2018年09月11日

金沢市大手町の日本料理「嬉ぐ(うらぐ)」に大満足

日曜日に金沢に泊まった時の飲み食いをサクッとご紹介します。

石川県自体は何回か行ってて能登半島はぐるっと回ってるんですが、金沢市は大昔にまだ実家から出る前に家族と訪れたとかって程度。

京都との文化的な結びつきがあって、美味しいモノも多そうなイメージはあるんですがほとんど未経験。

近年は東京から新幹線で行けるようになったりして人気も高いようですが気にはなりながら行くチャンスがなかったんですよねぇ。

今回は青春18切符の残り1回だけのやつを調達して貰えたことで急遽足を伸ばすことになりました。

前日の朝に金沢駅近くで大浴場がある宿を条件に「ホテルルートイン金沢駅前」を6600円で予約。

その後、どう飲み食いするかを検討するのにまず参考にしたのが「ふりむけばスカタン」っていう地元の方のブログ。

このブログはなんのきっかけかは忘れましたが、ブログをやりだした直後から見に行ってるんですよねぇ。

金沢に美味そうな店がぎょうさんあるってイメージが付いたのはこの方のブログの記事が一番影響してますわ。

ただ、今までは具体的に行く予定がなかったんで、記事を読んでもお店のことは頭に残らず。

そこで順に記事を遡ってここ何年かかで上げてはる和食系のネタをチェック。

どんどん和食系の記事だけピックアップして当日にてけとーに選ぼうかなんて思ってました。

福井のトミーで洋食を食べて一行のみなさんと別れてから、電車で金沢に向かう間に改めてお店の情報をチェック。

すると良さげやなぁと思うお店がことごとく日曜日定休でやってないんです。

10年以上前に読んだ記事で割烹「勝一」ってお店のことを知って、行きたいと思ってたらお店を畳まれて、その後そこの大将が駅前で開いた金沢おでんの店「勝一」の記事を読んでたんですぐこの店のこともチェックしたんですがあいにくの日曜定休。

他には気になったお店がすでに無くなってたりと、なかなかお店が決まらず。

そんな中昼間にランチを食べてネタにしはった記事の和食屋さんは夜も期待が持てそうやなぁと。

そこで宿に着いてまず風呂に入って、一段落してまず最初に電話したのが今回行った日本料理「嬉ぐ(うらぐ)」(公式サイト)っていうお店でした。

1軒目として電話したんですが、予約が入ってるから7時半頃まで(だったか?)で良ければとのこと。

前日から北陸方面は警報が出るほどの雨で、宿を出る5時半過ぎは雨風共にけっこうな勢い。

お店におれる時間に限りがあったんで、タクシーを探すのももどかしく捕まえたタクでお店の前まで。


入ってまず飲み物を聞かれたんですが、料理のメニューはなし。

お店のシステムを理解もせず、料金も分からないまま飛び込んだんですが、夜は5000円のおまかせのコースのみでやってはるようでした。

テーブル席はお昼のランチタイムだけ使ってて夜はカウンター8席のみ。

スタッフは使わず森下さんっていう大将1人できりもりしてはりました。

大将からすぐに「関西の方ですか?」って聞かれたんで、大阪からで福井の洋食の後、足を伸ばしましたってな話から会話がスタート。

大阪のどこですかって聞かれて八尾ですって答えたら、大将は大阪での修業時代奥さまの実家のある俊徳道に住んでたんだと。

大阪人的なノリに慣れてはるし、ご自身が気楽に会話が出来るようなお店で行こうと思ってはるそうでイチゲン客でしたが最初からくつろいだ雰囲気でした。




金沢の日本料理店「嬉ぐ(うらぐ)」のお料理 その1

*金沢の日本料理店「嬉ぐ(うらぐ)」のお料理 その1

突き出しの小鉢には菊花が使われたんですが「重陽の節句ですから」とのこと。

すっかり忘れてましたが、昔通ってた割烹でもこの時期は菊の花が出たし花生けの菊には被せ綿がしてあったなぁと。

季節感を大事にしてはるんやなぁと思いながら小鉢と瓶ビールでスタート。

すぐに燗酒をお願いしたんですが、冷やは地元の地酒も置いてるけど燗酒はご主人が自分の料理にはこれと思った姫路の「龍力」だけを出してるとのことでした。

大将の人当たりは非常に柔らかで気さくですが、料理にまつわるあれこれは非常にビシッとしたものを感じました。

椀物は冬瓜と松茸に鱧というこの時期らしい組み合わせでしたが、地元の金沢では鱧はあんまり食べないとのことでした。

そういう土地で関西で覚えた鱧を敢えて提供してはるようでした。

続いて出て来た”たたき”系のお造りは魚はなんでしたっけねぇ・・・。

大将から説明を受けたんですがメモを取らなかったんで覚えてないです。

ヨコワだったような気がするんですが、自信ないです。


金沢の日本料理店「嬉ぐ(うらぐ)」のお料理 その2

*嬉ぐのお料理 その2

続いて2皿目のお造りの盛り合わせが出て来ました。

これも詳細は忘れてしまいました。

薬味にしょうがとわさびが付いてたんですが、大将からは「両方とも醤油に溶いて食べて下さい」と。

キチッとした割烹だと山葵をちょっとず魚において食べてますが、大将曰く気楽に食べて欲しいから溶いてくれたらいいだと。

会話してても思いましたが、客に肩肘張らせないように色んなトコで心配りをしてはりました。

右上のやつも美味しかったんですが、なんだったか忘れてしまいました。(^_^;)

2杯燗酒をいただいて、せっかくなんで冷や酒で地元の日本酒も頂きました。

焼き物はサワラだったかな?椎茸と交互に焼かれてたのが面白かったです。


金沢の日本料理店「嬉ぐ(うらぐ)」のお料理 その2

*嬉ぐのお料理 その3

私が入ってから出るまで他のお客さんが来なかったのでのんびり大将と会話をしながら食事出来たのはありがたかったですねぇ。

こういうキチッとしたお店では他のお客さんがいるとよそ者としてはしゃべるのは控えてしまいますからねぇ。

そういえばお店を探してて日曜日休みのトコが多かったなんて話をしたら、金沢では全般的に日曜日休みが多いとのことでしたねぇ。

大阪の商売人的な感覚だったら、これだけ有名な観光地なら日曜日は書き入れ時やと思うんですけどねぇ。

それだけ街として歴史があって観光客をメインに考えてないんですかねぇ。

左側のお料理も良かったのに詳しいことは忘れてしまいました。

締めのご飯モノがお粥だったのはちょっと珍しいですねぇ。

食事の食べる量が減ってて最後のごはんをいただくのに苦労することがあるんですが、お粥ならサラッと入ってありがたかったですわ。

デザートはご主人の手作りやそうで、甘さが控えめで私みたいに甘い物が苦手でも美味しくいただけました。


金沢まで行って関西風の料理を食べるのはどうなんや?って考え方も出来るでしょうが、私は大将の雰囲気が非常に気に入ったんでぜひまた再訪したいと感じましたねぇ。

雨で街歩きは出来ず、日曜日でやってるお店が少なかったからの出会いではありますが、非常にラッキーでしたわ。

お店を出ても雨がキツかったし全然どのあたりに繁華街があるかも分からず、帰りもタクでサクッとホテルまで。

普段ならヨソの街では食後にぜひバーにって思うんですが、満足度が高かったので食事1軒だけでヨシとしておきました。

ちなみにお勘定は9350円でした。

<参考情報>
*日本料理嬉ぐ(うらぐ):公式サイト

住所:石川県金沢市大手町2−25 レジデンス大手門1階
電話:076−254−1123
営業:11:30〜14:00 17:30〜21:30
定休:水曜日
posted by えて吉 at 16:56| Comment(0) | 旅先&遠出 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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