2022年10月21日

両親を連れて2泊3日の長野旅行

両親を連れて行った長野旅行の様子をご紹介します。

最近、旅行に行く意欲があんまりなくなってるように思う親父が珍しく長野に行きたいって言うたんで運転手として同行しました。

10月18日の火曜日から出かけたんですが、7時に出発の予定が前日に親の希望で8時に変更。

当日の朝になってみたら7時半前に実家のオカンから連絡が来てもう用意出来てるって言うんで、結局7時半頃出発しました。

うちからすぐに近畿道に乗って、第二京阪、京滋バイパス、名神、中央道と進んで中津川ICで高速を降りました。

車に弱いオカンがしんどくならないように、加減速は出来るだけ穏やかに、高速では追い越し車線は出来るだけ走らずゆっくりめのスピードで、そして1時間ごとを目途に小まめに急速を取るようにしました。

中津川からからは、国道19号線をのんびりと北上。



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*あっちゃこっちゃの道の駅に寄りつつのんびり北上

ええ天気で気持ちええ秋空やったんで、のんびりドライブが非常に楽しかったですわ。



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*道の駅には天然のきのこが色々並んでた

秋でキノコのシーズンだけにスーパーでみないようないかにも山で取ってきたって感じのキノコが並んでましたわ。

2泊する予定やったんで行きはキノコを買うのは避けましたが、親父が懐かしいとザクロを買うたり、日持ちしそうな小芋を買うたり。

オカンは中津川が栗で有名やから栗の和菓子を買うたりしてましたわ。



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*昼ご飯はそば屋「おんたけ」

1時過ぎに国道沿いで見つけたそば屋に飛び込みました。

なかなかの人気で列はなかったけど、席が空くまで少し待ちました。


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*おんたけの天ぷらそば980円

親父もオカンもかけ系がええっていうて、やまかけそばと天ぷらそばを頼んでましたわ。

親父には家からアイスボックスに冷えたビールを積んで行って、運転手のおる良さを味わってもうてました。

ここでも親父はビールを楽しんでましたわ。


昼メシの後も、漆器をたくさん置いてる道の駅に寄ったりして、ゆったり移動しました。



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*1泊目は大好きな諏訪の宿「みなとや旅館」へ

4時過ぎに下諏訪にあるみなとや旅館に到着。

親父のリクエストは上高地に行って、白骨温泉に泊まるってことでしたが、1泊じゃキツイやろうと。

そこでもう一泊は私のお気に入りのこちらを体験して貰おうとここの空きに合わせて日程を組んだんです。

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*みなとや旅館のお風呂 (写真は以前の使い回しです。)

宿に入ったらすぐ、庭にある風呂へ足の悪い親父に付き添って一緒に行きました。

1日1組の客しか取って無くて、自分らのために時間を逆算して源泉掛け流しのお湯を用意してくれてる贅沢さ。

そしてこんな風に庭に貸し切りでお風呂があるのに親父もインパクトを受けてました。

部屋に戻ったら、私はお待ちかねのビールをプシュッと。

親父は晩めしをしっかり楽しめるようにと酒は控えてましたわ。

私らのあとで入ったオカンも風呂には感銘を受けたようでしたね。



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*みなとやの晩ごはん

長野の伝統食、保存食を中心に出してくれるこの宿の晩ごはんをぜひ親父に体験させてやりたかったんですよねぇ。

階段があるし部屋にトイレがなく、バリアフリーとは言えんので親父が苦労するかと今まで連れてくるのを迷ってたんです。

でも、この食事はきっと楽しめるやろうと思ってたんですよねぇ。

女将さんから料理の紹介を受けて、知らない食材ばかりで親父は喜んでくれてましたわ。


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*メインの馬肉のすき焼き

ここの料理は酒を飲まんおかんには厳しいかとは思ってたんですが、それなりには楽しんでくれたようで、ちょっとホッとしました。

最近は親父とおかんと2人きりの旅だと食事の時のペースが違い過ぎて大変らしんですよねぇ。

でも今回は私が親父の相手をするから、2人が気楽に自分のペースで食事出来てましたわ。



寝るときの部屋は女将さんが気を使ってくれて、日中過ごすのと別の部屋に布団を用意してくれてました。

そこでイビキがヒドイ私と親父が一緒に寝ることにして、オカンの布団だけ日中用の部屋へ移動。

1泊だけでもオカンにイビキの害がなくて良かったですわ。



翌朝目が覚めたらまた親父と庭にあるお風呂へ。

パキッと冷えた外気の中で入るお風呂もええもんでしたわ。




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*みなとや旅館の朝ごはん

まずは熟柿のシャーベットを頂いて、そばの実の雑炊を。


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*味噌の焼きおにぎり

朝ごはんも普通の旅館とはちょっと違いますが、多すぎないんで2人にはちょうど良かったみたいです。






朝ごはんの後は、散歩がてら宿のすぐそばの諏訪大社へ。





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*諏訪大社 下社秋宮




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*諏訪大社

前日は夕方にポツポツ雨が降ったんですが、この日は朝からめちゃくちゃええ天気でしたわ。

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*諏訪大社

親らは大学受験と中学受験の姪っ子2人のために学業成就のお守りを買うてました。

お参りのあと、すぐ横にある和菓子屋に塩羊羹を買いに行ったんですが、なんと定休日。

これが散歩の目的やったオカンががっくり来てましたが、宿の女将さんがクーポンを預かって後日送ってくれることになりました。


今回の宿代は3人で66450円ってのがベースの料金。

そこに好きに酒代やらが入ったんですが、国の旅行割(全国旅行支援)で1人5000円の割引き、そして泊まってから知って驚いたんですが下諏訪独自の割引きでも1人5000円も割引きがあったんです!!

なんだかんだで支払いは3人で4万円行かんかったようですわ。





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*突然オカンが言い出して北澤美術館へ

事前の計画になかったのに、オカンが初日に行きたいって言いだしたんですよねぇ。

まぁここは宿から数分の諏訪湖沿いにあるからええかと。

で、ここを見終わって、そっちは元から一応計画にはあったけど、メインの上高地とはえらく方向が違うんで行くんかと確認。

正直言うてええ天気やったからさっさと上高地に行きたくて聞いたんですがオカンには通じず。




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*上田市の郊外にある戦没画学生慰霊美術館「無言館」へ

みなとや旅館から上高地とはほぼ正反対の上田市へ1時間ほどかけて移動。



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*正直言うて辛かった無言館

美術を専攻するような学生が兵役に取られて亡くなるなんて、戦争と対極にある若い人の無念さを思うと作品を普通になんて鑑賞出来ませんでしたわ。

学生さんらが巻き込まれた理不尽とか想像するとつらくて涙出てしまうのは事前の想像通りでしたわ。

わざわざこういう作品、こういう美術館を訪ねたいと思う人も多いようでけっこう混んでました。

せやけど個人的にはせっかくのええ天気の日にこういうとこでツライ気分になるより、さっさと上高地に行きたかったですわ。



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*お昼は上高地への道中で中華料理屋へ

上高地に向かうルートをグーグルマップに任せたら、ルート上にほとんど飲食店が現れず。

これじゃいつまで経っても昼メシが食えんと思ったんで、松本市内で国道に出ようルートから離れた途端に中華料理屋「百味軒」を発見。

3人それぞれが麺類を頼んで味見をしながらサクッと昼ご飯を済ませて移動再開。


途中でオカンが旅割のクーポンを使いたいから道の駅に行きたいとか言い出しましたが、上高地を楽しむ時間がなくなりそうで却下。

上高地に向かう山道に入るとオカンの車酔いを防ぐためにめーちゃくちゃ気ぃ使って運転。

おかげで途中から右足の甲の筋がつりそうになってましたわ。

長野側から上高地に向かうバスの出るさわんどバスターミナルに着いたら、タクの運ちゃんが話しかけてきて3人ならタクシーでもあんまり値段が変わらんと。

バスだと往復1人2300円で、タクシーは片道が定額の4600円。

交通費に使えるクーポンと一般のクーポンが使えるってことで、タクで向かうことに。



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*タクシーで寄ってくれた写真撮影スポット

大正池のバス停の手前にある景色のええスポットに運転手さんが寄ってくれたんでこんな写真が撮れました。


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*上高地の河童橋からの風景

河童橋のそばのバスターミナルでタクシーを降りてこちらへ。

親父はこの風景が気に入ってるそうで喜んでましたわ。

この辺りから明神池方面に少しだけ歩いたんですが、親父は足が悪いのかばうせいか途中から腰も不調に。

15分ほど歩いて歩きにくい木の通路が現れたところで退却。

帰りもバスターミナルからタクをシバいたんですが、4時過ぎでタクが減ってて数少ないのがギリギリで捕まえられて良かったですわ。



さわんどバスターミナルの駐車場で車に戻って白骨温泉に移動したんですが、運転は10分ちょいで助かりましたわ。

ただ、最後に表の道から宿へのアプローチがすんごい急な下り坂に途中で切り返しがいるような急カーブのおまけ付き。


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*宿の直前の吊り橋がかなり狭くてヒヤヒヤ

この写真自体は翌日に宿の側から撮ったんですが、初めて通るときはえらく幅が狭くて緊張感がありましたわ。


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*橋の注意書き

電話で予約したときには、車の重量や車幅を聞かれて橋を渡るときの注意も受けてました。

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*白骨温泉の旅館「山水観 湯川荘」

宿に入ったら、当然のように即風呂へ行ったんですが、風呂場に入ってびっくり。

お湯の成分が浴槽や風呂場の床に蓄積して、木の表面が大理石みたいになってました。

温泉の成分が濃いそうで、貴金属やメガネ、携帯も壊れやすいって注意されました。

それだけに温泉がめっちゃ「効きそう」でしたねぇ。

なんも調べずに適当に選んだ割りには個性があって当たりではあったんですが、足の悪い親父には風呂の出入りにちょっと苦労させてしまいました。

いくつも貸し切りの露天風呂があるんですが、1つは脱衣場から浴槽までの段差がキツくて親父は断念。

足元が危ないんで晩めしの後は親父は風呂は我慢して私1人で行きました。

翌朝はひとつ段差の緩い露天風呂に入りましたが、これから宿を選ぶ時はもっとバリアフリー的なとこに注意せんとあかんと学びましたねぇ。






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*湯川荘のつきだし

食堂に入ったら最初からセットされてたんですが、右の山菜も地物やし、左の酢の物3種もえらいこだわりの材料でしたわ。

説明受けたのに名前を忘れてしもうてスンマセン。(ただ、酢の物の味付けはすんごい甘さでびっくりしましたけどね。)

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*湯川荘のメインのお鍋「温泉鍋」

温泉のお湯に信州の味噌と地元?の牛乳が入ったお出汁でした。

味噌、味噌してないあっさりした出汁でなかなか美味かったですね。

宿の人から出汁は自由にお代わりしてくれって言われたんでたっぷり楽しませて貰いました。

具の豚もなんか長野のええ豚やって言うてはりましたわ。

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*信州のサーモン?のお造り

これも地元で養殖してるサーモンだか鱒だかで、嬉しかったですね。


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*正体不明の蒸し物?

これも説明受けたのに正体忘れました。

出汁の効いたあんが掛かってて美味かったですわ。


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*岩魚とクレソンの天ぷら

岩魚の天ぷらは珍しくて嬉しかったですね。

宿を電話で予約したときに、宿の人から初めてならスタンダードな6品のコースがいいと勧められました。

小食なうちの家族にはこれで十分でしたね。最後のごはんは親父と私はパスしましたし。




翌朝は目が覚めたらまずは親父と風呂へ。

前日の夕食前に入った内風呂ほど強烈ではなかったけど、キリッと冷えた中で入る露天風呂はなかなか良かったですねぇ。




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*湯川荘の朝ごはん

無駄に料理が多くないし、魚は鱒か信州のサーモンの味噌漬け、沢庵は宿の大将が自分で漬けたもの。

小鉢は葉ワサビの醤油漬け、玉子は温泉玉子でした。


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*湯川荘の温泉粥

温泉水を使って米から丁寧に時間を掛けて炊いたお粥でした。

温泉は飲めるって言うんで、飲んでみたんですが硫黄臭があったりでけっこうクセがありました。

せやのにこのお粥はそんなニオイとかなくてあっさりしてましたわ。


宿代はベースが1人1泊2食で27000円、これにかなりたっぷり酒を飲んで税金やら込みで合計が95600円。

これに旅行割で15000円の値引きがありました。

旅行割のことは全く頭になく決めた旅でしたが、結局下諏訪割も含めたら宿代とクーポンで69000円も恩恵を受けてしまいました。






最終日は当初国道158号線を岐阜の高山方面に走り抜けて帰るつもりでした。

でも、旅割で3人分9000円もクーポンを貰ってしまい、”もったいながり”のオカンが無駄にするのに反対。

仕方ないんで前日来た道を戻って長野県内でクーポンを使うことに。


スーパーや道の駅に寄ることにしたんですが、私が検索しておやきの専門店にも寄ることに。

国道158号線の山道のエリアが終わって平野に近づいて来たところで国道から右折。

しばらく走った先にあったのがこちらのおやき専門店。

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*松本市の「こしむらおやき」

年配の女性が1人でやってはりました。



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*こしむらおやきのショーケース

店頭には商品が少なかったんですが、中にはまだ在庫があると。


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*甘くないおやきを4種類購入

店頭にあったあん入り以外の野沢菜、きりぼし、なす、ひじきを購入。

家に持って帰ってすぐ冷凍したんでまだ食べてないですが、楽しみですわ。


この後塩尻市内のスーパーでクーポンが使えたんで、そこでまた親らは色々買い込んで全部消費。

クーポンを使い切ってオカンが満足したんで塩尻ICから高速に乗ってサクッと大阪まで。





ひたすら気を使った運転で片道400kmほどにしてはかなり疲れましたが親が2人とも頼んでくれたようで運転手した甲斐がありましたわ。

親父らと3人で揃って旅出来る機会ってあと何回も無いと思うんで、2人の気が向いたら少しで色んなとこに連れて行こうと思いましたわ。





 
posted by えて吉 at 18:03| Comment(0) | TrackBack(0) | 旅先&遠出 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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