2012年12月05日

第31回讃岐うどんめぐりは二人だけで

ちょっと遅くなってしまいましたが先月27日(火)のうどん巡りをご紹介させて頂きます。

第31回のうどん巡りは当初、月の前半に行こうかという話が出てました。

myblackmamaさんをメインに行こうとしたんですが、他の人が都合悪く、myblackmamaさんにも余裕が無くなりお流れに。

その後再調整で今度はishさんがメインとなって参加者を募ることに。

グルコバでもお馴染みの*あきこ*さんが参加希望だったんですが、ギリギリまで努力してもお仕事の都合がつかず不参加に。



結局、久しぶりにishさんと私の二人で行くことに。




ishさんと二人だけなら、当日の思いつきでもありかとかなりざっくりとだけコースを作っておきました。

他の人を途中で拾う必要がないんで、当日はいつもより30分遅い4時半に目覚ましをしてありました。

目覚ましがなる10分前に目が覚めてしまいちょっと存した気分。

前日に二人で行くと決まって、ishさんからはロードスターでもええと連絡をもうてたので屋根全開で5時40分に家を出発。

ご自宅前まで行く約束だったので、お時間は7時頃とごくアバウトに決めてたんですが、到着は7時1分でした。


8時6分頃淡路南のサービスエリアで休憩後、9時10分頃には檀紙ICから地道へ。






最初のうどん屋さんに到着したのは9時19分でした。







「マルタニ製麺」の店構え

*「マルタニ製麺」の店構え

このお店は事前にishさんから行きたいとリクエストをいただいてしました。

私も未訪だったのでトップバッターで訪問。






マルタニ製麺のレギュラーメニュー

*マルタニ製麺のレギュラーメニュー

これが通常メニューですが、今回ishさんがこのお店をチョイスしたのはピンポイントで狙ってたものがあるから。






マルタニ製麺の特別?メニュー

*マルタニ製麺の特別?メニュー


カレーうどんや肉ぶっかけが期間限定なのかは分かりませんが、「しっぽくうどん」は冬季限定のお店が多いですわね。

今回のうどん巡礼が決まる前から、もうぼちぼちしっぽくの季節やから香川に行きたいなぁと思ってました。

松岡なんかは12月1日にしっぽくがスタートしたそうですが、ちらほらしっぽくが始まってるって聞いてたんですよねぇ。





身体にしみたマルタニ製麺の「しっぽくうどん」

*身体に沁みたマルタニ製麺の「しっぽくうどん」小 400円×2


初っぱなやとセーブして種なしが原則なんですが、今回は私もishさんと同じくしっぽくでスタート。

朝イチはよっぽどクソ暑い時期でもなければ、かけうどんを選ぶことが多い私。

この日はけっこう冷えてましたが、ロードスターで行った以上はずっと屋根無し。

一応、ishさんに気を遣って窓と後ろの風の巻き込み防止板は上げてましたけどね。


それなりに冷えた身体ですから、優しいしっぽくうどんがことのほか旨かったですわ。

出汁はしっかりめに甘みが効いてて、それが根菜類によう合うてて非常に良かったですわ。





<参考情報>
*マルタニ製麺

住所:香川県高松市円座町1023番地1

電話:087−886−6814

営業:9:00〜14:00

定休:月曜日








2軒目は当初の予定では要マイ丼持参店を入れてました。

事前のコース組みではバタバタして予定がなく、ええ加減になってしまい、マイ丼セットを持っていくのもパスしようかと思ってたんです。

でも、前日に家に帰ってからコースがええ加減になってんからマイ丼くらいは用意して針の穴場を攻めようと改心。(^^;

出汁はいりこの粉末が入ったダシパックで許して貰いましたが、寒い時期やからかけだしを用意。

いりこだしは朝イチで熱々にして、一度たっぷりと熱湯を注いだ水筒に入れました。

ちなみに今回新しい1リッター入りの水筒を買うたんですが、ほぼうどん巡り専用って気分です。


ネギ、生姜、天かす、七味に丼と箸、お手ふきなんかも用意してありました。





香川に向かう道中でどんな風に巡るかを話してたらishさんから


「急やけど須崎に行けないかと?」


との話が出ました。


特に問題もなかったので、出汁を用意してあるから、須崎でかけうどんを食べようという話に。


マルタニ製麺を出発したのが9時41分。


久しぶりにナビ無しで須崎に向かうと、何年も前に初めて須崎を訪ねた時のわかりにくさを思い出してしまいました。

今回は現場近くまで行ってみると、曲がり角の目印にしてた工場というか倉庫みたいな建物が無くなっててちょっと焦りました。




10時26分に須崎に到着。



須崎のお店の人らやったら、出汁を持ち込んでも文句を言いはれへんやろうと思ったので、マイ丼セット一式を持って店内へ。






ちょっと態勢が整った「須崎の薬味コーナー」

*ちょっと態勢が整った「須崎の薬味コーナー」


前は奥の製麺所まで入って、そこの台下の上に乗った薬味を適当に使わせてもうてました。

久しぶりに行ったら前は雑然として辺りに、こんなコーナーが出来てました。

最近は須崎もかなりメジャーになったんでお客さんが多くてこうでもせんと混乱するんかもしれませんね。

前は一部の慣れたヒトが隣の万屋(スーパー?)で玉子を買うて来て、自分で加えてましたが今はこうして公式アイテム化。(^^)

しかし、玉子1個20円って、ほとんど利益のない素のよろず屋価格ですね。



出汁以外の器や薬味はお店のヤツを使わせて貰うことにして熱くして貰った麺を受け取りました。





持参の出汁で「須崎のかけうどん」

*持参の出汁で「須崎のかけうどん」 小150円×2

天かすは須崎に置いてないから持参したヤツを乗っけてやりました。

いわゆる「あつあつ」で食べた訳ですが、さすがは剛麺で有名なすざき。

麺がヘタることもなくしっかりした腰があって旨かったですわ。

須崎で出汁を掛けるのは初めてやりましたが良かったですねぇ。



地元のヒトなんかは、よく蒸籠単位でうどんを買うて帰ってはりますが、こうやって家でかけうどんにして食べたりもあるんでしょうねぇ。



<参考情報>

*須崎商店

住所:香川県三豊市高瀬町上麻3778

電話:0875−74−6245

営業:9:00〜11:30頃

定休:不定休







須崎から県道23号線を国道の方(377号)へ戻る途中で、農協がやってる産直野菜の販売所によりました。

時期が良かったのかもしれませんが、ここの野菜はかなり上質で非常に立派な白菜など色んなモンが安い値ぇで並んでました。

産直でいくつか買いモンをして出発したのが11時5分頃。





3軒目のishさんのご希望に従って国道377号から国道319号へ入って北へ。


途中国道を離れて旧国道の県道25号線で善通寺を通り過ぎました。

県道25号線を進んで海の手前で右折して県道21号線へ。






3軒目はこの県道沿いにある一般店でした。(到着時刻11時39分)







「寿美屋」の店構え

*「寿美屋」の店構え


本場でのうどん巡りの醍醐味の一つはいわゆる”針の穴場”系を攻めること。

どうしても一般店って避けがちですが、今回のお店は私も気になってました。


というのも、このお店は前回のうどん巡りでうどんの旨さにびっくりした「たんぽぽ」の職人さんの修業元?だとか。

四国新聞の「讃岐うどん遍路」でも、”さぬきの夢2000専門店”と紹介されてます。



私みたいなモンには粉の違いなんかの細かいトコは分かりませんが、たんぽぽがえらく旨かったんでishさんのご希望に合わせました。






寿美屋のメニュー

*寿美屋のメニュー

一般店ですが、さすがの香川価格。





寿美屋のこだわり玉子のチラシ

*寿美屋のこだわり玉子のチラシ

このメニュー自体は玉子メーカー?の販促グッズのようでした。


釜玉うどんが旨そうに思ったんで、お店のヒトに聞いて見たんですが残念ながら釜玉はやってないと。

このチラシのように熱い醤油うどんに生タマゴをプラスするメニューだけしかないようでした。





寿美屋の「温醤油うどん玉子入り」

*寿美屋の「温しょうゆうどん たまご入り」 350円

玉子に惹かれたんで、釜玉うどんは諦めて醤油うどんにプラスして貰いました。

ishさんは冷しょうゆうどん(300円)を頼んではりました。



ここの麺は断面がまん丸っぽくて、表面がヨソと較べて非常にツルツル。

麺自体は美味しかったんですが、今回のような生タマゴ入りだとツルッツル過ぎて麺に玉子があまり絡みませんでした。

麺を食べ終わっても、玉子はほどんど丼の底に残ってました。

ジョートーな玉子だそうなんで、ちょっと残念でした。

寒かったんで冷たいのはパスしたんですが、ishさんみたいな醤油うどんの冷やかざるうどんの方が麺の素性がよう分かったかもしれませんね。




<参考情報>
*寿美屋

住所:香川県丸亀市中津町1091−1

電話:0877−22−4320

営業:10:30〜15:00

定休:水曜日、年末年始



お店を出たのが12時8分。


この後は、まず市内の某所でいつものように日の出製麺の格安生うどんを山のようにゲット。

ついでに、鮮魚コーナーで見つけた地元のブランド品「オリーブハマチ」のお刺身も晩酌のアテに買うてみました。



買い物を終えて走り出したのが12時48分。




丸亀からは慣れた県道33号線で高松方面へ。



最初の候補の「いちみ」ってお店は地元の方のブログによると揚げたての天ぷらが食べられる新規オープン店ってことだったので向かいました。

ところが、お店の営業が2時までで、近辺に着いたのが2時ちょっと前だったので断念。

続いて高松市内の候補から選んだお店は色んなモンをうどんに混ぜ込んで打つ麺がウリの「大島家」ってお店。

以前からメタボさんなどのよそのブログで見てたんですが、しばらく前のうどん巡りの途中で前を通りかかった記憶がありました。

その時は「へぇ〜、ここがあの店かぁ〜」って思いながらチラッと視界に入れた程度。




「いちみ」の後、iPadの地図にプロットしてあったんでそれに従ってお店に向かいました。


お店が面してる道へ、最後に曲がると回りの風景に全く見覚えなし。


以前に見かけたんとは全く風景が違ってました。

住所から地図に地点登録する時に間違ったかと思いながらも、店の前まで行って観察することに。

「全店制覇」を確認すると、どうやら大島と付く店はもう一軒あって、前を通ったのはそっちのようでした。

お店の横の看板には「金原」っていう屋号まであったんですよねぇ・・・。

なんかキツネに摘まれたような気分でした。

でも、どうやら正しい店に着いたようだったので、車を止めて店内へ。


*慌てててお店の外観写真を撮るのを忘れてしまいました。




実はこのお店は「ワカメうどん」の店って紹介されるんですが、自分の中ではワカメうどんと言えば、他にも「金原」って店がずっとインプットされてました。

お店でトイレを借りると、以前は金原って屋号でそれが大島家に変わったと分かって納得。



到着時刻14時4分。




大島家の「しっぽくうどん」

*大島家の「しっぽくうどん」 600円×2



この写真ではこのお店の特徴である練り込みうどんがよう分かりませんよね。





たまには麺だけを撮ってみました。







麺食い系のブログでポピュラーな麺の持ち上げまではようしませんが・・。






大島家定番の「わかめうどん」

*大島家定番の「わかめうどん」

こちらのお店では普通のうどんがワカメ入りという訳です。




そばのように細い大島家の「赤ぬかうどん」

*そばのように細い「赤ぬかうどん」

なにも麺のことを指定せずにただ「しっぽくうどん」と頼んだらこうやって2種類の相盛り?で出てきました。


ちょうどこの「赤ぬか」なるモンが入った麺のことはメタボさんのトコで読んでました。

ぬかに種類があるってことさえリンク先の記事で初めて知ったんですが、赤ぬかとは酒米を研磨したときに一番外側から出る玄米部分のヌカやそうです。


精米度合いによって、赤ヌカから白ヌカ、米粉と変わるんですねぇ・・・。



食感はだいぶ違いますが、麺自体の味となると、私はあんまり意識せずしっぽくうどんの出汁の旨さにばかり注目して食べてしまいました。

しっぽくは朝のマルタニ製麺よりだいぶ甘みが控えられたスッキリした味でした。

具の野菜はそれぞれしっかり火は通ってるけど、ちゃんと適度な食感が残っててええ感じでした。


<参考情報>

*元祖わかめうどん「大島家」

住所:香川県高松市松縄町1013−26

電話:087−865−2524

営業:11:00〜14:30







ここまでで4軒だけですがしっぽくを2杯食べてるんでいつもよりは腹が膨らんでました。





冷たい麺の味をみるためにishさんとざるうどんを二人で1杯食べるってなことも考えましたが、せっかくなんでもう1軒行くことに。






大島家を2時37分に出発して、チョロッと走ったらすぐ10分足らずで到着。








「うどんバカ一代」の店構え

*「うどんバカ一代」の店構え(到着 2時46分)


ishさんはもう何回も来てはりますが、コチラのお店を希望しはりました。

私は今回が2回目でした。





うどんバカ一代のカウンター

*うどんバカ一代のカウンター



カウンターにたどり着く前にメニューを眺めてしばらくオーダーを検討。


ishさんはまだこの日天ぷらを食べてないから食べたいって言うてはりました。

そのご希望に添うべく「いちみ」に行こうとしたんですが、間に合いませんでした。








ishさんはかなり迷って、ラストはこんなオーダーになりました。









ishさんは「カレーうどんと竹天」

*ishさんは「カレーうどん(420円)と竹天(90円)」



カレーうどんが気になってはって、お店のメニューに自家製牛すじ煮込みなんて書いてあったんでチョイスしはったようです。

私も一口食べさせて貰いましたが、自家製っていうほど個性はなくあんまり印象に残りませんでした。

カレーうどんをオーダーするとお店のヒトが「出汁アリか、出汁ナシ?」って聞いてはりました。

ishさんは腹具合の関係で汁ナシにしてはりましたが、そのせいで普通のカレーライスのルーっぽかったですね。


ところで、ishさんは今回で4回目かだったと思うんですが、今までこの店では釜玉バターしか食べてなかったそうです。

今回初めてそれ以外のメニューにトライされましたが、次回からはまた釜玉バターに戻りそうでした。






さて、私のラストはコチラです。












満足したうどんバカ一代の「かけうどん」

*満足したうどんバカ一代の「かけうどん」 190円


天ぷらは無くても良かったんで、サービスの天かすで十分やと思いかけうどんで。

出汁と天かすが混じった時の旨さが強くて大満足な〆となりました。


麺はけっこう平べったかったのがちょっと意外でしたわ。





<参考情報>

*手打十段「うどんバカ一代」

住所:香川県 高松市 多賀町1−6−7

電話:087−862−4705

営業:6:00〜18:00

定休:無休





お店を出たのが3時6分。


この日は一日でなんども眠気の波がやってきて、帰り道はちょっと気持ち悪かったですわ。

何回か顔を洗うために休憩したりしながら、5時20分頃には兵庫駅近くのishさんのご自宅近くに到着。

その後、一人で大阪に向かって地道で帰り、車庫に車を止めたのは7時5分。






総走行距離504km




冬場のオープンカーに丸一日おつき合い頂いたishさんには大感謝です。







*朝の体重:57.45kg(特に文句もナシ)

*今月の休肝日:2日(昨日は酒を抜きました。)


posted by えて吉 at 16:23| Comment(0) | TrackBack(1) | 讃岐うどん巡り | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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冬でも屋根なし号ツアー(1)〜讃岐うどん巡礼2012-5
Excerpt: 9月に行った時のエントリを終えたばかりだというのに、またもやの讃岐うどんネタでございます。アホほど行ってるなあと思われるでしょうが、今年はこれでまだ5回目。去年は6回だったんだから…あんまり変わらんか..
Weblog: foodish:”雑”食記
Tracked: 2012-12-08 11:44