しばらく前に他に見たい番組がなくテレビを消そうかと思ってたら、たまたま好きなトマト料理ネタやったんで、珍しくNHKの「ためしてガッテン」を見ました。
この番組は、今までに飲み食い関係の時なんかに何回は観たことがありました。
ところが、さもスゴイ発見のように取り上げてても、大したこと無いなぁと思うことも多いんです。
たとえば、少し前には美味しいたこ焼きの作り方をやってました。
実家のオカンも見てて、その直後家族が一応それを真似してやりましたが大したこと無し。
普段の自分らのやり方で十分旨いってトコにみんなの意見が落ち着きました。
他にもプロの料理人さんが、嘘とはちゃうけど、番組の言うやり方以上に素材の善し悪しの方が大きいって言いはるような食材があったり。
そないに信用してるわけではないんですが、ダメ元でやってみることに。
番組を見た時はブレンダーがなかったので、やりたくても出来きませんでした。
せっかく手に入ったんやからいっぺんくらいはやることに。
生協で不揃いなトマトを格安で売ってたので、そいつを使うことに。
13日の配達でトマトが届き、次の日にさっそく取りかかりました。
「これがトマトソースの極意」ってタイトルで紹介されてたんですが作り方自体は割とシンプルでした。
*番組の内容は、コチラからNHKサイトをご覧下さい。
ポイントは、トマトの皮を剥いたりも中の汁気?のあるトコを取ったりせんと煮込めってこと。
中くらいサイズのトマト6個をヘタだけ取って、適当にカット。
そいつをミキサーにぶち込んで、ガガー、ガッガー。
ごく普通の家庭用サイズのミキサーで2杯分ほどになりました。
そいつを漉せってことなんですが、洋食で使うようなコーン型?の漉し器はないんで、裏漉し器を表側?から使って漉しました。
固形分がすくなくて、力が入れにくく意外と漉すのに手間取りました。
これが火を入れる前の状態です。
泡だらけで、かなり白っぽくなってました。
白っぽい部分が全部アクやったらえらい量が減るでぇと心配してましたが、そんなことなかったです。
熱くなったら弱火でじっくり煮込んでやりましたが、10分ほどすると白っぽい泡は消えてトマトの汁らしくなりました。
これが火を付けて10分後ぐらいの様子です。
ここから気長に弱火で煮詰めて行きました。万が一でも焦げたらイヤやからつきっきりでずっとかき混ぜてました。
番組の作り方では20分ほど加熱しろってことでしたが、へらで字が書けるくらいの濃さになるまでは40分かかりました。
これが火を止めた直後の様子です。かなり煮詰まって、ちゃんとヘラでスジを引くと跡が残りました。
最初から予想は出来たけど、出来上がりの量はめっちゃ少なかったです。
いつもの作り方ならたまねぎ1コ、缶詰2缶、生トマト1コ程度で同じフライパンにかなりたっぷり出来ます。
一旦なんぞの料理に使って底に余ったソースってな量に見えました。
塩コショウさえ全く入れないまま、ちょいと味見をしてみました。
初めてやってみた感想は、甘くないケチャップって感じ。
なんにも味付けてないのに、酸味は丸くなってて自然な甘みとコクがあってかなり上品なお味。
ほぉ〜っと感心しました。
出来た量が少なかったんですが、いっぺんに使うのはもったいなすぎるので、3/4ほどは冷めたらすぐ製氷皿に入れてアイスキューブにしました。
ごくごく控えめな量のソースを使ってさっそく料理をしました。
リングイネとシーフードをトマト味で。
缶詰のツナ、冷凍アサリ、エビとスライスしたタマネギを使ってます。
アサリとツナはしっかり煮込んで旨みを出させて、エビは火を通しすぎないようにプリプリになるよう投入。
一番の手柄がどいつなのかは分かりませんが、旨みたっぷりでかなりご機嫌でした。
前日までの残り物を前菜代わりに。
鶏胸肉のタタキは、オリーブオイルや塩コショウ、レモン汁と乾燥ハーブなんぞで味付け。
ささみと焼きなすは半分余ってたんで、青ネギが和えられてるのには目をつぶって塩ドレッシングで洋食の前菜と信じて食べでました。
軟骨とシメジは食べんと傷みそうなんで強引に食卓に上げてやりました。
スパゲティは、正直言うてかなり旨かったです。
ただ、それがトマトソースのおかげかというと、どうもよう分からんのですよねぇ。
結論から言うと、もう1っぺん作るか?と聞かれた時の答えに困るって感じ。
出来上がりのソースは確かに上等な味。でもミキサーと裏漉し器を使って、さらに40分も混ぜ混ぜ。
で、出来上がった量というと、めっちゃ少なめ。
今回のトマトソースみたいなコクはないけど、自分の作るヤツでも十分かなぁと。
そっちやったらもっと簡単に短時間で、大量のストックが出来るんですもん。
次回があるかは別にして、今回のトマトソースは料理にあと2回は使えるでしょう。
今度はどんな料理に使いましょうかね。
けっこう面倒くさかったけど、やったことないことを試すのはなかなか楽しかったです。