皮付きの豚バラ肉で表面がカリカリになったチャーシューに初めて挑戦した家宴会の様子をご紹介します。
今回のお客さんは東京に住む飲み仲間のSさんです。
大阪に2日連続で出張があるっていうのに合わせて家飲みをやることに。
初日は5月29日水曜日やったんですが、Sさんの仕事終わりが大阪で夕方の5時半でした。
車で迎えに行くとして今回は4時半までは仕込みが出来るっていう前提で色々と段取り。
ただ、今回はその前の週末がうどん巡りからグルコバに雪崩れ込むキツイスケジュールでした。
27日の月曜日は疲れが溜まってヨレヨレ、28日が仕込みのメインになったんですが体力的にかなりキツかったですわ。
今回はカリカリ叉焼が目玉ですが、食べた順に料理をご紹介します。
*欠かせない蒸し鶏
家に帰ったらすぐ飲み出す時に出せるようにカットして盛り付けた上で冷蔵庫に用意してました。
家に着いたらとりあえずビールを開けてこれをアテにしてもらいました。
蒸し鶏で飲んでもうてる間に、あっさり系の前菜を仕上げたりして盛り合わせを用意。
*前菜の盛り合わせ
・シャキシャキポテトの中華風冷菜
・ピーマンの和え物
・トマトの釜に貝柱の中華風お造り
・小松菜のナムル
・もやしのナムル
・ホタルイカのサルサソース掛け
・うずらのピクルス
中華の前菜に食べるジャガイモのシャキシャキした冷菜は初めて作ったんじゃないかと。
メークインを細切りにして塩を入れたお湯でサッと湯がくとこまで前日にやって、当日味付けだけしました。
酢とレモンにちょっとだけ中国醤油を垂らしたら、けっこう色が濃くなってしまいました。
ホタルイカは普段目と口を取ってましたが、今回は背中?の軟骨?も引き抜いてやりました。
ソースは、冷凍してあるトマトソースにパプリカ、青唐辛子、新玉ねぎなどを混ぜて、タコミートを作る時にミックススパイスを加えてます。
うずらは半熟めに茹でて、ワインビネガー、レモン汁、酢、砂糖とセロリの千切りを合わせた浸け地でマリネしました。
あっさりした野菜多めの盛り合わせですが、これだけでもけっこう飲めました。
*鮎のコンフィ(オイル煮)
鮎を塩焼きにしてから、湯煎出来るビニール袋「アイラップ」にニンニクスライス、月桂樹の葉、コショウなんかと一緒に入れました。
全体が漬かる程度のオリーブオイルを加えてから湯煎してそのまましばらく放置。
前日に仕込んで冷やしてたんで食べる直前に熱湯に放り込んで軽く温めてやりました。
これも初めて作った料理やと思いますがなかなか美味かったですわ。
*暑くなって定番のヤムウンセン
豚バラ、えび、キューリ、キクラゲ、赤タマネギ、春雨、シャンツァイ(香菜)。
タレは別に用意して食べる分にだけ掛けて行きました。
前菜の盛り合わせを出した後で豚バラをオーブンに入れてチャーシューの仕上げをスタート。
皮がパリパリになった焼き豚は「Crispy Roasted Pork」とか「マカオ焼き豚(澳門焼肉)」とか言うんですかねぇ。
飲茶で食べた記憶があるんですが、正式な料理名も知らんし、あんなもんが家庭で出来るなんてまったく思ったことなかったんです。
ところが、前回に飲んでる時に、Sさんがレシピを検索してきっと家庭でも出来るからやってみてくれって言われたんです。
うちの電子レンジにはオーブン機能も付いてますが、オーブンってほとんど使ったことないモンにとっちゃかなりハードルの高い料理ですわね。
あんまり自信なかったんですが、しばらく前から皮付きの豚バラブロックがないかチェックはしてました。
私が普段使ってる万代ってスーパーは他の店なら時々売場に皮付きの豚バラが並んだんです。
でも、近所の店舗ではしばらくチェックしてたけど並ばず。
皮付きの豚バラが手に入らんかったら挑戦のしようもないわなぁと言い訳にしてたんです。
ところが、前の週の土曜日(24日)にたまたま見つけてしまったんですよねぇ・・・、皮付きを。
この日は阪神尼崎駅まで翌日のグルコバの荷物を運んでました。
その時に、翌日のグルコバでの賄いに韓国風のネギトロでも作ろうと思ったんで、適当なマグロペーストがあるか事前にチェックしに行きました。
いつも食材を仕入れるスーパーに行くつもりで、その手前にある珍しい動物の肉を置いてる「ヤマオカ」って食料品店をチェック。
*ハンガリー産の皮付き豚バラブロック
わざわざハンガリー産ってのは、意味があるんですかねぇ。
値段はグラム150円で1245gあったんで、1867円。
冷凍の豚肉でグラム150円ってことは、ハンガリー産ってのはジョートーな豚なんですかねぇ。
二人での宴会にこの量は大きすぎるように思ったんですが、見つけてしまった以上はしょうがないとお買い上げ。
*前日に解凍してチャーシュー用と角煮用にカット
全部使うと多いんで半分は角煮にすることに。
前日の朝イチでカットして仕込みをスタート。
*皮付き豚バラ肉を下茹で
たっぷりのお湯で10分程下茹でしてやりました。
角煮を仕込む都合で前日に仕込んだんですが、パリパリチャーシューにする分は翌日まで冷蔵庫へ。
角煮は、ニンニク、ショウガ、白ネギ、八角、花椒、クローブ、シナモンなんかと酒、紹興酒、中国醤油なんかで保温鍋を使って料理。
一番小さな保温鍋にちょうど収まってくれて助かりましたわ。
チャーシューの方は、ネットで作り方を調べていくつか違うのがあった中でこれを参考にさせて貰いました。
*中華街の本格マカオ焼き豚(澳門焼肉)
まぁ私のことなんできっちり同じように作る気もないんでてけとーですけどね。
当日に昼頃には冷蔵庫から豚バラを取り出し、厚みの半分くらいまで何カ所か切り目を入れました。
竹串を売って切り目を離れないようにして、爪楊枝で皮の表面に穴を開けまくりました。
全体に塩コショウを揉み込んで、全体の1/4ほどだけ皮目にウーシャンフェン(五香粉)を控えめに刷り込みました。
上のレシピにあった鶏ガラスープの素は使わずほぼ塩コショウだけで。
それを座卓の上のバットに置いて扇風機で風を当ててやりました。
猫が心配やったけど、Sさんを迎えに行く間も風を掛けて乾燥させておきました。
前菜を出してあたりでオーブンに火を入れました。
レシピではオーブンの温度を200〜250度としてたので、中間の230度で。
レシピに従ってまずは15分オーブンで焼きましたが、黒くなることもなく、まだカリッとしてませんでした。
様子を見ながらもう15分程加熱したでしょうか、その時点でハケでサラダ油を全体に塗ってやりました。
レシピではこのあともう10分加熱となってましたが、私は15分以上は加熱したんじゃないかと。
そして出来上がったのがコチラです。
*出来上がった初挑戦のカリカリチャーシュー
皮目から包丁を入れようとするとカリッとして包丁が滑るくらい。
表面はパリパリを通り越してカリッカリでしたわ。
*カットした叉焼
食べてみると嚙む時にホンマにカリ、カリって音がしてました。
かなり時間掛けて焼いたから赤身部分がパサパサになってないかと思ったんですが、そんなこともなくしっとりええ食感でした。
味付けのガラスープの素を省いたけど、シンプルな塩コショウだけで十分美味かったですわ。
ウーシャンフェンも別になくてもええかなぁってのが正直なとこですね。
飲茶で食べてこんなもん素人に作り方の想像も出来んわと思ったモノがこうやって出来たんはちょっと感動でしたねぇ。
*豚の中華風角煮
玉子の明るさに引っ張られて角煮がえらく黒く見えますねぇ。
実際には写真ほど黒くはないですよ。
*前日の昼ご飯に食べた角煮丼
こちらの方が実物に近いですわ。
これは前日に私の昼ご飯にしたんですけどね。
皮付きなんで表面に独特の食感があって良かったですわ。
この日の宴会料理は一応これで以上になります。
翌日は昼に近所のお好み焼き屋でミックス焼きとネギ焼きを食べて、夕方から家宴会。
同じようなモンが多いですが一応写真を貼っておきます。
*家宴会2日目のスタート
この日はまた別の初挑戦ネタがありました。
それがコチラです。
*風味豊かなソラマメのオイル焼き
空豆をサヤから出して、厚い皮を剥いで中の豆だけにして、それをオイルを敷いた耐熱の器で焼きました。
火加減は消えないギリギリのとろ火にしてじっくり生のそら豆に火を通しました。
食べる時にちょんと塩を付けただけなんですが、この食べ方は非常に良かったんです。
私は今までサヤごと丸焼きにするのが一番風味がええと思ってました。
でもこの焼き方やと豆の風味がしっかりして、ふっくらと仕上がって、しかも表面がオイルで揚げられて少しカリッと。
食感、風味、豆の味が非常に濃ゆくて大当たりでしたわ。
*2日目の美味かったカリカリ焼豚
スライスしてからアルミホイルに並べてオーブントースターで軽く温めてやりました。
皮目はしっかりパリパリで2日目でも美味かったですわ。
*ジャガイモのシャキシャキ冷菜
これも正しい料理名が分かりませんが、前日の反省を生かして色が濃くならないように味付け。
*豚の角煮のラスト
これで角煮は食べきりました。
煮汁はちゃんと取っといたんですが、皮付きやったせいか冷やすとブリンブリンの煮凝りになってましたわ。
ちなみにこの日以後何回か別の料理に使って、今日の昼ご飯の時に使い切りました。
以上で今回の家宴会はおしまい。
初めてのカリカリ叉焼が上手く行ったし、他にもいくつか新作があったんで作り手としては達成感みたいなもんがありましたわ。
2019年06月09日
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