今回の企画は真夏のええかげんドライブの道中で「foodish:”雑”食記」のishさんがえらく行きたがってはったことから実現しました。
日本海側をうろうろやってるのに、寄り道さきとしてなんべんも「ざるカレー」、「ざるカレー」を連呼しはるんですわ。
なんぼお代官さまのご希望でも、さすがに日本海沿いから瀬戸内海を越えるのはねぇ・・・・。
クルマを転がしだしたら、どこまでも走り続けるようなアホの横で何回もつぶやいてたら、いつかホンマに行きよるかもって思ってはったんでしょうか・・・・。
さすがに悪代官さまもストレートに
「おい、えて吉、次はざるカレー行くぞ!!」
とは言えんかったんでしょう・・・・。
「1人で青春18切符使こうて行こうかと思うんや」
なーんて、ことを横で言いはるんですわ。
そんな暗示にキッチリはめられて、今回の企画に真剣になったんですが・・・・。
な〜んて書くとお代官さまの
実は私もお代官さま同様、しばらく前から見てる香川のうどん食いのプロみたいな方のブログで「ざるカレー」については刺激を受け続けてたんです。
*「{^L^} が食べたもん」
「さぬき一番 一宮店(以下、略称「さぬ一」)」で、{^L^}さんの思いつきから 夏の始まりあたりにざるかれーの開発がスタート。
その後、お店の方にアドバイスをしつつ改良、微調整を加えて行くのを読ませて貰ってると、どんどん食べたくなってたんです。
またこちらもしばらく前から読ませて貰ってる「うさぎうどん」にもざるカレーの記事が登場。
{^L^}さんところでアップされた、極め付きというべき、総まとめの記事まで読んでしまいますともう完全に洗脳されました。
どんな味かもまったく想像出来んまま、ぴょんこさんみたいに自分で中華っぽいカレー味のつけ汁を作ったりもしたほどです。
麺に加えてそのあとで〆に食べるご飯も魅力的なだけに、1軒だけでかなりお腹が膨らむのは確実。
何軒も回る、いつもの「讃岐うどん巡り」のコースに組み込むのは無理。
そうなるとほぼざるカレーを食べためだけに海を渡ることになります。
誰かとうどん巡りに行く時は、往復の全行程で高速を使うんですが、1軒だけやとさすがに交通費がもったいなぁという罪悪感がありました。
自分も食べたいと思ってた上に、もうすぐ屋根無し車のえて吉号が来ると思うとドライブ先にもええなぁとは思いました。
その後、色々考えた末に、
・新しく来るロードスターを運転するための目的地やと考える
・ドライブが目的やから、高速は原則使わず、地道とフェリーで節約
・オープンカーに乗る以上、出来る限り屋根は開けっ放し
ってな、言い訳と節約策を使うんやったら、ええんやないかと。
時間がかなり掛かる上に、炎天下の屋根なしというムチャな条件でしたが、サクッと乗ってきてくれはるのがお代官さまのスゴイところ。
こんなアホにおつきあいいただいてばかりなだけに、お代官さまの口から出る
なので結果的には、ishさんのお誘いを口実に私がアホなドライブをやっただけって感じですね。
当初は9月に入ってすぐ行く予定やったんですが、ギリギリで屋根無し車が届かず、ishさんのお休みの日を空けて貰ってたんですが、一旦キャンセル。
その後、9月下旬で日程を詰めたんですが、今度はishさんの仕事がややこしくなりそうに。
再調整をやり始めると17日はどうやって?ことになり、元々入ってた身内の用事をなんとかナシにして貰えたんで、急遽14日に決行が17日と決まりました。
14日の奈良の十津川村から和歌山の新宮に抜けて帰るっていうバカげたハードさのドライブ中に、3日後のロングドライブが入るってのは、かなりムチャでしたね。
前日だったかにishさんには出来たらキャップ系のかぶりもんがある方が日焼け対策になりますよーとお伝えしてありました。
当日は5時半に家を出発。
いつもは到着予定時刻に余裕を持って、出発時刻を決めても、その時刻の前に出るのがパターン。
でも、今回は体力的にもキツイから出発時刻を固めに決めて、その時刻ジャストに出発。
そうすると読みは外れてなかったんですが、途中でかなりギリギリになりそうだと分かりちょっと焦ってしまいました。
待ち合わせ時刻のすくなくとも15分位前が自分にとって安心出来る到着時刻なんですが7時の待ち合わせに対して着いたのが6時48分。
久しぶりに「遅れるんちゃうか」とビビリながらの運転になりました。
遅刻恐怖症なんで、次からはもうちょっと余裕を持って出たいもんです。
ishさんが来られて、走るルートを確認したりして出発したのが7時10分でした。
ルートの確認っていうても、
「とりあえず、国道2号線で西へ行きますわ」
「ほんで国道250号が始まったらそっちを走ります」
「あとは、適当に走ったら着くでしょう」
って、程度のええかげんさです。
明石を超えて国道250号線には入ったんですが、予定ではそのままずっと岡山まで走るつもりでした。
ところが、なーんも考えんと走ってたら、いつのまにか国道2号線のバイパス(姫路バイパス?)に入ってしまいました。
250号線に戻ってもよかったんですが、まぁバイパスでもええやろうってことで、そのままてけとーに西進。
しばらくして岡山に入りましたが、何度か使ってるとはいえ、宇野港の位置はすんごくあやふやのまま。
備前市あたりでコンビニ寄って、飲み物の補給とトイレ休憩。
その時にチラッと道路地図を確認したら、とりあえず通り過ぎてはおらん、このまま真っ直ぐ走って国道30号線が出たらそれを左折したら宇野へ行けそうやと判明。
また走り出して、2号線を転がしてると、宇野港コッチって言う標識を発見。
予定してた国道ではなかったんですが、「標識が嘘をつくことはないやろう」と左折。
ルートについては前回のドライブ同様、ほんまにええかげんでしたわ。
ええかげんやけど、フェリーのターミナルみたいに分かりやすい目的地やとサクッと到着。
11時15分に宇野港の駐車場にクルマを止めました。
宇野から高松は約1時間の航路ですが、「宇高国道フェリー」のフェリー代は2700円と格安。
これで運転手だけやなくて、同乗者全員が無料とはなかなかのコストパフォーマンスやないでしょうか。
明石と淡路島を結ぶ「たこフェリー」もけっこう安いイメージですが、あっちは20分の所要時間なんですよね。
1時間もちょっとした船旅気分が味わえて、2700円やったらなかなかのもんです。
次の便は11時40分の出航やったんで、こぢんまりしたフェリーのターミナルで休憩。
携帯からアップしましたが、ここでは珍しく「アイス最中」なんてモンを食べてみました。
ターミナルにうどんもあって、けっこう腹が減りだしてたんですが、アイスにしはったishさんを真似てみました。
たしか158円でちょっとお高めやったけど、濃厚なミルク味で旨かったですわ。
ここまで運転して軽く疲れた体に甘みがヒジョーに旨くて、アイスを食べるのは久々でしたがええチョイスでした。
船倉にクルマを止めたら、すぐ上の船室へ。
1時間の船旅ですが、まず最初にやることを決めてました。
フェリーターミナルでアイスにしといたのは、この予定があったからです。(^^)
*食べることに意義あり「宇高国道フェリーのうどん」
船内の売店で売ってたうどんは1種類だけでした。
なんとかうどんって名前は付いてましたが、1杯350円で天かすとネギ、かまぼこ1枚以外にカツオ節が乗ってるだけです。
作ってるところを見ると、麺は冷凍うどんでした。
味は正確に言えば、チープなサービスエリアのうどんってトコでしょうか。
でも、船の中で食べるもんとしては、あんまり主張のない感じがよう合うてましたわ。
船旅の気分にちょうどええって意味で、美味しく頂けました。
うどん関係で香川の人の思い出なんかを読むと、よく宇高連絡船の甲板で食べたうどんが旨かったってな話が出て来ます。
本土と四国に橋が架かってなかった時代、香川の人はフェリーに乗ってうどんをすすると地元に戻ってきたと感じたんだとか。
その当時の様子は分かりませんし、甲板で食べたってことは、このフェリーのうどんとは全く別物なんでしょう。
ホンマモンの「連絡船うどん」はもう食べられへんけど、いっぺんフェリーでうどんをシバいたろうと思ってたんです。
そういう意味では、高松道の津田の松原SAのうどん屋同様、私にとっては「食べることに意義のある」うどんでした。
ちなみに連絡船うどんの流れをくむうどん屋が高松駅の構内にあって、そのままの店名でやったはります。
まだ食べたことないですが、味よりシュチエーション優先ってことで、私には今回のうどんの方が優先度が上でした。
*いつか駅のうどんもシバきたいですけどね。
うどんを食べ終わったら、新聞を読んだり、クーラーの寒さを逃れて、甲板から景色を眺めたり。
ちょっとの間、ノンビリしたら高松港に入港となりました。
やっとネタ的にはメインの話題に入るトコロですが、昨日のグルコバの疲れもあって、限界なので一旦マクラで切らせてください。
明日以降の本編はササッと話を進めるようにしますんで、どうかご容赦を。
続編を書きましたので、リンクを張っておきます
*その2:これがドライブの目的ッ!!「さぬ一」のざるカレー
*その3:「ざるカレー」以外にもうどんをちょっぴり
*朝イチの体重:57.4kg(グルコバ明けやけど、優秀な数字)
そのルートを通られることが、またありましたら
瀬戸内市の一文字っていう、うどん屋さんお勧めさせていただきます。
好みもあるとは思いますが美味しいですよ。
ホームページあるので、よかったらご覧くださいませ。
私の実家に近いお店でもあります!
フェリーのうどんは、そこで食べる良さがありました。
> 瀬戸内市の一文字っていう、うどん屋さんお勧めさせていただきます。
普段のうどん巡りの行き帰りではなかなかチャンスがないですが、
機会があれば参考にさせて頂きます。