熊本への旅行ネタを出来るだけサクサクと書き上げるつもりでしたが、用事があったり熱出したりして一旦中断するとまた延び延びになってました。
最初から読んでやろうってかたは、その1、その2の記事からお願いします。
1日目からなかなか充実した飲み食いでしたが、2日目(6/28)は熊本市内を離れてちょっと移動することになってました。
バーコロンでムチャ飲みをせんかったこともあり、二日酔いも無く7時前にはすっきりと起きました。
まずは繁華街に出て朝ごはんを食べることに。
24時間営業のうどんチェーンとして有名な「ウエスト」の生そば居酒屋があったので、そちらで朝ごはん。
去年も同じ店で朝からそばをしばきましたが、今回ishさんが朝麺につきあってくれてありがたかったですわ。
朝ごはんのあと、近所でお茶してからホテルに戻ってチェックアウト。
今回の旅行は宿とチケットがセットになったパックツアーでしたが、オプションのレンタカーは付けず。
その代わり2日目から翌日に掛けてニコニコレンタカーってとこで車を予約してありました。
初めて使ったんですが、事前にネットで会員登録をして借りる場所を選んで予約。
宿を出たら新町ってとこにあるガソリンスタンドのエネオスへ。
初回ってことで多少書類の手続きを済ませて走り出したらまずは国道3号線に乗ってしばらく地道で南に向かうことに。
この日は梅雨の真っ只中で降ったり止んだりでしたが、泊まる宿以外なんにも決まってなかったんでとりあえずのんびり地道を流すことにしたんです。
途中道の駅に寄ったんですが、車を止めたときは雨降ってなかったのに、再出発するために車に戻ろうとしたらバケツをひっくり返したような大雨。
車まで走っただけでべしょべしょになりましたわ。
事前にはほとんど予定を組んで無かったんですが、なんの切っ掛けかけは忘れましたが途中で通る人吉市ってとこはウナギで有名やっていうネタをどこかで手に入れたんです。
ishさんは大の鰻好きなんで一応話を振ると案の定乗って来はりました。
しゃべってるとishさんが私もずっと昔に読んでたteruさんって方のブログで人吉のうなぎのことを読んだことがあると。
私は運転してたんで助手席のishさんにどの店を行くか考えて貰って、最終的に「上村うなぎ屋」ってとこを目指すことに。
国道をのんびり走って八代ICから九州道に乗って1区間だけ高速を走り人吉ICへ。
八代は海側でそこから人吉は内陸部に入るんですが、八代からの国道ルートは川沿いでかなり距離があったんです。
梅雨の時期で219号ってな国道がどんな状況か分からんので安全策で高速にしたんです。
これって去年と全く同じパターンですわ。
*上村うなぎ屋の店構え
写真の左側に売ってる横縞の建物も「しらいし」っていう有名なうなぎ屋さんでした。
ただ、そちらは休みやったんで迷いようはなかったんですけどね。
*上村うなぎ屋のメニュー
今改めてメニューを見ると鰻の単品に蒲焼きと白焼き(塩焼き)意外に、味噌焼きや朴葉焼きなんてのがあるんですねぇ。
私は車の運転があったんで丼モノ以外食べる気がなかったんでほとんど他のメニューを見てなかったんかもしれませんなぁ・・・。
鰻の湯引きってのも気になりますねえ。鰻の血には毒があって、加熱したら無害やけど刺身は基本的に食べられないそうなんで、その代わりの湯引きなんでしょうかね。
どんな風に料理するかも含めて気になりますわ。うなぎの湯引きなんてメニュー置いてるトコ自体がそんなに多くない気がしますがどうなんでしょ?
*上村うなぎ屋のメニュー
一つ前のメニューには「鰻めし」と「うな重」があって、こちらのページには「うな丼」の文字。
鰻メシはごはんとうなぎが別々で、うな重はお重に入ってて、うな丼は丼鉢にって違いだけかなぁ・・・。
*上村うなぎ屋のうな丼の大と中
左側が私の頼んだうな丼の中で2100円、右側がishさんの頼んだ大で2900円です。
写真ではあんまり大きさの違いが分かりませんが、実際にはけっこう大きさに差があるように感じました。
*上村うなぎ屋のうな丼 大と中
丼のサイズを含めてishさんの方はだいぶ量が多いけど鰻の量にあんまり差がないように思いました。
実際はishさんの方はご飯の中にも鰻が隠れてたんです。
食べてみたうなぎは肉厚やけど中国産の安モンのように変に脂肪まみれってな感じではなかったです。
焼き方も具合がよくて香ばしくてええかおりでしたわ。
ウナギ経験値は低いんですが、こいつはかなりレベルが高く感じましたねぇ。
ただ、個人的に残念やったのはタレが非常に甘かったこと。九州はもともと普通の醤油でも甘くて「甘い=高級」ってな価値感が感じられます。
普通の醤油が甘いんやから鰻のたれはもっと甘くないとあかんのでしょうかねぇ。
食べながら鰻は美味いなぁと思いつつも、もうちょっと甘さ控えめやったらもっとええのにと思ってしまいました。
中でも全く鰻が足らんってなことはなかったんで、私には今回のチョイスが一番コストパフォーマンス的に良くて自分にあってたと思いました。
甘さってトコを除くと2100円なら大満足でしたわ。
<参考情報>
*上村うなぎ屋
住所:熊本県人吉市紺屋町129
電話:0966−22−3312
営業:10:00AM〜15:00、17:00〜22:00
昼ご飯を済ませたら今夜の宿がある水上村の湯山温泉にある民宿「川原」を目指しました。
去年の旅行で再訪して地元の食材にこだわった料理が良かったんでishさんへの紹介がてら再訪することに。
熊本の震災で九州のあちこちで風評被害を含めて観光業界がダメージを受けてるなんて聞いたんで、イチ観光客として泊まりに行くことになにがしらかの意味もあるんじゃないかと。
人吉からはのんびり地道を走ったんですが、チェックインが3時で宿の前の駐車場に車を止めたのが3時10分。
まるで綿密な計画を立ててドライブしたような到着時刻でびっくりでした。
*水上村の民宿「川原」の客室
二間続きの大きな部屋でした。
こちらのお宿には別棟で「番所 川原」っていう、ログハウスみたいなカッコええお部屋もあります。
おっさん2人やったら部屋にこだわらんでええやろうと思って値段的に少し安い本館で予約してました。
もともとのご自宅を改築、増築して民宿を営んではるんですがこの部屋の部分は一番古くからの母屋やそうです。
この日は震災復興絡みとは関係なかったんですが、土木系?なのか仕事で泊まってる団体さんがあっって他の部屋は埋まってました。
食事の時宿の若大将と奥さんとしゃべったんですが、熊本地震では宿に全く被害はなかったそうです。
けっこう揺れはしたけど、食器一つ割れること無く通常通り営業出来たそうなんですが、入ってた予約は軒並みキャンセルになったと。
一番の被害は風評被害やったって言うてはったんで、悪い方の予感が当たってたようですわ。
今回の地震での被害はスポットごとに局所的な被害が出てる印象で、面で見たら被害の無いトコが多かったようですねぇ。
宿に入ってしばらくするとお風呂にお湯が溜まったからどうぞとお知らせを受けました。
疲れるってほど走った訳ではないですが、やっぱり宿に入って温泉に入れるのは嬉しいですねぇ。
風呂上がりにはもう運転もないんで当然のようにビールをゴクゴク。
6時半頃からお待ちかねの夕食となりました。
細かい味の感想は忘れてしまったんで、どんどん写真を貼って行くことにします。
*民宿川原の前菜
ヤマメとジャガイモの蒸し物、鹿肉、野菜、
*ナスとトマト
*ヤマメのお造り
里山に囲まれた土地でマグロが出てくるとガックリですが、ちゃんとした川魚のお刺身が出ると嬉しいですわ。
ビールをちょろっと飲んだら
*野菜の焚き合わせ
田舎風のそぼくな野菜の炊き合わせですが、タケノコが入ってたんでふと思いついて大将に質問してみました。
そうしたら予想通りでしたが、使ってるのは「干し筍」でした。
実は途中の道の駅で「干し竹の子」ってのを初めて見かけて買うてたんです。
*初めて買うた干しタケノコ 一袋500円
どの程度の範囲で一般的なのかは分かりませんが、大将曰くごく当たり前の食材だとのことでした。
野菜の炊き合わせなんて子供の頃は見向きもしませんでしたが、おっさんになるとこういうの嬉しいんです。
しかもそこにこういう地元らしい食材が入ると旅行した値打ちがあります。
*ヤマメ塩焼き
鮎の塩焼きでも嬉しいんですが、それ以外の川魚となれば、喜びがもう一段階アップする私は単純なんでしょうね。
久しぶりの川魚の塩焼きが嬉しかったですわ。
*鹿肉のたたき
鹿肉ってクセがなくて食べやすいですよねぇ。ジビエとかゲームミートのたぐいって何でも美味そうに思ってしまうんでご機嫌です。
*鹿とネギのかき揚げ
しっかり目に味が付いてて美味かったような気がします。
鹿肉にこんな食べ方もあるんやって思った記憶はあるんですが、細かい味は忘れてしまいました・・・。
*イノシシの塩焼き
鹿やらイノシシの獣害が日本全国で問題になってるんで、猟をしてその肉がもっともっと流通するとええんですけどね。
*馬肉のステーキ
馬刺しよりこうやって料理してくれる方が嬉しいですわ。そえられてた唐辛子味噌?も地元のモンやったか自家製やったかやと思います。
*ご飯にしし汁 自家製梅干し
最後のご飯ってあんまり食べないんですが、このお米が美味しくてペロッと片付けてしまいました。
最初はビールで初めて、その後は地元のお酒ってことで球磨焼酎(米焼酎)をロックで。
こちらのお宿はいわゆる”料理旅館”ではなくあくまでも民宿なんですが、これだけの料理を出して貰えると大満足でしたわ。
私らは大将と女将さんが作業してる厨房のすぐ前の席やったんで、お二人と近い距離で色んな話が出来たのは民宿らしさが出て良かったですわ。
夜になってもう一度お風呂に入らせてもらい、ビール以外の酎ハイでも飲みたい気分でした。
でも、宿では酎ハイは置いてなかったんで諦めようとしたんですが、「シードルならありますよー」と。
酎ハイがなくてシードルがあるのに驚きましたが、ありがたく風呂上がりに一本頂きました。
翌日の朝ごはんはこんな感じでした。
*民宿川原の朝ごはん
無駄に大量でも無く、ごくごく落ち着いた必要十分な朝ごはんでした。
これだけあれば朝からもりもりとご飯をいただけました。
さて、今回の宿泊費の内訳ですが、基本の1泊2食の泊まり代が一人8500円。
これに瓶ビール500円×4本、焼酎350円×5杯、日本酒1杯300円、シードル1本400円、入湯税150円×2人。
合わせて二人で込み込みで21750円でした。
私には非常に安くて値打ちがあるように思えました。
<参考情報>
*民宿川原:公式サイト
住所:熊本県球磨郡水上村湯山259
電話:0966−46−0063
*foodish:"雑"食記:熊本ウマい旅(5)〜上村うなぎ屋(熊本県人吉市)
<リンクを追加>
最終日の旅の様子をアップしましたのでリンクを追加しておきます。
*旅の最後は「グリル五車堂」でのランチと「ライス焼き」 熊本旅行その4
*朝の体重:57.40kg。(夜に食べ過ぎたと思ったからラッキー。)
*今月の休肝日:5日(昨日は酒抜いたけど、今日も酒抜かんとアカンのよねぇ。)
2016年09月15日
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熊本ウマい旅(6)〜民宿とは思えない「民宿 川原」(球磨郡水上村)
Excerpt: 熊本市内でレンタカー借りて、途中で道の駅に寄ったりしながら人吉で昼食のうなぎを食べ、豪雨に注意しながらこの日の宿「民宿 川原」に到着したのは15時ごろ。位置的には九州のほぼど真ん中・東側の峠を越えると..
Weblog: foodish:"雑"食記
Tracked: 2016-09-19 16:51