9月に高野山から本宮のあたりを旅してきた時のことをサラッとアップしておきます。
今回の旅はブログを始める前なんで12年以上前に知り合ったSさんって人のFacebookでの記事がきっかけでした。
6月の始めにたまたまFBを開いたら、そこでSさんが行きたい旅先の一つとして熊野古道を上げてはったんです。
まだタイミング的にコメントを入れてもよさそうやったんで、「いつでも運転手しますよー」って書き込み。
その後Sさんの高校時代のお友達のIさんも熊野古道に行きたいって書き込みはり、ほどなく決行することになりました。
お二人が日程を調整した結果9月のシルバーウィークに行くことになりました。
しばらくしてざっくりと旅のプランを検討したんですが、その直前にishさんが龍神温泉で泊まりはった「萬屋」の記事を読んでわたし好みやったんでお二人に提案。
一日目は高野山に行ってこの萬屋に泊まることに。
そして、2日目は朝イチで今回の旅の目的である熊野古道をあるいて、湯ノ峰温泉の宿に泊まることに。
旅行の初日は9月17日の土曜日では東京からSさんが新幹線で大阪に入ることに。Iさんは前日までに大阪に入ってるとのことやったんで新大阪駅で合流されることに。
10時過ぎ3人がそろって初めましてとおひさしぶりですのご挨拶を交わしました。
とりあえず車に乗ってもらい、地道で高野山方面に出発。
お二人は富山出身で高校が同じやったんですが、その当時は顔見知り程度でそんなに親しかった訳では無いと。
東京に出て来て大人になってからの方がしたしくなったとのことでした。
Sさんとは10何年か前に沖縄で知り合ったんですが、その後結婚してた時にうちに遊びに来てくれたり、離婚後にも大阪に一度来られて一緒に奈良方面に行った記憶があります。
ここ何年かお会いしてなかったんで近況をお聞きしたりしながらドライブ。
Iさんは長らく美術館の学芸員をされてて、今は大学の先生ってことで難しい人やったらどうしようとビビってましたが話しやすい方でほっとしました。
(元)学芸員っていう珍しいお仕事の方に会うのは初めてで私は興味津々でした。
Sさんは和歌山自体が初めてって言うてはったんですが、Iさんは以前のお仕事の関係で関西にはしょっちゅう来てはると。
和歌山にもなんども行かれてるそうですが、熊野古道とか那智の滝方面はまだ行ったことがないようでした。
話の中で他の美術館から作品を借りる時はそのブツを運ぶ運送会社のトラックに学芸員が同乗するのを聞いてびっくりしたり。
ルート的には走り慣れた方面やったんで、外環から国道371号線に入る少し手前でチェーン系の定食屋に寄って昼ご飯を済ませることに。
昼ご飯を食べながらも色んなことをしゃべってたらけっこう時間が経ってしまいました。
高野山に上がる一番ポピュラーなルートを通ったんですが、九度山町では真田幸村が大河ドラマで脚光を浴びてる時期やったんで道の駅に寄ることに。
前まで行ったんですが駐車場が一杯で回りを2周しただけでパス。
シルバーウィークの初日で高野山へ上がる道が混むんじゃないかと心配してたんですが、時間がけっこう遅くなってたんで時折降りてくる車とすれ違う程度で全く混まず。
高野山に上がっても予想以上に空いてて、今まで止めたことの無かった小さめの駐車場にも止められましたわ。
Iさんの知り合いが居るという「高野山霊宝館」をまず訪問。
何度も高野山に来てるのに入るのは初めてでした。
じっくり展示品を見てから駐車場を移動して奥の院へ。
駐車場に戻ったところで、ちょっと到着が遅れそうやったんで宿に連絡したら、龍神村の方はもう天気が崩れだしてたのか
「気を付けてゆっくり来て下さい」
とのことでした。
もう日も落ち始めてたんで、高野龍神スカイラインはちょっと急ぎめに走って宿に向かいました。
宿への道中は雨が降り出してましたが、高野山を見て回った時は傘がイランかったのでラッキーでした。
*宿「萬屋」の外観
写真は11/5に一人でドライブした時に撮ったものです。
高野山から下っていって、龍神温泉へ向かう脇道に入って、宿が固まってるあたりの一番最初に今回の宿「料理旅館 萬屋」さんはありました。
ちょっと着いたのが遅めでしたが、夕食時間を調整してまずはお風呂へ。
温泉地に行ったら、食事の前のお風呂は外せませんわね。
朝にちゃんとシャワーしてたから体を洗ったりはせず、お湯に浸かるだけでさくっと上がりました。
女性陣のお二人がお湯から出てくるのを待つ間にサクッと自販機のビールを一本空けちゃいました。
食事は別のお部屋に案内されての部屋食でした。
けっこう前のことやし、お二人と喋るのに一生懸命であんまり内容を覚えてないんで写真を簡単に貼って行きます。
*萬屋の前菜
*熊野地鶏のたたき
山の中でマグロとイカの盛り合わせなんてことにならんで良かったですわ。
この宿はほとんどの食材を地元のモノに拘ってるらしいんですが、そういうのこと旅行客には嬉しいですわね。
*日高川の鮎の塩焼き
なかなかスタイルのええ鮎ですね。
近所のスーパーにも養殖モンが並びますが、脂が多すぎてデブデブやったりするんですよねぇ・・・。
天然かは分かりませんが、少なくとも畜養でしょうか。久しぶりの塩焼きは美味かったですわ。
*鹿肉の陶板焼き
鹿とかイノシシとか普通の肉屋においてない肉ってだけで嬉しくなるんですよねぇ。
*煮物の炊き合わせ
甘みのけっこう効いた田舎風の煮物でした。
こういうのもええもんです。
お酒の方は最初はビールで乾杯したんですが、ほどなく日本酒へ。
日本酒も和歌山産が何種類かありました。
お二人にもお注ぎはしましたが、私みたいな飲兵衛ではないようでそんなに飲んではりませんでした。
*イタドリの和え物
ごま和えやったと思います。
*キジの天ぷら
ここでも海老の天ぷらなんかじゃないのが嬉しいですわ。
夜にもお風呂に入って、翌朝お二人は宿から数軒先にある龍神温泉の元湯へ。
*龍神温泉元湯
この写真も11/5のドライブで撮ったものです。
私はそっちは何度か行ってるんで雨やったこともあり宿の内湯で済ませました。
*日高川の普段の様子
この写真も11/5のドライブで撮影
普段はこんな風に水深の浅い清流って感じです。
起きてすぐもまだこんな感じやったんですが、朝ごはんを食べる頃には雨の勢いがかなりひどくなってました。
そして朝ごはんを食べ終わる頃には川は濁流になってました。
*萬屋の朝ごはん
私は温泉に旅行したら朝風呂に入って朝ごはんでビールをちょっぴり飲むのが大好きなんですよねぇ。
普段なら早めの朝ごはんでちょいと飲んで、(酔うほども飲みませんが)酔いがさめるまでゆっくりして出発ってのがパターン。
でも今回はお客さん2人の運転手なんでググっと我慢。
朝ごはんもほどよい量でええ感じでしたわ。これだけあれば充分ビールのあてになったなぁ・・・。(^_^;)
客人2人と食事の場を楽しむことに集中してたんで、一つ一つの料理について書けることが少なくなりましたが、ishさんの記事から受けた印象のままでええ宿でしたわ。
箱として宿自体はけっして豪勢では無いけど、ちゃんと泊まり客をもてなそうとしてくれたんで個人的には大満足でした。
ちなみにお値段の方は、「1日2組限定絶対満足コストパフォーマンスNo1プラン」ってヤツで、休前日やから9500円やったかと。
平日なら7500円ってなビジネスホテル並みのお値段なんですが、非常に値打ちがあるように思いました。
冬場は12000円ほどでぼたん鍋もあるようですねぇ・・・。
龍神スカイラインは冬場チェーン規制がかかるから、高野山からは行けんけど、海側からなら行けないのかなぁ・・・。
1人のドライブやと今月にも行ったように楽勝で日帰り範囲なんで、泊まるのはちょっと贅沢に感じますが、またいつかチャンスがあれば泊まってみたいものですわ。
朝からの豪雨の中、2日目の旅が始まりますが一旦ここで切っておきます。
続きは近いうちにアップ予定です。
*朝の体重:57.70kg。(もうちょっと余裕が無いとうどんは食えんわな。)
*今月の休肝日:3日(昨日は酒を抜きました。)
2016年11月08日
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僕が行ったときは帰りは海側に出たんですが、冬期はそっち側からここまで問題なく来れるかどうかが問題ですよねえ。大阪市内で宴会するかわりに、ここで温泉つきの1泊2日宴会ってのもオモロイでしょうなあ。
友人2人にも楽しんでもらえたと思います。ええ宿の情報ありがとうございました。
冬側でも海側から龍神温泉までならこれそうに思うんですけどねぇ。
賛同してくれる人がいたらぜひ泊まりで宴会ってやってみたいですわ。