2015年06月18日

「カウチサーフィン(Couchsurfing)」2回目はアメリカン人のゲスト

15日から2泊3日でうちに泊まったアメリカ人の客人との飲み食いについてご紹介します。

先月のフランス人カップルに続いて「カウチサーフィン(Couchsurfing)」を通してリクエストをもうたのを受け入れました。

先月に初めて受け入れてから、かなりのリクエストが来たんですが何件かはこっちの予定が入っててお断り。

それ以外にもこっちのプロフィールを全く見ずに同じ内容のリクエストをコピー&ペーストで送りまくってるような人もお断り。

今月に入ってすぐ九州旅行に出たこともあって、しばらく控えようと思って7月に受け入れを決めた客人がありました。

そんな中に届いたのが今回の客人からのメッセージでこちらのプロフィールをよく読んだ上でぜひアンタと喋りたいってな内容でした。

相手のプロフィールを読むとちょっと旅にハマリ過ぎてたり、熱帯雨林を守りたいとか、各地でボランティアをやったって書いてあって熱くて難しいキャラかなぁとは思ったんです。

でもそういうキャラの外人さんとはしばらくしゃべってなかったんで久しぶりに付き合ってみるかという気になりました。

最初に希望された日程では初日が妹らとの宴会にかぶってたんです。

身内だけなら前回みたいに客人を混ぜられたんですが、今回は妹の知り合いも来るのでそれは無理やなぁと。

そこで一日来るのを遅く出来ないかと打診してみました。

調整するのに何日か待ってから向こうが日程変更にオッケーしたんで受け入れが決定。

前日にメールが来て京都を出て奈良に寄ってから夕方に大阪に着くと。

朝には奈良を出る時とうちの最寄り駅に着く20分ほど前にメールすると。

奈良を出て大阪に向かってるっていうメールは受け取ったんですが、その後は全く連絡無く心配してました。

2時間ほど経ってから、駅におるけどwifiがないから返信出来んからあんたが来るまで待っとくというメッセージが届きました。

大慌てでマンションを出ると、すぐ前の歩道をいかにもなバックパッカーが歩いてたので声を掛けたらそれが客人でした。

30分ほど前に着いたけどwifiがなくて連絡出来なかったそうですわ。
 *事前に電話番号は伝えてたんですけどね。(^_^;)
 
しばらく回りを歩いて誰かにスマフォを借りたかなんかしてメッセージを送ったそうです。




すぐに部屋に案内して飲みながら話をすることに。


前日の妹らとの宴会の料理を仕込む時に今回の客人のために多めに仕込んでおいたのでほとんど前日と同じ料理になりました。





カウチサーフィン2回目の客人「Vlad Latman」

*カウチサーフィンで2回目の客人「Vlad Latman」

この写真は翌日に道頓堀で撮ったもんです。



Vladの手土産の「いいちこ」

*Vladの手土産焼酎の「いいちこ」

バックパッカーは予算を絞って長期旅行を続けてるんやから手土産なんかいらんって事前に聞かれた時には伝えたんですけどねぇ。

蒸し鶏

*蒸し鶏 2種類のタレで

中華風ごまだれと白ネギの油煮のタレで食べて貰いました。


ヤムウンセン風サラダ

*ヤムウンセン風のサラダ

エビは前日に食べ切ってたんで手元の冷凍むきえびを湯がいて使いました。


ピータン豆腐

*ピータン豆腐

これだけが前日の宴会とは違う献立です。

これもタレだけは白ネギと醤油で中華風に自作して掛けました。


中華風豚の角煮

*中華風豚の角煮

厚揚げと煮卵と豚バラ肉を中華風に煮込んだもの。

これ以外に玉ヒモの煮物を鍋に入れて軽くぬくめ直してあったんですが、飲み出したら出すのを忘れてしまいました。

あと、写真を撮り忘れたんですが大阪や京都の夏の風物詩なんやって説明して「鱧の落とし」も出しました。


飲み食いしながらお互いのことを質問しあったり、ここまでの旅の行程を聞いたり。

Vladは台湾から東京に入って、東京で5日、高山に何日か、白川郷を見て金沢、京都にも何日かずつ。

東京で1泊安宿に泊まった以外は全部カウチサーフィンを使ってどこかの家に泊まったそうですわ。

日本の前にはイスラエルで英語教師などのボランティアを1年やってて、それが終わる頃に急にバックバック旅を始めることに決めたそうですわ。

そこからヨーロッパに行って、南米を何カ国か回ってペルーでは2ヶ月また英語教師のボランティア。

2週間ほど故郷のロサンゼルスに戻って、台湾からまた旅行を再開して、この後は中国から東南アジアを旅するんだと。

英語に訛りなどは感じませんでしたが、生まれはウクライナで子供の頃にアメリカに移住したって言うてましたわ。

そういう話の後は、まず翌日どうするかって話をしたんですが、奈良なら車で連れて行きやすいんですがもう見てるのでボツに。

アニメやマンガがけっこう好きで「進撃の巨人」のアニメが大好きだと。

そのせいかユニバーサルスタジオにもかなり興味を持ってたんで、付き合えって言われたらツライなぁと思ったんですが、入場料が7000円くらいすると分かってパスしてくれました。

大阪城や道頓堀も見たいっていうんでベタでええならすぐ決まるかと初日はあんまり詳細を詰めずに寝ました。

料理の方はとりあえずどの料理にも自分から箸を伸ばしてくれてましたわ。

ちょっと品数が少ないかと思ったんですが、Vladにしてたら予想以上に豪華に感じてくれたようで良かったですわ。

酒の方は色々あるって勧めたんで、あんまりガンガンは飲まないようでしたわ。

終盤はVladは飲むのを止めて、私だけがだらだら飲み続けてました。




翌朝私は7時半頃には起きたんで、希望の中からどう巡るのがいいか検討。

8時を過ぎてどっちかが寝てたら先に起きた方が起こすことにしてたんで、私がVladの部屋をノックしたんですがすぐには起きてこず。

15分ほど間を置いてノックしたらやっと3回目で起きて来たんでけっこう疲れてたんでしょう。

朝メシをどうするか聞いて、私が毎日うどんを食べてるって説明するとそれでええと。





貰いモンの半生麺のお土産用うどんがあったので300gならちょうどええかと思いそれを食べることに。






かき揚げうどん

*かき揚げうどん

冷凍してあったかき揚げを温め直して乗せました。



ざるうどん

*ざるうどん

せっかくなんで違うタイプも味わって貰おうと半分はざるうどんに。

2種類を二人で交換しながらシェアして食べました。


軽く打ち合わせをして出かけることに。

私自身はほんまはチャリで出たかったんですが、雨が降ったり止んだりするっていう予報やったんで我慢。




あべのハルカス美術館で「金比羅さんの宝物展」

*あべのハルカス美術館で「金比羅さんの宝物展」

けっこう色んな日本の美術品があったんで楽しんでたようですわ。

しっかり時間を掛けて見たんで入場料の1300円分くらいの値打ちはあったでしょう。

天王寺から阿倍野筋を下って阿倍野ベルタの手前を左折して再開発でマンションだらけになった道をテクテク。

突き当たりの階段を降りたら飛田の料亭街。(^_^;)

日本人にも飛田の風景って特殊やと思うんですが、事前に説明したら興味を示したんで街の雰囲気だけを見に行きました。

料亭の数の多さと玄関に座る仲居さんがごく普通の可愛い子やって驚いてましたわ。

アメリカでそっち系の仕事をしてるのはもっといかにもなスレたんばっかりやそうですわ。

飛田を抜けたら西成の商店街を歩いて新世界の方へ。

もともとは日雇い労働者の街でドヤがいっぱいあったけど、今じゃ高齢化が進んで生活保護世帯数が最多の地域やんてことも説明。

ジャンジャン街は火曜日定休の店が多いようで何軒か店を閉めてたのが残念でした。

「ホルモン道場」も沖縄系でホルモンの煮込みが食える「丸徳」も休みでした。

私が腹ペコやったこともあって、せっかくなんで風情のある「平野屋」に入りました。

瓶ビールを頼んでネタケースを私が見て出来るだけ珍しいモノを取ってみました。

鱧皮とキューリの酢の物、ずいきの煮物を食べて貰うことに。

前日に鱧のゆびきは食べて貰いましたが、鱧皮はもともとかまぼこを作るのに身を取った残りまで食べる大阪らしい始末の料理やなんてことを伝えておきました。

ずいきはまぁ珍しいかなぁと思って。小芋の茎やって程度しか説明出来ませんが、両方とも自分から箸を付けてました。

その後はVladがネタケースを見に行ってアテをチョイス。

イカの輪切りの煮物とニシンの煮物なんちゅうシブイやつを選んだのが意外でした。

ここでは大瓶を2本飲んで店を出ることにしたんですが、1700円ほどの勘定はVladがオゴってくれました。

新世界を出たら日本橋をテクテク。まずはしばらく表通りを歩いて電気屋街やったのが今ではぼろぼろになってるっていう状況を説明。

たくさんある中古DVD屋にもチラッと入ってみたりして、表通りからオタクロード?へ。

私にはまったく分からん若い女子のイラストだらけの店に入ってみたんですが、並んでるピンク色のカワイらしいグッズを買うのが野郎ばっかりやって伝えると信じられんようでしたわ。

日本橋からは道具屋筋を抜けてミナミへ。

道頓堀の引っかけ橋ではやっぱりインパクト受けるようで、さかんに写真を撮ってました。

道頓堀商店街を歩いて法善寺へ。水掛不動のあたりの雰囲気は面白がってくれてました。

その後歩いて文楽劇場へ。

朝に調べたら午後の文楽はチケットが売り切れてましたが貸し切り公演やったようですわ。

ただ無料の展示室があったんでちょろっと文楽人形なんかを見れて良かったですわ。

個人的には文楽を楽しめる気がせんので本公演を何時間も見んで済んで良かったです。

ミナミに着いた頃には普段全然歩かんからかなり疲れてて、文楽劇場ではもう限界に近かったんですがここからもう一踏ん張り。

歩いて谷九まで上がって「得一」へ。

もう晩めしを作るのは面倒やったし、コストパフォーマンスの良さを感じて貰おうとチョイス。

疲れてる身ぃにホンマは立ち飲みはツライけど高い店で客人にワリカンで散財させたくないですしね。

ここでは喉渇いてたんでチューハイでスタート。客人もフレッシュ果汁系の酎ハイをやってました。

料理の方は関西らしく「きずし」を食べて貰おうと思ったんですが、まだ出来てなかったです。

そこで同じマグロでも海外じゃ食べんかと思って、ほほ肉のたたきを。

それに新世界で話題にしてたんでホルモン炒め、練り物の方の紅ショウガの天ぷら、そばめしなど。

Vladはチューハイだけ、私はチューハイを2〜3杯の後ハイボールでお勘定は2170円。

500円だけくれたらええって言うたんですが、どうしてもって言うんで1000円受け取ってしまいました。

その後私が飲みたかったので奢るからバーに付き合ってもうて、私はマルガリータとジントニック2杯、向こうは焼酎をストレートで一杯だけ飲んで4400円。

これで上六からバスに乗って家まで戻りました。

私は帰ってからもちょっと飲んだんですが、Vladは飲まずでしたわ。


最終日の17日はあらかじめ夕方から予定があるから昼頃には家を出るように頼んでありました。

そこで朝ごはんはツレ夫婦の喫茶店へ。

マンガとゲームが好きならツレ夫婦と話が合うと思ったんで連れて行ったんですが、知識豊富な旦那の方の話を伝えると反応が良かったですわ。

店に置いてるのは日本語のマンガばっかりやけど、それを手に取って真剣に眺めてる姿が印象的でした。

サ店からの帰り道に最後にちょっとと思ってたこ焼きを買いに行ったんですが目当ての店は閉まってました。

私はもう一本くらいビールを一緒に飲んで別れようと思ってたんですけどね。

家に帰ったらほどなく荷造りを終えて次の目的である神戸に向かうことに。

神戸に2日おった後は、姫路城を見てから尾道に泊まって、広島に行くんだとか。

そして長崎に行って九州のどこかを見てから博多から中国に飛ぶか、沖縄でしばらくおるか考えるそうですわ。

それなりに楽しんでもらえたようで限界で別れる時はえらく強く感謝の言葉を伝えてくれました。

うちの玄関でサクッと別れて実質は1日チョイやけどなかなか濃ゆかった滞在が終わりました。







*朝の体重:57.20kg。(外食やったけど目標クリア)

*今月の休肝日:5日(今日は酒抜かんとあかんわなぁ・・・)
 



posted by えて吉 at 16:58| Comment(2) | TrackBack(0) | Couchsurfing | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
カウチサーフィンって、結構ニーズがあるんですね。
最近特に日本に来る外国人観光客がふえてるみたいですけど、それに比例してるんでしょうか?

それにしても、今回もいい人でよかったですね!

食事も、なんでも興味を示して食べてくれたら、おもてなしのしがいもありはったのでは(^^)

Vladさんは、日本にきてほとんどカウチサーフィンで泊ってはるってすごいですね。
ヒッチハイクで旅してる人にも通じるというか。。
すごいパワーのある人たちですよね。なんか、かっこいいなぁって思います。

>道頓堀の引っかけ橋ではやっぱりインパクト受けるようで、さかんに写真を撮ってました。

国内外から大阪に来る旅行者にとったら、ザ・大阪っていったらまずあそこなんでしょうね(^^)
Posted by とく at 2015年06月19日 21:06
とくさんへ

> 最近特に日本に来る外国人観光客がふえてるみたいですけど、それに比例してるんでしょうか?

これだけ観光客が増えると地元の人間と触れあいたい?ってニーズの人も増えるんかもしれませんね。

受け入れたのはまだ2回ですが、それ以外にもけっこうな数のリクエストは受け取ってますし。

> 食事も、なんでも興味を示して食べてくれたら、おもてなしのしがいもありはったのでは(^^)

やっぱり好き嫌いは別にして食べてみようとしてくれると嬉しいですわ。

> すごいパワーのある人たちですよね。なんか、かっこいいなぁって思います。

宿と違って毎回新しい人を会うのってエネルギー要りますしねぇ。

道頓堀は私が案内せんでも自分らで行っても同じやと思うんで個人的には避けたいんですけどね。

Posted by えて吉 at 2015年06月20日 14:04
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