2016年09月24日

「ビーフシチュー」を食べさせて貰う家宴会

一昨日の22日にうちの家でやった飲み会での料理について簡単にご紹介させていただきます。

今回の家宴会をやろうというきっかけは洋食好きのishさんこばやしさんが作りはった渾身のビーフシチューを食べませんか?と声が掛かったことでした。

うちの家を味見会の場所に提供することになり、じゃあ飲み食い仲間に声を掛けて参加者を募ろうと。

最終的にはお二人に加えて、こばやしさんの奥さんであるゆっきーさん、その知り合いのご夫婦、LAKSAさん、*あきこ*さん、だいこんさん、私のツレのしげると大人10人の参加が決まりました。

特にスタート時間は決めてなかったんですが、3時までには用意が出来るやろうと思ったんで3時以降ならいつでもオッケーってことに。



当日の3時にはまずゆっきーさんと娘さん2人にお友達のご夫婦が到着。


とりあえず缶ビールを開けて乾杯。


ある程度の人数が集まるまでの繋ぎで簡単なアテからお出ししました。




”とりあえず”のカナッペモノ3種類

*”とりあえず”のカナッペモノ3種盛り

ペーストっぽいものを3種類をお出しして、クラッカーに各自で乗っけて摘まんで貰いました。

左がコンビーフとえのきのペースト。

玉ねぎのみじん切りとえのき、生の青唐辛子を炒めてジャークチキン用のミックススパイスで味付け。

ミックススパイスに塩が入ってるんですが、適当にぶち込んだらちょっと塩辛くなってしまいました。

狙いとしてはビールに良く合うピリ辛のモンやったんで、それなりに塩気は効かすつもりでしたがちょいと塩が効きすぎてしまいました。

真ん中はラタトゥイユで、これは今回のために作ったんでは無く以前作って冷凍してあったものです。

右はサーモン入りクリームチーズ。

キリっていうクリームチーズに鮭のフレーク、粗挽きコショウ、冷凍の生パセリを混ぜたものです。


ゆっきーさんの知り合いご夫婦のうち旦那さんは先週末のグルコバに参加してはったそうです。

私は参加出来なかったんで今回が初対面でしたが、何人かの方は先にそちらで会ってはったようです。






この後、バラバラと参加者が集まってきたんで、そのたびに乾杯をしつつ料理を出して行きました。

ダレがいつ来たかよう分からんのでここからは適当に食べたモンの写真を並べて行きます。


*あきこ*さん作の「フムス(ハマス)」

**あきこ*さん作の「フムス(ハマス)」

本来はひよこ豆を使うんですが、あると思ってたひよこ豆が切れてたから他の乾燥豆で作ったって言うてはりましたわ。

私もだいぶ前に作ったことがあるんですが、これは美味しかったですね。



手羽中で作った「啤酒鶏」

*手羽中で作った「啤酒鶏」

中国人の若い子に教えてもうた鶏のビール煮込みを食べやすい手羽元で作りました。

ショウガのスライスと潰したニンニクをまずじっくり炒めて、そこに手羽元を投入。

表面全体が色が変わったらビールを注いで、今回は新しく買うてあった台湾の醤油をプラス。

花椒、八角、鷹の爪の輪切りも加えました。

オリジナルのヤツは汁気がなくなるまで煮詰めてましたが、今回は事前に作って温め直すつもりやったんで汁気を多めに残しました。

前日に仕込んであったんで、この日は温め直すだけでした。



*あきこ*さんの「タイ風鶏の唐揚げ」

**あきこ*さん作の「タイ風鶏の唐揚げ」

*あきこ*さんが事前に鶏肉をバイマックルー(こぶみかん)やレモングラスなどでマリネして持ち込んでくれました。

揚げ油まで持参して、うちの台所で衣を作って揚げたてを出してくれました。

久しぶりに食べる鶏からってだけでなく、タイ風っていうのが珍しくて美味かったですねぇ。



エビのふりかけ

*えびのふりかけ

こちらはこばやしさんの差し入れ。18日に開催された第50回のグルコバで出た残りを持って来てくれました。
 
  *グルコバ50のお料理についてはこばやしさんのコチラの記事をご覧下さい。

私は初回ともう一度欠席した以外、ずっとグルコバには参加してたんですが記念すべき50回は熊野古道への旅行がずっと前から決まってて参加出来ず。

全員集まったときの正式な?乾杯は第50回のグルコバを祝いました。


こばやしさん作「ポーク・カル・ポル・カレー」

*こばやしさん作の「ポークカレー」

「グルコバ50」で出したヤツの試作品らしいんで、料理名としては「ポーク・カル・ポル・カレー」って言うんでしょうかね。

ご飯が欲しくなりましたが、他に色々料理があるんで我慢しときました。

今回はだいこんさんが親戚の方が作った新米を精米したてで5kgほども持って来てくれました。

新米のたきたてを誰か”猫手”でない人におにぎりにして欲しいなぁなんてことも考えましたけどね。

その新米は宴会の後、みんなで分けてもうて私は昨日さっそく炊いて玉子かけご飯にしたって次第です。

写真を撮り忘れたんですが、だいこんさんは香川まで仕入れに行った青唐辛子を使った唐辛子味噌と青唐辛子の佃煮(谷川米穀店風)も持って来てくれました。

これは辛味がビシッと効いてめっちゃええ出来でしたわ。

何を作っても玄人っぽいだいこんさんですが、金が取れるモンに仕上がってました。



ゆっきーさん作「自家製ベーコンのジャーマンポテト」

*ゆっきーさん作「自家製ベーコンを使ったジャーマンポテト」

最近燻製をよくやってはるゆっきーさんの自家製ベーコンを使ってるんでだいぶ贅沢ですね。

普通のポテトと紫のじゃがいも、赤タマネギも持ち込みでうちの台所で料理してくれました。

ゆっきーさんのお友達ご夫婦は上等そうな日本酒の4合瓶を何本かお土産に持って来てくれはりました。

私も味見したかったんですが、バタバタと立ったり座ったりしてたらチャンスを逃してしまいました。(>_<)



市販のホルモンを炒めただけ

*市販のホルモンを炒めただけ

こちらはだいこんさんの娘さんがスーパーで見つけてどうしても食べたいって持ち込み。

言われるがままにフライパンで炒めただけのものです。塩コショウを足すどころか、野菜を加えること無く出したんでちょっと恥ずかしかったですわ。

こどもらは、こばやしさんの娘さん2人とだいこんさんの娘さんが参加。いつもは来るだいこんさんの息子さんは予定があったらしく不参加でした。

こどもらも中学高校となるとぼちぼち参加してくれなくなるんでしょうねぇ。


子供らは「たこ焼き」

*子供らには「たこ焼き」

ここんとこうちで飲み会をやる時に子供らには毎回たこ焼きですわ。

毎回じゃ飽きるかなぁと思ってたんですが今回もリクエストがあったんで従っておきました。

初回はたこ焼きを焼くのがどんくさくて「大阪人としてそれじゃあアカンやろ」って言うてたんですが今では達者になりましたわ。

大人がついてんでも子供らだけで勝手に作ってました。

私もチビッコらに焼かして、味見をさせてもらおうと思ったんですがこれまたチャンスを逃してしまいました。





ミックスホルモンの煮物

*ミックスホルモンの煮物

これはだいこんさんの娘さんから事前に希望があって仕込みました。

今回はメインがビーフシチューやったんで、出来るだけワインやスパークリングワインに合う物をと思ってました。

その関係で和食は避けたんですが、これだけは冷凍してあった昆布とかつお節の合わせ出汁で炊きました。

ホルモンも事前に下茹でして冷凍してあったヤツをつかったんで、仕込み自体は割と簡単で前日に済ませてありました。

当日は温め直して大人にも出しました。


真面目に作ったキノコのソテー

*真面目に作ったキノコのソテー

秋やし野菜系も要るやろうってことで、マイタケ、シメジ、えのき、えりんぎを炒めました。

火の通りにくそうなヤツから時間差で加えてちゃんと食感が残るように少しばかり気合いを入れて作ってみました。

味付けはガーリックオイルで炒めて、塩コショウと刻みパセリです。

今回はどの料理もそうなんですが、バタバタしてて作ったモノの感想や評価をほとんど聞けなかったんですよねぇ。


韓国風ねぎとろ

*韓国風ネギトロ

”ワインに合うアテ”ってことで前半に出すつもりやったんですが、段取りが変わって後半になってしまいました。

用意してた料理が色々あまりそうやったんですが、こんな生ものを余らせる訳にはいかんので後半に無理矢理突っ込みました。

白ネギのみじん切りとコチュジャンをベースに醤油、ごま、ごま油、砂糖などを事前に用意してありました。

宴会が始まったらまぐろと混ぜるだけにしてあったんでもうちょっと早めに出した方が良かったですね。



こばやしさん渾身の作「ビーフシチュー」

*こばやしさん渾身の作「ビーフシチュー」

今回の宴会のメインディッシュなんで全員が揃うまで待って出して貰いました。

作り方の記事を読むとものすごく手間が掛かってるのは分かりますし、今回は材料にふるさと納税で手に入れた佐賀牛のすね肉を使ってはるのが贅沢です。

しっかり柔らかくなっててもちゃんと肉自体に旨みが残ってるのが値打ちでしたねぇ。

みんなで分けて具をじっくり味わって、ソースはこのために買うてあったフランスパンを使ってしっかりとぬぐい取るように食べました。

特にこのシチューを狙ってたishさんはみんなが遠慮してた残りの皿を1人で抱えてキレイに食べ切ってはりましたわ。(^_^;)

その辺の洋食屋よりよっぽどしっかりしたシチューを作れるってのは、ほんまにスゴイことですわ。



秋刀魚のエスカベッシュ

*秋刀魚のエスカベッシュ

献立を考えてて時期なんでサンマはすぐに浮かんだんですが、あんまりええ食べ方も浮かばず一旦はボツに。

直前になってishさんからサンマでなにかとリクエストが入りました。

今回は当日の買い物を控えるためにこの手の西洋風の南蛮漬けを仕込むのは手間やなぁと。

でもishさんから料理法まで提案が入ったんでのお代官さまモードには従わざるを得ず。

秋刀魚みたいな魚は出来るだけ鮮度のええもんを使いたかったんですが、結局前日に買うて当日朝イチで揚げ焼きに。

白ワインをまず煮立ててアルコールを飛ばしたトコに、ワインビネガー、米酢、塩と砂糖、コショウ、レモンの皮、月桂樹の葉などを加えてヒト煮立て。

そこに揚げたての秋刀魚を加えて宴会まで室温で寝かしておきました。

あんまり特徴の無い仕上がりやったようには思うんですが、これも全く感想を聞かず。

今シーズンは秋刀魚の初物を近所の居酒屋で食べたんですが、その時はみぞれ煮。

そして2回目がこの洋風南蛮漬けで、まだ塩焼きを食べてないんですよねぇ。

秋刀魚と言えば塩焼きってイメージがあるんで、なんか変な順番になってますわ。



手羽元と冬瓜の煮物

*手羽元と冬瓜の煮物

ビーフシチューには赤ワインが要るやろうと、直前にアマゾンで見かけた飲み比べ5本セットを買うてました。

赤ワインに合う料理はそれはそれでええんですが、全部重い料理ではツライなぁと。

そこで箸休め的にアッサリしたモノが欲しくてこれを用意しました。

前々日に手羽元と白ネギ、しょうが、にんにく、たっぷりの日本酒を長時間煮込んでスープを取りました。

前日に手羽元の骨から身をほぐして、冬瓜を加えて、味の深み?が欲しくてオキアミの干しエビをお茶パックに入れて一緒に煮込んでやりました。

味付けは塩とわずかなコショウだけであっさりと仕上げました。

盛り付けてからすりおろしのショウガを添えたんですが、ちょっと多すぎるっていう指摘がありました。

まぁ、後半残りを追加したら、もっとショウガをくれーって声も出ましたけどね。


豚バラ肉のトマトスープ

*豚バラ肉のトマトスープ

かなり前に買うてあった豚バラブロックをどう食べるか悩んでました。

沖縄風のラフテーか中華風の角煮が定番なんですが、ぎりぎりになって変更。

前々日に豚バラを一口大にカットして、塩麹、コショウ、乾燥ハーブ、クミンとコリアンダーのパウダー、チューブのニンニクなんかでマリネ。

前日にまずたっぷり多めの油で豚を炒めてから鍋へ。

たっぷりの白ワインと水で煮込み、そこにトマト缶を投入。

玉ねぎを炒めたりせず、シンプルなトマトスープにしました。

冷凍の枝豆があったんで殻から出して、後半で加えました。

いつもやるトマト煮込みはもっと汁気がすくなくてコテッとさせるんですが、酸味の効いたトマトスープってのも面白かったですわ。

「砂肝のアヒージョ(ajillo)」

*鶏の砂肝のアヒージョ

アヒージョって前菜っぽいイメージがあるんですが最終盤に登場。

ばたばたして出すのを忘れたんですが、残ると困るなぁと思って最後にみんなに聞いたらまだ食べられると。

それで順番も考えずに出したってのが正直なとこですわ。

事前にオリーブオイルにニンニクスライスと鷹の爪、ローリエを加えてじっくり煮込んでありました。

砂ズリも食べやすい大きさにカットして火が通りやすいように切り目を入れてありました。

なので割と短時間で出せましたが、余ったら1人には多すぎて困るモノが食べて貰えて良かったですわ。

ズリには調理直前で塩を揉み込んだんですが、その加減がちゃんと出来たかは分からず。

自分が食べる前になくなってたんで特に問題はなかったんやろうと。


今回は大人だけでも参加者が10人になったんで皿もグラスも足らず。

割り切って紙皿やプラカップを多用させてもうたおかげで、だいぶ片付けは楽でしたわ。

それでも最終的に台所の片付けを終えたのは3時半頃でしたけどね。


今回は献立がなかなか浮かばずギリギリまで焦ってましたが、結果的にはかなり余るほどでしたわ。

初対面のご夫妻に無理矢理残ったモノを押しつけたり、他の人にも出来るだけ持って帰ってもうて残り物を減らしました。

宴会で料理が足らんのは最悪なんで料理の出来はともかくとして量だけは足りたんでヨシとしときましょう。


ここんとこ新ネタが全くないんで、次の家宴会までにはもうちょっと新しい料理を考えたいものです。


<後日 追記>
こばやしさんの奥さんのゆっきーさんのブログに宴会の記事がアップされてたんでリンクを追加。

*関西呑んべえマダムのキレイと元気を与える薬膳日記:料理男子の宅のみ会



*朝の体重:57.55kg弱。

*今月の休肝日:8日(今日も飲むことになりそう・・・)
 
 
posted by えて吉 at 16:48| Comment(2) | TrackBack(0) | 自宅で宴会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
その節はどうもお世話になりました。
僕も食べ逃した物が一杯あるので、いくつか感想を書いておきます。

サーモン入りクリームチーズ:カナッペネタとしてよく合ってたと思います。
フムス(ハマス):あきこさんが作ったとは知らず、初めて食べました。詳細は憶えてないですが、おいしかったです。唐揚げも◎でした。
ポークカレー:ご飯が欲しかったけど、パンでお腹が膨れてたのでムリ。
ジャーマンポテト:ベーコンうまし。塩加減もバッチリ。
きのこソテー:歯触り良かったです。
ネギトロ:覚悟していたほどは辛くはなかったです。うまし。
秋刀魚のエスカベッシュ:無理言ってすんませんでした。この手の味?がなかったので、組み合わせ的に丁度良かったんじゃないでしょうか。
手羽元と冬瓜の煮物:個人的にはビーフシチューをたくさんいただけたので、逆にこの手のあっさり物が対比的にありがたかったですね。

偉そうなことを書きましたが、持ち込み物を含めてどれもおいしかったです。もちろんビーフシチューも。あと、僕もたこ焼き食べたかった〜
Posted by ish at 2016年09月24日 22:15
ishさんへ

詳しい感想ありがとうございます。

今回はえらくバタ付いて料理についての感想を聞けてなかったんでありがたいです。

皆さんの持ち込みのおかげでかなりバラエティに富んでて良かったですね。

またよろしくお願いしまーす。
Posted by えて吉 at 2016年09月25日 18:20
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