2018年08月10日

1日2組限定の宿 奥出雲湯村温泉「湯之上館」

かなり前の旅ネタになるんですが、料理だけでも自分のメモがてらサラッとアップさせて頂きます。

旅ネタとしては宿の雰囲気なんかが分かる写真が欲しいトコなんですが、ちょっとは撮ったと思ったんですが使えるネタがほぼなかったんですよねぇ。

それで一緒に行ったishさんの記事を見て貰う方がええやろうと思ったんで、自分のは保留にしてたんです。



行ったのは5月23日なんですが、そのだいぶ前にishさんからお誘いがありまして、泊まりでどっかに行こうと。

いくつか候補があったんですが、なんとなくしばらく行ったことない島根県はどうかと提案したらishさんがええ宿を見つけてくれはったんです。

島根県の湯村温泉ってとこに一軒だけ温泉宿があって、一日2組限定で営業してはるんだと。

むちゃな値段ではないけど、料理もかなり期待出来そうってことでありがたく宿の手配をお願いしました。



当日は10時にishさんのお宅前に行く約束になってました。

逆算して8時には家に出たんですが、雨が降ってた上に通勤時間帯だったんで道が混んでてけっこう時間がかかりました。

ずっと地道で行ってたんですが、このままじゃ遅れそうやったんでちょっとだけ高速に乗ってなんとか時間内に到着。

10時頃兵庫駅のあたりを出発してまずは山陽道で広島方面へ。

12時過ぎに山陽道の福山サービスエリアで昼ご飯を兼ねて休憩。

このサービスエリアで人気だという尾道ラーメンを食べたんですが、650円って値段は安いし味も好みで当たりでしたわ。

その後尾道自動車道→松江自動車道と通って北上、島根県を目指しました。

宍道湖からすこし山奥に入ったところ目的地の奥出雲湯村温泉があって、4時12分には宿の駐車場に車を止めました。

この日の走行距離は406km。近すぎず遠すぎず適度なドライブって距離でしょうか。




宿のすぐ前に共同浴場があって、泊まり客もそこを使うことになってました。

宿の部屋に入って荷物を置いたら、なにはともあれ温泉へ。

共同浴場としての営業は10時から21時なんですが、泊まってるもんは掃除してる時以外自由に入れました。


ドライブとしては高速メインやからそんなにキツくはなかったんですが、運転を終えて入るお風呂はたまりませんなぁ。

湯上がりは部屋でさっそくビールをプシュッと。

窓からは里山の緑が見えてそれが雨でしっとりと濡れてるのはなかなか風情があってええもんでしたわ。


宿の内外の様子は、ぜひishさんのブログでご覧下さい。


*foodish:"雑"食記:奥出雲湯村温泉 湯乃上館で極上一泊二日(前編)






部屋でのビールはごく控えめにしといて、いよいよ6時から晩ごはん。






2組限定の宿なんですが、食事場所は1組だけ囲炉裏のある離れが使えるんだと。

ishさんがせっかくだからと囲炉裏での食事を予約しておいてくれたんで、離れへ。





晩ごはんは囲炉裏のある離れにて

*晩ごはんは囲炉裏のある離れにて





最初にセットされてたお料理

*最初にセットされてたお料理

・刺し身こんにゃく

・あじのたたき

・もずくの酢の物

部屋でちょっとはビールを飲んでましたが、最初はビールで乾杯。

回りは里山に囲まれたエリアなんですが、海から1時間ほどってことで海の魚が並ぶのは全くおかしくないんです。

山奥でまぐろ、たい、いかってなお造りの盛り合わせが出るとがっかりですが、ちゃんと地のモノとして旬の鯵が出て来た訳です。


「のどぐろの塩焼き」にびっくり

*「のどぐろの塩焼き」にびっくり

大阪の飲食店なら3000円くらいは取られるかなぁってサイズののどぐろが一人一匹でびっくりしました。

のどぐろはあらかじめある程度まで焼いた状態で持って来られて、囲炉裏で仕上げに焼き上げてました。

写真ではあんまりサイズが伝わらんと思いますが、かなり立派でモノのええヤツをシンプルに塩で焼くとたまらん美味さでしたわ。

茶碗蒸し

*茶碗蒸し

最初はビールでしたがすぐに日本酒も追加しました。





茶碗蒸しを食べてると宿の大将が囲炉裏で次のモノを焼いてくれてました。






ごっつい「薄揚げ」の網焼き

*ごっつい薄揚げの網焼き

厚揚げ豆腐みたいな分厚さでしたが、モノとしては薄揚げでした。

焼けたら醤油を掛けただけで頂きましたが、素性がええからでしょうがえらく香ばしくて美味かったですねぇ。

ishさんが醤油も気に入ったんで宿の大将に聞くと島根県の奥出雲町にある井上醤油店ってとこのでした。

この醤油を翌日の帰り道にスーパーやら道の駅で探し回したんです。

もう島根県を抜けそうで諦めかけてたら、ダメ元で寄った道の駅で無事発見。

私は買わなかったんですが、見つけた瞬間は「ヨッシャー!!」ってなりましたわ。



ところが、この話にはオチがあって、ishさんがその醤油を買うて地元に帰ったら、家のすぐそばのスーパーに並んでたそうですわ。(^_^;)



鶏の手羽中も囲炉裏で調理

*鶏の手羽中?も囲炉裏でこんがりと

丁寧に焼かれて皮がパリッとして塩味だけで食べるんですが、こいつもかなりのもんでしたわ。



三瓶牛のローストビーフ

*三瓶牛のローストビーフ

私の写真の撮り方が下手なせいでなんかえらく寂しい量に見えますねぇ。

実際はそれなりに食べたと思えるくらいの量があったんですよ。

後半、終盤に濃ゆい霜降り肉なんかが出てくるとツライんですが、こういう赤身の肉やと酒の肴って気分で美味しく楽しめますねぇ。




〆のご飯

*〆のご飯

私はあんまりごはんの良し悪しや味って分からんのですが、このご飯は美味しく感じました。

このご飯を食べたらちょうどええ感じにお腹が膨らみました。


14代目っていうご主人は京都の料亭で料理修行をしてたそうで、調味料にもこだわってはるし出てきた料理はピシッとしてましたわ。





翌朝は当然朝風呂に入ってから、万全の体勢で朝ごはん。(^^)





上品な朝ごはん

*上品な朝ごはん

無駄な派手さのない上品な朝ごはんでした。

左上の鰯の佃煮が今風のベタッとした甘さのあるやつじゃなくて、醤油の塩気がピシッと効いてて良かったですねぇ。

ちょっぴり囓ればご飯がしっかり食べられるええおかずでした。


宿の代金は基本料金が一泊二日で一人12000円×2、これに囲炉裏利用500円×2、ビール700円×2、日本酒450円×4に消費税、入湯税、サービス料なんかが入って全部込み込みで33802円でした。

年季の入った宿の雰囲気や回りの静かな環境も込みで、温泉と美味い料理に払うとしたら十分値打ちがありましたわ。

ええ宿を見つけてくれたishさんには毎度のことながら大感謝です。

<参考情報>
*奥出雲湯村温泉 湯乃上(ゆのうえ)館:公式サイト

住所:島根県雲南市木次町大字湯村1336番

電話:0854−48−0513








帰り道は一旦北上して国道9号に入ってしばらく鳥取方面に走って、途中からは国道181号線に入って昼ご飯にそばを食べたりしつつ神戸へ。

神戸に着いたのが4時半頃で、自宅には7時ちょっと前に到着。この日は395kmのドライブでした。




*朝の体重:58.15kg弱。(そんなに食べてないと思うのに目標オーバーしてもうた。)

*今月の休肝日:3日(昨日は飲みました。)




posted by えて吉 at 15:06| Comment(0) | 旅先&遠出 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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