かなりあほな香川への日帰りドライブの続きをアップさせて頂きます。
「foodish:”雑”食記」のishさんと出かけたイベントですが、話の筋にちょっとでも関心のある方はぜひ前編に目を通してからこの記事をご覧下さい。
*前編:またしてもアホな日帰りドライブ
この記事こそは写真たっぷり、いらん文字は少なめで行こうとの決意で書きだしてみます。
フェリーが高松港に到着したのが12時40分頃でした。
フェリー乗り場の近くには前から気になってる「玉藻うどん(HP)」があって、ここはishさんも未訪とのことでした。
先にここをシバいてから本命に向かうっていうのも二人で検討しましたが、玉藻うどんのウリの一つは天ぷら。
濃ゆいモンを先に食べてしまったら本命の量が分からんだけに、不安やし、今回は「讃岐うどん巡り」ではなくあくまでも「ざるカレー」をシバくドライブ。
やっぱり初志貫徹でまず目的のお店に向かうことに。
フェリー乗り場から高松駅の方へ回って高松市街のど真ん中を通る、国道30号線〜国道11号線を通って、ひたすら南下。
高松道の下を通り過ぎて国道193号線をさらに真っ直ぐ。
1つ目の大きな交差点「鹿角町」を越えたら、目的の交差点である「三名町」に向かって警戒態勢。
向かううどん屋さん「さぬき一番 一宮店(HP)」のことは、ながらく行きたいと思ってはいましたが場所は未確認。
事前に住所から調べると表通りからちょっと中に入ってるように見えました。
香川のうどん巡りじゃ、かなり有名店でも
「なんで、こんな分かりにくいトコで店やるねん?」
って、ことがあるんで侮れません。
三名町の交差点の手前にクルマで入れそうな道があれば、飛び込んでみようと思いながら交差点に近づきました。
すると、こっちが警戒心を持って捜したのがアホらしくなるほどあっさりと店を発見。
国道沿いにデカデカと看板が立ってて、それなりの台数が止められる駐車場にそのまま入れました。(^^;)
*うどんの茹で上がり時間を表示する「さぬき一番(以下さぬ一)」の看板。
高松中心部から下ってくる側には、こんな風に看板の横に茹で上がりまでの時間が表示されてました。
国道193号線って、なんべんも通ってるのに今まで店の存在が全然記憶に残ってなかったですわ。
まぁ国道沿いのごく真っ当な一般店ですから、怪しさ優先でうどん屋巡りやってるとツルッと見過ごしてたんでしょうねぇ。
この看板の写真だけチャチャッと撮ったら、さっそくお店の中へ。
席に着いたら、いくつかあったメニューをチェック。
するとありましたねぇ〜、我らが待ちこがれてた「ざるカレー」もちゃんと別メニューになってました。
冷めんなんかと一緒の1枚モンに載ってたんで、夏向けのメニューっていうくくりなんかもしれませね。
*さぬ一の「ざるカレー」のメニュー
うどんの写真の横に「中華麺は450円」って書いてあるでしょ?
ざるカレーのことをブログの色んな記事で読んでると、うどんだけやなくてこのラーメンにもかなり惹かれてたんです。
両方の麺を合い盛りにしてくれたら、ありがたいなぁなんて思ッてたんで、フェリーの中でishさんに相談してました。
「お代官さまは、やっぱりうどんをお頼みになりますか?」
「うむ、もちろんじゃ」
「わたくしめは、いやしいので中華麺にも目移りしてしまうのですが・・・」
「それならば、両方取って、分けて食べればよかろう」
ってな感じで、サクッと事前にオーダーが決定。
うどん巡りやないんで、1人で二つとも食べようかと思ってたんですが、サクッと”わけわけ”食いに乗って頂けるあたりさすがはお代官さま。
お店のヒトにはどちらがどれという指定ではなく
「ざるカレーのうどんと中華麺一つずつ」
とオーダー。
そして、忘れてはいけないのが、もう一つのお楽しみ。
*あと飯セットのメニュー
メインのうどんやらーめんにもモチロンそそられたんですが、個人的にはつけ汁をこのあと飯にかけてる絵にやられました。
うどんだけやったら、讃岐うどん巡りのコースに組むのも不可能ではないんですが、このあと飯までシバきたいから断念したんですわ。
繰り返しになりますが、ぜひ{^L^}さんの総まとめ記事で皆さんも刺激的な写真の数々をご覧下さい。
麺2種類に続いて、あと飯セットも2人前オーダー。
オーダーのあとで、ishさんの背中側に座ってる席のヒトが食べてるモノが目に入りました。
どんだけご飯が入るんやろうと思うほど平べったい器の丼モノと嵩の大きな丼鉢でうどんを食べてはりました。
正統派のうどん以外にも色んな変化球系のメニューがあるし、ご飯モンのセットにすりゃガッツリ食べ応えがあるええお店のようです。
私らみたいなヨソモンが香川に行く時は、距離と交通費の問題で少しでも数多く回ろうとしてしまうんでさぬ一の良さがなかなか体験出来ないんです。
地元のヒトの普段の食事どころでしっかり食べるってのはまずない選択ですからね。
そういう意味では今回のざるカレー&あと飯ってな食べ方が出来る地元のヒトが羨ましいですわ。
前編から始まって、ここまでぎょうさん文字を連ねてきました。
ここまで来て言うのもなんなんですが、一応確認しておきたいことがあります。
私は大阪でもうどんを毎日のように食べてるんですが、実はうどんについては原理主義者?なトコロがあります。
すぱげちーを食べる時は、正統派のトマトソース系以外の和風もありやし、中華も問題なし、カレー粉ぶち込むのもあり。
パスタ自体にキツイ個性はないんやから、何かけてもええやんって思えるんです。
ところがどうも「うどん」の場合はそう思えんのです。
明太子だとか、洋モンの味付け、その他の色んな創作うどんにはどうも違和感があるです。
焼きうどんは、正当派のうどん屋のメニューではないですが、大阪のソース文化の中でオッケー。
でも、カレーうどんでさえ、カレーライスのルーを掛けたようなヤツは全くNGで、うどんの出汁にカレー粉を入れたようなヤツだけが食べたいカレーうどん。
自分のテケトー料理で、エスニックっぽいスープにレタスや海老なんか入れたヤツうどんをぶち込んだことがあるのが唯一の創作系でしょうか・・・・。
そんな私なんで実は今回のざるカレー、普通やったら頼もうと思わんメニューなんです。(^^;)
私の「カレーうどん」の範疇からも外れてるし・・・。
それやのにねぇ、こんだけ食べたくなったんですわ。
うどんを食べるって意識や無いんです、まったく別の「ザ・ル・カ・レー」って料理って感じです。
日生に「かきおこ」を食べに行くみたないモンなわけです。
そういう意味では気分的に「讃岐うどん巡り」に行くんとは全然別でしたわ。
さて、お店でオーダーして、料理が出てくるのを待ってた時間分くらい文字が続いたでしょうか・・・・。
ぼつぼつ注文したもんがやってくる頃ですな。
*ついに実物に対面「ざるカレー」のつけ汁
カレーっていうと黄色ってイメージですが、これはかなり赤くて、けっこう辛そうなルックスですなあ。
見た目はカレーっぽくないですが、香りはけっこうしっかりしたカレー系でした。
このつけ汁は熱くもなく、冷たくもない温度です。
たっぷりの白ネギと、ショウガが見えます。
{^L^}さんの記事で見てる時は紅ショウガやと思ってたんですが、食べてみるとどうも甘酢ショウガのように感じました。
底の方には、挽肉が沈んでるから、しっかり麺を浸けて底からすくうように食べるのがええなんてことを予習してありました。
このつけ汁に続いて、意外でしたが「あと飯」が「先に」到着。
*先に到着した「あと飯」とつけじるのセット
麺がまだ届いてなかったんですが、ちょっとだけご飯に掛けて食べようかと思ってしまいました。
写真を撮ってるとほどなく麺も登場しました。
*間もなく登場した「ざるうどん」
見た目からしてなかなか美味しそうなうどんです。
*50円アップの「ざるラーメン」
この平たい中華そばもすごく気になってたんですよねぇ・・・・。
ラーメンも好きやけど、コストパフォーマンスの関係で外ではめったに食べませんし、特につけ麺は割高に感じて食べたことがありません。
でも、うどんより50円アップしても450円ってな安さやったら食べたくなりますわ。
私は気が急いてたんで、パチパチっとええ加減にネタ用の写真を撮ったんですが、お代官さまは愛用のカメラでじっくりと写真を撮ってはりました。
その前で、私はというと、箸を割るトコまでやって、それをいただきますの格好で親指と人差し指の間に挟んで待機。
待てって言われてうずうずしてるワンコ状態です。
お代官さまからの「ヨシッ」の声が掛かったら、さっそくうどんから。
って、普通のブログ屋さんやったらここでつけ汁から麺を引き上げたトコなんぞをパチリと行きはるんでしょうか・・・・。
私にはそんな余裕なんか全くなく、まずは箸でつまみ上げたうどんをつけ汁にどぼんと入れて、ぐるりと一回ししてからズルズル。
続いて中華麺のほうもズルズルやって、やっと一瞬意識が戻って
「けっこう甘みがしっかりしてるんや」
ってなことを思ったような気がします。
カレーの香りはしっかり効いてますが、辛さの方はほうは辛いモン好きには大したこと無し。
辛いモンとして食べた訳やないんで、まったく問題なし。
出汁を効かせたカレーうどんのつゆとも全く違うけど、インド料理のようなスパイスとも違いました。
何系とは分からんけど、たしかにカレー味。
白ネギが入ってるせいで、なんとなく中華っぽく感じはしたけど・・・・。
どんな味なんかよう表現しませんが、とにかくやっと食べられたモンはちゃんと旨かったです。
うどん屋さんで食べてて申し訳ないけど、つけだれが旨いから、うどん自体の印象が弱まるほどでした。
気になってた中華麺もなかなかよくて、気に入りました。
つけ汁がぬるいし、麺も冷えてるんで、どんどん食べ進められてしまうんです。
あちゅうまに麺を食べ終えたんですが、つけ汁はたっぷり余ってました。
そのままゴクゴク飲む訳には行かんので、これであと飯を頼まんヒトは汁を残すんでしょうかねぇ・・・。
そうやとするとえらいもったいない気ぃがします。
その点、私は安心でした。
なんせ麺より先にあと飯が来て、テーブルの上で待っとるんですから。
つけ汁がたっぷり余って、余計に安心感が出るくらいです。
これは個人的には炸醤麺ライスを食べる時と同じ気分ですわ。
もしかして、こっちの方が食べたかったんちゃうかというぐらい気になった「あと飯」をいよいよ実食です。
既にご覧頂いてるように、あと飯セットの器は、お皿で浅く凹んでるんで、慎重につけ汁を掛けてやりました。
*つけ汁全部をあと飯セットにぶっかけ
写真の方は、ご飯なんかが白飛びしてしまってますがお許しを。
つけ汁の時は分からんかったんですが、思ったよりたっぷりと挽肉が入ってました。
さっそく一口行ったんですが、うどんで旨かったんやから当然のようにご飯でも旨いですねぇ。
1/3ほどは玉子を崩さないようにカレーだれとご飯だけで食べました。
その後は、とろっとろの温泉玉子?を崩して混ぜ込みながら、マイルドになった味を楽しみました。
辛味やカレーの味をマイルドにする必要はないんですが、タマゴ好きとしては混じったヤツは別の美味しさがありました。
あと飯を食べ始めて、思ったんですが、つけ汁が熱々やとどんな雰囲気やろうなぁと考えてしまいました。
麺をつけて食べてる時は、コレはこういうもんやとして疑問なく食べてたんですが、ご飯にかけるとなぜか熱々を食べてみたくなりました。
熱々やと辛さやスパイスの風味なんかがもっと際だつんですかねぇ・・・・。
そんなことをishさんに伝えると
「あと飯の前にチンしてもうたらどうや?」
ってなことを仰ってましたが、本気でちょっと試してみたいもんです。
*ご飯とつけ汁の持ち帰りがあるから、家でならチン出来ますなぁ・・・。
あと飯セットが登場して来た時は、蒸し鶏とキューリが添えられてるのが、非常に見た目に豪華でした。
ただ、実際に食べてみると、つけ汁にたっぷりと挽肉が入ってるんで、蒸し鶏の存在感はかなり薄かったですわ。
150円っていう値段やからお店のサービスやと思えば申し訳ないくらいですが、私は鶏ナシの150円でもまったく文句ないですねぇ。
念願のモノを食べられて、食後はたいへん満ち足りた気分でした。
このざるカレーが近所で食べられるんやったらしょっちゅう行きたいところですが、うどん巡りの時でさえ組み込めないってのがツライとこですわ。
今やったらもうちょっと落ち着いて味わえると思うんで、すぐにでももっぺん食べたいんですが、次はいつになることでしょうねぇ・・・・。
念願のさぬ一のざるカレーを食べて大満足でしたが、腹具合はうどん巡り換算で3軒目を食べ終えたトコロって感じでした。
このまますんなり帰るのももったいないですわ。
もうちょっとネタは続くんですが、それはまた後日ということにして、この記事はここまでにしておきます。
ishさんとこの記事へリンクを張っておきますので、よければそちらもご覧下さい。
*foodish:”雑”食記:食べたくてしかたなかった!ざるカレーとあと飯〜さぬき一番・一宮店
上記記事にトラックバックさせて頂きました。
続編についてはリンク先からどうぞ。
*その3:「ざるカレー」以外にもうどんをちょっぴり
*朝イチの体重:57.4kg(昨日の夜はけっこう食べたけどええ数字)
2010年09月23日
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食べたくてしかたなかった!ざるカレーとあと飯〜さぬき一番・一宮店
Excerpt: とにもかくにもこの数ヶ月にわたってず〜っと食べたいと思い続けていた食べ物は、さぬき一番・一宮店(以下「さぬ一」)のざるカレーとあと飯。なんじゃそれと思われるでしょうが、荒っぽく説明すれば「カレー風味の..
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