2016年05月29日

もてなせんかったけどええ客人やった couchsurfing その12

この前うちに泊まったカウチサーフィンの客人のことをアップし忘れてました。今回は飲み食いネタがあんまりないんですが、自分のメモ代わりに上げておきます。

今回の客人「Yao Hsien Huang」がうちに泊まったのは5月の20日(金)から22日(日)に掛けてなんですが、泊めて欲しいっていう依頼が入ったのは前日の19日でした。

いわゆる”last minute request”って言うヤツなんですが、私は自分のプロフィールでそういうギリギリでの依頼もオッケーとしてあります。

安旅をしてる旅人やと予定が変わったりで急に宿が必要になることもあるかと思うんで、もし自分の身が空いてたら当日でも泊めたろうと思ってるんです。

普段は時間的に予定が空いてて、なおかつ自分に客人を招いてもええと思える心身の余裕?があって、客人から丁寧で興味を引く依頼のメールが届いた時に限定してるんですけどね。

ギリギリで泊めてくれっていうのはそれだけ困ってるってことやろうから、そんな時は旅人同士の助け合いみたいな気分ですわ。
 *あたしは、長期でバックパッカーなんてやったことはないんで、”旅人”なんて言うのはおこがましいですが・・・。(^_^;)
 


今回の場合はけっこう状況が厳しかったんですが、普通のlast-minute requestとはちぃと事情が違いました。

というのも、19日は半日くらい掛けて台湾旅行ネタを書いてたんですよねぇ。

旅のことを反芻するみたいにして楽しかった台湾のことを考えてた直後にリクエストが入ってるのに気づいたんです。

台湾の人って、安食堂からコンビニまで私がおうた人はみな愛想がようてこっちの気分がほっこりする人ばっかりやったんですよねぇ。

そんな旅行を終えた直後に台湾人のカウチサーファーから緊急の依頼が来てるのに、それを無碍に断るなんてねぇ・・・。




ただ予定的にはかなり厳しかったんですよねぇ。

まず、日曜日にインド料理を作って食べるイベント「グルコバ」が入ってました。

当日は朝の10時には家を出発せんとあかんですし、前日には門真でグルコバの食材なんかを預かることになってました。

グルコバのおやつタイム用になんぞ食べるモンを仕込もうかと思ってましたし、予定では前日に預かった食材を尼崎に運んだらついでにゴルフのオイル交換もやろうかなぁと。

グルコバの賄いを作るのは諦めて台湾で買うた土産程度にして、オイル交換は延期。

その上で客人のもてなしのために料理を作るのは諦めて、土曜日の朝にブツの受け取りに付き合うてもうて、日曜日は10時までにうちを出て貰うことに。

この条件で良ければ泊まってくれと返信したんですが、なかなか返事がありませんでした。

翌朝になって、先方からネットに繋がらず返信出来んかったっていう謝罪と共に返信が。

その返信には趣旨として「泊めてくれるならありがたいけど、義務感を感じて無理してくれる必要はないよ。自分はカウチサーフィンやって長いけど、無理は禁物やから厳しかったらそういうてくれ。カウチサーフィンの値打ちはお互いのやりとりにあるからご飯かお茶でも出来る程度の時間が取れるならお願いしたい。」ってなことが書かれてました。

非常に丁寧な書き方でこちらの事情を踏まえて、なおかつちゃんとカウチサーフィンの意義を押さえてたんで非常にええ印象を持ち、歓迎する旨の返事をしました。

最寄り駅までの来かたを伝えて到着時間が分かったら知らせて欲しいと伝えておきました。

客人への料理を諦めたんで時間的に余裕はありましたが、朝イチで部屋の掃除とトイレの掃除を済ませました。

取り入れたまま放置してた洗濯物も畳んでとりあえず受け入れの体制は完了。

結局Yaoは6時頃に最寄り駅に到着したんですが、私は朝昼の食べたもんの量が少なすぎて腹ペコでした。

駅でおうてそのまま食事に行くことにして、Yaoの好みを聞いてみました。

Yaoの仕事は” neurologists”とのことで、調べたら”神経学者”とかで神経科のお医者さんでした。

今まで受け入れてきた客人らの懐具合は分からんけど、Yaoは短期の旅行ってこともあって他の客より予算に余裕があるんじゃないかと。

すぐ近所にあるかなり美味いモンを出してくれる代わりに値段もそこそこする居酒屋に連れて行こうかと思ってました。

でも、聞いてみたらあんまり生魚は得意じゃないとのことでした。それではその居酒屋に行く意味は半減するんで断念。

焼き鳥はどうや?って聞くとそれはオッケーとのことやったんで、近所にある280円均一だかの安い焼き鳥屋に行くことに。

店に入って分かったんですがYaoはほとんど酒は飲まんと。

居酒屋に連れて行かんで良かったと思いましたが、私は好きに飲まして貰うと断って飲み食いをスタート。

一人だけで飲むんはちょいとリズムが悪かったですが、飲み食いしながらお互いのことを話ました。

Yaoは神経学の学会に参加するために神戸に来てたと。水曜日だったかに日本について学会に出た後2泊だけプライベートの旅行にあてたんやそうです。

今まで行った国や住んだ国の話になって、6才の頃に台湾からアルゼンチンに移住をしたと。

だから自分は英語よりスペイン語の方が得意で、医学部はアルゼンチンで卒業して、何年か前に台湾に戻った時に台湾の免許?をとったと。

台湾から派遣された医療団?の一員としてアフリカのスワジランドに住んでたこともあると。

カウチサーフィンは2006年からのメンバーやからかなりのベテランのようでしたわ。

焼き鳥屋で食事をしてからうちに戻って、Yaoにはコーヒーを入れてまたおしゃべり。

その後知り合いのNさんが仕事の後うちに寄ってくれて、しばらく台湾のことなどを3人で一緒に喋ってました。

Yaoが客間に引っ込んでから私も寝ることにしたんですが、なぜかその直後に寝落ちしてましたわ。




21日の土曜日は目覚ましで7時に起きて、Yaoと一緒にまずは門真へ。

こばやしさんからブツを預かったんですが、軽かったら尼崎への事前搬入はパスして当日担ごうかなんて思ってました。

ところがそんな考えは大甘でとてもじゃないけど、担いでチャリに乗って鶴橋まで移動は無理なほどの重さ。

仕方ないんで予定通りにYaoと阪神尼崎駅へ。

コインロッカーに荷物を入れたら車を地下の駐車場に置いて尼崎の商店街を案内。



タイガース色一杯の尼崎の商店街を案内

*タイガース色でいっぱいの尼崎の商店街を案内

今じゃ各地の商店街はシャッター街と化してて、尼崎みたいにローカル色があって元気な商店街は珍しいなんて説明をしときました。

話ながらグルコバのイベントのことやら、いつも買い出しにいくスーパーをチェックしたり。

途中で甘いモン屋さんで桜餅を一つ買うて味見して貰ったりも。

商店街を端まで歩いて、その後どうしたいか確認。






前日しゃべってたいくつかの候補から、Yaoが選んだのは姫路城でした。



尼崎から張り出してすぐ阪神高速に乗ったんですが、昼間の時間帯やのにけっこう渋滞してて難儀しましたわ。






姫路城へ

*姫路城へ

土曜日やったんで、姫路城のそばの駐車場が混んでるかもなぁなんて思ってたんですが、大間違い。



たまたま開催してた姫路の「お城まつり」

*たまたま開催してた姫路の「お城まつり」


駐車場が混むどころか、周辺で大規模な交通規制が行われてて、止めた記憶のある大きな駐車場へはどこも近づけず。

姫路駅から姫路城に伸びる大通りでは色んなパレードが行われて完全に通行止め。

せっかく姫路まで行ったけど城に行けずに帰るしかないと思いながら交通規制の手前で曲がると、その先の公共施設の地下駐車場に入れることが判明。

お城からも近いのにまったく混んでもおらず、諦めかけてたところが大助かりでした。




もう腹が減ってたので、これ幸いとイベントの屋台で食べるモノを調達することに。





初めて食べた名物の「姫路おでん」

*初めて食べた「姫路おでん」

姫路おでんの特徴とは、生姜醤油をつけて食べることやそうですが、聞いてはいても食べるのは初めてでした。

この日は暑いほどのええ天気で、ビールが飲めんのがヒジョーに残念でしたわ。

Yaoが飲むタイプやったら一人でやってもらうとこですが、ほぼ完全な下戸やから不要やったようですわ。

台湾からの客人Yao Hsien Huang

*台湾からの客人「Yao Hsien Huang」

客人の写真を撮るのを忘れるとこでしたが、姫路城を見学してから公園内で適当に一枚だけ写真を撮りました。




岐阜の鶏の炊き込みご飯

*岐阜の鶏の炊き込みご飯

岐阜県のPR用っぽいテントで鶏ご飯を売ってたんで買うてみたんですが、Yaoがおごってくれました。

姫路とは関係ない食べ物ですが、けっこう旨かったですわ。



姫路城近くのお店の「焼きそば」

*姫路城近くのお店で「焼きそば」

これは観光客向けの持ち帰りのたこ焼きやらアイスを売る店のヤツ。

注文してから作ってくれたんで出来たて熱々で、量もしっかりあって味も良かったんで良心的に感じました。

ちなみにこれもYaoのおごりでした。

腹ごしらえをしてから、姫路城に入ったんですが、イベントに人が分散してるのかムチャな混み方ではなかったですわ。





この日の夜にYaoは宝塚に住むマレーシア人の友達と会うと。

その人が8時頃まで仕事やっていうんで、私と一緒に晩めしを食べてから行くのかと思ってましたが、友達と食べると。

そうなるとわざわざうちに帰っても面倒が増えるだけかと。

そこで宝塚で3〜4時間待つことになるけど、もし良かったら帰り道に宝塚で落としたろうかと聞いてみました。

時間を潰すのは平気やっていうんで、帰りは山陽道から中国道に入って、宝塚ICで降りて宝塚駅へ。

そこでYaoを落として私はそのまま大阪に戻りました。











この日は夜遅く帰って来たんで少しだけ喋って、翌日はコーヒーだけ飲んだら帰国のために私が家を出る前に関空へ出発。

手料理も食わせず、外食もほぼ晩ご飯が一回だけでしたが、非常に穏やかで知的な会話が出来る相手で短くてもええ時間でしたわ。

台湾で食べたいモンがまだまだあるから、ぜひ現地で食事がしたいと伝えておきました。

向こうでも会いたいですが、チャンスがあればまた日本に来てくれて今度はもっとじっくり一緒に過ごしたいと思いました。

緊急リクエストに応えたんで色々とやむを得んことはありましたが、ええ人間との出会いがあって今回も大当たりでしたわ。







*朝の体重:57.45kg弱

*今月の休肝日:9日(今日はもう一日飲んだろう。)

 
posted by えて吉 at 15:34| Comment(0) | TrackBack(0) | Couchsurfing | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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