今回のうどん巡りは、「a spoonful of blues」のmyblackmamaさんからお誘い受けてまず日程が決まりました。
最初のやりとりをツイッター(etekichi_3298)上でやってたら、関心を示された方がありました。
ある方が参加したいとおっしゃってることをmyblackmamaさんにお伝えすると快諾を得ることができました。
その上でその方にご都合をお伺いすると、最初は予定が入ってはったようなんですが、うまく調整が出来て4人で行くことになりました。
参加されることに決まったメールの返信には「あくまでも提案」という形を借りた「あそこへ連れて行け」指示が含まれてました。
すでに私の中には前回のうどん巡りでmyblackmamaさんをご案内したルートがやや不発気味やったんで、今度こそはといくつかの候補があったんです。
その中で敢て「今回はヤメとこう」と思ってた店がねぇ・・・某氏の強いご希望やったんですわ・・・・。
「すんません、今回はあそこやなくて、アッチにしようかと・・・・」
「というのも、あそこは・・・(ゴニョゴニョ)やし、せやからコッチが(ムニュムニュ)で・・・・」
ってな感じのメールをお送りして、「ご提案」を外そうと思ったんですよねぇ。
でも、そんなことがしょっちゅう相手し貰ってる猿に許されるハズもなし。
某氏からの返信には
「理屈はどうでもええから、あそこを組み込んでルートを作っとけ!!」
と(いう主旨が)書かれました。
うちのブログをご覧の方のうちの何割かは、既に某氏のブログでうどん巡りの実体を読んではることでしょう。
なので、イチビリはこんなモンにして、4人目の参加者の正体を書いておきましょう。
ここんトコ、こんな風に悪モンネタにされるのを期待?して頂いてる気がしてる某氏ってのは、「foodish:”雑”食記」のishさんです。
myblackmamaさんご夫妻、ishさんのそれぞれとうどん巡りはしてますが、みんなで行くのは今回が初めてでした。
ishさんからは、敢てパスしようと思ってた店以外にも、営業時間の短くてコースに組みにくいのを承知の上で「某店はどうや」だの、S級でもあそこはパスやろうってな「ご提案」があったんですよねぇ。
私はそこそこ前からうどん巡りをやってますが、ishさんはここ2年ほどで行きまくってはるから、提案のレベルが高いんです。
まだうどん巡り3回目のmyblackmamaさんご夫妻に食べた貰いたい店を選びつつ、ishさんのご指示に従うというルート作りはなかなか大変でした。
そこに自分の趣味も盛り込もうッてんですから余計に悩みました
myblackmamaさんからは、店選び&コース作りを一任されてたので、ishさんとメールのやりとりをしつつルートを煮詰めていきました。
さて、ぼちぼち当日の時系列に沿ったダラダラ文章に入らんと、書き終わる前に体力が尽きそうです。
うどん巡りのマクラに入る前に断っておきますが、ishさんとのやり取りはあくまでも「ネタ」ですよ。
(多分に事実には基づいてますが)悪者に仕立てるための脚色だらけですので誤解のないように。
ブログつながりで長らくやりとりさせて頂いてる方なんで、
この何行かで全て許されたことにして、いよいよ気分良く当日の模様に入りましょう。(^^)
1軒目に訪れたのは、
って、いきなり本題に入ろうかと思ったんで、慣れないことすると心臓に悪いんで、やっぱり当日の朝起きたトコからスタートします。
myblackmamaさんらとの初回は出発が早すぎたんで、前回は7時にしました。
で、今回は中国道の西宮名塩サービスエリアでmyblackmamaさんを拾ってから、兵庫駅前でishさんを拾うんで、ちょっと早めにさせて貰い6時半にしてました。
夜中に何度か目が覚めたりしてやや寝足らんで気分起きたのが、4時過ぎ。
ちゃちゃっと出かけるしたくをして、車を発車させたのが、4時50分でした。
先月のうどん巡りでスピード違反を食らったばかりなんで、だいぶ抑えめに走って西宮名塩SAへ。
着いたのが5時26分やったんで、待ち合わせまでは1時間。
胃の調子がやや気がかりで、空腹過ぎるのもアカンかとおにぎりを買うて朝メシにして、あとは新聞を読んだりしながらゆっくり。
6時半にmyblackmamaさんご夫妻と合流して、兵庫駅へ。
この区間の移動は慣れてないルートやったんで、ナビに頼ってみました。
もっと時間が掛かるかと思ったんですが、7時ジャストに駅前に到着。
すでに待ち合わせ場所に来てはったishさんを乗せたらすぐに出発。
8時に淡路島南SAで小休憩を取って、8時13分に再出発。
レーダーは積んでるけど、いつもよりずっとスローペースで香川を目指しました。
高松自動車道の善通寺ICで高速を降りて、最初のお店に着いたのが9時45分。
お店は8時半開店やったんで、割りとええ時間に着いたかなぁと思いながら店内へ。
って、こんな風に書いてしまうとすごく普通の店のようですが、実際はこんなトコです。
*どう見ても村のよろづ屋「須崎(参考HP)」
雨降ってたし、腹もかなり減ってたんで、店の写真は撮りませんでした。
これは前回行ったときの写真を使い回しています。
今回はいつにも増して写真を撮らなかったので、ご容赦を。
写真の少ないのをイチビリでカバーしようと思ったんですが、まぁ出来てないでしょうなぁ・・・・。
うどんを食べようと思ったら、写真の真ん中よりやや右(青い幟の左)のドアを開けんといかんのです。
ドアを開けても、普通の人はもう一歩が踏み出せんのやないでしょうか。
非常に生活感が溢れる空間があって、まったくうどんの気配なし。
そこを勇気を持って通り抜けると製麺所の空間になるんですが、この日は無人。
初めてやないのに、やっぱり戸惑いますわ。
しょうがないんで「すんませーん」と声を出すと、どこからかおばあちゃん出て来てくれました。
うどんを食べたいと言うと、なんて言いはったかは分からんのですがどうも
「今は温め直ししかでけへん」
ってなことを言うてはったようです。
香川の”針の穴場”巡りでは、食べさせて貰うだけで感謝なんで、「(なんでも結構なんで)いただきます」と。
そのおばあちゃんがどこかに消えたんで待ってると、別の若い男性が現われて、また同じような台詞を口にしはりました。
4人分お願いすると、よろづ屋(スーパー)の方へ丼を4つ持っていって、うどんを入れて戻ると、お湯の中のテボでシャバシャバと。
湯がき直したヤツをみんなに手渡してくれました。
*湯がき直しにダシ醤油を掛けた「須崎のうどん」 120円
太めでもっちりした須崎の麺ですが、今回のような食べ方は初めて。
myblackmamaさんには、これぞ剛麺って言うコシの強さを味わって貰いたかったんですが、ちょっと違う状態でした。
剛麺さはかなりマイルドになってましたが、雨で寒い朝に空腹でこの食べ方をすると、非常にしっくり来ましたねぇ。
予想外の展開でイメージしてたんと違う食感やけど、ニンマリしながら大変美味しく頂きました。
うどんを売ることがメインの普通の製麺所だったら、開店時間からしばらくはひっきりなしに麺を茹でてると思ったんですが、須崎は違うんでしょうねぇ。
店で売ってる玉の減り具合を見ながら、日に何回か茹でるんでしょうかねぇ。
ほんで、今回は茹で直ししかない(出来ない)って言われたのは、茹でて締めてからしばらく経って、そのままではアカン状態やったんですかね。
お店の人にしたら、この状態やったら食べ方は温め直ししかないやろうというタイミングやったんかもしれませんなぁ。
*foodish:”雑”食記:須崎〜讃岐うどん巡礼2010-3その1
*a spoonful of blues:えて吉さんとishさんといく!!第3回讃岐うどん巡り 〜一軒目〜
10時前に須崎を出発することになったんで、2軒目の開店時間にはピッタリ。
もし早すぎたら2軒目は飛ばすつもりやったんですが、予定通り向かうことに。
2軒目はishさんの
私自身、長田の分家?である「長田in香の香」には何回か行ってるんですが、本家は初めてのうどん巡り以来。
ishさんも同様で長田in香の香と久しぶりに較べたいとのことでした。
美味しかった印象はあるんですが、長らく食べてなかったんで喜んで今回のコースに組み込ませて貰いました。
須崎から出て、ちょっと走るとお店に到着。
着いたのは10時14分でした。
ここは釜上げ専門店なんで、冷やを望まない限りいつ行ってもベストの状態で食べられます。
私とishさんは、釜上げ、myblackmamaさんご夫妻は食べ比べもあって、釜上げと冷しをチョイス。
広い店内にちゃんとしたイスとテーブルがある一般店で、釜上げも冷しも小で一杯250円ってのは、香川の凄さですね。
長いことうどん巡りをやってると驚かないですが、大阪ではありえない値段ですからね。
*すごく久しぶりに食べた「長田の釜上げうどん」
最初の一口は薬味は一切入れずにメンツユだけで食べてみました。
なんとなく長田in香の香よりいりこだしの香りが弱いにように感じました。
まぁ、私の舌や記憶なんてぜんぜんアテにならんですけどね。(^^;)
麺は釜上げやからとうぜん表面が柔らかいんですが、香の香よりもっと表面がモワッとふやけてるような気がしました。
長田in香の香やと釜上げやのに、けっこうコシがあるなぁと感じるけど、こちらは釜上げやからこんなもんやろうなぁという感じ。
美味しかったんで、まったくカケラも文句はないんですが、どっちかを選ぶなら私は長田in香の香の方が好みに感じました。
2軒を食べ比べるような格好になると、こことは別で釜上げで有名な「わら家」が気になります。
だいぶ前に行ったきりでここしばらく気になってるんですが、余計にもっぺん行って食べ直してみたくなりました。
あっちも一般店で10時から19時(土日は9時から)までやってるから、行きやすいハズなんですがなかなか行くチャンスがないんですよねぇ・・・・。
*foodish:”雑”食記:長田うどん〜讃岐うどん巡礼2010-3その2
*a spoonful of blues:えて吉さんとishさんといく!!第3回讃岐うどん巡り 〜二軒目〜
長田を出たのが10時35分頃でした。
次に向かうお店は今回のルートの中では、最難関やろうと思ったお店。
都会から離れた山間部で、屋号もなんにも出てないという製麺所。
長田の前の県道190号線をさらにズンズン進むと国道438号線に自然と合流。
一応ナビに店を入れてはありましたが、ルート的には国道沿いに進むだけやから近くまではナビの案内なんかなくても全く問題なし。
私は道路沿いのバス停の名前に目をやりつつ、ナビなんか全くないつもりで運転してました。
店に一番近い国道上のポイントからが、難しいんですが、曲がり角も分からないまま、ナビは「目的地周辺です」って宣言して案内を放棄。
ナビが案内をやめてすぐに信号があったんで、そのそばに一旦停止。
事前に調べてた情報から考えて、信号のない交差点を曲がると思ったんで、少し進んで公民館の案内があった角を曲がることに。
広い駐車場があって、ほとんど車も止まってなかったんで、車はそこに置かせて貰うことに。
そこに着いたのが10時50分頃でした。
公民館の裏に川があって、それを渡ったところに何軒か家がありました。
*駐車場から向こう側を見た様子
写真では見えないと思いますが、家と家の間に赤い点のようなものありました。
調べたところによる店の横にコーラの自販機が2台あるってことやったんで、きっとそこやろうと。
写真の左側にあった、橋を渡って集落へ。
たしかにコーラの自販機が2台あって、その建物を通り過ぎて振り返ったのがこの写真です。
*離れて見ると、まったくうどん屋の気配がない建物
須崎もうどん屋の気配はなかったですが、この「三嶋製麺所」はさらにその上でしょ?
写真左側に煙の出てる煙突があるんで、うどん食いは注目するかもしれませんが、戸を開けるのはなかなか勇気のいる店構え。
まぁ近づくとうどん絡みにポスターが貼ってあるんで、多少安心はするんですけどね。
おそらくココやろとは思えたんですが、「営業中」の看板もないからやっぱりちょっと不安。
でも、ドアを開けたすぐ製麺所になってて、カウンターがあるんでホッとしました。
田舎のおっとりしたお年寄りでも出て来そうな雰囲気なんですが、戸を開けるとビシッと気合いが入った女性が居てました。
「大?小? 熱いの?冷たいの?」
と、声が掛かったので、すかさず冷たい小(120円)をお願いしました。
オーダーの確認同様、すばやく丼に入ったうどんを手渡して貰ったので、カウンターのすぐ前にあるテーブルへ。
店内の食事スペースは席数はすくないものの、店の外観と較べたらごく普通でした。
*三嶋製麺所の「冷たいのんの小」
丼を手渡されて麺を見た瞬間に好印象。
太めながら表面に水気を帯びてツヤっとしてて、非常に美味しそうでした。
テーブル上の醤油をチャッと回し掛けたらズッズー。
ビックリするような何かがあるわけではないんですが、
「あぁ〜香川でうどん食ってるぅ〜」
っていう喜びがしみじみと湧いてくる嬉しさのあるうどんでした。
店の立地、車を置いてから店を見つけるまでの道、店の外観、中の製麺風景、そしてもちろんうどんそのもの、その全てを総合して、久しぶりにニコッとなってしまう位大ヒットの店でした。
これや、これや。これが香川でのうどん巡りやねんって再確認するような喜びがありました。
私の中では今回行った店のなかでココがダントツで一番良かったですわ。
*foodish:”雑”食記:三嶋製麺所〜讃岐うどん巡礼2010-3その3
*a spoonful of blues:えて吉さんとishさんといく!!第3回讃岐うどん巡り 〜三軒目〜
うどん巡りはまだ3軒ですが、今回は一旦この辺りで切っておきます。
後編はかなりコンパクトになる(ホンマか?)と思いますが、明日以降にアップしますんで少々お待ち下さい。
4軒目はいよいよあの方が「絶対コースに入れろ」と仰ったお店が登場いたしますのでお楽しみに。(^^)
今回の記事はイチビリが多すぎて、疲れました。
*朝イチの体重:57.4kg(あっさり一日で安全圏に戻った)
<同日後刻 追記>
ishさんの記事へのリンクを張り忘れてたので各うどん屋の後にリンクを追加。
しかし、何回行っても何軒行っても飽きませんなあ。
> 最近は、どんな悪役に書いてくれるのか楽しみに読むようになってきましたw
ishさんみたいにええ写真が撮れんので文章で頑張ったつもりですが、期待に沿えたでしょうか。
> しかし、何回行っても何軒行っても飽きませんなあ。
ほんとにそうですね。
記事を書きながら行きたい店を2軒プリントアウトしてました。
チャンスが合えば、またご一緒させてください。