
こちらのお店では世界最古のピルスナーである「ピルスナーウルケル」。
これは生ビールとしてはごく普通に見えますよね。
同じビールでもメニューには注ぎ方の違うのがありました。
それがこちら。
*泡だけを注ぐ生ビールの飲み方
イギリスのパブのパイントグラスなんかには、泡はこれ以上入れるなって目印が入ってたりしますがチェコでは逆に泡をメインに楽しむ飲み方があるんだそうです。
日本のビールの泡と違って、ビールの味自体が細かく感じられるのが面白かったです。
*チェコの白ワイン
右のソービニヨンブランとチェコ独自?のぶどうの種類の2種類を出してくれました。
私は右の知らんヤツでも良かったんですがおまかせしたishさんのチョイスは左のトカゲのヤツでした。
まぁ爬虫類好きとしてはトカゲも可愛くてええんですけどね。(^^)
*前菜の盛り合わせ
チェコ語での料理名とかの説明は全然覚えられなかったんでざっくりと覚えてる範囲で。
一番右はキューリのピクルスをイワシで巻いてから寝かした?もんだったかな。
その左はなんとかっていう金沢の野菜なのかを炒めたモノ
砂肝のコンフィは低温調理で独特な食感になってるのが面白かったです。
赤いヤツを含めた3つはそれぞれ別の風味でピクルスにした野菜。
その隣のピンク色のは、ソーセージの皮を剥いてピクルスみたいなんを挟んでありましたね。
これやったかイワシやったかは、酢漬けをオイルに浸けるって言うてはったような気がします。
奥はサラミ、鶏レバーのパテ、チーズだったかと。
全体として保存食風のヤツが多い印象でしたね。
割と酸味のあるモノが多くて、白ワインと一緒に摘まむのに向いてるし目新しさがあって最初からご機嫌でした。
夏場に食べるとこの酸味がさらに美味く感じるかもなぁなんて考えてました。
*カマンベールチーズのオイル漬け
これがオイル漬けやけど、前菜にオイル漬けなかったんかなぁ・・・。
ちょっと記憶ないですが、チーズをオイルに浸けるのは面白いって言うかあんまり食べたことないですわ。
たまに輸入食料品店とか、頑張ってる道の駅の独自商品で瓶詰めを見かけた記憶はあるんですけどね。
*そばの実のスープ
豚肉と刻んだ野菜とでそばの実を煮込んでありました。
最近ようそばの実を食べてて、最初に買うたのがロシア産で次のヤツはポーランド産だったかな。
東欧とかじゃけっこうポピュラーな食べ方なんですかね。
*能登牛のシチュー
クミンが入ってて、辛味はないけどちょっとスパイシーでした。
横にパンが添えてあるんですが、こいつは”茹でて”作るんだそうです。
パンが茹でて出来るってちょっと想像がつかんのですが・・・。
シチューの手前までは大して腹が大きくなかったんで、この店を出たらハシゴ出来るなぁって思ってました。
でもこのシチューとパンを食べたらなんか急にけっこうお腹が膨らんでしまいました。
どの料理も自分が知ってる、イメージするヨーロッパの料理とはちょっと違ってて面白かったですねぇ。
前回の金沢では、2軒目に行ったバーがウイスキーオンリーで失敗。
今回はちゃんとカクテルの飲めるとこに行こうと何軒かはチェックしてました。
DUBのある辺りでは1軒チェックしてたんで行ってみたんですがあいにく満席。
その近所でもう一軒見つけたんですがそこも一杯。
少し歩いて見つけた3度目の正直が「葡萄夜」というお店。
振りモノのカクテルを出すようないわゆる”オーセンティック”なバーでは無かったですが個性的な女の人がやってるお店でなかなか良かったですわ。
その後、いつもなら〆のラーメンって行くパターンなんですが、私は全然腹が減らず。
残念ながら旅先でなら許されることにしてる、〆ラーメンは断念。
ishさんはラーメンをシバく気満々やったんで申し訳なかったですわ。
ちょっとだけ飲み物を買うて宿の部屋で飲みましたがこの日は寝落ちもなく、飲み過ぎもなくちゃんと眠りました。
翌朝は前日に食べ過ぎ飲み過ぎがなかったんで朝からしっかり食欲がありました。
起きた時間が出発まで余裕もあったんで、1人で朝メシを求めて出かけることに。
近江町市場の寿司屋はいかにも観光客向けでかなりぼったくり価格ですが、市場を抜けた先の「食堂 竹乃家」へ。
塩さば定食をご飯抜きにして朝からビールでモーニングと洒落込みました。
金沢駅でishさんと合流したら本命である福井駅へ。
この日の電車は乱れも無くスムーズに福井駅に到着。
バスまで時間があったんで、駅前のビルで土産を見たりしてました。
前回私はここで盃を買うたんですが、この日はマグカップと冷酒用の酒器を2つ買うてしまいました。
この時期大阪はまだ桜が咲き出した頃でしたが、福井はもう満開。
バスを降りてトミーに向かう沿道の桜もしっかり満開でしたわ。
*福井の洋食屋「トミー」
今回は2人だけなんで金沢からの電車の中でもずっと何を食べるか2人で迷ってました。
単品だとそんなに種類が食べられないんで週替わりのランチ(1500円)とランチタイム限定で出してはるプチフルコース(3500円)をまず頼むことに。
それを2人で食べて足らんかったら追加することに。
朝からビールを飲んでたから飲み物は最初からスパークリングワインで。
*週替わりランチのサラダ
ランチのサラダですがしっかりした量がありました。
*前菜の盛り合わせ
これはプチフルコースの方の前菜ですかね。
お願いしてちょっと量をふやしてもうたんだったかと。
*週替わりランチに追加したポタージュ
私が一応週替わりランチで、追加料金でスープが頼めたのでお願いしました。
ishさんのコースの方はこれより少ないデミタスカップのサイズでした。
*プチフルコースの魚料理
プチとはいうけど、手間が掛かってますねぇ。
*包みを開けるとええ香りが
バターソースで蒸してあるようですが、香りがたまりませんでした。
*週替わりランチのメイン
料理名は白身魚の玉子揚げだったかなぁ・・・。
メインはもう一つあってタンのクリームコロッケとで選べたんですが、私は食べたことなかったこっちの玉子揚げが気になってこっちをチョイス。
どうやってるんかは分かりませんが、サイドの野菜含めてしっかりした食べ応えがあってなかなか美味かったですわ。
*プチコースのメインの肉料理
パイ生地でフタされた器で登場。
*ビーフシチュー
量は少なめやけど、トミーの特別なドミグラスソースが楽しめてええ組合わせですねぇ。
タンシチューやビーフシチューは単品で3000円くらいしたと思うんで、このコースで食べられるのはお得に感じました。
トミーのシチューが大好きなishさんには量的に物足らんようでしたが。(^_^;)
コースの甘い物は止めて貰ってて、それが来る前に追加を検討。
メニューのステーキの並びにポークステーキがあるのを見つけてまだ食べたことなかったのでそれを食べることに。
*トミーのポークステーキ 3000円
トミーにはトンカツもあって1100円しかせんのにかなり美味いんですよねぇ。
それと較べてだいぶ値段が高いから当然それだけの値打ちがあるやろうと思ってましたが、かなり迫力がありましたねぇ。
元々豚肉自体が美味いからその素材自体を味わうって感じで値段の違いには納得でした。
好きなお客さんには好評で毎回こればっかりの人も居てるそうですわ。
料理はあと一品揚げ物を食べて、ishさんはデザートへ。
この日は後半珍しく女将さんの旦那さんである2代目さんもフロアに出て来てくれて色々とお話が聞けました。
2代目の方も我々を歓迎してくれてる雰囲気が伝わって来て非常の楽しい時間になりました。
常連とは言えんでも、お店の方にちゃんと個人として認識してもうて気軽に会話が出来るのは嬉しいことですねぇ。
来年の3月に敦賀まで北陸の新幹線が延伸すると、福井までは18キップが使えなくなるんだとか。
まぁそれでもishさんはシーズンごとに通うって宣言してはりましたけどね。
美味い料理に愛想のええ人らのおる店で私も気に入ってるんで、今後もishさんにお付き合いするでしょうね。
帰り道は行きと違って問題なく大阪まで。トミーでしっかり以上に食べてまだまだ腹が大きかったんで新大阪で解散しました。
初日は電車のトラブルに巻き込まれましたがなかなか楽しく2日間とは思えん充実度でした。
*foodish:雑食記:青春18きっぷで金沢・福井の旅(1)〜ダイヤ乱れてテケトーな往路
*foodish:雑食記:青春18きっぷで金沢・福井の旅(2)〜何故かチェコ料理「DUB」
*foodish:雑食記:青春18きっぷで金沢・福井の旅(3)〜金沢でバー探し
*foodish:雑食記:青春18きっぷで金沢・福井の旅(4)〜大トリは「トミー」
*朝の体重:59.15kg。(ちょっとは減ったな。)
*今月の休肝日:2日(風邪気味やから今日も酒無しかなぁ・・・)
2023年04月05日
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