2012年06月14日

「うえの」の「あなごめし」と「万作」の「穴子天丼」 広島旅行その3

広島旅行の2日目について、こっちは出来るだけ”サクサク”を心がけてご紹介します。
 初めから読んでやるって方は、リンク先からどうぞ。 その1その2

8日の金曜日、広島は朝から雨でした。

後で知るんですが、この日がちょうど中国から関西にかけて梅雨入りやったようです。

前日飲み食いの後、部屋でiPadを触りながら沈没してましたが、6時半過ぎには目が覚めました。

ちょっとだけ飲み過ぎてる感じでしたが、二日酔いの不快な症状もなくまずまずの目覚めでした。

7時前にはとりあえず大浴場に降りて朝風呂をシバいときました。

遅くとも9時には1階の食堂で朝メシを食べることになってましたが、お代官さまからメールを貰ったのでちょっと早めの8時過ぎにロビーへ。

宿代は3000円でしたが、それには1階のレストランで食べる500円の朝食が付いてました。

ひどい二日酔いだったらパスするつもりでしたが、そんなこともなく、朝風呂のおかげで食欲も湧いてたのでありがたく呼ばれることに。





「ホテル28 広島」の朝の和定食

*ホテル28 広島の朝の和定食

これにわざわざ500円払うかというと微妙ですが、宿代に含まれてると思えば十分でした。

一般的には嫌われるかもしれませんが、ご飯がちょいと柔らかめやったんは、個人的に朝メシとしては非常に嬉しかったですわ。

ishさんは、洋定食をチョイスしてはりましたが、そっちもそれなりだったようです。

ご飯を食べながらこの日どう過ごすか作戦会議。

ま〜ったく予定を立ててなかったので、ゼロからの検討でした。

ただし、朝イチで宮島口まで行って「うえの」の本店で駅弁「あなごめし」を買うことだけは行く前から決まってました。


あなごめし以後は決まってませんでしたが、せっかく「うえの」に行くので、届け先が分かりやすい3名の方に「代わりに買うて帰りましょうか?」とご連絡。

お二人にはサクッと連絡がついて、1個ずつ買うて帰ることが決まりました。

最後の一人であるmyblackmamaさんには、メールも電話も繋がらんかったんです。

myblackmamaさんは前回の買い出しでも興味を示してはったのに受け取れるかがあやふやで話が流れてしもたんです。

だから今回こそはお届けしようと思ってたんで、朝っぱらから失礼かとも思いましたが、ご自宅にまで電話。

どれも出られず、携帯へのメールは届かず返送されるありさま。

電話番号から遅れるショートメッセージ?ってほとんど使ったことなかったんですが、とりあえずそちらにも送っておきました。





興味があるか無いか分からん方なら、そこまで押し売りじみたことはせんのですけどね。(^^;



前に行った時に予約してるヒトがあったから、今回は電話で予約することに。

ishさんが2つ、私は実家に1つ、代行で2つ、自分に1つまでは確定。

迷いに迷ってmyblackmamaさんの分は一つだけ買うておくことに。

最悪、渡せなかったから妹の家にでも回そうと決めて見切り発車。



ほんまは京都のある方のことも頭にあったんですが、3箇所の配達先が決まったので、そちらへのお届けは断念。
 *朝イチにツイッターの方でうえののことを呟いた時は、ちょっと本気で京都までいくことも考えてたんですけどねぇ・・・。





チェックアウトの10時前には宿を出て、宮島口の方へ。


宿からは適当に走って、国道2号線はコッチって言う標識に従って2号線へ。

2号線にさえ乗ってりゃ、宮島口まで勝手に着くから楽なモンですわ。

ホテルから「うえの」までは時間が40分、距離にして22kmほどでした。


予約してあったからサクッと受け取って、10時20分過ぎにはもう走り出しました。




<参考情報>

*「うえの」:公式サイト

住所:広島県廿日市市宮島口1−5−11

電話:0829−56−0006

営業:10:00〜18:30(弁当 9:00〜)

定休:水曜日(弁当は無休)









朝食時の作戦会議でいくつか候補が出たんですが、呉はルート的に同じ道を行って戻るみたいでパスとか、ドコドコはオモロいけど昼間やってないとか。



そんな思いつきで行く先を探してると、お代官さまが


 「尾道で寿司食おう」


っていう提案をして来はりました。

尾道はええ店が多い印象があって、寿司屋にも非常に興味があるんですが、

この提案だけは


 「(飲まれへんとツライから)寿司だけはどうかお許しを〜」


と泣きついて、取り下げて頂きました。(^^;



広島焼きぐらいなら嘘ビールか最悪水だけでも楽しめるけど、飲まれへんかったら寿司は食べたくないんですよねぇ・・・。

お代官さまは酒なしの寿司もけっこう平気みたいなんですが、私には無理でした。




今回の旅は「快食.com」に世話になりっぱなしやったんですが、そん中からお代官さまが選んだのは尾道市ジャンルの中の1軒でした。

ただ、所在地は一応尾道市にはなるんですが、実際は生口島というしまなみ海道の途中にある島でした。


宮島口からは適当に山陽道を走ってりゃ、しまなみ海道に入れるやろうとええ加減に転がしてました。



11時半前に山陽道の小谷SAで20分ほど休憩して、途中、ナビと道路上の標識が違う主張をして戸惑いましたが、無事しまなみ海道に入れました。


狙ってたお店「万作」のそばに着いたのが12時54分。宮島からの距離は69kmでした。

シャオヘイさんのサイトでお店の紹介を読んでると「瀬戸田の耕三寺前」と書かれてました。

行くまで全然分かってなかったんですが、耕三寺って派手なお寺のすぐそばには「平山郁夫美術館」がありました。

ここには元嫁さんとこの美術館を目的として来たことがありました。


近くまで行くとなんとなくなく見覚えがあり、美術館の裏手にお店を発見。



町の駐車場を案内されたんで、そこに車を止めてお店へ。










尾道市の生口島の「万作」店構え

*生口島(尾道市)の「万作」の店構え


お代官さまは、家で食べるために駅弁の「あなごめし」を買うてあるのに、ここでも穴子丼?を食べるって言うてはりました。


私は同じモンはおもろないから、メニューを見て簡単なもんにしとこうと思ってました。







生口島「万作」のメニュー

*生口島「万作」のメニュー


いわゆる食事系のメニューのこれだけで、潔いほどの絞り込みでした。






生口島の食堂「万作」の一品料理

*「万作」の一品料理のお品書き




浜子鍋ってのは、このあたりの名物料理のようですね。






浜子鍋の説明

*浜子鍋の説明。

ちょっと気にはなったんですが、酒なしで味噌焼きのもんを食べるのは厳しそうだったのでパス。


うどんかカレーでもええと思ってたんですが、そんなメニューはなし。

やや消去法的な選択でしたが、「穴子天丼 1260円」で行くことに。

ishさんは、予定通り「穴子重 1780円」で。








予想以上に立派だった「穴子天丼」

*予想以上に立派だった「あなご天丼」

この写真じゃ実物の迫力が全然伝わらないですねぇ・・・。

「オッ」って声を出してしまうほどデカイあなごが乗ってました。

天ぷら以上に天丼って食べた経験値が低いんで、評価はしにくいですが久しぶりに食べることもあってかなり嬉しかったですわ。

あなごは長い1匹を二つに切ってるようでしたが、私が知ってる穴子よりだいぶ分厚くて食べ応えがありました。

天ぷらが多くてしつこくないかと少し心配もしたんですが、そんなことは全くなく、ペロッと食べました。

食べてからも油のイヤな残り方なんてなくて、スッキリ。

立派な天ぷらだったんで、お上品に盛られたご飯がほんまにちょっぴりに感じました。

大盛りなんて節制人生にはタブーですが、これだけたっぷり天ぷらがあれば、ご飯は倍でも楽勝、それ以上でも十分食べられそうでした。






ishさんの「あなご重」も写真を撮らせてもうたんで貼っておきます。






ishさんの「あなご重」

*ishさんの「あなご重」


蓋を掛けるとこんな風に皮目を上にした姿が飛び込んできたのでインパクトがありました。

このお店独自のしきたりでこんな盛り方をされるそうです。

食後のお店の方に話を振ると穴子は先にサッと炊いてあるんやそうです。

それを炙って?から出してはるようでした。

味見させてもうたんですが、天ぷらに使う穴子とは別物のようで厚みとかは違ってました。



知らなかったら、お寺の前にある観光客向けっぽいお店で食事ってしにくいと思うんですが、シャオヘイさんのおかげでええお昼ご飯になりました。





<参考情報>
*「万作」

住所:広島県尾道市瀬戸田町瀬戸田530−1

電話:0845−27−3028

営業:11:00〜15:00

定休:木曜日









食後は、ishさんと出かけた時としてはおそらく初めて飲み食い以外を。

平山郁夫美術館に行ったことないとのことだったので、一緒に見学。

久しぶりでしたが、見応えがあって良かったですわ。






美術館に行ってから、2時20分に車で走り出し。



もうちょっと「しまなみ海道」を進めば、四国。


”ちょっと遠回りして讃岐うどん”なんていうムチャ誘惑もありましたが、穴子飯の配達があったので大人しく来た道を戻って山陽道へ。


朝からほぼずっと雨だったんですが、昼メシの後走った山陽道ではところどころで強烈なドカ降りに遭いました。

16時27分には兵庫県に入って龍野西SAで15分ほど小休憩。


そして、兵庫駅近くのガススタに着いたのが18時7分。

朝からここまでの走行距離413km。


給油は最後のこの一回だけやったんですが、ハイオク44.37リットルで6478円。

総走行距離752kmなんで、燃費はリッター16.95km。

広島への往復でガソリン無補給ってのは、自分の乗る車がどれもあんまり燃費がようないんでビックリでした。






さて、ここで普通なら旅行記?もオシマイとなるところですが、私はここからが終盤戦。


3カ所に穴子飯を届けるという使命が残っておりました。







ishさんのご自宅でロードスターに荷物を載せ替えて、6時半に再出発。






myblackmamaさんとはなんとか連絡がついて、ご自宅で奥さまに弁当をピックアップ願うことに。

柳原から阪神高速の神戸線にに入ってすぐの分岐で神戸山手線へ。

さらに北神戸線へ入って「西宮山口東」まで。

高速を降りたら勝手知ったる国道176号線で西宮名塩へ。

幸い、以前にmyblackmamaさんのお宅の前まで行ってたので、奥さんにご足労かけることなくご自宅でお弁当を手渡し。

4人家族の小さな折り詰め一つってのは申し訳なかったんですが今回は味見ってことでご勘弁願いました。


これが7時20分頃で、再度走り出して次に向かったのはグルコバでお世話になってるこばやしさんのお宅。

時間に寄って会社かご自宅かを選ばんとアカンかったんですが、myblackmamaさんの地元を出る時点で門真のご自宅を目指すことに。

普段は地道を優先するんですが、門真までは高速が一番分かりやすいんで宝塚から中国道に乗り、近畿道を経て門真ICまで。

8時8分に駅前のロータリーに車を滑り込ませたと同時にこばやしさんが車のそばに来られました。

ちょうど電車で駅に着いたばかりとのことで、お互いに時間のロスはゼロでした。


門真からは自宅に向かルート上の今里筋でぐるこば仲間の*あきこ*さんにお届け。


最終的に自宅に着いたのが8時56分でした。

兵庫からはジャスト100kmの走行距離でした。





帰り着いた時は、私のハードなドライブ経験の中でもトップクラスの疲れっぷりでした。
なんせ朝から高速を使ったとはいえ、かなりヒドイ雨の中で長距離移動。

さらに日が暮れてからの運転しにくい雨の中をプラス100km。

足首、膝、背中、腰と身体のいたるトコに疲れが凝り固まってました。


今回は申し訳ないけど京都まで行く約束をしてなくて良かったですわ。

朝からずっと安全運転を心がけ、特に兵庫からは気を締めて運転してましたが、ここに京都の往復が加わると保たなかったでしょうねぇ。




最後でかなりヘビーなドライブをしましたが、本店か広島市内の百貨店でしか買えない特別な弁当だけに3つだけでも食べたいってヒトに届けられて良かったですわ。









部屋に帰って、「メシよこせー、メシよこせー」ってうるさい越後屋にエサを入れてやりました。





それからまずは濃い目のハイボールを作ってちびちび。






油を入れて多少復活したんで、いよいよ自分もお土産を食べることに。







広島宮島口の「うえののあなごめし」のパッケージ

*うえののあなごめし 1470円

昔の包装紙を復刻したこのパッケージも味わいがありますね。







広島宮島口の「うえのの穴子めし」

*いよいよご対面うえのの「あなごめし」

普通の料理ってなんでも出来たてが旨いと思うんですが、何回か食べてみて個人的には冷めたヤツが一番好みです。

長年駅弁として売ってるだけに、「冷めても旨い」を追求してきはったんじゃないかと感じます。

もちろん、家で食べる以上温めなおしてもええんですが、今回初めて食べはるmyblackmamaさんと*あきこ*さんには


「最初の一口だけでも冷たいまま試してください」


ってな、いらんことをお伝えしてしまいました。(^^;







冷めて少し固くなってるご飯を箸でむしり取るようにして口へ。

落ち着いて噛みしめると、なんぼ期待が膨らんでも裏切られん旨さというか、あなごの風味が口に広がりました。

へぎ(経木)の折り箱やからその香りが加わって、さらに旨くなってるように思いますわ。
ご飯自体になんとも言えん旨みがあるから、それを肴に冷や酒をちびり、ちびり。

焦って食べたらすぐ無くなるから、大事に大事に味わいながら頂きました。








米粒一つ残さず食べた「うえののあなごめし」

*米粒一つ残さず食べた「あなごめし」

いやー、やっぱり旨かったですわ。

普段の晩メシと較べるとかなり夜も遅く、一折りでけっこうな量なんですがペロッと食べてしまいました。






今回の旅も1泊とは思えん充実っぷりでした。

旅行自体に加えて、ishさんの車も自分の身体が馴染むほどたっぷり運転出来たし。

2日目は雨でガッツリ疲れましたが、初日は真夏を思わせる快晴。

通いたいと思えるほどええ店に出会えたり、久々の駅弁を買うたりと大満足な2日間でした。


誘ってくれはった上に、新しい車をたっぷり運転させて貰えてishさんには大感謝です。






ネタ的には今回はお代官さまキャラが発揮されず、もしかしたら残念に思ってはる方もいるかもしれませんが・・・・。

ishさんの記事へリンクを張っておきます。

 *foodish:”雑”食記 :広島での宿は3000円ポッキリ〜広島県満喫ツアー(2)




*朝イチの体重:57.30kg(夜中はえらく腹減ったけど、まぁこんなもんか。)

*6月の休肝日:5日/13日中(前日までの休肝日日数をカウント)
なんとか目標の半分まで盛り返したぞ。
 


<後日 追記>

ishさんトコに続きがアップされたので、 リンクを追加。
 
 *foodish:”雑”食記 :マストな店になってしまった「むろか」(前説)〜広島県満喫ツアー(3)

<後日 追記>

ishさんの記事の続きがアップされたのでさらにリンクを追加
 *foodish:”雑”食記 :マストな店になってしまった「むろか」(本編)〜広島県満喫ツアー(4)
 
 

posted by えて吉 at 18:15| Comment(4) | TrackBack(0) | 旅先&遠出 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
TLで見た時は、「!!!」と思ってはおりましたが…(笑)

広島と大阪の間に京都があるなら我侭全開になるでしょうけど
思い出していただいただけで十分です。(´艸`)
Posted by hanaochaya at 2012年06月14日 23:42
hanaochayaさんへ

> TLで見た時は、「!!!」と思ってはおりましたが…(笑)

一押しされてたら、京都までお持ちしてたかもですが・・・。

次回以降の宿題として頭に置いておきます。

皆で一緒に行けると一番簡単ですけどね。(^^;
Posted by えて吉 at 2012年06月15日 11:36
>」「うえののあなごめし」
=ぅあぁあぁぁぁ〜〜…(ため息)

穴子!鰻!鱧!=ヌル付きの長い魚を愛食する私にとっては、特にこのお店は憧れの的ですね。

冥土の土産に食べてみたいな…
Posted by fuyong37 at 2012年06月15日 23:25
fuyong37さんへ

「ヌル付きの長い魚」ってジャンル?でお好きってのが面白いですねぇ。(^^;

うえののあなごめし、お近くだったらお届けするチャンスもあるんですけどねぇ・・・。
Posted by えて吉 at 2012年06月16日 09:43
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]


この記事へのトラックバック