2016年12月07日

今や貴重なほどのディープさ焼きとん屋「たからや」@川西能勢口駅

もうだいぶ前のことになるんですが、電車が大嫌いな私が川西能勢口なんていう遙か彼方まで遠征したんでアップしておきます。

単に頑張って電車に乗ったネタをボツにしたくないだけじゃなくて、めーちゃくちゃディープでオモロかったんですよね。

梅田の店でも電車に乗らんとアカンって理由だけでスルーする私なんで一人で行った訳がありません。

飲み食い仲間のこばやしさんから「めっちゃディープなトコあるんやけど行けへんか?」とお誘いがあったんで頑張って電車に乗ろうと思えたんです。

しばらく前にこばやしさんのブログに初訪問時の記事が上がった時からえらく濃ゆい店のようで興味はあったんです。

関西人なんで豚ホルモンには馴染みがないですが、もともと牛でもなんでもホルモン系は好きなんでお誘いには即乗りました。


出かけたのは10月15日の土曜日でした。

店は予約が不可で夕方6時の開店にはいつも列が出来てて、一回転目に間に合わんと1時間くらいは待たんとアカンと。

そこで店の前で5時半頃に待ち合わせることに。

昼過ぎから家で時間を調整してたんですが、天気も良かったんで早めに出かけることに。

結局川西能勢口駅に着いたのは4時半頃でした。

時間が早かったんで近所をうろうろして「たからや」のすぐそばの高架下にあった酒屋の立ち飲みへ。

酒屋の立ち飲みと言ってもバーっぽい小ぎれいなお店でした。

たまたまこの日は店に入った直後からライブが始まったんで、音楽を聴きながら生ビールから始めてジントニックやらチューハイを飲んで時間つぶし。

店のそばやったこともあって調子こいてたらこばやしさんから着いたぞ〜って連絡が入ったんで慌てて酒屋を出て「たからや」の前へ。




川西能勢口のディープな焼きとん屋「たからや」

*川西能勢口駅そばのディープな焼きとん屋「たからや」の店構え


写真は酒屋に行く前に現場確認をしてその時に撮ったものです。

店構えは意外と普通であんまりディープには感じませんでした。

酒屋から急いで移動すると「たからや」の入り口と黒いバイクの間のスペースに人が並んでました。

開店まで30分ほど待ちましたが、無事口開けでお店に入れました。



川西能勢口「たからや」のワイルドな焼き場

*「たからや」のワイルドな焼き場

店内では開店時間の前からガンガンとこの焼き場でホルモンの串が焼かれてました。

そのため開店直後に入ったにも関わらず、店内はすでに煙だらけ。(^_^;)

肉から落ちた脂で火が上がると水をぶっかけて消してました。

我々2人はこの焼き場の目の前の席になりました。


この店のシステムでは「クシ」と呼ばれる基本のヤツは注文と関係なくどんどん焼かれてて頼めばすぐ目の前に置いてくれるんだとか。

常連はその「クシ」が積み上げられる場所の前に陣取って勝手に自分で取って食べるそうです。

店の料理はどれも1本150円なんで勝手に食べても串さえ勘定したらええんでしょうね。


煤けて判読困難なメニュー

*煤けて判読困難なメニュー

写真を補正したらなんとか読めますが、店にいる時は高いトコに貼ってあってえらく煤けてたんでほとんど判読出来ませんでしたわ。

このお店のディープさの一つが串モノの肉系以外のメニューが一切無いこと。

そのためカウンターに割り箸なんてモノは置かれてません。

唯一の口直しはカウンターのバットに山盛りにされたキャベツのみ。


串と呼ばれるなにか

*「クシ」と呼ばれるなにか 150円

だいぶ前のことなんで写真のどれがどれかちょっと自信ないですが・・・。

おそらくコレが基本メニュー?の「くし」だったんじゃないかと。

こばやしさん曰く「おそらく豚のかしらやろう」とのことでした。

その焼き物をつけて食べるタレがまた濃ゆい。焼肉のたれともまた違う味噌系のモンでした。

それとは別にニンニクがドカッと入った辛めのタレが置かれてて、それを勝手に自分でプラスしてました。


豚の肝焼き

*豚の肝焼き 150円

どの串も使ってるのが豚やからかかなりしっかりと火を通してありました。

そのせいでけっこう歯応えがあるんでしっかり咀嚼せなあきません。

最近は大阪や神戸にもけっこう焼きとんや豚ホルモンの店が出来てますが、たからやに較べたらどこも小ぎれい過ぎですな。

おされーとか今時、今風なんてもんから全く逆方向のワイルドさがありましたねぇ。

ウインナー

*ウインナー

ウインナーは味噌だれではなくケチャップとマスタードを渡してくれました。



豚のタン

*豚のタン

どの串もかなり大きめの身ぃが刺さってるんで、1本150円という安さでかなりの食べ応えがありましたねぇ。

写真にない鶏皮と追加の”クシ”の合計6本で打ち止めだったかと。

店構えは普通でしたが店内の煤け具合とか、店のシステムを含めて現代では貴重なほど硬派なお店でしたわ。

なんか戦後の闇市の流れをくむ店ってな言葉も合いそうに感じてしまいました。

料理や飲み物のコストパフォーマンスの良さに止まらん、雰囲気のオモロさがありましたねぇ。

1人で電車に乗って出かけるのはハードルが高すぎますが、かなり気に入りましたわ。

貴重なお店に誘っていただいたこばやしさんには大感謝ですわ。

*B級的・大阪グルメ!ブログ:関西で一番ディープで安い焼とん「たからや」@川西能勢口



<参考情報>
*たからや

住所:兵庫県川西市小花1−2−3

電話:072−759−7323

営業:18:00〜

定休:不明







*朝の体重:57.95kg。(粉モン2軒シバいたからしょうがないか。)

*今月の休肝日:2日(今日は休肝日にせんとな。)
 
 
posted by えて吉 at 15:41| Comment(0) | TrackBack(0) | 食べ歩き | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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