22日に一人で行ってきた讃岐うどん巡りネタの続編をサクッとアップします。
その1の方で実際にうどん巡りに出るまでのあたりをグダグダ書きましたんで、その2はサクッと終わるはずです。
30回以上うどん巡りに行ってても、”まほうをかけられた舌”とは正反対に全然細かい違いの分からん”ヘボ舌”の私ですからうどんの話に入ったらあんまり書くことがないもので・・・。(^^;)
さて、2軒目の十河(そごう)製麺所を出たのが10時7分でした。
国道11号線をのんびり西に走り、途中で見かけた某古本チェーンへ寄り道。(10:39AM)
対面の店に入るのはキライなんですが、わざわざUターンして寄りました。
長らく香川県内の古本屋をチェックしたかったんですが、他の人と一緒だと寄れなかったんですよねぇ。
一番の目的は「恐るべきさぬきうどん」の1巻と5巻を探すこと。
他には同じホッとカプセルから出てる「笑いの文化人講座」の単行本も100円なら買いたいなぁと。
「恐るべき〜」は当然のように一度は全巻揃えて、何回も読んでるんですが、1人暮らしになる時に手元からなくなったんです。
うどん巡りの情報源としては古いんでまさか定価で買う気にはならんけど、色んな讃岐うどんネタの原典みたいな本なんで資料的に持っておきたいなぁと。
大阪の古本屋でもたまに見かけるんで2〜4巻は100円で手に入れたんですが、あと2冊がなかなか見つからんのです。
地元の香川なら見つかりやすいんじゃないかと思ってたんです。(もちろん100円で。)
「笑いの〜」の方も香川のローカルなギャグや方言なんかが楽しいんで、読みたいんですが「恐るべき」以上に大阪では手に入りにくいんです。
某チェーンの国分寺店をチェックしみると、長いこと探してた「恐るべき〜」の1巻をサクッと100円で発見。
本の程度もかなり良好で、ニンマリしてしまいました。
他にも「きょうの料理」の雑誌の2013年発行のヤツが100円やったんで何冊か買うておきました。
11時1分に古本屋を出発して、もっぺんUターンして更に西へ。
向かったのは「坂出の山下」なんですが、有名な割に未訪でした。
誤報でしたがこの山下が閉店ってな情報が流れたのをきっかけに今回のうどん巡りで唯一行こうと確定させてました。
香川では少なくとも善通寺と国分寺、そして坂出の「山下」の3軒が有名やと思いますが、うどん巡りの当初から存在を認識してるのに行ったのは善通寺の1軒だけやったんです。
特に国分寺は県道33号線に面してて、前は嫌になるほど通ってるんですけどねぇ・・・。
*つい最近、{^L^}さんのブログに記事が出てたし、次は国分寺をせめようかなぁ。
なんでか自分でも不思議なほどなんですが、坂出の山下は名前は知ってるけど、店の正確な場所は今までチェックさえしてませんでした。
今回行くと決めて改めて場所をチェックしたんですが、国道11号からは近いけど、どこで曲がるか(ナビ無しだと特に)不確か屋なぁと思ってました。
そんな訳で古本屋を出てしばらく走ったら、ちょっと気合いを入れて探す気分でした。
ところがですねぇ。近所まで行ってみたらめちゃくちゃ分かりやすかったんです。
*国道11号線から見える「坂出の山下うどん」の看板
めちゃくちゃ分かりやすい巨大看板が国道脇に立ってました。
しかも、この看板自体は、嫌っちゅうほど見た記憶がありました。
通るたびに「坂出の山下ねぇ・・・」と心の中で呟いてたのに・・・・。
自分の行きたい店リストに入ってなかったせいもあるんですが、ずっと頭から存在が抜け落ちた状態でした。
この看板を見つけた時はなんで今まで行こうと思わんかったのか自分でも不思議でした。
*坂出加茂の「山下うどん」の店構え
駐車場に車を止めたのが11時14分でした。
お店は道を渡って写真に写ってる車の左側を抜けていった先になります。
*山下うどんの店構え
土曜日でしたが、数人のお客さんがいる程度で並ぶってほどの混み方ではなかったのが助かりました。
*山下うどんにもあった「郵便局集配職員休息所」の看板
私にとっては「山下にもあった」って感じですが、この山下こそが郵便局集配職員休息所として最も有名なうどん屋じゃないでしょうか。
*どういう意味があるんかは分かりませんが、色んなうどん屋を回ってるとたまにこの看板を見かけるんですよねぇ。(観音寺の黒田うどんとか南原)
今回手元に戻った「恐るべき」の1巻に記事のタイトルがずばり「郵便局集配職員休息所」として出てくるのがこの店なんです。
グーグルでウェブ検索をかけても、画像検索をかけても、山下ばっかり出てきますわ。
お店の中に入るとオプションが並んでて、すぐお店の方にうどんを頼んでしまったので店内の写真は撮れませんでした。
*坂出加茂の山下の「かけうどんとえびのかき揚げ」
店に行った時は知識もなく、えびのかき揚げ(200円)にたまたま目が止まったんで行っときました。
上の方でリンクを張った{^L^}さんの記事によると坂出の山下はえびのかき揚げが名物のようですねぇ。
普段あんまりオプションを取らない私にこのかき揚げは大きすぎるとは思ったんですが、いつでもうどん巡りを切り上げたらええわと思ってたんで本能に従いました。
うどんの方は、このかき揚げを楽しむためのチョイスでかけうどん(あつあつ 150円)。
このかき揚げはえびのええ香りがしてなかなかのモンでしたねぇ。香川のうどん屋の天ぷらとしちゃ200円ってのはそれなりの価格ですが、十分以上の値打ちがありましたわ。
麺の方は、温かくするコシは弱めでした。かけうどんにカケラも文句はないんですが、他の人が食べてたざるうどんが妙にツヤツヤしてて旨そうでしたわ。
おそらく覚えてられんと思うけど、次は冷たい麺の食感を試してみたいもんです。
<参考情報>
*坂出うどん:讃岐うどん遍路
住所:香川県坂出市加茂町杉仏147−1
電話:0877−48−1304
営業:8:00〜15:30(平日)、〜15:00(土日祝)
定休:月曜日
お店を出たのが11時39分でした。
次に向かったのも同じ坂出市内。
今回のうどん巡りの前に一人でないと行けない店を何軒かピックアップしてたら、偶然坂出のお店ばっかりが上がってきたんですよねぇ。
下町の食堂やら、地元のツレが良く玉買いする店など、下手すると坂出市内だけで5〜6軒回ることになりそうでした。
さすがにそれじゃ面白くないんで、坂出市内は山下以外でとりあえず1軒だけをチョイス。
山下から国道11号線を少し走ったら県道33号線へ入り走って、すぐ左手に分かれる道で坂出駅前へ。
駅を過ぎて少し先を左折して県道19号線に入ったらすぐお店に到着。
お店のそばに着いたのは12時前でちょうど昼時でした。
車を止めたすぐそばではこんな行列が出来てました。
*日の出製麺所の行列
製麺がメインのお店なんで店内でうどんが食べられるのは11:30AM〜12:30と1時間だけ。
*日の出製麺所の情報については讃岐うどん遍路をどうぞ。
うどん巡りの中でもルートに組み込みにくいお店の一つです。
さすがに土曜日だけあってえらい行列でした。
12時前という絶好のタイミングでお店の前に到着しましたが、ここは訪問済みやし列に並ぶ気もないんで華麗にスルー。
私が狙ったのはコチラのお店でした。
お店から左斜めを向くと日の出製麺所の行列が視界に入るほど近所ですわ。
*坂出の「木田酒店」の店構え
店のガラスに「うどん」としっかり書いてあります。
うどん県では喫茶店でうどんが食べられたり、米屋が有名店やったりしますが、酒屋でもうどんがあるんですよねぇ。
お店のことはかなり前に知ってずっと行きたいとは思ってたんですが、人を連れて行こうとは思えなかったんでずっと保留してたんです。
実は一度他の人と一緒に行くうどん巡りのコースを作ってて、ここを入れかけたんです。
でも、讃岐うどん遍路のこのお店のページによると麺は日の出製麺所から仕入れてると。
斜め前に作りたてを食べられるトコがあるんですよ、それやのにそこを無視して酒屋で食べるなんてねぇ・・・。
私にとっちゃ、香川では酒屋でもうどんが食べられるってことを体験出来るのは貴重ですが、他の人がそんな価値感でうどん屋に行きたいとは思えないですわ。(^^;)
大阪で個人経営の酒屋で残ってるとこって、今じゃほとんどが角打ち(立ち飲み)でもってる気がします。
そんな影響で、私はてっきり立ち飲みのメニューの一つみたいにしてうどんを出してるんか想像してました。
*木田酒店のお品書き
店内に入ると正面がこんな感じで立ち飲み的な雰囲気は全くなく、完全にうどんがメインでした。
*木田酒店のオプションコーナー
おでんまであるんで、シンプルな製麺所より本格的なうどん屋さんですね。
*木田酒店のお酒コーナー?
酒屋さんやから一応お酒も並んでました。
お店のおばちゃんに「前から香川では酒屋でうどんが食べられる聞いててずっと来たかったんです。」ってなことをしゃべりかけてみました。
すると自分から麺は日の出のヤツやって教えてくれはりました。
前の道が拡張された10年くらい前からお酒が売れないからうどんを出すようになったと。
注文は冷たいぶっかけうどんにしてみました。
するとおばちゃんが、電子レンジの左側にある大きめのタッパからうどんを出して、お湯の中で軽く湯がいてから冷たくしてはりました。
*木田酒店の冷やぶっかけうどん 300円
甘く炊いた薄揚げの刻んだヤツと海苔、ショウガ、ネギ、レモンが乗った状態で運んできてくれました。
茹で置きの麺を湯通しして、冷やしてるんで麺の状態は想像してください。
食べてると常連らしき女の人が入ってきて、湯だめをオーダー、少ししたらまた常連らしき男の人が入って来はりました。
お店のおばちゃん、常連さん同士も顔見知りみたいで世間話をしてはりました。
こういう地元の人らって、なんぼ日の出の店内で食べられる時間帯でも、行列になんか並ぶ気ぃないんでしょうねぇ。(^_^)
何年も前から気になってた”酒屋のうどん”が食べられて大満足でお店を出ました。
地元の人らの方言混じりの会話も聞けたし、わざわざ日の出を無視して行った甲斐がありました。
お店を出たのが12時12分で、「ぴーちゃん豆」っていう、ピーナツの醤油豆を買うように頼まれてたので駅前のサティへ向かいました。
ここで午前中に香川にいる知り合いに声をかけてた返事が来てるのに気づきました。
車を一旦止めて、「お茶か、うどんでもどう?」って聞いて、お茶することに。
急いでサティに行って頼まれもののぴーちゃん豆をゲット、ついでにスーパーの麺売り場をチェックするといつも丸亀の某スーパーで買うてる日の出製麺所の生うどんがあったのであるだけ買い込みました。
うどんは要冷蔵やったんでたっぷりの氷をもうて車へ。
ロードスターに乗る小さなアイスボックスでは全部のうどんは収まらず。やむなく入らんかった分は氷を抱かせて旅行鞄の中へ。
坂出のサティをを出たらまた日の出製麺所の方に走って、国道11号へ。
ツレとは高松の「ゆめタウン」で待ち合わせてたのでそこまで移動。
スターバックスでお茶しながら、ツレの最近の様子を聞いたりしながら2時間ほどお茶しました。
新しい方向に進もうとしてるツレには気になってた点を尋ねたりして、詳しい事情を教えて貰いました。
真面目な話とは別に大阪でサ店をやってる共通のツレ夫婦ともまた宴会をしようなんて約束をして分かれました。
このツレとは東日本大震災の翌日にうちで宴会をやる予定になってて、地震でそれがキャンセルになったんで長らく一緒に飲み食い出来てないんですよねぇ。
かなりの偏食やったけど、つい最近になって生魚全般が食べられるようになってその美味しさに感動してるなんて話も聞きました。
次回はちょっとは楽しんで貰える料理が増えてそうですわ。
ツレと分かれる少し前にふと気になって聞いてみると昼飯は食べてないと。
会う場所を打ち合わせた時に時間が掛かるから昼ご飯食べといてとは伝えたんですが、申し訳ないことをしました。
昼間で仕事して、その後時間を割いてもうたのに昼飯抜きにさせてもうて申し訳なかったですわ。
そんなことならこっちも腹に余裕があったから高松市内の一般店でも行ったのにねぇ・・・。
ツレとしっかりしゃべったら「うどん巡りスイッチ」が完全にオフになってしまいました。
泊まる用意もしてたけど、要冷蔵のうどんを買うたこともあって、翌日のうどん巡りもしにくいなぁと。
うどんモードが切り替わってたこともあって、結局泊まらずに帰ることにしました。
3時20分に「ゆめタウン」出て、高速下の11号線を徳島方面へ。
走り出して20分くらいでチェーン系の古本屋を見つけたのでそこもチェックすることに。
「恐るべき〜」はなかったんですが、「笑いの文化人講座」は何冊もあったんでまとめて買おうかと手に取りました。
で、値段を見るともう何年も前の本やのにどれも300円もしててビックリ。
てっきり100円やと思ってたんで、その値段ではよう買わずに棚に戻してしまいました。
でも、うどん関係では「超麺通団」の3巻が400円で並んでたのはお買い上げ。他に普通の小説もちょろっと買えたんでまずまずの収穫でしたわ。
4時にお店を出てそのまま地道を走って徳島の鳴門まで行きました。
鳴門北ICから高速に乗ったのが5時33分。
淡路SAで休憩をして、阪神高速が混んでたから神戸組さんを送る時のように垂水IC?で降りて地道へ。
国道43号線に入って、新在家のマルナカで惣菜やら晩ご飯を買うたついでにうどん用に氷を入れ替えて大阪へ。
ほんまは家に帰ったら疲れてるやろうから外食したかったんです。
でも要冷蔵のうどんを車に置いおきたくはなく、部屋まで持って上がったらもう降りたくなくなると分かってたのでお総菜で妥協したんです。
マルナカを出たのが7時半過ぎで家には8時36分に到着しました。
総走行距離457km。
久しぶりの単独うどん巡りも良かったですが、次はまた誰かとご一緒したいもんです。
*朝イチの体重:57.65kg(飲み過ぎてもないのえらい軽さ)
*今月の休肝日:10日(目標クリア済み)
2013年06月30日
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