今日の午前中にチビ猫「ミー」を動物病院に連れて行ってきました。いくつか用事はあったんですが、メインは生後2ヶ月でやるのがベストやと言われてたウイルスの検査でした。
猫の感染性の病気って色々あるんでしょうが、野良猫はかなり確率でケンカなどを通してそういう病気に感染するんだとか。
ミーは生後一ヶ月ほどでうちに来たんで他の野良猫との接触は少ないんじゃないかとは思いますが、母子感染の可能性があると。
落ち着いて新しい猫を迎えるならカリカリが食べられる時期で、病気などのない子を選んでたとは思うんです。
でも、今回はもうすぐ処分されるって聞いてほとんど衝動的に引き取ってしまったんですよねぇ。
もしウイルスに感染してたら本人(本猫)の寿命のことはもちろん先住猫の越後屋とヒメへの感染の可能性があるから心配でした。
ずっとミーだけ隔離するなんてことはあまりにも可哀想やし、ヒメと越後屋にワクチンを打つにしても毎年となるとかなりの負担。
もちろん病気が発症したら治療のしようのない病気も多いから長生き出来んやろうし・・・。
昔実家で飼うてた一匹が病気ですごく短命やったことなんかを思い出しながらじりじりと検査の出来るまでの1ヶ月を過ごしてました。
引き取ってすぐは猫風邪が悪化したらアウトやし、お腹も下し気味でヒドイ下痢が始まったらそっちも命の危険アリ。
とにかくちゃんと食べて少しずつでも体重が増えてくれることを祈る日々でした。
体重が500gを越えたあたりからとりあえず保護してすぐの危険なステージはクリアしたやろうと一安心。
ここ一週間ほどは柔らかくしたカリカリと缶詰の離乳食を混ぜたエサから、徐々にそのままのカリカリが食べられるようにさせようと努力してました。
完全に柔らかく戻したカリカリの時はよう食べてたんですが、ちょっと芯を残すような戻し具合にしはじめると途端に食べる気が落ちました。
半戻りのカリカリを口の中に入れたままエサ皿から離れて遊びだして、その途中で口からポトッとエサを落としよるんですよねぇ。
一粒食べるごとにエサ皿を離れるんで、エサをやるのにかかる時間もそれまでの何倍にもなりました。
エサを落としたままにしたくないんで、動いた先のエサを拾って回らんとあかんし・・・。
エサの用意も戻しすぎたらアカンから寝る前に水に浸けて冷蔵庫に置いとくなんてことも出来んし。
あまりに食いが悪いからいつになったら固いカリカリが食べられるようになるんやろうなんて考えてました。
何日かそんな日が続いて昨日の朝は多少半戻りのエサに慣れてきたのか、少し食べる勢いが良くなったように感じました。
けっこう時間を掛けて食べさせて、ミーをオリに戻したんですが、ふと思いついて普通の固いカリカリを皿に入れてやりました。
檻の中で腹が減った時にでもノーマルなカリカリに興味を示してくれたらなぁと思ったんです。
すぐに食べられんでもちょっと挑戦してくれたらええなぁと。
*カリカリをしっかり嚙んで食べるミー
この写真は後で撮り直したんですが、オリに皿を置いたらいきなり「カリッカリ」と音を立ててカリカリを食べ出したんです。
まさかそんなに風に食べるとは思ってなかったんでものすぐ驚きましたわ。
半戻しの時は嫌いな食べ物をもっちゃくする子供みたいにいつまでも口の中でおねおね、おねおねやってたんですけどねぇ。
*もっちゃくする(大阪弁):嫌いなモノを食べあぐねる
*舌をぺろりとやる「ミー」
この写真はまだ柔らかいヤツを食べた頃やと思います。
そうそう、エサとは別にトイレも先週の金曜日から変更しました。
うちに来たばかりの時は普通に歩くのもどんくさく、普通の猫トイレはフチをよう乗り越えませんでした。
予備の猫トイレはあったけど、仕方ないんで犬用の平たいトイレとペットシートをわざわざ買うてやりました。
すぐトイレは覚えたようなんですが、ここ何日かは必ずオシッコをトイレの外、ウンコもごくごく端っこにするようになってました。
猫ってトイレの後砂で隠すようにすることがあるんで、ペットシートは嫌なんかなぁと思うように。
そこで上の枠を取っ払った猫トイレに大人猫と同じ猫砂を入れてやったんです。
やっぱり自分の排泄物が丸見え?なトイレシートが嫌やったのか、その日から失敗がなりました。
というわけでこの前の週末だけで急に普通の猫みたいな暮らし方になって来たんです。
食べる方と出す方が大きく変化したんですが、行動の方も大きく変化。
*高いとこまで登れるようになったミー
写真を撮ったのは昨日の夜ですが、この日の昼間に初めてこの出窓まで登れるようになりました。
1週間ほど前までは左下に写ってる炭酸水の缶が入ってた空き箱に登るのが精一杯でした。
ところが二日ほどでその隣の黄色い猫ケースの上にも乗れるように。
オリに巻いてる虫除け?ネットによじ登るのはまえからやってましたが、そっちも進化。
写真の右外から斜めにネットを移動して、風呂のフタの張り出しが無くなったトコでオリの縁に登って、そこから風呂蓋の上へ。
そして、蓋からもう一度ジャンプしてこの飾り窓へ飛び乗ることを覚えよりました。
子猫の成長は早いとは思ってましたが、ここ2〜3日の成長ぶりには驚くばかりです。
色々なトコが赤ん坊猫から子猫に変わった中、本日はついにウイルスの検査。
診察室に入って、まずうちに来た日から目薬を続けてる目の調子をチェックしてもらいました。
猫風邪の症状やと言われてましたが、今後ぶり返す可能性はないとは言えんけどもう良くなってるから目薬は必要ないと。
続いて途中から毎日薬を塗ってる前足と後ろ足の内側の皮膚炎のチェック。
こちらも症状がよくなってだいぶ日数も経つからもう薬は無しでええと。
そしていよいよ採血をしてウイルスの検査とワクチンの方針について説明を受けました。
一旦診察室を出て検査結果を待ちました。
もう一度呼ばれて診察に入ると、受付をした時に渡してあった便の方の検査結果から。
前回の検便では何も見つからなかったんですが、今回は寄生虫の卵が見つかってしまいました。
猫回虫とかいうヤツで母子感染するんやそうです。
とはいえ、今の健康状態が悪くないんで大したことはなく、虫下しを飲ませれば問題なく対処出来ると。
野良経験のある猫の腹にムシがおるんは当たり前って感覚なんで薬で駆除出来るなら気にならず。
そしていよいよウイルス検査の結果。
結果はメジャーな3種類の感染症全てで陰性。
良かったですわぁ〜。(T_T)
診察室でちょっと涙ぐみそうになったほどホッとしました。
せっかく元気になってきたのに寿命が短いとか、発症はせんでも一生一つの部屋に隔離やなんてことにならんで良かったですわ。
感染の危険がないと分かったんで閉じ込めてる部屋から出して家の中を探検させてやりたいし、他の猫どもとも対面させたいんですがそれはしばらくお預け。
今日虫下しを飲ませてもうたけど、薬が効くのは成虫だけで卵には効かんのやそうです。
それで3週間後にもういっぺん虫下しを飲ませるまでは他の猫に移るから隔離してくれと。
ワクチンの2回目もその時に合わせて打つことなったんですが、とりあえずあと3週間だけ隔離が続くことになりました。
早いことデカイやつらと対面させたかったんでちょっと残念ではありますが、3週間待つだけで安心やと分かったんでヨシとしますわ。
*チビ猫との対面が延びた「越後屋とヒメ」
対面が延びて私は残念ですが、越後屋とヒメにしたら心安らかな日がもう少し続くって感じかもしれませんね。
「9月になったら会わしたるから、仲良くせぇーよー。」
ラストの虫下し待ちではありますが、チビ猫の初期段階としてはほぼ悩みが無くなった感じですわ。
*朝の体重:57.70kg弱。(飲み過ぎてはないけどあんまり余裕ナシ。)
*今月の休肝日:3日(今日は酒抜いた方ええけど、祝杯を上げたいような気も・・・。)
2015年08月10日
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なってきましたね。
私もすでに二匹の先住猫が居る家に捨て猫もしくは
野良の子?を引き取ったのでえて吉さんの御苦労と
精神的葛藤は手に取るようにわかります。
とにかく陰性で我が事のようにうれしいです。
越後屋ちゃんヒメちゃんとは10才以上年が離れているので
初日から上手くは行かないかもしれませんが徐々になれて
受け入れてくれるのではないかと思います。
その日を私も楽しみにしています。
> 無事順調に成長して顔も赤ちゃん顔から子猫顔に
なってきましたね。
来た時と較べるとかなり子猫っぽくなってきた気がしています。
> とにかく陰性で我が事のようにうれしいです。
ありがとうございます。おかげでまた一つ大きな心配がなくなりました。
> 徐々になれて受け入れてくれるのではないかと思います。
なんとなく越後屋は仲良くやってくれるんじゃないかと思ってます。(^_^;)
のらちゃんの子が捕獲器に入ったので
もらってもらえないか?と連絡があり
すぐ車で迎えに行きました。
キジ猫の3か月くらいのオスです。
今朝は病院に連れて行き耳ダニ、ノミの
検査して来ました。
やっと去年からの長いトンネルを抜けた
気分です。
大人しい可愛い良い子です。
お互い育児がんばりましょう(笑)。
ついに新しい猫を迎えはったんですねぇ。おめでとうございます!!
> 大人しい可愛い良い子です。
ええ巡りだったんですねぇ。
お互いチビさんのお世話頑張りましょう。