台湾旅行の記事はこれで4本目になりますが、初日の夕方に台北に着いてやっと2日目の昼時になりました。
*最初から読んでやるって方はその1からご覧下さい。
今回の台湾行きが決まってすぐ、猫の世話があったので妹に可能か打診しました。すると了解の返事と共に前に妹の家で会った台湾人の若い衆に話通したろうかと。
妹は私のやってるCouchsurfingではないんですが、他所の人に少しのお金を負担して貰って食事を作る「KitchHike(キッチハイク)」ってヤツに参加してます。
別に外人の旅行者には限らんのですが、食事を通じてお互いが交流するってサービスで、日本に住む色んな国の人がお国の料理を食べさせてくれたりするようです。
去年の夏に私がカウチサーフィンで中国人の女の子2人を泊めてた時にちょうど妹の家に台湾からお客さんを迎えることになって一緒に宴会をやったんです。
その時の料理の模様は、コチラの記事の後半になります。
若い男の子2人で日本が気に入ったのかして、もう次回の来日が決まってて夏に私も運転手がてら一緒に行くことになってるんです。
妹を通して「Zach Chen(ザック)」と連絡を取りishさんと私が台湾で丸々自由に動ける2日のうちのどちらかで相手してもらうことに。
事前のやりとりでは、我々があんまり観光好きではないんで向こうにどうしたらええか悩ませたかもしれません。
唯一思いついたネタは台湾にある高級ウイスキーの「カバラン(KAVALAN)」の蒸留所を見に行くってことでした。
このウイスキーは金車(KingCar)ってとこが作ってて台湾の宜蘭(ぎらん)ってとこで2008年に創業してたった2年でスコットランドで開催された「バーンズ・ナイト」って品評会?で優勝したとか。
一応その蒸留所を見に行くことだけがやることの候補やったんですが、最終的にはザックの他の知り合いも加えて晩ご飯を食べることに決まり、それが「淡水」ってことで方向的に厳しくボツに。
晩ご飯を最優先にして後は逆算的に相手しまうことにして、まずは昼ご飯を一緒に食べることに。
ザックと宴会した時は大人数であんまりじっくりしゃべれんかったんですが、大学院で翻訳か通訳の勉強をしてるってことでえらくキレイな英語やった記憶がありました。
もう1人のAiden(エイデン)って子は台中の方の大学でカウンセリングの勉強をしてると思ってました。
ザックの方は台北に住んでるから今回会えるけど、エイデンは遠いから無理っていう理解でした。
ところが後で会うたときに聞いてみたら、2人とも台中のすぐ南の「彰化(ジャンホァ)」ってトコの大学で勉強してて一緒に住んでるとのことでした。
ザックもわざわざ彰化ってことから台北に出て来てくれるってことを会うまで分かってませんでした。(^_^;)
ザックとのやりとりで昼ご飯はエイデンの気に入ってるどローカルな店でイカスープを食べさせたると。
当日は私らは豆漿なんかの台湾らしい朝ごはんを食べてお茶をしてからホテルで少し休憩。
時間に余裕を持ってホテルを出て、待ち合わせ場所の駅に向かいました。
台北の地下鉄(台北捷運)MRTに乗るのはこの時が初めてでした。
チャージ式の「イージーカー ド(悠遊卡)」を買おうと思ったんですが、ホテルの最寄り駅である「民権西路駅」では買えず。街中のコンビニなんかで買っておかんとあかんかったようですわ。
台北駅以外の駅で買えんのは外人である我々には意外でした。
短い滞在日数やし、とりあえず一回ずつの片道切符(トークン形式・單程票)を買うことに。
民権西路から乗って、台北車站?で違う路線に一度乗り換えて目的地へ。
*待ち合わせ場所の「板橋站(Banqiao)」
台北市のすぐ近郊の新北?ってエリアの駅になります。市としては板橋市になるような・・・。
行く店は一つ先の「府中駅」が最寄りのようやったんですが、やりとりのなかでエイデンは12時まで授業があって、それを終えて「台湾高速鉄道(台灣高速鐵路)」っていう台湾の新幹線?で台北まで駆けつけてくれるんだと。
で、その高速鉄道の停車駅が板橋駅やったようですわ。府中駅やとわざわざ一駅乗り換えて移動して貰うことになるんで板橋駅での待ち合わせに落ち着きました。
*板橋駅前に止まってた車イス用?バイク
障害者用の駐車スペースにこんなバイクが止まってました。電動車イスは町でなんどか見かけたんですが、それでそのまま乗り込んで運転するんですかねぇ。
だいぶ早めについてしばらく時間を潰してたら2人がやってきて無事合流。
今回の店のチョイスについて聞いてみたら、エイデンは板橋?の出身でここが地元やから自分のお気に入りの店を選んでくれたそうですわ。
台北なんかの当たり前の飲食店や無くて地元の庶民向けのお店ってことで期待が高まりました。
事前に調べたらお店があるのは「黄石市場」の一角のようでした。
駅で待ち合わせたのが1時でお店に着いたのは1時半ごろやったんで昼時は過ぎてるはずやのに店の前には行列が出来てました。
*黄石市場の「生炒魷魚」の行列
店内で食べるために待つ人は列に並んでて、持ち帰りの人は別の列でどんどん買うて帰ってましたわ。
食べ出すまで少し時間が掛かると思ったんで、2人に「ビールって置いてないよな。よそで買うて来てええかな?」って聞きました。
朝からまだ飲んでなかったんで昼メシで飲む気満々やったんですよねぇ。
ところが、我々のすぐ前のおっちゃんが英語で話しかけてくれて「こういうトコでは飲まんのが普通や。飲んだら周りから浮くぞ」ってなことを説明してくれました。
外人観光客として、宗教的なタブーでもなけりゃ浮いても飲みたかったんですが・・・・。
さすがにそんな説明をしてもうた後で無理に飲んで地元の2人に恥をかかす訳にもいかず断念。
駅で2人を待ってる間から飲みたかったからかなり残念でしたわ。
*黄石市場「生炒魷魚」のメニュー
このお店のウリのイカスープ(生炒魷魚)が40元で140円。そのスープ以外には3種類の食べ物しか置いてないという潔さ。
炸蘿蔔糕20元が大根餅で芋粿Q15元がタロイモの餅みたいなもの、糯米腸10元はもち米のソーセージです。
*看板メニューのイカスープ
これはエイデンが慣れた様子で1人一杯ずつオーダーしてくれました。
トロミが付いて酸味があって甘めのスープ、辛いってほどではない程度にほんの少し唐辛子も入ってました。
キャベツが一緒に煮込まれてました。魷魚ってのは、イカの中でもスルメイカを指すようですがしっかりした歯ごたえがあって旨かったですわ。
かなりたっぷりイカが入ってるんで終盤はちょっとアゴが疲れましたが大人気の料理だけのことはありましたねぇ。
エイデンは久しぶりに食べる好物やったからか、もう一杯お代わりしてました。
*炸蘿蔔糕・芋粿Q・糯米腸の盛り合わせ
これでこの店の全メニューを制覇です。
下にあるのが大根餅で、出来た大根餅を揚げてあるようでした。上に乗ってるがタロイモ餅の揚げたヤツ、横っちょの長いのがもち米の腸詰めです。
これはそれぞれ1人前でこれを4人でシェアしたんですが、4人で良かったですわ。
3品で158円ほどやのにたっぷり量がありましたねぇ。けっこうどれもネットリした重い食感のモンでしたが、ビールが欲しかったなぁ・・・。
地元民しか来んような濃ゆいお店でヒジョーにわたし好みなええ雰囲気でしたわ。
こういうお店に来ると現地の知り合いに案内して貰う値打ちを感じますねぇ。
ここは2人が是非ともってオッサンらにおごってくれました。
<参考情報>
*「生炒魷魚」
住所:板橋市宮口街28號(黃石市場)
電話:02-2967-0380
營業:10:00AM~19:00
定休:月曜日
お店の中の雰囲気や調理の様子に興味ある方は以下のリンク先をご覧下さい。
*[板橋黃石市場美食] 生炒魷魚+ 蘿蔔糕、糯米腸、芋粿Q @ 人氣傳統美食小吃〜 @ 樂活的大方@旅行玩樂學~ :: 痞客邦 PIXNET ::
こちらは中国語のサイトですが写真で雰囲気だけでもどうぞ。
*タビアルキ☆タベアルキ〜旅の目的はいつも食2〜:生炒魷魚、蘿蔔糕・芋粿Q・糯米腸 ぷりっぷりイカの餡かけスープ@台湾・台北(黄石市場)
この後エイデンは実家に戻ってこの後出かけるための段取りをしてくると。
で、私らはザックと市場の中をしばらくうろうろ。
ザックと話してるとこういう昔ながらの市場に来るのはすごく久しぶりだと。
自分が料理するのに食材を買うのは今風のスーパーばっかりだと。肉屋に行ってもどうやって部位を選んだらええか、どんだけの量をどうやって伝えてええか分からんていうてました。
その辺の事情って日本の若い人がスーパーのパックの切り身しかよう買わんのと同じなんでしょうねぇ。
ザックはエイデンと携帯でしゃべりながら合流するとこを打ち合わせしてましたがちゃんと通じてなかったようで市場の中を何周もグルグル。
結局板橋の駅に戻って待つことに。
*台北で大人気のレンタサイクル「YouBike(Ubike?・ユーバイク)」
写真はホテルの最寄り駅に向かう途中で撮ったもんです。
ザックの学生証は、地下鉄のチャージ式カードにもなるし、このユーバイクも学生証で借りられるようでした。
エイデンが来るまでに使い方を実践して見せてくれました。
旅先で貸し自転車を使うのは好きなんで、この乗り捨ても簡単なこのシステムには惹かれました。
ただ、東南アジアの国よりは大人しいように感じましたが、交通事情はけっこうタフなんで慣れるまで乗るのは恐そうでした。(^_^;)
*台湾名物の飲み物「珍珠奶茶(ジャンジューナイチャー・タピオカミルクティ)」
エイデンはユーバイクで登場したんですが、台湾名物だっていうこの飲み物を買うてきてくれました。
ishさんは一番オーソドックスなミルクティに、私は緑茶にしたんだったかと。
英語でバブルティー(Bubble tea)って説明されて、なんでバブル(=泡)?って思ったんですが、タピオカを意味する”珍珠”のことを英語でBubbleって呼ぶようです。
イカスープを食べた後、一旦エイデンと別れる前に飲んだことあるか聞かれて、私がないって言うとぜひオススメやからって買うて来てくれたんです。
この後移動するのにまた地下鉄に乗るんですが、台湾の地下鉄内では飲食厳禁なんで、このお茶を飲む時間を稼ぎがてら市庁舎の展望台に上ることに。
*新橋市の庁舎?の展望台からの風景
市役所かなんかやったんで展望台にも無料で上がれるのがセコイ私には嬉しかったです。
写真の真ん中くらいに赤い矢印を入れましたが、そこがエイデンの実家のようでしたわ。
風景を眺めながら飲むタピオカ入りミルクティーは、タピオカの粒が日本の何倍もあるほど大きくて新鮮でした。
タピオカが大粒やからストローもえらく太かったですわ。
普段アルコールの入ってない飲み物を一気にこんだけ飲むことってないんで、これだけでけっこう腹が膨らみました。
展望台の後、4人で移動して一カ所に寄ってから夜の宴会へなだれ込むんですがそれは別の記事で後日アップする予定です。
*朝の体重:58.20kg。(くぅ〜、昨日より増えてもうた。)
*今月の休肝日:0日(今日は休肝日です。)
2016年06月02日
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバック
台湾旅行記(5)〜黄石市場で生炒魷魚ほかテンコ盛りの半日
Excerpt: 台湾旅行記も今回で5回目。3泊4日の旅だったのに、ここまででまだ2日目の昼までしかきてません(^_^;) 今回の台湾旅行が決まってすぐ、えて吉さんの知り合いの台湾の学生さんに会おうということになりまし..
Weblog: foodish:"雑"食記
Tracked: 2016-06-13 11:01