16日の金曜日に何年も前から気になってた京都のイタリアンに行ってきたのでその様子をご紹介します。
最初は16日は朝から実家の親の運転手で墓参りに行く予定やったんです。
ところが、実家のオカンが近所のスーパーに墓用の花を買いに行ったらまだ早すぎてないと。
お供えの花も無しじゃ行けんってことで、予定が変更に。
今週は会社の用事でけっこうあっちゃこっちゃに出かけたりと忙しかったんですが、それも一段落。
金曜日は丸々フリーになったんでどこか車で出かけようかとええ行き先がないか考えてました。
そしたらニュースでたまたま京都の画廊でウクライナの人が書いた一コマ漫画の風刺画展をやってると。
戦争という悲惨の状況をどんな風に風刺がにするか興味が湧いたので行ってみようかと。
展覧会をやってたのは京都市役所のすぐ横にある「アートスペース余花庵」ってとこでした。
その場所をグーグルの地図で確認してたら、すぐそばに今回行ったイタリア料理店「フィオリスカ」があるのに気づいたんです。
それでせっかくなら展覧会とセットでそこに行こうと即電話。
翌日のランチで、どうなることかと思いましたが無事席が取れ、前日までに予約すれば出して貰えるというディナーもオッケーだと。
気になった風刺画とずっと行きたかったイタリアンが上手いことハマってよっしゃ!!って感じでしたわ。
当日は11時頃にまずギャラリーに行こうと家を出たんですが、新大阪で乗る予定やった電車が20分くらい遅延。
予定ではJRの山科駅で乗り換えるつもりでしたが、変更してJR京都駅で電車を降りて地下鉄で烏丸御池駅まで。
最寄り駅は京都市役所前駅でしたが、一駅だけ乗り換えるのは邪魔くさいんで烏丸御池から歩いてギャラリーへ。
*ウクライナの漫画家たちによる風刺漫画展「ウクライナからの手紙」
会期は9月13日から25日となってました。
入場無料で、作品を写真に撮ってもネットに上げてもオッケーとのことでした。
何枚か撮った風刺画を貼っておきましょう。
絵に込められた風刺の意味の分からんモノも多かったですが、早いことウクライナに平和が戻って欲しいもんです。
ギャラリーを出ても店の開店時間まで30分ほどあったんで、コンビニで缶ビールを買うて道ばたで助走を付けときました。
そうやって時間を潰してたらちょうど仕事絡みの電話が入って、その連絡を2カ所に出来たんでタイミング良かったですわ。
美味いモンを食べてる途中で仕事の電話なんか入ったら無粋ですからね。(^_^;)
*京都・御所南のイタリアン「フィオリスカ」
お店はもう開業して10年以上になるようですが、もう何年も狙ってたんですよねぇ。
1人じゃなかなか来ようって踏ん切りが付かなかったんですが、画廊の近所にあるのが分かってコレはタイミングやろうって思えたんですよねぇ。
*フィオリスカのカウンター
開店時間が12時で、私は12時数分過ぎに入ったんですが、もう先客が3組ほど座ってはりました。
お店は長いカウンターが主体で4人掛けのテーブルが入口のとこに1卓だけありました。
私は一番入口寄りのカウンター席を勧められたんですが、換気のためか入口が少し開いてて、クーラーが苦手な私には寒すぎることなくありがたかったですわ。
*前菜の前のお料理
左のカップが北海道のなんとかっていうカボチャを塩と水だけ料理したスープ、真ん中が豚の上に赤ワインで炊いた粒マスタード、右がクリームチーズのペーストでした。
飲み物はコンビニのビールを飲んでたから、最初からスパークリングワインをお願いしました。
5000円くらいのボトルを見せてくれはったんでそれで行きました。
ランチの人らは左のスープだけのようでしたわ。カボチャの甘みが強すぎず自然な甘みがええ感じでしたわ。
この3品だけでもそれなりに飲めましたよ。
*前菜1品目
底にトウモロコシのブランマンジェ、白ごまのスープ、煎ったそばの実、穂じそ
最初の3品の説明でこりゃ覚え切らんと思ったんで、携帯のボイスレコーダーを使ってここからは説明を録音しました。(^_^;)
煎ったそばの実食感や、穂じその風味が面白かったですね。
穂じそみたいな和食のあしらいに使いそうな食材が出るのが面白かったですわ。
最初の3品の料理から、久しぶりにわくわくする料理やったんで顔がニッコニコしてましたねぇ。
品数?皿数?が多めって聞いた気がしたので、スパークリングワインは飲み過ぎんように大事に大事にちょっとずつ飲んでました。
*前菜2品目 いわしの酢漬け ガスパッチョソース 梨とセロリの角切り、ミョウガの酢漬けパセリの新芽
あしらいまで丁寧に説明して貰えるとお料理の値打ちが上がりますねぇ。
鰯はまずそのままで食べて、途中から下のガスパチョと絡めたりしながら頂きました。
器もオサレーで楽しいですねぇ。
*前菜3皿 岩手県八幡平のサーモンのコンフィ、ズッキーニのソース、赤タマネギとドライトマト・ケッパーのソース、
白いのはレモンのオイルをパウダーにしたモノ、真ん中にマスの卵
一品に色んな珍しいもんが乗ってて嬉しかったですわ。
前菜やってことやけど、お魚料理って言うてもええぐらいですわね。
ソースが何種類もあるからこの一皿で色んな味が楽しめるのがありがたい。
続いてパスタの一皿目が出たんですが、写真を撮るのを忘れて食べ切ってしまいました。
酒も入って楽しい料理ばっかりで食う方に集中し過ぎました。何年ブログやってるんでしょうねぇ・・・。
お料理はタリオリーニとかいう細いスパゲティにヒメジっていう魚を焼いた身、刻んだキノコが入って上からカラスミの粉が掛かってました。
細いパスタはそんなにコシはないんですが、ソースの旨味がしっかりしててめちゃウマでした。
ヒメジって魚は初めて聞いたんですが、フロア担当の女性の説明によると甲殻類のような風味のある白身の魚だと。
で、食べてみたらほんまにエビかカニみたいな香ばしい風味がしてびっくりしましたわ。
2皿目のパスタも写真を撮り忘れて、最後器にソースがちょろっと残った所で気づく始末でした。
出て来たのはラビオリで中身にカボスの果汁と皮を削ったもんが入ってるとか。
ほんでソースはクリームチーズ系でイチジクと生ハムが入ってました。
甘みに酸味がクリームチーズ系の塩気のなかで時々で顔を出す感じで不思議な味わいでした。
前菜も色々やったけど、こうやってパスタも2種類全然違うのが食べられるなんて贅沢ですねぇ。
*口直しのシャーベット
パスタを食べ終わる頃には大事に飲んでた泡も飲み終わった気がします。
*お魚料理
若狭湾の甘鯛 うろこ付き フランスのモンサンミッシェルのムール貝のスープと身を使ったソース、おくらとおくらの花
和食の松笠焼きって感じですね。
うろこがパリパリで、まずソース無しで少し食べました。
ソースはムール貝らしいけど、説明聞いてなかったら絶対正体分かりませんわ。
*白ワインをグラスで
おまかせで白ワインをグラスで追加しました。
*鴨肉のロースト
ソースは赤ワイン、黒ニンニク、フォンドボー 付け合わせ赤万願寺、タスマニア産の粒マスタード
カウンターやから中の様子が見えて、鴨肉っぽいのがあるなぁって思ってたんですよねぇ。
あんまり牛肉に興味がないんで、鴨肉が出たのは嬉しかったですわ。
ええ火の通し加減でしたねぇ。
*赤ワインもグラスで追加
*デザート
このアイスクリームもひねりが効いてたんですよねぇ・・・。なんやったかなぁ。
録音し忘れたんで忘れてしもたんですが、ワサビとかなんかおもろいもんが入ってました。
*コーヒーとデザート
普段ならデザートを遠慮することも多いんですが、せっかく初めてのお店なんできっちり頂きました。
多すぎないんで美味しく楽しめましたわ。
*最後はグラッパでキッチリ仕上げ
グラッパはめちゃくちゃ高いことがあるんで、「ほどほどのお値段で」ってお願いしました。
かっこのええグラスでそこも嬉しいポイントでした。
ここまで楽しんだらほぼ昼営業の終わる2時頃になってましたわ。
あんまり閉店時間間際まで粘るのは好きじゃないんですが、昼営業でディナーを出してはる以上時間が掛かるのは折り込んではるやろうと焦らんと楽しませて貰いました。
いやー、久しぶりにワクワクする料理でしたねぇー。
何年も前から狙ってると勝手に期待ばっかり上がって、実際に食べるとそこまで盛り上がらんなんてこともありますが、ここはめっちゃくちゃ気に入りましたわ。
少しずつ色んなモノを食べるのが好きで、特に前菜が色々食べたい私みたい何にはピッタリのコースでしたわ。
今回食べたのはディナーコースで、コース自体の値段は6300円。
この内容ならコストパフォーマンスには文句なしで、安いくらいに感じたんで大満足ですわ。
まぁお会計的には好き勝手に飲み食いしたんで14960円もしたんでえらい贅沢な昼ご飯になりましたけどね。
この日がフリーになったって分かったときは新幹線で岡山にでも泊まりで飲み食いしに行ったろかなんて考えたんでまぁヨシとしときましょ。
このお店にはまたぜひ行きたいけど、しっかり飲んでから大阪まで電車で帰るのってかなり面倒に感じそうなんですよねぇ。
そうなると次回もやっぱりランチタイムに予約してディナーコースを出して貰うのがいいかもですねぇ。
いやー、ほんと久しぶりに大当たりなお店に行けて幸せでしたわ。
<参考情報>
*京都・御所南のイタリアン「フィオリスカ」:公式サイト
住所:京都市中京区高倉二条下ル瓦町545 アビリティ高倉 1F
電話:075−212−9270
営業:12:00〜14:00、18:00〜21:30
定休:火曜日
*朝の体重:57.85kg
*今月の休肝日:5日