2017年12月13日

宮津駅前「富田屋」の久しぶりの泊まりは大当たり!!

京都の北部、宮津駅の駅前にある大衆食堂「富田屋(とんだや)」に久しぶりに泊まりで行ってきたんでご紹介させていただきます。

宮津は日帰りドライブで行ったりするんで富田屋のそばにはちょくちょく行ってます。

運転手をつとめてくれる妹がおる身内旅行では昼メシに寄ったりしてたんですが、前回泊まったのは2010年のことなんでかなり前になりますね。

それからもまた泊まりで行きたいと思ってたですが、一人で行ってもおもろないんで複数のヒトに声を掛けたんですが、日程が合わなかったり一度は行こうとなったのに土曜日で満室だったり。

のびのびになってましたが、東京の知り合いのSさんが11月の頭にまとまった休みが取れて大阪に来てた時に付き合ってくれることに。

真夏は全くクーラーが効かず、扇風機も無いので寝るのに苦労しますが、11月なら暖房がなくて困ることもないやろうと。




行ったのは11月2日の木曜日になります。

朝に家を出て、昼ご飯は綾部の竹松うどんに寄りました。

そこからは地道で宮津を目指して、このエリアが初めてだったSさんを案内してまずは観光。



伊根の舟屋を観光

*丹後半島の「伊根」で舟屋を観光


舟屋を見ようと思うとやっぱり海側からでないとらしさが分からんと思って遊覧船に乗ることに。

遊覧船の乗船代が680円とこなれた値段やったんで、観光費用にケチな私にも気軽に乗れました。


私は何年も前にこの観光船に乗った記憶はあったんですが、全然航行ルートや舟屋の景色は覚えてませんでした。



というのも・・・・。




遊覧船では小袋の”かっぱえびせん”を売ってるんですが、それはオヤツでは無くカモメにエサとしてやるためのもんなんです。




船に平行して飛ぶカモメにえさをやるのがオモロかった印象ばっかりで景色をあんまり見てなかったんですよねぇ。





で、今回は乗船券売場でさっそくかっぱえびせんを買うて、カモメのエサやりを楽しみに乗船したんですが、ちょっとだけ状況が変わってました。






トンビが多くてちょっと恐かった伊根の遊覧船

*トンビが多くてちょっと恐かった伊根の遊覧船

前はほとんどかもめばっかりやったと思うんですが、今回エサやりを始めると周りはトビに囲まれたようになりましたわ。

とんびって、浜辺で人間の食べてる弁当にダイブして食べ物をパクッたりするんで、持ってるかっぱえびせんに直接攻撃されそうでちょっと恐かったですわ。(^_^;)

エサを全部やってしまえば、襲われることもないやろうから余裕を持って観察出来ましたけどね。

エサを大事にちょっとずつやってた中国人は手に直接寄ってこられて悲鳴を上げてましたねぇ。

ちょっと予想とは違いましたが、エサやりが出来て私は満足でしたが、Sさんからはちょっと白い目で見られてたかも・・・。





天橋立を高いところから

*天橋立を展望台から

伊根から宮津に向かう途中で先に出てくる側の展望台に上がりました。

Sさんは天橋立も初めてやったんでお約束の股のぞきもやってはりましたわ。




宮津駅前の富田屋に着いたのは4時(4時半?)過ぎやったと思うんですが、まず1階のお店の声を掛けるとまだお客さんが少なかったせいか店のヒトがちゃんと2階の部屋まで案内してくれました。

忙しい時に初めてじゃなかったら、鍵だけ渡されて、勝手にしてって感じなんで丁寧さにちょっと驚きました。

お風呂が1人ずつの交代で、お湯は毎回変える訳じゃないんで、急ぎでSさんから風呂に行って貰い、続いて自分もさっと風呂へ。

体は朝にシャワーして洗ってたんで、ただちょっと温もって湯上がりのビールを楽しむためでした。





着いた時に5時半頃から食事をお願いしてたんで、ほどほどの時刻になったら1階のお店へ。






久しぶりに泊まりで宮津の「富田屋」へ

*久しぶりに泊まりで楽しんだ宮津駅前の「富田屋」

この日は平日だったせいもあるのか、5時半頃はほとんどお客さんがいなくて店内はガラガラでした。

ただ、食事を進めるとやっぱり地元客や観光客で一杯にはなりましたけどね。




富田屋の白板メニュー

*富田屋の白板メニュー(クリックでデカイ画像が別窓で開きます。)

固定のメニュー以外はこちらの白板に書かれてて、ネタがなくなったものから消されていきます。

店内に一枚しかこの日替わりメニューがないんですが、店のおばちゃんらもコツを掴んだのか


 「はい、はい、携帯で取って席でよう見て〜」

ってことをお客さんに伝えてましたわ。

スマホぐらいの画面で拡大して見るならゆっくりメニューが熟読出来ていいですわ。



では、富田屋で食べたモノをご覧下さい。




日替わりメニューが気になりましたが、まずは1泊2食5400円に付いてる食事からです。

前回1人は1泊2食付き、1人は一泊朝食のみで泊まったら非常にコストパフォーマンスが良かったので今回も同じ作戦です。

なのでこれから貼るのは一人分です。



泊まりの料理に付いてた「かに酢」

*夕食付きの食事に付いてた「かに酢」

ズワイガニの解禁が11月8日で、ズワイはまだやったんでカニをメインにした宿はやめたんです。

それで富田屋にしたんですが、ベニ(紅ズワイガニ)はあるやろうからと狙ってたんですよねぇ。

出てこんかったら追加で頼もうと思ったのが初っぱなに出て来てさい先ヨシって気分になりました。

2人で食べるにはちょっと少なめですが、1人なら十分ですわね。


南蛮漬け

*南蛮漬け

店のおばちゃんは料理を持って来てくれても一切説明は無し。

この食堂ではそういうサービスは求めんってのが暗黙の了解かも。

白板メニューをよく見ると”ハモナンバ”ってのがあるんで、鱧の南蛮漬けでしょうかね。


富田屋の大ぶりなイワシの塩焼き

*大ぶりなイワシの塩焼き

写真では分かりにくいですが、大ぶりなイワシの半身が二切れ。

これも1人だったらかなりたっぷりですわ。2人でシェアしても十分楽しめましたもん。


富田屋の泊まりのお造り盛り合わせ

*富田屋の泊まり客用「お造り盛り合わせ」

魚の種類はよう分かりませんが、盛り付けは地味やけど1人で食べるなら十分な量ですよね。

生ウニは今年Sさんのおかげで食べられた北海道直送の塩水ウニに較べると落ちましたが、エグミもなくなかなかでしたよ。

他の魚もどれも新鮮でモノは良かったです。


富田屋の天ぷら盛り合わせ

*天ぷら盛り合わせ

真ん中のはフルーツの柿じゃなかったかな。その後ろにも2切れほどあって、2人でちょっとずつ摘まむのにええ感じでした。


富田屋のアジフライ

*富田屋のアジフライ

アジ自体がけっこうな大きさでこれまた2人で摘まんで丁度でした。

その上、付け合わせのポテサラがかなりたっぷりで、十分単品として楽しめる量でしたわ。


小鍋のかにすき

*小鍋としてはかなり大きなかにすき

旅館で固形燃料を使って出すショボイ小鍋よりだいぶサイズが大きくて迫力がありましたわ。

形だけ付けたような小鍋では無く、これ単体でしっかり楽しめました。

以上が1泊2食付きの場合の夕食の内容になります。

ちなみに最後のご飯とお汁は最初にパスしてますが、今回は今まで一番質量ともに良かった印象ですわ。

正直言うて、1人ずつ取ってたら私は食べ切れんかったと思いますねぇ。

それぐらいたっぷりでどの料理も美味いんですからビックリですわ。

ちなみに、2食付きが5400円で朝食のみが4104円なんで、ここまでの料理の値段は1296円ってことですかね。



ここからは単品でオーダーになります。



とはいえ、泊まりの夕食だけでかなりお腹が膨れてしまい、予定ではガンガンアラカルトメニューを頼むつもりがほとんど食べられませんでした。






ちょっとビールに合う濃ゆいモノが欲しくて追加したのがこちら。






追加で頼んだ鶏のちりとり鍋

*富田屋の「かしわ焼き」324円


ちりとり鍋にけっこうな量が入って税込みでこの値段ですから安っすいでしょ?





やっぱり美味かった富田屋のラーメン

*やっぱり美味かった富田屋の中華そば368円

事前にSさんにはご飯をパスして、締めにこれが食べたいって伝えてありました。

外でラーメンを食べようと思うことは非常に少ないんですが、このラーメンは大好きなんですよねぇ。

一度食べてからかなり気に入ったんでそれ以後毎回のように食べてる気がします。





2人でラーメン一杯をシェアして、まだもうちょっとお腹が空いてたので、Sさんの希望でもう一品。



意外なほど美味かった富田屋のうどん

*意外なほど美味しかった富田屋の「天かすうどん」263円

メニューには「素うどん」とこの「天かすうどん」が同じ値段でわざわざ別に書かれてました。

大衆食堂で出てくるうどんやから袋入りのゆでうどんのコシの無いヤツやとばっかり思ってました。

それがこのうどんはしょぼい立ち食いうどんよりよっぽど麺も美味いし、さらに出汁がかなり良かったですわ。

これを知ってしまうと次から締めに悩むようになりそうですわ。

結局追加はこの3品だけになってしまいました。

量がたっぷりでコストパフォーマンスが強烈すごいあら煮(263円)とか他の海鮮類をバンバン追加しようと思うともう1人くらい参加者が欲しいトコですな。

最初から2人とも夕食ナシってのは、夕食のコストパフォーマンスの良さを考えるともったいないですからねぇ。

晩ごはんが済むと、お店でそのまま明日の朝食代も含めて精算を済ませるのがここのシステム。

瓶ビールが432円で3本、日本酒が1合270円で6本。締めてお会計は13317円。

いやー、2人で好きなだけ飲んで、しっかり食べて1泊した総額がこれってのはほんまにスゴイですわ。




ちなみに朝ごはんは向かえにある「サイホン」って名前だったかの喫茶店で。



富田屋の泊まりに付くモーニング

*泊まりにつくモーニングセット

これは普通に頼むと確か500円ぐらいじゃなかったかな。



朝ごはんを食べてから宮津駅前をぶらぶら歩いて海の方へ。

道の駅やそのそばのスーパーで地物の海産物を買うたり、前にも買うて気に入ってる小銭寿司で「いわし鮨」を買うたり。

帰りは丹波篠山の方まで地道を走って田舎道のドライブを楽しんでから高速で家まで戻りました。


久しぶりに富田屋の泊まりでしたが、改めて泊まる値打ちを感じましたわ。

ちなみに、部屋は引き戸一枚で廊下に接してるんで、前をヒトが通ればその音は丸聞こえ。

便所は共同で風呂は小さいのが1つでそれを交代で使用。

布団はもっとひどい煎餅布団かと思いましたが、思ったほどひどくはなかったですわ。

泊まる場所としては最低限の機能しか無いので、宿に求めるモノがある方には勧められません。

私は大満足しましたが、泊まるのは合う合わんがかなりあると思いますのでご注意下さい。



posted by えて吉 at 15:22| Comment(0) | 旅先&遠出 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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