2008年07月19日

第10回の讃岐うどん巡り

昨日の讃岐うどん巡りは私が情報を集めて回り始めてからでは、記念すべき第10回目でした。

細かい表現はようせんのでメモがてら食べたモンの写真をダダッと貼ってみようかと思います。

ビックリしたんですが同行したHALUさんはすでに昨晩にネタをアップしてはるんで急がんとあきませんしね。
 *リンク先にトラックバックさせて貰いました。





6時過ぎに家を出て、途中のコンビニで腹ぺこやったけどおにぎりを1個だけ囓って加美へ。

HALUさん&Sやん夫妻を拾って出発したのが6時20分くらいかと。

2人のためにアイスボックスにはビールとチューハイを2本ずつ。

ボケ官僚にだけ飲ませるタクは”ふざけるなぁー”ですが、日帰りの小旅行とはいえ2人に朝酒を楽しんで貰おうかと。



天王寺から阪神高速に乗ると、すでに予想以上に混んでて”あっちゃ〜”。


平日とはいえ7時前やったらもうちょっとマシかと思ったのにビッチリでした。



おっかしぃなぁと思ってたら松原線が環状線に合流する手前でハイヤーが事故ってました。

そのすぐ先で、別方面から合流するトコでも事故っててビックリ。

その後、神戸の方でもいっとき混雑したせいで予想より時間が掛かってしまいました。

9時までには高松に着こうと思ッてたのに、高松で高速を降りたのは9時半頃でした。




ルート案では、まず一軒目に老舗?のセルフである「さか枝」へ行こうかと思ってましたが、パスすることに。




一軒目は初めてのメンバーがあると毎回のように案内してる「彦江」へ。


四国の地図を前の家に置いてきたんで、たよりは「さぬきうどん全店制覇攻略本」の地図のみ。

いつもは道路地図でだいたいのルートを決めて、近くまで行ったら”全店制覇”を使うってパターンやったんで、今回はちょいと走りにくかったですね。

せやけど国道11号を適当に転がしてたら、県道33号への標識が出てきたので、もうコッチのもの。

目印の「ぐり〜んはうす」まで行ったら(ちゃんと看板が出てました)いつものように左折して住宅街へ。


10時ちょっと前に彦江の駐車場に車を止めたら、あとは住宅街の路地みたいな道をポテポテ。

相変わらず看板はなく建物を覚えてなけりゃ見つかる訳のない店構えに驚いて頂きました。


1軒目の「彦江」 2人と違えてぶっかけ


HALUさんとSやんが冷たい麺に冷たいダシ、熱いダシの組み合わせでした。

どうせなら違うバージョンを回し食いしようと思い、私はぶっかけで行ってみました。

1人やったらイリコの効いたダシを楽しむ為に”かけ”が最優先やったでしょうね。

HALUさんはチビッコの頃愛媛で育ったんでイリコだしに慣れてるとのこと。

Sやんも家族に愛媛?出身の人がいるとかで家の味噌汁はイリコだしやそうです。

いりこだしが楽しんでもらえる2人やったから彦江はバッチリかと。






続いて2軒目に入れるのは迷いましたが、私も行ったことない新規開拓ネタを。


しばらく前から店のことはチェックしてたんですが、”全店制覇”によると”入り組んだ住宅街にある超穴場店”とのこと。

香川の”針の穴場店(←業界用語?)”だけはしゃれにならんことが多いんで、2軒目に入れるのは後の行程との絡みではかなりの冒険。

ルート作りで前半は見つけやすい店にするってのは鉄則ですからね。(^^)

アカンかったら早期撤退も視野に入れつつ進軍です。

まずは、彦江の駐車場から県道33号に戻って、さらに西へ少し進んだとこにある宮脇書店へ。

勝手に駐車してうどん巡りってのはやや?反則ですが、私にしては大散財である最新の「全店制覇」を買うたから気兼ねなし。

 *駐車場に利用者は1時間無料って書いてましたしね。

そこから戻ってすぐ交差点を南へ。

目印の”香川トヨタ”が見えたんで、野生の勘を総動員するべく自称”クンクンセンサー”をスイッチオン。



気合いを入れて裏道に分け入るぞーって思ってたら、HALUさんが




 「あのうどんの幟がそうちゃいますか〜?」



って、一言。駐車場があってそこに何本かうどんののぼりがありました。




(いや〜、初めての人は香川のうどん屋の怖さを知らんからなぁ・・・)




って、内心では思ってました。









で、さらに近づいてみると。










表通りから丸見えの「兵郷」の看板


表通りから「兵郷」って看板が思い切っり見えてました。(^ ^;)

駐車場で表通りからは1本隔てられてるけど、店の建物自体が丸見え。

前は駐車場の場所に建てモンが居ったんでしょうかねぇ・・・・。

訳分からん立地のうどん屋が多い香川で大通りから見えたら、じぇんじぇん針の穴場ちゃいますからねぇ・・・。


路地裏っぽい兵郷の立地



この写真のような風景を全店制覇でも見てたんで、かんなり分かりにくいのをイメージしてたんですよねぇ・・・・。

うどん巡りの上では時間のロスがなくって良かったですけどね。


兵郷の「熱いかけ」


ここは元々は玉売りだけの製麺所だったとか。元が店で食べることを想定してないせいか、麺を受け取るのから食べるまでがなんだか妙な動線でしたわ。

メインは醤油うどんのようでした。

他の2人が醤油に行ったんで私はあついかけだしを行っときました。

やや細めの麺でやや柔らかいコシでしょうか。1軒目と違いが出たのはまずまず良かったかと。




サクッと食べ終わったら、車に戻って10時半過ぎに再出発。

県道33号をさらにどんどん西へ。




次の店が釜上うどんの専門やと説明すると、HALUさんが大の釜揚げ好きであることが判明。


ポピュラーすぎるし、夏場に釜上げってどうかなぁと思ったんですが候補に入れたのはとりあえず正解やと分かりホッと。




順調に走ってお店の駐車場に着いたのは11時10分頃。





だいぶ食べた「長田in香の香」の釜上げ


写真はだいぶ食べてからの状態やからほんまはもっと麺が多いですよ。

2人は当然のようのメインの釜上げの小を1杯ずつ。


私はここでも違いを較べる為にあえて”冷やし”で。


「長田in香の香」の冷やし


冷やは、麺がそろっててキレイですねぇ。

つけ出汁も冷たいヤツを用意してくれてました。


安牌中の安牌とは思ってましたが、釜上げ好き、イリコだし好きのHALUさんにはかなり良かったようです。

最初は薬味を入れんと食べて、最後にちょっとだけ入れましたが、HALUさん曰く

 「コレは絶対薬味なしがええ」

とのこと。

麺が旨いのはモチロンのことやけどやっぱりここの出汁が良かったようですわ。

食べ比べると、冷たいつけダシは香りが立ち上がらんからちょっともったいない気ぃしましたわ。

冷たい麺に熱いつけダシなんてもアリかもしれませんね。



「長田in香の香」の後は、ルート案では私が行ったことのない「はなや食堂」に行ってみようかと思ってました。

以前、いっぺん店の前まで行ったんですが、朝早すぎて他の店へ行く絡みでパスしたというかフラれたことがあったんです。

ただ、長田in香の香からすぐでその次も割と近いから、一気に腹が膨らむ危険があるなぁと。

そこでまた予定を変更して、ここはパスすることに。



同じ善通寺市やけど最近知った新規開拓店を優先することに。



ここも分かりにくそうやなぁと思ってたんですが、兵郷とはちがい、きっちり迷いました。

どうも国道319号線がバイパス化?&延伸されてるようで幹線道ですでに行きすぎ。

ルート修正を掛けて、県道を走り出してそれらしき店を発見するも進入路が分からずいっぺん通過。

すぐ反転して「曲がり角なんかあったかぁ〜?」って気分で再挑戦。

道の反対側に看板があったんで、ハイエースで入るのは多くの人が嫌がりそうな小道へ突入。


遠くに店は見えるも容易に近づけない路地のようなとこをグルッと。





香川らしい立地の「白川」


12時前になんとか田んぼに囲まれたような「白川うどん」に到着しました。

私はさすがにもう慣れてるから驚きませんが同行の2人は

 「なんでこんとこで店やろうと思えるんねん」
 
って感じでした。



白川のメニュー


メニューから私は店のオススメのかけ冷や、HALUさんは生じょうゆ冷や、Sやんがカレー冷やを。

Sやんのオーダーを聞くなり「チャレンジャーやなぁ」と呟いてしまいました。

2人には運転中にいくつか讃岐うどんに関する説明をしてたんですが、言わんとアカンとおもってたのにすっかり忘れてました。

県外人がヒトサマの土地を訪ねて言うのは失礼なんですが、香川のカレーうどんはめっちゃリスキーなんです。

香川の人にはフツーでも大阪人の感覚すると???ってなるカレーうどんがけっこう多いんですよねぇ・・・・。

大阪でもたまに地雷を踏んで同じようなヤツに当たるかもしれませんが、香川はその確率がかなり高いかと。




挑戦の結果はいかに?っと思ってるとみんなの注文が揃いました。




白川のうどん3種類


Sやんのカレーうどんは、結果的には痛い系でした。

ムチャを承知で言い切ると、ボンカレーを掛けただけってタイプです。

たまにヨソのブログで「カレーをたっぷり作った次の日は、カレーうどん」って目にすることがあります。

でも、私にとってはカレーうどんのカレーとカレーライスのカレーは全く別モン。

基本的にはうどんのだしにカレー粉を入れたもんやと思ってるんです。

同行の2人もそういうのイメージするそうやから大阪では同意してもらえる人も多いんじゃないでしょうか。

とういうわけでSやんには残念な結果となりました。

HALUさんは生じょうゆにして卓上にあったスダチ果汁を掛けてはりました。

これは私も好きな食べ方で味見させてもうたら、ここまでと感じが変わってオモロかったですわ。

お店は昼メシ時で地元のお客さんでいっぱいでしたが、力仕事のオッチャン連中オンリー。

お客さんで女性はHALUさんだけでしたわ。ガッツリ系のオッサンに愛されるお店なんでしょうかね。(^^)




ここまで4軒。


そろそろ仕上げを念頭に置いた店選びが必要かと。

まだだれも天ぷらなどのオプション類には手を出してないことも勘定に入れて候補選び。


県外人に”讃岐うどん=コシの強さ”ってなイメージがあるのは事実。

そうなれば”このコシはどうや!!”っていうような剛麺?は外せませんな。

すぐ近くの琴平町には本家本元の「宮武」がありましたが、どうせなら立地の怪しさもプラスしようかと。


この時点でどの店に行ったかは(分かってもらえる人には)すぐ分かると思います。


白川から国道319号に復帰して、道なりに国道32号に入り、県道197号を目指してズンズンドライブ。


197号に入ったら、なんか公営っぽいの施設への看板が目印やったなぁと名前まで覚えてないけど自信を持って前進。


曲がり角にちゃんと看板が出てたこともあり楽勝でした。

山の上へ上がるとこにも看板が増えて分かり易くなってましたね。


降りてくる車とかち合わんようん下で待ってから上へ。

 *ゴールデンウィークやお盆のような混雑時はどうなるんでしょうねぇ?





山の上のうどん屋「やまうち」


12時半頃に宮武系でも一番立地の怪しい「やまうち」に到着です。

2人はひやひやを、私は宮武系でのお約束であつあつを。

Sやんはついにオプション解禁でタコ天と竹天を取ってました。


やまうちはやっぱり「あつあつ」が好み


ひやひやとも食べ比べさせて貰いましたが、やっぱ私には宮武系はあつあつがベストなチョイスと再確認。

ちなみに2人とも好みはあつあつやとのことで、けっこう好みが近かったですな。

出汁はわりと関西風ちゃうかってな感想が誰かから出てたかと。



お店の駐車場に戻ったのは13時ちょい前。

ぼちぼちうどん巡りのゴールデンタイムが終わりに近づき、お腹の方も限界が見えてくる頃かと。

もう大阪に向かうか、もう一軒行くかを2人に確認すると、Sやんはまだ余裕、HALUさんも迷った末にラスト一軒行っとこうと。


昼以降は特にルートが重要やなかったんで、フリーハンドで行き先を検討。


まず思いついたのは、私が個人的に少しだけ周り飽きてる国道33号線の”陶ゾーン”。 *陶ゾーン:陶(すえ)の交差点を起点に何軒も名店があるから私が勝手に命名。

「赤坂」と「池内」は行けそうやけど、個人的に行きたかった「田村」や「山越」はちと厳しいかなぁと。



で、道中で半熟玉子の天ぷらのことを喋ってたんで、「竹清」の営業時間をチェック。

2時半とのことで、脳内ナビを確認するとなんとか間に合うんちゃうかなぁという結果。


国道32号線にこの日からイオン綾川っていうショッピングセンターがオープンしたようで、ちょっと途中で焦りましたがなんとか高松へ。


店の前まで行ってから駐車場を探して少しウロウロ。

なんとかコインパーキングを見つけて、歩いて店に向かうと店の道沿いに専用のパーキングを見つけてガックリ。

2枠だけやから競争率は高そうですがこの日は両方空いてました。

>「竹清」に行く皆さ〜んへ

 国道11号線に近い方向の道沿いに駐車場有りますよー




店に向かって歩いてると、店の人が出てきて暖簾をいじり始めました。


あっちゃー、玉切れで閉店かぁ〜?って思ったら、たんに暖簾を整えただけでホッとしました。



高松に戻って「竹清」


営業時間が11時から14:30と短めな上に、水、土、日が定休日。

県外からのうどん巡りを拒否してるような定休日で堅気なみなさんには行きにくいお店ですよね。

私は回り出した頃はなかなかチャンスが無く、だいぶ経ってから初めて行きましたモンね。


ちょっとベタやけど「竹清の半熟玉子天」


ちょっとベタですが半熟ゆで卵の天ぷらを行っときました。

ここまでオプションを食べてなかったので私もオーダー。

きれいなヤツは2個で売り切れたんで、私は割れたヤツが同じ値段で2個っていうのをお願いしました。

私に2個は多すぎたんで、Sやんに1個助けて貰いました。

割れてたせいか私のだけは黄身に火が通り掛けてました。2人のやつはトロッとしてましたね。

私は天ぷらと冷たいうどんは好みじゃないので、熱いダシでひやあつ。

HALUさんはひやぶっかけ。

Sやんは他のお客さんを観察した結果、前半を冷やつけうどんで、後半をあつあつという頭脳プレー。

初めて竹清で食べた時はやっと食べられたって思いが強くて、味の印象はあんまり覚えてませんでした。

久しぶりに食べて、かなり旨いなぁと感じましたわ。



竹清を出たら、車で一路大阪へ。

多少混みましたが、特に混乱もなし。2人の用事でちょいと日本橋の電気屋街によったり、スーパーへ行ったり。

結局2人を7時20分に加美で降ろして解散となりました。

走行距離は約500kmでした。


久しぶりの讃岐うどん巡りでしたが、スイッチが入るともっともっと行きたくなりますねぇ。

週1日しかない貴重な休みに付き合ってくれた2人に大感謝です。



*今回で延べの訪問店数は72軒。

 3桁の大台にはまだだいぶありますなぁ・・・。




<参考>
*うどんに掛かった費用

・彦江

 うどん 140円×3

・兵郷

 うどん 150円×3

・長田in香の香
 
 うどん 250円×3
 
・白川

 冷やかけ、冷や生じょうゆ 200円×2
 冷やカレー 350円
 
・やまうち

 うどん 200円×3
 天ぷら 110円×2

・竹清
 
 うどん 140円×3
 天ぷら 90円×3


合計 3980円


各店の詳細なデータも添えようかと思いましたが、ネット上になんぼでも情報があるんでサボりました。

興味ある方は、ご自分で捜して下さいね。(^^)
posted by えて吉 at 13:01| Comment(4) | TrackBack(0) | 讃岐うどん巡り | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ぉおお!!
何と表現したらよいのでしょうか・・。
読み応え、たっぷりでございました。
ごちそうさまでした。
しかし、心に残ったのは・・・、
2人に朝酒を楽しんで貰おうかと、という
えて吉さんのきもち。すてきです。
Posted by なま at 2008年07月19日 16:00
いいですね、もう10回目ですか!
香川には過去に3回行きましたが、
この中で行った事があるのは彦江だけです。
竹清は是非行きたいのですが、土日休みなのが辛いところで…
でも、高松まで足を伸ばす価値はありそうですね。

一人で行くのはもったいないですもんね。
一緒に行く仲間がいるのはうらやましいです。
Posted by 茜 at 2008年07月21日 00:25
なまさんへ

> 読み応え、たっぷりでございました。

だらだらとすんません。
1軒ごとに記事にすると途中で投げ出しそうやったもので。(^ ^;)

> 2人に朝酒を楽しんで貰おうかと、

自分が飲めなくてもどうせなら好きなヒトには
楽しんでもらいたかったんです。
Posted by えて吉 at 2008年07月21日 07:08
茜さんへ

3回行ってはると余計にもっと行きたくなるのでは?(^^)

彦江は私も大好きでここんとこ毎回行ってます。

> 竹清は是非行きたいのですが、土日休みなのが辛いところで…

やっぱそうでしょうねぇ。
立地は分かり易いけど県外人にはかなり行きにくい店ですよね。
Posted by えて吉 at 2008年07月21日 07:11
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]


この記事へのトラックバック