2010年08月23日

行き着いたのはヨーロッパ軒の名物「ソースカツ丼」

ドライブネタのその3をサクッとアップして、通常ネタに戻ろうと思います。

 *真夏のええかげんドライブ旅行 その1
 
 *夏の宿泊は注意!!「富田屋」@宮津 (←その2にあたります)

 その1とその2に興味ある方は、上記リンクからどうぞ



前日に朝メシの時間(7〜10時?)を聞かれて、念のために8時にしてありました。

クーラーは効かず、扇風機もないクソ暑い部屋でいつまでも寝てられず、結局7時過ぎには出かけるしたくが整ってました。

ちょっとぐらい早くてもええやろうと7時半頃に富田屋の向かえにあるサ店「サイホン」へ。

「富田屋の泊まりのモンです〜」って、声を掛ければお店の人が飲み物はコーヒー、紅茶、ミルクのどれがいいかを確認して朝ご飯を用意してくれます。

泊まってないモンが「泊まりです〜」って言うたらどうなるんでしょう・・・・。(^^;)





泊まりにつく「モーニング」

*富田屋の泊まりにつく「モーニング」

トーストとゆで卵をモーニングの基本やとしたら、こいつはだいぶジョートーな部類のモーニングですよね。

分かりにくい写真ですが、4枚切りぐらいの厚切りトーストにハム付き目玉焼き、サラダ、フルーツなんぞが乗ってました。

喫茶店のメニューとしては500円ちょいしたと思います。



サ店に入る前に、荷物を車に置いて、ついでに道路地図を持って降りたんで朝メシを食べながら、本日のルートを検討。


まず重要なのは、「どっちに向かうか」ですわね。

お代官さまはまんざら冗談でもない口調で

 「オレはざるカレーが食いたいなぁ・・・」
 
な〜んていうムチャ言うてはりました。

さすがに日本海側に居るのに、瀬戸内海までは越えてられんので、それは却下。

西か東だけでも決めようということで、いくつか食いモンの候補があった東に決定。

これを「ルート」と呼ぶあたりが「ええかげんドライブ」の醍醐味ですわ。



ゆっくり朝ご飯を食べて、富田屋の駐車場を走り出したがの8時20分。

9時に道の駅「舞鶴港とれとれセンター(HP)」を見つけたんで寄ってみました。

残念ながらこの日は施設の定休日で「道の駅」として常時オープンのトイレなど以外はなんにもなしやったんで、サクッと再出発。



その後、11時半を回った頃に道路沿いに海産物センターみたいなヤツを発見。

ここもとりあえずチェックがてら寄ってみたんですが、昔ながらの団体ツアー向けって感じでめぼしいものなし。

最近中古車探しで世話になってる自動車工場のおっちゃんにお土産買いたかったんですが、あまりにいかにもなお土産専用品ばかりでガッカリ。





こっち方面で候補に挙がってた食い物のネタの一つが三方五湖の鰻屋さん。

「淡水(参考HP)」ってトコで、なんでも「口細青鰻」っていう種類の天然ウナギが食べられるんだとか。

残念ながら位置的に朝メシから近すぎて腹が減りそうになく、今回はパス。

この旅のお土産を持って行ったいきつけの割烹の大将がお盆休みにそこへ行ってたっていう偶然があって面白かったですわ。

プロ用のウナギを色んなトコで買うてはる大将ですが、ウナギ自体のタチはなかなかのモンやったって言うてはりました。

ただ、うな丼(鰻重)は甘めの垂れがかかりすぎで、甘たっるさと喉の渇きにヤラレたと。

ここでは、蒲焼きとご飯を取った方がええかもしれんって言うてはりましたわ。

私もだいぶ前から狙ってたお店なんで、いつかのためにメモっておきます。





じゃあなにを食べるかとなって、もう一つの候補に挙がったのが、ishさんがこの春に行きはった敦賀のお寿司屋さん

地元ネタ中心の「港にぎり(2100円)」ってのが良さげで、前日にそんなに生ものを食べてなかったこともあって寿司もええなぁと。

あと、その話から回り寿司の話になって、私が全国チェーンじゃない地元の回り寿司はけっこう面白いって言うと、それもええなぁと。

道路沿いに見たことない回転寿司屋が出たら、入ってみようかと言いながら、敦賀市内へ。

ishさんの行きはった寿司屋の近くを通ったんで、それならそこにしようとお店へ。


ところが残念ながらこの日は臨時休業でした。

お盆は観光客相手で店を開けた代りに、この頃(17、18日)に休みを取ってはったんでしょうねぇ。



回り寿司は意外となくて、結局12時40分頃、鯖江の国道沿いで見つけた1店に入ってみました。

入ってみるとどうも大手のチェーンみたいやったんですが、あまりにも腹が減りすぎてたんで3皿だけオヤツに摘みました。

100均ではないタイプで、値段はそこそこしたんですが食べたどれもがなかなか旨かったですわ。

この頃には、福井県の名物(B級グルメ?)であるヨーロッパ軒の「ソースカツ丼」を食べようかという方向でほぼ決定。

道路沿いの越前そば屋にも多少惹かれましたが、まだまだ腹減ってたし、口がけっこう濃ゆいもんを欲しがってたんでその方向へ。






ishさんは1度食べてはるんですが、私もヨーロッパ軒のソースカツ丼には何年も前にチャレンジしたことがあるんです。

リンク先の記事にコメントもしてますが、北海道へ渡るフェリーが夜中の出発で、昼間に自分だけ敦賀に先乗り込みしててその時にチャレンジ。

たしか2軒か3軒かの支店に行ってみたんですが、どこも定休日やったんです。

今回もひょっとして定休日ちゃうやろうなぁとチェックするとうまく外してたんで、行ってみることに。
ishさんの意見で「どうせなら本店に行ってみよう」ということに。

最後は珍しくナビに目的地までセットして、福井市内を目指しました。





ヨーロッパ軒のすぐそばのコイン駐車場に車を入れたのが、1時20分頃でした。

お土産の件では、ishさんが福井で有名な羽二重餅がええんちゃうかってアドバイスしてくれてましたが、なんとヨーロッパ軒の本店のすぐ先に大きな看板。

昼メシのあとでお土産までいっぺんに用意出来てラッキーと思いながらまずは腹ごしらえから。








福井のヨーロッパ軒総本店の店構え

*福井市のヨーロッパ軒総本店の店構え

この界隈では、一種の町おこしでしょうか店の前に同じデザインの看板を置いて「ひとりごと」ってのを書いてはりました。



ヨーロッパ軒のひとりごと

*ヨーロッパ軒のひとりごと


ざっと目を通したらふーんって思いながら、さっそくお店の中へ。

2階へと案内されたので、階段で上へあがりました。

ワンフロアはそんなに広くないけど、3階もあるようでした。


席に着いてメニューを見ると当たり前かもしれませんがソースカツ丼だけではなく、洋食屋さんらしい定番メニューが色々ありました。

ソースカツ丼にも、サイズやとんかつ以外のバリエーションがありましたが、ここは定番ってことで二人ともソースカツ丼(850円)。





何年かかかってやっと初「ソースカツ丼」

*5年経ってやっと初の「ソースカツ丼」

ishさんとこの記事で見てたはずやのに、実物が登場した時はあまりの潔さにちょっと戸惑ってしまいました。(^^;)

「ご飯、ソース、カツ、以上!!」ってのが分かっててもなんか驚きでした。

千切りのキャベツと乗せるとか、カラシかなんかをへりに添えるとかもなくただただシンプル。



頭をぶるんと振ったら、さっそくお箸を手にして一口目。

カツはやや薄手で、鶏のむね肉っぽい食感でそれなりの歯応えアリ。

とんかつにしてはかなり細かめ、薄めのコロモのおかげで、思ったより油ギッシュな感じは少なかったです。

ソースの味は分析なんてようしませんが、角がないっていうか、スッキリして変な刺激がなかったですわ。

食べてみるまで、「カツとソースだけの丼モンなんか、どうなんや?」っていう不安がちょっとあったんです。

でも、食べてみて納得したんですが、たっぷり目にソースを付けたカツを一口囓って、白飯をガツガツ口に放り込むような食べ方って、ほんまは好きなんですよねぇ。

それよりさらにご飯にソースが掛かってる分、ソース味しっかりやから旨いに決まってました。

回り寿司をシバいてたんで、ご飯は少なめにして貰ったんですが、ほんまはカツ1枚でもフルサイズのご飯を片づけられたでしょうねぇ。

ご飯を食べ過ぎないようにペース配分をしつつ、あっちゅう間に食べ終わってしまいました。

B級グルメのなかには組み合わせや食べ方なんぞで、非常にインパクトのあるモンもありますが、これはいたって穏やかでした。

食べるまでは不安があったくせに、食べてみたら安心して食べられる安定感を感じてました。



<参考情報>

*元祖ソースカツ丼「ヨーロッパ軒総本店」:公式サイト

住所:福井県福井市順化1―7―4
電話:0776−21−4681
営業:11:00AM〜8:00PM
定休:火曜日






お店を出たら、土産を買いに行くことにしました。

その時、向かえ側を見ると「天たつ」って屋号のお店がありました。

店内の様子が外から見えなかったんで、天ぷら屋なんかなぁと思いながら店の前にある「ひとりごと」を見に道を渡りました。

私はまったく知らんかったんですがその店は越前名物の「汐うに」のお店でした。

殿様にも愛用された歴史のあるお店のようやったんで、我らがお代官さまにお許しを頂いてお店の中に入ってみました。

主力商品の塩ウニ以外にも、干物やら色々と旨そうなもんが並んでました。

で、看板の塩うには値段を見てびっくり。一番小さい40g前後のヤツで5000円ほどしてたんです。 *リアルの知り合いへ、「親父へネタバラし厳禁です」
 
自分には縁のない高級品やけど、誰かに食べて貰うと思えば、ほんまにええお土産やなぁと。

自分が「コレは食べて貰いたい」ってお土産に長らく出会ってなかったんで、普段の生活から考えられない贅沢品ですが、清水の舞台から飛び降りた気分で買ってしまいました。

しかも、親父といつも行ってる割烹の大将へと2つも。(^^;)

*車屋のおっちゃんは、病気をしてから酒を断ってはるんでこんなモンをあげたら酷やろうと羽二重餅にしました。

女性の店長さんの物腰も非常に上品で老舗のお店だけあるなぁと感心。

うにの方は、注文があってから容器に丁寧に詰めてくれました。

保冷剤も付けてくれて、モノだけでなくお店も気持ちのええ対応でした。






割烹の大将には翌日渡しに行って、次に行くのは来月やから感想は分かりません。

親父にも渡したけど、いちいちなんか言うタイプでもないんで、楽しんでくれたのを願うばかり。

相手が価値を理解するかは別にしてちょっと濃くて旨いなぁ程度に感じて貰えたらええんです。

モノを贈るなんてのは、こっちの満足でやることですからね。


ヒトにモノを贈るチャンスがほとんどなくなって何年にもなりますが、久しぶりに嬉しいモンに出会えました。




<参考情報>

*越前仕立て汐うに(雲丹)専門店「天たつ」:公式サイト

住所:福井県福井市順化 2−7−17
電話:0776−22−1679
営業:9:00〜18:00
定休:日曜・祝日






お腹も膨らみ、ええお土産も買えて満足で福井を出発。

その直後に、コンビニで板氷を買うて、念のために雲丹と一緒のアイスボックスに入れておきました。


走り出したのは2時を回ってたかと思います。

しばらく地道を転がして時間を見たら3時を過ぎてたかと。

高速道路はあんまり好きではないんですが、そこからは北陸道に乗ることに。


4時頃ちょっと眠気が来たんで、高速のパーキングで10分ちょい寝たらスッキリ。

そこからは名神に入って、西宮まで走って、阪神高速へ。

ところが芦屋の先からえらい渋滞になったんで、阪神高速の料金を無駄にしたけど、高速を降りて地道へ。

いつもは三宮の海側から兵庫駅に行くんですが、ishさんの案内で山側のルートを通って兵庫駅へ。


6時53分にishさんをご自宅前にお送りして、解散。


高速の情報を見るとまだ混んでそうやったんで、兵庫駅からはずっと地道で自宅まで。

8時20分に自宅の駐車場に車を置きました。

2日でトータルの走行距離が779.6kmってのはあんまり多くもないですが、さすがに運転時間が長かったんでこの日は疲れてました。

あまりにも疲れてるし、腹も減ってたんで、珍しく近所のラーメン屋で済ませたという次第です。




いやー、地道中心に行き当たりばったりのドライブ旅って楽しいですねぇ。

ほとんど窓も全開でクソ暑い車でええかげんなドライブに付き合うてくれはったishさんには大感謝です。


*foodish:”雑”食記 :夏のええ加減ドライブ(3)〜ヨーロッパ軒総本店(福井)




*朝イチの体重:58.0kg(あっちゃー、節制せな)
 
 
<同日後刻 追記>

ishさんとこの記事へのリンクを追加
posted by えて吉 at 12:09| Comment(4) | TrackBack(1) | 旅先&遠出 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
楽しそうな旅行ですねー♪

でも何故かこの記事だけ見れません(;ω;`)

ちなみに携帯からです…
Posted by 夏紀 at 2010年08月23日 14:15
夏紀さんへ

アホなドライブ旅行ですが、運転してる本人としては非常に楽しかったです。

> でも何故かこの記事だけ見れません(;ω;`)

あれ?そうなんですか?

携帯用サイトは使ってるシーサーってブログのサービスなんで、私にはどうしようもないんです。

興味持って貰ったのに、ご覧頂けなくてスミマセン。
Posted by えて吉 at 2010年08月23日 14:52
 はじめまして。
去年の10月に福井から大阪に引っ越してきました。
 ヨーロッパ軒懐かしいです。僕はカツ丼より、パリ丼(メンチカツのソースカツ丼)の方が好きです。
 天たつの塩ウニは爪楊枝で少しづつお酒のアテにして頂けば結構長く楽しめますよ!
 
 懐かしいお店に反応してしまいました^^。
Posted by ケイ at 2010年08月24日 19:22
ケイさんへ

本場の福井から大阪に来られたばかりの方からコメントいただき、嬉しいです。

> 僕はカツ丼より、パリ丼(メンチカツのソースカツ丼)の方が好きです。

食べ慣れてはると、名物にこだわらず好みのメニューがあって当然でしょうね。(^^)

私は初めてだったんでまずは定番にしてみました。

> 天たつの塩ウニは爪楊枝で少しづつお酒のアテにして頂けば結構長く楽しめますよ!

塩をきっちり効かせてあると、そういう食べ方がいいんでしょうね。

自分の分はよう買わんかったので、いつか味見してみたいです。

大阪生活、楽しんで頂けることを祈ります。

これからもよろしくお願いします。


 
Posted by えて吉 at 2010年08月24日 19:30
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]


この記事へのトラックバック

夏のええ加減ドライブ(3)〜ヨーロッパ軒総本店(福井)
Excerpt: 今回の旅のええ加減さはえて吉さんとこに詳しく書かれていますが、とにかく目的が前エントリの富田屋だけだったので、朝食後「さてどこに行くか」となってもなーんもなく、しょうがないので「ほんならとりあえず東...
Weblog: foodish:”雑”食記
Tracked: 2010-08-23 13:31