2009年02月12日

インド料理で一人宴会

昨日のインド料理でやった一人宴会の模様をさっそくアップしてみます。

出来上がりの達成感で思わず携帯からアップしちゃったので新鮮みはないかもしれませんね。

このブログは自分の備忘録を兼ねとりますんで、思いついたことでも書かせて貰いましょう。




午前11時から作業をスタートして終わったのは2時20分頃。

火を使う料理が多かったせいもあってかなり内容の濃い作業になりました。

出来上がったときには腹ぺこで早よ食べたいと思いながらも、バテててゆっくりしか手が出ないって部分もありました。(^ ^;)

今までお客さんを招いてのホンマの宴会や、一人宴会はけっこうやってるんですが、かなり疲れた部類に入ると思いますわ。



ネタはバレてるんで、さっそく本題に入りましょう。


携帯からアップしましたが、一応マトモなカメラで撮った完成品から見てやってください。




出来上がったインド料理のターリー(小)

 *この写真はクリックして貰えば横800のデカイのが出ます

*出来上がったインド料理のターリー

ターリーとはインドの定食のことなんですね。

ターリーの詳しい定義は分かりませんが、それっぽいかなと思うんで、この名称で行かせて貰います。

*南インドではミールスって呼ぶようですな。うーん素人にはややこしい。

 *今回この記事を書くのにあたって改めてインド料理の用語を色々と調べとります。

初回のチキンカレーに続いて、今回はこばやしさんのグルコバで食べるような色々盛りを目指してみました。

 *前回のグルコバの模様はコチラからどうぞ。

どんな料理でも質より数ってタイプなんで、なんとかグルコバ風にやりたかったんです。

でも1人暮らしじゃ量が出来すぎるのは困りもの。

1回で食いきる量ジャストを作るのは不可能でも、せめて2回で少し余る程度の量に抑えたところ。

今までのグルコバに登場した料理のレシピと、手元にある唯一のインド料理のレシピ本「はじめてのインド料理」をなんべんも見ながらメニューを検討。

メインは肉モンより煮込み時間が短時間で済むと思ったんでほうれん草カレーで一つ決定。

「はじめての〜」に出てきてた”えびカレー”も煮込みは短時間やろうし、グルコバでも自分でも作ってないしええかと。

ジャガイモやったら2個ほどだけで少量に出来るやろうとまた一品決定。

2日ほど前にオクラを買うたんで、そいつも一品に使うことに。

あと、グルコバで食べた火を使わんサッパリ系2つ。

肉モンがほとんどなかったんで、インド料理デビューの褒美?にこばやしさんが送ってくれたチキンティッカを加えることに。


メニューが決まってから、前日までに作る量に合わせてスパイスの量など手元のレシピをわり算して一覧に。

わざわざエクセルで上に料理名、下に各材料と分量と並べて表を作成。

同じ材料は横に並べて、切り出しなんかを出来るだけまとめてやるように。

特にスパイスは料理の最中に分量まで計算し直しすんのは鬱陶しいから、メモしといてよかったですわ。







そんじゃまあせっかくなんで個別の料理のアップにお付き合いください。







メインのひとつ「ほうれん草カレー」

*メインの一つ「ほうれん草のカレー」

グルコバでの料理名は”パラク・パニール”ってなってました。

パニールとは手製のカッテージチーズみたいなモンのこと。

今回はさすがにそこまで手作りする気にならんかったので、パニール抜きです。

その場合、パラクって料理名でええんでしょうかねぇ。

「はじめての〜」では英語名でサグ・チキン・カレーとして鶏入りが紹介されてました。

鶏を入れても良かったけど、全体でそれなりのカロリーがあるから肉は減らそうとパス。

ホウレンソウを茹でてミキサーでペーストにするとこまでは前日にやっときました。

大物のミキサーを洗って片づけるのを済ませておきたかったんです。

作り方はだいたいグルコバレシピで。

カスリメティなる正体不明の物質は手元にないのでパス。

チキンカレーでは玉ねぎを炒めるトコで根性なくかなり早めに切り上げました。

今回はかなり頑張って濃いめのキツネ色まで炒めてみました。

そのために鍋でやらんとテフロンのフライパンで行ってみました。



ちょいとショボ目の「海老カレー」

*ちょいとショボめな「海老カレー」

前日&当日にスーパーをチェックしたんですが、どうもエビの値段に納得いかず。

冷凍庫のむきエビがとっくに賞味期限を越えてるんで、そいつの消費も兼ねてむきえびで妥協しました。

作り方は一応「はじめて〜」を参考にさせて貰いました。

ただし、そのレシピではトマトピューレを加えるところをトマト缶で代用。

ホウレンソウカレーで半缶だけ使うので、そいつを余らせんようにです。
 *トマトピューレも開けたら余ったでしょうし。

むきエビやから加熱時間は最小限にせな身ぃが縮みすぎるやろうと判断。

しゃあないんでスパイスだけまぶしといたエビを、食べるちょっと前に加えることにしました。

エビがショボイのと、煮込みが少ないのもあってカレー自体にえびの旨みが出てませんでしたわ。

干しエビを粉にしたヤツを加えて、エビ風味のドーピングをやろうかとも考えたんですが他の作業も多くてやめてしまいました。


まあコレは失敗というよりは、一人宴会の都合上での妥協ですな。



ミックスライタ

*ミックス・ベジタブル・ライタ

ライタとはなんぞや?と確認すると、食事の時に食べるヨーグルトのサラダとのこと。

こいつは料理名に問題はないでしょう。

「はじめての〜」では、ほぼ刻んだ野菜をヨーグルトに混ぜただけ。

なんかシンプルすぎて不安なので、作り方はどっちかといえばグルコバレシピに従いました。

ココナツファインってモンはないので省略して、野菜を混ぜたヨーグルトに油の中でパチパチさせたマスタード・シードと鷹の爪を加えました。


こいつを献立に加えたのは、チキンティッカを作るのにヨーグルトを買うたからです。

ヨーグルトを使うために使いましたが、こういうサッパリしたモンがあるのはええもんでした。




あんまり出来の良くなかった「チキンティッカ」

*あんまり出来の良くなかった「チキンティッカ」

せっかくレシピを貰ったのに、こいつはかなりヘボかったです。

昼の宴会やったんで、漬け込みは前日の夜に。

当日はある程度熱いヤツが食べたくて、最後に調理する段取り。

他のモンを温めたりとバタバタするから、焼くのはオーブントースターで行くことに。

途中でひょいと中を見たらびっくりしました。

アルミホイルの上で焼いてましたが、一面汁だらけ。

もうちょっとトースターの発熱管?がワヤ(駄目)になるとこでした。

なんとかキッチンペーパーで液体を吸い取ってやりました。

漬け込んでるヨーグルトダレ?をぬぐいとるのが足らんかったのか、中くらいの火力したのが悪かったのか・・・。

塩味がまったく効いてなかったし、焼け方もサッパリ。


実は今回インド料理を作るきっかけはコイツやったんです。

せっかくレシピを送ってくれはったんやから、さっそく作ろうとして発展したのが今回の宴会。

せやのに陰の主役であるこのチキンティッカが失敗とは・・・・。(T_T)

まあ、鶏料理は好きやし、まだヨーグルトがあるから近いうちにもっぺんやってみますわ。

オクラとピーマンのサブジ

*オクラとピーマンのサブジ

「はじめての〜」に載ってるのを眺めて作ることに決めました。

ただ、グルコバレシピにも万願寺唐とオクラでやってました。

そっちでは料理名が”ポリヤル”となってました。

ほんで速報ネタのコメントでこばやしさんから料理名の指摘があったのはこの”サブジ”。

サブジとはなんじゃ?ポリヤルも炒めモンやけどどうちゃうねん?と。

検索してみるとカレーの大家?の渡辺玲という人のブログでええ説明がありました。

ポリヤルとは南インドの料理で、それを北ではサブジと呼ぶんだとか。

ポリヤルでは最初にマスタード・シード、続いてクミンシードとメティ・シードを入れるんだそうです。

ほんでカレー・リーフ、ウラド・ダール、チャナ・ダール、ヒングという私の手元にないもんばっかりを入れるのが”常套パターン”やそうですわ。

「はじめての〜」では、玉ねぎのスライスを入れてますが、それはパスしてスパイスはグルコバで入れてるマスタード・シードを追加。

ちょいとええ加減ですが、まあこのくらいは許しといたってください。

グルコバの万願寺唐の代わりに余ってたんでピーマンを入れてみました。




ジャガイモと枝豆のサブジ

*ジャガイモと枝豆のサブジ

「はじめての〜」には、”じゃがいもとグリーンピースの炒め物”として出てました。

個人的はあんまりグリーンピースが好きではないので、冷凍の枝豆に代えました。

冷凍の枝豆やったら量の加減もしやすいですしね。

それ以外はほぼ本の作り方に準じてます。




赤玉ねぎのアチャール

*赤玉ねぎのアチャール

赤たまねぎとピーマンの薄切りをごく軽い塩でしんなりせたヤツ。

プリッキーヌはなかったので青唐辛子にしといたんで辛さはほどほど。




真ん中のご飯は、先日のチキンカレーを2回目に食べるときに炊いたジャスミンライス。

この手の長粒種はパサパサやから冷凍して大丈夫か不安でしたが、なんとかオッケーでした。

冷凍ごはんの入れ物の大きい方一つを最初にチンして食べたんですが、具が山盛りあまったこともあってもう一パックもチンして半分食べました。

食べ終わったらホンマに満腹になってしまってました。





今回の料理全般で気を付けたのが塩加減。

単品で食べると自分の感覚では全然足らんと思うくらい薄味で止めました。

グルコバで3回食べて分かったんですが、単品で食べると薄くて何品も食べるとちょうど良かったんです。

スパイスのおかげで素材の味だけで十分旨いんで、普段の料理の感覚で塩加減を決めるとアカンと思いますわ。

グルコバでは味付けなんかの肝心なトコは全部こばやしさんに任せてたんで、自分でやるとなって塩を入れ過ぎんようにかなり気を使いました。




事前に予想はしてましたが、スパイスを計ったり、手順を確認したりで、調理のリズム感が悪かったですわ。

えらく疲れたんはそのせいなんでしょうかね。いつも以上に体の奥まで?疲れた気ぃしますわ。


今回は一人で食べましたが、お客さんに食べてもらうんもありかもしれませんなぁ。

カッテージチーズを作るか買うかして、エビをマトモなヤツにするかチキンカレーでも作りゃそこそこかなぁ。

問題は料理が一度にドッと出るからダラダラと酒を飲みつつアテをつつくって感じにならんトコですな。

その前に写真で使った大皿は一枚しかないし、小鉢も数が足りませんわ。




全体を食べた感想はなかなか良かったですわ。

ただ、メインのカレーは両方とも辛過ぎん方がええと思ったんで、辛さ控えめにしました。

バランスから言うと一品くらいガツンと自分好みの辛さモンがあると良かったでしょうか。

チキンカレーを作ったばっかりやったから避けましたが、辛さの効いてるチキンカレーが入るとピリッとした気がしました。



料理は1.5人前ほど残ったんですが、先ほど実家に電話したらオカンが食べるとのこと。

なんぼ気に入った料理でも、2日連続で同じモンはツライと思ってたんで助かりました。

昼に食べ過ぎたんで、夜は出汁で食べる湯豆腐のみ。

そのおかげか今朝イチの体重はトイレなしで58.0kgとギリギリセーフ。

あんだけ食べたと思うと文句のない数値でよかったですわ。
 


この記事へのコメント
インド料理は前準備と言うか段取り次第で疲れ方が全然違いますからね。それでもほぼ初心者でこれだけ作れるのは凄いですよ。私も自宅じゃせいぜい3品ぐらいが限界です(笑)。

ほうれん草だけのカレーをインド式で言うなら、パラク・マサラってとこですかね。(マサラは香味野菜を多めに使ったカレーベース全般を指します)カスリメティはフェヌグリークの葉っぱで、香りも似た感じなのでフェヌグリークがあればクミンの半分ぐらいの量を混ぜるといいと思います。

チキンティッカについてはレシピが悪かったせいかな?(笑) うちじゃオーブン+手羽もとの組み合わせでしかやった事が無いので、骨なし肉用のレシピを探したほうがいいかもしれませんねえ・・・
Posted by こばやし at 2009年02月12日 16:01
確かにおひとりでこれだけ作られるというのは大したものだと思いますよ。私なんてもっぱら単品主義ですもん。日頃から料理にはびっくりするほどまめな方だからこそ可能なかもしれません。これだけのレシピ、頭に入れて動くのはどれだけたいへんか、想像できるだけに、ほんとすごいなあと思います。「グルコバ」ではこれを何十人分と作るわけですから、それもまたすごいことだと思いますけど。

さすがえて吉さんだと思ったのは、「単品で食べると自分の感覚では全然足らんと思うくらい薄味で止めました。・・・スパイスのおかげで素材の味だけで十分旨いんで、普段の料理の感覚で塩加減を決めるとアカンと思いますわ。」てとこ。もうインド料理の魅力に精通じゃないですか。

私はついつい味を濃くしてしまうんですよね。まあ、私は単品主義だからそれでもいいんでしょうか。

いろいろチャレンジしていくと、あのスパイスがない、これが足りないとなって、だんだん持ち物が増えていきます。うちもおかげでスパイスの瓶がごろごろ状態です。それもまた楽し、ですね。

私もこんな立派な一人宴会をやってみたいです。なかなか時間と根性がありませんけど・・・。でも、これを見せて頂いて、近々がんばってやってみようという気になりました。七品は無理かなぁ〜。

がんばってみます!!
Posted by myblackmama at 2009年02月13日 08:44
こばやしさんへ

豆類を使ってないんで、下処理なんかはなかったのにな〜んかエラかったです。

> パラク・マサラってとこですかね。(マサラは香味野菜を多めに使ったカレーベース全般を指します)

マサラっていう料理のくくり方があるんですね。
パラクマサラって書くとちゃんとしたインド料理に聞こえますねぇ。

フェヌグリークも持ってないですが、代用がきくわけですね、覚えておきます。

ただ、どんどん足らんモンが増えるのが恐いですぅ・・・・。

チキンティッカは、せっかくレシピ貰ったのに、不細工なモン作ってスンマセン。

またいつか挑戦しますんでお許しを。(^ ^;)
Posted by えて吉 at 2009年02月13日 09:59
myblackmamaさんへ

自分一人で食うのにここまでやるのはアホですね。

> これだけのレシピ、頭に入れて動くのはどれだけたいへんか、

全然、全く、カケラも頭に入らんので毎回レシピを確認せなあきませんでした。

> 私はついつい味を濃くしてしまうんですよね。

私も単品で食べるならピシッと味を決めにかかると思いますよ。

初回のチキンカレーなんかはレシピより塩をだいぶ入れましたし。


そのおかげでイチイチ作業が止まるからリズムに乗れんかったんです。(T_T)

> もうインド料理の魅力に精通じゃないですか。

ハハ。ド素人にそないに言うていただくとお恥ずかしいかぎりです。

自分の料理と違いが大きいから惹かれたのはたしかやと思います。

> うちもおかげでスパイスの瓶がごろごろ状態です。

やっぱりインド料理をちゃんとやる人はそうなるんでしょうねぇ。

私はいくつも足らんモンが出てきてて、悩んでる最中です。

> 近々がんばってやってみようという気になりました。

myblackmamaさんの一人宴会ネタ楽しみしてます。
 
Posted by えて吉 at 2009年02月13日 10:07
とうとう一人で作ってしまわれたのですね!
ほんとうに凄いです。
お疲れさまでした。

私、考えてみたら、えて吉さんのように自分一人が食べるために手をかけて、素敵に料理をするって一度もないなぁと思いました。

こちらを見てから香辛料に興味が出てきました。
うちには半額ワゴンで買ったターメリックしかないです。(笑)
えて吉さん以前カルダモンが800円だとか言っていましたね。
私も少しずつ揃えてみたいです。
Posted by まるねこ at 2009年02月13日 13:32
まるねこさんへ

> とうとう一人で作ってしまわれたのですね!

大量に出来ると困るなんて考えてたんですが、ある程度抑えた量で
出来ると思えたんでやってしまいました。

まるねこさんは自分のためには料理したことないと仰いますが、それがごく当たり前でノーマルだと思いますよ。

自分のためだけに頑張りすぎた時は、自分でもアホやなぁと呆れてますから。(^ ^;)

> うちには半額ワゴンで買ったターメリックしかないです。(笑)

私もインド料理に使うスパイスはほとんど持ってなかったですよ。

> 私も少しずつ揃えてみたいです。

スパイスを使うと急に本格的っぽくなるんで楽しいです。

お近くにあるか分かりませんが、Aプライスっていう業務スーパーは割と手頃な値段でしたよ。
Posted by えて吉 at 2009年02月13日 13:45
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