前日の夕方に決まったてけとー讃岐うどん巡りの後半をお送りします。
*前編から読んでやろうって方は、まずコチラからどうぞ。
須崎の次はお代官さまのお計らいで、私の未訪店である「百こ萬」を目指すことに。
以前にお代官さまが行きはった時の正編の記事はごく普通やったんですが、その番外編を読むと大将のキャラが濃ゆくてオモロそうなんで自分の行きたい店リストに載せてました。
個人的には極細の麺に特別惹かれる訳ではないんですが、お店の人のキャラ狙いってのも私のうどん巡礼のイチパターンとしては大いにあり。
ただ、場所的に国道11号線沿いで立地的な怪しさがないこともあったりで、他の方を案内する時は後回しなってました。
前回のうどん巡りは私のわがまま優先というテーマ?やったんで、事前の予定ではこのお店を入れてました。
でも、なんやかんやと行楽気分で楽しくうどん巡りをやってたら時間が遅くなったのと、その前に行った店から近すぎたので結局パス。
*パスすることになるあたりの詳しい様子はコチラの記事をご覧下さい。
須崎からは表通りの県道23号線をさらに西へ。ずっと23号を辿っていくと国道11号に当たるんで、それを右折して善通寺方面へ。
ナビならこういう時に最短ルートを選びよるでしょうが、地図オンリーで行くなら分かりやすさ優先ですわ。
*善通寺の「百こ萬(ひゃっこま)」の店構え
多少遠回りしたとはいえ、10時59分には百こ萬の駐車場に着いたんで近いモンです。
ishさんは前にも来てはるから、オモロさは無いやろうと思ってたんですが、濃ゆい大将はちゃんとタマを用意してくれてました。
外から見た店構えはごくシンプルですし、店内に入った時もごくオーソドックスなセルフタイプのお店に思えました。
で、なにげなく店のお品書きを見ると、一般的なメニュー以外に手書きの紙が貼ってありました。
*「痛かけ」なる張り紙のある百こ萬のメニュー
ちょっと脱力したような手書きの文字で「痛かけ」とあります。
小で200円やから、値段的にはかけうどんと変わらないですねぇ。
赤い文字で書かれてて、「痛い」と来たら私は強烈に辛いモンを想像しましたが、皆さんはどんなうどんやと思います?
讃岐うどん巡りの途中で出会ったんですから、もちろんうどんですよ。
気になったんでお店の人にどんなもんか聞いてみると、ちょっと予想外な説明でした。
普通は不思議なメニューがあったら、「行っとかなあかんやろ」って思うタイプなんですが、残念ながらそれは私の苦手そうなモンでした。
自分が予想した「痛いほど辛い」もんやったらネタのためにでも間違いなく注文してたと思うんですけどねぇ・・・・。
ちょっと残念やと思いながら自分の注文を済ませると、私の横にいて説明が聞こえてたお代官さまが
「(えて吉の根性なしめ)そんなんやと聞いたらワシが頼まんとしゃーないがな」
と、チャレンジしてくれました。
私が先に自分のうどんを持って、テーブルに着いてると、後から嬉しそうにお代官さまが登場。
まぁたしかにあんなインパクトのあるもん見たら受けてしまいますわねぇ。
*シャーベット状のひやかけ 百こ萬の「痛かけ」 200円
私まで記念に写真を撮らせて頂きましたが、なかなか涼しげなルックスでしょ?
”痛い”ってのは、「あまりにも冷たいから頭(歯?)が痛いうどん」って意味でした。
私は見てなかったんですが、お代官さまによると、麺を氷水でギシギシに締めた上で、シャーベット状の出汁をドボッ、ドボッと掛けてたそうです。
一口食べさせて貰ったんですが、出汁はけっこう甘み効いてるんですが、それが凍るほど冷たいとなかなかええ感じでした。
麺の方は、予想通り私の苦手なほどの硬さになってました。
麺は水道水くらいの温度でサッと締めただけで、この出汁を掛けるぐらいが個人的には良さそうでした。
それにしても「よう冷えてる」っていうアピールに「痛(い)かけ(うどん)」ってのは、なかなか考えつかないですねぇ。
私は走りながら何を食べるか迷ってて、この暑い時期やけど店の中が涼しかったら熱いかけうどんにしようかなぁと。
田村でも熱いダシを掛けましたが、麺は常温やし出汁もそんなに沸くほどでへなかったんです。
もともと出汁のかかったうどん好きってこともあって、百こ萬でかけにしようかと思ったんですが、さすがに暑すぎるかなぁと迷ってたんです。
痛いほど冷たいかけうどんをパスしたら、その反動で迷いが吹っ切れました。
*初志貫徹で「熱いかけうどん」 200円
やっぱり出汁は一口目を口に含むと「甘い」と思いました。
でも食べ進めるとさほど甘さは気にならず。
面白かったのは、ここは天かすが2種類あったこと。
オプションの天ぷら類の中には、衣に辛味を付けてある天ぷらがあって、その天かすだと思うんですが赤いのと普通のやつがありました。
写真のヤツはその赤い方なんですが、これを加えただけで全体がピリ辛になってました。
麺はいわゆる「あつあつ」にしても適度にコシが残ってて旨かったですわ。
*foodish:”雑”食記:突発的テケトーツアー(中・謎の痛かけ)〜讃岐うどん巡礼2011-5その2
<参考情報>
*しこしこうどん 百こ萬
住所:香川県善通寺市弘田町971−1
電話:0877−63−5363
営業:10:00AM〜16:30
定休:火曜日
百こ萬に続いては、お代官さまからご希望が上がって、私もここんとこ気になってる「一福」に向かうことに。
地図を確認して県道33号沿いやったんで、ちょっと離れてるけどルートは非常に分かりやすかったですねぇ。
国道から県道33号線に入って、丸亀市内のいつもの某スーパーへ立ち寄り。
今回のうどん巡りは全く予定になかったんで、この直前に大阪で生うどんを大量に買い込んだばっかりやったんでうどんは買わず。
ここから先に飲むお茶なんぞ、いつもと較べてごくちょっぴり買いモン。
トイレ休憩を兼ねて30分ほど滞在して、直射日光に炙られた体をクールダウン。(^^;)
今年の夏は梅雨が明けてもさっぱり真夏らしい暑さになりませんが、この日の陽射しは真夏を感じました。
高松の最高気温がどこまで上がったかは分かりませんが、陽射しが肌にジリジリと刺さってましたわ。
「一福」に着いた時刻はメモるのを忘れたんですが、12時半は回ってたんじゃないでしょうか。
駐車場がえらく空いててオカシイなぁと思ったら、定休日でした。(>_<)
金曜日が定休日の店って少ないイメージやったんですけどねぇ・・・。
営業時間内に充分着けると思ったんで、定休日をチェックしてもらうのをコロッと忘れてました。
事前にルートを組む場合はこんな凡ミスをすることはないんですが、行き当たりバッタリやからしゃあないですわね。
高松市内の候補としては、私は行ってなくてishさんが直近のうどん巡りで行きはった「玉藻」が上がりました。
玉藻のことはながらく気になってますが、なんぼなんでもishさんが行きはったばかりなんでねぇ・・・。
市内の店の話をしてるとishさんは「竹清」に行ってはれへんとのことやったんで、それじゃそっちにしようということに。
一福から県道33号をそのままチンタラ走ると、そのまま竹清の前に至るんでこれまた簡単でした。
西から来て竹清を通り過ぎてすぐ、右折するように対面の駐車場へ。
コインパーキングの隣に竹清の専用駐車場があるのは知ってたんですが、うまく空いてたんで初めてそこへ。
*今回初めて利用した「竹清のパーキング」
竹清の店から同じ道沿いに100mほど東になります。
私は2台分やと思ってたんですが、実際は4枠あったようです。
*竹清専用駐車場のお知らせ
*高松市内の「竹清」の店構え
車を駐車場に置いたのが12時57分。
官庁街のそばやからランタイムはスゴイ人なんでしょうが、1時頃でもまだ店内には列が出来てました。
オプションの置き場にはほとんど天ぷらがなく、並んでるとあらかじめおばちゃんが竹天か半熟卵天のどっちかが欲しいかオーダーを取ってくれました。
店に行くまではうどんだけでええかと思ってたんですが、以前に食べた半熟卵天は少し割れた見切り品やったんでちゃんとしたやつを食べてみる気に。
*うどん巡りの人向け?「うどん半玉」のメニュー
半玉ってメニューは、いつごろ出来たんでしょうねぇ。
1杯のうどんをシェアしてでも軒数を回ろうとするアホな県外客向けなんかなぁ・・・なんて思ってしまいました。
腹はそこそこ膨らみ始めてましたが、半玉じゃいくらなんでも寂しいと思ったんで普通の1玉を行くことに。
*天ぷらを楽しむために「ひやあつ」 140円
冷たい麺に天ぷらはあんまり好みじゃないし、「あつあつ」は暑すぎるし、っていうんでひやあつに。
うどん140円と天ぷら90円の代金を払って席に着いたんですが、天ぷらはまだ揚がらず。
揚がったら順に名前を呼んでくれるんで、手を挙げると席まで持ってきてくれました。
天ぷらを真ん中に載せてやろうと、薬味は端に置いて場所を空けてあるのがお分かりになるでしょうか・・・。
*少し遅れて半熟玉子天が到着
上の写真と較べてもうたら分かりますが、ネギがえらく汚ちゃなく散ってますよねぇ。
せっかく場所を空けて待ってたんですが、我慢出来ずに2本ほどうどんを食べてしまいました。(^^;)
ひやあつやと、冷たい麺が熱い出汁で多少なりとも変化するから、麺の状態を早めに食べたかったんです。
半熟卵天を食べるなら、中の黄身が出汁に混じってもええように後半にかぶりつくのが好みですが、ブログのネタ用に先に断面を撮っておくことに。
食べもんを目の前にすると、ネタのことなんかすぐ忘れるんですが今回はなんとか理性?が残ってました。
*あんまり「半熟」じゃなかった玉子の天ぷら
ドローっと黄身が汁に流れるのを用心してたのに、そんな心配のない半熟度でしたわ。
まぁ、うどんの具にするならそれでええんで文句はなかったですが、半熟天としてはややハズレでしょうね。
竹清に来たのは3回目でしたが、やっぱりうどん自体が非常に真っ当でしたねぇ。
閉店時間の間際まで客が多くて、あんまり茹で置きにならんイメージでしたが、今回もどんどん茹で上がるところで食べられたんで麺の状態はほぼベストでしょう。
ishさんは、天ぷらでえらく有名やからうどん自体には期待してなかったようなんですが、予想以上に旨いって言うてはりましたねぇ。
<参考情報>
*竹清
住所:香川県高松市亀岡町2−23
電話:087−834−7296
営業:11:00〜14:30
定休:水・木曜日
竹清で天ぷらを一つ入れたせいか、まだ5軒目やのにいつもより腹が膨らんでる感じでした。
そこで一応次の1軒でラストにしようかと。
何軒か候補が上がったんですが、一玉が大きすぎたりで却下。
そんな中からishさんが、私の未訪店のうちの一つに行こうというてくれはりました。
国道11号を南に下って国道193号線へ。
店の場所は国道とそれに平行に走る県道172号線の間くらいでした。
国道側から入ろうとしたんですが、車を突っ込んでみるとすでに狭い道がその先でさらに狭ってました。
ロードスターって車幅は小さい方ですが、それ以上進んで行き止まりやとヤバイんで”勇気ある撤退”。
バックで国道に出てグルッと回って県道側から、お店へ進撃。
向かったのは百こ萬と同じように?濃ゆい大将がいるっていうのをお代官さまんとこで読んでた「千ちゃん」。
ここもずっと気にはなってたんですが、なかなかチャンスがなかったんですよねぇ・・・。
*思ったより辺鄙なとこにあった「千ちゃん」
県道からちょっと入るんで思ったより辺鄙な感じでした。
この真っ黄、黄の建物のことはずっと頭の中にあったんで、やっと実物にお目に掛かったって気分でした。
*かつての裏メニュー「醤油うどん」も加わった千ちゃんのメニュー
裏メニューやっただけでに、いかにも後で足しましたって感じですね。
お店に入るとお客さんはなく、お店のみなさんがお昼ご飯の最中でした。
*ishさんのオススメに従い「醤油うどん」 180円
このお店で使う小麦は「さぬきの夢2000」だけにこだわってはるそうです。
お店の大将には申し訳ないけど、私のしょぼい舌では粉の違いなんて分からんのですよねぇ・・・。
食べた感想は茹で置きやけど、コシは割りとありましたねぇ。
特に悪い意味ではないですが、口に含んだ時に麺の表面がヌメっと(ネチャッと)してるのが印象に残りました。
醤油うどんはカウンターに置いてある醤油を掛けるように勧められたんですが、それはちょっと甘みがありました。
テーブルには普通の醤油があったんで、途中からそれをちょっと足しましたが、個人的にはあんまり甘みのないのが良かったですねぇ。
最初から半々ぐらいに混ぜた醤油なんかだと好みにちょうどだったかと。
*ishさんは「ひやあつ」 200円
だしはやや甘めで、うどんはしっかりやったんでishさん曰くこの食べ方が当りやったかもと。
*foodish:”雑”食記:突発的テケトーツアー(後)〜讃岐うどん巡礼2011-5その3
<参考情報>
*うどん麺処 千ちゃん
住所:香川県高松市寺井町386番地
電話:087−886−1236
営業:11:00〜14:30(日・祝〜14:00)
定休:第3日曜日
お店を出たのが2時10分でちょっと早めでしたが今回は6軒で打ち止め。
この後、ゆめタウンの高松店に行って30分ほど食料品売り場をウロウロ。
前回も思ったんですが、やっぱりここの品揃えは凄かったですわ。
特殊な輸入品とか香辛料があるわけではないですが、基本的な味噌・醤油なんかでも種類が凄かったですねぇ。
細かく棚を見ていくと、おっと思う面白いモンがいくつもありましたわ。
ゆめタウンを出たのが3時8分。
帰り道もキビキビ走って、淡路島の一番北の淡路SAで休憩したのが4時半過ぎ。
兵庫駅前でishさんと分かれたのが5時20分ちょい。
そこから地道で帰るとやや渋滞してたんで少し時間が掛かって7時15分にアパートの駐車場に到着。
総走行距離520.8kmでした。
例年と較べて暑さはマシでしたが、それでも真夏の炎天下丸一日屋根無し車におつきあいいただいたishさんには感謝です。
*朝イチの体重:57.0kg(夜の体重はそこそこやったから、寝てる間にだいぶ汗かいたんかな)
*今月の休肝日:11日/31日中(前日までの休肝日日数をカウント)
無事目標の10日をクリアしたから文句なし。この日数はけっこう苦しかったですわ。
2011年08月01日
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