東京旅行1日目(5日)の続きをアップさせて貰います。
大森のローカルな銭湯でひとッ風呂浴びたら、JRの大森駅を目指しつつ街探検。
風呂上がりってことでとにかくビールを一杯やろうと、脇道を含めてキョロキョロやりながらでした。
ところが下町のせいか意外と店がなかったんですよねぇ・・・。
何軒かコンビニの前を通ったんですが、ついつい缶ビールを買いそうになりました。
地元の街散歩だったら、節約のためにコンビニビールでええんですが、今回は旅先。
ちょっと出費してもええから店屋に入りたかったんで、喉の渇きをぐぐっと我慢。
*最初に見つけた大森駅前「大衆酒蔵一番」
大森駅の南東方向から近づいて行って、最初に見つけたのがこのお店。
「3時開店」との看板が出てました。
この店の雰囲気は十分「アリ」やったんですが、なんとなく最初の1軒ってのが気に入らなくて保留。
こんな感じの店がもっと何軒も出てくることを期待したんですが、その先の駅前にはパッと見た範囲に飲み屋は見あたらず。
線路を越えて西側をチェックすることにしたんですが、そちらも普通の商店やファーストフードはあるんですが、おっさん向けな昼酒出来るトコは見あたらず。
それでも必死にチェックしてると道を挟んだ駅側に、気になる路地がチラッと見えました。
もっぺん道路を渡って駅側に行ってみました。
*小道の入り口で気になった立ち飲み「俺の城」の看板
なんとなく早めにオープンしてそうに思ったので、階段を少し下りて小道へ。
ちょっと寂れたスナック街のような道が伸びてて、歩き出そうとしたんですが、ビクッと反応して何歩か後ずさり。
その風景を落ち着いてみると、なんか見覚えがあったんです。
*大森駅前の「山王小路飲食店街(地獄谷)」
事前にネットで関東の飲兵衛系ブログなんかをチェックしてたんですが、その中の昼酒ネタでこれと同じような写真を見てたようでした。
事前に見てたけど、場所をチェックしたりもせんかったので、自分の鼻でちゃんと飲兵衛スポットにたどり着けてニンマリ。
とりあえずビールが飲みたくて、この道を進んだんですが、一番奥の共同便所(お店に客だけが使えるから公衆便所ではないらしい)まで行っても昼間に開いてる店は1軒だけ。
やっぱり実質はスナック街に近かったようですが、「俺の城」ってトコだけが4時開店。
正確には最初に前を通ったのは開店の2〜3分前でしたが、もう一度戻ってお店の方に声を掛けてみました。
「どうぞ、どうぞ」ってな返事だったので、お店へ。
開店準備をしてはる感じだったのでとりあえず生ビールをお願いしました。
*缶ビールの誘惑に勝って「生ビール」 199円
風呂に入った後やったけど、散歩してるだけでうっすら汗ばんでたんで、さらにビールを欲してました。
おかげでククっと流し込むと、身体に水分がスゥーッと沁みわたるようでしたわ。
*大森駅前の立ち飲み「俺の城」のメニュー
お通しは250円で、4種類の中から選べるシステムになってました。
安い店だとお通しの類も嫌がるひとがいますが、私は特に気にならず。
チョイスを用意してくれてるだけでも個人的には嬉しく感じました。
この日はいつもなら一番選ばんかなぁっていう、カニかまとキュウリマヨサラダをチョイス。
男性と女性の2名で開店準備を続けてはったんで、出来るだけ邪魔にならんように静かに飲んでました。
男性の方が、声を掛けてくれたんで必死で昼酒スポットを探してて、店の対面から小道の雰囲気に反応したって伝えました。
すると「そういうチャレンジャータイプですか」ってな趣旨の返事が。
ついでにおすすめを教えてくれたんで、それをお願いして出来上がるまでのつなぎで枝豆もオーダー。
他のお客さんは居てませんでしたが、常連さんも多くて店でイベント事をやったりしてるようでした。
旅先だと客同士、客と店のやりとりなんかも楽しみのネタなんで、ちょっと早すぎたのが残念でした。
*塩麹マグロ漬け焼き 368円
2種類の部位を使ってるって言うてはったと思います。
けっこうなボリュームがあって食べ応えがありましたわ。
生中をお代わりして、合計で1522円。
まずまずリーズナブルで、湯上がりに旨い生ビールが飲めたんで大変ご機嫌でした。
その後、大森駅からJRに乗って有楽町まで。
ここまで来てしまうと私の苦手な大都会、大繁華街って感じで少々圧倒されそうでした。
初日は金曜日ってことで、もし今回誘って貰ったmiki_dogさんがお忙しかったら一人で飲み食いしようかと思ってました。
それなら土曜日の朝イチに移動しても良かったんですが、土日祝が休みで気になるお店があったんです。
結果的に定時で上がれそうだとお聞きしたんで、私が気になってたお店を7時に予約してmiki_dogさんにもご一緒いただくことに。
有楽町からはまず店の場所を確認しようと、時間つぶしに脇道の気になる店をチェックしつつのんびり移動。
お店の場所を確認してから、もう少し歩いて、6時半頃だったでしょうか地下鉄の駅を出たところでmiki_dogさんと合流。
予約時間には早かったけど、その時間までにお客を入れようがないだろうから、早めに入った方がお店にはいいだろうと判断。
ちょっと早めに入店すると先客は常連の中年男性が一人。
一番奥の狭い席に通されて、日本酒がウリのお店でしたがまずはビールで乾杯することに。
小瓶のみってが店のスタンスだったんでしょうが、それで乾杯。
食べ物のメニューは種類があんまりなかったんで、和風の総菜の盛り合わせを1人前ずつオーダー。
私はビールも平行でやるつもりで、日本酒のぬる燗を銘柄お任せでオーダー。
選んでくれた日本酒の一升瓶を目の前に置いてくれたんですが、ラベルは横向き。
奥に当たって、何県のどんな銘柄か、どういう意図でのチョイスかなどの説明は無し。
作り置きの惣菜を盛りつけるだけでもかなりたどたどしく、えらく時間が掛かってました。
2品はけっこう味の系統が被ってましたし、飲み食いのドタマやったけど、盛り合わせの一品は芋の入ったご飯モノ。
他のお客さんがオーダーしたお造りを切り出す包丁さばきが奥の席からは丸見えやったんですが、かなりのぎこちなさ。
1杯目のお酒はかなり濃ゆ重めやったんで、2杯目は違う系統をと思って「スッキリ系」でお願いしたんですが、そういうのは無いと。
お任せすることにして、出てきたお酒について1回目になんにも説明がなかったんで「どちらのお酒ですか?」とコチラから質問。
産地はご存じではなかったのでラベルで確認。
先客さんの後2名ばらばらに入ってきたお客さんも常連さんで、お互いかなりの顔見知り。
お店の人の関心はほぼ常連さんへのみ向けられてました。
常連さんはかなり温かく店のひとを見守ってる様子。
途中、ちょっとだけ私らの前に来はった時に会話のきっかけを投げたんですが、ボールは帰ってこず。
私はよそに行くと一言発しただけで、「大阪からですか?」って聞かれるタイプ。
一見でそんな大阪人が予約して来たら、「どうやってうちの店を知りはったんですか?」ってなセリフがあっても良さそうやけどその手のコミュニケーションはなし。
当然、予約したことへの感謝のようなセリフがあるはずもなく・・・。
ごくごく軽ぅ〜く飲み食いして、6800円お支払いしてお店を後にしました。
店を出て、少し歩いてからmiki_dogさんには
「どうぞ、なんぼでも罵詈雑言投げかけてください。甘んじて受けます。」
って、謝りました。(>_<)
罵詈雑言は帰って来ませんでしたが
「あれは秋葉系みたいなもの」
と一言。
詳しく聞いてみると
「日本酒メインの飲み屋の”てい”は成してるけど、実態はオッサンらにとってのメイド喫茶みたいなもの」
とのことでした。
たしかにねぇ・・・。
目の前の女性を料理人やと思わず、和服の”メイド”やと思えばオッサンには色々とご機嫌な要素がちりばめられとったんでしょう。
普通商売をやってるとやと”一見”って、その後リピートになってくれるチャンスを含んでるから大事にすると思うんですよねぇ。
でも、「常連が(同じセンス)の知り合いを連れて行って、その人が常連になる」って流れがあったら、素のイチゲンなんか相手する気にもならんのですかねぇ・・・。
あと、今回は男女の外からはカップルに見える組み合わせで行ったのも悪かったかもしれませんねぇ・・・。
って、カップルで行っただけで扱いがコロッと変わったらそれはそれで痛いですが・・・。
行く前から多少の地雷っぽさは感じてたんですが、私は「気になる店」が気にならなくなった点だけは良かったんです。
店がどうであれ行きたい店に行けたから後悔はないです。
でも、そんな「行く意味」のないmiki_dogさんにつき合ってもうたのはほんまに申し訳なかったですわ。
私には地雷でしたが、好んでる常連さんも居てはるし、気になってた特別な事情があるので店名は伏せておきます。
1軒目は大ハズレやったんで、miki_dogさんの持ちネタのええ店へ行くことに。
まずは「うまいもん屋」ってトコへ電話してくれたんですが、残念ながら満席。
続いて向かったところは築地三代ってとこがやってる「魚や粋」。
他の店舗はほとんどしまってたんでよく分からないんですが、「築地おもしろ市場」ってことで、市場みたいになってたようです。
市場の魚屋が夜には飲み屋に変わるって感じでしょうか。
地下の店は洋風に振ってて、洋モンの魚介料理とワインが食べられるそうです。
まずそちらに向かったんですが、残念ながら満席でした
幸い1階の方は空いてたので、魚屋の店頭に簡単なイスを並べたような席にもぐり込みました。
*築地「魚や粋」のメニュー
生牡蠣が目玉と聞いてたので、まずはそれをオーダー。
他のメニューで一番最初に気になった「めぢか」っていう焼き魚?は残念ながら品切れ。
*生牡蠣の三種盛り
舞鶴の小、まるえもん、昆布森の3種類で1350円。
食べ比べてみると、私みたいなショボイ舌でも違いがあるのは分かりましたねぇ。
サラッと美味しいヤツやら、濃厚でクリームみたいなヤツとけっこう違いがハッキリしてました。
*けっこう美味しかった「揚げはんぺん」
値段はメモし忘れました。
はんぺん自体をあんまり食べたことないんですが、ここで人気やとのことで食べてみました。
ふんわふんわの不思議の食感でしたが、練り物の苦手な私にも美味しく食べられました。
地下の洋風なとこではブイヤベースなんかを出しはるそうで、そちらも気になりました。
この後、食後のいつものパターンで洋酒が飲みたくなる私。
銀座にある「スタア・バー」ってトコに前回の東京旅行で一度行ったんですが、その日はたまたまマスターもサブの方もいなくてガッカリ。
もし良かったらとお誘いしたんですが、miki_dogさんはバーにさっぱり興味がないと。
ここで分かれて一人で行ったらいいとおすすめされたんですが、バーは今回の目的では全然なかったんでやめておきました。
帰り道はまだそんなに遅くなかったんで、miki_dogさんのトコにちょっと寄らせて貰うことに。
たしか、ジントニの代わりにとコンビニで缶チューハイを買うてお邪魔させてもうた気がします。
連ちゃんで最後はおうちに寄らせて貰ったんで、この日何を飲み食いしたかはちょっとあやふやに。
そんなにムチャな時間ではない頃に解散して宿に戻ったと思います。
最後はちょっと記憶があやふやですが、1日目からなかなか充実しておりました。
2012年10月12日
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