最近になるまで大阪人が全国的に見てえらくフグ好きやというのは知りませんでした。
寒くなってくると、自然と「あぁ〜、てっちり食いたいなぁ」と思いますし、近所のヘボスーパーでさえトラフグが並びます。
さばき済みのヤツだけの店もあれば、トラフグを丸々ドーンと置くスーパーも多いですからね。
ごく当たり前に冬場にはふぐを食うもんやという意識でしたが、ヨソの地方ではそうでもないようですね。
大阪人として自然と刷り込まれてるのか、私もけっこうフグは好きです。
クエとかみたいに、強烈な旨さがあるわけやないんですが、あの淡泊な味が逆に酒飲みにはええんですよねぇ。
しばらく前に家でトラフグやない安モンで一人てっちりをやった記事で、ふぐ屋に一人じゃよう行かんので今年は無理かもなと思いつつ「行きたいなぁ」と書きました。
この冬は身内の誕生日を口実にした宴会でもふぐを食うチャンスがないんで、もう諦めかけてたんです。
”誘ってくれぇ〜”って意味で書いた記事ではなかったんですが、なんでも希望は持つべきですねぇ。
行きたいって記事に反応してお誘いいただいのは、「foodish:”雑”食記」のishさん。
持つべきはつき合いのいい飲み食い好きの知り合いですねぇ。(^^)
ishさんからのお誘いで店を探すことになりましたが、今回は条件がありました。
大阪市内で、高級系ではなく、昼間にてっちりがシバけるトコって内容でしたが、けっこう”昼間”ってのがネックでした。
いくつか手持ちのタマはどこも夕方からの営業。
黒門市場のあたりにある某老舗は、値段はちょいと高いけど昼間からやってるのが判明。
それ以外やとミナミの道頓堀界隈やら新世界のずぼらやぐらいかなぁと。
有名どこだの繁華街の大手はどうもおもろないなぁと、西成なんかで探してました。
たまたま鶴橋周辺で探して見つけたのが今回の”ふぐの店「ふぐ久」”ってお店。
見つけてからアッて思うたんですが、この店はガキの頃からよう見てたんです。
バスで上六に通ってた時に途中の鶴橋で止まるバス停がこの店の前やったんで、窓からよう眺めてたんです。
自分の金でふぐを食べるようになって長いのに、今まで全く店のことを思い出せへんかったのが不思議なくらいですわ。
値段を調べるとその辺の安ふぐ屋と変わらんレベル。
鶴橋の駅からすぐってロケーションもオモロイし、昼間からやってるしでishさんに打診すると即オッケー。
相変わらず、マクラが長いですが、ぼちぼち本題へ参りましょう。
正月明けの5日の昼間にそない仰山の人がふぐを食べるとは思いませんでしたが、念のために1時に2名で予約。
チャリンコで行って早めに着いたんで、周辺を探検してしばし時間潰し。
1時5分前になって、一人でお店へ。
けっこう年季の入った店内はさすがにガラガラでした。
おしぼりで顔拭いて、熱いお茶をすすってると電車のダイヤの乱れに巻き込まれたishさんもほどなく到着。
*鶴橋の「ふぐ久」のコースの値段表
よくある格安ふぐ屋のコースと同じ「付きだし、てっちり、てっさ、唐揚げ、ぞうすい」のBコースで行くことに。
Bコースの内容で4987円やったら割と安めでしょうか。
ishさんのよくやりはるパターンを真似て、私もメニューを貼っておきましょう。
*「ふぐ久」の単品メニュー
後から入ってきた中年カップルは、「てっちりに荒2人前」ってな通っぽい頼み方でした。
私みたいな色々食べたい欲張りにはやっぱコースですけどね。
*細かく別れた「追加野菜」のメニュー
こんだけ追加の野菜が細かく別れてるんは珍しい気がしました。
好きなもんだけ食べるって意味じゃ合理的なんでしょうね。
最初は喉を湿らすために瓶ビールを。
*突き出しの「ふぐ皮の湯引き」
ふぐ皮と書いてなかったから、「まさかふぐ屋でイモの煮っ転がしとかちゃうやろうなぁ」なんて思ってました。
書いてなかってもちゃんとふぐ皮が出てきてくれてホッとしました。
*けっこうふぐ皮も好きなもんで・・・。(^^)
ビールで乾杯したら、即燗酒をオーダー。
*てっさ 1人前
てっさも食べたいもんなんですが、その良し悪しって私のしょぼい舌じゃあんまり分からんのですよねぇ。
スーパーで売ってるヤツなんかで、干からびかけてたりすると、さすがに「イマイチやなぁ」なんて思いますけどね。
分からんヤツがいうのもなんなんですが、ここのてっさは、なんとなくヨソより旨い気ぃがしました。
”なんとなく”しか分からんでも、ええスタートやなぁと期待が膨らみます。
この辺から私はけっこうなピッチでせっせと日本酒を飲ってました。
ほどなくメインのてっちりの具材が到着。
*荒身がすごくりっぱな「てっちり」
2人前が盛り込まれた大皿が到着してビックリ。
荒がすんごい立派でした。私が家で食べるサバフグやったら一匹丸々ちゃうかってサイズ。
骨付きの荒だけやなくて野菜の山には身ぃだけのトコも隠れてました。
てっちりはゆっくり楽しめるから前半は火を小さめにして他をメインに。
*ふぐの唐揚げもたっぷり
ちょいとワイルドな雰囲気でしたが、フグ唐も充分な量でした。
塩をパラッとチラしつつ、こいつが来てから追加したビールをやりつつガシガシ。
一切れはぽん酢をちょろっと垂らして頂きました。
熱いうちにとこのふぐ唐を優先してたべたら、じっくりとてっちりへ。
身がたっぷりついた荒は、身離れもよくかなりご機嫌でした。
数はないけど一切れ一切れが立派やから十分食べ応えがありましたわ。
きれいな正身(まさみ)?はたべやすいけど、やっぱ私は骨付きがええですねぇ。
ishさんとも喋ってて正身は鶏のササミみたいなもんやなぁと意見が一致。
*追加で頼んだふぐの「焼き白子」
塩と醤油がありましたが、醤油味で。
コイツ一つで1260円という立派なお値段。これは2人で一つをシェアしました。
久しぶりの白子は、旨さ爆発ってほどドギツい旨さやなくて、上品なコクがありました。
これだけで酒がぐんぐん進んでしまいました。
*てっちりの〆は当然「雑炊」
ベースの塩味はごく控えめにして、ぽん酢を差しつつ頂きました。
うーん、やっぱてっちりは雑炊に値打ちがありますねぇ。
最後の最後まで文句の付けどころなく、ご機嫌でした。
お勘定は日本酒をかなり飲んで2人で15950円でした。
けっして小さな金額やとは思いませんが、コストパフォーマンスで考えると大満足でした。
安モンふぐ屋って今までに5〜6軒行ってる程度ですが、ここが今までで一番良かったですわ。
今度身内でふぐを食うときは、ここを推薦しようと思ってます。
今シーズン中にもっぺんくらい食いたいですなぁ。(食いモンへの欲は際限ないですわ)
親父に「旨いトコあったでぇ」って耳打ちでもしてみましょうか。
店を出てからは、散歩がてら鶴橋の商店街を抜けて御幸森のコリアンタウンを覗き、桃谷の商店街を端から端まで。
JRの環状線の桃谷駅で解散となりました。
ishさんは桃谷の商店街でお土産のケーキを買うてはりました。
その辺も含めて、ishさんは昨夜に早々と記事をアップしはったようです。
良かったらそちらの記事もご覧下さい。
*年始のふぐ三昧・ふぐ久(大阪・鶴橋)
こちらの記事にトラックバックさせて貰いました。
ishさんのおかげで、てっっちりが食べられたんで大感謝です。
<参考>
*ふぐ久:参考サイト
住所:大阪市東成区東小橋3−14−24
電話:06−6972−5029
営業:12:00〜22:30
定休:月曜(祝は営業/12〜3月は営業)
店は鶴橋駅から千日前通りを渡った駐輪所のすぐ脇を入ったトコにあります。
*鶴橋のふぐ屋「ふぐ久」の店構え
*朝イチの体重:58.4kg(まあ、これはしゃあないですな)



身内同士で馴れ合ってるみたいに思われるかも知れんが、いや〜うまかったですねえ、ここ。コストパフォーマンスがめっちゃ良かったです。ロケーションも雰囲気あるしなあ。
大阪で、チェーン系でなく高級でもなく、ならここで決まりって感じですね。あ、あと例の怪しげなとこも面白そうやけど。
> TBありがとうございました。追記でリンク張っときました。
わざわざのコメント&リンクありがとうございます。
> 身内同士で馴れ合ってるみたいに思われるかも知れんが、いや〜うまかったですねえ、ここ。
私もishさんとこへのコメント遠慮してましたが、
ほんと値打ちありましたね。
> 大阪で、チェーン系でなく高級でもなく、ならここで決まりって感じですね。
焼きフグなんかの特殊なヤツを狙わないなら、ここええですよね。
個人的には例のトコもいつか攻めてみたいです。(^^)