2011年09月03日

高知へのんびり地道で移動 四国旅行その2

29日から一泊で行ってきた四国旅行ネタの続きを出来るだけコンパクトに紹介するつもりで書き始めてみます。

 *最初から読んでやるって方は、コチラを先にご覧下さい。
 

香川の塩江町で国産天然うなぎを堪能したら、今晩の泊り場所である高知市を目指すことにしました。

香川から高知まではそんなにたくさんのルートがある訳じゃないんですが、今回一つだけ気ぃつけてたことがあります。

私はなんも考えんと走ってて標識に目的地が表示されたら適当にそっちに向かうなんてことやります。

そして同じ道を走るのが嫌いなんで、基本的にはどんどん前に進むばかり。

阿讃亭は国道193号線沿いにあったんですが、地図を見てると真っ直ぐ進むと美馬(脇町IC)のあたりから自然と国道438号へ入るようです。

そのまま438号を直進するといつか国道439号線にぶち当たるから適当に東に向かったらええか。

なーんて風にええかげんなコースを取ることはけっこうありがちなんですよねぇ・・・。

まぁたった1人で何時に高知に着いてもええんやったら、それも悪くは無いんですけどね。





今回香川から高知へ移動したルート

*今回香川から高知へ移動したルート(クッリクして貰えば大きくなります)

 ヤフーの地図上で確認される方はコチラからどうぞ。

今回はお代官さまという、屋根無し号の助手席に乗ってもええという貴重なお方がご一緒。

お代官さまは、高速より地道が好きなんていう嬉しいことを言うてくれる方ではありますが、あくまでも普通人。

国道439号線は、「ヨサク(=与作)」なんていうチャーミングなニックネームがつくんですが、そうやってこの道をちやほやするんは、その道の変態さんだけなんです。

その道って言うても、どの道かお分かりにならんと思いますが、世の中には「酷道マニア」っていうおかしなヒトが居るそうなんです。

国道やなくて、残酷な道ってな意味の「酷道」をわざわざ走破するなんてほんまマニアックじゃないですか。

で、その業界では四国は、酷道の宝庫らしいんですが、その中でも”キングオブ酷道”がこの439号なんです。

 *その道の方の詳しい解説がありますので、興味ある方はコチラをどうぞ。


今、改めて上のリンク先を読んだんですが、私らがコースにしたかもしらん区間はヨサクの中でもかなり痛い区間やったようですわ。




で、私は決して酷道マニアではないんですが、根っからのええかげんなドライブ好きなんで、今までに「偶然」酷道に入ってしまったことがけっこうあるんです。

このヨサクも何年も前に迷い込みまして、非マニアの乏しい酷道経験なかですが、このルートの酷道っぷりに感心したんですよねぇ。

走ったのは前の屋根無し号やったんで10年以上前やのに鶏頭の私の記憶に残るんやからたいがいですわ。



酷道目的でもないのに、移動途中で酷道に入ったらマズイんでこのルートだけ避けるようと気ぃつけてたってわけです。





阿讃亭から国道193号を戻って高松空港の近くから国道377号で「山越」なんかのそばを通って国道32号に入って高知に行くっていう地道ルートも考えたんですが、戻るのがなぁ・・・と。

それならばと、国道193号をもっと進んで、美馬まで行き国道192号で吉野川沿いに西へ進むことに。

走りながら時刻を見て時間を節約したくなったら途中から高速に乗ってもええかというザックリしたルートで高知を目指しました。




阿讃亭を出発したのが1時30分でした。

美馬の手前で「うだつが上がらない」の元になった「うだつ」のある町並みがあったんで、お代官さまにお伺いを立てましたが、「パス」の一言で素通り。

国道192号に入って吉野川沿いのルートに入ると、ひと安心ですわ。

この道は前に走った記憶があって、特に問題なかったって分かってますからね。


しばらく走ると道の駅「貞光ゆうゆう館」ってのを見つけたんで寄り道。(2:06PM着 2:30PM発)

道の駅を出てすぐ沿道に「そうめん」の文字がいっぱい出て来たんですが、私の好きな半田そうめんの「半田」がそのあたりやと分かってビックリ。

半田そうめんのことを知る前に、このルートを走ってたんですかねぇ・・・。

かなりの軒数でそうめん屋さんが並んでたから、知ってたら認識したはずなんですからねぇ・・・。




しばらく走って国道192号と国道32号の交差点の手前あたりで徳島道の井川池田ICが出て来ました。

お代官さまに高速に乗って高知にスパッと行くかどうするかお尋ねしたんですが、「地道でええやろ」とのお言葉。

運転手の地道好きに気ぃ使こうてもんたんやと思いますが、遠慮なくお言葉に甘えさせて頂きました。


32号は大動脈やし、名所の大歩危・小歩危を通るからおつきあい頂いてもええかって思いましたしね。(^^)

小歩危が先に出て来て、それを過ぎてしばらく行くと大歩危になるんですが、横を流れる吉野川ではラフティングが流行ってるようでいくつも店がありましたわ。

大歩危と小歩危の中間で小ぎれいな道の駅風の施設を見つけたん寄ってみました。


するとそこは「モンベル 大歩危店」と土産もん屋やコンビニが一緒になった複合施設でした。

旅の途中でしたが、しばらくモンベルの商品をチェックしたりして休憩。(3:40PM着 4:08PM発)


朝からずっとええ天気やったんですが、モンベルを出たころから前方には雲が見えてました。

そこから20分ほど走ったらポツポツ来たんで、



 「どうしましょ?屋根(幌)上げましょか?」



って、お聞きすると



 「まぁええんちゃう。降らんやろ」


とのことやったんで、ポツポツ降りの中を走ってました。

屋根無しで雨に降られたらすぐビシャビシャに濡れると思われるかもしれませんが、前の窓があるんで走ってると小雨やったらそんなに濡れないんです。


ところが、幌を上げようかって話をして数分でえらい雨に。


さすがに前の窓だけでは避けきれず、路肩に車を止めて大急ぎで屋根を上げました。


屋根を上げてすぐ走り出したんですが、ワイパー強でも前が見にくく、轍に水が溜まったままでタイヤの接地感が非常に弱くなりまたすぐ路肩へ。

どうせ長続きはせんやろうと雨宿りしたんですが、ほんまに強烈な雨でしたねぇ。

幌の屋根やと、そこらじゅうから攻撃でも食らってるような気分でしたわ。



数分で多少マシになったんで、走り出しましたがゲリラ豪雨の凄さを実感出来ましたわ。




その後はサクッと高知市内までたどりついたんですが、私は全く地図を見ずに国道32号が北側から市内に向かうと誤解してました。

実際は高知市の東側から入ったんで、高知駅が現われたあたりでドコを走ってるか訳分からんように。

適当に曲がった道が以前「オーベルジュ土佐山」に行った時に通った道やと分かったんですが、自車の位置が分からなくなってしまいました。


地図を確認したいのに、店が狭くて車が止めにくいなぁと思ってたらishさんがiPhoneで場所を確認してホテルまでナビゲートしてくれました。


実家の親父がよく「旅先ではナビが便利や」って言うんですが、そのナビ無しでもスマートフォンのおかげでサクッと場所が分かったのは文明の進化を感じましたわ。

普段はナビのたぐいが嫌いですが、iPhoneの最後の手助けには感謝しましたねぇ。




朝の4時50分に家を出て、高知のホテルの駐車場に車を止めたのが5時55分でした。

この日の走行距離は371km。

地道が多めでしたが個人的には軽めのドライブでしたねぇ。




この日の宿は一応ホテルってことでしたが、どんなとこかは分かりませんでした。

高知ビジネスホテル別館」ってとこでしたが、場所ははりまや橋のすぐそば。

そんな立地で1泊料金が3000円ですからねぇ・・・・。

どんなホテルが出て来てもこの値段じゃ驚けませんよね。


後で周りを歩いてみたら分かったんですがまず立地がトルコなんかが並ぶ風俗街のハズレでした。

ホテルの建物にはエレベーターがなく上階への移動は階段のみ。







部屋の戸を開けて目に飛び込んできたのは、こんな備品。







宿にあったラジオにビックリ

*部屋にあった「ラジオ」にビックリ

木製のがっしりした外箱のラジオがあったんが箱の年季を象徴してました。

廊下のカーペットは擦り切れて地が見えてるし、部屋のユニットバスの戸を開けるとかびくさいなどくたびれ度はかなりのモンでした。

それでもテレビはやむを得ず液晶になってましたし、普通のチャンネルは無料。

タオル、バスタオル、浴衣、歯ブラシ、シャンプーなどの備品も完備。

高知市内のど真ん中で一泊3000円やと思えば、私はまったく文句なかったですわ。

チケットだけ取って海外を旅行してるような気分になれたんは、プラスやったかも。(^^)






部屋に入ったらとりあえずシャワー。

屋根無しで丸一日炎天下におったおかげで体は汗でベチャベチャでしたからねぇ。

おんぼろホテルやけど、アジアのように水の出が悪いってこともなく、たっぷりのお湯で汗を流してスッキリ。




待ち合わせ時間ぴったりに部屋を出て、高知の街へゴー!!




歩き出してすぐ


 「運転手にとりあえずビールをお与えくださいー」
 
 
お願いをしてしまいました。



自販機か酒屋で缶ビールを買うて、飲みながら歩いてもよかったんですけどね。



私は高知市内を何回か歩いたことはあったんですが、お代官さまは初めて。

とりあえずメインの商店街に入って、アーケードを高知城の方へ。


お代官さまの希望もあって、「ひろめ市場」を覗きに行きました。

前まで行くと節電のせいもあるのか暗くて人気が無く、一瞬潰れたのかと思いましたが、入り口を2重のビニールで覆ってクーラーの無駄遣いを避けてるだけでした。






高知の「ひろめ市場」は大にぎわい

*高知の「ひろめ市場」は大にぎわい

どうみても地元の人やと思えるお客さんでかなりのにぎわいでした。

各店舗から食べるモンや飲み物を調達して、広くなったところの席で自由に食べるフードコート形式でしたが席を見つけるのにウロウロするほどでした。

それぞれの料理や飲み物の値段はカジュアルな雰囲気からすると特別安くはなかったですが、気楽に色々摘めるんがええんでしょうねぇ。

いかにも高知らしい名物料理から中華やインド料理、その他居酒屋料理とバラエティに富んでました。







ざっくりと場内を一周したら、お待ちかねの生ビールです。








えびの唐揚げでまずは生ビール

*えびの唐揚げでまずは生ビール

小海老が400円ほどで、生ビールが500円を少し切ってるぐらい値ぇだったと思います。

エビの唐揚げは注文の後に揚げてくれたんで、出来たての熱々でした。

出来上がりを待つ間に生ビールがサクッと空いたんでお代わりが要りましたが、それはしゃあないですよねぇ。

日に炙られて、しっかり運転した後のビールはホンマに旨かったですわ。




このひろめ市場は小エビと生中2杯ずつでサクッと切り上げ。

喉の乾きだけは収まったんで、ここからじっくりお店に出発しました。


高知の夜の飲み食いを一気にアップする予定やったんですが、ドライブのへんを自分用にグチャグチャ書いてたらえら時間が掛かりました。

本格的な飲み食いの様子は、次の記事に譲ることにします。











今日の午前中に台風が高知に上陸したようです。

走ってきたばかりの地名がニュースにいくつも出てくると気になってしまいます。

各地への被害が出来る限り少ないことを願うばかりです。







*朝イチの体重:56.6kg(揚げモンの単品食いに麺の〆やったけど楽勝)

*9月の休肝日:1日/2日中(前日までの休肝日日数をカウント)
 
 


<後日 追記>
続きの記事をアップしたので、リンクを張っておきます。

 *高知の夜に居酒屋「葉牡丹」等 四国旅行その3

 *高知の「火曜市」を見てから帰りましょう 四国旅その4

 
posted by えて吉 at 16:02| Comment(4) | TrackBack(0) | 旅先&遠出 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
読んでてすごく面白かったです。
ちょうど僕も一人旅がしたいと思ってたとこで電車にするか車にするか悩んでました。
一泊\3000って安いですね。
是非参考にさせて貰います。
Posted by ソフィーパパ at 2011年09月04日 00:31
風情?のあるホテルでしょ!二度 利用しました。
飛び込みで 二度とも とまれました。
Posted by masaru at 2011年09月04日 05:46
ソフィーパパさんへ

> 読んでてすごく面白かったです。

こんなグダグダした文章におつきあい頂き感謝です。(^^)

一人旅に行かれるんです、いいですねぇ。

この宿は3000円っていう値段相応だってことだけは忘れないでくださいね。
Posted by えて吉 at 2011年09月04日 11:32
masaruさんへ

風情っていうのが、いいですねぇ。(^^)

割り切れば文句はないんで、私もまた使おうという気にはなってます。
Posted by えて吉 at 2011年09月04日 11:35
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