神戸の元町まで電車嫌いの私が遠征して来た念願のお店をご紹介します。
今回のお店のことを初めて知ったのはブログ仲間のishさんの旧ブログの記事がきっかけでした。
記事を読むなりぜひ行きたいと思ったんですが、いかんせん電車嫌いの私にとって元町ってのはかなりハードルの高い土地。
とはいえ、最近は少しずつ電車に乗るのに慣れつつあるんで、今年に入ってからも何度か1人で行こうかと思ってたんです。
ただ、営業が朝の9時から14時のみという特殊なお店なんで、なかなか思いついてすぐ行こうって訳には行かんかったんですよねぇ。
席が8席しかないから予約が望ましいけど、思いつくのが夕方やったりするともう電話を掛けても無駄やろうなぁとか。
昼前に思いついても、今から行ったら営業の終わりに近いから落ち着けんかなぁとかね。
何度か行きたいとは思ったままのびのびになってたんですが、ishさんとは会うたびに「佳景」にいつか行こうってな話をしてたんです。
今回行ったのは11月22日の火曜日なんですが、ishさんからお誘いがあったのは前日のことでした。
「急やけど、明日佳景に行かんか?」
とお誘いがあり、いつものように予定はなかったので即「行けます〜」と返信。
その時点では店の営業が終わってて予約が取れなかったので飛び込みで行くことにして元町に昼の1時頃集合することに。
午前中の方が一番このお店らしいかもしれませんが、午前中に行って一杯やったら他の店で潰しが効きませんからねぇ。
当日の早い時間にishさんが予約を取ってくれたんで、安心して出かけました。
ちょっと早めに家を出て、この時は一番シンプルにJRを大阪駅で乗り継いで三宮へ。
時間があったんで三宮からは南京町をサラッと通り抜けたり、高架下のぞいたりとブラブラしながら元町へ。
中華街は観光客の買い食い用のモンをあっちゃこっちゃで売ってましたが、腹ペコの身には助走をつけるのを我慢するのがたいへんでした。
高架下の荒物屋のショーウインドーに並んでた刃物に目が止まったんですが、そこからウインドーの中を眺めてたらしばらく前から気になってたモノを発見。
思わず衝動買いしてしまいました。
*旅行用に「スキットル」を衝動買い
しばらく前から旅先にウイスキーを持っていくのにこの手のスキットルが欲しいなぁと思ってたんです。
この手のモノって実物を触らずにネットで買うのが気持ち悪くて迷ってたんです。
実物を見せてもらったらけっこうしっかりした作りで値段も2200円と安かったんでサクッと買うてしまいました。
高校生の頃に今回のとちょっとタイプが違って全体的に角の丸いヤツを持ってたんですがそれは9000円くらいした記憶があったんで今回は安く感じました。
さて、元町駅で12時45分にishさんと合流してお店へ。
線路の海側の道を少し西に進んで細い道を南に曲がった先にお店がありました。
*神戸元町のごはんや「佳景」の看板
お店の存在を示すのはこの看板のみ。
何屋かとか料理の値段なんかはなんにも表に出てないのでイチゲンにはかなり入りにくいお店かもしれませんね。
*隠れ家っぽい元町の「佳景」の入り口
なんとなくこういう細い通路の先にお店があるのって京都っぽいなぁって印象がありました。
ここは今の女将さんのお父さんが1日1組しか予約を受けないお寿司屋さんをやってはったそうですわ。
その方が亡くなって娘さんが「お弁当」1種類にしぼって営業されてます。
私らがお店に入った時は他にお客さんはありませんでした。
*鉄瓶のお湯で作る名物?の「おしぼり」
タオルに直接お湯を掛けたモノをうまいこと絞って出してくれはりました。
とりあえず最初はビールをお願いしました。
*ぬた
最初は女将さんとishさんでつい最近亡くなられた「鶏頭」のやっさんの思い出話になってました。
やっさんはここの女将さんがやってる料理教室にも参加してはったんだとか。
お客さんは私らが入ってほどなく1人客の女性が2人来られました。
*焼ききのこ
食感よくええ香りのきのこでした。掛かってたのが燻製醤油だったかな?
*ごまどうふ
ビールを2本飲んでからお酒を燗でお願いしました。
*佳景の八寸の盛り合わせ
丁寧に料理された肴が少しずつ盛り合わせられてて、これだけでかなりお酒が飲めますねぇ。
どれもあっさりして真面目な料理って感じがしましたねぇ。
*焼き鯖
これサバですよね?(^_^;) なにかは聞いてないんで間違うてたらごめんなさい。
お料理は非常に落ち着いたものでしたが、女将さんはごくきさくな人でishさんと面識があることもあり最初から気楽におしゃべり。
後半は他の1人客の女性2人も混じって5人でなごやかにしゃべってました。
割烹の料理やけど食べる場はごくごく気楽って雰囲気が私は楽しかったですわ。
*なんやったか忘れた料理
みなさんとのおしゃべりに気が行ってしまい、これの詳細は忘れてしまいました。
この写真だけみると下のは竹の子かなぁ・・・。上のは味噌でしょうか・・・。
間違いなくどの料理も美味かったんでちょっと申し訳ないです。
*これも正体不明なんですよねぇ・・・。
パッと見ぃショウガか菊芋みたいには思えるけど、なんでしたっけねぇ。
*スープ
どんなスープやったかは聞かないでやってください。
後半はみんなでしゃべってたんでねぇ・・・。
*佳景のだしまき
これは女将さんがみんなの分をまとめて焼きますねぇ〜って言うてたんを覚えてますわ。
こういう風に玉子焼きが焼けるようになりたいなぁと思ってました。
*これまた名物の「玉子かけごはん」
たまごかけご飯好きとしてはたまりませんでした。
よそのブログで読んだ記事によるとこの玉子もこだわりのヤツやそうですわ。
*煮豆と和三盆
私は一口味見するだけにしましたが、優しい甘さで上品なデザートでした。
ビールと燗酒3本飲んだような気がしますが、これで1人3500円。
おまかせの料理自体は2500円やと聞いてます。
今回食べたのは昼過ぎでしたが、これを朝イチでここのお料理を頂きながら朝酒を入れられたらたまらん贅沢でしょうねぇ。
コストパフォーマンスとしては料理のみで2500円なら抜群に感じましたわ。
ずっと行きたかったお店が期待以上に良かったんで大満足しました。
<参考情報>
*ごはんや佳景
住所:神戸市中央区元町3−15−11
電話:078−331−1669
営業:9:00AM〜14:00
定休:日祝
女将さんは朝の7時頃から仕込みで店に居てはるそうで、その時間から電話で当日予約も可能みたいです。
その後はishさんと神戸の街をうろうろ。
そのうちの一軒で食べたのがこちらの餃子。
*赤万の餃子
ここのお店がishさんの一番好きなギョウザやそうです。
お店に入ってから1人2人前注文せんとアカンと分かったんで、食べられるかちょっと心配でしたが野菜が多くてええ意味で軽いんでペロッと。
ただ、ここのお店でよく理解出来なかったのは、たれを入れる取り皿が1人1枚限定やったこと。
神戸って普通の酢醤油意外に味噌だれがあるんで、両方食べ較べたかったんですよねぇ。
お店のお客さんがはけて、手が空いてたんで追加料金払ってもいいんで取り皿をもう一枚もらえませんか?って聞いたら出来ないとのこと。
丁寧に両方の味を試してみたいんでって伝えてたんですが、それやったら取り皿は変えるけど1枚だけとのことでした。
うーーーー、全く理由が分かりませんが老舗なりのこだわりとかがあるんでしょうね。
まぁその辺は気分を害しても仕方ないんでサラッと流しておきました。
ギョウザ自体はけっこう好みに近かったんで美味しかったですわ。
2人でビール飲んで4人前食べて2160円でした。
最後にバーに入って軽く飲んで解散。
帰りに電車に乗らんとあかんので飲み過ぎないように、遅くなり過ぎんように注意してたんで8時半頃には電車に乗りました。
神戸でishさんと別れる前にishさんはラーメンを食べたがってはりましたが私は自粛。
でも、結局家に帰り着く頃にはえらく腹が減ってたんで駅のコンビニでカップラーメン買うて食べてしまいました。
この後1時半頃までジントニックを飲んだり、焼酎を舐めたりとぐだぐだ。
おかげで翌日は久々にけっこうキツメの二日酔いでしたわ。
昼の1時頃から夜中まで飲み食いしつづけたんで濃ゆい一日でしたわ。
*朝の体重:57.95kg。(余裕ナシ。)
*今月の休肝日:4日(昨日酒抜いたけどもう一日抜くぞ〜。)
2016年12月13日
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長いこと行きたいと思ってると期待が膨らみすぎて、実際に行ってたらあんまり大したことなかったなんてことがありますよね。
でもこちらは期待以上に楽しめて良かったですわ。
ありがとうございまーす。(^^)