2011年08月16日

初めて地元寺田町駅前の老舗うなぎ屋「舟屋」へ

少し前になりましたが非常に珍しいことに外でウナギを食べたんでご紹介します。

私の育った家では親父が鰻に興味なかったようで、外食先として鰻ってのはありませんでした。

家ではごくまれにスーパーなんかで買うた鰻を食べた記憶があるんですが、実は自分自身あんまりうなぎが得意ではなかったんです。

オッサンになってその日の体調や気分によってはかなり濃ゆいもんも食べたくなるんですが、ガキンチョの頃はどっちかというと食が細くて、濃いモンが苦手でした。

天ぷらも実家では家の内外を問わず食べない料理やったんですが、これは自分で食べ歩くようになって格安の天ぷら屋さんにちょくちょく行くようになりました。

鰻については、天ぷらのように自分で食べに行くこともほぼなかったんで、非常に経験値が低いと自覚しています。



実家を出てから自分で買うてたまに家で食べるとしても、基本的には安い中国産の養殖鰻ばかりでした。

そんな私も最近は野田のうなぎ屋さんやら鶴橋のプロ相手のうなぎ屋さんのことを教えてもうて、たまに食べるならちゃんとしたやつが食べたいなぁと思うようになっています。

うなぎを食べたくなることがそんなに多くないんで、たまに食べるならちょっとくらい高くてもええかと。





今年も暑くなってからうなぎを食べたくなってまして、鶴橋ならチャリで行けるから近いうちに買い出しに行こうかなぁと思ってたんです。

すると実家から連絡が入って


「カタログギフトでウナギを選んだから、買わんときぃー」


と言われたんで、貰い物を待つことに。

連絡をもうてから届くまでかなり日数があったんですが、届いて何日か後かに鰻丼にして食べることにしました。








食べたのは31日のお昼です。










カタログギフトで届いた「うなぎ」

*カタログギフトで届いた「ウナギ」

1万円のギフトカタログで5匹届いたっていうんで、この1ニョロで2000円ですか。

受け取った時の印象は「うわぁっ、ちっちぇー」ってもんでした。

冷蔵っていうとこと、うなぎの蒲焼きの表面にタレがべっとり付いてないのは好感を持ちました。

食べ方としては袋のまま湯煎か、袋の一部に穴を開けてチンしろと。

チンよりは湯煎の方がええやろうとフライパンに湯を張って、ウナギを折らないように温めてやりました。




なんか頼りなかった「鰻丼」

*なんか頼りなかった「鰻丼」

タレは冷蔵庫に使いさしのヤツがおったんで、それを使いました。

1匹のうちの6割ほどを食べることにして、切り分けたらされをさらにカット。

盛りつけようと思って気づいたんですが、身がすごく柔らかくて煮くずれしそうな感じでした。

ふんわりと柔らかいってのは関東風の鰻の美味しさのポイントになるんでしょうか。

こいつのパッケージには江戸ってな文字が見えたんで、蒸しを入れてるんでしょうか・・・。


変な脂っこさみたいなもんはなかったんですが、あまりにも身が柔らかくて非常に頼りなかったですねぇ。

ふんわりはええけど、煮くずれ寸前ってのはどうもねぇ・・・・。




実家へ贈りモンをしてくれた誰か、うなぎを選択してお裾分けしてくれた実家、どちらにも文句はないんです。

でも、その値段でこんな商品を売る業者にはちょっとねぇ・・・・。

サイズが小さいこともあってえらくボラレた気分になりました。

*まぁ、経験値が低いんでホンマにモノがええのか、悪いのかは分かりませんが・・・・。





せっかくのお裾分けニョロニョロでしたが、鰻を食べたっていう満足感はほとんどなし。

なんぼ夏場でも短い期間でうなぎを2回も食べるなんて珍しいんですが、鶴橋まで買いに行こうかなぁという気分のままでした。。



買いに行くタイミングを狙ってたら、8月7日に某お代官さまから連絡がありました。


「仕事は休みやけど、大阪に用事で行かなアカン。」


「その用事の後で、お前の地元の鰻屋に行くけどどうや?」



鰻に多少を興味が出てから地元のJR環状線寺田町駅のそばにあるうなぎ屋「舟屋」のことが気になってました。

地元でも自分の生活圏内にあるからものごころ付いた時から店の存在を知ってたんです。

寺田町駅前ってけっこう飲食店の入れ替わりが激しいんですが、ずっと潰れずにやってるってことはそれなりの店なんやろなぁと。

とはいえ、鰻ってサクッと丼で食べても1500円〜2000円はするイメージ。

丼モノと思うとなかなか自分1人ではそれだけの散財をするきっかけがなかったんです。


なのでお代官さまからのお誘いはまさに割りに船(舟?)。

二つ返事でご一緒させていただくことにしました。



ishさんの用事に目途が付いたところでメールを貰い、到着のタイミングを図ってチャリで寺田町まで。


マクドのある北側の出口で落ち合ったら、お店へ移動。


移動って言うても、駅の出口から店が見えるほど近いんですけどね。








寺田町の老舗鰻屋「舟屋」の店構え

*寺田町の老舗うなぎ屋「舟屋」の店構え

お店に着いたんは12時過ぎやったと思うんですが、3組か4組すでに待ってはりました。

並のでまでモノを食べるなんてのは、大嫌いですがさすがにそれぐらいやったら素直に並びました。

お店は間口が狭く、奥行きもそんなにないんで、テーブル席が5つあるかないか。

相席もさせてなかったんで、並ぶことにはなりましたが、大混雑ってわけではなかったですね。



席に着いて鰻をオーダーしたら、焼き上がりまでの場つなぎ?に1品だけアテものをオーダー。





うなぎの焼き上がりを待つ間に「あさりの佃煮」

*鰻の焼き上がり待ちに「あさりの佃煮」

これを肴に瓶ビールをちびちび舐めながら喋ってました。

 *佃煮の値段は忘れました。



しゃべってて気が紛れたのか、あんまり待った気もせず料理が到着しました。






登場した「上鰻丼」

*登場した舟屋の「上鰻丼」

お店のサイトによると「上」は1680円なんですが、もしかしたらもうちょっと高かったかも。

店頭にも張り紙をしてあって、今年は鰻が高騰してるから申し訳ないですが値上げさせて頂きますってな主旨のことが書いてありました。


私は昼間でがっつり飲む予定でもなかったんで、定食類とかに興味なかったんですが、ishさんも同じ上鰻丼を頼んではりました。




「上鰻丼」の中身

*舟屋の「上鰻丼」の中身

それなりのサイズの切り身が3切れも入ってたんで、パッと見ぃで私には十分な量でした。

舟屋の焼き方は鰻を関西風に腹開きにして、関東風に蒸しが掛けてから焼いてあるそうです。

素人なりにもふんわりとええ感じでした。変に脂っこいとかくさみも感じず。

タレは普段食べ慣れてるスーパーのタレに較べると甘みが少ないスッキリ系。

鰻の量はこれで充分やったんですが、個人的にはご飯だけ倍は欲しかったですねぇ。

ちょいと鰻を囓って、ご飯にタレさえて掛かってりゃそれをたっぷり頬張りたかったですわ。




うなぎ好きのお代官さまがかなり評価してはったんで、当りのお店なんでしょうねぇ。

私は経験値が低すぎて、ネガティブなモンは感じませんが、「これは大当たり!!」とまで言えるのかが分かりませんでした。

地元でずっと知ってる店やのになかなか入るチャンスがありませんでしたが、お誘い頂いたおかげで初めて味わえたことが一番嬉しかったですわ。



うなぎ経験値の高いお代官さまの感想の方が確かだと思うんで良ければ、リンク先をご覧下さい。


*foodish:”雑”食記:舟屋(大阪・寺田町)
 
 こちらの記事にトラックバックを掛けさせて頂きました。







この記事を書いてるとまたしてもウナギが食べたくなってます。

うなぎ好きが伝染ったんかもしれませんねぇ。(^^;)




<参考情報>

*うなぎ料理「舟屋(ふなや)」:公式サイト

住所:大阪市生野区生野西2−1−34

電話:06−6741−7625

営業:11:30AM〜21:00
 *食事:11:30AM〜14:15 ・ 16:30〜21:00
 *持ち帰り:11:30AM〜21:00

定休:木曜日






*朝イチの体重:56.6kg(暑い時期はこれぐらいが安心かな)

*今月の休肝日:6日/14日中(前日までの休肝日日数をカウント)
 
 昨日はお盆やからって言い訳して休肝日をパスしてやりました。
   
 
 
posted by えて吉 at 15:53| Comment(0) | TrackBack(0) | 食べ歩き | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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