今回の大人遠足の話が出たのはツイッター上での牡蛎話がきっかけだったかと。
それも最近のことではなく先シーズンの終わりである今年の2月頃のことでした。
話の流れでグルコバでお世話になっているこばやしさんの会社の保養所に行こうということになりました。
真夏の8月になって正式に日程が決まって、行き帰りにどこに行こう、何を食おうなんて話がスタート。
当初は4人で行くことになったんですが、その後うなぎ好きのお一人がお仕事の都合でアウトに。
最終的にはこばやしさんとグルコバの常連だいこんさん、私の3人で行くことに。
行き帰りにドコで何食うかは完全にほかのお二人にお任せしました。
運転手をやらせて貰うことになってたんで、飲めない以上積極的に食べたいモノを考えるのは無理ですからね。
当日の何日か前から用意をスタート。
立ち寄り先のチェックをしたり、ナビに登録したりはサクッと完了。
それに加えて、せっかく私が運転手をやるんやから車内ではガンガン飲んで貰おうじゃないかと。
大人の遠足やったらやっぱり朝から油(酒)を入れるんがお約束でしょ。(^_^;)
ビールはエビスの白いのと茶色のヤツを一人1本、他にチューハイも2種類を1本ずつ。
スナック菓子だのスルメの類を色々用意。
宿でめしを食べた後に飲めるようにとシングルモルトも一本。
自分の旅の用意なんか大して無いんで、飲み食い関係で荷物が膨れました。
当日は残念ながら朝から雨が降ってました。
家を7時過ぎに出発して門真の待ち合わせ場所には7時半過ぎに到着。
8時の待ち合わせ時刻にこばやしさんを乗せて、大阪を出発。
だいこんさんは、何日か前に急遽現地集合になったので行きは二人でした。
雨が降ってたこともあって、こばやしさんは朝イチでプシュッとは行かず大人しい出発。
門真を出てすぐに近畿道に乗り、西名阪から名阪国道へ。
天理を過ぎたあたりからの上り道でいきなり渋滞に巻き込まれました。
なんべんも走ってるトコで、そんなとこで混むはずがないんでオカシイと思ったら前方で事故ってました。
何台か緊急車両が渋滞の間をすり抜けて行ったんで事故直後やったんでしょうねぇ。
ここでおそらく3〜40分は足止めは食ったでしょうか。
とはいえ、三重の津まで2時間と見てそこに1時間余裕を見てあったんで渋滞を抜けても焦らず。
途中、ホルモン定食を食べに行ったことのある上野ドライブインで休憩。
名阪国道の終点「関」で一般道に降りて、伊勢別街道(県道10号線)で津方面へ。
県道のドン突きで国道163号線に当たるんで左折。
国道沿いにある津の一つ隣の駅「津新町駅」で名古屋から移動して来ただいこんさんと合流。
*だいこんさんは前日にお休みを取って一人名古屋を飲み歩いてはったと聞きびっくり。
初日のお昼は晩ご飯に備えて早めに食べることにしてたんですが、津新町でコインパーキングに車を止めたのが10時54分。
目指したお店の開店が11時とのことやったんでバッチリでした。
*渋滞に捕まらなければ、雨の中1時間近くヒマを持て余したんでしょうけどね。
お店はうらぶれた商店街の端っこにありましたが、前まで行ってもやってるのかやってないのか分からんような店構えでした。
*津新町のうなぎ屋「うなぎのいとう」の店構え
いちおう「営業中」と看板は出てるんですが、外からは全く店内の様子が分からず非常に入りにくい店構えでした。
私はこの店のことは全然知らんかったんですが、鰻好きにはけっこう有名なようですね。
鰻の旨さというより、店主の濃ゆいキャラで知られてるようですが・・・・。
お店に入ると、入ってすぐのトコで大将がくつろいでました。
大将がカウンターに入ったんで、我々3人もカウンター席に着いたんですが、ほぼその瞬間から大将の下ネタメインの喋りが爆発。
雨降り模様で人通りもない街をポテポテと歩いて、ポツンとあった店に入ってすぐ、それも午前中。
その状況で初めて入った店でいきなり下ネタって・・・・。
*津新町「うなぎのいとう」の店内
カウンターの正面にはお品書きと訳の分からん写真なんぞがベタベタと貼られてました。
あっちゃこっちゃにウナギのイラストが描かれてますが、それもスケベ方面。
右側の戦艦のポスターに2連発なんて書き込みがありますが、店主曰く
「うちのウナギを食べたら2連発の保証付き」
だそうですわ。
このお店は注文を受けてから生きてるウナギを裂いて、焼いてくれるんですが、どのウナギを焼くかも選ばせてくれました。
大将に招かれてこばやしさんがカウンターの中に入ってニョロをチョイス。
焼き上がるまでに地方ごとのウナギの焼き方の違いとか、タレの味付けなんていう鰻屋らしい話題もわずかに混じりました。
しかし、それ以外の大部分はひたすらエロ話。
ネタやと思って大将のしゃべりにつき合って合いの手を入れてましたが濃ゆ過ぎでした。
ほどなく鰻が焼き上がって、ドンブリをお盆の上に乗せたんですが、そこからがまたヒトネタあり。
鰻よりこっちがポイントやって言いながら、フルーツを盛りつけてくれましたわ。
*出来上がった「いとうの鰻丼」
大将曰く「鰻はどうでもええんや、このバナナがポイントなんや」と。
小学生のバカガキレベルのネタを嬉しそうに強調しとりました。
*半匹でも十分な量だった「いとうのうな丼」
炭火で焼いた鰻は香ばしさがあって、表面の焼けた固さと中のふんわり具合がかなり良く感じました。
鰻自体はけっこう良かったと思うんですが、食べ始めてもカウンターの向こう側からはバンバン下ネタが飛んで来て炸裂。
生臭い話のおかげで、鰻を食べることにさっぱり集中出来ませんでしたわ。
半匹分の鰻が乗ったこのうな丼で1700円。
コストパフォーマンスは悪くないと思うんですが、いかんせん食事の場にふさわしくない話題を全身に浴びながらの食事ってのはねぇ・・・・。
普通の話題やったら濃ゆい店主のキャラを楽しむのはネタ的にもありですが、個人にココは1回で十分ですわ。
オッサンの濃ゆさや店のことを否定する気はないですが、自分には合わんってのが正直な感想でした。
<参考情報>
*うなぎのいとう:食べログ
住所:三重県津市丸之内1−3
電話:059−229−1790
営業:11:00AM〜売り切れるまで
定休:無休
お店から駐車場に出て走り出したのが11時50分頃で、次は国道23号線を鈴鹿方面へ少し走った先へ。
国道沿いに広い駐車場と大きなビルを持ったものすごく間口の広い「朝日屋」というお肉屋さんに行きました。
こばやしさん曰く松阪牛の肉を買うといえばこの朝日屋さんやそうです。
このお店は松阪牛の品評会の最優秀の牛を30年くらいずっと落札してるんやそうです。
サイトによると平成22年は等一席の「みらい号」を2010万円で落としたようですね。
夕食は保養所の料理を食べることになってるんで、ここでお肉を買う訳にはいきません。
では、何をしに行ったかというと「上等のお肉の見学」でした。(^^;
見学に行ってみて意外やったのが超高級肉店やと思ってましたが、最高級でもグラム3000円ほどやし、安いのはそのへんのスーパーと変わらんか、安いぐらいの値段やったこと。
牛肉以外にも豚や鶏も置いててじっくり値段をチェックしてしまいました。
肉は買わなかったんですが、こばやしさんとだいこんさんは揚げたてのミンチカツをゲット。
こばやしさんが半分くれたんで味見させて貰いましたが、牛肉特有の癖のあるニオイは少なかったみたいです。
下味がかなりしっかり付いてたんで、何にもつけなくてもしっかり味がありましたね。
私は遠慮せんと飲んでくださいって言うたんですが、お二人とも鰻屋では飲まず。
しかし、メンチカツを食べるならとここでビールをプシュッと行ってはりました。
肉屋観光を終えたら、国道23号線を引き返して伊勢方面へ移動。
この国道でも渋滞に巻き込まれたんで伊勢神宮の内宮に着いたのは2時半を回ってました。
雨と強い風が吹いてましたが、車を置いたらおかげ横町へ。
*おかげ横町の酒屋で一杯
運転手なんで私は飲ってませんよ。
ここはこばやしさんが狙ってて店頭で日本酒を入れてはりました。
保養所がこっちにある関係でこばやしさんは何回も来てはるそうですが、いつも運転手で飲めなくて残念やったそうです。
こばやしさんの恨み?を晴らせて運転手を務めた甲斐がありました。
*おかげ横町の「地ビール」を買う二人
二人に飲んで貰うのは文句ないですが、自分が飲まれへんのはやっぱりツラかったですねぇ・・・。
買い食い向けに色んなモンを売ってましたが、飲まれへんかったら食べたいとも思わんし・・・。
1時間ほどおかげ横丁を歩いたらお参りはパスして賢島方面へ。
お伊勢さんを出たのが3時20分を少し回った時刻で、こばやしさんの保養所には5時10分頃到着。(走行距離237km)
もうかなり暗くなってましたが、部屋に荷物を置いたらビールを持ってジャグジーへ。
ジャグジーで酒を飲むのが許されてるそうで、海パンを履いて湯につかりながら私もこの日初のビールを。
距離は大したことなかったですが、雨と渋滞を食らってたんで多少は疲れがあり、そんな時に飲むビールはめちゃくちゃ旨かったですわ。
風呂を上がったらほどなく晩ご飯になったんですが、写真をさくさく貼っていきましょう。
*お造りの盛り合わせ
マグロと白身魚、イカ、いくらの四種盛り
*かますの塩焼き
この焼き魚の魚って、「かます」で良かったんでしたっけ・・・。
*酢の物とお漬け物
酢の物はメカブだったと思いますが、あんまり自信ないです。
*小鍋で「ブリシャブ」
一人分ですが枚数たっぷりのブリシャブでした。
*伊勢方面とといえばやっぱり「生牡蠣」
保養所の食事はおまかせなんですが、この生牡蠣は別注もんでこばやしさんが頼んどいてくれました。
*牛肉とアワビのステーキ
これはできたての熱々をスタッフのヒトが運んできてくれました。
肉はしっかりした脂身の旨さがあって、大きすぎるとしんどかったでしょうけど私にはありがたい量でした。
1泊2食で6500円って聞いてたんですが、アワビのステーキなんていう高級なモンが出てきてびっくり。
生のアワビってそんなに好みではないんですが、火を入れてくれたヤツは旨いですねぇ。
最初はビールを飲ってたんですが、すぐ日本酒が欲しくなりました。
保養所の飲み物はセルフやったんですが、日本酒は見あたらず。
やむを得ず、旅先で買うた日本酒を持ってきてくれただいこんさんにお酒をせびってしまいました。
こんな旨いモンがあってビールオンリーはツラかったんで、日本酒をおごってくれただいこんさんにはほんと感謝でした。
部屋に戻ってからも、おっさんの飲みは続きました。
保冷用に買うたブロックアイスを持参のアイスピックで砕いて、ウイスキーのタリスカーをソーダ割りで飲んだり、缶チューハイを飲んだりとだらだら飲み続け。
翌朝は8時半に部屋の電話が鳴って飛び起きました。
私は旅先だといつも以上に早く目が覚めるのに、この日は爆睡。
3人とも爆睡してたら、朝ご飯のタイムリミットやったみたいで半分眠った状態で食堂へ。
ほかのお客さんはだれも居ない中、3人だけで朝ご飯をムシャムシャ。
寝ぼけてて写真は撮り忘れましたが、しっかりおかずがついてたからごはんのお代わりまでしてしまいました。
酒代と追加の牡蛎を合わせて一人7500円とは思えない豪華な1晩でした。
保養所を9時15分過ぎに出て、昨日とは違うルートで伊勢方面に戻ることに。
パールロードってトコを通りましたが、前日の雨も止んでなかなか気持ちよかったですわ。
運転しながら屋根無し車で走りたくなってしまいました。
その後、ナビに頼ったり、騙されたりしながら、伊勢道の勢和多気ICを目指しました。
なんとかその辺まで行けたら国道166号線だか、国道368号線を走って途中の道の駅「茶倉」で休憩。
そこから伊賀上野を目指すぞというこばやしさんの指示に従って国道368号線へ。
茶倉を出てからの国道368号線は、全く予想してなかったんですがいわゆる「酷道」でした。
私は酷道好きでもありませんし、ヒトサマを乗せてるんで決してわざとこのルートを選んだんじゃないですよ。
一人でロードスターを転がしてるならともかく、デカイアルファードで酷道につっこむなんて自分からはしませんから。
みんな多少飲み過ぎてたと思うんですが、そんな状態で酷道を走ることになってお二人も大変やったようです。
離合の厳しい狭路でヒトを乗せてるとかなり疲れましたねぇ・・・・。
前の週に香川まで往復(700km)したんと遜色ないかそれ以上に疲れましたから。
酷道を抜けたらすぐに道の駅「美杉」があったんで、ここでも休憩。
道の駅を出たら道は走りやすく伊賀上野には2時ジャストに到着。
朝メシがしっかりやったのと飲み過ぎでなかなか腹が減らんかったんですが、上野で昼ご飯を食べることに。
初日の濃ゆい「いとう」ではなく上野市街にある伊賀牛料理店「すきやき伊藤」へ。
*伊賀上野のすき焼き屋「伊藤」のメニュー
このページは一番安いやつで5000円オーバーですが、そんなもんをオッサン3人でシバきませんわ。
我々に用のあるのは次のページでした。
*メニュー その2
このページの定食でもええ値ぇしてますが、唯一1000円を切るメニューが。
というわけで、3人そろって871円の牛丼を注文しました。
*かなり濃ゆかった「伊藤の牛丼」
まともな肉料理店の牛丼って初めて食べました。
ほかの料理の値段から見ると871円ってのはかなりお安く感じますね。
食べてみるとええ肉の脂の味が飯一粒ずつに行き渡ってるっていうイメージでした。
肉の方は少なくとも2種類は食感の違うのがありましたわ。
味付けはご飯の進む甘辛味でまずまず美味しかったですわ。
ただ、肉食いじゃない私には吉野家の牛丼ぐらいが重すぎないで合うてるなぁというのが実感でしたわ。
一人じゃなかなかこういうトコで牛丼を食べようと思わないんで、ええ経験になりましたね。
<参考情報>
*すき焼き伊藤:食べログ
住所:三重県伊賀市上野丸之内28 ラフォーレビル 2F
電話:0595−23−4500
営業:11:30AM〜15:00、17:00〜21:00
定休:木曜日
上野を出発したのが2時33分で、ここからはだいこんさんのおすすめで国道163号で大阪へ。
何度か走ったことはあるんですが、最近はあんまり走ってなかったのかけっこう新鮮みがあって良かったですわ。
だいこさんを先に降ろして、門真でこばやしさんを降ろしたのが4時半過ぎ。
自宅に帰ったのが5時40分でした。
いやー、2日間にわたって贅沢な飲み食いでしたねぇ。
飲み食い好きとこうやって泊まりで出かけると充実感がありますねぇ。
会社の保養所へご招待頂いたこばやしさんには大感謝です。
*こばやしさん、だいこんさんへ
「2日間お疲れさまです。密度の濃い二日間をありがとうございます。」
「またチャンスがあったら、ご一緒させてください。」
そりゃ旦那うちらを連れてってくれへんわ・・・
でもうちの飲み食い仲間なら変態ばかりなので乗ってくれそうですね♪
牡蠣めっちゃうまそうやしうちもシーズン中行きたくなりました
> そりゃ旦那うちらを連れてってくれへんわ・・・
家族で行くのには全く向いてない店でしたねぇ。
> でもうちの飲み食い仲間なら変態ばかりなので乗ってくれそうですね♪
そんなお仲間とならネタ的に1度行くのはええかもしれませんが食事としてはどうかというお店でした。(^_^;)
> 牡蠣めっちゃうまそうやしうちもシーズン中行きたくなりました
やっと牡蛎が美味しくなってそうな季節になってきましたもんね。
ここはすきやきが有名ですよ〜!
> いとうで牛丼ですかぁ〜?
なんか変ですか?
高級なお店の牛丼ってのも話のタネに面白いと思いましたよ。
> ここはすきやきが有名ですよ〜!
私はこのお店のことは知りませんでしたが、すき焼きは昼ご飯に食べるには値段が高すぎました。